JPH0571016B2 - - Google Patents

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JPH0571016B2
JPH0571016B2 JP14657787A JP14657787A JPH0571016B2 JP H0571016 B2 JPH0571016 B2 JP H0571016B2 JP 14657787 A JP14657787 A JP 14657787A JP 14657787 A JP14657787 A JP 14657787A JP H0571016 B2 JPH0571016 B2 JP H0571016B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
cut
protective cover
coating film
plastisol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14657787A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63309414A (ja
Inventor
Yoshihito Munemasa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Cable Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Cable Industries Ltd
Priority to JP14657787A priority Critical patent/JPS63309414A/ja
Publication of JPS63309414A publication Critical patent/JPS63309414A/ja
Publication of JPH0571016B2 publication Critical patent/JPH0571016B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は保護カバーの製造方法に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
電線・ケーブル等の接続部等を被覆する従来の
保護カバーは、第11図に示す様に、右側ケーブ
ルaに取付けられる被覆材bと、左側のケーブル
cに取付けられる被覆材dと、の2部材からな
り、該被覆材b,dの先端部を相互に重ね合わせ
て粘着テープ等の取付材eにて該被覆材b,dを
連結して保護カバーを形成している。なお、hは
左右のケーブルa,cの導体f,gを連結する圧
着スリーブ、iは被覆材b,dの基端部をケーブ
ルa,cに取付けるための粘着テープ等の取付材
である。
従つて、各被覆材b,dを夫々ケーブルa,c
に、予め、挿入して取付けておき、左右のケーブ
ルa,cの導体f,gを連結した後、夫々の被覆
材b,dを連結するものであるので、その連結作
業が面倒であり、その連結部位にすきまが生じる
虞れもある。さらにはケーブルにはこの被覆材
b,dを挿入しにくい、又は挿入不可能なものも
ある。また、この保護カバーは、2部材であるた
めコスト高となる欠点もあつた。
そこで、本発明では、電線・ケーブル等の連結
部を簡単かつ迅速に被覆して保護することができ
る保護カバーの製造方法を提供することを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の保護カバーの製造方法は、長手方向に
沿つた切断部を有すると共に、該切断部の切断端
縁部を相互に重ね合わせて接合重合部を形成し、
もつて、電線・ケーブル等の接続部等を被覆する
保護カバーの製造方法であつて、金型を加熱し
て、プラスチゾル中に浸漬し、該金型の外面に対
応する該プラスチゾルを硬化させて、切断予定部
を備えた被覆膜を形成した後、該被覆膜とともに
上記金型をプラスチゾル中から取り出し、その
後、該被覆膜の該切断予定部を長手方向に沿つて
切断して、該被覆膜を上記金型から取り外し、上
記接続部等の被覆状態にて、相互に重ね合わされ
る上記切断端縁部を備えた保護カバーを形成する
ものである。
〔作用〕
上述の方法によれば、金型を加熱して、プラス
チゾル中に浸漬させれば、該金型上に硬化したプ
ラスチゾルにて被覆膜を形成することができ、そ
して、この被覆膜の切断予定部を切断すれば、そ
の切断部の反対側がヒンジ部となり、その切断部
の切断端縁部が相互に離間可能となる。即ち、こ
の被覆膜の切断端縁部を相互に離間させれば、該
被覆膜に開口部が形成され、該被覆膜を上記金型
から取り外しやすくなると共に、その取り外して
形成される保護カバーは、ケーブルの端部から挿
入することなしに、接続部等に外嵌することがで
きる。
〔実施例〕
以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を詳
