JP2006219113A - ホイール式作業機械のステアリング装置 - Google Patents

ホイール式作業機械のステアリング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006219113A
JP2006219113A JP2005306427A JP2005306427A JP2006219113A JP 2006219113 A JP2006219113 A JP 2006219113A JP 2005306427 A JP2005306427 A JP 2005306427A JP 2005306427 A JP2005306427 A JP 2005306427A JP 2006219113 A JP2006219113 A JP 2006219113A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
hydraulic
valve
mechanical
front wheels
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005306427A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Kawashima
一郎 川嶋
Taisuke Sumio
泰輔 角尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobelco Cranes Co Ltd
Original Assignee
Kobelco Cranes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobelco Cranes Co Ltd filed Critical Kobelco Cranes Co Ltd
Priority to JP2005306427A priority Critical patent/JP2006219113A/ja
Priority to AT05028587T priority patent/ATE391068T1/de
Priority to DE602005005776T priority patent/DE602005005776T2/de
Priority to EP05028587A priority patent/EP1679250B1/en
Priority to US11/319,742 priority patent/US7571786B2/en
Publication of JP2006219113A publication Critical patent/JP2006219113A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D7/00Steering linkage; Stub axles or their mountings
    • B62D7/06Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins
    • B62D7/14Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering
    • B62D7/15Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels
    • B62D7/1509Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels with different steering modes, e.g. crab-steering, or steering specially adapted for reversing of the vehicle

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Guiding Agricultural Machines (AREA)

Abstract

【課題】高速走行時に堅牢で信頼性の高い機構で2輪操舵を行い、低速走行時にハンドル操作のみで軽快に4輪操舵を行い、操作性及び信頼性に優れかつ使い勝手の良いホイール式作業機械のステアリング装置を提供する。
【解決手段】ステアリング装置20は、キャブ6内に配置されるハンドル21と前輪2L,2Rの向きを変更するタイロッド16とを操舵力伝達可能に連結し、ハンドルの回転操作に応じて前輪を操舵する機械式ステアリング手段22と、前輪及び後輪3L,3Rの向きをそれぞれ変更する複数のステアリングシリンダ23,24を有し、ハンドルの回転操作及び選択モードに応じて作動油を所定のステアリングシリンダに導いて前輪及び後輪の少なくとも一方を操舵する全油圧式ステアリング手段25と、機械式ステアリング手段及び全油圧式ステアリング手段のいずれか一方を選択的に機能させるように切り替える切替手段26とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ホイールクレーンなどのホイール式作業機械のステアリング装置に関する。
従来、ホイールクレーンにおいては、前輪及び後輪を備えた下部走行体上に上部旋回体が旋回自在に搭載され、この上部旋回体の左右いずれか一方側にクレーン作業時の操舵室と走行時の運転室とを兼用するキャブが設けられている。
また、このようなホイールクレーンのステアリング装置としては、例えば特許文献1に開示されるように、前輪及び後輪の向きをそれぞれ変更する4つのステアリングシリンダを有し、キャブ内の運転者によって回転操作されるステアリングハンドルの回転操作量及びスイッチ操作などで選択されるモード(ステアリングモード)に応じて作動油を所定のステアリングシリンダに導いて前輪及び後輪の少なくとも一方を操舵する全油圧式のものが国内で多く使用されている。この場合、選択モードには、前輪のみを操舵するノーマルモード、前輪と後輪とを同じ方向に操舵して幅寄せなどを容易にするためのクラブモード、前輪と後輪とを反対方向に操舵して旋回半径を小さくするためのクランプモード、及び上部旋回体を下部走行体に対し180°旋回した状態で走行する場合に通常の走行状態と同じ感覚で運転できるようにするための逆ステアリングモードなどがある。
特開平5−39057号公報
ところが、この種の全油圧式ステアリング装置では、ステアリングハンドルと車輪とが機械的に操舵力を伝達するように連結されていないことから、世界各国では一般公道を走行するとき走行速度を厳しく制限しており、特に欧州では25km/h以下に制限されている。このため、欧州向けに輸出する場合には何らかの対応策を講じる必要がある。
一方、欧州で80km/h程度の高速で走行し得るホイールクレーンのステアリング装置として、ステアリングハンドルと前輪の向きを変更するタイロッドとを機械的につまり操舵力伝達可能に連結してなるものは知られている。また、このステアリング装置では、後輪の向きを変更するステアリングシリンダを設け、ハンドル操作による前輪の操舵とは別にスイッチ操作により後輪の操舵を可能にし、ノーマルモードと共にクランプモード及びクラブモードを選択できるようになっている。
しかしながら、このようなステアリング装置では、クランプモード又はクラブモードで走行する場合、ハンドル操作による前輪の操舵とは別にスイッチ操作による後輪の操舵をも同時に行わなければならず、操作性が悪いという欠点がある。また、上部旋回体側のステアリングハンドルと下部走行体側のタイロッドとが機械的に連結されていることから、クレーン作業時に上部旋回体が旋回するとステアリングハンドルが勝手に回転し、操縦者に違和感を与えるという欠点もある。さらに、逆ステアリングモードの走行ができないという欠点もある。
