JP4996358B2 - 乗用車両の変速装置 - Google Patents

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Description

この発明は、乗用車両の変速装置に関する。
油圧クラッチを介して複数段の走行変速を行う主変速装置と、少なくとも高速走行と低速走行の切換を行う副変速装置と、前後進切換を行う前後進切換装置と、主変速装置の油圧クラッチを入切操作する主変速バルブと、副変速装置の油圧クラッチを入切操作する副変速バルブと、前後進切換装置の油圧クラッチを入切操作する前後進切換バルブとを備えた特許文献1に示す乗用車両の変速装置が公知になっている。
特許第3786676号公報
しかし、上記文献の乗用車両の変速装置は、主変速バルブと、副変速バルブと、前後進切換バルブとが、各種切換バルブをユニット化したバルブブロックに付設又は内蔵され、主変速装置用の油圧クラッチ、副変速装置用の油圧クラッチ及び前後進切換装置用の油圧クラッチの近傍に、対応する上記各バルブをそれぞれ配置することができないため、各バルブから各油圧クラッチまでの圧油の流路を一定以上短くすることができないという問題がある。
本発明は、各バルブから各油圧クラッチまでの圧油の流路が短く形成され、配管構造が簡略化された乗用車両の変速装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため本発明の乗用車両の変速装置は、油圧クラッチを介して複数段の走行変速を行う主変速装置13と、少なくとも高速走行と低速走行の切換を行う副変速装置17と、前後進切換を行う前後進切換装置14と、主変速装置13の油圧クラッチ32,33,34,36を入切操作する主変速バルブ57,58,59,61と、副変速装置17の油圧クラッチ46,47を入切操作する副変速バルブ64と、前後進切換装置14の油圧クラッチ41,42を入切操作する前後進切換バルブ62とを備えた乗用車両の変速装置において、ミッションケース8の前部ケース9に主変速装置13及び前後進切換装置14を内装するとともに、ミッションケース8の後部ケース12の前部に副変速装置17を内装し、機体の操向を行うための油圧駆動ユニットであるステアリングユニット78を、ミッションケース8の前部ケース9の上面に配置し、主変速バルブ57,58,59,61が付設された主変速ブロック56を、前部ケース9の上面に固設し、前後進切換装置14が付設された前後進切換ブロック63を、前部ケース9の側面に固設し、副変速バルブ64が付設された副変速ブロック66を、副変速装置17に近接するようにして、ミッションケース8の中間ケース11の側面に固設し、走行用ポンプ72からの圧油を主変速ブロック56とステアリングユニット78に分流する分流弁77を、該主変速ブロック56に接合して設け、主変速ブロック56と、副変速ブロック66と、前後進切換ブロック63とを、圧油パイプP4,P5,P6を介して直列的に接続することにより、該主変速ブロック56に送られた圧油を、副変速ブロック66と前後進切換ブロック63とに供給することを特徴としている。
以上のように構成される本発明の乗用車両の変速装置によれば、主変速バルブ、副変速バルブ及び前後進切換バルブから主変速装置、副変速装置及び前後進切換装置の各油圧クラッチまでの圧油の流路を短く形成できるとともに、圧油を供給する油圧ポンプと上記各バルブとを油圧パイプを介して各別に接続する必要がなくなるため、油圧パイプの配管構造をシンプル且つ安価に構成することが可能になる。
図1は本発明の乗用車両の変速装置を適用したトラクタの斜視図である。トラクタは、前後輪1,2を有する走行機体3と、走行機体3の後方に昇降自在に連結されたロータリ耕耘機等の作業機(図示しない)とからなり、走行機体3に立設されたキャビン4内の運転席(図示しない)に着座したオペレータの操作によって、走行機体3を前後進駆動させ、圃場の耕耘作業等を行うように構成されている。
