JPH0571588U - ホース用カップリング - Google Patents

ホース用カップリング

Info

Publication number
JPH0571588U
JPH0571588U JP1957092U JP1957092U JPH0571588U JP H0571588 U JPH0571588 U JP H0571588U JP 1957092 U JP1957092 U JP 1957092U JP 1957092 U JP1957092 U JP 1957092U JP H0571588 U JPH0571588 U JP H0571588U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
claw
pipe
ring
male pipe
diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1957092U
Other languages
English (en)
Inventor
博 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP1957092U priority Critical patent/JPH0571588U/ja
Publication of JPH0571588U publication Critical patent/JPH0571588U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 雌管に対する雄管の着脱を容易且つ確実にす
るホース用カップリングである。 【構成】 輪爪9を構成する各爪片21と、この輪爪9
の環状溝12に巻装されて当該輪爪9を半径方向へ拡縮
可能に支弾するコイルスプリング20とが雌管と雄管の
間に介在され、この輪爪9が雌管に嵌合した雄管の凸縁
部に係脱することで当該雌管と雄管とを連結保持または
連結解除させるようにしたホース用カップリングにおい
て、前記輪爪9は円周方向に隣接する各爪片21の接合
端面を前記環状溝12の周辺でテーパ状に切り欠いて断
面がV溝状の逃げ面22を形成すると共に、前記コイル
スプリング20にはその始端部と終端部とにそれぞれ半
径方向の外方へ僅かに湾曲する湾曲部23が形成されて
いる。これにより、伸張したコイルスプリング20が弾
性復帰する際に湾曲部23が離間した爪片21の逃げ面
22に沿って摺動されながら縮径し、当該各爪片21の
間に食い込まれることなく、輪爪9の拡縮作動を確実に
することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、消防用ホ―ス等のように高圧流体を給送するホ―スを分離可能に接 続するホ―ス用カップリングに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のホ―ス用カップリングには、例えば実公昭34−21352号公報に 記載されたものがあり、その構成の概要を図1で説明する。 このカップリングでは、雌管1の先端部に断面がリップ溝形状をした受口筒部 2が形成され、基端部側3にホ―スが接続される雄管4の先端部外周には、前記 雌管1の受口筒部2に嵌入されるフランジ状の凸縁部5が形成されている。この 雄管4の凸縁部5に隣接した後方の滑面部6との間には係止段部7が形成され、 この滑面部6の外周には軸線方向に沿ったテーパ状内面8を有する輪爪9がコイ ルスプリング10に支弾されて装着されている。 この輪爪9は、図2(a)のように所望長さの円弧状に分割された複数(実施 例では4個)の同形をした爪片11によってリング状に組着され、当該輪爪9の 外周面に形成された環状溝12に図3のような一連のつる巻きばね状をしたコイ ルスプリング10が巻装されている。これにより、輪爪9はコイルスプリング1 0によって図2(b)のように半径方向へ拡径可能に支弾され、この輪爪9は小 径内面側の側面9aを前記雄管4の係止段部7に当接した状態で滑面部6の外周 被着される。 前記雄管4の先端部外周には、フランジ部13aの内径D1を前記凸縁部5の 外径D2より大径にした内フランジ形の筒状体による保持筒13が、前記輪爪9 を包囲する態様で装着され、この保持筒14はフランジ部13aの内側面を前記 輪爪9の大径内面側の側面9bに当接した状態で筒部13bの先端側内周面が前 記雌管1の受口筒部2の外周に螺着され、これにより輪爪9が軸線方向へ移動す るのを規制している。 また、前記雄管4の滑面部6の外周には外フランジ形の筒状体による摺動筒1 4が軸線方向へ摺動自在に装着され、この摺動筒14は筒部14aの外径D3が 前記雄管4の凸縁部5の外径D1と同等以上で前記保持筒13のフランジ部13 aの内径D1より小径に形成されている。