本発明はかかる諸点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、高速走行時に堅牢で信頼性の高い機構でもって2輪操舵を行い、低速走行時にハンドル操作のみで軽快に4輪操舵を行い得るようになし、もって操作性及び信頼性に優れかつ使い勝手の良いホイール式作業機械のステアリング装置を提供せんとするものである。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、前輪及び後輪を備えた下部走行体上に上部旋回体が旋回自在に搭載され、この上部旋回体の左右いずれか一方側に作業時の操縦室と走行時の運転室とを兼用するキャブが設けられたホイール式作業機械のステアリング装置として、上記キャブ内に配置されるステアリングハンドルと前輪の向きを変更するタイロッドとを操舵力伝達可能に連結し、ステアリングハンドルの回転操作に応じて前輪を操舵する機械式ステアリング手段と、前輪及び後輪の向きをそれぞれ変更する複数のステアリングシリンダを有し、ステアリングハンドルの回転操作及び選択モードに応じて作動油を所定のステアリングシリンダに導いて前輪及び後輪の少なくとも一方を操舵する全油圧式ステアリング手段と、上記機械式ステアリング手段及び全油圧式ステアリング手段のいずれか一方を選択的に機能させるように切り替える切替手段とを備える構成にする。
この構成では、高速走行時には予め切替手段により機械式ステアリング手段を機能させるように選択しておくとステアリングハンドルの操舵力がこの機械的ステアリング手段を介して前輪側のタイロッドに伝達され、前輪がハンドル操作に応じて左右に操舵される。このとき、前輪は機械的ステアリング手段を介してステアリングハンドルに連結されているため、前輪の操舵を堅牢なものにすることができる。
一方、低速走行時には予め切替手段により全油圧式ステアリング手段を機能させるように選択しておくとこの全油圧式ステアリング手段によって、ステアリングハンドルの回転操作及び選択モードに応じて作動油が所定のステアリングシリンダに導入され、前輪及び後輪の少なくとも一方が操舵される。このとき、選択モードとしては、従来の全油圧式ステアリング装置の場合と同じくノーマルモード、クランプモード、クラブモード及び逆ステアリングモードなどを選択することができる。しかも、いずれのモードを選択したときでもステアリングハンドルのみを回転操作すれば足りるため、操作が容易なものになる。
また、作業時にも低速走行時と同じく予め切替手段により全油圧式ステアリング手段を機能させるように選択しておくと機械式ステアリング手段では上部旋回体側のステアリングハンドルと下部走行体側のタイロッドとの間の操舵力伝達が遮断された状態にあるため、作業に伴い上部旋回体が旋回してもステアリングハンドルが回転することはない。
請求項2に係る発明は、請求項1記載のホイール式作業機械のステアリング装置において、上記切替手段の具体的な形態を提供するものである。すなわち、この切替手段を、ステアリングハンドルに連結されたステアリングシャフトの基端に設けられたギヤボックスにより構成するとともに、このギヤボックスにおいて、ステアリングシャフトから操舵力が伝達される入力軸と、上記機械式ステアリング手段に操舵力を出力する第1の出力軸と、上記全油圧式ステアリング手段に操舵力を出力する第2の出力軸と、入力軸から第1及び第2の出力軸のいずれか一方に操舵力を伝達するクラッチとを有する構成にする。この構成では、ギヤボックスのクラッチの切替によりステアリングシャフトひいてはステアリングハンドルからの操舵力を機械式ステアリング手段及び全油圧式ステアリング手段のいずれか一方に伝達してその機能を発揮させることができ、切替動作を確実に行うことができる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2記載のホイール式作業機械のステアリング装置において、上記機械式ステアリング手段を、ステアリングハンドルの回転操作に応じて前輪を操舵する際上記全油圧式ステアリング手段の前輪用のステアリングシリンダに作動油を導いて前輪の操舵をアシストするように構成する。この構成では、機械式ステアリング手段が選択され、ステアリングハンドルの操舵力が機械式ステアリング手段を介して前輪側のタイロッドに伝達されて前輪が操舵される際には全油圧式ステアリング手段の前輪用のステアリングシリンダに作動油が導かれて前輪の操舵がアシストされるため、前輪の操舵を軽快に行うことができる。
請求項4及び5に係る発明は、いずれも請求項3記載のホイール式作業機械のステアリング装置において、機械式ステアリング手段の具体的な形態を提供するものである。すなわち、請求項4に係る発明では、上記機械式ステアリング手段を、油圧源からの作動油を前輪用のステアリングシリンダに導く供給路と、この供給路に設けられ、ステアリングハンドルの回転操作に応じて供給路の連通状態を変更制御する制御弁と、この制御弁の下流側に設けられ、全油圧式ステアリング手段の選択時に圧油が機械式ステアリング手段のタンク回路に戻されるのを防止するためのダブルパイロットチェック弁とを有する構成にする。
また、請求項5に係る発明では、上記機械式ステアリング手段を、油圧源からの作動油を前輪用のステアリングシリンダに導く供給路と、この供給路に設けられ、ステアリングハンドルの回転操作に応じて供給路の連通状態を変更制御する制御弁と、この制御弁の下流側に設けられ、機械式ステアリング手段の選択時に供給路を連通し、全油圧式ステアリング手段の選択時に供給路を遮断する切換弁とを有する構成にする。この構成では、機械式ステアリング手段の選択時(つまり高速走行時)で前輪を操舵したとき、前輪に作用する直進復帰力は、請求項4に係る発明の如くダブルパイロットチェック弁の遮断機能に起因して前輪用のステアリングシリンダにより保持されることはなく、ステアリングハンドルにまで伝達されるため、ステアリンハンドルを中立位置に戻す際の操舵力を軽減することができる。
請求項6に係る発明は、請求項4又は5記載のホイール式作業機械のステアリング装置において、上記機械式ステアリング手段の好ましい形態を提供する。すなわち、機械式ステアリング手段は、油圧源として全油圧式ステアリング手段の油圧ポンプを共用し、この油圧ポンプの圧油を全油圧式ステアリング手段の油圧回路又は上記供給路に選択的に連通させる切換弁を有する構成にする。この構成では、切換弁の切替によって全油圧式ステアリング手段の油圧ポンプを機械式ステアリン手段のアシスト用の油圧源として利用することができ、油圧ポンプの共用により油圧回路の構成を簡略化することができる。
以上のように、本発明におけるホイール式作業機械のステアリング装置によれば、高速走行時に前輪が機械的ステアリング手段を介してステアリングハンドルに連結されているため、前輪の操舵を堅牢なものにすることができ、特に欧州向けに輸出する場合に有効なものである。また、低速走行時に従来の全油圧式ステアリング装置の場合と同じく種々のモードを選択して前輪及び後輪の操舵を行うことができ、使い勝手を良好にすることができる。しかも、いずれのモードを選択したときでもステアリングハンドルのみを回転操作すれば足りるため、操作性を高めることができる。また、作業時に上部旋回体の旋回に伴ってステアリングハンドルが回転するのを防止できるので、操縦者に違和感を与えることがなく、信頼性を高めることができる。
特に、請求項2に係る発明では、ギヤボックスのクラッチの切替によりステアリングハンドルからの操舵力を機械式ステアリング手段及び全油圧式ステアリング手段のいずれか一方に伝達してその機能を発揮させることができるので、切替動作を確実に行うことができ、信頼性の向上をより図ることができる。
請求項3に係る発明では、低速走行時にステアリングハンドルの操舵力を機械式ステアリング手段を介して前輪側のタイロッドに伝達して前輪を操舵する際前輪用のステアリングシリンダに作動油が導かれて前輪の操舵がアシストされるため、前輪の操舵を軽快に行うことができ、操作性の向上をより図ることができる。しかも、全油圧式ステアリング手段のステアリングシリンダが兼用されているため、その分部品点数を少なくすることができ、コストの低廉化などに寄与することができる。
請求項5に係る発明では、機械式ステアリング手段の選択時で前輪を操舵したときには、前輪に作用する直進復帰力がステアリングハンドルにまで伝達されるため、ステアリングハンドルを中立位置に戻す際の操舵力を軽減することができるという利点がある。
