JPH0570593U - 折り紙等の紙製品の折り曲げ部 - Google Patents

折り紙等の紙製品の折り曲げ部

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JPH0570593U
JPH0570593U JP3186391U JP3186391U JPH0570593U JP H0570593 U JPH0570593 U JP H0570593U JP 3186391 U JP3186391 U JP 3186391U JP 3186391 U JP3186391 U JP 3186391U JP H0570593 U JPH0570593 U JP H0570593U
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展門 松塚
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松屋産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 折り曲げ部をスムーズに得られると共に、折
り曲げ用カットラインが紙製品の表側に出てこないよう
にした折り紙等の紙製品の折り曲げ部を提供する。 【構成】 シート体の裏面に、カットラインで形成した
谷折りラインと山折りラインとを設け、該両ラインに沿
ってそれぞれの向きに折り曲げ、該カットラインが表面
に表れないようにした構成よりなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、折り紙等の紙製品の折り曲げ部に係り、より詳細には、折り曲げ用 カットラインが紙製品の表側に出てこないようにした折り紙等の紙製品の折り曲 げ部に関する。なお、本明細書において、紙には、プラスチック、その他塑性加 工できるシート体を含む。
【0002】
【従来の技術】
折り紙等の紙製品の折り曲げ部は、通常、設計図面等に基づく、折り曲げライ ンに沿って折り畳むようにして得られる。しかし、この構成の場合、該折り曲げ 部を明確に形成できないことと、折り曲げに手数を要するという問題がある。
【0003】 そこで、近年においては、折り曲げ部を綺麗な状態で得るのに、通常、図3に 示すように、シート体aの折り曲げる方向と反対側のシート面にカットラインb を設けた形態が使用され、図4に示すように、カットラインbに沿って、かつカ ットラインbの設けられている面が、常に外側に位置するように折り曲げ、折り 曲げ部を得るようにされている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述した構成の場合、次のような問題がある。すなわち、 折り曲げ部の仕上がり状態において、山折り部のカットラインが表面側に表 れるため、見栄えが良くない。 シート体に対して、表裏両面よりカットライン形成加工が必要となり、該加 工に手数を要する。 プレス加工する場合、少なくとも表裏両面加工用の金型が必要となる。 等の問題がある。
【0005】 本考案は、上述した点に対処して創案したものであって、その目的とする処は 、折り曲げ部をスムーズに得られると共に、折り曲げ用カットラインが紙製品の 表側に出てこないようにした折り紙等の紙製品の折り曲げ部を提供することにあ る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そして、上記目的を達成するための手段としての本考案の折り紙等の紙製品の 折り曲げ部は、シート体の裏面に、カットラインで形成した谷折りラインと山折 りラインとを設け、該両ラインに沿ってそれぞれの向きに折り曲げ、該カットラ インが表面に表れないようにした構成よりなる。 また、本考案の別の折り紙等の紙製品の折り曲げ部は、シート体の裏面に、一 本または複数本のカットラインよりなる谷折りラインと、複数本の近接・平行す るカットラインよりなる山折りラインとを設け、該両ラインに沿ってそれぞれの 向きに折り曲げ、該カットラインが表面に表れないようにした構成よりなる。
【0007】
【作用】
上記構成に基づく、本考案の折り紙等の紙製品の折り曲げ部は、カットライン で形成された谷折りラインに沿ってシート体を谷折りし、すなわち該カットライ ンが設けられている面が折り曲げ外面となるように折り曲げ、またカットライン で形成されている山折りラインに沿ってシート体を山折りし、すなわち該カット ラインが設けられている面が折り曲げ内面となるように折り曲げることで、異な る向きの折り曲げ部を得ることができる。
【0008】 従って、シート体を折り曲げた状態では、カットラインが表面に表れないよう に作用する。また山折り、谷折り形成用のカットラインがシート体の同一面に形 成されていることより、該山折り・谷折りの両折り曲げ作業を、該同一面より行 うことができる。
【0009】 以上のように、本考案の折り紙等の紙製品の折り曲げ部は、シート体の裏面に 、一本のカットラインよりなる谷折りラインと、複数本の近接平行するカットラ インよりなる山折りラインとを設けた点に特徴を有し、この特徴点によって、折 り曲げ作業スピードを向上させると共に、表面の綺麗な折り曲げ部が得られると いう格別な作用を奏する。
【0010】
【実施例】
以下、図面を参照しながら、本考案を具体化した実施例について説明する。こ こに、図1〜2は、本考案の一実施例を示し、図1はカットライン形成状態のシ ート体の拡大側面図、図2は折り曲げ加工状態の拡大側面図である。
【0011】 本実施例は、階段状折り紙よりなる紙製品であって、概略すると、一枚のシー ト体1の裏面1aに、谷折りライン2と山折りライン3を形成し、該ライン2、 3に沿って、それぞれの向きに折り曲げた折り紙の構成よりなる。
【0012】 シート体1は、紙シートであって、紙製品を得られるように所定の大きさ、形 状に裁断された構成よりなる。そして、シート体1の裏面1aには、二種類の折 り曲げライン2、3が複数本形成されている。谷折りライン2は、一本のカット ライン2aよりなり、山折りライン3は、複数本の近接・平行するカットライン 3a、3b・・によって形成されている。また、シート体1しては、必要に応じ て、種々折り曲げその他加工されたものを用いてもよい。
【0013】 谷折りライン2を形成するカットライン2aは、シート体1の厚みの20%〜 80%の厚みに相当する深さの溝として形成されている。また山折りライン3を 形成するカットラインは、三本の近接・平行するカットライン3a、3b、3c で、それぞれのカットライン3a、3b、3cは、谷折りライン2を形成するカ ットライン2aと同様の深さの溝として形成されている。
