JPH0571507B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は、カセツトからフイルムを移送するた
めの機構、特に、多数のカセツトのうちの１つか
ら光学走査システムへフイルムを移送するための
機構に関するものである。

フイルム上に像に記録するための光学考査シス
テムおよびこれに類似のシステムにおいて、フイ
ルムはしばしばカセツトから供給される。典型的
には、新聞紙の印刷プレートを作成するときに使
用されるフアクシミリ記録として適用される場合
において、フイルムは連続する幅の広いシートと
して供給され、カセツトは、フイルムが完全にロ
ードされたときに、相当な重量を有するようにな
る。フイルムは、必要な場合に引き出され、所望
の長さに切断された後、プラテン上に配置され、
記録されるべき像に応じて変調された移動する走
査ビームによつて感光される。

初期の走査システムにおいては、自動フイルム
移送機構が含まれていなかつた。初期の走査シス
テムは、像を読み取るためにスキヤナを、像を記
録するためにドラムレコーダを、それぞれ使用す
るフアクシミリシステムであつた。典型的には、
送信側では、オペレーターは、個別的に原画のペ
ージをそれぞれスキヤナにロードし、一方、受信
側では、オペレーターは、各フイルムを、個別的
にドラムレコーダにロードすることが必要であつ
た。原画の各ページを走査が終了した後、記録さ
れたページは装置から手動によつて取り出され
る。このようなシステムの欠点は、原画およびフ
イルムの手動によるロード、および取り出しによ
つて、移送の間に時間の遅れが生じるということ
であつた。

1970年代の平台型トラツクレコーダにおいて、
オンラインフイルムプロセツサ、およびオートメ
ーシヨン化されたフイード機構が導入された。受
信装置に関するオートメーシヨン化されたフイー
ド機構は、従来のシステムにおける労働条件を緩
和せしめた。典型的には、フイルムが連続的にカ
セツトから引き出され、光学走査システムにロー
ドされるものであつた。次のページに対するフイ
ルムは、先のフイルムの感光が終了するまでは引
き出されないようになつていた。

新聞業界等において使用される場合には、移送
の間に、フイルムの装填および引き出しに対して
割り当てられる時間を最小にすることが重要であ
る。

いくつかのシステムは、単一のフイルムカセツ
トを有している。もし、このカセツトが全移送過
程の間にフイルムを収容するのに十分な大きさを
有していないならば、カセツトの取替えの間に付
加的な時間の遅れが生じる。最近、必要なカセツ
トをフイルム引き出し位置に移動させるように作
動する移動可能なホルダ上に支持された２個のカ
セツトを使用する試みがなされている。この試み
の欠点は、思いカセツトを１つの位置から次の位
置まで移動させるための強力な駆動機構が必要と
なるということである。

発明の要約 本発明の目的は、フイルムの感光処理の間に生
じるフイルム移送の時間を短縮し、そのフイルム
移送操作を単純化するフイルム移送システムを提
供することである。

本発明の別の目的は、一旦先に切断されたフイ
ルムが感光されたならば、走査システムに迅速に
ロードするために、引き出されかつ切断されたフ
イルムを一時的に配置する貯蔵領域を有するフイ
ルム移送機構を提供することである。

本発明のさらに別の目的は、フイルムを、単一
のカセツトまたは多数のカセツトから引き出すよ
うにプログラムされ得るフイルム移送システムを
提供することである。

これらのおよび他の本発明の目的は、２個また
はそれ以上のカセツトを有し、１つのカセツトか
ら他のカセツトへの切り換えの際に厄介な運動を
生じることなく、フイルムがこれらのカセツトか
ら引き出されるようなフイルム移送機構を構成す
ることによつて達成される。基本的には、本発明
は、２個またはそれ以上のカセツトから供給され
るフイルムの引き出し端部を露出させる手段を含
んでいる。実施例において、フイルムの露出した
引き出し端部は一般に互いに平行で、面接触して
いることが好ましい。それぞれフイルムの引き出
し端部は互いに配置され、いずれかのフイルムの
引き出し端部が、バキユームバーのような適当な
手段によつて捕捉され、カセツトから引き出され
る。カセツトから引き出されたフイルムは、一時
的な貯蔵位置に移送される。予めプログラムされ
た長さだけフイルムが引き出された後、バキユー
ムバーが停止し、フイルムは切断され、例えば光
学走査システムにロードされるまでの間、貯蔵位
置にとどまる。

