JPH0571177U - 二種物質混合容器装置 - Google Patents

二種物質混合容器装置

Info

Publication number
JPH0571177U
JPH0571177U JP1962292U JP1962292U JPH0571177U JP H0571177 U JPH0571177 U JP H0571177U JP 1962292 U JP1962292 U JP 1962292U JP 1962292 U JP1962292 U JP 1962292U JP H0571177 U JPH0571177 U JP H0571177U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
screw
mouth
peripheral surface
containers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1962292U
Other languages
English (en)
Inventor
登美雄 田原
隆文 佐藤
Original Assignee
釜屋化学工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 釜屋化学工業株式会社 filed Critical 釜屋化学工業株式会社
Priority to JP1962292U priority Critical patent/JPH0571177U/ja
Publication of JPH0571177U publication Critical patent/JPH0571177U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 二つの容器に収容した物質を殆んど大気に触
れさせることなく、且つ異物を混入させることなく混合
することができる二種物質混合容器装置を提供する。 【構成】 口部2の外側周面にねじ3と平面楕円形の係
止突条4とを有する第一容器Aと、口部12の外側周面
にねじ13を有する第二容器Bと、内側周面にねじ2
2,24を有し口部2,12にそれぞれねじ嵌合する第
一連結部21および第二連結部23とを具え第一連結部
21の端部の内側周面27を係止突条4の長径とほぼ等
しい径とし且つ係止突条4に係合する係合突条28を設
けた接続部材Cとの組合せとした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は二種類の物質を二つの容器に別個に収容し密封状態で保管しておき、 使用時にこれらの二つの容器を連結して内容物である物質を混合するようにした 二種物質混合容器装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
二種類の物質を別容器に収容して保管し、使用時にこれらを更に別の容器に移 して混合するという不便をなくすため、二つの容器を別体の状態で保管しておい て使用時に互いにねじ嵌合するとともに内部を互いに連通させて混合可能とする こと(実開昭63−82735号公報参照)や、二つの容器を互いにねじ嵌合し た状態で保管しておいて使用時に更に深くねじ嵌合して内部を互いに連通させて 混合可能とすること(実公平3−4352号公報参照)が提案されている。
【0003】 これらの手段によると、二種類の物質を隔離状態で保存しておくことができる とともに外気に触れさせることなく混合することができ、しかも別容器に移して 混合する場合のように物質を残存させることなく全部混合できる、という利点が あり、例えば粉末コラーゲンと化粧水のように使用直前まで変質の心配なく保存 させる必要があるものに適している。
【0004】 即ち、前記実開昭63−82735号に開示されているものは、一方の容器の 口部をシール部材で覆うとともにこの口部にめねじを有する連結部材を装着して これにキャップをかぶせておき、もう一方の容器の口部に先が尖った栓部材を装 着するとともにキャップをねじ嵌合したものであり、各キャップを外して後者容 器の口部を前者容器の連結部材にねじ込んで栓部材によりシール部材を突き破っ て内部を互いに連通するものである。また、前記実公平3−4352号公報に開 示されているものは、一方の容器の口部に栓体を嵌着し、もう一方の容器の裾部 を前者容器の口部にねじ嵌合したものであり、後者容器を更に深くねじ嵌合して 栓体を突き落すことにより内部を互いに連通するものである。
【0005】 従って、二つの容器の内部を互いに連通したとき、シール部材の破片や栓体が 混合物に混入してしまい、これらが混合物を注出するとき出口を塞いだり破片が 小さいときは一緒に注出される場合がある、という不都合を生じやすい。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が解決しようとする課題は、二種類の物質を封入した二つの容器を完全 な連結状態としたとき、それらを遮断している部材が除去されて内部が互いに連 通し混合可能とされる前記従来のものでは、除去された部材が混合物に混入して 注出を妨げたり一緒に注出され品質に対する信頼感を損うことがある、という点 である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本考案は口部の外側周面にねじと平面楕円形の係 止突条とを有する容器体および前記口部にねじ嵌合したキャップを具えた第一容 器と;口部の外側周面にねじを有する容器体および前記口部にねじ嵌合したキャ ップを具えた第二容器と;内側周面にねじを有し二つの容器の口部にそれぞれね じ嵌合する第一連結部と第二連結部とを具え、第一連結部の端部内側周面は係止 突条の長径とほぼ等しい径とされているとともに係止突条に係合する係合突条を 有しており、二つの容器の内部を互いに連通する接続部材と;の組合せからなる 構成とした。この手段によって各容器に収容した物質を殆んど大気に触れさせる ことなく、且つ異物を混入させることなく混合させることができる、という目的 が達成される。
【0008】
【作用】
第一容器のキャップを外して接続部材の第一連結部を係合突条が係止突条に係 合するまで口部にねじ込んで第一容器に接続部材を連結し、第二容器のキャップ を外してその口部を第二連結部にねじ込む。これにより二つの容器の内部が互い に連通するのでそれぞれの物質を混合し、第二容器に混合物を収容して接続部材 から外し適宜に注出して使用するものである。接続部材は第二容器を外すとき第 一容器に連結された状態を維持し外れない。
【0009】
【実施例】
図面を参照して本考案の実施例を説明すると、図1,2は第一容器A、図3は 第二容器B、図4は接続部材Cを示している。