さらに、請求項6に係る発明では、全油圧式ステアリング手段の油圧ポンプを機械式ステアリン手段のアシスト用の油圧源に共用することができるので、油圧回路の簡略化及びコストの低廉化を図ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態である実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は本発明の第1の実施形態に係るステアリング装置を装備するホイールクレーンの概略構成を示し、1は左右1個ずつの前輪2L,2R及び後輪3L,3Rを備えた下部走行体であって、この下部走行体1上には旋回ベアリング4を介在して上部旋回体5が旋回自在に搭載されている。この上部旋回体5の中央部には伸縮可能なテレスコピック型のブーム(図示せず)が起伏可能に取り付けられているとともに、上部旋回体5の左側にはクレーン作業時の操縦室と走行時の運転室とを兼用するキャブ6が設けられている。
上記前輪2L,2R及び後輪3L,3Rは、それぞれナックルアーム11及び懸架装置(図示せず)を介して下部走行体1に支持されているとともに、下部走行体1に搭載したエンジン(図示せず)の動力をプロペラシャフト12,13及びディファレンシャル14,15などを介して伝達して駆動されるようになっている。また、前輪2L,2Rのナックルアーム11,11同士及び後輪3L,3Rのナックアーム11,11同士は、それぞれ車幅方向に延びるタイロッド16,17を介して連結されていて、左右の前輪2L,2R同士及び左右の後輪3L,3R同士は、それぞれ一体的に同じ方向に向きが変更可能につまり操舵可能に設けられている。この前輪2L,2R及び後輪3L,3Rは、ステアリング装置20により操舵される。
上記ステアリング装置20は、上記キャブ6内に配置されたステアリングハンドル21と前輪2L,2R側のタイロッド16とを操舵力伝達可能に連結し、ステアリングハンドル21の回転操作に応じて前輪2L,2Rを操舵する機械式ステアリング手段22と、前輪2L,2R及び後輪3L,3Rの向きをそれぞれ変更する前輪用及び後輪用2つずつ計4つのステアリングシリンダ23,23,24,24を有し、ステアリングハンドル21の回転操作及び選択モードに応じて作動油を所定のステアリングシリンダ23,24に導いて前輪2L,2R及び後輪3L,3Rの少なくとも一方を操舵する全油圧式ステアリング手段25と、上記機械式ステアリング手段22及び全油圧式ステアリング手段25のいずれか一方を選択的に機能させるように切り替える切替手段26とを備えてなる。
上記機械式ステアリング手段22は、キャブ6内のステアリングハンドル21の回転操作力つまり操舵力を、旋回ベアリング4の中心軸上に配置されたスイベルジョイント30の上部にまで伝達する旋回体側伝達シャフト列31と、上記スイベルジョイント30の下部から操舵力を前輪2L,2R寄りつまり前方に伝達する走行体側伝達シャフト32と、この走行体側伝達シャフト32の先端に設けられたセミインテグラル型パワーステアリング装置33とを有している。
上記パワーステアリング装置33は、図3に示すように、走行体側伝達シャフト32に連結される入力軸34と、この入力軸34と一対の傘歯車35,36を介して動力伝達可能に連結されたメインシャフト37と、このメインシャフト37に形成されたねじ部37aに多数の剛球38,38,…を介在して軸方向に摺動可能に装着された摺動体39と、この摺動体39の外周面に形成したラック部39aと噛合する扇形のギヤ40とをハウジング41内に有してなる。上記ギヤ40には支軸42が回転一体に連結され、この支軸42の一端は、ハウジング41外にまで延出されている。支軸42の延出端部には、図1及び図2に示すようなレバー43の基端が回転一体に連結され、このレバー43の先端は前輪側のタイロッド16に連結されている。しかして、ステアリングハンドル21からの操舵力が入力軸34に伝達されるとメインシャフト37が回転し、これに伴い摺動体39がメインシャフト37上を摺動し、ギヤ40が支軸42回りに支軸42と一体に回動することにより、レバー43及びタイロッド16を介して前輪2L,2Rが操舵される。また、パワーステアリング装置33は、メインシャフト37の中央部(詳しくは傘歯車36装着側の端部とねじ部37aの形成個所との間の部位)に制御弁44を有し、この制御弁44のスプール44aは、メインシャフト37に回転一体に装着されている。そして、ステアリングハンドル21の操舵力を機械的ステアリング手段22を介して前輪2L,2Rに伝達して前輪2L,2Rを操舵する際後述するようにパワーステアリング装置33の制御弁44により全油圧式ステアリング手段25の前輪用ステアリングシリンダ23に作動油を導いて前輪2L,2Rの操舵をアシストするように構成されている。
上記ステアリング装置20の油圧回路(詳しくは全油圧式ステアリング手段25の油圧回路及び機械式ステアリング手段22のパワーステアリング装置33の油圧回路)は図4に示している。図4において、50は上部旋回体5に搭載された油圧ポンプ、51はこの油圧ポンプ50からの圧油の内でステアリングに必要な油量を優先的に調整するプライオリティバルブ、52はこのプライオリティバルブ51を通して圧油が導入されるオービットロール(登録商標)であって、このオービットロール52は、ステアリングハンドル21に上記切替手段26を介して連結される制御弁53などによりステアリングハンドル21の回転操作方向と回転操作角に比例した量の圧油をスイベルジョイント30を通してステアリングシリンダ23,24側に供給するようになっている。
また、54は上記プライオリティバルブ51とオービットロール52との間の供給管路に設けられた電磁式切換弁であって、この切換弁54は、上記切替手段26の選択切替に連動して位置切替が行われるもので、全油圧式ステアリング手段25の選択時には電磁部Eの励磁により図示の如きイ位置にあってプライオリティバルブ51を通して供給される油圧ポンプ50からの圧油をオービットロール52に導く一方、機械式ステアリング手段22の選択時には電磁部Eの消磁によりロ位置に切り替わり、油圧ポンプ50からの圧油をオービットロール52に導くことなく供給路としての供給管路55を通してステアリングシリンダ23,24側に供給する。
上記供給通路55のスイベルジョイント30下流側(つまり下部走行体1側)には非常用バルブユニット56及び上記パワーステアリング装置33の制御弁44が配設されている。非常用バルブユニット56は、供給通路55内の圧油をパイロット圧とする切換弁57を有し、この切換弁57には非常用ポンプモータ58が接続されている。そして、上記電磁式切換弁54がロ位置に切り替えられているとき(つまり機械式ステアリング手段22の選択時)、油圧ポンプ50が正常に作動していれば切換弁57はイ位置にあって、非常用ポンプモータ58からの圧油を油タンク59に戻す一方、油圧ポンプ50がエンジントラブルなどで停止して油圧ポンプ50からの圧油が供給管路55に供給されなければ切換弁57はロ位置に切り替わり、非常用ポンプモータ58からの圧油を供給通路55の下流側に供給する。また、パワーステアリング装置33の制御弁44は、4ポート3位置切換弁からなり、ステアリングハンドル21の非回転操作時に図示の如き中立位置に位置し、ステアリングハンドル21の左回転操作時にイ位置に、右回転操作時にロ位置にそれぞれ切り替わるものである。
さらに、60は上記オービットロール52とステアリングシリンダ23,24との間の管路に設けられたステアリングバルブユニットであって、このステアリングバルブユニット60は、図5に拡大詳示するように、左右2つの前輪用ステアリングシリンダ23,23に接続された前輪用ステアリングバルブ61と、左右2つの後輪用ステアリングシリンダ24,24に接続された後輪用ステアリングバルブ62とを有している。前輪用及び後輪用ステアリングバルブ61,62は、いずれも2つの電磁部A,B又はC,Dに対する通電(出力)状況によりイ、ロ、ハの3位置に切り替わるものである。63は供給管路55における制御弁44の下流に設けられたダブルパイロットチェック弁であって、このダブルパイロットチェック弁63は、全油圧式ステアリング手段25の選択時に作動油である圧油がタンク管路64を通して油タンク59に戻されるのを防止するためのものである。65は後輪用のステアリングシリンダ24,24に対応して設けられたダブルパイロットチェック弁であって、このダブルパイロットチェック弁65は、前輪2L,2Rのみが操舵される機械式ステアリング手段22の選択時に後輪3L,3Rを直進位置に油圧的に保持するためのものである。