好ましい実施例において詳細に説明するよう
に、弾性的に付勢されたフイルムガイドは、１つ
のカセツトから供給された切断されたフイルムを
切断位置から難し、別のカセツトから供給される
フイルムの引き出し端部を露出されるために使用
される。こうして、２つの引き出し端部が、常に
（または少なくとも制御可能に）露出せしめられ
る。

特に、フイルムガイドは、カセツトから引き出
されガイドを通過するフイルムに作用する張力に
応じて、２つの位置の間で移動可能であることが
好ましい。すなわち、フイルムがカセツトから引
き出されるにつれて、フイルムガイドに作用する
力によつて、フイルムガイドは弾性的な付勢力に
打ち勝ち、フイルムが引つ張られた状態となる位
置へそれる。フイルムが切断されたとき、フイル
ムの張力、したがつてガイドをそらせる力は、消
失する。そして、フイルムガイドは、フイルムの
進行経路を長くし、自由引き出し端部を後退させ
る正常位置に復帰する。そして、これに引き続い
て別のカセツトからのフイルムの引き出し端部が
捕捉され、露出せしめられる。

好ましい実施例において、フイルムの捕捉のた
めに使用されるバキユームバーは、いずれかのフ
イルムの引き出し端部の位置を前進させるように
プログラムされている。バキユームバーは、これ
に適用される吸引力によつてフイルムを保持し、
さらに、フイルムをカセツトから引き出す方向に
移動する。フイルムの引き出しが完全に実行され
たとき、ナイフがフイルムを予めプログラムされ
た大きさに自動的に切断する。切断されたフイル
ムは、その後すぐに一時的な貯蔵ベツド上にとど
まる。一時的な貯蔵ベツドは、切断されたフイル
ムがプラテンの上面に位置するように引き込み可
能となつている。

フイルムの引き出しおよび切断は、先に切断さ
れたフイルムが光学走査システムによつて感光さ
れている間に実行される。感光が実行された後、
先に切断されたフイルムが取り出され、一時的な
貯蔵ベツドが後退し、そして新たなフイルムが光
学走査システムにロードされる。上述の操作が繰
り返し実行される。

本発明の好ましい実施例の詳細な説明 第１図において、本発明のいくつかの特徴を備
えたフイルム移送機構は、一般に番号１０によつ
て示される。第１図では、２個のフイルムカセツ
ト１２，１４が示してあるが、さらに別のカセツ
トを加えることも可能である。

カセツト１２，１４は、典型的に、26インチ
（66.04cm）の幅および300〜400フイート（91.44
〜121.92ｍ）の長さまでのフイルムのスプール、
またはロールを収容しており、中心回転軸または
主軸の回りに回転することによりフィルムを引き
出し可能となつている。２個のカセツトは、一方
のカセツトの上に他方とカセツトが配置されるよ
うになつている。上側カセツト１２からのフイル
ム１６は、自由に回転可能なガイドローラ１８お
よびフイルムガイド２０の上側の通り、さらに第
２の回転可能なガイドローラ２２の下側を通る。
下側カセツト１４からのフイルム２４は、ローラ
２２および支持プラツトホール２６の間を通り、
上側フイルム１６と面接触するようになつてい
る。

システムコンピユータ２７は、フイルム移送機
構の動作を制御する。コンピユータシステムは、
標準的なプログラミング技術によつて、種々のシ
ステムエレメントによつて実行される操作を指示
するように容易にプログラムされ得る。

第１図および第２図は、上側カセツトからのフ
イルムの引き出しを示したものである。システム
コンピユータ２７からの命令に基づいて、モータ
ーアツセンブリー３０が、横方向にのびるバキユ
ームバー２８を、縦レール３２に沿つて、上側カ
セツト１２からの上側フイルム１６の引き出し端
部に向かつて前進させる。その後、コンピユータ
２７は、バキユームバー２８を下げ、バキユーム
バー２８の表面をフイルム１６に接触させ、フイ
ルム１６を吸引し保持する命令を発する。次に、
コンピユータ２７は、モーターアツセンブリー３
０に対し、カセツト１２から遠ざかる方向にレー
ル３２に沿つて進行し、フイルム１６をカセツト
１２から引き出すように命令する。第２図は、フ
イルム１６の引き出し端部を吸引した後、カセツ
トから予め決められた長さのフイルムを部分的に
引き出したバキユームバーを示している。

