JPH0569852A - 作業機の走行装置の伝動機構 - Google Patents

作業機の走行装置の伝動機構

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JPH0569852A
JPH0569852A JP3263067A JP26306791A JPH0569852A JP H0569852 A JPH0569852 A JP H0569852A JP 3263067 A JP3263067 A JP 3263067A JP 26306791 A JP26306791 A JP 26306791A JP H0569852 A JPH0569852 A JP H0569852A
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clutch
shaft
gear
gears
pitching
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Shoichi Yamamoto
昌一 山本
Yasushi Fujita
靖 藤田
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行装置の伝動機構の小型化。 【構成】 スピンターン用歯車9と前後進用歯車12を
有するチェンジ軸8と、前記歯車12と常時噛合うセン
タギヤ11により回転し左右クラッチ体14、14’お
よび該クラッチ体14、14’入のとき回転する歯車2
7、27’と左右ブレーキ体29、29’とを設けたサ
イドクラッチ軸13と、前記スピンターン用歯車9と常
時噛合う歯車44により回転し前記歯車27、27’と
常時噛合っている歯車43、43’および該歯車43、
43’と一体構造の歯車42、42’ならびに入のとき
該歯車42、42’を回転させる左右逆転クラッチ体3
6、36’とを設けた逆転クラッチ軸35とからなる作
業機の走行装置の伝動機構。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作業機の走行装置の伝
動機構に係るものである。
【0002】
【従来技術】従来、公知の特開平3−25081号公報
には、前後進用歯車aを有するチェンジ軸bと、前記歯
車aと常時噛合うセンタギヤcにより回転し左右クラッ
チ体d、d’および該クラッチ体d、d’入のとき回転
する歯車e、e’と左右ブレーキ体f、f’とを設けた
サイドクラッチ軸gと、逆転クラッチ体hを設けた逆転
クラッチ軸iと、前記歯車eより回転させられる歯車j
を取付たカウンタ軸kとからなり、前記逆転クラッチ軸
iは前記カウンタ軸kに設けた歯車lにより回転させら
れる作業機の走行装置の伝動機構が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、チェ
ンジ軸b、サイドクラッチ軸g、逆転クラッチ軸
i、カウンタ軸kの4軸構成であるが、カウンタ軸k
のない3軸構成にして構造簡単にする工夫はある。
【0004】
【発明の目的】本発明は、3軸構成の作業機の走行装置
の伝動機構を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、スピ
ンターン用歯車9と前後進用歯車12を有するチェンジ
軸8と、前記歯車12と常時噛合うセンタギヤ11によ
り回転し左右クラッチ体14、14’および該クラッチ
体14、14’入のとき回転する歯車27、27’と左
右ブレーキ体29、29’とを設けたサイドクラッチ軸
13と、前記スピンターン用歯車9と常時噛合う歯車4
4により回転し前記歯車27、27’と常時噛合ってい
る歯車43、43’および該歯車43、43’と一体構
造の歯車42、42’ならびに入のとき該歯車42、4
2’を回転させる左右逆転クラッチ体36、36’とを
設けた逆転クラッチ軸35とからなる作業機の走行装置
の伝動機構とし、チェンジ軸8と、サイドクラッチ
軸13と、逆転クラッチ軸35の3軸としたものであ
る。
【0006】
【実施例】本発明の、実施例を図面により説明すると、
1はコンバイン等のミッションケースで、上部位置に入
力軸2を横設し、該入力軸2の一端には油圧無段変速装
置(ハイドロスタチックトランスミッション)3を取付
ける。前記入力軸2には、大歯車4と小歯車5とよりな
