JPH0568328B2 - - Google Patents
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- JPH0568328B2 JPH0568328B2 JP61281066A JP28106686A JPH0568328B2 JP H0568328 B2 JPH0568328 B2 JP H0568328B2 JP 61281066 A JP61281066 A JP 61281066A JP 28106686 A JP28106686 A JP 28106686A JP H0568328 B2 JPH0568328 B2 JP H0568328B2
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- JP
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- mold
- skin layer
- temperature
- steering wheel
- layer
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Molding Of Porous Articles (AREA)
Description
（産業上の利用分野）
本発明はウレタンフオーム材料等の反応射出材
料の成形方法に関する。 （従来技術） 第２図乃至第７図は従来の成形方法を示すもの
で、第２図１は従来の反応射出材料であるウレタ
ンフオーム材料により成形したウレタン製ステア
リングホイールで、第３図に示す如く無発泡のス
キン層３ａ，３ｃ間に発泡層３ｂを有する被覆層
３がリング芯金２の外周に一体形成されている。 次にその成形方法について説明する。第５図、
第６図に於て４は上型４ａ、下型４ｂからなる金
型で、断面円形環状のキヤビテイ５内にリング芯
金２をセツトし、型閉後ミキシングヘツドにより
混合されたウレタンフオーム材料の原液６を注入
する。注入された原液は反応を開始し、反応が進
行すると原液温度は上昇し、その高温により発泡
剤が気化し膨張して発泡層が形成される。一方型
キヤビテイ５の表面５ａ，５ｂに於ても内部と同
時に反応は進行するが反応熱（80〜100℃）とキ
ヤビテイ面温度（40〜60℃）との温度差によりキ
ヤビテイ表面５ａ，５ｂでは反応熱が奪われ、発
泡剤の気化が抑制されるのと発泡圧力がキヤビテ
イ面５ａ，５ｂに強くかかりやはり発泡剤の気化
が抑制されるので成形品表面には無発泡のスキン
層３ａ，３ｃが形成される。このようにして反応
射出成形に於てはソフトな発泡層３ｂと硬い緻密
なスキン層３ａ，３ｃとが一体的に組合せられた
成形品（インテグラルスキンフオーム）が形成さ
れる。スキン層３ａの厚みはキヤビテイ面５ａ，
５の温度により変化し、キヤビテイ面温度が低い
と熱放散が大きくスキン層３ａが厚くなり、キヤ
ビテイ面温度が高いと熱放散が小さく、スキン層
３ａは薄くなる。キヤビテイ面５ａ，５ｂ温度は
キヤビテイ面５ａ，５ｂ近くの型内に設けられた
熱媒体通路７ａ，７ｂに型外に設置された熱媒体
温調器８の熱媒体を循環させて温調しており、従
来は上下キヤビテイ面５ａ，５ｂの温度は同じで
あつた。 （発明が解決しようとする問題点） しかし乍ら前記した反応射出材料の成形方法に
あつては、ステアリングホイールの操作時の耐摩
耗性を確保するため、上下キヤビテイ面５ａ，５
ｂの温度を共に低く設定し、スキン層が厚くなる
様成形していたため、被覆層の表面硬度が全体に
高く感触が悪いという問題点があつた。 （問題点を解決するための手段） 本発明は上記問題点に着目してなされたもの
で、反応射出材料により成形する成形品の、スキ
ン層を厚くしたい部分に対応した金型温度を、ス
キン層を薄くしたい部分に対応した金型温度より
低く設定して成形することを特徴とするものであ
る。 以下第１図に示した一実施例について具体的に
説明する。１４は上型１４ａ、下型１４ｂからな
る金型で、上型１４ａはステアリングホイールの
裏面側が配置されるようになつている。断面円形
環状のキヤビテイ面１５ａ，１５ｂ近くの型内に
熱媒体通路１７ａ，１７ｂが形成されている。 次に作用について説明する。 熱媒体温調器の熱媒体温度を上下型別に設定
し、ステアリングホイールの正面側に対応した下
型キヤビテイ面１５ｂの温度がステアリングホイ
ールの裏面側に対応した上型キヤビテイ面１５ａ
の温度よりも高くなるようにする。ステアリング
ホイールの被覆層１３正面側はスキン層１３a′が
厚くて硬く、裏面側はスキン層１３ａが薄くてソ
フトな成形品が出来る。１３ｂはスキン層１３
ａ，１３a′間の発泡層、１３ｃはリング芯金２外
周のスキン層である。 キヤビテイ面温度差によるスキン層厚みと硬度
差を表に示す。
料の成形方法に関する。 （従来技術） 第２図乃至第７図は従来の成形方法を示すもの
で、第２図１は従来の反応射出材料であるウレタ
ンフオーム材料により成形したウレタン製ステア
