JPH0616354U - キャリアテープ巻き取り用の耐熱性リール - Google Patents

キャリアテープ巻き取り用の耐熱性リール

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JPH0616354U
JPH0616354U JP5954592U JP5954592U JPH0616354U JP H0616354 U JPH0616354 U JP H0616354U JP 5954592 U JP5954592 U JP 5954592U JP 5954592 U JP5954592 U JP 5954592U JP H0616354 U JPH0616354 U JP H0616354U
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JP
Japan
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reel
carrier tape
flange
heat resistant
wound
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Pending
Application number
JP5954592U
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English (en)
Inventor
忠三郎 大塚
明雄 吉原
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 パッケージ部品を収納したキャリアテープを
巻き取つたリールを、積み重ねて加熱乾燥処理してもフ
ランジの変形の少ないリールを提供する。 【構成】 リール2に巻き取るキャリアテープ1とリー
ルフランジ3内面との間に生じるギャップに近似する厚
さの厚肉部4を、リール内面に設けてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は各種小型電子部品、精密部品およびICなどの表面実装部品、とりわ けICなどの静電破壊に弱く、封止樹脂などによりパッケージされ、表面実装の 前に封止樹脂の吸水をベーキング処理によって低減させる必要のあるパッケージ 部品の収納、搬送に使用される、キャリアテープを巻き取った耐熱性リールに関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報や通信及びOA機器の高度化の急速な発展に伴い、電子部品の性能 向上、例えば情報処理速度と処理量の増加が図られている。 この市場要求に基づき、電子部品の高密度実装化は、ICの高集積化、小型、 薄型パッケージ化とこれらパッケージ部品の基板への表面実装技術(Surface Mo unt Technology:SMT)の向上により、着実に成果を収めている。
【0003】 従来のSMTにおいては、これらパッケージ部品は、ハンダペーストをスクリ ーン印刷したプリント基板上に自動実装機を使用して搭載された後、基板表面を ハンダの融点以上である 230℃程度の温度に加熱し(以下リフロー工程という) 、ハンダを溶融させてパッケージ部品のリード端子と基板の接続電極とを接続す る。この場合IC等の素子を樹脂封止したパッケージ部品も上記の高温にさらさ れるため、保管中に封止樹脂に吸収されていた水分が急激に気化し、パッケージ 内の内部圧力が高まってパッケージクラックを発生し、ICの信頼性を低下させ たり、あるいは動作不能となり、製品の歩留りが大幅に低下するという問題点を 有していた。
【0004】 これらのリフロー工程におけるパッケージクラックの発生を防止するため、封 止樹脂の吸水率を低下させる目的で、従来はパッケージ部品を基板に搭載する前 に水分を気化することのできる 100℃以上の温度で数時間から数十時間、代表的 な条件としては 125℃で24時間のベーキング処理を実施している。
【0005】 このベーキング処理を実施する従来の方法は、上記のベーキング条件に耐え得 る耐熱性の金属または樹脂製のトレーにパッケージ部品を整列して収納し、オー ブン等の中に所定の時間投入して実施するものであった。 しかし、これらトレーによる処理方法は、 一枚当たりの収納個数が少なく 、取扱いが煩雑である、 収納されたパッケージ部品の位置精度がキャリアテ ープに比較して劣り、自動実装での不具合を発生し易いなどの問題があるため、 パッケージ部品を収納したキャリアテープを巻き取った状態で輸送、保管された リールを、ベーキング処理することが望ましいので、リールの素材や構造につい て検討が進められている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし多量のキャリアテープを処理しようとすると、図3に示すように、キャ リアテープ1を巻き取ったリール2を5〜6個積み重ね加熱することが多いが、 耐熱性リールであっても、フランジ3が実装ICの重みに耐え兼ねて湾曲変形す るおそれがある。すると次の工程においてキャリアテープをリールから円滑に取 り出すことが阻害される。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、かかる課題を解決するもので、これはリールに巻き取るキャリアテ ープとリールフランジ内面との間に生じるギャップに近似する厚さの厚肉部を、 リール内面に設けてなることを特徴とするキャリアテープ巻き取り用の耐熱性リ ールを要旨とする。