る切替歯車群6を軸方向に摺動自在に嵌合させ、該切替
歯車群6にシフター7を係合させる。8はチェンジ軸で
あり、チェンジ軸8には前記大歯車4と噛合するスピン
ターン用歯車9と、前記小歯車5と噛合する大歯車10
をそれぞれ固定するとともに、後述するセンターギヤ1
1に噛合する前後進用歯車12を固定する。
【0007】13はサイドクラッチ軸で、サイドクラッ
チ軸13の中央位置には前記センターギヤ11を回転の
み自在に遊嵌させる。センターギヤ11の左右両側のサ
イドクラッチ軸13には、前記センターギヤ11を挾ん
で左右対称に左クラッチ体14と右クラッチ体14’と
をそれぞれ設ける。左クラッチ体14はサイドクラッチ
軸13に左回転ドラム16を回転のみ自在に軸装し、左
回転ドラム16内には該左回転ドラム16と一体回転す
る左仕切部材17を設ける。左仕切部材17は前記サイ
ドクラッチ軸13に対して回転のみ自在に取付けられ、
左仕切部材17の右側に左クラッチ用シリンダ室18
を、左仕切部材17の左側に左ブレーキ用シリンダ室1
9をそれぞれ形成し、前記左クラッチ用シリンダ室18
および左ブレーキ用シリンダ室19内にはピストン2
0、21をそれぞれ設ける。ピストン20、21は前記
サイドクラッチ軸13に対して回転自在でかつサイドク
ラッチ軸13の軸心方向に摺動自在である。22は前記
左クラッチ用シリンダ室18に送油する送油口、23は
前記左ブレーキ用シリンダ室19に送油する送油口であ
る。前記ピストン20には、クラッチディスク24を固
定し、クラッチディスク24はクラッチディスク25に
接離自在に摺接させる。クラッチディスク25は前記サ
イドクラッチ軸13と一体回転する左回転部材26に取
付ける。27は前記左仕切部材17側と一体回転する歯
車である。前記ピストン21には、ブレーキディスク2
8を固定し、ブレーキディスク28は左ブレーキ体29
のディスク30に接離自在に摺接させ、ディスク30は
前記ミッションケース1に着脱自在の左蓋部材31に一
体的に形成している。
【0008】前記右クラッチ体14’も前記左クラッチ
体14と同様に、前記サイドクラッチ軸13に右回転ド
ラム16’を回転のみ自在に軸装し、右回転ドラム1
6’内には該右回転ドラム16’と回転のみ自在に一体
回転する右仕切部材17’を設け、右仕切部材17’の
左側に右クラッチ用シリンダ室18’を、右仕切部材1
7’の右側に右ブレーキ用シリンダ室19’をそれぞれ
形成し、前記右クラッチ用シリンダ室18’および右ブ
レーキ用シリンダ室19’内にはピストン20’、2
1’を前記サイドクラッチ軸13に対して回転自在でか
つサイドクラッチ軸13の軸心方向に摺動自在に設け、
前記ピストン20’には、クラッチディスク25’に接
離自在のクラッチディスク24’を固定し、前記クラッ
チディスク25’は前記サイドクラッチ軸13と一体回
転する右回転部材26’に取付ける。27’は前記右仕
切部材17’側と一体回転する歯車である。前記ピスト
ン21’には、右ブレーキディスク28’を固定し、右
ブレーキディスク28’は右ブレーキ体29’のディス
ク30’に接離自在に摺接させる。ディスク30’は前
記ミッションケース1に着脱自在の右蓋部材31’に一
体的に形成している。22’は前記右クラッチ用シリン
ダ室18’に送油する送油口、23’は前記右ブレーキ
用シリンダ室19に送油する送油口である。以上のよう
に、前記サイドクラッチ軸13には、センターギヤ11
を中心にその左右側に前記左クラッチ体14と前記右ク
ラッチ体14’とを左右対称に配置し、前記左クラッチ
体14と前記右クラッチ体14’のそれぞれの外側に左
右ブレーキ体29、29’を左右対称に配置構成してい
る。
【0009】また、前記左クラッチ体14および右クラ
ッチ体14’のそれぞれのピストン20、20’とピス
トン21、21’との関係は、両者連動して同一間隔で
摺動するように構成し、左右クラッチ体14、14’が
入の状態からピストン20、20’およびピストン2
1、21’が外側に移動してクラッチディスク24、2
4’とクラッチディスク25、25’が離れると中立位
置となり、更に外側にピストン20、20’およびピス
トン21、21’が移動してディスク28、28’とデ
ィスク30、30’が摺接すると、ブレーキが掛るよう
に構成している。また、左ブレーキ体29には、駐車ブ
レーキ32を設ける。33は該駐車ブレーキ32の操作
