JP3775093B2 - サンプル・ホールド回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エミッタフォロワ回路をサンプリング・スイッチ回路として用いるサンプル・ホールド回路(以下、単にサンプル・ホールド回路と呼ぶ。)に関し、特に広帯域、高精度であり、設計が容易であるサンプル・ホールド回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のサンプル・ホールド回路はサンプリング時に入力信号を入力段の差動増幅器を介してサンプリング・スイッチ回路で容量に充電し、ホールド時はサンプリング・スイッチ回路が容量と差動増幅器とを切り離すことにより出力信号の値をホールドするものである。
【0003】
図3はこのような従来のサンプリング・ホールド回路の一例を示す回路図である。図3において1,2,8,9,11,12,13,15,18及び19はトランジスタ、3,4,6及び7は抵抗、5,10,14,20及び21は定電流源、16及び17は容量,100a及び100bは差動入力の入力信号、101はホールド信号、102はサンプル信号,103a及び103bは差動出力の出力信号である。
【0004】
また、1〜7は入力段の差動増幅器50を、8〜15はサンプリング・スイッチ回路51を、18〜21はエミッタフォロワ回路から構成される出力段回路52をそれぞれ構成している。
【0005】
入力信号100a及び100bはトランジスタ1及び2のベースに入力され、トランジスタ1及び2のエミッタは抵抗3及び4の一端にそれぞれ接続される。抵抗3の他端は抵抗4の他端及び定電流源5の一端に接続される。
【0006】
トランジスタ1のコレクタは抵抗6の一端、トランジスタ12のコレクタ及びトランジスタ15のベースにそれぞれ接続され、トランジスタ2のコレクタは抵抗7の一端、トランジスタ8のコレクタ及びトランジスタ11のベースにそれぞれ接続される。
【0007】
一方、トランジスタ8及び12のベースにはホールド信号101が、トランジスタ9及び13のベースにはサンプル信号102がそれぞれ入力され、トランジスタ8及び9のエミッタは定電流源10の一端に接続され、トランジスタ12及び13のエミッタは定電流源14の一端に接続される。
【0008】
トランジスタ9のコレクタはトランジスタ11のエミッタ、容量16の一端及びトランジスタ18のベースにそれぞれ接続され、トランジスタ13のコレクタはトランジスタ15のエミッタ、容量17の一端及びトランジスタ19のベースに接続される。
【0009】
トランジスタ18のエミッタは出力信号103aを出力すると共に定電流源20の一端に接続され、トランジスタ19のエミッタは出力信号103bを出力すると共に定電流源21の一端に接続される。
【0010】
最後に、抵抗6及び7の他端、トランジスタ11,15,18及び19のコレクタは正電圧源”Vcc”にそれぞれ接続され、定電流源5,10,14,20及び21の他端は負電圧源”Vee”にそれぞれ接続され、容量16及び17の他端は接地される。
【0011】
ここで、図3に示す従来例の動作を説明する。入力信号100a及び100bは差動増幅器50を構成する差動回路に入力されるので負荷抵抗である抵抗6及び7の一端には入力信号100a及び100bの差動電圧が出力される。
【0012】
そして、サンプリング時にはサンプル信号102が”ハイレベル”、ホールド信号101が”ローレベル”になり、トランジスタ9及び13は”ON”、トランジスタ8及び12は”OFF”になる。
【0013】
このため、トランジスタ11及び15には定電流源10及び14の出力電流がそれぞれ供給されてエミッタフォロワ回路として動作するので前述の差動電圧はトランジスタ11及び15を介して容量16及び17の一端に接続され、容量16及び17を充電する。
【0014】
容量16及び17の一端の電圧はさらにトランジスタ18及び19と定電流源20及び21から構成されるエミッタフォロワ回路に接続されるので出力信号103a及び103bには入力信号100a及び100bの電圧が出力されることになる。
