JPH056618Y2 - - Google Patents

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JPH056618Y2
JPH056618Y2 JP11295186U JP11295186U JPH056618Y2 JP H056618 Y2 JPH056618 Y2 JP H056618Y2 JP 11295186 U JP11295186 U JP 11295186U JP 11295186 U JP11295186 U JP 11295186U JP H056618 Y2 JPH056618 Y2 JP H056618Y2
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shutter
case
bottom wall
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opening
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、本体ケースの前面開口部を開閉する
シヤツタを備えたテープカートリツジに関し、こ
のシヤツタを所定の摺動位置に保持するロツク手
段に特徴を有する。
〔従来の技術〕
例えば、デイジタル記録再生方式のテープカー
トリツジにおいては、第2図に示すごとく本体ケ
ース1の前面にテープローデイング用の開口部7
を凹設し、本体ケース1の底壁4の外面にシヤツ
タ10を前後摺動自在に装着する。そして、不使
用時にはシヤツタ10が前方に摺動して開口部7
の下面を閉合し、デツキに装填するとシヤツタ1
0が後退摺動して開口部7の下面を開放状態にす
る形態が公知である。例えば、特開昭61−68785
号公報などに認められる。
そこにはシヤツタ10を前方の閉じ位置と開き
位置とでそれぞれ摺動ロツクするロツク手段17
を備えている。
このロツク手段17としては、第2図ないし第
4図に示すごとく一般にケース底壁4からロツク
部材19を一体に片持ち連出し、シヤツタ10の
前後に係合孔21,22を設ける。そして、ロツ
ク部材19はその腕部19aの弾性で先端の係合
爪19cが係合孔21,22に選択的に嵌入係合
する形態を採つている。
但し、ロツク部材19の腕部19aこれ自体が
持つ弾性変形のみで先端係合爪19cを上下動さ
せる形態では、該係合爪19cと係合孔21又は
22との係合状態の維持が甘くなる。
そこで、第7図に示すごとく本体ケース1内に
おいて、ロツク部材19の先端部19bの上面と
上ケース1a側との間に圧縮コイルばね35を装
着し、該ばね35で該先端部19bを押し下げ付
勢する形態が、本出願人によつて提案されている
(特願昭61−122617号など)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、第7図の提案例では、本体ケース1内
においてコイルばね35が上下間にわたり介装さ
れているので、テープ2が該ばね35に接触して
傷ついたり、テープ走行不能を招くなどのおそれ
が強い。本体ケース1の組付けに際しては、下ケ
ース1bにテープ2その他の所要部品を装着した
のち上ケース1aを被せ付けることになるが、そ
の際にばね35の上下端を正しく受け止め支持す
るのが至難の業であり、該ばね35の組付け作業
性が著しく悪く、組付け不良を招きやすい不利が
ある。
〔考案の目的〕
本考案は、かかる事実に着目してロツク部材に
作用するばね部材の形態および装着方に改良を加
えたものである。
本考案の目的は、該ばね部材にテープが接当干
渉することがないものとするにある。
本考案の他の目的は、該ばね部材の組付け作業
性を向上し、これが確実にロツク部材に作用する
ものとするにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、第1図および第4図に示すごとく、
本体ケース1の底壁4の内面に板ばね25を該底
壁内面に添うよう装着し、この板ばね25の弾発
力でロツク部材19をこれがシヤツタ10に接当
係合するよう押し下げ付勢することにより、上記
の問題点を解決するにある。
具体的にはシヤツタ10の摺動ロツクの片利き
状態を防止するために、図示例のごとく底壁4の
左右に一対のロツク部材19,19が配されると
きは、1枚の板ばね25の左右中央部25aをケ
ース底壁4に固定し、その左右の両自由端部25
c,25cが各ロツク部材19,19に押圧作用
するものとする。この場合は部材点数が必要最小
限で済むことになる。
板ばね25はステンレス鋼板、燐青銅板、洋白
等から打ち抜き形成することを予想しているが、
弾性に富むプラスチツク材からなるものでもよ
い。
〔考案の効果〕
以上のようにした本考案によれば、ケース底壁
4の内面に板ばね25を該底壁内面に添わせて装
着するだけでよい。したがつて、ケース底壁4に
対する板ばね25の組付けが容易に行え、自動機
械化への発展も簡単に実施できる。しかも、板ば
ね25の板面を確実にロツク部材19に押圧作用
させることができ、組付け不良を防止してロツク
部材19の作動を確実なものにできる。また、ケ
ース底壁4にロツク部材19と板ばね25とが先
