JPH0569089U - 荷役車両の作業用シリンダー装置 - Google Patents

荷役車両の作業用シリンダー装置

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JPH0569089U
JPH0569089U JP803192U JP803192U JPH0569089U JP H0569089 U JPH0569089 U JP H0569089U JP 803192 U JP803192 U JP 803192U JP 803192 U JP803192 U JP 803192U JP H0569089 U JPH0569089 U JP H0569089U
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敏博 工藤
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東洋運搬機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中立位置でニュートラルオープンとなるプッ
シュシリンダーにおいて、他のシリンダーの背圧が油圧
排出側から負荷されても、ロッドが押し出されることの
ない安全なものを提供する。 【構成】 後退側油圧管36に所定圧のアキュムレーター
42を接続するとともに、アキュムレーター42接続部のプ
ッシュ用切換弁27側の後退側油圧管36に、プッシュ用切
換弁27から収縮室15b 側へのオイルの移動のみを許すチ
ェック弁41を設け、後退側油圧管36のチェック弁41より
プッシュ用切換弁27側とアキュムレーター42の接続部よ
りプッシュシリンダー15側とを互いに連通するバイパス
管44に、アキュムレーター42の油圧を超える所定の圧力
で収縮室15b 側からプッシュ用切換弁27側にオイルの移
動を許すシーケンス弁45を設けた。 【効果】 中立位置でアキュムレーターの圧力を収縮室
側に作用させてロッドを収縮させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、荷役車両たとえばフォークリフトのリフト用アタッチメントにおい て、リフトシリンダーと共通の油圧回路を有してシリンダー保護のために、作業 用シリンダーの切換弁を中立位置でニュートラルオープンとする作業用シリンダ ー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえばフォークリフトには、上部を中心に前開き可能な開閉扉を有する運搬 用ボックスを持ち上げて前傾させ、開閉扉を開いてボックス内の内容物を排出す るアタッチメントがある。
【0003】 このアタッチメントおよび運搬用ボックスを図示して説明する。図2に示すよ うに、運搬用ボックス1は、ボックス本体2の上面および前面が開放されるとと もに、前面に上端部が水平軸心回りに開閉自在に支持された開閉扉3が配設され 、開閉扉3を閉止状態でロックするロック装置4が設けられている。また、ボッ クス本体2の底部には、運搬用ボックス1の重心より後部側に左右一対の引起し ロッド5が幅方向に設けられている。前記ロック装置4は、開閉扉3の下部両側 にロックピン4aが突設され、ボックス本体2の両側面にそれぞれ、ロックピン 4aに係合可能なロックレバー4bが回動自在に設けられている。これらロック レバー4bは、ボックス本体2の側面に設けられた中間リンク4c,4eとリン クロッド4dを介して後部幅方向に設けられた駆動軸4fに連動連結され、駆動 軸4fの中央部でボックス本体2の背面に、前記駆動軸4fを回動してロックレ バー4bを開放可能な開放プレート4gが設けられている。
【0004】 一方、車体11の前部に設けられたリフト装置12のフォーク13先端部に、 引起しロッド5に係合して運搬用ボックス1を前傾自在に支持するロッド受け部 14が設けられるとともに、運搬用ボックス1の支持姿勢でロッド15a先端部 を解除プレート4gに当接させてロック装置4を開放作動可能なプッシュシリン ダー15がフォーク13と共に昇降自在に設けられている。