【0015】
一方、ホールド時にはサンプル信号102が”ローレベル”、ホールド信号101が”ハイレベル”になり、トランジスタ9及び13は”OFF”、トランジスタ8及び12は”ON”になる。
【0016】
このため、トランジスタ11及び15のエミッタ電流が減少する。また、定電流源10及び14の出力電流は”ON”となったトランジスタ8及び12を介して負荷抵抗である抵抗7及び6に供給されるので抵抗6及び7における電圧降下分が増加し、結果として、トランジスタ11及び15のベース電圧が下がる。
【0017】
したがって、トランジスタ11及び15はカットオフとなり、差動増幅器50は出力段回路52等と切り離されて、容量16及び17に充電された電圧が出力段回路52を介して出力信号103a及び103bとして出力される。このため、出力信号103a及び103bは入力信号100a及び100bの変動に係わりなくホールド状態になる。
【0018】
この結果、サンプル時にサンプリング・スイッチ回路51により差動増幅器50を介して入力される入力信号で容量を充電すると共にホールド時にサンプリング・スイッチ回路により差動増幅器からの入力を遮断することにより、サンプル・ホールド回路を実現できる。
【0019】
また、図4は従来のサンプル・ホールド回路の他の一例を示す回路図である。図4において1〜21,51,52,100a,100b,101及び102は図3と同一符号を付してあり、22,23,24,25,26及び27はトランジスタ、104は第2のサンプル信号、105は第2のホールド信号、103c及び103dは差動出力の出力信号である。また、1〜7及び22〜27は差動増幅器50aを構成している。
【0020】
入力信号100a及び100bはトランジスタ1及び2のベースに入力され、トランジスタ1及び2のエミッタは抵抗3及び4の一端にそれぞれ接続される。抵抗3の他端は抵抗4の他端及び定電流源5の一端に接続される。
【0021】
トランジスタ1のコレクタはトランジスタ22,23及び24のエミッタにそれぞれ接続され、トランジスタ2のコレクタはトランジスタ25,26及び27のエミッタにそれぞれ接続される。
【0022】
トランジスタ22のコレクタはトランジスタ23及び27のコレクタ、抵抗6の一端、トランジスタ12のコレクタ及びトランジスタ15のベースにそれぞれ接続され、トランジスタ24のコレクタはトランジスタ25及び26のコレクタ、抵抗7の一端、トランジスタ8のコレクタ及びトランジスタ11のベースにそれぞれ接続される。
【0023】
一方、トランジスタ8及び12のベースにはホールド信号101が、トランジスタ9及び13のベースにはサンプル信号102がそれぞれ入力され、トランジスタ8及び9のエミッタは定電流源10の一端に接続され、トランジスタ12及び13のエミッタは定電流源14の一端に接続される。
【0024】
また、トランジスタ22及び25のベースにはサンプル信号104がそれぞれ入力され、トランジスタ23,24,26及び27のベースにはホールド信号105がそれぞれ入力される。
【0025】
トランジスタ9のコレクタはトランジスタ11のエミッタ、容量16の一端及びトランジスタ18のベースにそれぞれ接続され、トランジスタ13のコレクタはトランジスタ15のエミッタ、容量17の一端及びトランジスタ19のベースに接続される。
【0026】
トランジスタ18のエミッタは出力信号103cを出力すると共に定電流源20の一端に接続され、トランジスタ19のエミッタは出力信号103dを出力すると共に定電流源21の一端に接続される。
【0027】
最後に、抵抗6及び7の他端、トランジスタ11,15,18及び19のコレクタは正電圧源”Vcc”にそれぞれ接続され、定電流源5,10,14,20及び21の他端は負電圧源”Vee”にそれぞれ接続され、容量16及び17の他端は接地される。
【0028】
