JPH0570156U - 電動機 - Google Patents
電動機Info
- Publication number
- JPH0570156U JPH0570156U JP787592U JP787592U JPH0570156U JP H0570156 U JPH0570156 U JP H0570156U JP 787592 U JP787592 U JP 787592U JP 787592 U JP787592 U JP 787592U JP H0570156 U JPH0570156 U JP H0570156U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing housing
- steel bush
- bearing
- bush
- electric motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ブラケット本体のアルミダイカスト成形の際
に、鋼製ブッシュの鋳込みを行うことなく、後加工によ
って簡単に鋼製ブッシュが取付けられる構造を提供する
ことを目的とするものである。 【構成】 アルミダイカストによってブラケット本体1
が形成され、その軸受ハウジング2の内側に、後端にフ
ランジ3を具えた円筒状の鋼製ブッシュ4を圧入もしく
は焼き嵌め等によって取付け、この鋼製ブッシュ4の内
側に切削により、ボールベアリング6を保持する所定の
内径の軸受収容部7を形成した。
に、鋼製ブッシュの鋳込みを行うことなく、後加工によ
って簡単に鋼製ブッシュが取付けられる構造を提供する
ことを目的とするものである。 【構成】 アルミダイカストによってブラケット本体1
が形成され、その軸受ハウジング2の内側に、後端にフ
ランジ3を具えた円筒状の鋼製ブッシュ4を圧入もしく
は焼き嵌め等によって取付け、この鋼製ブッシュ4の内
側に切削により、ボールベアリング6を保持する所定の
内径の軸受収容部7を形成した。
Description
【0001】
本考案はアルミダイカストのブラケットを具えた電動機に関する。
【0002】
従来の空気調和機のファンモータ等の電動機は、アルミダイカストによって製 作されたブラケットが用いられている。このブラケットは図2の様に、ブラケッ トの本体11をアルミダイカストによって一体成形する際に、同本体11の軸受 ハウジング部12内に、凹溝13を具えた鋼製ブッシュ14をインサートして一 体的に鋳込むことにより製作されていた。また、電動機の組立の際に、この軸受 ハウジング部12の鋼製ブッシュ14内に、回転軸に裝設されたボールベアリン グ15を装着してなるものであった。
【0003】 しかしながら、上記従来型の構造によると、ブラケットの本体11をダイカス ト成形する際に、温度の高い金型内に一々鋼製ブッシュ14をセットしてインサ ート成形する必要があり、この鋼製ブッシュ14の取付作業は、手作業で行わな ければならないので極めて作業性が悪く、ダイカスト加工の自動化および省力化 が困難で、製造コストが高価となる等の欠点を有していた。
【0004】 これに対して、上記アルミダイカストのブラケットの軸受ハウジング部に鋼製 のブッシュを設けない構造もあるが、この構造によると、軸受ハウジング内に装 着されるボールベアリングの外輪がクリープを起こした場合、軸受ハウジング内 が磨耗する欠点を有していた。
【0005】
本考案は上記従来型の問題点に鑑み考案されたものであって、ブラケット本体 のアルミダイカスト成形の際に、鋼製ブッシュのインサートによる鋳込みを行う ことなく、後加工によって簡単に鋼製ブッシュを取付けられる構造を提供するこ とを目的とするものである。
【0006】
上記の課題を解決するための本考案の電動機は下記の構造を具えてなるもので ある。即ち、アルミダイカストによってブラケット本体が形成され、その軸受ハ ウジング部の内側に、後端にフランジを具えた円筒状の鋼製ブッシュを圧入もし くは焼き嵌め等によって取付け、この鋼製ブッシュの内側に切削によりボールベ アリングを保持する所定の内径の軸受収容部を形成してなることを特徴とする。
【0007】
上記の構成において、ブラケットの本体はアルミダイカストによって製作され 、このブラケットの軸受ハウジング部は所定の内径に形成される。一方、これと は別個に若干大きめの外径で、後端にフランジを具えた円筒状の鋼製ブッシュが 製作され、この鋼製ブッシュが上記ブラケットの軸受ハウジング内に圧入もしく は焼き嵌め等によって取付けられる。この鋼製ブッシュを取付ける際に、その後 部に形成されたフランジによって装着の押圧力を加えることができ、軸受ハウジ ング内に容易に、かつ確実に固定することができる。これによって、軸受ハウジ ング内の鋼製ブッシュは充分な機械強度で固定されるので、回転軸の回転方向の 力が加わっても脱落することなく、このあと鋼製ブッシュの内面がブラケットの 本体のステータ取付面とともに、所定の内径に切削加工されることにより、ボー ルベアリングを装着する軸受収容部として形成することができる。
【0008】
以下本考案を図に示す一実施例に基づいて説明すると、図1において、1は電 動機のブラケットの本体であって、同ブラケットの本体はアルミダイカストによ って一体形成され、その軸受ハウジング2は所定の内径に形成されている。また 、鋼板のプレス加工等によって、上記軸受ハウジング2の内径よりも若干大きめ の外径で、後端にフランジ3を具えた略円筒状の鋼製ブッシュ4が製作される。 この鋼製ブッシュ4は上記軸受ハウジング2の内側にプレス加工による圧入も しくは焼き嵌め等によって取付けられる。このあと機械加工によりブラケットの 本体1のステータの取付け面5が所定の内径に切削加工されるとともに、上記鋼 製ブッシュ4の内面がボールベアリング6を取付けるための所定の内径に切削加 工され、所要の軸受収納部7として形成される。この軸受収納部7内に電動機の 組立の際に、回転軸に裝設されたボールベアリング6が装着される。