アームである。
【0010】前記サイドクラッチ軸13の近傍位置には
逆転クラッチ軸35を軸装し、該逆転クラッチ軸35に
は左右2個の左右逆転クラッチ体36、36’を左右対
称に設ける。前記逆転クラッチ軸35には、該前記逆転
クラッチ軸35と一体回転して、左右逆転ディスク3
8、38’を取付けた左右クラッチドラム37、37’
を設け、前記左右クラッチドラム37、37’内には、
左右逆転用シリンダ室39、39’を形成し、前記左右
逆転用シリンダ室39、39’内には左右逆転ピストン
40、40’を設ける。他方、前記逆転クラッチ軸35
には歯車42、42’を回転自在に軸装し、歯車42、
42’には直接または間接的に前記左右逆転ディスク3
8、38’に摺接するディスク41、41’を設ける。
前記歯車42、42’には一体または別体の歯車歯車4
3、43’を取付け、歯車43、43’は前記サイドク
ラッチ軸13の歯車27、27’に常時噛合わせる。前
記逆転クラッチ軸35の中央部分には、逆転歯車44を
設け、該逆転歯車44は前記チェンジ軸8に固定のスピ
ンターン用歯車9と常時噛合わせる。前記サイドクラッ
チ軸13および逆転クラッチ軸35内には油路を形成
し、該油路の各接続口34には図示は省略するが油圧ホ
ースを接続する。50はカウンタ軸であり、カウンタ軸
50の中央部分には前記歯車42、42’に常時噛合う
歯車51、51’を固定し、カウンタ軸50の左右側に
は歯車52、52’を固定し、歯車52、52’には左
右車軸53、53’に固定の歯車54、54’を噛合わ
せる。
【0011】しかして、前記左右クラッチ体14、1
4’は通常走行中は、それぞれ「入」であり、左クラッ
チ体14と右クラッチ体14’のいずれか一方は入のま
ま、いずれか他方を切にし、切にした左クラッチ体14
または右クラッチ体14’に対応する左逆転クラッチ体
36または右逆転クラッチ体36’を作動させて、左車
軸53と左右車軸53’を互いに逆回転させ、スピンー
タンを行なう。図4は、左右クラッチ体14、14’と
逆転クラッチ体36、36’を制御する油圧回路を示し
ており、図中、55は油タンク、56は油圧ポンプであ
る。
【0012】図7、図9は前記ミッションケース1を搭
載した走行装置60の一実施例を示したものであり、6
1は機体フレームであり、前記機体フレーム61の下方
には左右一対の走行フレーム62を左右に所定間隔を有
して設ける。63は前記各走行フレーム62に設けた転
輪、64はクローラ、65は前記左右車軸53、53’
に固定の駆動輪である。前記機体フレーム61と前記走
行フレーム62との間には、圃場の左右傾斜に対して機
体フレーム61を水平状態にさせるローリング機構およ
び圃場の前後傾斜に対して機体フレーム61を水平状態
にさせるピッチング機構を設ける。前記ローリング機構
は、前記左右の走行フレーム62の後部に左右方向の後
部横取付軸66をそれぞれ取付け、該各後部横取付軸6
6には後側下部アーム67の先端部を回動自在にそれぞ
れ軸着する。各後側下部アーム67の基部は前記走行フ
レーム62と前記機体フレーム61の間に設け中間フレ
ーム68の後部に軸着された後部横支持軸69に固定状
態にそれぞれ取付ける。前記後部横支持軸69には、後
側上部アーム70の基部を固定状態に取付け、該後側上
部アーム70の先端にはローリング用シリンダ71のロ
ッド72を軸着する。
【0013】前記各走行フレーム62の前部には左右方
向の前部横取付軸73をそれぞれ軸着し、各前部横取付
軸73には前側下部アーム74の先端部をそれぞれ軸着
する。前側下部アーム74の基部は、前記中間フレーム
68の前部に軸着された前部横支持軸75に固定状態に
取付ける。前部横支持軸75には前側上部アーム76の
基部を固定状態に取付け、前側上部アーム76と前記後
側上部アーム70とを連結ロッド77により連結して同
時に回動させる。しかして、前記機体フレーム61の前
後両側には前後側ピッチングシリンダ78、79をそれ
ぞれ設け、前後側ピッチングシリンダ78、79はそれ
ぞれ間接的に前記中間フレーム68の前後部に取付け
る。前記機体フレーム61の前側所定位置に左右一対の
ピッチング支持メタル80を設け、該ピッチング支持メ
タル80間には左右方向のピッチング横軸81の両端を
回転のみ自由に軸装する。前記ピッチング横軸81に
は、ピッチング横筒82を挿通し、該ピッチング横筒8
