JPH0571543U - ボールジョイント用ダストカバー - Google Patents
ボールジョイント用ダストカバーInfo
- Publication number
- JPH0571543U JPH0571543U JP1910992U JP1910992U JPH0571543U JP H0571543 U JPH0571543 U JP H0571543U JP 1910992 U JP1910992 U JP 1910992U JP 1910992 U JP1910992 U JP 1910992U JP H0571543 U JPH0571543 U JP H0571543U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dust cover
- cover body
- reinforcing ring
- ball joint
- molding material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ゴム状弾性材製のダストカバー本体1と、こ
のダストカバー本体1に埋設された剛材製の補強環2
と、を有するボールジョイント用ダストカバーについ
て、ダストカバー本体1の端面4に気泡や欠けを有さな
い高品質の製品を提供する。 【構成】 補強環2をダストカバー本体1の端面4に全
周に亙って表面露出させる構造とし、ダストカバー本体
1の射出成形時に成形材料が補強環2を巡って合流する
ことがないようにし、成形材料の合流部に気泡や欠けが
生じるのを防止する。
のダストカバー本体1に埋設された剛材製の補強環2
と、を有するボールジョイント用ダストカバーについ
て、ダストカバー本体1の端面4に気泡や欠けを有さな
い高品質の製品を提供する。 【構成】 補強環2をダストカバー本体1の端面4に全
周に亙って表面露出させる構造とし、ダストカバー本体
1の射出成形時に成形材料が補強環2を巡って合流する
ことがないようにし、成形材料の合流部に気泡や欠けが
生じるのを防止する。
Description
【0001】
本考案は、ボールジョイント用ダストカバーの改良に関する。
【0002】
従来から、図4に示すように、ゴム状弾性材製のダストカバー本体1と、この ダストカバー本体1に埋設された剛材製の補強環2と、を有するボールジョイン ト用ダストカバーが知られている。補強環2はダストカバー本体1の、ボールジ ョイントのソケットに嵌着される大径側の端部3に埋設されたものであって、図 5に示すように、この端部3の端面4に形成された複数(図は一つのみを示して いる)の穴5の部分に限って表面露出している。ダストカバー本体1の端面4に 複数の穴5が形成されているのは、図6に示すように、ダストカバー本体1を射 出成形するときに補強環2を複数のピン7によって金型6内に支持し、この状態 で金型6内に成形材料を流し込んでいるからである。ピン7の配置およびこれに 伴う穴5の位置は一般に等配である。
【0003】 前記端部3は金型6内に成形材料を流し込む過程において成形材料の流れの末 端に位置している。したがって端面4のうち穴5が形成されていない円周部分に ついては成形材料の一部が補強環2の内周側から回り込み、成形材料の他の一部 が補強環2の外周側から回り込み、両者が合流することになる。そしてこのよう な成形材料の合流部には、図5に示したように、気泡8や欠け9が生じ易く、こ れらの存在が品質を向上させる上で大きな妨げとなっている。
【0004】
本考案は以上の点に鑑み、ダストカバー本体の端面に気泡や欠けを有さない高 品質のボールジョイント用ダストカバーを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するため、本考案のボールジョイント用ダストカバーは、ゴム 状弾性材製のダストカバー本体と、前記ダストカバー本体の端部に埋設された剛 材製の補強環と、を有し、前記補強環を前記ダストカバー本体の端面に全周に亙 って表面露出させたことにした。
【0006】
補強環をダストカバー本体の端面に全周に亙って表面露出させることにすれば 、ダストカバー本体の射出成形時に成形材料が補強環を巡って合流することがな く、したがって成形材料の合流部に上記したような気泡や欠けが生じることがな い。
【0007】
つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説明する。
【0008】 図1に示すように、当該ボールジョイント用ダストカバーは、ゴム状弾性材製 のダストカバー本体1と、このダストカバー本体1の端部3に埋設された剛材製 の補強環2と、を有しており、補強環2が、図2に示すように、ダストカバー本 体1の端面4に形成された環状溝10により端面4に全周に亙って表面露出して いる。 ダストカバー本体1は図2に示すような金型6により射出成形され、この金型 6には補強環2を支持する環状突起11が形成されている。したがって金型6内 に成形材料を流し込んでも成形材料が従来技術のように補強環2を巡って合流す ることがなく、成形材料の合流部に気泡や欠けが生じるのを未然に防止すること ができる。尚、図示した補強環2の断面形状は単なる一例に過ぎず、この他に断 面−形、断面L形等様々なものがある。
【0009】