【0005】 従来、このアタッチメントの油圧回路は、図3に示すように、作業用油圧ポン プ21に接続された油圧供給管22がTポート23を介して分岐され、分岐され たリフト用油圧供給管24およびプッシュ用油圧供給管25がそれぞれリフト用 切換弁26およびプッシュ用切換弁27のポートに接続されている。また、リフ ト用切換弁26およびプッシュ用切換弁27のポートに接続されたリフト用油圧 排出管28およびプッシュ用油圧排出管29はTポート30を介して油圧排出管 31に合流され、この油圧排出管31はオイルフィルター32が介在されて外部 のオイルタンク33に接続されている。そして、フォーク13を昇降するリフト シリンダー34の進展室34aに接続されたリフト用油圧管35がリフト用切換 弁26の他方のポートに接続され、プッシュシリンダー15の収縮室15bに接 続された後退側油圧管36と、進展室15cに接続された突出側油圧管37がそ れぞれプッシュ用切換弁27の他方のポートに接続されている。なお、リフト用 切換弁26およびプッシュ用切換弁27とその周辺部材、Tポート23,30等 は作業装置ユニット38として一体化されている。
【0006】 前記プッシュ用切換弁27は4ポート3位置切換弁で、I位置の作動位置では 、プッシュ用油圧供給管25と突出側油圧管37とを連通するとともに、後退側 油圧管36とプッシュ用油圧排出管29とを連通して、プッシュシリンダー15 のロッド15aを突出させ、ロッド15a先端部を解除プレート4gに当接させ てロック装置4を解除することができる。また、II位置の中立位置では、突出側 油圧管37と後退側油圧管36とを互いに連通してさらにプッシュ用油圧排出管 29に連通するニュートラルオープンとし、ロッド15aの移動自在として、ロ ッド15aに負荷が加わることがあっても、ロッド15aが後退してプッシュシ リンダー15を保護することができる。さらに、III 位置の後退位置では、プッ シュ用油圧供給管25と後退側油圧管36とを連通するとともに、突出側油圧管 37とプッシュ用油圧排出管29とを連通して、プッシュシリンダー15のロッ ド15aを後退させることができる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記構成によれば、プッシュ用切換弁27のII位置の中立位置でニュ ートラルオープン時に、リフト用切換弁26がリフトシリンダー34を収縮作動 (フォーク下降)状態にすると、リフト用油圧排出管28の背圧がTポート30 を介してプッシュ用油圧排出管29に流れ込み、突出側油圧管37と後退側油圧 管36の圧力を上昇させる。すると、プッシュシリンダー15の収縮室15bの 受圧面積が進展室15cより小さいことから、ロッド15aが不用意に押し出さ れてしまうという問題があった。
【0008】 本考案は、上記問題点を解決して、プッシュシリンダーのロッドが押し出され ることのない安全な荷役車両の作業用シリンダー装置を提供することを目的とす る。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために本考案は、収縮室のピストン受圧面が進展室より 大きい作業用シリンダーと、中立位置で収縮室に接続された後退側油圧管および 進展室に接続された突出側油圧管ならびにオイルタンクに至る油圧排出油圧管を 互いに連通して作業用シリンダーのロッドを伸縮自在とする作業用切換弁とを具 備した荷役車両の作業用シリンダー装置において、前記後退側油圧管に所定圧の アキュムレーターを接続するとともに、アキュムレーターの接続部の作業用切換 弁側の後退側油圧管に、作業用切換弁から収縮室側へのオイルの移動のみを許す チェック弁を設け、後退側油圧管の前記チェック弁より作業用切換弁側とアキュ ムレーターの接続部より作業用シリンダー側とを互いに連通するバイパス管に、 アキュムレーターの油圧を超える所定の圧力で収縮室側から作業用切換弁にオイ ルの移動を許すシーケンス弁を設けたものである。
【0010】
【作用】 上記構成によれば、作業用切換弁を突出側に作動すると、油圧ポンプの油圧が 作業用シリンダーの進展室に送られるとともに、収縮室側のオイルがシーケンス 弁を介して作業用切換弁からオイルタンクに排出され、ロッドが突出される。作 業用切換弁を後退側に作動すると、油圧ポンプの油圧が作業用シリンダーの収縮 室に送られかつアキュムレーターに油圧が供給され、さらに進展室側のオイルが 作業用切換弁からオイルタンクに排出されて、ロッドが後退される。作業用切換 弁を中立位置にすると、後退側油圧管と突出側油圧管が互いに接続されて油圧排 出管に連通され、ロッドが後退側にフリーとなるとともに、アキュムレーターの 圧力が収縮室に作用されてロッドが収縮される。したがって、オイルタンク側か ら油圧排出管を介して作業用シリンダーに作用する背圧があっても、アキュムレ ーターの油圧をそれより大きく設定することにより、ロッドが突出するのを防止 することができる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案に係る荷役作業の作業用シリンダー装置の一実施例を図1に基づ いて説明する。なお、従来と同一の部材は同一符号を付し、説明は省略する。