リングホイールで、第３図に示す如く無発泡のス
キン層３ａ，３ｃ間に発泡層３ｂを有する被覆層
３がリング芯金２の外周に一体形成されている。 次にその成形方法について説明する。第５図、
第６図に於て４は上型４ａ、下型４ｂからなる金
型で、断面円形環状のキヤビテイ５内にリング芯
金２をセツトし、型閉後ミキシングヘツドにより
混合されたウレタンフオーム材料の原液６を注入
する。注入された原液は反応を開始し、反応が進
行すると原液温度は上昇し、その高温により発泡
剤が気化し膨張して発泡層が形成される。一方型
キヤビテイ５の表面５ａ，５ｂに於ても内部と同
時に反応は進行するが反応熱（80〜100℃）とキ
ヤビテイ面温度（40〜60℃）との温度差によりキ
ヤビテイ表面５ａ，５ｂでは反応熱が奪われ、発
泡剤の気化が抑制されるのと発泡圧力がキヤビテ
イ面５ａ，５ｂに強くかかりやはり発泡剤の気化
が抑制されるので成形品表面には無発泡のスキン
層３ａ，３ｃが形成される。このようにして反応
射出成形に於てはソフトな発泡層３ｂと硬い緻密
なスキン層３ａ，３ｃとが一体的に組合せられた
成形品（インテグラルスキンフオーム）が形成さ
れる。スキン層３ａの厚みはキヤビテイ面５ａ，
５の温度により変化し、キヤビテイ面温度が低い
と熱放散が大きくスキン層３ａが厚くなり、キヤ
ビテイ面温度が高いと熱放散が小さく、スキン層
３ａは薄くなる。キヤビテイ面５ａ，５ｂ温度は
キヤビテイ面５ａ，５ｂ近くの型内に設けられた
熱媒体通路７ａ，７ｂに型外に設置された熱媒体
温調器８の熱媒体を循環させて温調しており、従
来は上下キヤビテイ面５ａ，５ｂの温度は同じで
あつた。 （発明が解決しようとする問題点） しかし乍ら前記した反応射出材料の成形方法に
あつては、ステアリングホイールの操作時の耐摩
耗性を確保するため、上下キヤビテイ面５ａ，５
ｂの温度を共に低く設定し、スキン層が厚くなる
様成形していたため、被覆層の表面硬度が全体に
高く感触が悪いという問題点があつた。 （問題点を解決するための手段） 本発明は上記問題点に着目してなされたもの
で、反応射出材料により成形する成形品の、スキ
ン層を厚くしたい部分に対応した金型温度を、ス
キン層を薄くしたい部分に対応した金型温度より
低く設定して成形することを特徴とするものであ
る。 以下第１図に示した一実施例について具体的に
説明する。１４は上型１４ａ、下型１４ｂからな
る金型で、上型１４ａはステアリングホイールの
裏面側が配置されるようになつている。断面円形
環状のキヤビテイ面１５ａ，１５ｂ近くの型内に
熱媒体通路１７ａ，１７ｂが形成されている。 次に作用について説明する。 熱媒体温調器の熱媒体温度を上下型別に設定
し、ステアリングホイールの正面側に対応した下
型キヤビテイ面１５ｂの温度がステアリングホイ
ールの裏面側に対応した上型キヤビテイ面１５ａ
の温度よりも高くなるようにする。ステアリング
ホイールの被覆層１３正面側はスキン層１３a′が
厚くて硬く、裏面側はスキン層１３ａが薄くてソ
フトな成形品が出来る。１３ｂはスキン層１３
ａ，１３a′間の発泡層、１３ｃはリング芯金２外
周のスキン層である。 キヤビテイ面温度差によるスキン層厚みと硬度
差を表に示す。
【表】
（効果）
本発明によると反応射出材料により成形する成
形品の、厚いスキン層部分に対応した金型温度
を、薄いスキン層部分に対応した金型温度より低
く設定して成形するようになつているのでステア
リングホイール操作時、常時手の親指付根より手
の平にかけて触れる正面側被覆層のスキン層を厚
くして耐摩耗性を良好にし、指腹が触れる裏面側
のスキン層を薄く柔らかくしたステアリングホイ
ールを提供することができるという効果が得られ
る。
形品の、厚いスキン層部分に対応した金型温度
を、薄いスキン層部分に対応した金型温度より低
く設定して成形するようになつているのでステア
リングホイール操作時、常時手の親指付根より手
の平にかけて触れる正面側被覆層のスキン層を厚
くして耐摩耗性を良好にし、指腹が触れる裏面側
のスキン層を薄く柔らかくしたステアリングホイ
ールを提供することができるという効果が得られ
る。
第１図は本発明成形方法によりステアリングホ
イールを成形する時の金型の一実施例正断面図、
第２図は従来方法により成形されたステアリング
ホイール正面図、第３図は第２図Ａ−Ａ正断面
図、第４図は従来方法に用いる金型正断面図、第
５図は第４図の金型でステアリングホイール成形
時の正断面図、第６図は従来の金型と熱媒体温調
器の外観斜視図である。 １３……被覆層、１３ａ……裏面側スキン層、
１３a′……正面側スキン層、１３ｂ……発泡層、
１４……金型、１４ａ……上型、１４ｂ……下
型、１５ａ，１５ｂ……キヤビテイ面、１７ａ，
１７ｂ……媒体通路。
イールを成形する時の金型の一実施例正断面図、
第２図は従来方法により成形されたステアリング
ホイール正面図、第３図は第２図Ａ−Ａ正断面
図、第４図は従来方法に用いる金型正断面図、第
５図は第４図の金型でステアリングホイール成形