そして、上記ステアリングバルブ61,62の電磁部A〜D及び切換弁54の電磁部Eの出力とステアリングモードとの関係は、下記の表1に示している。
すなわち、(1)ノーマルモードのとき、5つの電磁部A〜Eは全て非出力とされ、切換弁54はロ位置に位置し、各ステアリングバルブ61,62は共にロ位置に位置する。このため、油圧ポンプ50からの圧油は、オービットロール52に導かれることなく供給管路55を通してパワーステアリング装置33の制御弁44側に供給される。このとき、ステアリングハンドル21が左回転で操作され、制御弁44がイ位置に切り替えられると油圧ポンプ50からの圧油が前輪用ステアリングバルブ61を通して作動油として各前輪用ステアリングシリンダ23の作動室23bに導かれることにより、左右の前輪2L,2Rは、共に各前輪用ステアリングシリンダ23からアシスト力を受けて左旋回方向に操舵される。また、ステアリングハンドル21が右回転で操作され、制御弁44がロ位置に切り替えられると油圧ポンプ50からの圧油が後輪用ステアリングバルブ62及び前輪用ステアリングバルブ61を順に通して作動油として各前輪用ステアリングシリンダ23の作動室23aに導かれることにより、左右の前輪2L,2Rは、共に各前輪用ステアリングシリンダ23からアシスト力を受けて右旋回方向に操舵される。
(2)クラブモードのとき、後輪用ステアリングバルブ62の電磁部Dと切換弁54の電磁部Eのみが出力とされ、切換弁54はイ位置に、前輪用ステアリングバルブ61はロ位置に、後輪用ステアリングバルブ62はハ位置にそれぞれ位置する。このため、油圧ポンプ50からの圧油はオービットロール52に導かれ、ステアリングハンドル21の回転操作方向と回転操作角に比例した量の圧油に調整される。そして、ステアリングハンドル21が左回転で操作されたときには、オービットロール52のRポートから所定量の圧油が前輪用ステアリングバルブ61を通して作動油として各前輪用ステアリングシリンダ23の作動室23bに導かれることにより、左右の前輪2L,2Rは左旋回方向に操舵される。それと同時に、前輪用ステアリングシリンダ23の作動室23a内から排出された圧油が前輪用ステアリングバルブ61及び後輪用ステアリングバルブ62を順に通して作動油として各後輪用ステアリングシリンダ24の作動室24aに導かれることにより、左右の後輪3L,3Rは、前輪2L,2Rと同じ左旋回方向に操舵される。一方、ステアリングハンドル21が右回転で操作されたときには、オービットロール52のLポートから所定量の圧油が後輪用ステアリングバルブ62を通して作動油として各後輪用ステアリングシリンダ24の作動室24bに導かれることにより、左右の後輪3L,3Rは右旋回方向に操舵される。それと同時に、後輪用ステアリングシリンダ24の作動室24a内から排出された圧油が後輪用ステアリングバルブ62及び前輪用ステアリングバルブ61を順に通して作動油として各前輪用ステアリングシリンダ23の作動室23aに導かれることにより、左右の前輪2L,2Rは、後輪3L,3Rと同じ右旋回方向に操舵される。
(3)クランプモードのとき、後輪用ステアリングバルブ62の電磁部Cと切換弁54の電磁部Eのみが出力とされ、切換弁54はイ位置に、前輪用ステアリングバルブ61はロ位置に、後輪用ステアリングバルブ62はイ位置にそれぞれ位置する。このため、油圧ポンプ50からの圧油は、クラブモードのときと同じくオービットロール52に導かれ、ステアリングハンドル21の回転操作方向と回転操作角に比例した量の圧油に調整される。そして、ステアリングハンドル21が左回転で操作されたときには、オービットロール52のRポートから所定量の圧油が前輪用ステアリングバルブ61を通して作動油として各前輪用ステアリングシリンダ23の作動室23bに導かれることにより、左右の前輪2L,2Rは左旋回方向に操舵される。それと同時に、前輪用ステアリングシリンダ23の作動室23a内から排出された圧油が前輪用ステアリングバルブ61及び後輪用ステアリングバルブ62を順に通して作動油として各後輪用ステアリングシリンダ24の作動室24bに導かれることにより、左右の後輪3L,3Rは、前輪2L,2Rと反対の右旋回方向に操舵される。一方、ステアリングハンドル21が右回転で操作されたときには、オービットロール52のLポートから所定量の圧油が後輪用ステアリングバルブ62を通して作動油として各後輪用ステアリングシリンダ24の作動室24aに導かれることにより、左右の後輪3L,3Rは左旋回方向に操舵される。それと同時に、後輪用ステアリングシリンダ24の作動室24b内から排出された圧油が後輪用ステアリングバルブ62及び前輪用ステアリングバルブ61を順に通して作動油として各前輪用ステアリングシリンダ23の作動室23aに導かれることにより、左右の前輪2L,2Rは、後輪3L,3Rと反対の右旋回方向に操舵される。
(4)リヤモードのとき、前輪用ステアリングバルブ61の電磁部A、後輪用ステアリングバルブ62の電磁部C及び切換弁54の電磁部Eが出力とされ、切換弁54はイ位置に、前輪用ステアリングバルブ61はイ位置に、後輪用ステアリングバルブ62はイ位置にそれぞれ位置する。このため、油圧ポンプ50からの圧油はオービットロール52に導かれ、ステアリングハンドル21の回転操作方向と回転操作角に比例した量の圧油に調整される。そして、ステアリングハンドル21が左回転で操作されたときには、オービットロール52のRポートから所定量の圧油が前輪用ステアリングバルブ61及び後輪用ステアリングバルブ62を順に通して作動油として各後輪用ステアリングシリンダ24の作動室24bに導かれることにより、左右の後輪3L,3Rは右旋回方向に操舵される。一方、ステアリングハンドル21が右回転で操作されたときには、オービットロール52のLポートから所定量の圧油が後輪用ステアリングバルブ62を通して作動油として各後輪用ステアリングシリンダ24の作動室24aに導かれることにより、左右の後輪3L,3Rは左旋回方向に操舵される。
(5)逆ステアリングのノーマルモードのとき、前輪用ステアリングバルブ61の電磁部A、後輪用ステアリングバルブ62の電磁部D及び切換弁54の電磁部Eが出力とされ、切換弁54はイ位置に、前輪用ステアリングバルブ61はイ位置に、後輪用ステアリングバルブ62はハ位置にそれぞれ位置する。このため、油圧ポンプ50からの圧油はオービットロール52に導かれ、ステアリングハンドル21の回転操作方向と回転操作角に比例した量の圧油に調整される。そして、ステアリングハンドル21が左回転で操作されたときには、オービットロール52のRポートから所定量の圧油が前輪用ステアリングバルブ61及び後輪用ステアリングバルブ62を順に通して作動油として各後輪用ステアリングシリンダ24の作動室24aに導かれることにより、左右の後輪3L,3Rは左旋回方向に操舵される。一方、ステアリングハンドル21が右回転で操作されたときには、オービットロール52のLポートから所定量の圧油が後輪用ステアリングバルブ62を通して作動油として各後輪用ステアリングシリンダ24の作動室24bに導かれることにより、左右の後輪3L,3Rは右旋回方向に操舵される。
