JP3070813U - 車両等の身体障害者表示パネル - Google Patents

車両等の身体障害者表示パネル

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 身体障害者用の車両等を夜間路上において運
転者等から視認容易とする表示パネルを提供することに
より身体障害者の交通安全の向上を図る。 【解決手段】 本考案は車両等の後部又は前部に取り付
ける身体障害者表示マークとしてEL発光体3を採用
し、いつどの方向からでも視認可能とすることにより身
体障害者が交通事故から保護されるようにしたものであ
る。EL発光体3を備えた身体障害者表示パネル1を電
動式車椅子などの車両の後部又は前部に取り付けるよう
にしてある。駆動電源として本体用バッテリー8を用
い、駆動回路5を介してEL発光体3を発光可能として
ある。EL発光体の点滅操作は、車両等の前照灯10と
連動するようにして、点灯忘れや消し忘れを防止するよ
うにしてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本発明は電動式車椅子の存在を自動車などの運転者に対して注意を喚起するた めに乗用車等の車両又は電動式車椅子(以下「車両等」)の後部又は前部に貼付 する身体障害者表示パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
電動式車椅子や身体障害者用の乗用車の普及に伴い、これに対する一般道路上 における身体障害者に対する交通事故発生数も増加傾向にある。身体障害者が運 転する乗用自動車には、後部にそれと識別できるいわゆる身体障害者マークが貼 付してあるが、電動式車椅子にはこのようなマークは特に付されていないのが一 般的である。
【0003】 特に電動式車椅子が、夜間の暗い路上を走行していると、自動車や自動二輪車そ の他の車両の運転者や同乗者及び歩行者(以下「運転者等」)にとってこれを視 認することが困難であるため、上述のような事故発生を引き起こす原因となって いる。 このような事故発生に対しては、車両等の後部に夜光塗料や反射塗料で身体障 害者マークを描いた表示板を貼付して運転者等に対して注意を喚起することも行 われている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記したように、身体障害者表示マークとして表面に夜光塗料でマークを描い たものは、夜光塗料の持続性が短いために、走行中に識別不能となって十分にそ の機能を発揮できない短所がある。また、このマークを反射塗料で描いたものは 、これに照明が当たらないと反射光を出さないため、車両等が曲り角を走行して いるときや電動式車椅子などが路側帯ライン上を走行しているときには、運転者 等がこれを見落としてしまうことがある。したがってこのようなマークを描いた 表示板では運転者に対して身体障害者の存在を識別させることは不十分であるた め、十分な安全を確保できない問題がある。
【0005】 また、自動車等の車両に通常の身体障害者マークを取り付けたものは、多くは発 光手段を備えていないので、運転者等に対して身体障害者の存在を識別させるこ とは不十分である。
【0006】 そこで本考案の目的は、夜間走行中に常に自動車の運転者に対して視認可能と する車両等の身体障害者表示パネルを提供することにより身体障害者の道路上に おける安全向上を図ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案の車両等の身体障害者表示パネル(以下 「表示パネル」)は以下の手段を採用してある。
【0008】 この身体障害者マークとしてEL発光体を採用し、これを表示パネルに組み込 んで車両等の後部や前部に取り付け、暗い路上において運転者等に対して身体障 害者マークを容易に視認させることができるようにしたものである。
【0009】 この表示パネルは、EL発光体の前面を覆う透明板と、この透明板の前面周囲を 覆う枠体と、EL発光体の背面を保護する背面板とを備えたものによって構成し てある。ここで透明板及び枠体はEL発光体を保護するためのものであり、上記 の透明板及びEL発光体は枠体によって保持された状態で車両等の後部や前部に 取り付けられるようにしてある。
【0010】 背面板も同じくEL発光体を保護するためのものであるが、車両等の外側板が鋼 板などの強磁性体でできているものに対しては、上記の取り付け手段としてのネ ジに代えてプラスチック磁石などを採用することによりワンタッチで着脱可能と することができる。
【0011】 上記のEL発光体は、車両等の電源と接続することにより駆動可能としてある。 したがって特別の電源を必要とせず、電圧や周波数をEL発光体の駆動に適する ように変換する駆動回路を設けるだけで使用可能となっている。
【0012】 また、EL発光体の点滅操作は前照灯と連動するようにするために、この前照灯 と同じスイッチによって行うようにしてある。これにより特別の点滅操作なしに 走行中など必要な時だけ点灯可能となり、表示パネルの点け忘れや消し忘れを防 ぐことができる。
【0013】
【考案の実施の形態】
図1に示すように、本発明に係る表示パネル1は、ほぼ正方形の枠体2によっ て縁取りされた内部にEL発光体3を用いて身体障害者マークの表示部4を表示 するようにしたものである。もちろんこの表示パネルの外形の形状は円形や楕円 など他の形状であることを妨げない。
【0014】 枠体2は、ポリカーボネートなどの合成樹脂材を額縁状に形成したものからなり 、4隅に取り付け手段である取り付けネジ2a,…用の孔2b,…がそれぞれ設け てある。
