JPH0569726A - 車両用風量調整装置 - Google Patents

車両用風量調整装置

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JPH0569726A
JPH0569726A JP23126191A JP23126191A JPH0569726A JP H0569726 A JPH0569726 A JP H0569726A JP 23126191 A JP23126191 A JP 23126191A JP 23126191 A JP23126191 A JP 23126191A JP H0569726 A JPH0569726 A JP H0569726A
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JP
Japan
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vehicle
vehicle speed
air volume
flow rate
air flow
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP23126191A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Yamaguchi
智広 山口
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Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0569726A publication Critical patent/JPH0569726A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の停止中においても乗員に不快感を与え
ることなく、またバッテリの負担を軽減した車両用風量
調整装置を得る。 【構成】 車速検知手段2により車速を検知し、その車
速に応じた車速パルスを出力する。制御電圧設定回路3
によりその車速パルスに応じた制御信号を生成してモー
タ制御回路4に出力する。そして、モータ制御回路4に
よりその制御信号に応じたブロワモータ1の駆動制御を
行い、車速に応じた風量制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、特に車両に取り付け
られる空気調和機を利用した車両用風量調整装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両には通常暖房装置と一体
になった送風機が備えられており、ここから室内に外気
あるいは暖められた空気が供給されるようになってい
る。その際、送風量は手動で調整できるようになってい
る。また、暖房だけでなく冷房も行うエアコン(空気調
和装置)も普及しており、常時快適な室内環境が得られ
るようになっている。さらに、サンルーフを装備し、解
放感を得ると同時に、外気をより多く取り入れることも
行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、室内風量を
調整する従来の車両用風量調整装置にあっては、例えば
暑い時にサンルーフパネルを開いて送風を停止した場
合、信号等で車両が停止すると外気の流れがなくなるの
で、乗員に暑さによる不快感を与えるという問題点があ
り、またエアコンと共用の送風機を常時オン(ON)に
した場合は、走行中は外気の流れがあるのでエアコンの
必要性が低減するにもかかわらずエアコンが運転し続け
るという問題点があった。
【0004】この発明は、上記のような問題点に着目し
てなされたもので、車両が停止した時でも乗員に不快感
を与えることなく、適度な風量を供給する車両用風量調
整装置を得ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の車両用風量調
整装置は、車両の室内の風量をブロワモータを制御して
調整するものにおいて、車両の速度を検知する車速検知
手段と、この車速検知手段の検知出力に応じて前記ブロ
ワモータの駆動を制御するモータ制御回路とを備えたも
のである。
【0006】また、上記の装置において、車速検知手段
の検知出力を遮断するキルスイッチと、運転開始後所定
期間の風量を設定する初期風量設定回路を備えたもので
あり、さらに、車速検知手段は車速に応じた周波数の車
速パルスを出力し、この車速パルスを周波数−電圧変換
器により電圧信号に変換した制御信号をモータ制御回路
に入力するようにしたものである。
【0007】
【作用】この発明の車両用風量調整装置においては、車
速検知手段により検知された車速に応じてブロワモータ
の駆動が制御され、例えば車両が高速で走行中は送風機
の風量が小さくなり、低速で走行あるいは停止した時は
風量が大きくなる。
【0008】
【実施例】図1はこの発明の一実施例による車両用風量
調整装置の構成図である。図において、1は車両のバッ
テリに接続されたエアコン共用のブロワモータで、他端
側は制御用のトランジスタTr1を介して接地されてい
る。2は車両の走行速度を検知する車速検知手段で、検
知した車速に応じた周波数の車速パルスを出力する。
【0009】3は上記車速パルスに従ってブロワモータ
1に対する制御電圧を設定する制御電圧設定回路で、車
速パルスを電圧信号に変換した制御信号を出力する。4
は車速パルスに応じてブロワモータ1の駆動を制御する
モータ制御回路で、制御電圧設定回路3からの制御信号
に従ってトランジスタTr1を制御し、ブロワモータ1
の回転速度を制御する。
【0010】5は車速検知手段2の検知出力(車速パル
ス)を遮断するキルスイッチ、6は運転開始後所定期間
の風量を設定する初期風量設定回路で、バッテリに接続
された固定抵抗R1と設定用の可変抵抗VR1の直列回
路から構成されている。
【0011】図2は上記構成の具体的な回路の一例を示
したものである。図中、7は上述の車速パルスを電圧信
号に変換するF/Vコンバータ(周波数−電圧変換器)
であり、制御電圧設定回路3はこのF/Vコンバータ7
と初期風量設定回路6の設定値V1が入力されるオペア
ンプ(演算増幅器)Q1から構成されている。また、モ
ータ制御回路4は制御電圧設定回路3からの制御値Vi
nが入力されるオペアンプQ2とこのオペアンプQ2の
出力が入力されるオペアンプQ3から構成されており、
オペアンプQ3の出力によってトランジスタTr1が制
御される。なお、R2〜R8は抵抗であり、抵抗R2〜
R5の値は等しく、抵抗R6の値はその倍となってい
る。
【0012】次に、図3及び図4の制御特性図を参照し
