JPH067245U - キャリアテープを巻き取ったリールのベーキング処理用ラック - Google Patents

キャリアテープを巻き取ったリールのベーキング処理用ラック

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JPH067245U
JPH067245U JP5090092U JP5090092U JPH067245U JP H067245 U JPH067245 U JP H067245U JP 5090092 U JP5090092 U JP 5090092U JP 5090092 U JP5090092 U JP 5090092U JP H067245 U JPH067245 U JP H067245U
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JP
Japan
Prior art keywords
reel
reels
pedestal
carrier tape
rack
Prior art date
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Pending
Application number
JP5090092U
Other languages
English (en)
Inventor
勤 鈴木
明雄 吉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Polymer Co Ltd filed Critical Shin Etsu Polymer Co Ltd
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Publication of JPH067245U publication Critical patent/JPH067245U/ja
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Packaging Frangible Articles (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 パッケージ部品を収納したキャリアテープを
巻き取ったリールを安全にベーキング処理できるラック
を提供する。 【構成】 縦置きし、厚さ方向に隣接して並べられたリ
ール1の重心3が最低位置を占めて載置される台座2
と、リール1を厚さ方向に挟持し挟持間隔が調節可能な
仕切り具5とよりなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は各種小型電子部品、精密部品およびICなどの表面実装部品、とりわ けICなどの静電破壊に弱く、封止樹脂などによりパッケージされており、表面 実装の前に封止樹脂の吸水をベーキング処理によって低減させる必要のあるパッ ケージ部品の収納、搬送に使用される耐熱性キャリアテープを巻き取ったリール のベーキング処理用ラックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報や通信及びOA機器の高度化の急速な発展に伴い、電子部品の性能 向上、例えば情報処理速度と処理量の増加が図られている。 この市場要求に基づき、電子部品の高密度実装化は、半導体素子の高集積化、 小型、薄型パッケージ化とこれら素子の基板への表面実装技術(Surface Mount Technology:SMT)の向上により、着実に成果を収めている。
【0003】 従来のSMTにおいては、これら素子のパッケージ部品は、ハンダペーストを スクリーン印刷したプリント基板上に自動実装機を使用して搭載された後、基板 全体をハンダの融点以上である 250℃程度の温度に加熱し(以下リフロー工程と いう)、ハンダを溶融させてパッケージ部品のリード端子と基板電極とを接続す る。この場合IC等の素子を樹脂封止したパッケージ部品も上記の高温にさらさ れるため、保管中に封止樹脂に吸収されていた水分が急激に気化し、パッケージ 内の内部圧力が高まってパッケージクラックを発生し、ICの信頼性を低下させ たり、あるいは動作不能となり、製品の歩留りが大幅に低下するという問題点を 有していた。
【0004】 これらのリフロー工程におけるパッケージクラックの発生を防止するため、封 止樹脂の吸水率を低下させる目的で、従来はパッケージ部品を基板に搭載する前 に水分を気化することのできる 100℃以上の温度で数時間から数十時間、代表的 な条件としては 125℃で24時間のベーキング処理を実施している。また、使用途 中に中断し残量を保管した後、再使用の場合にも同じ条件下での再処理が必要で ある。
【0005】 このベーキング処理を実施する従来の方法は、上記のベーキング条件に耐え得 る耐熱性の金属または樹脂製のトレーにパッケージ部品を整列して収納し、オー ブン等の中に所定の時間投入して実施するものであった。 しかし、これらトレーによる処理方法は、 一枚当たりの搭載個数が少なく 、取扱いが煩雑である、 収納されたパッケージ部品の位置精度がキャリアテ ープに比較して劣り、自動実装での不具合が発生し易いなどの問題があるため、 パッキング部品を収納したキャリアテープを巻き取った状態でリールのベーキン グ処理可能な方法が嘱望され、キャリアテープやリール等の素材や構造について 検討が進められている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
かかるパッケージ部品を収納したキャリアテープを巻き取ったリール(以下リ ールという)を実際にベーキング処理する場合は、前記トレーのように、パッケ ージ部品を予め重ね合わせて段積みすることを前提として設計されている場合と 異なり、外径やテープ幅等により種々のサイズのリールがあるほか、ベーキング 処理を行うときのリールの置き方にも、槽内で縦、横等様々な置き方が予想され る。