図2は本トラクタの動力伝動系統図である。本トラクタは、エンジン6の動力がトランスミッション7を介して前後輪1,2に変速伝動されるように構成されている。上記トランスミッション7のケースであるミッションケース8は、前部ケース9と、前部ケース9後方の中間ケース11と、中間ケース11後方の後部ケース12とからなり、上記中間ケース11が前部ケース9及び後部ケース12に対して小さくなるように形成されている。
上記トランスミッション7は、4段の走行変速を行う主変速装置13と、走行機体3の前後進切換を行う前後進切換装置14と、3段の走行変速を行う速度切換装置16と、高速及び低速の2段の走行変速を行う副変速装置17と、前輪1を駆動させる前輪切換装置18と、上記作業機を駆動させる駆動軸であるPTO軸(図示しない)への動力伝動を断続させるPTOクラッチ機構19とを備えており、エンジン6側から伝動される動力が主クラッチ21によって入切される。主変速装置13、副変速装置17、前後進切換装置14、前輪切換装置18及びPTOクラッチ機構19は、上記主クラッチ21を切操作することなく、動力を伝動した状態で、変速切換可能な油圧式の切換機構により構成される。一方、速度切換装置16は、上記主クラッチ21を切操作して動力を遮断した状態で、変速切換する必要がある2つのシフト部材22,22によって、変速切換される。
上記主変速装置13は、前部ケース9側に配置され、4つの入力ギヤ23a,23b,23c,23dと、対応する入力ギヤ23a,23b,23c,23dと常時噛合う計4つの出力ギヤ24a,24b,24c,24dとを備えている。4つの入力ギヤ23a,23b,23c,23dは伝動軸S1に固定され伝動軸S1と一体回転し、伝動軸S2に回転自在に軸支された2つの出力ギヤ24a,24dと、伝動軸S3に回転自在に軸支された他の2つの出力ギヤ24b,24cとに動力を伝動する。
伝動軸S2側の2つの出力ギヤ24a,24dの動力は、伝動軸S2に設けられた油圧式切換機構C(1速4速切換機構C14)によって、伝動軸S2に択一的に伝動された後、ギヤ等を介して伝動軸S3に伝動される一方で、伝動軸S3側の2つの出力ギヤ24b,24cの動力は、伝動軸S3に設けられた油圧式切換機構C(2速3速切換機構C23)によって、伝動軸S3に択一的に伝動される。そして、伝動軸S1から伝動軸S2への動力伝動と、伝動軸S2から伝動軸S3への動力伝動とは、択一的に行われる。
すなわち、4つの出力ギヤ24a,24b,24c,24dに伝動された動力のうち、一の動力のみが主変速装置13の下流側に伝動される。なお、出力ギヤ24aの動力が下流側に伝動される状態が主変速装置13の第1速切換状態であり、出力ギヤ24bの動力が下流側に伝動される状態が主変速装置13の第2速切換状態であり、出力ギヤ24cの動力が下流側に伝動される状態が主変速装置13の第3速切換状態であり、出力ギヤ24dの動力が下流側に伝動される状態が主変速装置13の第4速切換状態である。
1速4速切換機構C14や2速3速切換機構切換機構C23等の油圧式切換機構Cは、2つの油圧クラッチを備えている。1速4速切換機構C14を例に油圧式切換機構Cの構造を説明すると、各油圧クラッチは、主に、出力ギヤ24a,24dと一体回転するギヤ用ディスク28,28と、伝動軸S2を回転させる軸用ディスク31とから構成されている。
油圧駆動するピストンの作動によって、2つのギヤ用ディスク28,28の何れか一方と、軸用ディスク31とを押圧状態で当接させることにより、2つの出力ギヤ24a,24dの動力の何れか一方が伝動軸S2に伝動される。そして、ギヤ用ディスク28,28と、軸用ディスク31との当接を解除することにより、2つの出力ギヤ24a,24dから伝動軸S2への動力伝動が遮断されるように構成されている。
