JPH0567807U - クリップ - Google Patents

クリップ

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JPH0567807U
JPH0567807U JP006867U JP686792U JPH0567807U JP H0567807 U JPH0567807 U JP H0567807U JP 006867 U JP006867 U JP 006867U JP 686792 U JP686792 U JP 686792U JP H0567807 U JPH0567807 U JP H0567807U
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JP
Japan
Prior art keywords
female member
shaft portion
flange
male member
female
Prior art date
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Pending
Application number
JP006867U
Other languages
English (en)
Inventor
隆 梅沢
Original Assignee
ポップリベット・ファスナー株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by ポップリベット・ファスナー株式会社 filed Critical ポップリベット・ファスナー株式会社
Priority to JP006867U priority Critical patent/JPH0567807U/ja
Publication of JPH0567807U publication Critical patent/JPH0567807U/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 雌部材の中空軸部に雄部材の軸部を挿入する
ことでパネル等を連結するクリップを、取り外し作業が
簡単にできるように改良する。 【構成】 クリップ1は、雄部材2と雌部材3とで構成
され、雌部材の軸部18を連結すべきパネル等の穴に挿
入し、雌部材中空軸部に雄部材軸部9を挿入して雌部材
軸部18を拡径し、拡径部分と雌部材フランジ17とに
よってパネル等を相互に連結する。雄部材軸部と雌部材
軸部には、両部材を連結するが雌部材の軸部を拡径しな
い第1位置をとる係止凹部11と係止部24とが設けら
れ、雄部材軸部を雌部材軸部に押込んで雄部材フランジ
8を雌部材フランジに接面した状態で雌部材軸部を拡径
する第2位置をとる係止凹部13と係止部24とが設け
られている。雄部材フランジは第2位置にあるとき凹部
20にすっぽりと収まる大きさで且つ切込み21の部分
で外方に張出す張出し部14が形成されており、工具の
先端等をこじ入れることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、複数のパネルを相互に連結するのに適したクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】
複数のパネルを相互に連結するクリップは実公昭61−37847号公報や実 公平1−35930号公報等で知られている。これらの公知のクリップは、雄部 材と雌部材とで構成され、雌部材の軸部を連結すべきパネル等の穴に挿入し、そ の雌部材の中空軸部に雄部材の軸部を挿入することで雌部材の軸部を拡径してこ の拡径部分と雌部材のフランジとパネル等を相互に連結している。このクリップ は雌部材をパネル穴に挿入し、その雌部材に雄部材を挿入するだけの簡単な作業 でパネルを連結できるので便利なものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
公知のクリップはパネルの連結作業は簡単にできるが、一旦連結した後にその 連結を取り外さねばならない場合、それぞれ面倒な作業を必要としている。例え ば、実公昭61−37847号公報に記載のクリップの場合、雄部材を工具を用 いて回転することによって取り外さねばならない。実公平1−35930号公報 に記載のクリップでは、雄部材を更に押込むことで取り外しできるようにしてや や簡単にしているが、雄部材の押込みのための空間を必要とし、この空間がない 場合には、取り外しが簡単にはならない。
