JPH0565185A - 半導体装置の搬送方法 - Google Patents

半導体装置の搬送方法

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JPH0565185A
JPH0565185A JP3222761A JP22276191A JPH0565185A JP H0565185 A JPH0565185 A JP H0565185A JP 3222761 A JP3222761 A JP 3222761A JP 22276191 A JP22276191 A JP 22276191A JP H0565185 A JPH0565185 A JP H0565185A
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JP
Japan
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package
tray
positioning
semiconductor device
upper tray
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3222761A
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English (en)
Inventor
Ichiro Yamaguchi
一郎 山口
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下部トレイと上部トレイとの間にパッケージ
を挟んで搬送する半導体装置の搬送方法に関し,搬送時
の落下などによって生じるトレイ内におけるパッケージ
の脱落や回転を抑えて,リード曲がりなどの不具合の発
生を防止する。 【構成】 パッケージ11の上面に位置決め用凹部13
を設ける。上部トレイ15の下面に位置決め用リブ16
を設ける。下部トレイ14上にパッケージ11を載置し
た後,上部トレイ15で覆い,パッケージ11の上面に
設けられた位置決め用凹部13と上部トレイ15の下面
に設けられた位置決め用リブ16とによって,パッケー
ジ11を位置決めし,固定する。そして,この状態で搬
送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,半導体装置の搬送方法
に関する。近年,半導体装置の高集積化および実装性の
向上に対する要請などにより,リードのファインピッチ
化および平坦性の向上が要求されるようになった。その
結果,半導体装置の出荷時の梱包に起因するリード曲が
りなどの不具合が多々発生するようになった。リード曲
がりの一因として,輸送時の落下などにより梱包トレイ
の内部でのパッケージの脱落や回転が考えられており,
その対策が望まれている。
【0002】
【従来の技術】図3は従来例を示す図である。同図にお
いて,31は半導体集積回路装置などが収納され,リー
ドを有するパッケージ,32は下部トレイ,33は上部
トレイである。
【0003】従来,半導体装置は,図3に示すように,
ベーストレイ(下部トレイ)32と蓋(上部トレイ)3
3との間に,パッケージ31を挟み込んで搭載すること
によって梱包され,この状態で,出荷し,搬送してい
た。
【0004】通常,ベーストレイと蓋とは一体になって
おり,重ね合わせて使用される。すなわち,図3に示す
ように,例えば上部トレイ33は,パッケージ31の蓋
になると共に,その上に載置されるパッケージのベース
トレイにもなる。
【0005】図3に示す状態で半導体装置を搬送する
と,輸送時の落下などによりトレイの内部でパッケージ
の脱落や回転が発生して,リード曲がりなどの不具合が
生じる。パッケージの脱落例を図4に示す。同図におい
て,41はパッケージ,42はトレイである。また,パ
ッケージの回転例を図5に示す。同図において,51は
パッケージ,52はトレイである。
【0006】上記の不具合を回避するために,パッケー
ジを位置決めし,固定する方式が採られている。図6
に,従来の位置決め方式を示す。同図において,61は
パッケージ,62は下部トレイ,63は位置決め用リ
ブ,64は上部トレイ,65は位置決め用リブである。
【0007】図(a)は,下部トレイ62に位置決め用
リブ63を設け,これによりパッケージを位置決めし,
固定する方式である。図(b)は,上部トレイ64に位
置決め用リブ65を設け,これによりパッケージを位置
決めし,固定する方式である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来,半導体装置の搬
送時の落下などによりトレイ内部でパッケージの脱落や
回転が生じるのを防止するために,図6に示すように,
パッケージを位置決めし,固定する方式が採られてい
た。しかしながら,この方式はパッケージの外形による
位置決め方式であるため,リードピッチ,パッケージ寸
法などの制約により,採用できない事例が現れてきた。
【0009】図7に従来方式による位置決めが不可能な
パッケージ例を示す。同図は,放熱フィン付きQFPパ
ッケージを示しており,図(a)は側面図,図(b)は
上面図である。図中,71はパッケージ,72はリー
ド,73は放熱フィンである。このタイプのパッケージ
では,リード72の取付け位置および形状,さらに放熱
フィン73があるために,パッケージの外形による位置
決めができない。
【0010】本発明は上記の問題を解決して,搬送時の
落下などによって生じるトレイ内におけるパッケージの
脱落や回転を抑えて,リード曲がりなどの不具合の発生
を防止した半導体装置の搬送方法を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,本発明に係る半導体装置の搬送方法は,下部トレ
イと上部トレイとの間にパッケージを挟んで搬送する半
導体装置の搬送方法であって,パッケージの上面に位置
決め用凹部を設け,上部トレイの下面に位置決め用リブ
を設け,下部トレイ上にパッケージを載置した後,上部
トレイで覆い,パッケージの上面に設けられた位置決め
用凹部と上部トレイの下面に設けられた位置決め用リブ
とによって,パッケージを位置決めし,固定した状態で
搬送するように構成する。
