JPH0567608A - 半導体装置における配線パターン - Google Patents

半導体装置における配線パターン

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JPH0567608A
JPH0567608A JP22602991A JP22602991A JPH0567608A JP H0567608 A JPH0567608 A JP H0567608A JP 22602991 A JP22602991 A JP 22602991A JP 22602991 A JP22602991 A JP 22602991A JP H0567608 A JPH0567608 A JP H0567608A
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JP
Japan
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wiring pattern
pattern
wiring
shape
strength
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JP22602991A
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English (en)
Inventor
Yoshio Ito
由夫 伊東
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、半導体装置における配線パターン
に関するもので、より強度を向上させるパターンを提供
するものである。 【構成】 本発明は前述の目的のために、前記配線パタ
ーンの形状を、部分的に直線的でなく凹凸形状を有する
ようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置における
配線パターンの形状に関するものである。
【0002】
【従来の技術】LSIは高速度化、低消費電力化と共に
チップサイズの縮少化が、たえず要求されており、それ
らの要求を実現していくためには、回路パターンの微細
化が必須の技術の一つとなっている。マイクロコンピュ
ータ等のロジックLSIや、ダイナミックRAM,スタ
ティックRAM等のメモリLSIは、そのいずれにおい
ても最小の回路パターンの寸法(パターンサイズ)が
1.0〜1.2μm程度から0.8μm前後へと微細化
が進み、さらにロジックLSI,メモリLSI共に0.
5〜0.6μm程度のごく微細な回路パターンの形成が
必要となりつつある。
【0003】回路パターンの微細化と同様に、LSIの
配線パターンの形成技術に関しても一層構造のものから
2層構造や3層構造といったいわゆる多層配線技術が非
常に重要になりつつあり、LSIの要求を実現していく
ためにやはり必須の技術の一つと考えられている。特に
0.5〜0.6μm程度の最小の回路パターンの形成が
必要とされるLSIでは、ロジックLSI,メモリLS
I共に多層配線技術はどうしても必要となる技術であ
る。
【0004】図3に、一般に用いられている配線パター
ンの例を示し説明する。
【0005】31は例えばシリコン酸化膜(以下SiO
2 膜と記す。)を主成分とするもので、図示はしないが
さらにその下に形成されている回路パターンとの第1の
層間膜で表面がおおわれている下地であり、さらにその
下の回路パターンによって表面段差を有している場合も
有る。32は第1の層間膜の下に形成されているもの
で、図示はしていない回路パターンとの電気的導通を取
る、第1の層間膜に形成された開孔部(コンタクトパタ
ーンと記す。)である。33は例えばアルミ等の金属を
主成分とする薄膜で形成された第1の配線パターンであ
り、コンタクトパターン32を介して第1の層間膜の下
に形成されている図示はしていない回路パターンに接続
されている。図3では第1の配線パターン33が3本及
び、コンタクトパターン32が2個の回路パターン例で
あるが、回路パターンによっては、規則的に同一のパタ
ーンが繰り返される部分や、規則性の無いパターンが配
置されている部分も存在する。
【0006】次に第1の配線パターン33及び下地の上
に全面に、図示はしていないが例えばSiO2 膜を主成
分とする第2の層間膜を有しており、その第2層間膜上
には、例えばアルミ等の金属を主成分とする薄膜から形
成された第2の配線パターン34が形成されている。
【0007】第1の配線パターン33の厚さは3000
Å〜10000Å程度、第2の配線パターン34の厚さ
は4000〜12000Å程度、第1の層間膜の膜厚は
1500〜10000Å程度、第2の層間膜の膜厚は3
000〜15000Å程度である事が一般に知られてい
る。
【0008】第2の配線パターン34は、図示はしない
が第2の層間膜に形成されたコンタクトパターン(スル
ーホールと記す)を介して図示はしていない第1の配線
パターン33の他の部分と接続されている。
【0009】以上の様に配線パターン33及び34を多
層化にする事で(図3では2層配線)回路パターン設計
において、パターン配置の自由度が増大し、LSIの高
速化及びチップサイズの縮小化に特に大きな効果が得ら
れる。
【0010】さらにパターン設計時に多く必要とされて
いた設計工数が大幅に削減されるという効果も合わせ持
つものであった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上述べた多
層配線技術においては、第一の配線パターン33の最小
部分が、例えば1.2μm以上と比較的、大きい寸法幅
