JPS6233602Y2 - - Google Patents

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JPS6233602Y2
JPS6233602Y2 JP1981160303U JP16030381U JPS6233602Y2 JP S6233602 Y2 JPS6233602 Y2 JP S6233602Y2 JP 1981160303 U JP1981160303 U JP 1981160303U JP 16030381 U JP16030381 U JP 16030381U JP S6233602 Y2 JPS6233602 Y2 JP S6233602Y2
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fan motor
air
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motor control
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JP1981160303U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、空気調和装置のフアンモータ制御装
置、特に各モード切換えに応じて、そのモードに
適した風量調節を行うようにしたフアンモータ制
御装置に関するものである。
空気調和装置には、或る温度を所望の温度とし
て設定しておくと、装置自体が室温、外気温等を
検出し、上記設定温度を得るために最も適したブ
ロア回転数を決定するフアンモータ制御回路を備
えたものがあるが、かかるフアンモータ制御回路
及びこれを備えた空気調和装置の従来例を車両用
空気調和装置についてみると、例えば第1図乃至
第3図に示すようなものがある(オートカーエア
コンサービスマニユアル −ローレルC31車−
参照)。ここに示す空気調和装置は、内外気切換
ドア16を有し、空気取入口3を形成すると共
に、内部にフアンモータ1によつて作動するブロ
ア2を配置したエアインテークボツクスと、エア
インテークボツクスに接続し空気冷却用のエバポ
レータ4と空気暖房用のヒータコア6と、ヒータ
コア6を開閉して吹出風の温度調節を行うエアミ
ツクスドア5とを有するエアコンユニツトとから
成る。エバポレータ4はコンプレツサ10に接続
してあり、当該コンプレツサ10の作動によつて
空気に冷却作用を及ぼす。エアコンユニツトに
は、温風を乗員の足元に向けて放出するフツト吹
出口7と、冷風を乗員の顔面部に向けて放出する
フエイス吹出口8と、フロントウインドウガラス
の下縁部付近の車体パネルに開口し、当該フロン
トウインドウガラスの曇りを防止すべく温風を放
出するデフロスタ吹出口9とが開設してある。そ
れぞれの空気吹出口7,8,9にはこれらを開閉
するドア及びこれらを作動するドアアクチユエー
タ17,18,19が接続してあり、これらのド
アアクチユエータ17,18,19にはソレノイ
ドバルブ17a,18a,19aを介してエンジ
ンマニホールドからの負圧が導通するようになつ
ている。エアミツクスドア5はアクチユエータ1
1に作動連結してあり、このアクチユエータには
ソレノイドバルブ14を介してエンジンマニホー
ルドからの負圧が導通するようになつている一
方、ソレノイドバルブ15を介して大気に連通し
ている。アクチユエータ11とエアミツクスドア
5との間には各モード選択に連動してエアミツク
スドア5の開度を調節するドア開度センサ12が
接続してあり、エアミツクスドア5の開度をドア
開度センサ12の作動によつて自動的に行うよう
になつている。モータ1には第1図に符号31で
示すようなフアンモータ制御装置が接続してあ
る。このフアンモータ制御装置31は、所定の室
温を得るために温度設定を行う室温設定器20
と、室温センサ21と、外気温センサ22と、エ
ンジン冷却水温センサ23と、これらの温度設定
器及び各種センサに接続したアナログ・デジタル
変換器25と、このアナログ・デジタル変換器2
5に接続したモータ電圧演算回路26と、モータ
電圧演算回路26とモータ1との間に接続したモ
ータ電圧制御回路29と、フアンスイツチ24と
を備えている。アナログ・デジタル変換器25は
上記室温設定器20及び各センサ21,22,2
3からの、温度TO,TR,TA,TWに対応する温
度信号をデジタル化し、モータ電圧演算回路26
は、上記デジタル化した温度信号を記憶すると共
に、フアンスイツチ24のオン・オフを判別し、
室温設定器20で設定した温度TOと室温センサ
21により検出した室温TRとにより例えば第3
図に示す様な温度差(TO−TR)に比例したモー
タ電圧を演算し、モータ電圧制御回路29へモー
タ電圧を出力し、フアンモータ1の回転数制御を
行う。即ち、第3図中において、温度差(TO
R)が例えば、負の方向に極めて大きな値を示
すA点の位置においては、モータ電圧演算回路2
6はハイレベル電圧VHを発しフアンモータ1を