【0004】 従って、本考案の目的は、雌部材の軸部を連結すべきパネル等の穴に挿入し、 その雌部材の中空軸部に雄部材の軸部を挿入することでパネル等を連結するクリ ップを、取り外し作業が簡単にできるように、改良することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、本考案によれば、雄部材と雌部材とで構成され、 雌部材の軸部を連結すべきパネル等の穴に挿入し、その雌部材の中空軸部に雄部 材の軸部を挿入することで雌部材の軸部を拡径してこの拡径部分と雌部材のフラ ンジとによってパネル等を相互に連結するクリップであって、雄部材の軸部と雌 部材の軸部には、雄部材の軸部を雌部材の軸部に挿入した状態で両部材を連結す るが雌部材の軸部を拡径しない第1位置をとる第1係止手段と、雄部材軸部を雌 部材軸部に押込んで雄部材フランジを雌部材フランジに接面した状態で雌部材軸 部を拡径する第2位置をとる第2係止手段とが設けられ、雌部材のフランジは内 側に凹部を形成するように外縁部が一定高さに形成され且つその外縁部の一部に 切込みが形成されており、雄部材フランジは前記第2位置にあるとき前記凹部に すっぽりと収まる大きさで且つ前記切込みの部分で外方に張出す形状に形成され ており、前記切込みの隙間に工具の先端等をこじ入れることができることを特徴 とするクリップが提供される。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例について、図面を参照しながら説明する。図1〜図4に 示すように、本考案に係るクリップ1は、雄部材2と雌部材3との2部品が相互 に連結されて成る。これらの部品の内、雄部材2の詳細は図5〜図7に示され、 雌部材3の詳細は図8〜図11に示され、図12はパネル5とパネル6を相互に 連結した取付け状態を示している。
【0007】 雄部材2は、図5〜図7を参照すると、上部のフランジ8とその下の軸部9と で構成され、軸部9は二股に開脚する2本の脚で形成されている。この軸部9の 各脚の先端には、内側に向けて突出する係止爪10、10が形成され、この係止 爪10に隣接した上部内側には、外側に向けて凹んだ凹部11が形成され、雌部 材軸部の係止部(後述)を収容するようになっている。この凹部11の上部であ って軸部9の中間は内側に突出した部分12として形成され、その中間には雌部 材軸部の係止部のための係止凹部13が形成されている。なお、フランジ8の直 径は、雌部材フランジの凹部(後述)にすっぽり収まる大きさにされ、また、フ ランジ8には、雌部材フランジの凹部に形成された切込み(後述)で外方に張出 す張出し部14が形成されている。
【0008】 雌部材3は、図8〜図11を参照すると、上部のフランジ17と、その下部に 雄部材軸部9を受入れるように中空に形成された軸部18とで構成されている。 先ず、フランジ17は中心に雌部材軸部18を受入れる穴が形成され、穴の外側 には、雄部材フランジ8を受入れる凹部19を有する。この凹部19は、フラン ジ外縁部20が雄部材フランジ8の高さに合わせた高さに形成されることによっ て形成され、また、外縁部20は、その一部に切込み21が形成されている。こ の切込み21は図示の例では直径方向に対向して一対形成されているが、その数 や位置は任意でよい。
【0009】 雌部材軸部18は、先端が開脚して拡径するように2つの脚22が形成され、 この脚22の間には、一対の支柱23の先端すなわち下端に直径方向に横切る棒 状の係止部24が設けられている。係止部24は、雄部材軸部9の係止爪10、 10が係止するもので、雄部材軸部9を挿入したときその脚が開脚して通過し易 いようにその断面が上方に向けて山形状に形成されている。
【0010】 かかる構成で成る雄部材2と雌部材3を相互に連結した状態が図1〜図4に示 されている。雄部材2と雌部材3との連結は、雄部材2の軸部9を雌部材3の中 空の軸部18に挿入し、雄部材軸部9の先端の係止爪10、10が雌部材軸部の 係止部24を乗り越えてその係止部24を凹部11、11に収容させる。図示の 連結状態では、雄部材2と雌部材3を連結するが雌部材3の軸部18を拡径しな い第1位置をとっている。すなわち、雄部材軸部9の係止爪10が、雌部材軸部 18の係止部24に係止して、両部材の連結を維持しているが、係止部24は雄 部材軸部9の凹部11に収容されて雌部材軸部18を拡径しない。この第1位置 では、雄部材2のフランジ8と雌部材3のフランジ17との間には一定の隙間が 形成されている。なお、図1及び図3に示すように、雄部材フランジ8の張出し 部14は雌部材フランジ17の切込み21の上部を満たす位置にある。