【0008】 以下本考案の一実施態様を図により詳細に説明する。 キャリアテープには多種類の寸法のものがある。その代表的なものを一例とし て、図1(a),(b)に示すと、 テープ幅 W1 =24.0±0.3(規格値) リールフランジの内側間隔 24.4+(0〜2.0) (規格値) リールハブ周縁外側間隔 W4 =30.4max.(規格値) とされており、リールフランジの内側間隔の使用範囲は通常、 ハブ周縁 W2 =24.4+25.4 フランジ周縁 W3 =24.4〜26.4 (以上単位mm) とされている。 したがってキャリアテープ1をリール2に巻いた場合、テープとリールフラン ジ3の内面との間に0.1〜2.7の間隙を生じる。 ICチップを装填したキャリアテープを巻いたリールを5段重ねるとフランジ 周縁の累積間隙は(0.1〜2.7)×5=0.5〜13.5となる。これを加 熱、乾燥した場合、ハブ付近はICチップの重みにも耐えるが、フランジ周縁部 分は支えきれずに湾曲、変形する。
【0009】 キャリアテープの幅W1 とリールフランジの周縁部分の内側間隔W3 にはそれ ぞれ前記したような許容誤差があるので、キャリアテープの巻き取り、取り出し に支障をきたさない範囲でフランジ内面にテープとの間隙を補償する厚さを部分 的に増して荷重を支える放射状に点在する厚肉部4(図1(a)参照)をフラン ジ内面に設けると、ICチップの加熱、乾燥程度では変形せず前記課題は解消さ れる。 厚肉部4の厚さは前記間隙の70〜100%を補償するように増肉すると、フ ランジの湾曲、変形を支障のない程度におさめることができる。 厚肉部4を設けてもフランジは弾力性をもっているので、キャリアテープの巻 き取り、取り出しに支障を生じることはない。またこの厚肉部はフランジ全体に 設ける必要はなく、図1(a),(b)に示すような放射状に点在させたもので も、また図2(a)に示すような任意方向に向いて点在させてもよく、さらに図 2(b)に示すように比較的細いリング状でもよく特に制限はない。
【0010】
【実施例】 図1(a),(b)に示すように、フランジ外径254mm,ハブ外径80m m,テープ幅24mm用リールで、W2 =W3 =25.4mm、W4 =29.3 mm、ハブ外側間隔W5 =29.6mmで、放射状等間隔に6ケ所片側0.5m mだけ増肉した本考案品と、増肉部をまったく設けない従来品をそれぞれ3段重 ねて、オーブンの中で135℃、72hr加熱、乾燥処理したところ、各場合の 変形は表1に示すようになった。
【0011】
【表1】
【0012】
【考案の効果】
耐熱性プラスチックリールでも、高温度で長時間放置されると、機械的強度は 低下して荷重に耐えられず変形し易いが、本考案のように増肉部を設けると、部 分的に相互の組み合わせで支えあって補強し、変形はほとんど防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本考案のリールの一実施例の平面図、
(b)は(a)のX−X線に沿う断面図。
【図2】(a),(b)は本考案のリールの他の実施例
の平面図。
【図3】従来のリールの加熱乾燥処理による変形の説明
図。
【符号の説明】
1 キャリアテープ 2 リール 3 フランジ 4 厚肉部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リールに巻き取るキャリアテープとリー
    ルフランジ内面との間に生じるギャップに近似する厚さ
    の厚肉部を、リール内面に設けてなることを特徴とする
    キャリアテープ巻き取り用の耐熱性リール。
JP5954592U 1992-07-31 1992-07-31 キャリアテープ巻き取り用の耐熱性リール Pending JPH0616354U (ja)

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JPH0616354U true JPH0616354U (ja) 1994-03-01

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011026064A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Hitachi Chem Co Ltd リール
WO2011118503A1 (ja) * 2010-03-23 2011-09-29 日立化成工業株式会社 接着テープ用リール

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