2には左右一対の前側ピッチングアーム83の一片の基
部を固定し、一方の一片の基部に設けた他片の上端には
前側ピッチングシリンダ78のピッチングロッド84を
軸着する。前記各一片の先端は前記中間フレーム68の
前部側に軸着する。
【0014】前記機体フレーム61の後側所定位置にピ
ッチング支持メタル85を設け、該ピッチング支持メタ
ル85間にはピッチング横軸86の両端を回転のみ自由
に軸装する。前記ピッチング横軸86には、ピッチング
横筒87を挿通し、該ピッチング横筒87には後側ピッ
チングアーム88の一片の基部を固定し、一方の一片の
基部に設けた他片の上端には後側ピッチングシリンダ7
9のピッチングロッド89を軸着する。前記各一片の先
端は前記中間フレーム68の後部側にリンク機構90を
介して軸着する。
【0015】
【作用】次に作用を述べる。本発明は以上の構成であ
り、油圧無段変速装置3の回転が、切替歯車群6を介し
て、スピンターン用歯車9、大歯車10のいずれかに伝
達されて、チェンジ軸8を回転させ、チェンジ軸8に固
定した前後進用歯車12を介してセンターギヤ11に伝
達され、また、前記スピンターン用歯車9と常時噛合い
の逆転歯車44により逆転クラッチ軸35も常時回転し
ている。しかして、通常の走行では、左右クラッチ体1
4、14’の左右クラッチ用シリンダ室18、18’に
送油され、ピストン20、20’がクラッチディスク2
4、24’を摺動させてクラッチディスク25、25’
に当接させて「入」となるから、サイドクラッチ軸13
の回転が、左右回転部材26、26’、クラッチディス
ク25、25’、クラッチディスク24、24’を介し
て左右回転ドラム16、16’に伝達され、左右回転ド
ラム16、16’の回転により歯車27、27’が回転
し、歯車27、27’の回転が歯車43、43’、歯車
42、42’、歯車51、51’を介してカウンタ軸5
0に伝達され、カウンタ軸50の回転が歯車52、5
2’、歯車54、54’を介して左右車軸53、53’
を同方向回転させて走行する。
【0016】また、左右クラッチ体14、14’のいず
れか一方の例えば、左クラッチ体14の左ブレーキ用シ
リンダ室19に送油すると、ピストン21は左ブレーキ
体29側に移動し、ピストン21の移動に連動してピス
トン20も左ブレーキ体29側に移動してクラッチディ
スク25からクラッチディスク24が離脱し、左クラッ
チ体14は中立位置となり、更にピストン21を左ブレ
ーキ体29側に移動させると、ブレーキディスク28と
ディスク30が摺接して左回転ドラム16の回転を停止
させ、左車軸53への駆動が停止してブレーキが掛り、
他方の右車軸53’の駆動回転により方向修正を行な
う。また、左クラッチ体14および右クラッチ体14’
のピストン21、21’に同時に送油すると、同時に左
右ブレーキ体29、29’が作動してブレーキが掛り停
止する。以上において、左右逆転クラッチ体36、3
6’には油圧が掛っていないので、歯車42、42’に
対して左右逆転クラッチ体36、36’は空回りしてい
る。
【0017】しかして、この状態で、機体をスピンター
ン(左車軸53と右車軸53’とを反対に回転させ、そ
の場で、ターンさせること)させるには、左クラッチ体
14、右クラッチ体14’のいずれか一方を切にし、逆
転クラッチ軸35により逆回転させて、行なう。即ち、
左クラッチ体14、右クラッチ体14’のいずれか一方
の例えば、左クラッチ体14の左ブレーキ用シリンダ室
19に送油すると、ピストン21は左ブレーキ体29側
に移動し、ピストン21の移動に連動してピストン20
も左ブレーキ体29側に移動してクラッチディスク25
からクラッチディスク24が外れ、左クラッチ体14は
中立位置となる。他方、前記左クラッチ体14が切状態
なったとき、左逆転クラッチ体36の左逆転用シリンダ
室39に送油すると、左逆転ピストン40が中央側に移
動し、左逆転ピストン40は左逆転ディスク38にディ
スク41を摺接させ、逆転クラッチ軸35は逆転歯車4
4とスピンターン用歯車9との直接噛合いによりサイド
クラッチ軸13と同方向回転しているから、逆転クラッ
チ軸35と同方向回転している歯車42は歯車42’と
反対回転となり、この歯車42に伝達し、歯車42が歯
車51を回転させて左車軸53を右車軸53’と反対回
転させて、左回りのスピンターンを行なう。なお、右ク