【0010】 第一容器Aはガラスまたは硬質合成樹脂で作られた容器体1の円筒形の口部2 にゴムで作られた栓体5が密嵌しているとともに、口部2の外側周面に形成した ねじ3に合成樹脂で作られたキャップ6がねじ嵌合して装着されており、更に口 部2のねじ3よりも基端側に平面楕円形の係止突条4が全周に亘って設けられて いる構成である。
【0011】 第二容器Bは合成樹脂で作られた弾性力ある容器体11の円筒形の口部12に 合成樹脂で作られた注出口15を有する中栓14が密嵌しているとともに、口部 12の外側周面に形成したねじ13に合成樹脂で作られたキャップ16がねじ嵌 合して注出口15を閉止した構成である。
【0012】 更に、接続部材Cは合成樹脂で作られており、二つの容器A,Bのねじ3,1 3にそれぞれ適合するねじ22,24を内側周面に有する円筒形の第一連結部2 1と第二連結部23とが円軸上に配置されて一体成形されているとともに、それ らの間の内側周面に第一容器Aの口部2の端面に重なるフランジ25および口部 2に密嵌する筒状の裾片26が一体に突出形成され、更に第一連結部21のねじ 22よりも先端側の内側周面27を係止突条4の長径と等しいかまたはこれより も僅かに小さい径とし、且つこの内側周面27に係合突条28を全周に亘って設 けた構成である。
【0013】 このような構成の本実施例は、例えば第一容器Aに粉末コラーゲンを収容し第 二容器Bに化粧液を収容して保管するものである。そして、使用にあたって先ず 第一容器Aの口部2からキャップ6と栓体5とを外して接続部材Cの第一連結部 21を口部2にねじ込む。このとき、係合突条28が係止突条4を乗り越えて互 いに係合するとともに、第一連結部22の端部の内側周面27が係止突条4の長 径側に圧接することによって接続部材Cが第一容器Aに強固に結合され、またこ の状態でフランジ27が口部2の端面に密着する。尚、係合突条28が係止突条 4を乗り越えるときの抵抗によって、結合されたことが感覚的に認識される。
【0014】 次に、第二容器11の口部12からキャップ16を外して第二連結部23に中 栓14がフランジ25に重なり注出口15が裾片26に密着状態で嵌込まれるま でねじ込む。これにより、第一容器Aと第二容器Bとが接続部材Cによって内部 を互いに連通して連結され、且つ外部に対して気密とされる(図5参照)。
【0015】 二つの容器A,Bが前記のように連結されたとき、第二容器Bの容器体11を 手で握り圧搾して化粧液を第一容器Aに押出し、粉末コラーゲンと混合させて容 器体11を復元し吸込ませる動作を必要回数繰返して粉末コラーゲンを化粧液に 余す所なく混合させ第二容器Bに収容する。このようにして混合を終ったとき第 二容器Bを接続部材Cから外して混合物を注出口15から必要量とり出して使用 するものであり、残りはキャップ16をねじ嵌合し密封状態で保存する。
【0016】 接続部材Cは係合突条28が係止突条4と係合し且つ第一連結部21の端部の 内側周面が係止突条4の長径側に圧接して第一容器Aと連結しているため、第二 容器Bを外すとき一緒に回転して外れるということがない。また、二つの容器A ,Bを連結するとき、キャップ6,16および栓体5を外して速やかに連結すれ ば収容されている物質が大気に殆んど触れることがなく、変質の心配はない。
【0017】 尚、本実施例では第二容器Bがノズル状の注出口15を有していて混合時の物 質の移動が困難であるためスクイズ性をもたせたが、口部の開口が広いときは剛 性であってもよいことは言うまでもない。
【0018】
【考案の効果】
本考案によると、二つの容器の口部にねじ嵌合される二つの連結部を有する接 続部材を用いてシール部材を突き破り或いは栓体を突き落すことなく連結して内 部を連通し、それぞれに収容された物質を混合する構成であるから、混合物に異 物が混在して注出を妨げ或いは一緒に注出されて品質に対する信頼感を損うとい う不都合を生じない。
【0019】 また、接続部材を第一容器に連絡するとき、係止突条と係合突条とを互いに結 合させる構成であるため、完全に連結したことを抵抗によって感覚的に確認でき 確実な連結を行なうことができるばかりか、接続部材はその端部が平面楕円形の 係止突条に圧接し且つ係合突条が係合することによって混合後は空とされる第一 容器に強固に連結され、混合物を収容した容器を容易に外すことができるもので ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一容器の実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1のX−X線に沿う断面図である。
【図3】第二容器の実施例を示す縦断面図である。
【図4】接続部材の実施例を示す縦断面図である。
【図5】二つの容器を連結した状態を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
A 第一容器、B 第二容器、C 接続部材、1 容器
体、2 口部、3 ねじ、4 係止突条、6 キャッ
プ、11 容器体、12 口部、13 ねじ、16 キ
ャップ、21 第一連結部、22 ねじ、23 第二連
結部、24 ねじ、27 内側周面、28 係合突条、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口部の外側周面にねじと平面楕円形の係
    止突条とを有する容器体および前記口部にねじ嵌合した
    キャップを具えた第一容器と;口部の外側周面にねじを
    有する容器体および前記口部にねじ嵌合したキャップを
    具えた第二容器と;内側周面にねじを有し前記二つの容
    器の口部にそれぞれねじ嵌合する第一連結部と第二連結
    部とを具え、前記第一連結部の端部内側周面は前記係止
    突条の長径とほぼ等しい径とされているとともに前記係
    止突条に係合する係合突条を有しており、前記二つの容
    器の内部を互いに連通する接続部材と;の組合せからな
    ることを特徴とする二種物質混合容器装置。
JP1962292U 1992-03-02 1992-03-02 二種物質混合容器装置 Pending JPH0571177U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1962292U JPH0571177U (ja) 1992-03-02 1992-03-02 二種物質混合容器装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1962292U JPH0571177U (ja) 1992-03-02 1992-03-02 二種物質混合容器装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0571177U true JPH0571177U (ja) 1993-09-24