【0007】 またリールそのものの材料は従来使用されている一般タイプ(非ベーキングタ イプ)を含め、コストや重量の点から、プラスチックを用いるのがほとんどであ り、このため熱と荷重の影響を考慮した取り扱いをしなければならない。 例えば、リールを倒して横置きにする場合には、外径の異なるリールを段積み すると、リールの中心がずれた場合フランジ部分への偏荷重や段くずれ等によっ てリールが変形することが考えられるし、また、リールを垂直に立てて縦置きに する場合には、リールの転がりや横倒れによってやはり同じような不具合を生ず る可能性がある。特に、フランジ部分への偏荷重によってフランジ間隔が狭くな る変形を生じた場合には、リールに巻き取ったキャリアテープが引き出せない等 の致命的な欠陥をひきおこす。
【0008】 しかしながらリールには、種々のサイズがあることや、複数のリールから所望 のリールを取り出す際の使い勝手を考慮すると、縦置きの方が利便性に富むが、 縦置きの場合に起こる不具合点は、前記したように(a) リール外周方向にそ った転がりと、(b) 横倒れによるリールの重なりである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
これらの点に鑑み本考案者らは、(a)につていはリールを置く台座の形状の 工夫による転り防止機構を設けるとともに、(b)についてはリールの厚さ方向 にスライド可能である横倒れ防止のための仕切り具を有する構造とすることによ り、これらの問題点が解決されることを見出だし本考案を完成したのであって、 これは縦置きし、厚さ方向に隣接して並べられたリールの重心が最低位置を占め て載置される台座と、リールを厚さ方向に挟持し挟持間隔が調節可能な仕切り具 とよりなることを特徴とするキャリアテープを巻き取ったリールのベーキング処 理用ラックを要旨とする。
【0010】
【作用】
本考案における台座は、ベーキング炉の扉開閉等にともなう振動によりリール が転がり移動あるいは横倒れして、リールが重なり加熱変形するのを防止すると ともに、炉内のスペースを最大限に有効活用することができるもので、リールを 台座上に載置した場合、リールの重心が最低位置を占めるような表面をもつ台座 を設ける。例えば上面に上に凹の一定曲率の曲面を形成したり、または枠状台座 の内側の縁でリールを2点支持するものである。 また、仕切り具はベーキング処理中やリール出し入れ時のリールの横倒れを防 止するもので、リールを厚さ方向に保持、好ましくは挟持する。しかしてリール の数の増減に対処するため挟持間隔を調節自在とする。
【0011】
【実施例】
以下、実施例に基づいて本考案を具体的に説明する。 (実施例1) 図1(a)、(b)は、リール1を載置する台座2の表面形状を上に凹の一定 曲率の曲面としたもので、リール1がAの位置からBの位置に移動しようとする と、その重心3が上がるためリール1は引き戻されAの位置で安定する。この台 座2の表面の曲率半径を、ベーキング処理を予想されるリール1の最大半径に応 じて形成することにより、これより小さい径のリール4でも混載することが可能 となる。 また、予め同一径のリール1を大量に処理する工程が想定される場合は、(c )に示すように、台座表面をリール径と同一の曲率半径とすることでより一層安 定に保持することができる。
【0012】 リールの横倒れを防ぐ仕切り具5は、(a)に示すように、リールの直径方向 の台座2の両側面に溝6を設け、仕切り具5がスライド可能として、整列して並 んだ処理するリールの増減に応じてこれを常に確実に挟持する。 なお、台座、仕切り具の部品の材料は、金属類、プラスチック類その他いずれ のものでもよいが、ベーキング処理温度に耐えられる耐熱性のほかに、梱包され ているパッケージ部品の静電気破壊対策として、表面固有抵抗が1012Ω以下を目 安とした導電性を備えていることが必要である。
【0013】 (実施例2) 図2(a)に示すのは、台座7と背当て板8との組合せによりリール1の転り 防止を図った例で、台座7はリール1を載置する上面を背当て板8に向け低下す るよう傾斜させたもので、載置されたリール1は径の大小にかかわらず台座7と 背当て板8に接触して保持される。この場合、スライド機9に固定された仕切り 具10は背当て板8にスライド溝11を設けてリールの挟持間隔を調節自在とし た。図2(b)に示すのは、仕切り具10がスライド機9に固定されずに単にス ライド溝11に嵌合された例である。
【0014】 (実施例3) 図3(a)、(b)に示すように、台座11を枠状とし、内側の縁12でリー ル1のフランジ13と接することによりリールがこの台座から転がろうとすると 重心が上がるため、リールは引き戻され転りを防ぐもので、枠の内側の縁に仕切 り具5用のスライド溝14を設けた構造とした。 リール1が接する台座11の内側の縁の形状は、リールへの影響が考えられる 場合には、(c)に示すように曲面状とするか、(d)に示すように、回転軸1 5で支持された短冊片16により支持することもできる。
【0015】 なお、台座の形状や仕切り具の位置、形状についてはリール1の転がりと倒れ れ防止の目的を満たすものであれば、これら実施例に限られるものではないが、 仕切り具の形状については温度分布の点から、処理槽内の気流を妨げないような デザインが望ましい。
【0016】
【考案の効果】
本考案のベーキング処理用ラックによりリールは常に安定に載置されるので、 ベーキング処理中やリール出し入れ時の転り、倒れ等によって発生するリールの 変形を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はリールのフランジ外周が接する台座の
上表面の形状を、上に凹の一定曲率の曲面とした場合の
本考案のラックの斜視図、(b)は側面図、(c)は台
座の上表面の曲率半径をリール径に合わせた場合の側面
図。
【図2】(a)は台座と背当て板との組合せによりリー
ルの転り防止を図った、仕切り具がスライド機に固定さ
れたラックの斜視図、(b)は仕切り具が単にスライド
溝に嵌合されたものの側面図。
【図3】(a)はリールのフランジの2ヶ所と接する枠
形の台座とした本考案のラックの側面図、(b)は
(a)のX−X線に沿う断面図、(c)は2ケ所の接触
面を曲面としたときの断面図、(d)はリールのフラン
ジと接する部分を回転自在の短冊片としたときの断面
図。
【符号の説明】
1 リール 10 仕切り具 2 台座 11 スライド溝 3 重心 12 台座 4 リール 13 内側の縁 5 仕切り具 14 フランジ 6 溝 15 スライド溝 7 台座 16 回転軸 8 背当て板 17 短冊片 9 スライド機