フイルム１６が引き出されたとき、ガイドロー
ラ１８，２２は、フイルム１６をフイルムガイド
２０に押しつけながら案内する。フイルムの張力
は、フイルムをフイルムガイド２０の上面に押圧
し、フイルムガイド２０の基部のピボツトピン３
７においてモーメントを生じさせる。フイルムガ
イド２０は、カム３４をホイール３５において押
圧し、カム34を回転中心３６の回りに回転させ
る。カム３４の回転によつてスプリング３８がの
び、ホイール３５がフイルムガイド２０に沿つて
下方へ移動する。カム３４は、通常、スプリング
３８によつて、第３図に示すような正常位置に付
勢されていることに注意しなければならない。正
常位置において、ガイドローラ１８および２２の
間にフイルム経路がのびている。しかしながら、
第２図に示すように、フイルム１６の張力が、引
き出し間に強められると、これがスプリングの付
勢力に勝るようになり、フイルムガイドは、ロー
ラ１８および２２の間のフイルム経路が短縮され
る位置にそれるようになる。

モーターアツセンブリー３０は、レール３２に
沿つて移動し、フイルムを予めプログラムされた
長さだけ引き出す。フイルムは、引き出されたと
き、一時的な貯蔵装置４２（第１図参照）の表面
上または貯蔵装置４２上方に配置される。一旦予
め決められた長さのフイルムが引き出されると、
コンピユータ２７は、通常のローラカツター４０
に対し、フイルム１６を横切つて横方向に移動
し、フイルムを切断するように命令する。その
後、切断されたフイルムは一時的な貯蔵装置４２
にとどまる。

一旦フイルム１６が切断されると、フイルムの
張力が減じられる。その結果、スプリング３８が
収縮することにより、カム３４が弾性的に付勢さ
れ、フイルムガイド２０がピボツト３７に関して
時計回りに回転し、第３図に示した正常位置にく
る。それによつて、ローラ１８および２２の間に
おけるフイルム１６の経路は増大し、上側フイル
ムの引き出し端部１６ａは後方へ引つ張られ、下
側フイルムの引き出し端部２４ａが露出する。

第３図および第５図（これは貯蔵機構の別の構
成を示している）は、下側カセツト１４からのフ
イルムの引き出しを示している。システムコンピ
ユータ２７からの命令に応答して、モーターアツ
センブリー３０は、バキユームバー２８を下側カ
セツト１４のフイルムの引き出し端部２４ａの方
に前進させ、そしてバキユームバーが下げられ、
バキユームバーに吸引力が適用され、下側フイル
ムが吸引され保持される。次に、モーターアツセ
ンブリー３０はレール３２に沿つて、下側カセツ
ト１４から遠ざかる方向に移動し、下側フイルム
を一時的な貯蔵装置４２の方へ引つ張る。第３図
において、バキユームバー２８は、フイルム２４
の引き出し端部を吸引保持した状態で、運動の終
端へ向かう方向に前進している。第５図におい
て、バキユームバーおよびフイルムは、前進が終
了した位置にある。

既に説明したように、モーターアツセンブリー
３０は、フイルムが予め決めらてた長さだけ引き
出されて一時的な貯蔵装置４２の表面上に配置さ
れるまで、制御された距離だけ前進する。その
後、ローラカツター４０がフイルム１６を横切つ
て横方向に運動するように作動し、フイルムＦを
切断する。フイルムは一時的な貯蔵装置４２にと
どまる。

第１図および第４図に示した実施例では、一時
的な貯蔵装置４２はカーテンアツセンブリーであ
る。カーテンアツセンブリーは、フイルム引出し
経路の左右両側に平行に配置された２つのチエイ
ンアツセンブリーと、これらのチエインアツセン
ブリーの間に架け渡された複数本のロツド４４か
らなるベツドとを有している。チエインアツセン
ブリーはそれぞれ、一対の端部スプロケツト４
８，５０の間に張設された垂直面内で循環するエ
ンドレスチエイン４６、および一対の端部スプロ
ケツト４８′，５０′の間に張設された垂直面内で
循環するエンドレスチエイン４６′を有している。
チエイン４６，４６′は、第１図に示したように、
側面から見て、互いに平行な、一般に水平な上側
直線状部分と一般に水平な下側直線状部分をもつ
たループ形状を有している。