(6)逆ステアリングのクラブモードのとき、後輪用ステアリングバルブ62の電磁部Dと切換弁54の電磁部Eのみが出力とされ、切換弁54はイ位置に、前輪用ステアリングバルブ61はロ位置に、後輪用ステアリングバルブ62はハ位置にそれぞれ位置する。このため、油圧ポンプ50からの圧油はオービットロール52に導かれ、ステアリングハンドル21の回転操作方向と回転操作角に比例した量の圧油に調整される。そして、ステアリングハンドル21が左回転で操作されたときには、オービットロール52のRポートから所定量の圧油が前輪用ステアリングバルブ61を通して作動油として各前輪用ステアリングシリンダ23の作動室23bに導かれることにより、左右の前輪2L,2Rは左旋回方向に操舵される。それと同時に、前輪用ステアリングシリンダ23の作動室23a内から排出された圧油が前輪用ステアリングバルブ61及び後輪用ステアリングバルブ62を順に通して作動油として各後輪用ステアリングシリンダ24の作動室24aに導かれることにより、左右の後輪3L,3Rは、前輪2L,2Rと同じ左旋回方向に操舵される。一方、ステアリングハンドル21が右回転で操作されたときには、オービットロール52のLポートから所定量の圧油が後輪用ステアリングバルブ62を通して作動油として各後輪用ステアリングシリンダ24の作動室24bに導かれることにより、左右の後輪3L,3Rは右旋回方向に操舵される。それと同時に、後輪用ステアリングシリンダ24の作動室24a内から排出された圧油が後輪用ステアリングバルブ62及び前輪用ステアリングバルブ61を順に通して作動油として各前輪用ステアリングシリンダ23の作動室23aに導かれることにより、左右の前輪2L,2Rは、後輪3L,3Rと同じ右旋回方向に操舵される。
(7)逆ステアリングのクランプモードのとき、前輪用ステアリングバルブ61の電磁部B、後輪用ステアリングバルブ62の電磁部D及び切換弁54の電磁部Eが出力とされ、切換弁54はイ位置に、前輪用ステアリングバルブ61はハ位置に、後輪用ステアリングバルブ62はハ位置にそれぞれ位置する。このため、油圧ポンプ50からの圧油はオービットロール52に導かれ、ステアリングハンドル21の回転操作方向と回転操作角に比例した量の圧油に調整される。そして、ステアリングハンドル21が左回転で操作されたときには、オービットロール52のRポートから所定量の圧油が前輪用ステアリングバルブ61を通して作動油として各前輪用ステアリングシリンダ23の作動室23aに導かれることにより、左右の前輪2L,2Rは右旋回方向に操舵される。それと同時に、前輪用ステアリングシリンダ23の作動室23b内から排出された圧油が前輪用ステアリングバルブ61及び後輪用ステアリングバルブ62を順に通して作動油として各後輪用ステアリングシリンダ24の作動室24aに導かれることにより、左右の後輪3L,3Rは、前輪2L,2Rと反対の左旋回方向に操舵される。一方、ステアリングハンドル21が右回転で操作されたときには、オービットロール52のLポートから所定量の圧油が後輪用ステアリングバルブ62を通して作動油として各後輪用ステアリングシリンダ24の作動室24bに導かれることにより、左右の後輪3L,3Rは右旋回方向に操舵される。それと同時に、後輪用ステアリングシリンダ24の作動室24a内から排出された圧油が後輪用ステアリングバルブ62及び前輪用ステアリングバルブ61を順に通して作動油として各前輪用ステアリングシリンダ23の作動室23bに導かれることにより、左右の前輪2L,2Rは、後輪3L,3Rと反対の左旋回方向に操舵される。
(8)逆ステアリングのリヤモードのとき、前輪用ステアリングバルブ61の電磁部Bのみが出力とされ、切換弁54はロ位置に、前輪用ステアリングバルブ61はハ位置に、後輪用ステアリングバルブ62はロ位置にそれぞれ位置する。このため、油圧ポンプ50からの圧油は、ノーマルモードのときと同じくオービットロール52に導かれることなく供給管路55を通してパワーステアリング装置33の制御弁44側に供給される。このとき、ステアリングハンドル21が左回転で操作され、制御弁44がイ位置に切り替えられると油圧ポンプ50からの圧油が前輪用ステアリングバルブ61を通して作動油として各前輪用ステアリングシリンダ23の作動室23aに導かれることにより、左右の前輪2L,2Rは、共に各前輪用ステアリングシリンダ23からアシスト力を受けて右旋回方向に操舵される。また、ステアリングハンドル21が右回転で操作され、制御弁44がロ位置に切り替えられると油圧ポンプ50からの圧油が後輪用ステアリングバルブ62及び前輪用ステアリングバルブ61を順に通して作動油として各前輪用ステアリングシリンダ23の作動室23bに導かれることにより、左右の前輪2L,2Rは、共に各前輪用ステアリングシリンダ23からアシスト力を受けて左旋回方向に操舵される。
一方、上記切替手段26は、主として、上記機械式ステアリング手段22の旋回体側伝達シャフト列31の一つの構成部材であるステアリングハンドル21に連結されたステアリングシャフト70の基端に設けられたギヤボックス71からなる。このギヤボックス71は、図6に詳示するように、ステアリングシャフト70から操舵力が伝達される入力軸72と、この入力軸72の延長線上でその延長線を挟んで一端同士を互いに近づけ入力軸72を含めて逆T字状に配置された第1及び第2の出力軸73,74とを有している。第1の出力軸73は、その他端がギヤボックス71外にまで延出されて機械式ステアリング手段22の旋回体側伝達シャフト列31の他の構成部材と連結されていて、その構成部材に操舵力を出力するものであり、第2の出力軸74は、図示していないが連結部材などを介して上記全油圧式ステアリング手段25のオービットロール52の制御弁53と連結されていて、その制御弁53に操舵力(詳しくは回転操作方向と回転操作角)を出力するものである。
上記入力軸72には駆動側傘歯車75が回転一体に装着されているとともに、上記第1及び第2の出力軸73,74にはそれぞれ上記駆動側傘歯車75と噛合する従動側傘歯車76,77がベアリング78を介して回転自在に装着されている。また、両出力軸73,74の内側端部にはそれぞれスプライン部73a,74aが形成され、この各スプライン部73a,74a上にはドッグラッチ79,79が摺動可能に装着されている。この2つのドッグクラッチ79,79は、1つのフォーク80により一体的にスプライン部73a,74a上を同一方向に摺動させられるとともに、図で右側に摺動したときには一方のドッグクラッチ79が第1の出力軸73の従動側傘歯車76に形成した内歯部76aに噛合して入力軸72から傘歯車75,76を介して第1の出力軸73に操舵力を伝達し、また図で左側に摺動したときには他方のドッグクラッチ79が第2の出力軸74の従動側傘歯車77に形成した内歯部77aに噛合して入力軸72から傘歯車75,77を介して第2の出力軸74に操舵力を伝達するようになっている。
上記フォーク80は、支持シャフト81に固定して支持されており、この支持シャフト81は、ギヤボックス71内で出力軸73,74と平行にかつ軸方向に摺動可能に配置されている。支持シャフト81の一端側には支持シャフト81を軸方向に摺動させてフォーク80によるドッグクラッチ79,79の切替を制御するアクチュエータ82が設けられている。このアクチュエータ82は、シリンダ83と、このシリンダ83内をエア室84とばね室85とに仕切るようにシリンダ82内に摺動可能に配置され、かつシリンダ82のばね室85を通して延出する支持シャフト81の一端が結合されたピストン86と、シリンダ86のばね室85内で支持シャフト81の一端部外周に圧縮状態に配置されたコイルばね87とを有している。シリンダ83のエア室84に対しては、図示していないが、キャブ6内に設けられる操作スイッチの切替操作によりコンプレッサーなどの圧力源から所定圧のエアが供給されるようになっている。そして、シリンダ83のエア室84に圧力源からのエアが供給されていないときには、図示の如くピストン86がコイルばね87のばね力を受けてシリンダ83のエア室84側の壁面に当接して位置し、フォーク80は、図で右側に寄って一方のドッグクラッチ79により入力軸72から第1の出力軸73に操舵力を伝達する状態つまり機械式ステアリング手段22を機能させる状態に切り替えられる。一方、シリンダ83のエア室84に圧力源からのエアが供給されたときには、ピストン86がコイルばね87のばね力に抗してシリンダ83のばね室85寄りに摺動し、フォーク80は、図で左側に移動して他方のドッグクラッチ79により入力軸72から第2の出力軸74に操舵力を伝達する状態つまり全油圧式ステアリング手段25を機能させる状態に切り替えられる。