【0012】 41は後退側油圧管36に介在されたチェック弁で、プッシュ用切換弁27か らプッシュシリンダー15の収縮室15bへのオイルの移動を許するもので、後 退側油圧管36の収縮室15b側には蓄圧が所定圧(リフト用切換弁26がリフ トシリンダー34の収縮作動状態で、プッシュ用油圧排出管28に流れ込む背圧 と同じかそれ以上の圧力)たとえば50kg/cm2のアキュムレーター42が管43を 介して接続されている。また、後退側油圧管36の管43の接続部より収縮室1 5b側とチェック弁41よりプッシュ用切換弁27側との間に接続されたバイパ ス管44には、アキュムレーター42の蓄圧より高いたとえば 100kg/cm2を超え る圧力で、収縮室15bからプッシュ用切換弁27にオイルの移動を許す内部パ イロット式シーケンス弁45が介在されている。
【0013】 上記構成によれば、プッシュ用切換弁27のII位置の中立位置で、アキュムレ ーター42の圧力が後退側油圧管36を介してプッシュシリンダー15の収縮室 15bに作用するので、中立位置であってもロッド15aは収縮方向に移動し、 しかも、ロッド15aに外部から負荷が加わった場合でも、後退方向へのロッド 15aの移動が自在なるので、プッシュシリンダーを保護することができる。し かも、リフト用切換弁26がリフトシリンダー34を収縮作動状態の時に、その 背圧によりTポート30からプッシュ用油圧排出管29を介して昇圧され進展室 15cに負荷されても、アキュムレーター42の圧力によりロッド15aの進展 を防止することができる。
【0014】 したがって、上記実施例のように作業装置ユニット38内にリフト用切換弁2 6やプッシュ用切換弁27、配管用Tポート23,30等が組み込まれて、油圧 配管の変更が不可能な場合であっても、プッシュシリンダー15の突出を防止し て、安全な作業を実現することができる。
【0015】
【考案の効果】
以上に述べたごとく本考案によれば、プッシュシリンダーは、作業用切換弁が 中立位置でロッドが収縮方向に移動自在となるとともに、アキュムレーターの作 用により収縮室が増圧されてロッドが後退されるので、ニュートラルフリー状態 で、オイルタンク側から作業用シリンダー側に作用する背圧があっても、アキュ ムレーターの油圧がそれより大きく設定されることにより、ロッドが突出するよ うなこともなく安全な作業が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る作業用シリンダー装置の一実施例
を示す油圧配管図である。
【図2】従来の荷役車両および運搬ボックスを示す斜視
図である。
【図3】従来の作業用シリンダー装置を示す油圧配管図
である。
【符号の説明】
1 運搬用ボックス 2 ボックス本体 3 開閉扉 4 ロック装置 4g 開放プレート 5 引起しロッド 12 リフト装置 13 フォーク 14 ロッド受け部 15 プッシュシリンダー 15a ロッド 15b 収縮室 15c 進展室 21 作業用油圧ポンプ 25 プッシュ用油圧供給管 26 リフト用切換弁 27 プッシュ用切換弁 29 プッシュ用油圧排出管 30 Tポート 31 油圧排出管 33 オイルタンク 34 リフトシリンダー 36 後退側油圧管 37 突出側油圧管 41 チェック弁 42 アキュムレーター 44 バイパス管 45 シーケンス弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収縮室のピストン受圧面が進展室より大
    きい作業用シリンダーと、中立位置で収縮室に接続され
    た後退側油圧管および進展室に接続された突出側油圧管
    ならびにオイルタンクに至る油圧排出油圧管を互いに連
    通して作業用シリンダーのロッドを伸縮自在とする作業
    用切換弁とを具備した荷役車両の作業用シリンダー装置
    において、前記後退側油圧管に所定圧のアキュムレータ
    ーを接続するとともに、アキュムレーターの接続部の作
    業用切換弁側の後退側油圧管に、作業用切換弁から収縮
    室側へのオイルの移動のみを許すチェック弁を設け、後
    退側油圧管の前記チェック弁より作業用切換弁側とアキ
    ュムレーターの接続部より作業用シリンダー側とを互い
    に連通するバイパス管に、アキュムレーターの油圧を超
    える所定の圧力で収縮室側から作業用切換弁にオイルの
    移動を許すシーケンス弁を設けたことを特徴とする荷役
    車両の作業用シリンダー装置。
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