組みされるので、下ケース1bに上ケース1aを
被せ付ける前段階でロツク手段17の作動が確実
であるか否かを確認でき、テープカートリツジ組
み付け後の不良品の発生も未然によく防止でき
る。更に、板ばね25によるときは、これがケー
ス底壁4の内面から大きく突出することはないの
で、該板ばね25にテープ2が接当干渉する事態
も有効確実に防止できる利点を有する。
〔実施例〕
第2図ないし第5図は本考案に係るテープカー
トリツジの具体例としてデイジタル記録再生方式
のそれが示されている。
その基本形態から説明すると、第2図および第
3図において、1はプラスチツク製の上下ケース
1a,1bを蓋合わせ状にねじ等で結合してなる
本体ケースであり、これの内部左右にはテープ2
が巻かれるハブ3,3を有する。これらハブ3,
3は本体ケース1の底壁4に透設せる左右の駆動
軸挿入孔5,5上にあつて自由に回転する。本体
ケース1内の前方左右にガイド部材6,6を有
し、本体ケース1の前面にテープローデイング用
の開口部7が凹設されている。テープ2はガイド
部材6,6を介して一方のハブ3からケース前面
に導出されて他方のハブ3に巻き取られる。そし
て、本体ケース1には、不使用にこれの前面をカ
バーする前蓋9が開閉回動自在に枢着されてい
て、図外のばね部材で閉じ姿勢に回動付勢されて
いる。
本体ケース1の底壁4にシヤツタ10が前後摺
動自在に装着されている。第2図にいて、シヤツ
タ10はケース底壁4の外側下面に添う平板状の
主面板11を有し、この主面板11の左右に駆動
軸挿入孔5,5に対応する透孔12,12を透設
し、主面板11の左右端から立ち上げ連設した側
壁板13,13が上下ケース1a,1bの左右側
壁間に抜け止め状に嵌合しており、主面板11の
前端部分が開口部7の下面を閉じる前方の閉じ位
置と、ポケツト7の下面を開放状態にする後方の
開き位置とにわたつて摺動自在である。そして、
シヤツタ10を常に前方の閉じ位置に向けて摺動
付勢するばね部材15を備えている。
テープカートリツジの不使用時には、前蓋9が
テープ2の前面外側をカバーして保護し、シヤツ
タ10がばね部材15で前方の閉じ位置に摺動変
位されて、開口部7の開口下面を閉じている。
テープカートリツジをデツキに装填すると、シ
ヤツタ10がばね部材15に抗して後方の開き位
置に摺動変位し、これで開口部7の下面および駆
動軸挿入孔5,5の下面を開放状態にする。相前
後して前蓋9が上開き回動する。これでデツキ側
のテープローデイングピンが開口部7に、駆動軸
がシヤツタ10の透孔12を介して各駆動軸挿入
孔5にそれぞれ下方から係入し、テープ2がケー
ス前方に引き出し可能なスタンバイ状態になる。
本体ケース1の前方左右には底壁4とシヤツタ
10との間にロツク手段17を備えており、これ
でシヤツタ10が前方の閉じ位置と後方の開き位
置とにおいてそれぞれ保持される。
本考案はこのロツク手段17に特徴を有する。
次にその実施例を説明しよう。
〔第1実施例〕 第3図および第4図において、本案ロツク手段
17はケース底壁4の左右に一対のロツク部材1
9を有する。このロツク部材19は、ケース底壁
4に設けた前後に長い開口20内にあつて基端が
該底壁4と一体につながる片持ち状に連出された
腕部19aと、該腕部19aの先端部19bの下
端に突設された係合爪19cとからなる。この係
合爪19cは前記腕部19aの弾性変形を介して
上下動自在であつて、自由状態では前記開口20
を介してケース底壁4の下方に僅かに突出してい
る。
一方、シヤツタ10の主面板11には、第2図
および第4図に示すごとく前後に係合孔21,2
2を透設し、該主面板11の下面に前端から両係
合孔21,22にわたるよう案内溝23が凹設さ
れている。
かくして、左右の各ロツク部材19,19に接
当作用する1枚の板ばね25をケース底壁4の内
面に装着する。この板ばね25はステンレス鋼板
から左右横長の帯板状に打ち抜き形成されてお
り、左右中央部25aの板面がケース底壁4の内
面に固定されている。第5図はその固定箇所を示
しており、板ばね中央部25aに通孔26を明
け、ケース底壁4から該通孔26に嵌合する突起
27を突設し、該突起27の突出端を超音波で溶
かすことにより、板ばね25がかしめ止めされて
いる。
この板ばね25は、第3図に示すごとく中央部
25aから左右に延びる翼片部25b,25bが
対称形に形成され、その各自由端部25c,25
cが第4図に示すごとく各ロツク部材19,19
の先端部19b,19bの上面に弾性的に押圧接
当している。なお、各自由端部25cの下面は各
ロツク部材19の先端部上面に形成せる円形突部
29に接当している。
図示例では、第3図の仮想線で示すライナーシ
ート31が該自由端部25cの上面をカバーする
ものとなつていないが、該自由端部25cはライ
ナーシート31で適宜カバーできる。
これが組付けに際しては、ロツク手段17を限
つてみると、下ケース1bの底壁4の内面に1枚
の板ばね25を組付けるだけである。後は、従来
と同様に下ケース1bにテープ2およびハブ3を
装着し、この下ケース1bに上ケース1aを被せ
付けて両者の結合を図る。下ケース1bに対し、
上ケース1aはロツク手段17の構成部材と一切
無関係に被せ付けることができる。