次に、上記ステアリング装置20の作用・効果について説明するに、一般公道を走行するときには、予め切替手段26により機械式ステアリング手段22を機能させる状態(ノーマルモード)に切り替えておく。この状態の場合、ステアリングハンドル21を回転操作するとその回転操作力つまり操舵力は機械式ステアリング手段22を介して前輪側のタイロッド16に伝達され、左右の前輪2L,2Rが操舵される。このとき、前輪2L,2Rは機械的ステアリング手段22を介してステアリングハンドル21に連結されているため、前輪2L,2Rの操舵を堅牢なものにすることができ、高速走行にも十分に適合することができる。特に、欧州ではステアリング装置の堅牢さから速度制限を設けていることから、欧州向けに輸出する場合に有効なものである。
その上、上記機械式ステアリング手段22は、パワーステアリング装置33を有し、ステアリングハンドル21の操舵力を前輪側のタイロッド16に伝達して前輪2L,2Rを操舵する際にはパワーステアリング装置33の制御弁44により全油圧式ステアリング手段25の前輪用ステアリングシリンダ23に作動油を導いて前輪2L,2Rの操舵をアシストするようになっているため、前輪2L,2Rの操舵を軽快に行うことができ、操作性の向上を図ることができる。しかも、パワーステアリング装置33は、全油圧式ステアリング手段25の前輪用ステアリングシリンダ23を兼用して構成されているため、その分部品点数を少なくすることができ、コストの低廉化などに寄与することができる。また、その油圧源は、全油圧式ステアリング手段25の油圧ポンプ50を共用しているため、油圧回路の簡略化及びコストの低廉化をより図ることができる。
一方、作業現場などで低速走行するときには、予め切替手段26により全油圧式ステアリング手段25を機能させる状態に切り替えておく。この状態の場合、ステアリングハンドル21を回転操作すると全油圧式ステアリング手段25のオービットロール52及びステアリングバルブ61,62などによって、ステアリングハンドル21の回転操作及び選択モードに応じて作動油が前輪用又は後輪用のステアリングシリンダ23,24に導入され、前輪2L,2R及び後輪3L,3Rの少なくとも一方が操舵される。このとき、選択モードとしては、上記のノーマルモードとは別に、前輪2L,2R及び後輪3L,3Rを同じ方向に操舵するクラブモード、前輪2L,2R及び後輪3L,3Rを反対方向に操舵するクランプモード、後輪3L,3Rのみを操舵するリヤモード及び逆ステアリングモード(詳しくは逆ステアリングのノーマルモード及びクランプモードなど)を選択することができ、従来の全油圧式ステアリング装置の場合と同様な操縦性を確保することができる。しかも、いずれのモードを選択したときでもステアリングハンドル21のみを回転操作すれば足りるため、操作を容易なものにすることができる。
また、作業現場でのクレーン作業時にも低速走行時と同じく予め切替手段26により全油圧式ステアリング手段25を機能させる状態に切り替えておくと機械式ステアリング手段22では上部旋回体5側のステアリングハンドル21と下部走行体1側の前輪用タイロッド16との間の操舵力伝達が遮断された状態にあるため、クレーン作業に伴い上部旋回体5が旋回してもステアリングハンドル21が回転することはなく、操縦者に違和感を与えることもなく、信頼性を高めることができる。
さらに、本実施形態の場合、上記切替手段26は、主として、ステアリングハンドル21に連結されたステアリングシャフト70の基端に設けられたギヤボックス71からなり、このギヤボックス71は、ステアリングシャフト70から操舵力が伝達される入力軸72と、機械式ステアリング手段22に操舵力を出力する第1の出力軸73と、全油圧式ステアリング手段25のオービットロール52の制御弁53に操舵力を出力する第2の出力軸74と、入力軸72から第1及び第2の出力軸73,74のいずれか一方に操舵力を伝達するドッグクラッチ79とを有するものであるため、ギヤボックス71のドッグクラッチ79の切替によりステアリングハンドル21からの操舵力を機械式ステアリング手段22及び全油圧式ステアリング手段25のいずれか一方に確実に伝達してその機能を発揮させることができ、切替動作の信頼性を高めることができる。しかも、上記入力軸72と第1及び第2の出力軸73,74とは、互いに一端を近づけて逆T字状に配置されているとともに、3つの傘歯車75〜77を介して操舵力を伝達する構成になっているため、ギヤボックス71の小型化を図ることができる。
図7は本発明の第2の実施形態としてステアリング装置の油圧回路の変形例を示す。この第2の実施形態の場合、供給管路55における制御弁44の下流に、第1の実施形態の場合におけるダブルパイロットチェック弁63の代わりに、電磁式切換弁68が設けられている。この切換弁68は、切替手段26(図6参照)の選択切替に連動して位置切替が行われるもので、機械式ステアリング手段の選択時には図示の如きロ位置にあって供給管路55を連通する一方、全油圧式ステアリング手段の選択時にイ位置に切り替わり供給通路55を遮断する。尚、その他の構成は第1の実施形態の場合と同じであり、同一部材には同一符号を付してその説明は両略する。また、以下の説明で第1の実施形態の場合と同じ部材・部品を引用するときにはその符号をも用いる。
そして、第1の実施形態の場合、機械式ステアリング手段22の選択時でステアリングハンドル21により前輪2L,2Rを操舵したとき、その前輪2L,2Rに直進復帰力が作用してもダブルパイロットチェック弁63の遮断機能により前輪用のステアリングシリンダ23,23がその復帰力を保持してしまうため、ステアリングハンドル21にまで直進復帰力が伝達されず、運転者がステアリングハンドル21に力を加えない限り中立位置に戻ることはなく、中立位置に戻す際の操舵力がその分大きくなる。これに対し、第2の実施形態の場合、ダブルパイロットチェック弁63の代わりに設けた切換弁68は、機械式ステアリング手段22の選択時に供給管路55を連通するロ位置にあるため、機械式ステアリング手段22の選択時で前輪2L,2Rを操舵したとき前輪2L,2Rに直進復帰力が作用するとその復帰力は、前輪用のステアリングシリンダ23,23により保持されることはなく、ステアリングハンドル21にまで伝達される。このため、ステアリングハンドル21を中立位置に戻す際の操舵力を軽減することができ、操舵性能の向上を図ることができる。
尚、本発明は上記第1及び第2の実施形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を包含するものである。例えば上記第1の実施形態では、切替手段26を構成するギヤボックス71のドッグクラッチ79の切替を制御するためにエア式のアクチュエータ82を用いたが、本発明は、この種のアクチュエータを用いることなく、例えば図8及び図9に示すように、ギヤボックス71に切替操作レバー90を支点91回りに揺動可能に取り付け、この操作レバー90の揺動によりギヤボックス71内の支持シャフト81´を軸方向に摺動させてフォーク80によるドッグクラッチ79,79の切替を行うように構成してもよい。
また、上記第1の実施形態では、上記ドッグクラッチ79の切替ひいては機械式ステアリング手段22と全油圧式ステアリング手段25の選択切替を操縦者のスイッチ操作により行うように構成したが、本発明は、走行速度などをセンサにより検出し、高速走行時に機械式ステアリング手段22を、低速走行時に全油圧式ステアリング手段25をそれぞれ機能させるように自動的に切替を制御するように構成してもよい。但し、この場合、安全性の面から操縦者にいずれのステアリング手段22,25が機能しているのかを分からせるように表示装置などを設けることが望ましい。
さらに、上記第1の実施形態では、切替手段26を構成するギヤボックス71の小型化を図るために、ステアリングシャフト70から操舵力が伝達される入力軸72と、機械式ステアリング手段22に操舵力を出力する第1の出力軸73と、全油圧式ステアリング手段25に操舵力を出力する第2の出力軸74とを、互いに一端を近づけて逆T字状に配置するとともに、3つの傘歯車75〜77を介して操舵力を伝達する構成にしたが、本発明は、場合によっては、この入力軸と2つの出力軸とを互いに並行に配置するとともに、平歯車を介して操舵力を伝達するように構成してもよい。