Family

ID=12004294

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1962292U Pending JPH0571177U (ja) 1992-03-02 1992-03-02 二種物質混合容器装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0571177U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009517293A (ja) * 2005-11-25 2009-04-30 サノフィ−アベンティス ドロッパーネック受けブッシング、対応パッケージ、及び対応キット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009517293A (ja) * 2005-11-25 2009-04-30 サノフィ−アベンティス ドロッパーネック受けブッシング、対応パッケージ、及び対応キット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3255060B2 (ja) 塗布容器
US2757824A (en) Dispensing closure for receptacles
JP2000072185A (ja) 二液混合容器
JPH0571177U (ja) 二種物質混合容器装置
JPH11513643A (ja) 分配容器及び摺動式キャップ組立体
JP4467434B2 (ja) 二成分パッケージユニット
JPH0619502Y2 (ja) 2種の収納物を混合するための容器
US1615127A (en) Collapsible tube
US4441620A (en) Heatseal plug with resealing feature
JPH0678274U (ja) 内容器が交換可能な二重容器
JPH0740466U (ja) 詰め替え容器
JPH09193950A (ja) 合成樹脂チューブ容器
JPH04106266U (ja) 二剤混合滴下用容器
JP2530569Y2 (ja) 二剤混合容器
JP3087204U (ja) 開封キャップ付チューブ容器
JPH0637949Y2 (ja) キャップの緩み止め構造
JPH0634314Y2 (ja) 混合容器
JPH0748521Y2 (ja) 非円断面容器用キャップ
WO2000002795A1 (en) Dual vial connecting system
JPH047061Y2 (ja)
JPH063793Y2 (ja) 二液混合容器
JP2004256148A (ja) 簡易塗布容器
KR200179855Y1 (ko) 용기의 마개
JPS633947Y2 (ja)
JP2575585Y2 (ja) 二成分混合容器

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980407