ちなみに、ギヤ用ディスク28と軸用ディスク31とが互いに押圧された状態が、油圧クラッチが入操作された状態であり、ギヤ用ディスク28と軸用ディスク31との当接が解除された状態が、油圧クラッチが切操作された状態であり、2つの油圧クラッチの入切パターンは、両方が切操作されるパターンと、何れか一方のみが入操作されるパターンとの計3パターンがある。
また、1速4速切換機構C14及び2速3速切換機構C23に備えられた4つの油圧クラッチのうち、主変速装置13を第1速切換状態にする油圧クラッチが第1速切換クラッチ32となり、主変速装置13を第2速切換状態にする油圧クラッチが第2速切換クラッチ33となり、主変速装置13を第3速切換状態にする油圧クラッチが第3速切換クラッチ34となり、主変速装置13を第4速切換状態にする油圧クラッチが第4速切換クラッチ36となる(図4参照)。
上記前後進切換装置14は、前部ケース9に配置され、上記伝動軸S3に固定された2つの入力ギヤ37a,37bと、伝動軸S4に回転自在に軸支された2つの出力ギヤ38a,38bと、入力ギヤ37b及び出力ギヤ38bと常時噛合い入力ギヤ37bの動力を出力ギヤ38bに伝動する中間ギヤ39とを備えている。そして、中間ギヤ39と噛合わない側の入力ギヤ37aと出力ギヤ38aは常時噛合い、入力ギヤ37aの動力を出力ギヤ38aに伝動している。上記2つの出力ギヤ38a,38bの動力は、前述の油圧式切換機構Cと略同一構成の前後進切換機構CFRによって、択一的に伝動軸S4に伝動される。そして、入力ギア37aの動力が出力ギヤ38aを介して伝動軸S4に伝動された場合と、入力ギヤ37bの動力が中間ギヤ39及び出力ギヤ38bを介して伝動軸S4伝動された場合とでは、伝動軸S4の回転方向が逆方向になるため、走行機体3の前後進切換が可能になる。
なお、前後進切換機構CFRに備えられた2つの油圧クラッチにおいて、一方の油圧クラッチが走行機体3を前進走行状態に切り換える前進切換クラッチ41となり、もう一方の油圧クラッチが走行機体3を後進走行状態に切り換える後進切換クラッチ42となる(図4参照)。
上記速度切換装置16は、中間ケース11に配置され、伝動軸S4から伝動軸S8に動力を伝動するため、伝動軸S5及び伝動軸S6を介する伝動経路と、伝動軸S6を介する伝動経路と、伝動軸S7を介する伝動経路との3種類の伝動経路が設けられており、前述した2つのシフト部材22,22によって伝動経路切換が行われ、伝動軸S4の動力を3段階で変速切換して伝動軸S8に伝動するように構成されている。
上記副変速装置17は、後部ケース12に配置され、上記伝動軸S8に固定された2つの入力ギヤ43a,43bと、対応する入力ギヤ43a,43bと常時噛合う2つの出力ギヤ44a,44bとを備えており、該2つの出力ギヤ44a,44bが伝動軸S9に回転自在に軸支されている。上記2つの出力ギヤ44a,44bの動力は、前述の油圧式切換機構Cと略同一構成の副変速切換機構CHLによって、択一的に伝動軸S9に伝動される。なお、副変速切換機構CHLに備えられた2つの油圧クラッチにおいて、一方の油圧クラッチが走行機体3を高速走行状態に切り換える高速切換クラッチ46となり、もう一方の油圧クラッチが走行機体3を低速走行状態に切り換える低速切換クラッチ47となる(図4参照)。
以上のようにして伝動軸S9に伝えられた動力によって、前後輪1,2が駆動される。なお、走行時、後輪2には常時動力が伝動される一方で、前輪1への動力は前輪切換装置18によって入切操作される。
上記前輪切換装置18は、2つの入力ギヤ48a,48bと、入力ギヤ48a,48bと常時噛合う2つの出力ギヤ49a,49bを備えており、該2つの出力ギヤ49a,49bは前輪駆動軸S11に回転自在に軸支されている。一方の入力ギヤ48aは、伝動軸S10に回転自在に軸支され、伝動軸S9と一体回転するギヤ51と常時噛合い、伝動軸S9の動力を常時出力ギヤ49aに伝動するように構成されている。もう一方の入力ギヤ48bは、伝動軸S10と一体回動し、伝動軸S10の動力を出力ギヤ49bに伝動するように構成されている。上記2つの出力ギヤの動力49a,49bは、前述した油圧式切換機構Cの略同一構成の前輪切換機構Cによって、択一的に前輪駆動軸S11に伝動される。