であれば特に致命的ともいう問題は発生しなかったが、
チップサイズの縮小化により、例えば1.2μm未満へ
とパターン寸法幅の微細化が進むにつれて、問題点が確
認される様になり、特に、1.0μm前後では問題点が
顕著になり、容易に解決していく事が、困難となってき
ている。図4以降にそれらの問題例を示し説明する。一
般に第2の配線パターン34の形成後各接続部分での充
分な電気的導通が得られるための熱処理(以下アニール
と記す。)が施こされる。アニール処理は充分な電気的
導通を得るための必須の工程であるが、第1の配線パタ
ーン33,第2の配線パターン34及び図示はしていな
い第1,第2の層間膜のいずれにも微小ではあっても熱
による応力が発生し、その熱応力により第2の配線パタ
ーン34の下部(図4A部)もしくは第2の配線パター
ン34の付近(図4B部)に位置する微小な寸法幅を有
した第1の配線パターン33に亀裂が生じ、配線として
の機能を失なってしまう場合が有る。図4C部に示され
た、比較的大きい寸法幅を有する第1の配線パターン3
3は熱応力によって亀裂が生じてしまう場合は少ない。
一般に微細な寸法幅を有する第1の配線パターン33
は、信号線として用いられる例が多く、1チップ中の1
箇所でも図4A部,B部に示す様な亀裂を生ずるのでそ
のLSIは不良品になり致命的な欠陥となるため、どう
しても解決しなければならない重大な問題となってきて
いる。
【0012】さらに第1の配線パターン33の寸法幅を
微細化するに従って生じ易い他の問題例を図5(a)な
いし(c)に図示し説明する。
【0013】図5(a)ないし(c)では、ホトリソグ
ラフィ(以下ホトリソと記す)及びエッチング処理にて
工程順に微細な第1の配線パターンの形成について示し
ている。51は下地であってその表面は例えばSiO2
膜で形成される第1の層間膜である。52は第1の配線
パターンを加工形成すべき、例えばアルミ等の金属を主
成分とする配線材料薄膜である。53は露光現像処理が
施こされたホトレジストのパターンである。第1の配線
パターンの下地51はさらに下の図示はしていない回路
パターンによって表面段差を有しており、(図5では平
坦部を示している)ホトレジストパターン53はその下
地の表面段差部を充分にカバーするだけの厚さを有する
必要がある。第1の配線パターンの寸法幅が微細化する
と図5(a)に示す様に、ホトレジストパターン53の
縦方向と横方向の寸法比率(アスペクト比と記す。)が
かなり大きな値となり、部分的にホトレジストパターン
53のアスペクト比が2前後から2以上となってしまう
箇所が随所に発生する様になる。横方向の寸法幅が1.
0μm前後もしくはさらに小さくかつアスペクト比が2
前後もしくはそれ以上となってしまうホトレジストパタ
ーン53は強度的な問題が発生し易くなり、パターン形
成時の現像処理における現像液の洗浄時もしくは洗浄後
の乾燥処理時に、図5(b)に示す様に部分的にホトレ
ジストパターン53′が形状変化を生じる場合が有り、
図5(b)に示す様に部分的に形状変化したホトレジス
トパターン53′をマスクとして被エッチング膜である
配線材料薄膜52のエッチング処理を行なうと、図5
(c)に示す様に、配線パターン52′は部分的に寸法
のバラツキを生じ図5(c)D部に示す様に、配線パタ
ーン52′の間隔が非常にせまくなってしまう部分を生
じたり、さらには配線パターン52′が充分に分離せず
電気的な短絡を生じてしまう場合も有る。この様にホト
レジストパターン53′が部分的に形状変化してしまう
現象は、下地51の段差のない平坦部分上で発生し易
く、又ホトレジストパターン53の長手方向の寸法(パ
ターン長)が大きな箇所で、やはり発生し易くなる。
又、ホトレジストパターン53′の部分的な形状変化は
エッチングの処理中でも発生してしまう場合が有る。そ
れらのいづれの場合でも、上記の配線パターン52′が
部分的な寸法バラツキを生じたり、配線パターン52′
間隔が部分的にせまくなり配線パターン52′同志が接
触して電気的に短絡してしまうといった致命的な欠陥と
なりやはりどうしても解決しなければならない重大な問
題となってきている。
【0014】この発明は、以上述べた微細化された第1
の配線パターンが、多層配線構造となった際に、熱処理
によって亀裂が発生するといった不良や、ホトリソ処理
中もしくはエッチング処理中に発生する部分的なホトレ
ジストパターンの形状変化によって、エッチング処理後
の配線パターンが電気的に短絡するといった不良の発生
を除去するために、そのパターン形状を工夫する事で、
強度的に向上したホトレジスト及び配線材料の回路パタ
ーンを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明はLSIの微細
な寸法幅を有する配線パターンにおいて、そのパターン
形状が、パターンの長手方向で従来の直線的な長方形形
状に対して部分的にごく微小領域だけパターンの長手方
向に直角方向にシフトさせ(平面的に見て凹凸をもた
せ)、そのずらした部分の接続箇所を有する事で配線パ
ターンの強度を向上させる様にしたものであり、ごく容
易に実現が可能でありかつ以上説明してきた問題点に対
して充分な効果が期待できる様にしたものである。
【0016】
【作用】前述したようにこの発明によれば、通常の配線
パターンの形成プロセスを何ら変える事なしに、強度的
に低い部分例えば2層配線構造における第2の配線パタ
ーンの下部又はその付近にある微細な寸法幅である第1
の配線パターンや、比較的平坦な下地形状である部分
に、必要に応じて部分的にパターン形状に変形箇所を設