加えて、上記第1及び第2の実施形態では、機械式ステアリング手段22のパワーステアリング装置33の油圧源として、全油圧式ステアリング手段25の油圧ポンプ50を共用するように構成したが、本発明は、場合によってはこれを別々の油圧ポンプを用いて構成してもよい。
さらにまた、上記各実施形態では、ホイール式作業機械として、左右1個ずつの前輪2L,2R及び後輪3L,3Rを下部走行体1に備えてなるホイールクレーンに適用した場合について述べたが、本発明のステアリング装置は、これに限らず、例えば左右の後輪3L,3Rをそれぞれ同軸上に2個以上を備え、あるいは前後に平行な2軸上又は3軸上に各々1個ずつ又は複数個ずつ備えたホイールクレーンなどにも同様に適用することができる。また、ホイールクレーンに限らず、ホイール式油圧ショベルなどその他のホイール式作業機械にも同様に適用できるのは勿論である。
本発明の第1の実施形態に係るホイールクレーンのステアリング装置の概略構成を示す側面図である。 同平面図である。 上記ステアリング装置の機械式ステアリング手段の一構成要素であるパワーステアリング装置の断面図である。 上記ステアリング装置の油圧回路図である。 図4のステアリングシリンダ付近の拡大図である。 上記ステアリング装置の切替手段を構成するギヤボックスの断面図である。 第2の実施形態を示す図5相当図である。 上記切替手段の別の実施形態を示す側面図である。 同じく図6相当図である。
符号の説明
1 下部走行体
2L,2R 前輪
3L,3R 後輪
5 上部旋回体
6 キャブ
16 タイロッド
20 ステアリング装置
21 ステアリングハンドル
22 機械式ステアリング手段
23,24 ステアリングシリンダ
25 全油圧式ステアリング手段
26 切替手段
33 パワーステアリング装置
44 制御弁
50 油圧ポンプ
54,68 切換弁
55 供給管路(供給路)
63 ダブルパイロットチェック弁
64 タンク回路
70 ステアリングシャフト
71 ギヤボックス
72 入力軸
73 第1の出力軸
74 第2の出力軸
79 ドッグクラッチ

Claims (6)

  1. 前輪及び後輪を備えた下部走行体上に上部旋回体が旋回自在に搭載され、この上部旋回体の左右いずれか一方側に作業時の操縦室と走行時の運転室とを兼用するキャブが設けられたホイール式作業機械のステアリング装置であって、
    上記キャブ内に配置されるステアリングハンドルと前輪の向きを変更するタイロッドとを操舵力伝達可能に連結し、ステアリングハンドルの回転操作に応じて前輪を操舵する機械式ステアリング手段と、
    前輪及び後輪の向きをそれぞれ変更する複数のステアリングシリンダを有し、ステアリングハンドルの回転操作及び選択モードに応じて作動油を所定のステアリングシリンダに導いて前輪及び後輪の少なくとも一方を操舵する全油圧式ステアリング手段と、
    上記機械式ステアリング手段及び全油圧式ステアリング手段のいずれか一方を選択的に機能させるように切り替える切替手段とを備えたことを特徴とするホイール式作業機械のステアリング装置。
  2. 上記切替手段は、ステアリングハンドルに連結されたステアリングシャフトの基端に設けられたギヤボックスからなり、このギヤボックスは、ステアリングシャフトから操舵力が伝達される入力軸と、上記機械式ステアリング手段に操舵力を出力する第1の出力軸と、上記全油圧式ステアリング手段に操舵力を出力する第2の出力軸と、入力軸から第1及び第2の出力軸のいずれか一方に操舵力を伝達するクラッチとを有している請求項1記載のホイール式作業機械のステアリング装置。
  3. 上記機械式ステアリング手段は、ステアリングハンドルの回転操作に応じて前輪を操舵する際上記全油圧式ステアリング手段の前輪用のステアリングシリンダに作動油を導いて前輪の操舵をアシストするように構成されている請求項1又は2記載のホイール式作業機械のステアリング装置。
  4. 上記機械式ステアリング手段は、油圧源からの作動油を前輪用のステアリングシリンダに導く供給路と、この供給路に設けられ、ステアリングハンドルの回転操作に応じて供給路の連通状態を変更制御する制御弁と、この制御弁の下流側に設けられ、全油圧式ステアリング手段の選択時に圧油が機械式ステアリング手段のタンク回路に戻されるのを防止するためのダブルパイロットチェック弁とを有してなる請求項3記載のホイール式作業機械のステアリング装置。
  5. 上記機械式ステアリング手段は、油圧源からの作動油を前輪用のステアリングシリンダに導く供給路と、この供給路に設けられ、ステアリングハンドルの回転操作に応じて供給路の連通状態を変更制御する制御弁と、この制御弁の下流側に設けられ、機械式ステアリング手段の選択時に供給路を連通し、全油圧式ステアリング手段の選択時に供給路を遮断する切換弁とを有してなる請求項3記載のホイール式作業機械のステアリング装置。
  6. 上記機械式ステアリング手段は、油圧源として全油圧式ステアリング手段の油圧ポンプを共用し、この油圧ポンプの圧油を全油圧式ステアリング手段の油圧回路又は上記供給路に選択的に連通させる切換弁を有している請求項4又は5記載のホイール式作業機械のステアリング装置。
JP2005306427A 2005-01-11 2005-10-20 ホイール式作業機械のステアリング装置 Pending JP2006219113A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005306427A JP2006219113A (ja) 2005-01-11 2005-10-20 ホイール式作業機械のステアリング装置
AT05028587T ATE391068T1 (de) 2005-01-11 2005-12-28 Lenkvorrichtung für eine arbeitsmaschine auf rädern
DE602005005776T DE602005005776T2 (de) 2005-01-11 2005-12-28 Lenkvorrichtung für eine Arbeitsmaschine auf Rädern
EP05028587A EP1679250B1 (en) 2005-01-11 2005-12-28 Steering apparatus for a wheeled working machine
US11/319,742 US7571786B2 (en) 2005-01-11 2005-12-29 Wheeled working machine

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005003287 2005-01-11
JP2005306427A JP2006219113A (ja) 2005-01-11 2005-10-20 ホイール式作業機械のステアリング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006219113A true JP2006219113A (ja) 2006-08-24

Family

ID=36081099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005306427A Pending JP2006219113A (ja) 2005-01-11 2005-10-20 ホイール式作業機械のステアリング装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7571786B2 (ja)
EP (1) EP1679250B1 (ja)
JP (1) JP2006219113A (ja)
AT (1) ATE391068T1 (ja)