出力ギヤ49aの動力が前輪駆動軸S11に伝動されると前輪1が通常速度で回転駆動される4輪駆動モードに切り換えられ、出力ギヤ49bの動力が前輪駆動軸S11に伝動されると前輪1が通常の略2倍の回転速度で駆動される急速旋回モードに切り換えられ、2つの出力ギヤ49a,49bの動力が両方とも前輪駆動軸S11に伝動されないと走行機体3の後輪2のみが駆動される2輪駆動モードに切り換えらえる。なお、前輪切換機構Cに備えられた2つの油圧クラッチのうち、走行機体3を4輪駆動モードに切り換える油圧クラッチが4輪駆動切換クラッチ52となり、走行機体3を急速旋回モードに切り換える油圧クラッチが急速旋回切換クラッチ53となる(図4参照)。
上記PTOクラッチ機構19は、油圧クラッチである作業機駆動切換クラッチ54の入操作によって、エンジン6で発生された動力を作業機に伝動するように構成されている。
図3は、ミッションケースの側断面図である。ミッションケース8の前部ケース9の上部には1速4速切換機構C14及び2速3速切換機構C23を備えた主変速装置13が配置され、前部ケース9の上下方向中央位置には前後進切換機構CFRを備えた前後進切換装置14が配置されている。ミッションケース8の中間ケース11の上部にはPTOクラッチ機構19が配置され、後部ケース12の前部には副変速切換機構CHLを備えた副変速装置17配置され、中間ケース11の下部には前輪切換機構Cが配置されている。
1速4速切換機構C14及び2速3速切換機構C23に設けられた各油圧クラッチ32,33,34,36に対してそれぞれ圧油の供給・排出切換を行う4つの電磁切換弁(主変速バルブ)は、切換弁をユニット化する主変速ブロック56に付設されている。なお、4つの電磁切換弁のうちで、第1速切換クラッチ32に対する圧油の供給・排出切換を行う電磁切換弁が第1速切換バルブ57であり、第2速切換クラッチ33に対する圧油の供給・排出切換を行う電磁切換弁が第2速切換バルブ58であり、第3速切換クラッチ34に対する圧油の供給・排出切換を行う電磁切換弁が第3速切換バルブ59であり、第4速切換クラッチ36に対する圧油の供給・排出切換を行う電磁切換弁が第4速切換バルブ61である。
前後進切換機構CFRに設けられた前進切換クラッチ41及び後進切換クラッチ42に対して圧油の供給・排出を行う切換弁が前後進切換バルブ62であり、該前後進切換バルブ62は、各種機器等をユニット化した前後進切換ブロック63内に設置されている。
副変速切換機構CHLに設けられた高速切換クラッチ46及び低速切換クラッチ47に対して圧油の供給・排出切換を行う電磁切換弁が副変速バルブ64であり、該副変速バルブ64は、各種切換弁をユニット化する副変速ブロック66に設けられている。
前輪切換機構Cに設けられた4輪駆動切換クラッチ52に対して圧油の供給・排出を行う電磁切換弁が4輪駆動切換バルブ67であり、急速旋回切換クラッチ53に対して圧油の供給・排出を行う電磁切換弁が急速旋回切換クラッチ68である。
PTOクラッチ機構19に設けられた作業機駆動切換クラッチ54に対して圧油の供給・排出を行う電磁切換弁が作業機駆動切換バルブ69である。なお、作業機駆動切換バルブ69と急速旋回切換バルブ68は、各種切換弁をユニット化する切換弁ブロック71(図6,7参照)に設けられている。
上記4つのバルブブロック56,63,66,71のうち、主変速ブロック56が1速4速切換機構C14及び2速3速切換機構C23に近接するミッションケース8の前部ケース9の上面に固設され、前後進切換ブロック63が前後進切換機構CFRに近接するミッションケース8の前部ケース9左側面に固設され、副変速ブロック66が副変速切換機構CHLに近接するミッションケース8の中間ケース11の右側面に固設され、切換弁ブロック71がミッションケース8の中間ケース11の右側面の副変速ブロック前方に固設されている(図5〜7参照)。そして、主変速ブロック56と、副変速ブロック66と、前後進切換ブロック63とは、圧油パイプにより直列的に接続されている。なお、主変速ブロック56と、副変速ブロック66と、前後進切換ブロック63の接続順序は、本トラクタでは、主変速ブロック56→副変速ブロック66→前後進切換ブロック63の順であるが、この順序に限定されるものでなく、3つのバルブブロックを直列的に接続する6通りの並べ方の何れでもよい。