そして、複数本のロツド４４が、互いに間隔を
おいてこれら２本のチエイン４６，４６′の間に
架け渡され、それぞれの両端部を関係するチエイ
ンに取付けられ、ロツド４４のベツドを形成す
る。ロツド４４のベツドの全長は、チエインの長
さのほぼ1/2またはそれより小さくなつている。
こうしてロツド４４は、２本のチエイン４６，４
６′によつて形成されるループ状経路の下側経路
または上側経路において実質上水平なベツドを形
成する。チエイン４６，４６′は、端部スプロケ
ツト４８，４８′、５０，５０′によつて、ロツド
のベツドを下側経路および上側経路の間において
移動させるように回転せしめられ得るようになつ
ている。

作動時、コンピユータは、ロツド４４のベツド
が下側経路に配置され、フイルムが引き出されて
ロツド４４上を移動せしめらろれるように命令を
発する。別の実施例において、カーテンアツセン
ブリーは、フイルムが上側経路に配置されたロツ
ドのベツド上を移動せしめるられるように配置さ
れる。典型的には、あるフイルム引き出されて切
断される一方で、切断された別のフイルムが走査
システムによつて感光される。バキユームバー２
８がまた切断されたフイルムを保持している間
に、チエインは、ロツド４４のベツドをフイルム
の下側から上側経路まで回転させる。ロツド４４
のベツドが切断されたフイルムの下側から移動し
た後、コンピユータ２７が、バキユームバーに対
して、フイルムを走査システムのプラテン上に放
出させるように命令する。

切断されたフイルムが光学センサにおいて走査
されている間、チエインはロツドのベツドを再び
下側経路まで回転させ、次のフイルムが引き出さ
れて切断される。コンピユータ２７は、１個のカ
セツトから引き出され、切断されたフイルム数を
追跡し、バキユームバー２８をいずれかのカセツ
トから供給されるフイルムの引き出し端部に位置
させるようにするため、モーターアツセンブリー
３０のレール３２に沿つて運動を変更するように
プログラムされ得る。

第２の実施例では、一時的な貯蔵装置４２は、
第５図に示したような平坦プラテン６０であり、
フイルムはこのプラテン上に貯蔵される。作動
時、フイルムが引き出されて切断される間、貯蔵
プラテン６０は下側位置にある。フイルムが引き
出されて切断されている間に、通常、先に切断さ
れたフイルムが光学スキヤナーによつて感光され
る。一旦先に切断されたフイルムが走査されて取
り出されると、貯蔵プラテン６０は、システムコ
ンピユータ２７からの命令に従つて、上側位置ま
で上昇する。この配置において、フイルムは光学
スキヤナーの真空プラテンに押し付けられる。光
学スキヤナーは、その後、吸引力によつてフイル
ムを保持し、これを走査位置までに移動させる。