ながら上記構成の装置の動作について説明する。図3は
キルスイッチ5がオフ(OFF)の場合であり、(a)
は車速と上述の制御値Vinとの関係、(b)は制御値
Vinとブロワモータ1による風量との関係、(c)は
車速と風量との関係をそれぞれ示したものである。また
図4はキルスイッチ5がオンの場合で、(a)は車速と
制御値Vinとの関係、(b)は車速と風量との関係、
(c)は上述の可変抵抗VR1による設定値V1と風量
との関係をそれぞれ示している。
【0013】図1及び図2の装置は、車両のエアコンの
送風機による室内への風量を車速に応じて制御する車速
感応型風量調整装置として構成されており、図3の
(c)に示すように、車両の停車時(アイドリング状
態)において風量を最大(オフセット値+アイドリング
時の値)とし、車速が上がるに従って風量を減少させる
回路構成となっている。
【0014】但し、キルスイッチ5がオンになっている
場合はオフセット値に対応する風量となる。以下、この
キルスイッチ5がオンとオフの場合についてそれぞれ説
明する。
【0015】先ず、キルスイッチ5がオフの場合につい
て説明する。この場合、F/Vコンバータ7を利用し、
車速パルスから車速に応じた電圧の制御信号を発生させ
る。また、可変抵抗VR1により設定値V1を調整して
アイドリング時の風量を任意に設定する。そして、これ
らのF/Vコンバータ7の回路と初期風量設定回路6の
二つの回路からの電圧を加算し、図3の(a)に示すよ
うな制御値Vinを導き出す。なお、この制御値Vin
は図3の(a)の線形ではなく、非線形であっても良
い。
【0016】上記加算して得られた制御値Vinをオペ
アンプQ2に入力して増幅し、オペアンプQ3に入力す
る。そして、ブロワモータ1の両端電圧をこのオペアン
プQ3の入力電圧と等しくなるように帰還をかけ、図3
の(b)に示すような特性となるように風量を調整す
る。なお、この場合も上記のように線形ではなく、非線
形の特性となるように制御しても良い。
【0017】次に、キルスイッチ5がオンで、キルスイ
ッチ5が暖房スイッチとなっている場合について説明す
る。冬季など暖房運転を行ってサンルーフをオープンに
している場合、常に風量を一定にしておきたい場合があ
る。この場合、キルスイッチ5を暖房スイッチと連動さ
せ、暖房スイッチつまりキルスイッチ5をオンにしてF
/Vコンバータ7の出力電圧を強制的に0Vにし、初期
風量設定回路6の可変抵抗VR1の設定値V1のみでブ
ロワモータ1の風量を調整する。すなわち、図4の
(c)に示すように、可変抵抗VR1による設定値V1
に依存する風量とする。
【0018】次に、キルスイッチ5がONで、キルスイ
ッチ5がサンルーフ開閉センシングとなっている場合に
ついて説明する。走行中雨などが降り、サンルーフパネ
ルを閉じた場合は外気の流れは遮断されるが、この場合
にも風量を一定に保ちたいことがある。この場合、キル
スイッチ5をサンルーフパネルの開閉機構と連動させ、
サンルーフを閉にした時つまりキルスイッチ5をオンに
した時に上記と同様設定風量とする。図4の(a),
(b)はその時の車速と制御値Vin,風量の関係を示
している。
【0019】このように、例えば晴天時にサンルーフを
外し、信号待ちなどで車両が停止している時は、外気の
流れが少なく乗員は暑さに対して不快感をもつと考えら
れるが、上記実施例ではこの時エアコンの風量を設定値
あるいは最大にするので、乗員に不快感を与えることは
ない。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、車両の
速度を検知し、その車速に応じてブロワモータの駆動を
制御するようにしたため、車両が停止した時でも風量が
増加するので乗員に不快感を与えることはなく、また走
行中は風量を減少できるのでバッテリの負担が軽減する
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す構成図
【図2】 図1の装置の具体例を示す回路図
【図3】 図2の回路の動作を示す特性図
【図4】 図2の回路の動作を示す特性図
【符号の説明】
1 ブロワモータ 2 車速検知手段 3 制御電圧設定回路 4 モータ制御回路 5 キルスイッチ 6 初期風量設定回路 7 F/Vコンバータ(周波数−電圧変換器)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の室内の風量をブロワモータを制御
    して調整する風量調整装置において、車両の速度を検知
    する車速検知手段と、この車速検知手段の検知出力に応
    じて前記ブロワモータの駆動を制御するモータ制御回路
    とを備えたことを特徴とする車両用風量調整装置。
  2. 【請求項2】 車速検知手段の検知出力を遮断するキル
    スイッチと、運転開始後所定期間の風量を設定する初期
    風量設定回路を備えていることを特徴とする請求項1記
    載の車両用風量調整装置。
  3. 【請求項3】 車速検知手段は車速に応じた周波数の車
    速パルスを出力し、この車速パルスを周波数−電圧変換
    器により電圧信号に変換した制御信号をモータ制御回路
    に入力することを特徴とする請求項1または2記載の車
    両用風量調整装置。
JP23126191A 1991-09-11 1991-09-11 車両用風量調整装置 Withdrawn JPH0569726A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009173273A (ja) * 2008-01-24 2009-08-06 Eberspaecher Catem Gmbh & Co Kg 自動車の電気式補助暖房装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009173273A (ja) * 2008-01-24 2009-08-06 Eberspaecher Catem Gmbh & Co Kg 自動車の電気式補助暖房装置
US8173935B2 (en) 2008-01-24 2012-05-08 Eberspacher Catem Gmbh & Co. Kg Electric auxiliary heating unit for a motor vehicle
US8660747B2 (en) 2008-01-24 2014-02-25 Eberspacher Catem Gmbh & Co. Kg Electrical auxiliary heating unit for a motor vehicle

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