ここで、図4に示す従来例の動作を説明する。サンプリング・スイッチ回路51の動作は図3に示す従来例と同様であるので説明は省略する。サンプリング時には第2のサンプル信号104が”ハイレベル”、第2のホールド信号105が”ローレベル”になり、トランジスタ22及び25は”ON”、トランジスタ23,24,26及び27は”OFF”になる。
【0029】
このため、トランジスタ1及び2から構成さえる差動回路にトランジスタ22及び25がカスコード接続される形になり図3に示した差動増幅器50と同様の動作をする。
【0030】
一方、ホールド時には第2のサンプル信号104が”ローレベル”、第2のホールド信号105が”ハイレベル”になり、トランジスタ22及び25は”OFF”、トランジスタ23,24,26及び27は”ON”になる。
【0031】
このため、トランジスタ1に流れるコレクタ電流の1/2がトランジスタ23及び24を介して抵抗6及び7に供給され、同様にトランジスタ2に流れるコレクタ電流の1/2がトランジスタ27及び26を介して抵抗6及び7に供給される。
【0032】
言い換えれば、ホールド時に負荷抵抗である抵抗6及び7に流れる電流は入力信号100a及び100bに関わりなく常時定電流源5の出力電流の1/2となる。
【0033】
この結果、ホールド時には負荷抵抗である抵抗6及び7には入力信号100a及び100bの状態に関わりなく定電流源5の出力電流の1/2が供給されるので、トランジスタ11及び15のベースには入力信号成分が現れずフィードスルーが非常に小さくなり、高精度化を図ることが可能になる。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図3に示す従来例では定電流源10及び14の出力電流がトランジスタ11及び15が構成するエミッタフォロワ回路の動作電流となると共にホールド時には抵抗6及び7で生じる電圧降下によりトランジスタ11及び15をカットオフするために用いられている。すなわち、本来独立に設定すべきエミッタフォロワ回路の動作電流と負荷抵抗である抵抗6及び7の抵抗値とが相互に関連してしまっている。
【0035】
このため、例えば、広帯域化のために負荷抵抗である抵抗6及び7の抵抗値を小さくした場合には、トランジスタ11及び12を十分カットオフさせるためには定電流源10及び14の出力電流を大きくして抵抗6及び7での電圧降下を稼ぐ必要が生じてしまい、トランジスタ11及び15のトランジスタサイズを必要以上に大きくしなければならずペデスタルの増加により精度が悪化してしまうと言った問題点があった。
【0036】
ここで、ペデスタルとは、サンプル時からホールド時へ遷移する際に、サンプリングスイッチの寄生容量を介してホールドコンデンサに電荷が注入されることにより発生するオフセットである。
【0037】
一方、ペデスタルを小さくするためトランジスタ11及び15を小型化して高精度化を図った場合には、定電流源10及び14の出力電流が小さくなり、トランジスタ11及び12を十分カットオフさせるために抵抗6及び7の抵抗値を大きくしなければならず帯域が低下してしまうと言った問題点があった。
【0038】
また、図4に示す従来例ではトランジスタ11及び12をカットオフさせるために定電流源5の出力電流の1/2を用いているが図3と同様の問題点があった。すなわち、帯域と精度がトレードオフの関係にあり最適設計が困難であると言った課題があった。
従って本発明が解決しようとする課題は、広帯域、高精度であり、設計が容易であるサンプル・ホールド回路を実現することにある。
【0039】
【課題を解決するための手段】
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
エミッタフォロワ回路をサンプリング・スイッチ回路として用いるサンプル・ホールド回路において、
入力信号が入力される差動増幅器と、この差動増幅器の出力を容量へ印加し、若しくは、容量との接続を遮断するサンプリング・スイッチ回路と、前記容量の電圧を出力信号として出力する出力段回路と、ホールド時に前記差動増幅器の負荷抵抗に対して前記サンプリング・スイッチ回路の動作電流に電流を加算して供給する補助スイッチ回路とを備えたことにより、抵抗値の小さな負荷抵抗を用いた場合であっても補助スイッチ回路からカットオフのための電流が負荷抵抗に供給され動作電流の小さなトランジスタを用いることが可能になるので、広帯域設計と高精度設計を容易に両立でき、広帯域、高精度であり、設計が容易になる。