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦置きし、厚さ方向に隣接して並べられ
    たリールの重心が最低位置を占めて載置される台座と、
    リールを厚さ方向に挟持し挟持間隔が調節可能な仕切り
    具とよりなることを特徴とするキャリアテープを巻き取
    ったリールのベーキング処理用ラック。
JP5090092U 1992-06-26 1992-06-26 キャリアテープを巻き取ったリールのベーキング処理用ラック Pending JPH067245U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5090092U JPH067245U (ja) 1992-06-26 1992-06-26 キャリアテープを巻き取ったリールのベーキング処理用ラック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5090092U JPH067245U (ja) 1992-06-26 1992-06-26 キャリアテープを巻き取ったリールのベーキング処理用ラック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH067245U true JPH067245U (ja) 1994-01-28

Family

ID=12871627

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5090092U Pending JPH067245U (ja) 1992-06-26 1992-06-26 キャリアテープを巻き取ったリールのベーキング処理用ラック

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012109622A (ja) * 2006-10-25 2012-06-07 Siltronic Ag 少なくとも2つの円筒状工作物を多数のウェハに同時に切断するための方法
JP2021046211A (ja) * 2019-09-17 2021-03-25 スペーシア株式会社 リール用ラック
CN115092731A (zh) * 2022-06-27 2022-09-23 深圳市标谱半导体科技有限公司 一种编带一体化生产工艺方法

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