JPH0135551Y2 - - Google Patents

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JPH0135551Y2
JPH0135551Y2 JP9458884U JP9458884U JPH0135551Y2 JP H0135551 Y2 JPH0135551 Y2 JP H0135551Y2 JP 9458884 U JP9458884 U JP 9458884U JP 9458884 U JP9458884 U JP 9458884U JP H0135551 Y2 JPH0135551 Y2 JP H0135551Y2
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JP
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bearing
shaft
motor
casing
oil
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JP9458884U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、雨水等のモータ内への侵入を防止す
る防水リングを有するフアンモータに関し、特に
軸受ハウジングを改良したフアンモータに関す
る。
(従来の技術) 一般に、自動車のラジエータやコンデンサの冷
却用に使用するフアンモータには第4図に示すよ
うなものがある。
このフアンモータMは、ほぼ偏平な一体の皿状
をしたケーシングピース1a,1bよりなる密閉
ケーシング1と、この密閉ケーシング1の内端面
に固着された環状のマグネツト2と、この密閉ケ
ーシング1内に設けられ、扁平アマチユア3、コ
ンミユテータ4を樹脂製のロータハブ5を介して
シヤフト6に固着したロータ部7と、前記コンミ
ユテータ4に先端が当接するブラシ8を筒状のブ
ラシホルダ9によつて支持し、このブラシホルダ
9をゴム性のブラシホルダサポート10を介して
前記ケーシングピース1bに取付けてなるブラシ
保持装置11とを有している。
(考案が解決しようとする問題点) このフアンモータMはシヤフト6の両端をボー
ル軸受12により支持しているために、両ケーシ
ングピース1a,1bとの間の寸法公差はきわめ
て厳格な規制が要求される。
しかも、マグネツト2及びケーシングピース1
aの内側面と扁平アマチユア3との間の隙間を小
さくする程、モータ効率が向上することになるた
め、前記シヤフト6とロータ部7との直角度も要
求される。
このために、モータ組付時には種々の規制が生
じ、組付自由度が少ないという問題がある。
また、前記ボール軸受12には特有の騒音並び
振動が生じ、車室内騒音の低減という強い要請が
ある最近の自動車用空気調和装置の分野では、好
ましくないという問題もある。
しかも、このボール軸受12はケーシング1に
形成した軸受ハウジングにより支持されているた
め、ボール軸受12を部品交換することも難しい
という問題もあつた(実開昭58−49562号公報参
照)。
さらに、このモータMではフアンf側から突出
した環状の水切り部13に向かつて、モータMの
ケーシングピース14を突出し、この水切り部1
3と防水リング14との協同によりモータ内への
雨水等の侵入を防止しているが、このような防水
リング14をケーシングピース1aに別部品とし
て別途設けることは部品点数が増大し、製品のコ
ストアツプになるという問題もある。
本考案は上述した欠点、問題点に鑑みてなされ
たもので、振動騒音を低減し、しかも部品点数が
少なく、部品交換の容易なフアンモータの軸受構
造を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) この目的を達成するための本考案は、密閉ケー
シング内に、扁平アマチユア及びコンミユテータ
をロータハブを介してシヤフトに固着したロータ
部を設け、前記シヤフトの両端を軸受を介して前
記密閉ケーシングに対し、回転可能に支持し、前
記シヤフトに取付けたフアン側より突出した環状
の水切り部と協同して、モータ内への雨水等の侵
入を防止する防水リング部を備えてなるフアンモ
ータにおいて、前記軸受を焼結含油軸受により構
成するとともに、この焼結含油軸受を保持する軸
受ハウジングを前記ケーシングとは別体に構成
し、前記軸受を支承する軸受支承部に、前記水切
り部の内周面に当該内周面と狭小の隙間をもつて
突出する防水リング部と、前記軸受の前記ロータ
部側を前記軸受からの油飛散を防止するように覆
う油切り部とを一体的に成形することにより前記
軸受ハウジングを形成してなるフアンモータであ
る。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づき詳細に
説明する。
第1図は、本考案に係るフアンモータの一例を
示し断面図であり、第4図に示す部材と同一部材
には同一符号を付し、その説明は省略する。
図示の扁平モータMは、軸受に焼結含油軸受2
0,21を用いており、この焼結含油軸受20,
21はシヤフト6に嵌着したリングR,Rによつ
て軸方向移動を規制されている。
ここに焼結含油軸受20,21は小さな粒子状
の金属を焼結し、内部の微小空間内に潤滑油を滲
み込ませたもので、シヤフト6が回転すると、こ
の潤滑油が滲み出し、シヤフト6と軸受内周面と
の間に入り込んで軸受作用をするようにしたもの
である。
この軸受20を支持する軸受ハウジング22
は、防水リング部22a、軸受支持支承部22
b、油切り部22cを有する一体成形品であり、
ケーシングピース1aにビス若しくはボルト等の
固着手段23により取付けてある。
ここに防水リング部22aはフアンf側から突
出した環状の水切り部13の内周面に沿つて突出
し、この両者間の隙間は雨水等が侵入しない程度
のきわめて小さなものである。また油切り部22
cは前記滲み出した潤滑油が飛散し、ロータ部7
側に付着しないように、この軸受20の内側を覆
うように形成したものである。
一方、前記軸受20とは反対側の軸受21を支
持する軸受ハウジング24も前述したものと同様
に軸受支承部24b、油切り部24cを有する一
体成形品であるが、この軸受ハウジング24では
ケーシングピース1bの表面に沿つて突出したフ
ランジ部24aを有している。
このフランジ部24aはケーシングピース1b
の端面等にゴム製のガイドリング25とOリング
26とを介して弾性的に当接している。すなわ
ち、第2図に詳示するようにこのフランジ部24
aは断面半円形をした環状のビート部27を有
し、このビート部27とケーシングピース1b側
のビート部28との間に前記Oリング26を介装
することにより、この軸受ハウジング24の軸方
向変位を許容するとともに水滴等が外部からモー
タ内へ侵入するのを防止している。また、このケ
ーシングピース1bの内周縁部に嵌着した前記ガ