ラッチ体14’を切にすると、右逆転クラッチ体36’
が入となって、右車軸53’を左車軸53に対して反対
回転させて右回りのスピンターンさせる。
【0018】この場合、サイドクラッチ軸13に左右ク
ラッチ体14、14’および左右ブレーキ体29、2
9’とを設け、逆転クラッチ軸35に前記左右クラッチ
体14、14’に対応する左右逆転クラッチ体36、3
6’とを設け、チェンジ軸8の前後進用歯車12とサイ
ドクラッチ軸13のセンタギヤ11とを常時噛合わせ、
サイドクラッチ軸13の歯車27、27’と逆転クラッ
チ軸35の歯車43、43’を常時噛合わせ、チェンジ
軸8のスピンターン用歯車歯車9と逆転クラッチ軸35
の逆転歯車44を常時噛合せ、チェンジ軸8と、サ
イドクラッチ軸13と、逆転クラッチ軸35の3軸を
互いに直接回転伝達する構成としているから、逆転用カ
ウンタ軸kは不要となり、1軸減らしたコンパクトな構
成となり、左右逆転クラッチ体36、36’に掛る負担
を軽減して耐久性を向上させる。また、左右逆転クラッ
チ体36、36’は前記逆転軸35の左右両側に対称状
に設けられているから、左右クラッチ体14、14’と
共に、蓋部材31、31’を外して、左右逆転クラッチ
体36、36’も開放できる構成にすると、メンテナン
スも容易となる。
【0019】図7〜図9の実施例では、ローリング用シ
リンダ71を伸縮させると、後側上部アーム70が回動
し、後側上部アーム70は後部横支持軸69を回転さ
せ、後部横支持軸69は後側下部アーム67を回動さ
せ、同時に連結ロッド77により前側上部ーム76が回
動して前側下部アーム74を回動させ、中間フレーム6
8に対して走行フレーム62を上下させるから、左右い
ずれか一方の走行フレーム62(または両方を互いに反
対に)を中間フレーム68に対して上下させて相対的に
機体フレーム61の左右側を上下させて、左右傾斜に対
して水平にする。しかして、前記機体フレーム61の前
後両側には前側ピッチングシリンダ78、後側ピッチン
グシリンダ79をそれぞれ設けているから、前側ピッチ
ングシリンダ78、後側ピッチングシリンダ79のうち
前側ピッチングシリンダ78を伸縮させると、中間フレ
ーム68の前側を、前記中間フレーム68と後側ピッチ
ングアーム88とリンク機構90との軸着部を中心に上
下させて、相対的に機体フレーム61の前側を上下させ
て前後傾斜を修正して機体フレーム61を水平状態にす
る。また、前側ピッチングシリンダ78、後側ピッチン
グシリンダ79のうち後側ピッチングシリンダ79を伸
縮させると、中間フレーム68の後側を前記中間フレー
ム68と前側ピッチングアーム83との軸着部を中心に
上下させて、相対的に機体フレーム61の後側を上下さ
せて前後傾斜を修正して機体フレーム61を水平状態に
する。しかして、本実施例では、機体フレーム61の前
後両側に前側ピッチングシリンダ78、後側ピッチング
シリンダ79をそれぞれ設けているから、前側ピッチン
グシリンダ78、後側ピッチングシリンダ79の両方を
同時に伸縮させると、一層走行フレーム62の傾斜修正
できる範囲を広げるばかりでなく、中間フレーム68を
機体フレーム61に対して上下させ、車高調節も可能と
なる。
【0020】
【効果】本発明は、スピンターン用歯車9と前後進用歯
車12を有するチェンジ軸8と、前記歯車12と常時噛
合うセンタギヤ11により回転し左右クラッチ体14、
14’および該クラッチ体14、14’入のとき回転す
る歯車27、27’と左右ブレーキ体29、29’とを
設けたサイドクラッチ軸13と、前記スピンターン用歯
車9と常時噛合う歯車44により回転し前記歯車27、
27’と常時噛合っている歯車43、43’および該歯
車43、43’と一体構造の歯車42、42’ならびに
入のとき該歯車42、42’を回転させる左右逆転クラ
ッチ体36、36’とを設けた逆転クラッチ軸35とか
らなる作業機の走行装置の伝動機構としたものであるか
ら、逆転用カウンタ軸kが不要の1軸減らしたチェン
ジ軸8と、サイドクラッチ軸13と、逆転クラッチ
軸35の3軸構成とすることができ、そのため全体をコ
ンパクトな構成にできる。また、サイドクラッチ軸13
に左右クラッチ体14、14’を設け、この近傍の逆転
軸35に左右逆転クラッチ体36、36’を設けること
ができ、スピンターンのとき各クラッチの負荷を独立さ
せて軽減し、また、左右側から同時にメンテナンスを行