本考案は次の効果を奏する。すなわち、補強環をダストカバー本体の端面に全 周に亙って表面露出させたためにダストカバー本体の射出成形時に成形材料が補 強環を巡って合流することがなく、成形材料の合流部に気泡や欠けが生じるのを 防止することができる。したがってダストカバー本体の端面に気泡や欠けを有さ ない高品質の製品を提供することができる。
【提出日】平成5年4月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【0008】 図1に示すように、当該ボールジョイント用ダストカバーは、ゴム状弾性材製 のダストカバー本体1と、このダストカバー本体1の端部3に埋設された剛材製 の補強環2と、を有しており、補強環2が、図2に示すように、ダストカバー本 体1の端面4に形成された環状溝10により端面4に全周に亙って表面露出して いる。 ダストカバー本体1は図3に示すような金型6により射出成形され、この金型 6には補強環2を支持する環状突起11が形成されている。したがって金型6内 に成形材料を流し込んでも成形材料が従来技術のように補強環2を巡って合流す ることがなく、成形材料の合流部に気泡や欠けが生じるのを未然に防止すること ができる。尚、図示した補強環2の断面形状は単なる一例に過ぎず、この他に断 面−形、断面L形等様々なものがある。
【図1】本考案の実施例に係るボールジョイント用ダス
トカバーの半裁断面図
トカバーの半裁断面図
【図2】図1におけるB方向矢示図
【図3】同ボールジョイント用ダストカバーの成形方法
を示す断面図
を示す断面図
【図4】従来例に係るボールジョイント用ダストカバー
の半裁断面図
の半裁断面図
【図5】図4におけるA方向矢示図
【図6】同ボールジョイント用ダストカバーの成形方法
を示す断面図
を示す断面図
1 ダストカバー本体 2 補強環 3 端部 4 端面 5 穴 6 金型 7 ピン 8 気泡 9 欠け 10 環状溝 11 環状突起
Claims (1)
- 【請求項1】 ゴム状弾性材製のダストカバー本体1
と、前記ダストカバー本体1に埋設された剛材製の補強
環2と、を有し、前記補強環2を前記ダストカバー本体
1の端面4に全周に亙って表面露出させたことを特徴と
するボールジョイント用ダストカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992019109U JP2575223Y2 (ja) | 1992-03-02 | 1992-03-02 | ボールジョイント用ダストカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992019109U JP2575223Y2 (ja) | 1992-03-02 | 1992-03-02 | ボールジョイント用ダストカバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0571543U true JPH0571543U (ja) | 1993-09-28 |
JP2575223Y2 JP2575223Y2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=11990315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992019109U Expired - Lifetime JP2575223Y2 (ja) | 1992-03-02 | 1992-03-02 | ボールジョイント用ダストカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2575223Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007057999A1 (ja) * | 2005-11-21 | 2007-05-24 | Nok Corporation | ダストカバー用固定金具 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6280014U (ja) * | 1985-11-11 | 1987-05-22 | ||
JPH0254973U (ja) * | 1988-10-14 | 1990-04-20 |
-
1992
- 1992-03-02 JP JP1992019109U patent/JP2575223Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6280014U (ja) * | 1985-11-11 | 1987-05-22 | ||
JPH0254973U (ja) * | 1988-10-14 | 1990-04-20 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007057999A1 (ja) * | 2005-11-21 | 2007-05-24 | Nok Corporation | ダストカバー用固定金具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2575223Y2 (ja) | 1998-06-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980210 |