【0040】
請求項2記載の発明は、
請求項1記載の発明であるサンプル・ホールド回路において、
前記補助スイッチ回路が、
差動回路と、ホールド時の前記サンプリング・スイッチ回路の動作電流に前記差動回路の出力電流を加算して前記負荷抵抗に供給するカスコードトランジスタとから構成されることにより、抵抗値の小さな負荷抵抗を用いた場合であっても補助スイッチ回路からカットオフのための電流が負荷抵抗に供給され動作電流の小さなトランジスタを用いることが可能になるので、広帯域設計と高精度設計を容易に両立でき、広帯域、高精度であり、設計が容易になる。
【0041】
請求項3記載の発明は、
エミッタフォロワ回路をサンプリング・スイッチ回路として用いるサンプル・ホールド回路において、
ホールド時に入力信号の状態に関わりなく定電流源の出力電流の1/2を負荷抵抗に供給するカスコードトランジスタを差動回路に接続した差動増幅器と、この差動増幅器の出力を容量へ印加し、若しくは、容量との接続を遮断するサンプリング・スイッチ回路と、前記容量の電圧を出力信号として出力する出力段回路と、ホールド時に前記カスコードトランジスタを介して負荷抵抗に電流を供給する補助スイッチ回路とを備えたことにより、広帯域設計と高精度設計を容易に両立でき、広帯域、高精度であり、設計が容易になる。さらに、負荷抵抗に寄生する容量の値が小さくなり更なる広帯域化を図ることが可能になる。
【0042】
請求項4記載の発明は、
請求項3記載の発明であるサンプル・ホールド回路において、
前記補助スイッチ回路が、
ホールド時に出力電流を前記カスコードトランジスタを介して前記負荷抵抗に供給する差動回路から構成されることにより、広帯域設計と高精度設計を容易に両立でき、広帯域、高精度であり、設計が容易になる。さらに、負荷抵抗に寄生する容量の値が小さくなり更なる広帯域化を図ることが可能になる。
【0043】
請求項5記載の発明は、
請求項3記載の発明であるサンプル・ホールド回路において、
ホールド時の前記サンプリング・スイッチ回路の動作電流を前記カスコードトランジスタを介して負荷抵抗に供給することにより、負荷抵抗に寄生する容量の値が更に小さくなり広帯域化を図ることが可能になる。
【0044】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係るサンプル・ホールド回路の一実施例を示す構成回路図である。図1において1〜21,50,51,52,100a,100b,101及び102は図3と同一符号を付してあり、28,29,31,32,34及び35はトランジスタ、30及び33は定電流源,103e及び103fは差動出力である出力信号、106はバイアス信号である。また、28〜35は補助スイッチ回路53を構成している。
【0045】
入力信号100a及び100bはトランジスタ1及び2のベースに入力され、トランジスタ1及び2のエミッタは抵抗3及び4の一端にそれぞれ接続される。抵抗3の他端は抵抗4の他端及び定電流源5の一端に接続される。
【0046】
トランジスタ1のコレクタは抵抗6の一端、トランジスタ35のコレクタ及びトランジスタ15のベースにそれぞれ接続され、トランジスタ2のコレクタは抵抗7の一端、トランジスタ34のコレクタ及びトランジスタ11のベースにそれぞれ接続される。
【0047】
一方、トランジスタ8,12,28及び31のベースにはホールド信号101が、トランジスタ9,13,29及び32のベースにはサンプル信号102がそれぞれ入力される。
【0048】
また、トランジスタ8及び9のエミッタは定電流源10の一端に接続され、トランジスタ12及び13のエミッタは定電流源14の一端に接続される。トランジスタ28及び29のエミッタは定電流源30の一端に接続され、トランジスタ31及び32のエミッタは定電流源33の一端に接続される。
