JPH0565684U - サイドミラー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 暗い場所でもサイドミラーに関する接触事故
を防止することができるようにすること。 【構成】 ミラー板２の裏面側を覆う状態で設けられる
ケーシング部１１を透光性を有する半透明素材で構成さ
せ、該ケーシング部１１内に発光体である豆電球３を設
けた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、乗用車，バス，トラック等の四輪自動車や、オートバイ，スクータ 等の自動二輪車で用いられるサイドミラーの改良に関する。

【０００２】

【従来の技術と考案が解決しようとする課題】

従来、サイドミラーは、運転席から自動車等の左右後方を確認するために設け られるものであるため、車体より左右に突出した状態で取り付けられており、こ のため、その位置関係の確認が困難となる暗い場所においては、自動車のサイド ミラー同志を接触させたり、サイドミラーに人や自転車等が接触したり、車庫入 れの際にサイドミラーを壁に接触させる等、種々の不都合を生じさせ易いという 問題点があつた。

【０００３】 そこで本考案ではかかる問題点を解決し、暗い場所であってもサイドミラーに 関する接触事故を防止することができるサイドミラーの構造を提供することを目 的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案のサイドミラーでは、前記目的を達成するためにミラー板の裏面側を覆 う状態で設けられるケーシングの少くとも一部分を透光性を有する半透明素材で 構成させ、該半透明素材部分と対面するケーシング内に発光体を設けた構成とし た。

【０００５】

【作用】

本考案では上述のように構成されるので、ケーシング内に設けた発光体の発す る光が、半透明素材部分に当ることで、該半透明素材全体が明るく発光した状態 となる。

【０００６】 従って、暗い場所であっても、サイドミラーの位置を容易に確認することがで きるので、サイドミラーに関する接触事故を防止できるようになる。

【０００７】

【実施例】

図１及び図２は、本考案の一実施例を示す自動車用サイドミラーを示すもので あり、図において、１はサイドミラーのケーシング、２はミラー板、３は豆電球 を示す。

【０００８】 前記ケーシング１は、ミラー板２の裏面側を覆う中空状のケーシング部１１と 、車体に対し該車体より突出させた状態で取り付けるための取付基台部１２とが 、透光性を有する半透明の合成樹脂素材で一体に形成されている。

【０００９】 前記ミラー板２は、ケーシング部１１の正面側に形成された開口部を塞ぐ状態 で取り付けられるもので、その裏面側基板２１の中央部には、自在継手２２を介 してＬ字状の基台部２３が連結されていて、このＬ字状の基台部２３の下端水平 部をケーシング部１１の底面側にビス２４で固定することにより、ミラー板２が 角度変更可能な状態で設けられている。

【００１０】 前記豆電球３は、発光体を構成するもので、この豆電球３は、Ｌ字形基台３１ の上端に交換可能に設けられていて、このＬ字形基台３１は、その下端水平部が 前記Ｌ字状の基台部２３の下端水平部の上面側に固定されている。そして、前記 豆電球３は、ケーシング部１１の先端方向側へ向くように傾斜状に取り付けられ ていて、主にケーシング部１１の先端側を重点的に光らせるようになっている。

【００１１】 また、前記豆電球３への通電を行うための配線３２は、ケーシング部１１及び 取付基台部１２の中空部内を経由して車体側の電源回路に接続され、他のランプ スイッチと連動して通電のＯＮ−ＯＦＦが行われる。

【００１２】 本実施例のサイドミラーは上述のように構成されるので、ランプスイッチをＯ Ｎすると、配線３２を経由して豆電球３にも通電されて発光するため、この光が ケーシング部１１の先端側にその内側から当たることによって半透明素材で形成 されたケーシング部１１の素材自体を明るく発光させた状態にすることができる 。

【００１３】 このように、ケーシング部１１の素材自体が明るく発光した状態となることか ら、暗い位場所であってもサイドミラーの位置を容易に確認できるようになる。

【００１４】 従って、この実施例のサイドミラーでは、暗い場所であってもサイドミラーに 関する接触事故を防止することができるようになる。

【００１５】 尚、実施例では、発光体として電球を用いたが、発光ダイオードを用いること により、耐久性を高めることができるようになるし、また、発光ダイオードは電 力消費量が少ないため、エンジン停止中であっても発光させたままにしておくこ とも可能となる。

【００１６】 また、実施例では、ケーシングの全体を半透明素材で形成したが、発光させる 一部分だけを半透明素材で形成させることもできる。

【００１７】 また、この考案は電動ミラーにも適用することができる。

【００１８】

【考案の効果】

以上説明してきたように、本考案のサイドミラーでは、ケーシング内に設けら れた発光体の光でケーシングの半透明素材で構成された部分を発光させた状態に することができるため、暗い場所であってもサイドミラーに関する接触事故を防 止することができるようになるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案一実施例のサイドミラーを示す平面図で
ある。

【図２】図１のＡ−Ａ線における断面図である。

【符号の説明】

１ ケーシング ２ ミラー板 ３ 電球（発光体）

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ミラー板の裏面側を覆う状態で設けられ
   るケーシングの少くとも一部分を透光性を有する半透明
   素材で構成させ、該半透明素材部分と対面するケーシン
   グ内に発光体を設けたことを特徴とするサイドミラー。