高速回転させる。そして温度差(TO−TR)の値
が小さくなりH点に達するとモータ電圧演算回路
26からのモータ電圧Vは次第に低下し、D点に
達したところでロウレベル電圧VLを発しフアン
モータ1を低速回転させる。このフアンモータ1
の低速回転はC点からD点を経てE点に至る一定
の温度差範囲で行うようになつており、上記温度
差(TO−TR)がE点における温度差を超える
と、モータ電圧演算回路26からのモータ電圧V
は次第に増加し、F点に達するとハイレベル電圧
Hとなる。
このように、従来の車両用空気調和装置のフア
ンモータ制御装置にあつては、フアンモータ1の
回転速度を、室温設定器20、室温センサ21等
からの温度信号に基づいて演算、制御するように
なつており、当該フアンモータ1が作動している
時のモードを特に考慮してフアンモータ1の制御
を行うものではなかつた。このため、フアンモー
タ1の回転速度は、そのロウレベル回転時におい
て、空気吹出モードが何であるかに関わらず、全
てのモードで一定となる。
ところが、車両用空気調和装置では、各モード
によつて空気吹出口を一カ所だけ開けたり、或は
2ケ所以上開けたりする場合がある。例えば、ヒ
ートモードでは足元の空気吹出口のみを開けて温
風を吹き出すのに対して、バイレベルモードでは
足元と室内上方との両方の空気吹出口を開けて空
調空気を吹き出す。したがつてロウレベルのフア
ンモータ1の回転数が一定であると、バイレベル
モード時にあつては個々の空気吹出口からの吹出
風量が減少して頭部の滞溜空気が一掃できず乗員
に不快感を与えるという問題点があつた。
本考案はこのような従来の問題点に着目してな
されたもので、その目的は、空気調和装置のフア
ンモータ制御装置に空気吹出モード検出機能を与
えてフアンモータの回転速度制御を切換え可能と
し、バイレベルモード時のみにおいてはロウレベ
ルでのモータ電圧を一定量上昇させてフアンモー
タの回転速度を上げ、吹出風を増加させて快適な
空調操作を行わせ得るようにすることである。
本考案の一実施例を添付の図面を参照して詳細
に説明する。
第4図乃至第7図は本考案の一実施例を示す図
である。ここに示した空気調和装置のフアンモー
タ制御装置は、上記従来例において説明したと同
様の空気調和装置に接続してフアンモータの制御
を行う。このフアンモータ制御装置31aは、室
温設定器20と、室温センサ21と、外気温セン
サ22と、エンジン冷却水温センサ23と、アナ
ログ・デジタル変換器25と、モータ電圧制御回
路29とフアンスイツチ24とを備えている点に
ついては上記従来におけるフアンモータ制御装置
31と同様である。しかし、従来と異なり、吹出
モード検出器30を備えると共に、この吹出モー
ド検出器30からの信号及びアナログ・デジタル
変換器25で変換した信号に基づいてモータ電圧
の演算をするモータ電圧演算回路26aを有して
いる。
吹出モード検出器30は、例えば第6図に示す
ように、モードレバー等のモード切換部材に接続
した可動端子32と、各モード位置によつて抵抗
値が変る可変抵抗33とから成り、モード切換部
材が指示しているモードをモータ電圧演算回路2
6aへ伝達するようにしている。或はまた、吹出
モード検出器30として、第7図に示すように、
空調操作中の各モード間でエアミツクスドア5の
開度が異なつていることに注目して当該エアミツ
クスドア5開度を検出し、これによつて吹出モー
ドをモータ電圧演算回路26aへ伝達するように
してもよい。
他方、モータ電圧演算回路26aは、アナロ
グ・デジタル変換器25及び吹出モード検出器3
0からの信号を受けて、第5図に示すように、モ
ードによつて異なつたロウレベル電圧を出力信号
として発することができるようになつている。
したがつて、本考案に係るフアンモータ制御装
置31aでは、モータ電圧演算回路26aは、設
定温度TO、室温TR、外気温TA、エンジン冷却
水温TWに対応する温度信号を記憶し、フアンス
イツチ24のオン・オフを判別し、当該フアンス
イツチ24がオンのときは、室温設定器20で設
定した温度TOと室温センサ21により検出した
室温TRとにより、例えば第5図に示すような、
温度差(TO−TR)に比例したモータ電圧Vを演
算すると共に、吹出モード検出器30からの信号
を基に上記モータ電圧VのロウレベルをVLにす
るかを決定する。即ち、第5図において、通常一
個所の空気吹出口より空調空気を吹き出す「ベン
ト」モード或は「ヒート」モードではロウレベル
電圧としてVLを選択し、第3図に示したと同様
のモータ電圧の変化特性を与える。ところが、例
えば「バイレベル」モードの如く、二個所又はそ
れ以上の空気吹出口からの空調空気を吹き出すモ
ードでは、ロウレベル電圧としてVMを選択して
第5図中、A−H−L−K−F−G或はG−I−
M−J−B−Aで示すような作動特性を示し、こ
れに従つたモータ電圧Vをモータ電圧制御回路2
9へ伝える。上記ロウレベル電圧VLとVMとで
は、後者の電圧VMが前者の電圧VLよりもX(ボ
ルト)高く設定してあるため、第8図に示すよう
に、バイレベルモード時のみにおいては、モータ