【0049】
トランジスタ34のエミッタはトランジスタ8及び28のコレクタにそれぞれ接続され、トランジスタ35のエミッタはトランジスタ12及び31のコレクタにそれぞれ接続される。
【0050】
トランジスタ9のコレクタはトランジスタ11のエミッタ、容量16の一端及びトランジスタ18のベースにそれぞれ接続され、トランジスタ13のコレクタはトランジスタ15のエミッタ、容量17の一端及びトランジスタ19のベースに接続される。
【0051】
トランジスタ18のエミッタは出力信号103eを出力すると共に定電流源20の一端に接続され、トランジスタ19のエミッタは出力信号103fを出力すると共に定電流源21の一端に接続される。
【0052】
最後に、抵抗6及び7の他端、トランジスタ11,15,18,19,29及び32のコレクタは正電圧源”Vcc”にそれぞれ接続され、定電流源5,10,14,20,21,30及び33の他端は負電圧源”Vee”にそれぞれ接続され、容量16及び17の他端は接地される。さらに、バイアス信号106がトランジスタ34及び35のベースに印加される。
【0053】
ここで、図1に示す実施例の動作を説明する。但し、図3に示す従来例と同様の部分に関しては説明は省略する。サンプリング時にはサンプル信号102が”ハイレベル”、ホールド信号101が”ローレベル”になり、トランジスタ9,13,29及び32は”ON”、トランジスタ8,12,28及び31は”OFF”になる。
【0054】
このため、トランジスタ11及び15には定電流源10及び14の出力電流がそれぞれ供給されてエミッタフォロワ回路として動作するので従来例と同様に出力信号103e及び103fとしては入力信号100a及び100bの電圧が出力されることになる。
【0055】
一方、トランジスタ29及び32が”ON”になるので定電流源30及び33の出力電流は正電圧源”Vcc”から直接流れ込みサンプル・ホールド回路の動作に一切関係しなくなる。
【0056】
一方、ホールド時にはサンプル信号102が”ローレベル”、ホールド信号101が”ハイレベル”になり、トランジスタ9,13,29及び32は”OFF”、トランジスタ8,12,28及び31は”ON”になる。
【0057】
このため、トランジスタ11及び15のエミッタ電流が減少する。また、定電流源10及び14の出力電流は”ON”となったトランジスタ8及び12とトランジスタ34及び35を介して負荷抵抗である抵抗7及び6に供給される。
【0058】
これと同時に、定電流源30の出力電流は”ON”となったトランジスタ28及びバイアス信号106が印加されたカスコードトランジスタであるトランジスタ34を介して負荷抵抗である抵抗7に供給され、定電流源33の出力電流は”ON”となったトランジスタ31及びバイアス信号106が印加されたカスコードトランジスタであるトランジスタ35を介して負荷抵抗である抵抗6に供給される。
【0059】
従って、抵抗6及び7における電圧降下分が図3に示す従来例と比較して定電流源30及び33の出力電流分さらに増加し、結果として、トランジスタ11及び15のベース電圧が下がる。
【0060】
したがって、トランジスタ11及び15はカットオフとなり、差動増幅器50は出力段回路52等と切り離されて、容量16及び17に充電された電圧が出力段回路52を介して出力信号103e及び103fとして出力される。
【0061】
すなわち、サンプル時のエミッタフォロワ回路を構成するトランジスタ11及び15の動作電流に加えてホールド時には補助スイッチ回路53からの出力電流を負荷抵抗に供給することにより、抵抗値の小さな負荷抵抗であってもトランジスタ11及び15を確実にカットオフさせることが可能になる。
【0062】
言い換えれば、抵抗値の小さな負荷抵抗を用いた場合であっても補助スイッチ回路53からカットオフのための電流を負荷抵抗に供給すれば、11及び15に動作電流の小さい小型のトランジスタを用いることが可能になる。
【0063】