説する。
第6図は本発明に係る方法に製造された保護カ
バー1を使用した電線・ケーブル(以下「ケーブ
ル」と呼ぶ。)2の接続部3を示し、この保護カ
バー1は、第5図に示す様に、長手方向に沿つた
切断部4を有すると共に、その切断部4の切断端
縁部5,6は相互に重ね合わされて接合重合部7
を形成して全体筒状とされる。
しかして、上述の接続部3は幹線ケーブル2a
の中途部から分岐ケーブル2bを横方向へ分岐さ
せる分岐部であつて、図例では平形断面を有する
幹線ケーブル2aの中途部所定長さの外被層を剥
離して、導体8を露出させ、これに分岐端子9を
固着し、幹線ケーブル2aから横方向へ該分岐端
子9を突設する。該分岐端子9の先端部は矩形平
板状重合片部10とされている。
また、分岐ケーブル2bは平形断面を有する横
幹線の場合を示し、その端部から露出した導体突
出部11を嵌込んで圧着する圧縮部12と、矩形
平板状重合片部13とを備えた圧着端子14が、
分岐ケーブル2bに固着されている。
そして、この圧着端子14の重合片部13と、
上記分岐端子9の重合片部10とを相互に重ね合
わせて、ボルト・ナツト結合にて、締着してい
る。
しかして、幹線ケーブル2aの露出した導体8
を被覆するように、自己融着ブチルゴムテープ等
の絶縁性テープ15を巻設して、その上に分岐口
16から分岐端子9の重合片部10が突出するよ
うに、上述の保護カバー1を被覆する。また、該
分岐端子9の重合片部10、圧着端子14、導体
突出部11、及び分岐ケーブル2bの端部を絶縁
性テープ類17を巻設する。なお、この絶縁性テ
ープ類としては、例えば、内側を自己融着ブチル
ゴムテープ17a、外側を粘着ビニルテープ17
bとするのが好適である。
しかして、この保護カバー1を製造するには、
第1図に示す金型18が使用される。即ち、この
金型18は、横断面が第1図に示す様に、略ハ
ート形状とされ、両端が第1図に示す様に、小径
部19,19とされると共に、下端面に分岐口1
6を形成するための突出部20が形成されてい
る。さらに、上端面には上述の切断部4を形成す
るための切断予定部22(つまり、凹溝)が長手
方向に沿つて形成されている。
そして、この金型18を加熱して、第2図に示
す様に、プラスチゾルA中に浸漬し、該金型18
の外面に対応する該プラスチゾルAを硬化させ
て、被覆膜21を形成する。
ここで、プラスチゾルとは、ペーストともよば
よる流体状になつたプラスチツクであり、乳化重
合により合成したPVCに可塑剤を加えるとプラ
スチゾルとなり、低温では貧溶媒である。これを
加熱すると、PVC粒子の表面を覆つていた可塑
剤が内部に浸透し、可塑化樹脂を生成する。
従つて、上述の如く、金型18を加熱して、プ
ラスチゾルA中に浸漬すれば、その金型18の熱
により、金型18の外面部に対応するプラスチゾ
ルAが可塑化樹脂となり、被覆膜21となる。
次に、この金型18を被覆膜21とともにプラ
スチゾルA中から取り出し、第3図の一点鎖線で
示す様に、金型18の切断予定部22に対応する
被覆膜21を長手方向に沿つて切断して、切断部
4を形成し、その切断部4の切断端縁部5,6を
矢印B,Cの如く相互に離間させて、該金型18
からこの被覆膜21を取り出せば、第4図に示す
様な長手方向に切断部4を有する保護カバー1を
形成することができる。即ち、この保護カバー1
は、切断部4の反対側をヒンジ部23として、切
断端縁部5,6が矢印の如く揺動自在となる。な
お、金型18から被覆膜21を取り外す場合にお
いて、両端面24,24(第1図参照)に被覆
膜21が形成されている場合、この両端面24,
24に対応する被覆膜は取り除かれる。
また、この保護カバー1を、第6図に示す様
に、接続部3に取付けるには切断端縁部5,6を
相互に離間させて、該カバー1に開口部を形成
し、この開口部を介して、絶縁性テープ15に外
嵌し、第5図に示す様に、該切断端縁部5,6を
相互に重ね合わせて接着剤にて接着して、接合重
合部7を形成し、このカバー1を接続部3に取付
ける。なお、第6図において、25は粘着ビニル
テープ等の取付材であつて、カバー1の両端部を
ケーブル2の外被層に固着している。なお、切断
端縁部5,6の相互の接合は、融着剤、粘着剤等
にて行つてもよい。
また、第7図に示す様に横断面略円形状の金型
18を使用すれば、第8図に示す様に、被覆状態
において略円筒状の保護カバー1を形成すること
ができる。
次に、第9図と第10図は、直角接続部3に使
用される保護カバー1を示し、この場合も勿論被
覆状態にて、第10図に示す様に、切断端縁部
5,6が相互に重ね合わされて接合重合部7が形
成される。
しかして、この保護カバー1を製造するには、
上述の実施例と同様、外面に切断予定部22を備
えた被覆膜21を形成することができる金型18
を形成する。つまり、切断予定部22にて切断し
た場合、その切断端縁部5,6を相互に突き合わ
