JPH0566947U - 電磁装置 - Google Patents
電磁装置Info
- Publication number
- JPH0566947U JPH0566947U JP790092U JP790092U JPH0566947U JP H0566947 U JPH0566947 U JP H0566947U JP 790092 U JP790092 U JP 790092U JP 790092 U JP790092 U JP 790092U JP H0566947 U JPH0566947 U JP H0566947U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- bobbin
- shaped core
- adhesive
- adhesive resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Insulating Of Coils (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 接着剤の膨張によるインダクタンス値の変動
を抑える。 【構成】 ボビン2のコア支持部2aにI型コア1をボ
ビン2に固定する接着樹脂(接着剤)5の逃げ凹部6a
を設けている。この逃げ凹部6aは、接着樹脂5の膨張
時に接着樹脂5が流れ込み、接着樹脂5の厚みの変化を
緩和するものであり、I型コア1の固定位置の変化を抑
えることができ、インダクタンス値の変動を抑えること
ができる。 【効果】 ボビン2の成型時に生じる円筒部2fとコア
支持部2aとの境界の曲面に、直接I型コア1が接しな
いため、I型コア1の固定位置が曲面に影響を受けるこ
となく、インダクタンス値の精度の向上も図れる。
を抑える。 【構成】 ボビン2のコア支持部2aにI型コア1をボ
ビン2に固定する接着樹脂(接着剤)5の逃げ凹部6a
を設けている。この逃げ凹部6aは、接着樹脂5の膨張
時に接着樹脂5が流れ込み、接着樹脂5の厚みの変化を
緩和するものであり、I型コア1の固定位置の変化を抑
えることができ、インダクタンス値の変動を抑えること
ができる。 【効果】 ボビン2の成型時に生じる円筒部2fとコア
支持部2aとの境界の曲面に、直接I型コア1が接しな
いため、I型コア1の固定位置が曲面に影響を受けるこ
となく、インダクタンス値の精度の向上も図れる。
Description
【0001】
この考案は、スイッチング電源,インバータ安定器などに使用する電力変換用 トランス,チョークコイル等の電磁装置に関するものである。
【0002】
図5に従来の電磁装置の概略構造を示す。この従来の電磁装置は、U型コア3 とI型コア1とを組み合わせてある。U型コア3の両フランジ部3a,3bの間 に、コイル4を巻回したボビン2に挿入されたI型コア1を、両端にギャップを 介在させて配置したものである。U型コア3は、ボビン2のコア支持部2eの下 面がU型コア3の下フランジ部3bの内面に接するように固定している。
【0003】 さらに詳しく図6にI型コア1のボビン2への固定状態を示す。ボビン2の円 筒部2fの下端にはI型コア1を支持するコア支持部2eが設けられ、I型コア 1は、コア支持部2eに接着樹脂5により固定されている。 また、コア支持部2eは、図5に示すように、I型コア1の下にギャップを形 成するためのギャップスペーサでもある。
【0004】 この電磁装置によると、コイル4に通電して発生した磁束は、I型コア1の両 端のギャップを経てU型コア3に達するが、U型コア3がギャップを被覆してい るために外部漏れ磁束は極めて少ない。
【0005】
しかしながら上記従来の構成によれば、接着樹脂5の膨張時において、接着樹 脂5の逃げ場がなく、接着樹脂5の厚みの変化が大きくなる。そのため、I型コ ア1の固定位置が変動し、インダクタンス値に変動が生じることになる。 この考案の目的は、接着剤の膨張によるインダクタンス値の変動を抑えること のできる電磁装置を提供することである。
【0006】
この考案の電磁装置は、ボビンのコア支持面に、接着剤の逃げ凹部を設けたこ とを特徴とする。
【0007】
この考案の構成によれば、ボビンのコア支持面に、接着剤の逃げ凹部を設けた ことにより、接着剤の膨張時に、接着剤の厚みの変化が緩和され、コアの固定位 置の変化を抑えることができ、インダクタンス値の変動を抑えることができる。
【0008】
この考案の実施例を図面を参照しながら説明する。 図1ないし図4はそれぞれこの考案の一実施例を示し、I型コアのボビンへの 固定状態を示す図である。なお、コイルおよびU型コアは図示していない(図5 参照)。
【0009】 図1に示す実施例では、ボビン2のコア支持部2aにI型コア1をボビン2に 固定する接着樹脂(接着剤)5の逃げ凹部6aを設けている。この逃げ凹部6a は、接着樹脂5の膨張時に接着樹脂5が流れ込み、接着樹脂5の厚みの変化を緩 和するものである。なお、以下に述べる図2〜図4の逃げ凹部6b,6c,6d も同様である。