【0012】
【作用】本発明では,パッケージの上面に位置決め用凹
部を設けると共に,上部トレイの下面に位置決め用リブ
を設けている。そして,パッケージを下部トレイ上に載
置した後,上部トレイで覆い,パッケージの上面に設け
られた位置決め用凹部と上部トレイの下面に設けられた
位置決め用リブとによって,パッケージを位置決めし,
固定する。そうして,この状態で半導体装置を出荷,搬
送する。
【0013】以上のように,本発明では,パッケージの
外形による位置決めを行っていないので,図7に示した
放熱フィン付きQFPパッケージであっても,トレイ搬
送することが可能になる。
【0014】
【実施例】 (実施例1)図1は実施例1を示す図であり,図(a)
は断面模式図を示しており,図(b)は位置決め用凹部
の形状例を示している。
【0015】同図において,11はパッケージ,12は
放熱フィン,13は位置決め用凹部,14は下部トレ
イ,15は上部トレイ,16は位置決め用リブである。
本実施例は,パッケージの例として放熱フィン付きQF
Pパッケージを用い,これをトレイ搬送する場合を示し
ている。パッケージ11側の位置決め用凹部13は,放
熱フィン12の上部に形成されている。トレイ側の位置
決め用リブ16は,上部トレイ15の下面に形成されて
いる。
【0016】パッケージ11の搬送は次のようにして行
われる。下部トレイ14上にパッケージ11を載置した
後,上部トレイ15で覆い,放熱フィン12の上面に設
けられた位置決め用凹部13と上部トレイ15の下面に
設けられた位置決め用リブ16とによって,パッケージ
11を位置決めし,固定する。そして,この状態でパッ
ケージ11をトレイ搬送する。
【0017】(実施例2)図2は実施例2を示す図であ
る。同図において,21はパッケージ,22は放熱フィ
ン,23は位置決め用凹部,24は下部トレイ,25は
上部トレイ,26は位置決め用リブである。
【0018】本実施例も実施例1と同様に,パッケージ
の例として放熱フィン付きQFPパッケージを用い,こ
れをトレイ搬送する場合を示している。本実施例では,
パッケージ21側の位置決め用凹部23は,放熱フィン
22の上部にテーパを持って形成されている。トレイ側
の位置決め用リブ26は,上部トレイ25の下面にテー
パを持って形成されている。
【0019】パッケージ21の搬送は次のようにして行
われる。下部トレイ24上にパッケージ21を載置した
後,上部トレイ25で覆い,放熱フィン22の上面に設
けられた位置決め用凹部23と上部トレイ25の下面に
設けられた位置決め用リブ26とによって,パッケージ
21を位置決めし,固定する。本実施例では,放熱フィ
ン22の上面に設けられた位置決め用凹部23および上
部トレイ25の下面に設けられた位置決め用リブ26が
共にテーパを持っているので,位置決めを精度良く行う
ことができる。そして,この状態でパッケージ21をト
レイ搬送する。
【0020】以上,実施例1および実施例2では,パッ
ケージの例として放熱フィン付きQFPパッケージを用
いた場合を示したが,本発明は,これに限らず,半導体
装置用パッケージ一般に対して適用することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば,半導体装置の搬送時に
トレイ内部でパッケージが脱落したり,回転したりする
ことが無くなるので,リード曲がりなどの不具合が発生
しなくなる。
【0022】また,パッケージの外形による位置決めを
行っていないので,従来,トレイ搬送が不可能とされて
いたパッケージを持った半導体装置のトレイ搬送が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す図である。
【図2】実施例2を示す図である。
【図3】従来例を示す図である。
【図4】パッケージの脱落例を示す図である。
【図5】パッケージの回転例を示す図である。
【図6】従来の位置決め方式を示す図である。
【図7】従来方式による位置決めが不可能なパッケージ
例を示す図である。
【符号の説明】
11 パッケージ 12 放熱フィン 13 位置決め用凹部 14 下部トレイ 15 上部トレイ 16 位置決め用リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B65G 47/88 D 8010−3F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部トレイと上部トレイとの間にパッケ
    ージを挟んで搬送する半導体装置の搬送方法であって,
    パッケージの上面に位置決め用凹部を設け,上部トレイ
    の下面に位置決め用リブを設け,下部トレイ上にパッケ
    ージを載置した後,上部トレイで覆い,パッケージの上
    面に設けられた位置決め用凹部と上部トレイの下面に設
    けられた位置決め用リブとによって,パッケージを位置
    決めし,固定した状態で搬送することを特徴とする半導
    体装置の搬送方法。
JP3222761A 1991-09-03 1991-09-03 半導体装置の搬送方法 Withdrawn JPH0565185A (ja)

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JPH0565185A true JPH0565185A (ja) 1993-03-19

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113682627A (zh) * 2021-08-25 2021-11-23 苏州长光华芯光电技术股份有限公司 一种储存装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113682627A (zh) * 2021-08-25 2021-11-23 苏州长光华芯光电技术股份有限公司 一种储存装置
CN113682627B (zh) * 2021-08-25 2022-11-04 苏州长光华芯光电技术股份有限公司 一种储存装置

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Effective date: 19981203