次に、トラクタの油圧制御機構に用いる圧油パイプの配索構造について詳述する。
図4は油圧制御機構の油圧回路図であり、図5,6及び7は圧油パイプを配索したミッションケースの左側面図、平面図及び右側面図である。本トラクタは、圧油を供給するポンプとして、走行系の油圧駆動機器に圧油を供給する走行用ポンプ72と、上記作業機を昇降させる油圧シリンダー(図示しない)側に圧油を供給するリフト用ポンプ73とを備えている。
上記走行用ポンプ72及びリフト用ポンプ73は、ミッションケース8前方に設けられたエンジン6の左側面に固定されており、ミッションケース8の左側面後部に固定されたサクションフィルタ74と、該サクッションフィルタ74からミッションケース8の左側面に沿って前方に延びる圧油パイプP1とを介して、オイルタンク76に接続されている。
走行用ポンプ72からの圧油は、先ず、ミッションケース8の左側面及び下面を通って前部ケース9の上面側に延びる圧油パイプP2を介して、前部ケース9の上面側に固定された分流弁77に送られる。分流弁77に送られた圧油は、上記主変速ブロック56と、機体の操向を行うステアリングハンドル(図示しない)のための油圧駆動ユニットであるステアリングユニット78とに送られる。主変速ブロック56は、分流弁と接合されているため、分流弁77からの圧油が直に供給される。一方で、ステアリングユニット78は、前部ケース9上面の分流弁77前方位置に配置されており、分油弁77からの圧油が圧油パイプP3を介して供給される。
主変速ブロック56には、分流弁77からの圧油を上記各主変速バルブ57,58,59,61に送る油路56aと、各電磁切換弁57,58,59,61から各油圧クラッチ32,33,34,36に油圧を供給する4つの油路56b,56c,56d,56eと、4つの油圧クラッチ32,33,34,36の余剰油をリリーフ弁79に送る油路56fと、リリーフ弁79からの圧油をオイルタンク78に排出する油路56gとが形成されている。
各電磁切換弁57,58,59,61の作動を、第1速切換バルブ57を例に説明すると、第1速切換バルブ57は、油路56a及び油路56bを介して第1速切換クラッチ32に圧油を供給する流路を形成するパターンと、油路56b及び油路56gを介して第1速切換クラッチ32内の圧油をオイルタンク76に排出する流路を形成するパターンとに切換操作される。なお、各種油圧クラッチは、特に言及する以外、圧油が供給されると動力が伝動される入状態になり、圧油が排出されると伝動が遮断される切状態になるように構成されている。
主変速ブロック56は、ミッションケース8の右側面に沿う圧油パイプP4を介して、副変速装置17と接続されている。なお、主変速ブロック56内の圧油は、油路56aを介して圧油パイプP4に供給される。
副変速ブロック66には、圧油パイプP4からの圧油を副変速バルブ64及びリリーフ弁81に送る油路66aと、副変速バルブ64と高速切換クラッチ46とを接続する油路66bと、副変速バルブ64と低速切換クラッチ47とを接続する油路66cと、リリーフ弁81からの圧油及び副変速バルブ64内の圧油をオイルタンク76に排出する油路66dとが形成されている。
上記副変速バルブ64は、油路66aからの圧油を低速切換クラッチ47に送るとともに高速切換クラッチ46の圧油を油路66dに排出する流路を形成するパターンと、油路66aからの圧油を高速切換クラッチ46に送るとともに低速切換クラッチ47の圧油を油路66dに排出する流路を形成するパターンとに切換操作される。