電圧Vがロウレベルに達してもフアンモータ1の
回転速度が従来のように極めて低い値にならず、
或る程度以上の強風を空気吹出口から放出するこ
とができる。
また、本実施例では、モータ電圧演算回路26
aによつてモータ電圧を決定し、フアンモータの
回転速度を制御するフアンモータ制御装置につい
ての適用例を示している。しかし、例えばレバー
操作等により機械的に二速或は三速とフアンモー
タ1の回転速度制御を行うフアンモータ制御装置
においても、バイレベルモードでは、マイクロス
イツチ等から成るモード検出器の操作によりロウ
レベルでのフアンモータ1の回転速度を切換える
ことができるようにしてもよい。
以上説明したように、本考案によれば、空気調
和装置のフアンモータ制御装置にモード検出機能
を与えると共に、モード切換え操作に連動してロ
ウレベルでのモータ電圧を切換え可能としたた
め、バイレベルモード時のみにおいては他のモー
ドにおけるよりもロウレベル電圧を増大させるこ
とができるようになり、バイレベルモード時のみ
でのブロア2の低速回転数を増加させることがで
きるようになつた。このため、モード切換えによ
つて空気吹出口が増えても、当該空気吹出口から
の風量を減少させることなく空調操作が出来、利
用者に対する頭部のモヤモヤ感を解消してより快
適な室内環境を作ることが可能となる。また、空
調操作を行つている間中、比較的多くの吹出風を
必要とするバイレベルモードでは、ロウレベルで
も空気吹出口からの風量を大幅に減少させないよ
うにして利用者の健康増進、或は安全性の向上等
の一助とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用するフアンモータ制御装
置を内蔵した空気調和装置を示す図、第2図は空
気調和装置に用いるフアンモータ制御装置の一従
来例を示すブロツク図、第3図は第2図に示すフ
アンモータ制御装置の作動特性の一例を示すグラ
フ図、第4図は本考案の一実施例に係るフアンモ
ータ制御装置を示すブロツク図、第5図は第4図
に示すフアンモータ制御装置の作動特性の一例を
示すグラフ図、第6図は第4図に示すフアンモー
タ制御装置に組込むモード検出器の一例を示す
図、第7図は第6図に示すモード検出器とは異な
つたモード検出手段を示す図、第8図はエアミツ
クスドアの位置とモータ速度との関係を示すグラ
フである。 1……フアンモータ、2……ブロア、20……
室温設定器、21……室温センサ、22……外気
温センサ、23……エンジン冷却水温センサ、2
4……フアンスイツチ、25……アナログ・デジ
タル変換器、26,26a……モータ電圧演算回
路、30……モード検出器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空気調和装置に設置し、所定の室温を得る様フ
    アンモータの回転速度を調節するようにしたフア
    ンモータ制御装置において、このフアンモータ制
    御装置にモード検出器を接続し、このモード検出
    器からの信号に基づき、空気調和装置のモード切
    換操作に連動してフアンモータへ供給するモータ
    電圧のロウレベルを切換え可能にし、バイレベル
    モード時のみロウレベル電圧を増大せしめるよう
    にしたことを特徴とする空気調和装置のフアンモ
    ータ制御装置。
JP16030381U 1981-10-29 1981-10-29 空気調和装置のフアンモ−タ制御装置 Granted JPS5867251U (ja)

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JP16030381U JPS5867251U (ja) 1981-10-29 1981-10-29 空気調和装置のフアンモ−タ制御装置

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Publication Number Publication Date
JPS5867251U JPS5867251U (ja) 1983-05-07
JPS6233602Y2 true JPS6233602Y2 (ja) 1987-08-28

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5228958B2 (ja) * 1974-09-26 1977-07-29

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS576916Y2 (ja) * 1975-08-22 1982-02-09
JPS57134914U (ja) * 1981-02-18 1982-08-23

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5228958B2 (ja) * 1974-09-26 1977-07-29

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