テープカートリツジの不使用時には、シヤツタ
10が前方に摺動してケース前面の開口部7を閉
じており、この状態で各ロツク部材19の先端係
合爪19cが第4図に示すごとくシヤツタ10側
の後方の係合孔22に嵌入係合し、シヤツタ10
が不測に後方へ摺動するのをロツクする。このと
き板ばね25が各ロツク部材19の先端部19b
を下向きに押圧付勢しているので、係合爪19c
は係合孔22に確実に嵌入したロツク状態を維持
する。
テープカートリツジをデツキに装填すると、デ
ツキ側のロツク解除部材が案内溝23に前方から
相対的に係入し、係合爪19cの下端部に接当作
用して該係合爪19cをこれが係合孔22から抜
け外れるケース内に押し上げ、これでロツクを解
除したのち、ロツク解除部材が案内溝23の後端
23aに接当してシヤツタ10を本体ケース1の
後方に向けて相対的に移動させ、これで開口部7
の下面を開放状態にする。ロツク解除部材は係合
爪19cを押し上げたのち、これを乗り越えて案
内溝23の後端23aに接当しており、シヤツタ
10の後方摺動で係合爪19cはケース底壁4の
内面を滑動し、シヤツタ10の後方摺動エンドに
おいて係合爪19cが前方の係合孔21に嵌入係
合する。このときも、板ばね25の弾発力が有効
に作用して係合爪19cと係合孔21との嵌係合
を確実なものに維持する。
テープカートリツジをデツキから抜き外すとき
は、上記の作動が逆になり、元の状態に戻る。
〔第2実施例〕 第6図は本考案の第2実施例を示しており、こ
れでは前述の如き形状の金属製板ばね25の各自
由端部25cにプラスチツク製のロツク部材19
を一体化したものである。この場合のロツク部材
19は第1実施例における腕部19aが省略され
て係合爪19cの部分のみからなる形態であり、
該腕部19aが金属製板ばね25に置換されたと
も言い得るものである。板ばね25に対してロツ
ク部材19は、板ばね25の自由端部25cに孔
32を明け、該孔32を利用してインサート成形
又はアウトサート成形するなり、圧嵌するなり、
超音波溶着かしめをするなりして一体化できる。
〔別実施態様例〕
図示例の全容は以上の通りであるが、次のよう
な実施態様も本考案の技術思想に含まれる。
例えば、本体ケース1の左右の一方にのみ実質
的に機能するロツク手段17が単一設けられてい
てもよい。図のようにロツク手段17を左右に
別々に分割して設ける場合でも、2枚の板ばね2
5を左右に装着できる。板ばね25において、ロ
ツク部材19に接当作用する部分は自由端部19
cに限られず、中間部分であつてもよい。
ケース底壁4に対して板ばね25は、前記突起
27に通孔26を圧嵌するなどの方法で装着する
ことができる。
シヤツタ10がばね部材15で前方の閉じ位置
に摺動付勢されている形態においては、シヤツタ
10が開口部7を開放状態にする摺動状態におい
てのみ、ロツク部材19がシヤツタ10に接当係
合してこれを摺動ロツクするものでもよい。逆
に、シヤツタ10の形状その他によつては、シヤ
ツタ10が開口部7を閉じる位置にあるときにの
みロツク手段17が作動する形態にすることもで
きる。シヤツタ10におけるロツク部材19の接
当係合部は前記係合孔21,22に代えて凹穴な
いしは凸壁などになつていてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の内容を原理的に説明する概略
平面図である。第2図ないし第5図は本考案に係
るテープカートリツジの第1実施例を示してお
り、第2図はシヤツタを分離した状態での外観斜
視図、第3図は内部構造を示す全体の平面図、第
4図は第3図におけるA−A線断面図、第5図は
第3図におけるB−B線断面図である。第6図は
本考案の第2実施例を示す第4図相当の要部の縦
断側面図である。第7図は従来例を示す要部の縦
断側面図である。 1……本体ケース、2……テープ、3……ハ
ブ、4……本体ケースの底壁、7……開口部、1
0……シヤツタ、17……ロツク手段、19……
ロツク部材、20……開口、21,22……係合
孔、25……板ばね、25c……板ばねの自由端
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 本体ケース1の底壁4の外面に、これの前面の
    開口部7を開閉するシヤツタ10が摺動自在に装
    着されており、 本体ケース1の底壁4に、シヤツタ10を所定
    の摺動位置に保持するためのロツク部材19が出
    退自在に配設されており、 本体ケース1の底壁4の内面に、ロツク部材1
    9をこれがシヤツタ10に接当係合する突出姿勢
    に押圧付勢するための板ばね25が装着されてい
    ることを特徴とするテープカートリツジ。
JP11295186U 1986-07-23 1986-07-23 Expired - Lifetime JPH056618Y2 (ja)

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JP11295186U JPH056618Y2 (ja) 1986-07-23 1986-07-23

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