【0003】 前記雄管4の先端部を、前記保持筒13のフランジ部13aの内径D1より挿 通させて雌管1の受口筒部2へ嵌入させると、前記凸縁部5によって前記した各 爪片11が半径方向へ押圧されてコイルスプリング10の弾発力に抗して輪爪9 が拡径され、当該各爪片11は凸縁部5の通過後に前記滑面部6の位置で弾性復 帰して輪爪9は縮径するので、当該凸縁部5が前記係止段部7に係止されて図1 のように雄管4が雌管1に連結保持される。 また、図1の連結保持状態で前記摺動筒14を前記保持筒13のフランジ部1 3aの内径D1より挿通させて雄管4の凸縁部5側へ摺動させると、この摺動筒 14の筒部14aによって前記輪爪9が半径方向へ押圧されて図2のように前記 係止段部7との係止を解除する位置まで拡径されるので、雄管4を引抜くと摺動 筒14と一緒に雌管1から取り外すことができる。 尚、前記摺動筒14のフランジ部14bは摺動操作をするための取っ手として 使用され、このフランジ部14bの後端側の前記雄管4の外周には摺動筒14の 脱落を防止するためのC字状のストッパーリング15が装着されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
然しながら、前記した従来例のホ―ス用カップリングでは次のような課題があ った。連結状態にある雌管1から雄管4を取り外す際に、図2(b)のようにコ イルスプリング10の伸張で輪爪9を拡径させるように離間した各爪片11は、 雄管4と摺動筒14の引き抜きで弾性復帰するコイルスプリング10によって図 2(a)の状態に本来は戻るべきものであるが、図5のように伸張したコイルス プリング10の始端側または終端側の先端部10aが離間した各爪片11,11 の間に食い込まれて輪爪9が縮径状態になるのを妨げる事故が発生していた。 このような事故が発生すると、次に雄管4を雌管1に連結保持させることがで きなくなると共に、これに気づかずに連結使用すると流体圧で脱落し、緊急時の 消火活動などに重大な影響を及ぼすものである。 そこで本考案では、この課題を解決するために前記した従来例のホ―ス用カッ プリングにおける輪爪とコイルスプリングを改善したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記した課題を解決するための本考案では、前記輪爪を構成する各爪片に対し て、円周方向に隣接する各爪片の接合端面を前記環状溝の周辺でテーパ状に切り 欠いて断面がV溝状の逃げ面を形成すると共に、この輪爪を支弾する前記コイル スプリングに対しては、その始端部と終端部とにそれぞれ半径方向の外方へ僅か に湾曲する湾曲部が形成されている。
【0006】
【作用】
前記の構成によると、伸張したコイルスプリングが弾性復帰する際には、その 始端側および終端側に形成された湾曲部が離間した爪片の逃げ面に沿って摺動さ れながら縮径するので、当該各爪片の間に食い込まれることがない。
【0007】
【実施例】
以下に、本考案を図示する一実施例に基づいて詳細に説明する。 このホース用カップリングは、前記した従来例において雄管4の連結保持と解 除を行うための輪爪9を構成する各爪片11と、これを拡縮可能に支弾するコイ ルスプリング10とが従来例のものと相違し、その他の構成は従来例と同様に構 成されているものである。従って、以下の説明ではこの相違するところを図6と 図7に基づいて重点的に説明すると共に、共通するところは従来例における説明 図である図1と図4を参照しながら必要に応じて補足的に説明する。
【0008】 このホース用カップリングでは、輪爪9を構成する改良された各爪片を符号2 1で表示し、この爪片21を拡縮可能に支弾する改良されたコイルスプリングを 符号20で表示している。この爪片21は、円周方向に隣接する各爪片21,2 1の接合端面の外周側にそれぞれ逃げ面22が設けられており、その他の構造は 前記した従来例の爪片11と同様である。この逃げ面22は、環状溝12の周辺 を所望角度(例えば45度)のテーパ状に切り欠いたものであり、各爪片21が 接合されると断面がV溝状の凹陥部を形成する。またコイルスプリング20は、 始端側および終端側に湾曲部23が形成されており、その他の構造は前記した従 来例の爪片11と同様である。この湾曲部23は、コイルスプリング20の先端 を折曲げ加工して自由端部を半径方向の外方へ僅かな角度(例えば5〜15度程 度)で湾曲させたものであり、望ましくは切断された端面の内側を斜めにカット して面取り部24を設けると良い。 前記した爪片21による輪爪9は、環状溝12に前記コイルスプリング20を 巻装して拡縮可能に支弾され、図1および図4のように雄管4の滑面部6外周に 装着して前記した従来例と同様なその他の構成部材と協働してホース用カップリ ングに組着される。