けたので、従来強度的に低い部分で発生した配線パター
ンの亀裂や、ホトレジストパターンの部分的な変形によ
り生ずる配線パターン間の電気的な短絡といった問題点
が解決できる。
【0017】
【実施例】図1はこの発明の実施例を示す図であって、
1は例えばSiO2膜を主成分とする第1の層間膜で表
面が形成されている下地、2は第1の層間膜に形成され
ているコンタクトパターン、3は例えばアルミ等の金属
を主成分とする薄膜より形成された、第1の配線パター
ンである。さらに第1の配線パターン3及び下地上の全
面に、図示はしていないが例えばSiO2 膜を主成分と
する第2の層間膜を有しており、さらにその上に例えば
アルミ等の金属を主成分とする薄膜から形成された第2
の配線パターン4が形成されている。全体として構造的
に図3に示す従来の2層配線と何ら変わるところはな
い。
【0018】但し本実施例では第1の配線パターン3の
形状が従来とは変わっており、部分的に直線的でなく平
面的に見て凹凸状(ほぼクランク状と言ってもよい)変
形箇所3′を有する形状としてある。
【0019】図1に示す様に、第1の配線パターン3は
部分的な変形箇所3′を有する事により非常に微細な寸
法幅を有する箇所であっても強度的に向上しているの
で、その後のアニール処理等の熱処理が加えられても熱
応力によって亀裂の発生は著しく低下させる事が可能と
なる。
【0020】図2はやはりこの発明による実施例を示す
図であって、1は第1の層間膜で表面が形成されている
下地、2は第1の層間膜に形成されているコンタクトパ
ターン、3は例えばアルミ等の金属を主成分とする薄膜
より形成された第1の配線パターンである。図2では、
下地が段差形状を有さない平坦部であり、従来であれば
ホトレジストパターンの部分的な形状変化が発生し易い
箇所であったが、この実施例のように第1の配線パター
ン3に前述したように部分的な変形箇所3′を有する形
状としたことで、強度的に向上しているため、従来の様
にホトレジストパターンの部分的な形状変化の発生によ
って発生する不良はやはり著しく低下させることが可能
となる。
【0021】以下図1及び図2にて説明してきたこの実
施例による第1の配線パターン3の変形箇所は、従来の
配線パターンで不良が発生し易い部分についてのみ有し
ていれば良いものであり、又、それら変形箇所での形状
に関しても必要に応じて決定していけば良い。つまり下
地の段差形状、第2の配線パターンとの相対位置や、他
の第1の配線パターンとの相対位置を考慮し、必要に応
じた箇所において適する形状を有した変形箇所を設けれ
ば良いわけであり、何ら従来のLSIの製造工程や配線
パターンの設計方法を変える必要はない。
【0022】
【発明の効果】以上、詳細に説明したようにこの発明に
よれば、通常の配線パターンの形成プロセスを何ら変え
る事なしに、強度的に低い部分例えば2層配線構造にお
ける第2の配線パターンの下部又はその付近にある微細
な寸法幅である第1の配線パターンや、比較的平坦な下
地形状である部分上、例えば20μm前後もしくはそれ
以上の長さを有する数本(例えば3本)微細な寸法巾で
かつ微細なパターン間隔で設置されている配線パターン
において、必要に応じて部分的にパターン形状に前述し
た直線的でない変形箇所を設けたので、従来強度的に低
い部分で発生した配線パターンの亀裂やホトレジストパ
ターンの部分的な変形により生ずる配線パターン間の電
気的な短絡といった問題点が前記変形箇所によって強度
が著しく向上するので、容易に解決する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例その1
【図2】本発明の実施例その2
【図3】従来の配線パターン例
【図4】従来の配線パターンの欠陥例その1
【図5】従来の配線パターンの欠陥例その2
【符号の説明】
1 下地 2 コンタクトパターン 3 第1の配線パターン 3′ 変形箇所 4 第2の配線パターン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置における配線の形状として、
    平面的に見て凹凸状の部分を有するようにしたことを特
    徴とする半導体装置における配線パターン。
JP22602991A 1991-09-05 1991-09-05 半導体装置における配線パターン Pending JPH0567608A (ja)

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JP22602991A JPH0567608A (ja) 1991-09-05 1991-09-05 半導体装置における配線パターン

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7384646B2 (en) 2002-09-26 2008-06-10 Mandom Corporation Antiseptic disinfectant, and cosmetics and toiletries, medicine or food containing the same
US7632871B2 (en) 2002-09-26 2009-12-15 Mandom Corporation Methods of making and methods of using antiseptic disinfectant, cosmetic and toiletries, medicine or food containing the same

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