【0010】 図2に示す実施例は、ボビン2のコア支持部2bを斜めに形成することにより 、接着樹脂5の逃げ凹部6bを設けている。この場合、斜めに形成されたコア支 持部2bの中央部で接着樹脂5によりI型コア1を固定している。 図3に示す実施例は、ボビン2のコア支持部2cを波形状に形成することによ り、波形状の谷部分を接着樹脂5の逃げ凹部6cとしたものである。I型コア1 はコア支持部2cの波形状の山部分に接着樹脂5で固定している。
【0011】 また、図4に示す実施例は、ボビン2のコア支持部2dを、図2の実施例とは 逆の斜め形状に形成したものである。この場合、I型コア1はコア支持部2dの 斜面上に接着樹脂5で固定されており、斜面の下部(中央部)が接着樹脂5の逃 げ凹部6dとなる。 以上のように各実施例は、コア支持部2a〜2dに接着樹脂5の逃げ凹部6a 〜6dを設けているため、接着樹脂5の膨張時に、接着樹脂5の厚みの変化が緩 和され、I型コア1の固定位置の変化を抑えることができ、インダクタンス値の 変動を抑えることができる。
【0012】 なお、従来の構成(図5,図6参照)では、ボビン2の成型時において、円筒 部2fとコア支持部2eとの境界に曲面(いわゆるアール)が生じ、この曲面上 にI型コア1が設置されると、I型コア1の固定位置にばらつきが生じることに なるが、図1,図2および図3に示す実施例では、ボビン2の成型時に生じる円 筒部2fとコア支持部2a〜2cとの境界の曲面に、直接I型コア1が接しない ため、I型コア1の固定位置が曲面に影響を受けることなく、インダクタンス値 の精度の向上も図れる。
【0013】
この考案の電磁装置は、ボビンのコア支持面に、接着剤の逃げ凹部を設けたこ とにより、接着剤の膨張時に、接着剤の厚みの変化が緩和され、コアの固定位置 の変化を抑えることができ、インダクタンス値の変動を抑えることができる。
【図1】この考案の一実施例におけるI型コアのボビン
への固定状態を示す図である。
への固定状態を示す図である。
【図2】この考案の一実施例におけるI型コアのボビン
への固定状態を示す図である。
への固定状態を示す図である。
【図3】この考案の一実施例におけるI型コアのボビン
への固定状態を示す図である。
への固定状態を示す図である。
【図4】この考案の一実施例におけるI型コアのボビン
への固定状態を示す図である。
への固定状態を示す図である。
【図5】従来例の電磁装置の概略構造を示す図である。
【図6】従来例におけるI型コアのボビンへの固定状態
を示す図である。
を示す図である。
1 I型コア 2 ボビン 2a〜2d コア支持部 5 接着樹脂(接着剤) 6a〜6d 逃げ凹部
Claims (1)
- 【請求項1】 コイルを巻回したボビンにコアを挿入し
た電磁装置であって、 前記ボビンのコア支持面に、接着剤の逃げ凹部を設けた
ことを特徴とする電磁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP790092U JPH0566947U (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | 電磁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP790092U JPH0566947U (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | 電磁装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0566947U true JPH0566947U (ja) | 1993-09-03 |
Family
ID=11678456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP790092U Pending JPH0566947U (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | 電磁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0566947U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006202922A (ja) * | 2005-01-19 | 2006-08-03 | Tamura Seisakusho Co Ltd | リアクトル |
-
1992
- 1992-02-24 JP JP790092U patent/JPH0566947U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006202922A (ja) * | 2005-01-19 | 2006-08-03 | Tamura Seisakusho Co Ltd | リアクトル |
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