【0009】 このホース用カップリングでは、連結状態にある雌管1から雄管4を取り外し た際に伸張したコイルスプリング20が縮径すると、その始端側および終端側に 形成された湾曲部23が図7のように離間した各爪片21の逃げ面22に沿って 摺動されながら弾性復帰するので、当該コイルスプリング20の先端部が各爪片 21の間に食い込まれることがない。 従って、図6(b)のように離間していた各爪片21は図6(a)のように原 状の縮径状態に復帰され、次に雄管4を雌管1に連結保持するのに支障がないよ うに輪爪9を確実に拡縮作動することができる。
【0010】
【考案の効果】
前記した実施例でも明らかなように、本考案によるホース用カップリングでは コイルスプリングの自由端部が各爪片21の間に食い込まれることを防止し、雄 管と雌管との連結の保持と解除を行うのに重要な輪爪の拡縮作動を確実にするこ とができる。これにより、雌管に対する雄管の着脱を容易且つ確実にして従来例 のような連結不良が無くなって緊急時の消火活動などに効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案および従来例が対象とするホース用カッ
プリングの連結保持状態における半断面図。
【図2】従来例の輪爪とコイルスプリングの拡縮状態を
示す正面図。
【図3】図2における従来例のコイルスプリングの側面
図と正面図。
【図4】本考案および従来例が対象とするホース用カッ
プリングの連結解除状態における断面図。
【図5】従来例の使用状態における輪爪とコイルスプリ
ングを拡大した部分斜視図。
【図6】本考案の輪爪とコイルスプリングの拡縮状態を
示す正面図。
【図7】本考案の使用状態における輪爪とコイルスプリ
ングを拡大した部分斜視図。
【符号の説明】
1 雌管 2 受口筒部 3 基端部側 4 雄管 5 凸縁部 6 滑面部 7 係止段部 8 テーパ状内面 9 輪爪 10 20 コイルス
プリング 11 21 爪片 12 環状溝 13 保持筒 14 摺動筒 15 ストッパーリング 16 17 バネ収
容溝 18 19 緊張バネ 20 第1側壁 21 第1側部 22 逃げ面 23 湾曲部 24 面取り部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雌管の先端部に受口筒部が形成され、雄
    管の先端部外周には前記雌管の受口筒部に嵌入される凸
    縁部が形成されると共に、この凸縁部に隣接した後方の
    滑面部との間に係止段部が形成され、この雄管の滑面部
    の外周には軸線方向に沿ったテーパ状内面を有する所望
    長さの円弧状に分割された複数の爪片が、小径内面側の
    側面を前記雄管の係止段部に当接した状態でリング状に
    被着されて輪爪を形成し、この輪爪は外周面に形成され
    た環状溝に巻装したコイルスプリングによって半径方向
    へ拡縮可能に支弾され、前記雄管の先端部外周にはフラ
    ンジ部の内径を前記凸縁部の外径より大径にした内フラ
    ンジ形の筒状体による保持筒が前記輪爪を包囲する態様
    で装着され、この保持筒はフランジ部の内側面を前記輪
    爪の大径内面側の側面に当接した状態で他端側を前記雌
    管の受口筒部の外周に螺着させて当該輪爪の軸線方向へ
    の移動を規制し、前記雄管の先端部を前記雌管の受口筒
    部へ嵌入させると前記凸縁部が前記輪爪を拡径して当該
    凸縁部の通過後に前記滑面部の位置で縮径することで前
    記係止段部に係止されて当該雄管が雄管に連結保持さ
    れ、前記雄管の滑面部の外周には外フランジ形の筒状体
    による摺動筒が軸線方向へ摺動自在に装着され、この摺
    動筒は筒部の外径が前記雄管の凸縁部の外径と同等以上
    に形成され、当該摺動筒を前記雄管の凸縁部側へ摺動さ
    せて前記輪爪を拡径して前記係止段部との係止を解除す
    ることで前記雌管からの前記雄管の引抜きを可能にする
    ホ―ス用カップリングにおいて、 前記輪爪を構成する各爪片は、円周方向に隣接する各爪
    片の接合端面を前記環状溝の周辺でテーパ状に切り欠い
    て断面がV溝状の逃げ面が形成され、前記コイルスプリ
    ングの始端部と終端部には半径方向の外方へ僅かに湾曲
    する湾曲部が形成されていることを特徴としたホ―ス用
    カップリング。
JP1957092U 1992-03-03 1992-03-03 ホース用カップリング Pending JPH0571588U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1957092U JPH0571588U (ja) 1992-03-03 1992-03-03 ホース用カップリング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1957092U JPH0571588U (ja) 1992-03-03 1992-03-03 ホース用カップリング