これまで本発明の好ましい実施例を説明してき
たが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。本発明の範囲は、請求の範囲、および
従来技術を考慮して説明されたそれらの等価物を
参照することにより決定されるべきもである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のフイルム移送機構の１実施
例を示す側面図、第２図は、フイルムガイドがフ
イルムを引つ張り状態とする位置にある場合の、
上側カセツトからのフイルムの引き出しを示すフ
イルム移送機構の部分的な側面図、第３図は、フ
イルムガイドが正常位置にある場合の、下側カセ
ツトからのフイルムの引き出しを示すフイルム移
送機構の部分的な側面図、第４図は、一時的な貯
蔵装置のカーテンアツセンブリーを示す上面図、
第５図は、一時的な貯蔵装置のプラテンを示す側
面図である。 １０……フイルム移送機構、１２，１４……フ
イルムカセツト、１６……フイルム、１８……ガ
イドローラ、２０……フイルムガイド、２２……
ガイドローラ、２４……フイルム、２６……支持
プラツホーム、２８……バキユームバー、３４…
…カム、３５……ホイール、３６……回転中心、
３８……スプリング。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ フイルムの引き出し経路を規定し、第１の位
   置および第２の位置の間で、その基部に作用する
   モーメントの回りに回転可能とされ、捕捉すべき
   前記フイルムの引き出し端部を選択的な位置にお
   くように、前記フイルムの張力に応じて前記フイ
   ルム経路の長さを増大および減少させることがで
   きるフイルムガイドと、 前記フイルムガイドを支持点で支持するもので
   あつて、前記フイルムガイドが前記第１の位置お
   よび前記第２の位置の間で移動するときに回転運
   動して、前記支持点が前記フイルムガイドに沿つ
   て移動するようにしたカムと、 前記フイルムを引き出すために、複数のフイル
   ムカセツトの１個からのフイルム引き出し端部を
   選択的に捕捉する引き出しバーとを備えたことを
   特徴とする、複数のフイルムカセツトからフイル
   ムを選択的に引き出すためのフイルム移送機構。 ２ ２個またはそれ以上のカセツトからフイルム
   を引き出す手段と、 前記フイルムを切断する手段と、 前記フイルムを切断する手段によつて切断され
   たフイルムを貯蔵する手段と、 前記カセツトから引き出される前記フイルムの
   経路を規定するフイルムガイドと、 前記フイルムガイドを支持点において支持する
   ためのカムとを備え、 前記フイルムガイドは、前記フイルムが前記フ
   イルムガイドに力を及ぼさない第１の位置、およ
   び前記フイルムが前記フイルムガイドに力を及ぼ
   す第２の位置の間において、同フイルムガイドの
   基部に作用するモーメントの回りに回転運動する
   ことにより、前記第１の位置から前記第２の位置
   へ移動するときに前記フイルムの経路を減少させ
   るようにし、 さらに、前記フイルムガイドが前記第１の位置
   および前記第２の位置の間において回転運動する
   とき、前記カムが回転することにより、前記カム
   の支持点が前記フイルムガイドに沿つて移動し、 第１のカセツトから引き出されたフイルムが切
   断手段によつて切断された後、前記フイルムガイ
   ドは前記第２の位置から前記第１の位置へ復帰し
   て、前記フイルムの経路を増大させ、前記第１の
   カセツトからのフイルムの引き出し端部を後退さ
   せるものであることを特徴とする、２個またはそ
   れ以上のカセツトの１個からフイルムを引き出す
   ためのフイルム移送機構。 ３ 基部に作用するモーメントの回りに回転可能
   な、弾性支持されたフイルムガイドと、前記弾性
   支持されたフイルムガイドを第１の位置および第
   ２の位置の間において付勢するカムとを備えたこ
   とにより、フイルムの引き出し端部を選択的な位
   置にもたらすように、前記フイルムの経路の長さ
   をそれぞれ増大および減少させるためのフイルム
   引き出し経路を規定するガイド手段と、 複数のフイルムカセツトの１個からフイルム引
   き出し端部を選択的に捕捉する引き出しバーとを
   有するものであることを特徴とする、複数のフイ
   ルムカセツトからフイルムを選択的に引き出すた
   めのフイルム移送機構。 ４ ２個またはそれ以上のカセツトの１個からフ
   イルムを引き出すための手段と、 前記フイルムを切断するための手段と、 前記フイルムを切断するための手段によつて切
   断されたフイルムを貯蔵するための手段と、 前記カセツトから引き出されるフイルムの経路
   を規定する弾性支持されたフイルムガイドと、 前記フイルムガイドを支持点で支持するための
   カムとを備え、前記弾性支持されたフイルムガイ
   ドは、前記フイルムが前記フイルムガイドに力を
   及ぼさない第１の位置から、前記フイルムが前記
   フイルムガイドに力を及ぼす第２の位置まで、前
   記フイルムガイドの基部に作用するモーメントの
   回りに回転運動することにより、前記フイルムの
   経路を減少させるようにし、 さらに、前記フイルムガイドが前記第１の位置
   および前記第２の位置の間で回転運動するとき、
   前記カムが回転することにより前記支持点が前記
   フイルムガイドに沿つて移動するようにしたこと
   により、第１のカセツトから引き出されたフイル
   ムが切断手段によつて切断されたとき、前記フイ
   ルムガイドは前記第２の位置から前記第１の位置
   へ復帰して、前記フイルムの経路を増大させると
   ともに、前記第１のカセツトからのフイルム引き
   出し端部を後退させるものであることを特徴とす
   る、複数のフイルムカセツトからフイルムを選択
   的に引き出すためのフイルム移送機構。