JPH0570924U - 樹脂製パネル - Google Patents

樹脂製パネル

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JPH0570924U
JPH0570924U JP980692U JP980692U JPH0570924U JP H0570924 U JPH0570924 U JP H0570924U JP 980692 U JP980692 U JP 980692U JP 980692 U JP980692 U JP 980692U JP H0570924 U JPH0570924 U JP H0570924U
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義則 今村
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西川化成株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 断面U字状の突条部を有する樹脂製パネルが
成形後に収縮成形しないようにすると共に該樹脂製パネ
ルを成形する成形型の耐久性を向上させる。 【構成】 樹脂製パネルとしてのナンバープレートホル
ダー10は矩形状の平坦部14と、平坦部14の周端部
に延設され断面U字状に突出する突条部16と、突条部
16の外周端に延設された周端部18とからなる。突条
部16の先端部分16aの肉厚は他の部分に比べて成形
時における先端部分16aの成形用樹脂の冷却速度が他
の部分の成形用樹脂の冷却速度と同等になるような薄い
厚さに設定されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は樹脂製パネルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
樹脂製パネルとしては、実開昭61−80151号公報に示されるように、該 樹脂製パネルの剛性を向上させるため、その周縁部に樹脂製パネルの表方向へ断 面U字状に突出する突条部が成形されることがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のように、周縁部に樹脂製パネルの表面側及び裏面側のうちい ずれか一方の側へ断面U字状に突出するように成形された突条部を有する樹脂製 パネルは、通常、樹脂製パネルにおける突条部の設けられていない方の面が固定 型のキャビティ面と対向し、樹脂製パネルにおける突条部の設けられている方の 面が可動型のキャビティ面と対向する固定型及び可動型からなる成形型を用い、 この成形型により形成されるキャビティ内に成形用樹脂を充填することにより成 形される。
【0004】 そして、樹脂製パネルの断面U字状の突条部は樹脂製パネルの本体部から突出 しているために、該突条部の先端部分は、成形型の内部に設けられキャビティ内 に充填された成形用樹脂を冷却するための冷却用配管から遠い場所に位置するこ とになる。このため、突条部の先端部分は他の部分(樹脂製パネルの平坦部)に 比べて成形用樹脂の冷却速度が遅くなり、図6に示すように、樹脂製パネルaに おける長手方向(図5及び図6の左右方向)の突条部bの先端部分cが成形後に 突条線方向に収縮するので、樹脂製パネルaの形状は二点鎖線で示す形状から実 線で示す形状に変形してしまうという問題がある。
【0005】 尚、図5は樹脂製パネルaの全周縁に亘って突条部bを形成したものを示し、 図6は図5のVI−VI線断面図を示したものである。
【0006】 また、上記のような断面U字状の突条部は樹脂パネルに対する剛性を向上させ るために設けられるものであるが、美観上の理由により突条部を突出した側から 見たときの突条部の幅は小さい方が好ましい。このため、樹脂製パネルの突条部 に対応して成形型の固定型に形成される突起部の幅は小さくされるので、該突起 部が破損し易く成形型の耐久性が十分ではないという問題がある。
【0007】 本考案は、上記の問題点を一挙に解決し、断面U字状の突条部を有する樹脂製 パネルが成形後に収縮成形しないようにすると共に該樹脂製パネルを成形する成 形型の耐久性を向上させることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案は、樹脂製パネルの一方の面に断面U字状 に突出するように成形された突条部の先端部分の肉厚を他の部分の肉厚に比べて 薄くすることにより、成形時における成形用樹脂の冷却速度が突条部の先端部分 と他の部分とで同等になるようにするものである。
【0009】 具体的に本考案が講じた解決手段は、表面側及び裏面側のうちいずれか一方の 側へ断面U字状に突出するように成形された突条部を有する樹脂製パネルを対象 とし、上記突条部の先端部分の肉厚は他の部分の肉厚に比べて成形時における上 記先端部分の成形用樹脂の冷却速度が他の部分の成形用樹脂の冷却速度と同等に なるような薄い厚さに設定されている構成とするものである。
【0010】
【作用】
上記の構成により、樹脂製パネルにおける突条部の先端部分の肉厚を成形時に おける先端部分の成形用樹脂の冷却速度が他の部分の成形用樹脂の冷却速度と同 等になるような薄い厚さに設定したため、突条部の先端部分の成形用樹脂は他の 部分の成形用樹脂と同等の冷却速度で冷却されるので、成形後において樹脂製パ ネルにおける突条部の先端部分には成形収縮が生じない。
【0011】 また、樹脂製パネルにおける突条部の先端部分の肉厚は他の部分の肉厚よりも 薄く設定されているため、同じ外形寸法の突条部を設ける場合に比べて該突条部 の内形寸法を大きく設定できるので、樹脂製パネルの突条部と対応して設けられ る成形型の突起部の幅を大きくすることができる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0013】 図1は本考案の一実施例に係る樹脂製パネルとしてのナンバープレートホルダ ー10の斜視図、図2は図1におけるII−II線の断面図、図3は上記ナンバープ レートホルダー10が取付けられた車両の前部の斜視図であって、図3に示すよ うに、ナンバープレートホルダー10は車両のフロントバンパー12の正面中央 部に取付けられる。