この結果、ホールド時に補助スイッチ回路53からカットオフのための電流を負荷抵抗に供給することにより、広帯域設計と高精度設計を容易に両立でき、広帯域、高精度であり、設計が容易になる。
【0064】
また、図2は本発明に係るサンプル・ホールド回路の他の実施例を示す構成回路図である。図2において1〜27,50a,51,52,100a,100b,101,102,104及び105は図4と同一符号を付してあり、28a,29a,31a及び32aはトランジスタ、30a及び33aは定電流源,103g及び103hは差動出力である出力信号である。また、28a〜33aは補助スイッチ回路53aを構成している。
【0065】
入力信号100a及び100bはトランジスタ1及び2のベースに入力され、トランジスタ1及び2のエミッタは抵抗3及び4の一端にそれぞれ接続される。抵抗3の他端は抵抗4の他端及び定電流源5の一端に接続される。
【0066】
トランジスタ1のコレクタはトランジスタ22,23及び24のエミッタとトランジスタ12及び28aのコレクタにそれぞれ接続され、トランジスタ2のコレクタはトランジスタ25,26及び27のエミッタとトランジスタ8及び31aのコレクタにそれぞれ接続される。
【0067】
トランジスタ22のコレクタはトランジスタ23及び27のコレクタ、抵抗6の一端及びトランジスタ15のベースにそれぞれ接続され、トランジスタ24のコレクタはトランジスタ25及び26のコレクタ、抵抗7の一端及びトランジスタ11のベースにそれぞれ接続される。
【0068】
一方、トランジスタ8,12,28a及び31aのベースにはホールド信号101が、トランジスタ9,13,29a及び32aのベースにはサンプル信号102がそれぞれ入力される。
【0069】
また、トランジスタ8及び9のエミッタは定電流源10の一端に接続され、トランジスタ12及び13のエミッタは定電流源14の一端に接続される。トランジスタ28a及び29aのエミッタは定電流源30aの一端に接続され、トランジスタ31a及び32aのエミッタは定電流源33aの一端に接続される。
【0070】
また、トランジスタ22及び25のベースにはサンプル信号104がそれぞれ入力され、トランジスタ23,24,26及び27のベースにはホールド信号105がそれぞれ入力される。
【0071】
トランジスタ9のコレクタはトランジスタ11のエミッタ、容量16の一端及びトランジスタ18のベースにそれぞれ接続され、トランジスタ13のコレクタはトランジスタ15のエミッタ、容量17の一端及びトランジスタ19のベースに接続される。
【0072】
トランジスタ18のエミッタは出力信号103gを出力すると共に定電流源20の一端に接続され、トランジスタ19のエミッタは出力信号103hを出力すると共に定電流源21の一端に接続される。
【0073】
最後に、抵抗6及び7の他端、トランジスタ11,15,18,19,29a及び32aのコレクタは正電圧源”Vcc”にそれぞれ接続され、定電流源5,10,14,20,21,30a及び33aの他端は負電圧源”Vee”にそれぞれ接続され、容量16及び17の他端は接地される。
【0074】
ここで、図2に示す実施例の動作を説明する。図4に示す従来例と同様の部分に関しては説明は省略する。サンプリング時にはサンプル信号102が”ハイレベル”、ホールド信号101が”ローレベル”になり、トランジスタ9,13,29a及び32aは”ON”、トランジスタ8,12,28a及び31aは”OFF”になる。
【0075】
同様に、サンプリング時には第2のサンプル信号104が”ハイレベル”、第2のホールド信号105が”ローレベル”になり、トランジスタ22及び25は”ON”、トランジスタ23,24,26及び27は”OFF”になる。
【0076】
このため、トランジスタ1及び2から構成さえる差動回路にトランジスタ22及び25がカスコード接続される形になり図3に示した差動増幅器50と同様の動作をする。
【0077】
また、トランジスタ11及び15には定電流源10及び14の出力電流がそれぞれ供給されてエミッタフォロワ回路として動作するので従来例と同様に出力信号103g及び103hとしては入力信号100a及び100bの電圧が出力されることになる。