なうことができ、メンテンナンス作業を容易にできると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ミッションケースの展開状態の縦断正面
図。
【図2】 要部断面図。
【図3】 要部断面図。
【図4】 ミッションケースの側面略図。
【図5】 油圧回路図。
【図6】 他の実施例の側面図。
【図7】 同平面図。
【図8】 同油圧回路図。
【図9】 同回路図。
【図10】 公知例図。
【符号の説明】
1…ミッションケース、2…入力軸、3…油圧式無断変
速装置、4…大歯車、5…小歯車、6…切替歯車群、7
…シフタ、8…チェンジ軸、9…スピンターン用歯車、
10…歯車、11…センターギヤ、12…前後進用歯
車、13…サイドクラッチ軸、14…左クラッチ体、1
4’…右クラッチ体、16…左回転ドラム、16’…右
回転ドラム、17…左仕切部材、17’…右仕切部材、
18…左クラッチ用シリンダ室、18’…右クラッチ用
シリンダ室、19…左ブレーキ用シリンダ室、19’…
右ブレーキ用シリンダ室、20、20’…ピストン、2
1、21’…ピストン、22、22’…送油口、23、
23’…送油口、24、24’…クラッチディスク、2
5、25’…クラッチディスク、26…左回転部材、2
6’…右回転部材、27、27’…歯車、28、28’
…ブレーキディスク、29…左ブレーキ体、29’…右
ブレーキ体、30、30’…ディスク、31…左蓋部
材、31’…右蓋部材、32…駐車ブレーキ、33…操
作アーム、34…接続口、35…逆転クラッチ軸、36
…左逆転クラッチ体、36’…右逆転クラッチ体、37
…左クラッチドラム、37’…右クラッチドラム、38
…左逆転ディスク、38’…右逆転ディスク、39…左
逆転用シリンダ室、39’…右逆転用シリンダ室、40
…左逆転ピストン、40’…右逆転ピストン、41、4
1’…ディスク、42、42’…歯車、43、43’…
歯車、44…逆転歯車、50…カウンタ軸、51、5
1’…歯車、52、52’…歯車、53…左車軸、5
3’…右車軸、54、54’…歯車、55…油タンク、
56…油ポンプ、60…走行装置、61…機体フレー
ム、62…走行フレーム、63…転輪、64…クロー
ラ、65…駆動輪、66…後部横取付軸、67…後側下
部アーム、68…中間フレーム、69…後部横支持軸、
70…後側上部アーム、71…ローリング用シリンダ、
72…ロッド、73…前部横取付軸、74…前側下部ア
ーム、75…前部横支持軸、76…前側上部アーム、7
7…連結ロッド、78…前側ピッチングシリンダ、79
…後側ピッチングシリンダ、80…ピッチング支持メタ
ル、81…ピッチング横軸、82…ピッチング横筒、8
3…前側ピッチングアーム、84…ピッチングロッド、
85…ピッチング支持メタル、86…ピッチング横軸、
87…ピッチング横筒、88…後側ピッチングアーム、
89…ピッチングロッド、90…リンク機構。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年12月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピンターン用歯車9と前後進用歯車1
    2を有するチェンジ軸8と、前記歯車12と常時噛合う
    センタギヤ11により回転し左右クラッチ体14、1
    4’および該クラッチ体14、14’入のとき回転する
    歯車27、27’と左右ブレーキ体29、29’とを設
    けたサイドクラッチ軸13と、前記スピンターン用歯車
    9と常時噛合う歯車44により回転し前記歯車27、2
    7’と常時噛合っている歯車43、43’および該歯車
    43、43’と一体構造の歯車42、42’ならびに入
    のとき該歯車42、42’を回転させる左右逆転クラッ
    チ体36、36’とを設けた逆転クラッチ軸35とから
    なる作業機の走行装置の伝動機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015010658A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 株式会社クボタ 収穫機

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