JPH056640Y2 - - Google Patents

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JPH056640Y2
JPH056640Y2 JP1986086446U JP8644686U JPH056640Y2 JP H056640 Y2 JPH056640 Y2 JP H056640Y2 JP 1986086446 U JP1986086446 U JP 1986086446U JP 8644686 U JP8644686 U JP 8644686U JP H056640 Y2 JPH056640 Y2 JP H056640Y2
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diode
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、高速信号をサンプリング、ホール
ドするサンプルホールド回路に関し、特に高速ア
ナログデジタル変換器に用いて好適なサンプルホ
ールド回路に関するものである。
〈従来の技術〉 従来高速アナログデジタル変換器に用いるサン
プルホールド回路として、第2図に示すものが知
られている。
第2図において、1は入力端子であり、この入
力端子1はダイオードブリツジ2の一端に接続さ
れている。3,4はそれぞれ吐出し定電流源、吸
込み定電流源であり、その出力はスイツチ5,6
に接続されている。スイツチ5の端子S,Hはそ
れぞれスイツチ6のH,S端子に接続されてお
り、それぞれ流路7,8を形成する。なお、スイ
ツチ5,6は連動して動作するものとする。9,
10はダイオード、11,12は抵抗であり、ダ
イオード9、抵抗11,12、ダイオード10が
この順に直列接続されている。ダイオード9のカ
ソードは流路7に、ダイオード10のアノードは
流路8に接続されている。またダイオードブリツ
ジ2の共通アノード端子A、共通カソード端子B
はそれぞれ流路7,8に接続されている。13は
ダイオードブリツジ2の他端と共通電位点の間に
接続された信号保持手段であるコンデンサであ
り、その両端電圧はバツフア14を介して抵抗1
1と抵抗12の接続点に供給されている。15は
コンデンサ13の一端に接続された出力端子であ
る。
次にこのサンプルホールド回路の動作を説明す
る。入力信号は入力端子1に入力される。サンプ
リング動作のときは、スイツチ5,6はそれぞれ
S側に接続される。そのため、吐出し定電流源3
の出力電流Ioは流路7の一部分を通り、ダイオー
ドブリツジ2の共通アノード点A、共通カソード
点B、流路8の一部分を経て吸込み定電流源4に
流入する。そのため、ダイオードブリツジ2は導
通し、入力信号により、コンデンサ13は充電さ
れ、その両端電圧は入力信号に等しくなる。ダイ
オード9は、そのカソード側が流路7に接続され
ているので、ダイオード9、抵抗11,12、ダ
イオード10の直列回路には、電流が流れない。
ホールド動作のときは、スイツチ5,6をH側
に接続する。吐出し定電流源の出力電流Ioは、流
路8の一部分、ダイオード10、抵抗12,1
1、ダイオード9、流路7の一部分の順に流れ、
吸込み定電流源4に流入する。そのため、抵抗1
1,12の電圧降下により、ダイオードブリツジ
2の共通カソード点Bの電位は、その共通アノー
ド点Aの電位より高くなるため、ダイオードブリ
ツジ2には逆バイアスがかかり不導通になる。そ
のためコンデンサ13の電圧はホールドされる。
なお、コンデンサ13の電位すなわちダイオード
ブリツジ2の出力側端の電位は、バツフア14を
介して抵抗11,12の接続点に供給されている
ので、ダイオードブリツジ2を構成する4つのダ
イオードの内、信号保持手段に接続されている2
つのダイオードには、抵抗11,12の電圧降下
とダイオード9,10の順方向電圧降下の和電圧
の1/2に相当する逆バイアスが印加される。ホー
ルド特性を良くし、消費電力の増加を防ぐには、
抵抗11,12の値を大きくすればよい。
〈考案が解決すべき問題点〉 しかしながら、このようなサンプルホールド回
路には次のような欠点がある。ダイオードにはそ
の接合容量その他に起因する容量成分が存在し、
ホールド時にこの容量成分を通して入力信号が電
圧保持手段側に漏れ出し、そのためホールド電圧
が変化する。この関係を第3図に示す。第3図に
おいて、ZCはダイオードの容量成分のインピーダ
ンス、ZBはダイオードブリツジ2の共通カソード
点B(または共通アノード点A)と共通電位点間
のインピーダンスである。抵抗11と12の接続
点は、その出力インピーダンスが十分低いバツフ
ア14に接続されているので、ZBは抵抗12とダ
イオード10(または抵抗11とダイオード9)
の直列インピーダンスに等しい。漏れ量は近似的
にZB/(ZB+ZC)に比例するので、ダイオードブ
リツジ2の逆バイアスを深くするために、抵抗1
1,12の抵抗値を大きくすると、漏れ量が増加
し、ホールド特性が悪くなる。
〈考案の目的〉 この考案の目的は、構成が簡単でかつホールド
特性がよいサンプルホールド回路を提供すること
にある。
〈問題点を解決するための手段〉 上記問題点を解決するために本考案は、ダイオ
ードブリツジを用いたサンプルホールド回路にお
いて、電流源と、この電流源の出力電流を2つの
流路に選択的に流すスイツチと、この2つの流路
のそれぞれの途中に接続され、その他端が前記ダ
イオードブリツジの共通アノード点および共通カ
ソード点に接続された電圧降下素子と、この電圧
降下素子に並列に接続されたコンデンサと、前記
ダイオードブリツジの一端に接続された信号電圧
保持手段と、前記スイツチと前記電圧降下素子の
接続点に接続されたダイオードと、このダイオー
ドの他端に前記信号保持手段の出力に関連する信