【0014】 図1及び図2に示すように、ナンバープレートホルダー10は矩形状の平坦部 14と、平坦部14の周縁部に延設され表面側へ断面U字状に突出する突条部1 6と、該突条部16の外周端部に延設され裏面側へ突出する周端部18とからな る。平坦部14における上下方向の中央部には該ナンバープレートホルダー10 をフロントバンパー12に取付けるための左右一対の取付孔20,20が設けら れており、平坦部14における各取付孔20の上側にはナンバープレート取付用 のクリップナット(図示は省略している)を取付けるための左右一対のクリップ ナット取付座22,22が設けられている。
【0015】 本実施例の特徴としてナンバープレートホルダー10の突条部16の先端部分 16aの肉厚は平坦部14、周端部18等の他の部分の肉厚に比べて成形時にお ける先端部分16aの成形用樹脂の冷却速度が他の部分の成形用樹脂の冷却速度 と同等になるような薄い厚さに設定されている。
【0016】 図4は本実施例に係るナンバープレートホルダー10を成形するための成形型 24の断面構造を示し、該成形型24はナンバープレートホルダー10の裏面1 0aと対応する形状のキャビティ面26aを有する固定型26と、ナンバープレ ートホルダー10の表面10bと対応する形状のキャビティ面28aを有する可 動型28とからなり、固定型26には固定型26及び可動型28によって形成さ れるキャビティ30内に成形用樹脂を注入するための注入孔32が設けられてい る。また、固定型26の内部にはキャビティ30内に充填された成形用樹脂を冷 却するための固定型冷却用配管34がキャビティ面26aに沿って略一列に設け られており、可動型28の内部にはキャビティ30内に充填された成形用樹脂を 冷却するための可動型冷却用配管36がキャビティ面28aに沿って設けられて いる。
【0017】 このため、ナンバープレートホルダー10の突条部16の先端部分16aを構 成する成形用樹脂は平坦部14、周端部18等の他の部分を構成する成形用樹脂 に比べて固定型冷却用配管34から遠い部分に位置している。ところが、本実施 例に係るナンバープレートホルダー10の突条部16の先端部分16aの肉厚は 上記のような薄肉に設定されているため、成形時において突条部16の先端部分 16aの成形用樹脂は他の部分の成形用樹脂と同様の冷却速度で冷却されるので 、成形後において突条部16の先端部分16aには成形収縮が生じず、成形収縮 による変形が生じない。
【0018】 また、ナンバープレートホルダー10の突条部16の先端部分16aが薄肉に 形成されているため、該先端部分16aの内形寸法は大きくなり、ナンバープレ ートホルダー10の突条部16を形成するため固定型26に突設された突起部3 8の先端部分の幅は従来のものに比べて大きいので、該突起部38が破損し難く なり固定型26の耐久性は向上する。
【0019】 尚、前記実施例においては、突条部16は平坦部14の周縁部の全周に亘って 延設されているが、これに代えて、突条部16は平坦部14の1辺〜3辺に延設 されていてもよい。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る樹脂製パネルによると、その突条部の先端 部分の肉厚を他の部分の肉厚に比べて成形時における先端部分の成形用樹脂の冷 却速度が他の部分の成形用樹脂の冷却速度と同等になるような薄い厚さに設定し たため、突条部の先端部分の成形用樹脂は他の部分の成形用樹脂と同等の冷却速 度で冷却されるので、成形後において樹脂製パネルにおける突条部の先端部分に は成形収縮が生じず、樹脂製パネルが収縮変形を生じることが無い。
【0021】 また、突条部の先端部分の肉厚を他の部分に比べて薄い厚さに設定したため、 同じ外形寸法の突条部を設ける場合に比べて突条部の内形寸法を大きく設定でき 、樹脂製パネルの突条部と対応して設けられる成形型の突起部の幅を大きくする ことができるので成形型の耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るナンバープレートホル
ダーの斜視図である。
【図2】図1におけるII〜II線の断面図である。
【図3】上記ナンバープレートホルダーが取付けられた
車両の前部の斜視図である。
【図4】上記ナンバープレートホルダーを成形するため
の成形型の断面図である。
【図5】従来のナンバープレートホルダーの平面図であ
る。
【図6】従来のナンバープレートホルダーにおける収縮
変形を示す図5におけるVI−VI線断面図である。
【符号の説明】
10 ナンバープレート 14 平坦部 16 突条部 16a 先端部分 18 周端部 26 固定型 28 可動型 36 突起部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面側及び裏面側のうちいずれか一方の
    側へ断面U字状に突出するように成形された突条部を有
    する樹脂製パネルであって、上記突条部の先端部分の肉
    厚は他の部分の肉厚に比べて成形時における上記先端部
    分の成形用樹脂の冷却速度が他の部分の成形用樹脂の冷
    却速度と同等になるような薄い厚さに設定されているこ
    とを特徴とする樹脂製パネル。
JP980692U 1992-02-28 1992-02-28 樹脂製パネル Expired - Fee Related JP2552475Y2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015024706A (ja) * 2013-07-25 2015-02-05 マツダ株式会社 車両の前部車体構造
KR20190054249A (ko) * 2017-11-13 2019-05-22 (주)엘지하우시스 금형, 이를 이용한 성형품의 제조방법 및 성형품
JP2021146764A (ja) * 2020-03-16 2021-09-27 株式会社豊田自動織機 ライセンスプレートホルダー

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JP2015024706A (ja) * 2013-07-25 2015-02-05 マツダ株式会社 車両の前部車体構造
KR20190054249A (ko) * 2017-11-13 2019-05-22 (주)엘지하우시스 금형, 이를 이용한 성형품의 제조방법 및 성형품
JP2021146764A (ja) * 2020-03-16 2021-09-27 株式会社豊田自動織機 ライセンスプレートホルダー

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