副変速ブロック66は、圧油パイプP5及び圧油パイプP6を介して、前後進切換ブロック63と接続されている。なお、圧油パイプP5は副変速ブロック66から中間ケース11右側面及び後部ケース12上面を通って中間ケース11の上面左側まで延設されており、圧油パイプP6は後部ケース12上面左側からミッションケース8の左側面を通って前後進切換ブロック63まで延設されている。なお、副変速ブロック66内の圧油は、油路66aを介して圧油パイプP5に供給される。
前後進切換ブロック63には、圧油パイプP6からの圧油を前後進切換バルブ62に供給する油路63aと、前後進切換バルブ62から前進切換クラッチ41に圧油を供給する油路63bと、前後進切換バルブ62から後進切換クラッチ42に圧油を供給する油路63cと、前後進切換ブロック63内の圧油をオイルタンク76に戻す油路63dと、前進切換クラッチ41及び後進切換クラッチ42からの余剰油を後述する油圧パイプP7に移送する流路63eが形成されている。
前後進切換バルブ62は、油路63aからの圧油を前進切換クラッチ41に供給するとともに後進切換クラッチ42から圧油を油路63dに排出する流路を形成するパターンと、前進切換クラッチ41及び後進切換クラッチ42からの圧油を油路63dに排出する流路を形成するパターンと、油路63aからの圧油を後進切換クラッチ42に供給するとともに前進切換クラッチ41から圧油を油路63dに排出する流路を形成するパターンとに切換操作される。
なお、油路63e内の圧油は、圧油パイプP7を介して、前述した主変速ブロック56の油路56fに戻され、油路56gを介してオイルタンク76内に戻される。くわえて、ステアリングユニット78内の圧油も圧油パイプP8を介して油路56fに戻される。また、油圧パイプP7は前後進切換ブロック63からミッションケース8の左側面及び上面を通って、主変速ブロック56まで延設されている。
また、副変速ブロック66は、圧油パイプP5及び圧油パイプP9を介して、中間ケース11の右側面に固設された切換弁ブロック71とも接続されている。油圧パイプP9は、後部ケース12上面及び中間ケース11右側面を通って切換弁ブロック71に延設されている。
切換弁ブロック71内には、油圧パイプP9の圧油を作業機駆動切換バルブ69に供給する油路71aと、後述する圧油パイプP10の圧油を急速旋回切換バルブ68及び4輪駆動切換クラッチ52に供給する油路71bと、作業機駆動切換バルブ69と作業機駆動切換クラッチ54とを接続する油路71cと、急速旋回切換バルブ68と急速旋回切換クラッチ53とを接続する油路71dと、作業機駆動切換バルブ69及び急速旋回切換バルブ68内の圧油を圧油パイプP11に移送する油路71eとが形成されている。なお、油圧パイプP11は、ミッションケース8の右側面及び下面を通って、前後進切換ブロック63の油路63dと接続され、作業機駆動切換バルブ69及び急速旋回切換バルブ68の圧油が、オイルタンク76に戻される。
作業機駆動切換バルブ69は、油路71aからの圧油を油路71cを介して作業機駆動切換クラッチ54に供給する流路を形成するパターンと、作業機駆動切換クラッチ54内の圧油を油路71c及び油路71eを介して排出する流路を形成するパターンとに切換操作される。また、作業機駆動切換クラッチ54内の余剰油は、油圧パイプP12、前後進切換ブロック63の油路63e、油圧パイプP7及び主変速ブロック56の油路56fを介して、主変速ブロック56の油路56gからオイルタンク76に戻される。油圧パイプP12は、切換弁ブロック71からミッションケース8の右側面及び下面を通って、前後進切換ブロック63と接続されている。なお、急速旋回切換バルブ68の動作については後述する。