【0015】 図2は、車両等の代表として電動式車椅子(以下「車椅子」)の後部に表示パネ ル1を取り付けた状態を略図的に示したものである。この図では車椅子Rの座席 の部分だけを直線的な形状のものとして表してあるが、車椅子Rの後部に上記の パネル1を貼り付けた状態に取り付けることにより、後方(図2右方)からこれ を視認容易としてある。車椅子Rの後部として背もたれがついている場合には、 その背面B1が後部に該当し、背もたれがついていないものについては、椅子部 Cの背面B2が後部に該当する。
【0016】 EL発光体3は、周知技術であるEL発光体(EL素子)により構成してある。 EL発光体3に所定の交流電界を通電すると、表示部4が発光することにより、 運転者は夜間でも後方の広角位置からその存在を視認可能となる。EL発光体の 消費電力は極めて小さいためバッテリーの負担を小さくできるところに特徴があ る。
【0017】 椅子部Cは箱状になっており、その内部にはバッテリーや後輪駆動用モータが収 納してある他、EL発光体の駆動回路5(図3参照)が収納してある。
【0018】 図3に示すように、表示パネル1の構成は枠体2に固定された透明板6及び背 面板7との間にEL発光体3を挟持したものである。表示パネル1には、EL発 光体3を用いて図1に示すような身体障害者マークを象ることにより表示部4を 設けてある。
【0019】 EL発光体3は、ベースフィルム3aの背面にITOからなる透明電極層3bを 形成し、その背面に発光層3c、高誘電体層3d、背面電極層3eを順次形成し 、さらにその背面に防湿フィルム層3fを積層したものにより構成されている。 なおEL発光体の構成は現時点で多種多様のものが入手可能なので、発光色や大 きさなど任意に選択可能である。EL発光体3は透明電極層3bと背面電極層3 eとに設けられた端子部に交流電圧を印加することにより発光層3dが発光する ものである。
【0020】 背面板7は、EL発光体3を保護するためのものであり、合成樹脂やゴムなどの 薄板材を採用してある。車椅子Rの後部への取り付けは枠体2の4隅に取り付け 手段である取り付けネジ2a,…をねじ込むことにより固定される。車椅子の後 部が鋼板製である場合には、この背面板7としてゴム磁石又はプラスチック磁石 を採用することにより、パネルの取り付け手段を兼ねさせることも可能である。
【0021】 図3に示すように、EL発光体3の駆動電源は電動式車椅子の走行用モータの 駆動電源である本体用バッテリー8に接続することにより得られる。本体用バッ テリー8は通常直流12V(又は24V)が用いられるが、EL発光体3の駆動 電源は交流100V〜200V、200〜400Hzの電源が必要となるため、 インバータなどの駆動回路5を設けて必要な交流電源を得るようにしてある。
【0022】 本体用バッテリー8とEL発光体3との接続は、駆動回路5を椅子部C内に設 け、後部B1(又はB2)の表示パネル1の取り付け面にコード孔を設け、この コード孔にコードを通して行う。
【0023】 このパネルは座席からは見難い位置である後部又は前部に取り付けるものであ るため、点滅操作を失念しやすいのでスイッチ9を前照灯10と共通としてある 。したがって表示パネル1は前照灯に連動して点滅するため、夜間走行の際には 前照灯と同時に点灯されるので点け忘れがなくなる。また、点けたままで放置す ることが防止可能となるので電力の浪費を抑えることができる。
【0024】 以上の説明は、表示パネルを電動式車椅子の後部に取り付けるものとして説明 してきたが、本考案はこれに限らず乗用車やトラックなどの車両等にも適用可能 である。
【0025】 車両の場合、車体の前後にこれを取り付ける必要があるが、前部に取り付ける場 合には前照灯の回路から電源の供給を受け、後部に取り付ける場合には尾灯の回 路から電源の供給を受けるようにすればよい。尾灯は前照灯と同じスイッチで点 滅可能としてあるので、表示パネルをこれらの前照灯の点滅操作により同時に点 滅可能とすることができる。
【0026】
【考案の効果】
本考案は、EL発光体を備えた身体障害者表示パネルによって車両等の身体障 害者表示を行うようにしてあるので、これを取り付ければ常にどの方向からも視 認可能となるため、交通事故の防止に寄与する。
【0027】 また、EL発光体の駆動電源として本体用バッテリーを利用するようにすれば、 専用の電源を必要とせず、構成が簡単となるので安価に提供可能となる。さらに また、車両等の前照灯と同じスイッチにより点滅操作可能とすれば、点灯忘れや 消し忘れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】表示パネルの一例を示す正面図である。
【図2】表示パネルを電動式車椅子の後部に取り付けた
状態を示す斜視図である。
【図3】表示パネルの構成例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 身体障害者表示パネル 2 枠体 2a 取り付け手段 3 EL発光体 4 表示部 5 駆動回路 6 透明板 7 背面板 8 前照灯用電源(本体用バッテリー) 9 スイッチ 10 前照灯 R 電動式車椅子(車両等)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 身体障害者マークを表示するEL発光体
    と、 上記EL発光体の前面を覆う透明板と、 上記透明板の周囲を覆う枠体と、 上記発光体の背面を保護する背面板とを備えていること
    を特徴とする車両等の身体障害者表示パネル。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記EL発光体は駆
    動回路を介して上記車両等の前照灯用電源と接続してあ
    ることを特徴とする車両等の身体障害者表示パネル。
  3. 【請求項3】 請求項2において、上記EL発光体は上
    記前照灯のスイッチ操作によって同時に点滅することを
    特徴とする車両等の身体障害者表示パネル。
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