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0571588U true JPH0571588U (ja) 1993-09-28

Family

ID=12002952

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1957092U Pending JPH0571588U (ja) 1992-03-03 1992-03-03 ホース用カップリング

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0571588U (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011158083A (ja) * 2010-02-04 2011-08-18 Ningbo Yingzhen Machinery Components Co Ltd ホース継手
JP2013050143A (ja) * 2011-08-30 2013-03-14 Morita Holdings Corp 消防ホースの結合金具
JP2014119074A (ja) * 2012-12-18 2014-06-30 Takagi Co Ltd ホース継手
JPWO2017099084A1 (ja) * 2015-12-10 2017-12-07 日東工器株式会社 管継手
CN113459705A (zh) * 2021-08-11 2021-10-01 浙江工业职业技术学院 一种数学教学用多功能制图工具
JP2023070810A (ja) * 2021-11-10 2023-05-22 櫻護謨株式会社 継手

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011158083A (ja) * 2010-02-04 2011-08-18 Ningbo Yingzhen Machinery Components Co Ltd ホース継手
JP2013050143A (ja) * 2011-08-30 2013-03-14 Morita Holdings Corp 消防ホースの結合金具
JP2014119074A (ja) * 2012-12-18 2014-06-30 Takagi Co Ltd ホース継手
JPWO2017099084A1 (ja) * 2015-12-10 2017-12-07 日東工器株式会社 管継手
CN113459705A (zh) * 2021-08-11 2021-10-01 浙江工业职业技术学院 一种数学教学用多功能制图工具
CN113459705B (zh) * 2021-08-11 2023-01-10 浙江工业职业技术学院 一种数学教学用多功能制图工具
JP2023070810A (ja) * 2021-11-10 2023-05-22 櫻護謨株式会社 継手

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5887911A (en) Quick connect fluid coupling with a self-contained releasable collet retainer
JPH0317112Y2 (ja)
JP3390876B2 (ja) 押込み連結継手
JP3754082B2 (ja) コレット保持器付きクイックコネクト流体継ぎ手
JPH0451716B2 (ja)
JPH09503574A (ja) 一体のリリース部材を有するクイックコネクタ
JPH0642683A (ja) パイプにチューブを接続するためのプラグイン方式の継手
JP2002535585A (ja) 管と剛性要素との間の迅速結合装置
JPH04231791A (ja) 管継手
JPH0571588U (ja) ホース用カップリング
JPH0451715B2 (ja)
JP2019190663A (ja) チューブを接続するための折り畳みタブを有するクランピングシステム
JP3430222B2 (ja) 管継手
JPH0716097U (ja) ホース用継手
JP2001074013A (ja) 樹脂パイプ用継手
JPH0444156B2 (ja)
JPH0237021Y2 (ja)
JPH08145264A (ja) パイプ継手
JPH0369894A (ja) パイプ継手
JPH0637256Y2 (ja) 管継手
JPS6329152B2 (ja)
JP3101383B2 (ja) フレキシブル管用接続装置
JP3197655B2 (ja) 管継ぎ手構造
JPS5817193Y2 (ja) 管継手
JPH08338576A (ja) 離脱防止具および離脱防止継手