以上、走行用ポンプ72によって送り出される圧油の流路について説明したが、次に、リフト用ポンプ73によって送り出される圧油の流路について説明する。リフト用ポンプ73からの圧油は、圧油パイプP13を介して、ミッションケース8の前部ケース9下面の右端前端部に固設されたリリーフバルブブロック82に供給される。圧油パイプP13は、リフト用ポンプ73からエンジン6の下面側及びミッションケース8の下面を通って、リリーフバルブブロック82に接続されている。
リリーフバルブブロック82は、油圧パイプP14を介して圧油をオイルタンク76に戻す流路を形成するパターンと、油圧パイプP15を介して後述するフローデバイダ83に圧油を供給する流路を形成するパターンとに切換操作される。油圧パイプP14は、ミッションケース8の右側面の沿って後方に延設されている。
油圧パイプP15は、ミッションケース8の前部ケース9の側面、中間ケース11の側面及び後部ケース12の上面を通って、後部ケース12上面の後端部に固設されたフローデバイダ83まで延設されている。
フローデバイダ83は、油圧パイプP15から供給された圧油を、作業機昇降用の油圧シリンダー側に送る油圧パイプP16と、圧油パイプP10とに分流する分流弁であり、前述の4輪駆動切換バルブ67が設けられている。4輪駆動切換バルブ67は、油圧パイプP15の圧油を油圧パイプP10に供給する流路を形成するパターンと、油圧パイプP10の圧油をオイルタンク76に戻す流路を形成するパターンとに切換操作される。なお、フローデバイダ83から伸びる油圧パイプP10は、後部ケース12上面及び中間ケース11右側面を通って、切換弁ブロック71に接続されている。
油圧パイプP10に供給された圧油は、切換弁ブロック71の油路71bを介して、4輪駆動切換クラッチ52に移送される。4輪駆動切換クラッチ52は、圧油を供給することにより切操作され、圧油が排出されることにより入操作されるように構成されているため、油圧パイプP10の圧油が供給されると、出力ギヤ49aの動力が前輪駆動軸S11に伝動されなくなる。
そして、切換弁ブロック71の急速旋回切換バルブ68は、油圧パイプP10の圧油を油路71dを介して急速旋回切換バルブ53に供給する流路を形成するパターンと、急速旋回切換バルブ53の圧油を油路71d及び油路71eを介して排出する流路を形成するパターンとに切換操作される。このため、油圧パイプP10に圧油が供給されている際の急速旋回切換バルブ68の作動により、急速旋回切換クラッチ53が入操作され、出力ギヤ49bの動力が前輪駆動軸S11に伝動される状態になる。なお、上記構成により、4輪駆動切換クラッチ52と、急速旋回切換クラッチ53とが同時に入操作されることはないようになっている。
次に、前後進切換ブロック63について詳述する。
図8(A)〜(C)は、前後進切換ブロックの平面図、正面図及び側面図であり、(D)は前後進切換ブロックの油圧回路図である。前後進切換ブロック63は、前後方向に長い略直方体形成のバルブブロックであり、内部に前述の各種油路63a〜63eが形成されており、内部で往復作動する流路切換用のスプール84が設けられている。
スプール84は、往復作動(前後方向への往復作動)によって前述した3パターンの流路を形成するように構成されている。詳述すると、スプール84の周面に設けられた3つの係止溝84a,84b,84cの何れかに、前後進切換ブロック63に固定された略球形状の係止部86が嵌り込むことにより、スプール84が係止され、スプール84の係止位置に応じて前述の各流路が形成される。そして、上記スプール84は、キャビン4内に設けられた操作具等に、ワイヤーやリンク機構等で連結される。
そして、前後進切換ブロック63の油路64dには、圧油の温度をセンシングする油温センサ87が設けられている。上記油温センサ87は、前後進切換ブロック63の下面に固設されており、圧油の温度情報をCPU等で構成される制御部(図示しない)に送るように構成されている。制御部に送られた油温の情報は、油圧の圧力制御等に利用される。