【0009】 上記の構成により、上記本体1の軸受ハウジング2の内側に鋼製ブッシュ4を 取付ける際に、その後部に形成されたフランジ3によって装着の押圧力を加える ことができ、軸受ハウジング2内に容易に装着することができ、かつ確実に固定 することができる。これによって、鋼製ブッシュ4は充分な機械強度で固定され 、回転方向の力に充分対抗することができるので、この状態で同鋼製ブッシュ4 の内面を切削加工することができ、上記本体1のステータの取付け面5とともに 、所定の内径に精密に加工することができる。
【0010】
本考案の電動機によると、アルミダイカストによって形成されるブラケットの 軸受ハウジングに対して、フランジを具えた鋼製ブッシュが鋳込まれることなく 、ダイカストの成形後に圧入もしくは焼き嵌め等によって取付けられる。この鋼 製ブッシュを取付け時に、後端のフランジによって装着の押圧力を加えることが でき、軸受ハウジング内に容易に装着することができ、かつ確実に固定すること ができる。この鋼製ブッシュは充分な機械強度で固定されるので、回転軸の回転 方向の力が加わっても脱落することなく、その内面を所定の内径に切削加工する ことができ、ボールベアリングを装着するための軸受収納部として形成すること ができる。これによって、従来型の電動機の様に、ブラケットの本体をダイカス ト成形する際に、温度の高い金型内に一々鋼製ブッシュをセットしてインサート 成形する必要がなく、作業性を向上するとともにダイカスト加工の自動化および 省力化を計ることができる。また、軸受ハウジング内に取付けられる鋼製ブッシ ュの内面が機械加工によって精密加工されるので、ボールベアリングを正確に保 持することができ、ボールベアリングの外輪がクリープを起こして軸受ハウジン グが磨耗する様なことはない。
【図1】本考案の一実施例を示す電動機のブラケットの
要部切欠側面図である。
要部切欠側面図である。
【図2】従来型の電動機の要部切欠側面図である。
【図3】本考案の電動機の鋼製ブッシュの取付部の背面
図である。
図である。
1 本体 2 軸受ハウジング 3 フランジ 4 鋼製ブッシュ 5 取付面 6 ボールベアリング 7 軸受収容部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 森 繁保 川崎市高津区末長1116番地 株式会社富士 通ゼネラル内 (72)考案者 河合 裕司 川崎市高津区末長1116番地 株式会社富士 通ゼネラル内 (72)考案者 森 幸司 川崎市高津区末長1116番地 株式会社富士 通ゼネラル内
Claims (1)
- 【請求項1】 アルミダイカストによってブラケット本
体が形成され、その軸受ハウジング部の内側に、後端に
フランジを具えた円筒状の鋼製ブッシュを圧入もしくは
焼き嵌め等によって取付け、この鋼製ブッシュの内側に
切削により、ボールベアリングを保持する所定の内径の
軸受収容部を形成してなることを特徴とする電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP787592U JPH0570156U (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | 電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP787592U JPH0570156U (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | 電動機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0570156U true JPH0570156U (ja) | 1993-09-21 |
Family
ID=11677796
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP787592U Pending JPH0570156U (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | 電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0570156U (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS646761B2 (ja) * | 1980-06-20 | 1989-02-06 | Casio Computer Co Ltd | |
JPH02179239A (ja) * | 1988-12-28 | 1990-07-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 玉軸受支持装置 |
JPH02179238A (ja) * | 1988-10-07 | 1990-07-12 | Fanuc Ltd | 電動機の軸受保持部構造 |
JP4131159B2 (ja) * | 2002-11-08 | 2008-08-13 | ソニー株式会社 | カード型情報記憶装置、情報入出力装置、および情報入出力システム |
-
1992
- 1992-02-24 JP JP787592U patent/JPH0570156U/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS646761B2 (ja) * | 1980-06-20 | 1989-02-06 | Casio Computer Co Ltd | |
JPH02179238A (ja) * | 1988-10-07 | 1990-07-12 | Fanuc Ltd | 電動機の軸受保持部構造 |
JPH02179239A (ja) * | 1988-12-28 | 1990-07-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 玉軸受支持装置 |
JP4131159B2 (ja) * | 2002-11-08 | 2008-08-13 | ソニー株式会社 | カード型情報記憶装置、情報入出力装置、および情報入出力システム |
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