せた状態(つまり、第4図に示す様な状態)から
該切断端縁部5,6を相互に重ね合わせた状態
(つまり、第5図に示す様な状態)とすれば、こ
の保護カバー1の内容積が小となるような金型1
8とする。
(なお、上述の実施例でも同様である。)従つ
て、この金型18にて被覆膜21を形成して、該
被覆膜21を該金型18から取り外せば、接続部
3の被覆状態にて、重ね合わされてなる接合重合
部7を形成することができる保護カバー1を製造
することができる。
なお、本発明は上述の実施例に限定されず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で変更自由であり、
例えば、この方法により製造される保護カバー1
は、実施例の如く、分岐接続部や直角接続部に使
用されるものに限らず、ケーブル2の終端部に使
用されるもの、さらには、ケーブル2以外にも、
被覆して保護したいものに使用されるものとする
ことができる。けだし、金型18の形状を相違さ
せれば、種々の形状の被覆膜21を形成すること
ができるからである。なお、金型18の加熱温度
は、この金型18をプラスチゾルA中に浸漬した
ときに、形成される被覆膜21の肉厚寸法が所定
の大きさとなる温度とされる。
〔発明の効果〕
本発明の方法によれば、金型18を加熱して、
プラスチゾルAに浸漬させて被覆膜21を形成
し、その被覆膜21の切断予定部22を切断する
のみで、簡単かつ迅速に、相互に重ね合わせて接
合重合部7を形成する切断端縁部5,6を備えた
保護カバー1を、形成することができる。また、
この保護カバー1は、切断端縁部5,6を重ね合
わせて接合重合部7を形成するものであるので、
その接合は、隙間が生じることなく、簡単にかつ
確実に行え、しかも電線・ケーブル2の接続部3
に取付ける場合、予め、このカバー1をケーブル
2に挿入しておく必要がなく、導体8の接続等の
作業した後、簡単に、この接続部3に外嵌して取
付けることができる。さらには、端部より挿入で
きない複雑な形状のものを被覆して保護する場合
も、簡単に取付けることができる。また、この保
護カバー1は、一部材よりなるので、コストの低
減にも寄与する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る方法に使用される金型
の一実施例を示す側面図、第1図は第1図に
おけるX−X線断面図、第2図と第3図と第4図
は本発明に係る方法を順次説明する説明図、第5
図は保護カバーの断面図、第5図はその平面
図、第6図は保護カバーの使用状態を示す断面
図、第7図は金型の他の実施例の断面図、第8図
は第7図に示す金型により製造された保護カバー
の断面図、第9図は保護カバーの他の実施例の側
面図、第10図はその正面図である。第11図は
従来の保護カバーの使用状態を示す断面図であ
る。 2……電線・ケーブル、4……切断部、5,6
……切断端縁部、7……接合重合部、18……金
型、21……被覆膜、22……切断予定部、A…
…プラスチゾル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 長手方向に沿つた切断部を有すると共に、該
    切断部の切断端縁部を相互に重ね合わせて接合重
    合部を形成し、もつて、電線・ケーブル等の接続
    部等を被覆する保護カバーの製造方法であつて、 金型を加熱して、プラスチゾル中に浸漬し、該
    金型の外面に対応する該プラスチゾルを硬化させ
    て、切断予定部を備えた被覆膜を形成した後、該
    被覆膜とともに上記金型をプラスチゾル中から取
    り出し、その後、該被覆膜の該切断予定部を長手
    方向に沿つて切断して、該被覆膜を上記金型から
    取り外し、上記接続部等の被覆状態にて、相互に
    重ね合わされる上記切断端縁部を備えた保護カバ
    ーを形成することを特徴とする保護カバーの製造
    方法。
JP14657787A 1987-06-11 1987-06-11 保護カバ−の製造方法 Granted JPS63309414A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14657787A JPS63309414A (ja) 1987-06-11 1987-06-11 保護カバ−の製造方法

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JP14657787A JPS63309414A (ja) 1987-06-11 1987-06-11 保護カバ−の製造方法

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JPS63309414A JPS63309414A (ja) 1988-12-16
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