号を与えるバツフアを具備したものである。
〈実施例〉 第1図は本考案に係るサンプルホールド回路の
一実施例を示す構成図である。なお、第2図と同
じ要素には同一符号を付し、説明を省略する。第
1図において、16,17は電圧降下素子として
の抵抗であり、それぞれ流路7,8の途中に接続
されている。またこれら抵抗16,17の他端は
それぞれダイオードブリツジ2の共通アノード点
A、共通カソード点Bに接続されている。18,
19はコンデンサであり、それぞれ抵抗16,1
7に並列に接続されている。20はダイオードで
あり、そのカソードを抵抗16の一端に、アノー
ドをバツフア14の出力に接続されている。ダイ
オード21は、そのアノードを抵抗17の一端
に、カソードをバツフア14の出力に接続されて
いる。
次にこの実施例の動作を説明する。サンプル動
作のときは、スイツチ5,6をS側に接続する。
吐出し定電流源3の出力電流Ioは、抵抗16、ダ
イオードブリツジ2、抵抗17の順に流れ、吸込
み定電流源4に流入する。ダイオードブリツジ2
は、その順方向に電圧が印加されるので導通し、
入力端子1に印加された入力信号により、コンデ
ンサ13は充電される。
ホールド動作のときは、スイツチ5,6はH側
に接続され、吐出し定電流源3の出力電流Ioは、
抵抗17、ダイオード21,20、抵抗16を通
り、吸込み定電流源4に流入する。そのため、ダ
イオードブリツジ2の共通アノード点A、共通カ
ソード点Bには逆バイアスがかかり、ダイオード
ブリツジ2を不導通にして、コンデンサ13の電
圧をホールドする。バツフア14により、ダイオ
ード20と21の接続点の電位はダイオード13
の電位に制御されるので、ダイオードブリツジ2
を構成する4つのダイオードの内、コンデンサ1
3に接続されている2つのダイオードには、抵抗
16の電圧降下とダイオード20の順方向電圧降
下の和電圧(または抵抗17の電圧降下とダイオ
ード21の順方向電圧降下の和電圧)の逆バイア
スが印加される。
この実施例において、第3図に示すZBは抵抗1
6とコンデンサ18の並列インピーダンスと、ダ
イオード20の順方向インピーダンスの和(また
は抵抗17とコンデンサ19の並列インピーダン
スと、ダイオード21の順方向インピーダンスの
和)になる。コンデンサ18,19の容量を十分
大きくすることによつて、この抵抗とコンデンサ
の並列インピーダンスを充分小さくすることがで
きるから、インピーダンスZBをダイオード20,
21の順方向インピーダンスにほぼ等しくするこ
とができる。また抵抗16,17に流れる電流
は、サンプル動作、ホールド動作共に吐出し定電
流源3の出力電流Ioになる。従つてこれら抵抗1
6,17には常に一定電流が流れ、素子端子間の
電圧降下が一定なので、コンデンサ18,19を
並列に接続しても、サンプル動作とホールド動作
の切り換え時に動作速度の低下、ノイズの発生、
誤動作がおこらない。
なお、この実施例では、電圧降下素子として抵
抗を用いたが、ダイオード及びツエナダイオード
を用いてもよい。
〈考案の効果〉 以上図面に基いて詳細に説明したように、この
考案によれば、ダイオードブリツジの逆バイアス
電圧を発生させる電圧降下素子に並列にコンデン
サを挿入するようにしたので、電圧降下素子のイ
ンピーダンスを無視できる程度に小さくすること
ができる。そのため、ダイオードブリツジのホー
ルド時の逆バイアスを深くしてもこのダイオード
ブリツジと共通電位点間のインピーダンスが増加
することはなく、従つてダイオードの容量成分に
よる漏れ量を最小限にでき、良好なホールド特性
を得ることができる。
また、サンプル時とホールド時とで前記電圧降
下素子に流れる電流が同一になるように構成した
ので、電圧降下素子に並列に接続したコンデンサ
によつて動作速度が低下したり、ノイズが発生す
ることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るサンプルホールド回路の
一実施例を示す構成回路図、第2図はサンプルホ
ード回路の従来例を示す構成回路図、第3図はダ
イオードの容量成分により漏れが発生することを
説明するための図である。 2……ダイオードブリツジ、3……吐出し定電
流源、4……吸込み定電流源、5,6……スイツ
チ、13,18,19……コンデンサ、14……
バツフア、16,17……抵抗、20,21……
ダイオード。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ダイオードブリツジに印加する電圧の極性を制
    御してスイツチ動作を行ない、入力信号を前記ダ
    イオードブリツジを介して信号保持手段に接続
    し、前記入力信号を前記信号保持手段に保持する
    サンプルホールド回路において、 2つの電流源と、この2つの電流源の出力を2
    つの流路に切り換えて接続する2つのスイツチ
    と、前記2つの流路のそれぞれの途中に接続さ
    れ、その他端が前記ダイオードブリツジに接続さ
    れた2つの電圧降下素子と、この2つの電圧降下
    素子のそれぞれに並列に接続されたコンデンサ
    と、前記ダイオードブリツジに接続された信号保
    持手段と、前記スイツチと前記電圧降下素子の交
    点にそれぞれ接続された2つのダイオードを有
    し、このダイオードの他端に前記信号保持手段の
    出力に関連する信号を印加することを特徴とする
    サンプルホールド回路。
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JPS62198599U JPS62198599U (ja) 1987-12-17
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