イドリング25はこの軸受ハウジング24の軸直
角方向の変位を許容している。
このようにガイドリング25及びOリング26
という2つの弾性部材をケーシングピース1bと
軸受ハウジング24との間に介在し、この軸受ハ
ウジング24の軸方向及び軸直角方向の変位を許
容するように構成すれば、シヤフト6とケーシン
グ1の間で生じる軸芯のずれとか、この軸受2
0,21やシヤフト6等製作する場合に生じる加
工上のバラツキがあつても、シヤフト6に軸受ハ
ウジング24を組付けた後に、この軸受ハウジン
グ24の取付位置を、Oリング26及びガイドリ
ング25のゴムの弾性を利用して多少変位させ、
最も好ましい位置にした状態で固着手段29を締
付ければ、前述した加工上の誤差等をすべて吸収
することができる。
すなわち、ケーシングピース1bのねじ孔30
よりも軸受ハウジング24側の通孔31の口径を
多少大きくし、このビス若しくはボルト32を螺
着したときに、このビス32等とこの通孔31と
の間に隙間を設けてあればこの隙間を利用して、
軸受ハウジング24を相当の自由度をもつて取付
けることができる。なお、図中33はスプリング
ワツシヤ、34はブラシホルダー9を支持するゴ
ム製の支持部材である。
このようにシヤフト6を両端において支持する
軸受構造において、一方の軸受21をいわばソフ
トマウントの支持構造にすれば、仮にシヤフト6
とアマチユア3等との間の直角度とか、軸受2
0,21とシヤフト6との芯合せが不十分であつ
ても、これを修正した位置で軸受20,21を固
定することができる。
したがつてアマチユア3の取付位置も最適位置
にセツトでき、また、軸受20,21においても
いわゆるカジリ、焼付ロツク等が防止できること
になり、モータを効率良くかつ騒音も少ない状態
で運転することができる。
さらに、このモータを組み立てる場合も第3図
に示すように例えば左側の軸受ハウジング22に
対し、ケーシングピース1aを取付け、次にロー
タ部7を嵌挿し、最後に軸受ハウジング24を取
付けるという、いわゆる積み重ね方式によつて簡
単に行うことができる。
しかも、この組み立て後に、軸受ハウジング2
4を多少変位させれば、前述したようにモータと
しても最も好ましい状態でセツトすることがで
き、いわばこれにより最後仕上げを簡単に行うこ
とができることになる。
(考案の効果) 以上の説明により明らかなように、本考案によ
れば、モータの軸受がより確実に行われることに
なり、しかもこの軸受の取付作業も容易となる。
また部品点数が減少し、モータの組立作業も容易
となるので、製品コストの低減を達成することも
可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す縦断面図、
第2図は、第1図の要部拡大断面図、第3図は、
第1図に示すモータを展開した状態を示す断面
図、第4図は、従来のモータを示す縦断面図であ
る。 1……密閉ケーシング、3……扁平アマチユ
ア、4……コンミユテータ、5……ロータハブ、
6……シヤフト、7……ロータ部、20……焼結
含油軸受、22……軸受ハウジング、22a……
防水リング部、22b……軸支承部、22c……
油切り部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 密閉ケーシング1内に、扁平アマチユア3及び
    コンミユテータ4をロータハブ5を介してシヤフ
    ト6に固着したロータ部7を設け、前記シヤフト
    6の両端を軸受を介して前記密閉ケーシング1に
    対し、回転可能に支持し、前記シヤフト6に取付
    けたフアン5側より突出した環状の水切り部13
    と協同して、モータ内への雨水等の侵入を防止す
    る防水リング部を備えてなるフアンモータにおい
    て、前記軸受を焼結含油軸受20により構成する
    とともに、この焼結含油軸受20を保持する軸受
    ハウジング22を前記ケーシング1とは別体に構
    成し、前記軸受20を支承する軸受支承部22b
    に、前記水切り部13の内周面に当該内周面と狭
    小の隙間をもつて突出する防水リング部22a
    と、前記軸受20の前記ロータ部7側を前記軸受
    20からの油飛散を防止するように覆う油切り部
    22cとを一体的に成形することにより前記軸受
    ハウジング22を形成してなるフアンモータ。
JP9458884U 1984-06-26 1984-06-26 ファンモータ Granted JPS6113555U (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9458884U JPS6113555U (ja) 1984-06-26 1984-06-26 ファンモータ
US06/748,351 US4633112A (en) 1984-06-26 1985-06-24 Flat electric motor with adjustable bearing support

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9458884U JPS6113555U (ja) 1984-06-26 1984-06-26 ファンモータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6113555U JPS6113555U (ja) 1986-01-27
JPH0135551Y2 true JPH0135551Y2 (ja) 1989-10-30

Family

ID=30653214

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9458884U Granted JPS6113555U (ja) 1984-06-26 1984-06-26 ファンモータ

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JP (1) JPS6113555U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006134686A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Micro Denshi Kk マイクロ波を利用したプラズマ発生装置
JP5948560B2 (ja) * 2011-09-22 2016-07-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 扁平型ブラシ付コアレスモータ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6113555U (ja) 1986-01-27

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