時の正断面図、第６図は従来の金型と熱媒体温調
器の外観斜視図である。 １３……被覆層、１３ａ……裏面側スキン層、
１３a′……正面側スキン層、１３ｂ……発泡層、
１４……金型、１４ａ……上型、１４ｂ……下
型、１５ａ，１５ｂ……キヤビテイ面、１７ａ，
１７ｂ……媒体通路。
Claims (1)
- １ 反応射出材料により成形する成形品の、厚い
スキン層部分に対応した金型温度を、薄いスキン
層部分に対応した金型温度より低く設定して成形
することを特徴とする反応射出材料の成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61281066A JPS63134209A (ja) | 1986-11-26 | 1986-11-26 | 反応射出材料の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61281066A JPS63134209A (ja) | 1986-11-26 | 1986-11-26 | 反応射出材料の成形方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63134209A JPS63134209A (ja) | 1988-06-06 |
| JPH0568328B2 true JPH0568328B2 (ja) | 1993-09-28 |
Family
ID=17633836
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61281066A Granted JPS63134209A (ja) | 1986-11-26 | 1986-11-26 | 反応射出材料の成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63134209A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2006038670A1 (ja) * | 2004-10-06 | 2008-05-15 | 株式会社小松製作所 | 樹脂成形品および樹脂成形品の製造方法 |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6156257A (en) * | 1995-12-28 | 2000-12-05 | Toyoda Gosei Co., Ltd | Reactive injection molding process for manufacturing a two-colored molded polyurethane products |
| EP1088648B1 (en) * | 1999-09-29 | 2003-12-10 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Process for forming coating film |
| US20040154133A1 (en) * | 2002-03-15 | 2004-08-12 | Trostel Specialty Elastomers Group, Inc. | Separable apparatus to cushion and dampen vibration and method |
| DE102007051482A1 (de) * | 2007-10-25 | 2009-04-30 | Evonik Röhm Gmbh | Verfahren zur Herstellung von beschichteten Formkörpern |
| JP2012250387A (ja) * | 2011-06-01 | 2012-12-20 | Toyota Motor Corp | 発泡成形体及びその製造方法並びに製造装置 |
| JP5712077B2 (ja) * | 2011-07-27 | 2015-05-07 | 株式会社イノアックコーポレーション | 成形用金型、および、ウレタンフォーム成形方法 |
| JP6938803B1 (ja) * | 2021-01-28 | 2021-09-22 | 住友重機械工業株式会社 | 射出成形機 |
-
1986
- 1986-11-26 JP JP61281066A patent/JPS63134209A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2006038670A1 (ja) * | 2004-10-06 | 2008-05-15 | 株式会社小松製作所 | 樹脂成形品および樹脂成形品の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63134209A (ja) | 1988-06-06 |
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