DE (1) DE602005005776T2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008030587A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Kobelco Cranes Co Ltd 作業車両の機械式ステアリング装置
JP2010115986A (ja) * 2008-11-12 2010-05-27 Tadano Ltd ステアリング装置の油圧回路構造
JP2010179797A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Kobelco Cranes Co Ltd 建設機械のステアリング装置
KR101360761B1 (ko) 2013-08-27 2014-02-12 (주)한성티앤아이 농기계의 유압식 조향 시스템

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110148083A1 (en) * 2009-12-21 2011-06-23 Autoliv Asp, Inc. Inflatable airbag assemblies having non-planar inflation gas deflectors
US20130158802A1 (en) * 2011-12-16 2013-06-20 Caterpillar Paving Products Inc. Steering System for Crawler Track Machine
WO2014153730A1 (en) * 2013-03-27 2014-10-02 Beijingwest Industries Co., Ltd. Hydraulic suspension system

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4910301U (ja) * 1972-04-24 1974-01-29
JPS5164237A (ja) * 1974-10-05 1976-06-03 Coles Cranes Ltd
JPS62145880U (ja) * 1986-03-10 1987-09-14
JPH0539057A (ja) * 1991-08-08 1993-02-19 Kobe Steel Ltd 四輪ステアリング車両
JP2002154445A (ja) * 2000-11-20 2002-05-28 Tcm Corp 操舵装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL285266A (ja) * 1961-11-09 1900-01-01
US4016948A (en) * 1975-11-17 1977-04-12 J. I. Case Company Dual steering system for vehicle
US5752578A (en) * 1996-05-07 1998-05-19 Caterpillar Inc. Control apparatus
US6161638A (en) * 1998-12-16 2000-12-19 Grove U.S. L.L.C. Work transfer lock system and method thereof
US7383906B2 (en) * 2002-08-29 2008-06-10 Jlg Industries, Inc. Rotatable and telescopic work machine
DE202004011990U1 (de) * 2004-07-30 2005-12-08 Liebherr-Hydraulikbagger Gmbh Umschlaggerät

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4910301U (ja) * 1972-04-24 1974-01-29
JPS5164237A (ja) * 1974-10-05 1976-06-03 Coles Cranes Ltd
JPS62145880U (ja) * 1986-03-10 1987-09-14
JPH0539057A (ja) * 1991-08-08 1993-02-19 Kobe Steel Ltd 四輪ステアリング車両
JP2002154445A (ja) * 2000-11-20 2002-05-28 Tcm Corp 操舵装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008030587A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Kobelco Cranes Co Ltd 作業車両の機械式ステアリング装置
JP2010115986A (ja) * 2008-11-12 2010-05-27 Tadano Ltd ステアリング装置の油圧回路構造
JP2010179797A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Kobelco Cranes Co Ltd 建設機械のステアリング装置
KR101360761B1 (ko) 2013-08-27 2014-02-12 (주)한성티앤아이 농기계의 유압식 조향 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
DE602005005776T2 (de) 2009-04-09
US7571786B2 (en) 2009-08-11
US20060151233A1 (en) 2006-07-13
ATE391068T1 (de) 2008-04-15
EP1679250B1 (en) 2008-04-02
EP1679250A1 (en) 2006-07-12
DE602005005776D1 (de) 2008-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006219113A (ja) ホイール式作業機械のステアリング装置
JP2010527871A (ja) 3輪フォークリフト車
JP2001018671A (ja) トラクタの動力取出し装置
EP1325883A1 (en) Forklift with transverse travel system
JPH028942B2 (ja)
JP4990715B2 (ja) 作業車両の走行システム
JP2007320362A (ja) 車両用操舵装置
JP4570285B2 (ja) トラクタ
JP2006264376A (ja) 草刈り機
CA2440864A1 (en) Steering mechanism for forklift trucks
JP4935224B2 (ja) 作業車両の機械式ステアリング装置
KR20200076140A (ko) 작업차량의 주행장치
JP5174787B2 (ja) 船外機の操舵装置
JP4996358B2 (ja) 乗用車両の変速装置
JP4340393B2 (ja) 前輪駆動切換装置の油圧回路
JP2006062615A (ja) 作業車両の四輪操舵装置
JP5242534B2 (ja) 変速操作機構
JP2007237788A5 (ja)
JP2007083907A (ja) 作業車の操作装置
JP5242533B2 (ja) 変速操作機構
JP2000335458A (ja) 走行装置
JPH075015Y2 (ja) 作業車のパワーステアリング装置
JP2007064385A (ja) 作業車両
JPH06255507A (ja) 前二軸車の操舵装置
JPH0569852A (ja) 作業機の走行装置の伝動機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080730

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110104

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110726