【0078】
さらに、トランジスタ29a及び32aが”ON”になるので定電流源30a及び33aの出力電流は正電圧源”Vcc”から直接流れ込みサンプル・ホールド回路の動作に一切関係しなくなる。
【0079】
一方、ホールド時にはサンプル信号102が”ローレベル”、ホールド信号101が”ハイレベル”になり、トランジスタ9,13,29a及び32aは”OFF”、トランジスタ8,12,28a及び31aは”ON”になる。
【0080】
同様に、ホールド時には第2のサンプル信号104が”ローレベル”、第2のホールド信号105が”ハイレベル”になり、トランジスタ22及び25は”OFF”、トランジスタ23,24,26及び27は”ON”になる。
【0081】
このため、トランジスタ1,12及び28aに流れるそれぞれのコレクタ電流の1/2がトランジスタ23及び24を介して抵抗6及び7に供給され、同様にトランジスタ2、8及び31aに流れるそれぞれのコレクタ電流の1/2がトランジスタ27及び26を介して抵抗6及び7に供給される。
【0082】
すなわち、ホールド時に負荷抵抗である抵抗6及び7に流れる電流は入力信号100a及び100bに関わりなく常時定電流源5の出力電流の1/2となると共に定電流源10,14,30a及び33aの出力電流の1/2が負荷抵抗に供給されることになる。
【0083】
従って、抵抗6及び7における電圧降下分が図4に示す従来例と比較して定電流源10,14,30a及び33aの出力電流の1/2がさらに増加し、結果として、トランジスタ11及び15のベース電圧が下がる。
【0084】
したがって、トランジスタ11及び15はカットオフとなり、差動増幅器50は出力段回路52等と切り離されて、容量16及び17に充電された電圧が出力段回路52を介して出力信号103g及び103hとして出力される。
【0085】
すなわち、サンプル時のエミッタフォロワ回路を構成するトランジスタ11及び15の動作電流に加えてホールド時には差動増幅器50aの出力電流の1/2とサンプリング・スイッチ回路51及び補助スイッチ回路53aからの出力電流を併せて負荷抵抗に供給することにより、抵抗値の小さな負荷抵抗であってもトランジスタ11及び15を確実にカットオフさせることが可能になる。
【0086】
言い換えれば、抵抗値の小さな負荷抵抗を用いた場合であっても差動増幅器50aにサンプリング・スイッチ回路51及び補助スイッチ回路53からカットオフのための電流を負荷抵抗に供給すれば、さらに動作電流の小さなトランジスタを用いることが可能になる。
【0087】
また、電流を供給するトランジスタ8,12,28a及び31aが直接負荷抵抗に接続されず、カスコードトランジスタを間に挟むことになるので負荷抵抗に寄生する容量の値が小さくなり、図4に示す従来例よりもさらに広帯域になる。
【0088】
この結果、ホールド時には負荷抵抗である抵抗6及び7には入力信号100a及び100bの状態に関わりなく定電流源5の出力電流の1/2が供給されると共にサンプリング・スイッチ回路51及び補助スイッチ回路53aからカットオフのための電流をカスコードトランジスタを介して負荷抵抗に供給することにより、広帯域設計と高精度設計を容易に両立でき、広帯域、高精度であり、設計が容易になる。さらに、負荷抵抗に寄生する容量の値が小さくなり更なる広帯域化を図ることが可能になる。
【0089】
なお、図2に示す実施例ではサンプリング・スイッチ回路51を構成する8〜10及び12〜14で構成される差動回路の出力電流を差動増幅器50aのカスコードトランジスタであるトランジスタ22〜24及び25〜27を介して負荷抵抗に供給しているが、図3に示す従来例のように負荷抵抗である抵抗6及び7に直接供給しても構わない。この場合には、図2に示すサンプル・ホールド回路と比較して帯域が低下するが、図4に示す従来例よりは広帯域になる。
【0090】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、本発明によれば次のような効果がある。