図9(A),(B)は、ミッションケースと、前後進切換ブロックと、燃料タンクとの位置関係を示す平面図及び側面図である。ミッションケース8の左側面の外方(左方)には、前後輪切換ブロック63を覆うように、燃料タンク88が配置されている。この燃料タンク88によって、前後進切換ブロック63及び前後進切換ブロック63に設けられた油温センサ87が保護され、他の機器と接触することによる故障等が防止される。
本発明の乗用車両の変速装置を適用したトラクタの斜視図である。 本トラクタの動力伝動系統図である。 ミッションケースの側断面図である。 油圧制御機構の油圧回路図である。 圧油パイプを配索したミッションケースの左側面図である。 圧油パイプを配索したミッションケースの平面図である。 圧油パイプを配索したミッションケースの右側面図である。 (A)〜(C)は、前後進切換ブロックの平面図、正面図及び側面図であり、(D)は前後進切換ブロックの油圧回路図である。 (A),(B)は、ミッションケースと、前後進切換ブロックと、燃料タンクとの位置関係を示す平面図及び側面図である。
符号の説明
8 ミッションケース
9 前部ケース
11 中間ケース
12 後部ケース
13 主変速装置
14 前後進切換装置
17 副変速装置
32 第1速切換クラッチ(油圧クラッチ)
33 第2速切換クラッチ(油圧クラッチ)
34 第3速切換クラッチ(油圧クラッチ)
36 第4速切換クラッチ(油圧クラッチ)
41 前進切換クラッチ(油圧クラッチ)
42 後進切換クラッチ(油圧クラッチ)
46 高速切換クラッチ(油圧クラッチ)
47 低速切換クラッチ(油圧クラッチ)
56 主変速ブロック
57 第1速切換バルブ(主変速バルブ)
58 第2速切換バルブ(主変速バルブ)
59 第3速切換バルブ(主変速バルブ)
61 第4速切換バルブ(主変速バルブ)
62 前後進切換バルブ
63 前後進切換ブロック
64 副変速バルブ
66 副変速ブロック
72 走行用ポンプ
77 分流弁
78 ステアリングユニット
P4 圧油パイプ
P5 圧油パイプ
P6 圧油パイプ

Claims (1)

  1. 油圧クラッチを介して複数段の走行変速を行う主変速装置(13)と、少なくとも高速走行と低速走行の切換を行う副変速装置(17)と、前後進切換を行う前後進切換装置(14)と、主変速装置(13)の油圧クラッチ(32),(33),(34),(36)を入切操作する主変速バルブ(57),(58),(59),(61)と、副変速装置(17)の油圧クラッチ(46),(47)を入切操作する副変速バルブ(64)と、前後進切換装置(14)の油圧クラッチ(41),(42)を入切操作する前後進切換バルブ(62)とを備えた乗用車両の変速装置において、ミッションケース(8)の前部ケース(9)に主変速装置(13)及び前後進切換装置(14)を内装するとともに、ミッションケース(8)の後部ケース(12)の前部に副変速装置(17)を内装し、機体の操向を行うための油圧駆動ユニットであるステアリングユニット(78)を、ミッションケース(8)の前部ケース(9)の上面に配置し、主変速バルブ(57),(58),(59),(61)が付設された主変速ブロック(56)を、前部ケース(9)の上面に固設し、前後進切換装置(14)が付設された前後進切換ブロック(63)を、前部ケース(9)の側面に固設し、副変速バルブ(64)が付設された副変速ブロック(66)を、副変速装置(17)に近接するようにして、ミッションケース(8)の中間ケース(11)の側面に固設し、走行用ポンプ(72)からの圧油を主変速ブロック(56)とステアリングユニット(78)に分流する分流弁(77)を、該主変速ブロック(56)に接合して設け、主変速ブロック(56)と、副変速ブロック(66)と、前後進切換ブロック(63)とを、圧油パイプ(P4),(P5),(P6)を介して直列的に接続することにより、該主変速ブロック(56)に送られた圧油を、副変速ブロック(66)と前後進切換ブロック(63)とに供給する乗用車両の変速装置。
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