【0011】 図12は、パネル5とパネル6を、本考案に係るクリップ1を使用して相互に 連結した様子を示している。この連結のため、図1〜図4の連結状態(すなわち 第1位置の状態)にあるクリップ1の雌部材軸部18を、パネル5、6の取付穴 に挿入して雌部材フランジ17の下面をパネル5に接面させ、更に、雄部材2の フランジ8を上面から強く押込む。この押込みによって、雄部材軸部9が雌部材 軸部先端の係止部24によって開脚させられ、この開脚によって雌部材軸部18 も開脚して軸部を拡径する。この開脚状態はクリップ1の第2位置状態であり、 雄部材軸部9の係止凹部13に係止部24が入って係止することによって第2位 置に維持される。このように雌部材軸部が拡径することによって、パネル5及び パネル6は、雌部材軸部の拡径部分と雌部材フランジとによって相互に連結され る。そして、この第2位置状態では、雄部材フランジ8は雌部材フランジ17の 凹部19にすっぽりと収まり、また、雄部材フランジ8の張出し部14は、雌部 材フランジ17の外縁部20の切込み21の上部に張出し、切込み21の部分に 張出し部14とパネル5とで隙間26を作る。
【0012】 図12の取付け状態(すなわち第2位置の状態)からクリップ1を取り外す場 合には、スクリュードライバ等の工具の先端を、パネル5と雄部材フランジ8の 張出し部14との間の隙間26にこじ入れ、その工具を引き起こせばよい。この 引き起こしにより、雄部材軸部9も引き上げられ、係止部24と係止凹部13と の係止も外れ、フランジ8を上方に引き上げれば、図2等の、第1位置状態に移 って、クリップ1は簡単に取り外しできる。
【0013】
【考案の効果】
本考案のクリップによれば、雄部材の軸部と雌部材の軸部には、雄部材の軸部 を雌部材の軸部に挿入した状態で両部材を連結するが雌部材の軸部を拡径しない 第1位置をとる第1係止手段と、雄部材軸部を雌部材軸部に押込んで雄部材フラ ンジを雌部材フランジに接面した状態で雌部材軸部を拡径する第2位置をとる第 2係止手段とが設けられ、雌部材のフランジは内側に凹部を形成するように外縁 部が一定高さに形成され且つその外縁部の一部に切込みが形成されており、雄部 材フランジは前記第2位置にあるとき前記凹部にすっぽりと収まる大きさで且つ 前記切込みの部分で外方に張出す形状に形成されており、前記切込みの隙間に工 具の先端等をこじ入れることができるので、工具等の引き起こしによって簡単に 第1位置に戻すことができ、取り外し作業が極めて簡単にでき、また、取り外し のためのスペースも少なくてよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るクリップの平面図である。
【図2】図1のクリップの半断面正面図である。
【図3】図1のクリップの底面図である。
【図4】図1のクリップの半断面側面図である。
【図5】雄部材の正面図である。
【図6】雄部材の底面図である。
【図7】雄部材の左側面図である。
【図8】雌部材の平面図である。
【図9】雌部材の半断面正面図である。
【図10】雌部材の底面図である。
【図11】雌部材の半断面側面図である。
【図12】本考案のクリップを用いてパネルを連結した
取付け状態を示す図である。
【符号の説明】
1 クリップ 2 雄部材 3 雌部材 5、6 パネル 8 雄部材フランジ 9 雄部材軸部 10 係止爪 11 凹部 12 突出部分 13 係止凹部 17 雌部材フランジ 18 雌部材軸部 19 凹部 20 外縁部 21 切込み 22 脚 23 支柱 24 係止部 26 隙間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雄部材と雌部材とで構成され、雌部材の
    軸部を連結すべきパネル等の穴に挿入し、その雌部材の
    中空軸部に雄部材の軸部を挿入することで雌部材の軸部
    を拡径してこの拡径部分と雌部材のフランジとによって
    パネル等を相互に連結するクリップにおいて、 雄部材の軸部と雌部材の軸部には、雄部材の軸部を雌部
    材の軸部に挿入した状態で両部材を連結するが雌部材の
    軸部を拡径しない第1位置をとる第1係止手段と、雄部
    材軸部を雌部材軸部に押込んで雄部材フランジを雌部材
    フランジに接面した状態で雌部材軸部を拡径する第2位
    置をとる第2係止手段とが設けられ、雌部材のフランジ
    は内側に凹部を形成するように外縁部が一定高さに形成
    され且つその外縁部の一部に切込みが形成されており、
    雄部材フランジは前記第2位置にあるとき前記凹部にす
    っぽりと収まる大きさで且つ前記切込みの部分で外方に
    張出す形状に形成されており、前記切込み部分の隙間に
    工具の先端等をこじ入れることができることを特徴とす
    るクリップ。
JP006867U 1992-02-20 1992-02-20 クリップ Pending JPH0567807U (ja)

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JPH0567807U true JPH0567807U (ja) 1993-09-10

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