請求項1及び請求項2の発明によれば、ホールド時に補助スイッチ回路からカットオフのための電流を負荷抵抗に供給することにより、広帯域設計と高精度設計を容易に両立でき、広帯域、高精度であり、設計が容易になる。
【0091】
また、請求項3及び請求項4の発明によれば、ホールド時には負荷抵抗は入力信号の状態に関わりなく定電流源の出力電流の1/2が供給されると共に補助スイッチ回路からカットオフのための電流をカスコードトランジスタを介して負荷抵抗に供給することにより、広帯域設計と高精度設計を容易に両立でき、広帯域、高精度であり、設計が容易になる。さらに、負荷抵抗に寄生する容量の値が小さくなり更なる広帯域化を図ることが可能になる。
【0092】
また、請求項5の発明によれば、ホールド時にサンプリング・スイッチ回路からカットオフのための電流をカスコードトランジスタを介して負荷抵抗に供給することにより、負荷抵抗に寄生する容量の値が更に小さくなり広帯域化を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサンプル・ホールド回路の一実施例を示す構成回路図である。
【図2】本発明に係るサンプル・ホールド回路の他の実施例を示す構成回路図である
【図3】従来のサンプリング・ホールド回路の一例を示す回路図である。
【図4】従来のサンプル・ホールド回路の他の一例を示す回路図である。
【符号の説明】
1,2,8,9,11,12,13,15,18,19,22,23,24,25,26,27,28,28a,29,29a,31,31a,32,32a,34,35 トランジスタ
3,4,6,7 抵抗
5,10,14,20,21,30,30a,33,33a 定電流源
16,17 容量
50,50a 差動増幅器
51 サンプリング・スイッチ回路
52 出力段回路
53,53a 補助スイッチ回路
100a,100b 入力信号
101,105 ホールド信号
102,104 サンプル信号
103a,103b,103c,103d,103e,103f,103g,103h 出力信号
106 バイアス信号
Claims (5)
- エミッタフォロワ回路をサンプリング・スイッチ回路として用いるサンプル・ホールド回路において、
入力信号が入力される差動増幅器と、
この差動増幅器の出力を容量へ印加し、若しくは、容量との接続を遮断するサンプリング・スイッチ回路と、
前記容量の電圧を出力信号として出力する出力段回路と、
ホールド時に前記差動増幅器の負荷抵抗に対して前記サンプリング・スイッチ回路の動作電流に電流を加算して供給する補助スイッチ回路と
を備えたことを特徴とするサンプル・ホールド回路。 - 前記補助スイッチ回路が、
差動回路と、
ホールド時の前記サンプリング・スイッチ回路の動作電流に前記差動回路の出力電流を加算して前記負荷抵抗に供給するカスコードトランジスタとから構成されることを特徴とする
請求項1記載のサンプル・ホールド回路。 - エミッタフォロワ回路をサンプリング・スイッチ回路として用いるサンプル・ホールド回路において、
ホールド時に入力信号の状態に関わりなく定電流源の出力電流の1/2を負荷抵抗に供給するカスコードトランジスタを差動回路に接続した差動増幅器と、
この差動増幅器の出力を容量へ印加し、若しくは、容量との接続を遮断するサンプリング・スイッチ回路と、
前記容量の電圧を出力信号として出力する出力段回路と、
ホールド時に前記カスコードトランジスタを介して前記負荷抵抗に電流を供給する補助スイッチ回路と
を備えたことを特徴とするサンプル・ホールド回路。 - 前記補助スイッチ回路が、
ホールド時に出力電流を前記カスコードトランジスタを介して前記負荷抵抗に供給する差動回路から構成されることを特徴とする
請求項3記載のサンプル・ホールド回路。 - ホールド時の前記サンプリング・スイッチ回路の動作電流を前記カスコードトランジスタを介して前記負荷抵抗に供給することを特徴とする
請求項3記載のサンプル・ホールド回路。
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