【0014】 ここで、カットライン2a、3a、3b、3cは、カッターまたはプレスによ って形成するようにされている。カッターによって形成される場合は、カッター の圧力を調整・コントロールしながら、シート体1の裏面1aに三角形状の溝ラ インを形成できるように三角形状の刃先によって形成し、カットライン3a、3 b、3cは、まず左右部位のカットライン3a、3cを形成した後、中央のカッ トライン3bを形成し、その折り曲げ中心を正確に得ることができるようにして いる。
【0015】 また、カットライン3a、3b、3cの溝の深さは、カットライン3bをカッ トライン3a、3cより浅くするようにしている。折り曲げ状態を一層良好にす ることを考慮したものである。また、カットライン3a、3b、3cは、折り曲 げた際に、カットライン3a、3cの溝先端とカットライン3bのカット始端( シート体1の裏面1a部分)とが形成する曲げ角度1〜3°の範囲内となる近接 位置に形成されている。しかし、他の角度とし、あるいは良好な間隔をもって配 置するようにしてもよいことは当然である。そして、該角度あるいは間隔は、シ ート体の材質(特に、紙質、紙のこし等)等を考慮して決定している。
【0016】 また、カットライン2a、3a、3b、3cをプレス加工により得る場合は、 予め、該ラインを形成する金型を得て、該金型によって片面よりプレス加工する ことで得るようにしている。
【0017】 そして、本実施例の折り紙の紙製品は、シート体1を谷折りライン2に沿って カットライン2aが形成されている面が折り曲げ外面4となるように折り曲げ、 また山折りライン3の中央カットライン3bに沿ってシート体1を、カットライ ン3a、3b、3cが形成されている面が折り曲げ内面5となるように折り曲げ ることで作成する。
【0018】 ここで、折り曲げライン2、3を形成するカットライン2a、3a、3b、3 cは、何れもシート体1の裏面1aに形成されていて、折り曲げの際に、表面側 に表れないように内側に折り込むようにするため、紙製品仕上がり状態において は、カットライン2a、3a、3b、3cが表出しなく、綺麗な仕上がりができ るように作用する。また、カットライン2a、3a、3b、3cが表面に表れな いことより、折り曲げ部分に汚れが付着することが少なく、該カットライン2a 、3a、3b、3cよりの破損を防げるようにも作用する。
【0019】 また、折り曲げライン2、3が、シート体の同一面に形成されることより、折 り曲げ作業の際、折り曲げ部位を裏返し等の手間を要することなく、判別でき、 その折り曲げ作業性を向上できるように作用する。更に、カット作業をも簡略化 でき、作業性を一層向上させ得て、更にシート体の裏返し、二方向よりのカット 作業が不要となるので、その製作精度の向上を期待できるように作用する。
【0020】 なお、本考案は、上述した実施例に限定されるものでなく、本考案の要旨を変 更しない範囲内で変形実施できる構成を含む。因みに、上述した実施例において は、谷折りラインを一本のカットライン、山折りラインを平行する三本のカット ラインで形成する構成で説明したが、他の本数、例えば、二本あるいは四本以上 のラインで形成してもよい。また、本考案は、仕上がり製品が立体紙製品(塑性 加工できるプラスチック、その他のシート体を材料として製作する立体製品を含 む)であれば、あらゆる製品に利用できる。
【0021】
【考案の効果】
以上の説明より明らかなように、本考案の折り紙等の紙製品の折り曲げ部によ れば、シート体の裏面に、一本のカットラインよりなる谷折りラインと、複数本 の近接平行するカットラインよりなる山折りラインとを設け、該カットラインが 折り曲げ仕上げ後に表面に表れないので、表面の綺麗な折り曲げ部が得られると いう効果を有する。
【0010】 また、本考案の折り紙等の紙製品の折り曲げ部によれば、異種類の折り曲げラ インをシート体の同一面(裏面)に形成するようにしているので、該同一面より 折り曲げ部位を判別、折り曲げ作業を行うことができ、その作業性を向上させ得 るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例におけるカットライン形成
状態のシート体の拡大側面図である。
【図2】 折り曲げ加工状態の拡大側面図である。
【図3】 従来例のカットライン形成状態のシート体の
拡大側面図である。
【図4】 図3のシート体の折り曲げ加工状態の拡大側
面図である。
【符号の説明】
1・・・シート体、1a・・・シート体の裏面、2・・
・谷折りライン、2a・・・カットライン、3・・・山
折りライン、3a、3b、3c・・・カットライン、4
・・・折り曲げ外面、5・・・折り曲げ内面

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート体の裏面に、カットラインで形成
    した谷折りラインと山折りラインとを設け、該両ライン
    に沿ってそれぞれの向きに折り曲げ、該カットラインが
    表面に表れないようにしたことを特徴とする折り紙等の
    紙製品の折り曲げ部。
  2. 【請求項2】 シート体の裏面に、一本または複数本の
    カットラインよりなる谷折りラインと、複数本の近接・
    平行するカットラインよりなる山折りラインとを設け、
    該両ラインに沿ってそれぞれの向きに折り曲げ、該カッ
    トラインが表面に表れないようにしたことを特徴とする
    折り紙等の紙製品の折り曲げ部。
JP1991031863U 1991-04-08 1991-04-08 折り紙等の紙製品の折り曲げ部 Expired - Lifetime JP2556906Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102255370B1 (ko) * 2020-05-22 2021-05-24 김지현 스마트기기용 스탠드

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JPS49105298U (ja) * 1972-12-23 1974-09-10
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JPH01317742A (ja) * 1988-06-20 1989-12-22 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 罫線を設けたプラスチックシートおよび罫線刃

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