JPH0565038U - ケース入り開閉器の蓋取付け構造 - Google Patents

ケース入り開閉器の蓋取付け構造

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JPH0565038U
JPH0565038U JP432292U JP432292U JPH0565038U JP H0565038 U JPH0565038 U JP H0565038U JP 432292 U JP432292 U JP 432292U JP 432292 U JP432292 U JP 432292U JP H0565038 U JPH0565038 U JP H0565038U
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opening
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケースの開口周縁にパッキングのズレ防止用
の枠体を設ける必要がなく、プレス成形が可能な蓋とし
たことにより全体の小型化を図ることができるケース入
り開閉器の蓋取付け構造を提供する。 【構成】 開閉器を収容するケース1の開口2周縁にパ
ッキング3を配置するための段部5を設ける。開口2を
覆う蓋6の周縁にパッキング3を段部5の屈曲部5a方
向へ押圧するための押圧部6aを形成する。プレス成形
により、押圧部6aにおけるコーナー部Cを外方に突出
させる。押圧部6aにスカート状のテーパを設ける。無
端状パッキング3の各コーナー部Cに対応する部位に、
外方へ突出した突部3aを形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ケース入り開閉器の蓋取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
従来、ケース入り開閉器のケース上部または下部には、外部環境から開閉器を 保護するために蓋が配置される。そして、現在までにそのような蓋を取付けるた めの構造が幾つか提案されている。この種の従来装置では、ケースの開口周縁に 無端状のパッキングを介装することにより、ケースと蓋との接合部分の密着性の 向上を図っている。また、前記ケースの開口周縁には段部が設けられ、パッキン グはその段部に配置されている。
【0003】 ところが、従来装置の構造の場合、蓋に押圧されたパッキングが開口の外周方 向にズレてしまうのを防止するために、前記開口の最外周部分に枠体を設ける必 要がある。そして、このような枠体が必須であることが、製造コストの高騰及び 組付け作業の煩雑化を招く原因となっている。
【0004】 また、従来装置の構造では、ケースの開口の形状は4つのコーナー部を備えた 略長方形状であることが多く、故にパッキング及び蓋もその形状に合致させる必 要がある。そして、特に前記形状の蓋を製造するためには、鉄等の金属板をプレ ス成形する方法が通常採用されている。
【0005】 しかしながら、プレス成形によって各コーナー部の曲率半径が小さい蓋を製造 しようとした場合、成形時に加わる大きな応力によって蓋が割れてしまうという 問題が生じる。また、このような不都合を避けるためにコーナー部の曲率半径を 大きくすると、ケース側も大型にせざるを得ないため、装置全体が大型化すると いう結果を招く。
【0006】 本考案は上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的は、ケースの開口 周縁にパッキングのズレ防止用の枠体を設ける必要がなく、プレス成形が可能な 蓋としたことにより装置全体の小型化を図ることができるケース入り開閉器の蓋 取付け構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本考案では、開閉器を収容するケースの開口周 縁にパッキングを配置するための段部を設け、前記開口を覆う蓋の周縁には前記 パッキングを前記段部の屈曲部方向へ押圧するための押圧部を形成し、その押圧 部におけるコーナー部をプレス成形により外方に突出させている。
【0008】
【作用】
この構成によると、押圧部によってパッキングが前記段部の屈曲部方向へ押圧 されるため、容易にパッキングがズレてしまうことはない。従って、ケースの開 口周縁にパッキングのズレ防止用の枠体を設ける必要がなく、コスト及び組付け 作業の点において優れたものとなる。
【0009】 また、本構成では、押圧部におけるコーナー部を外方に突出させているため、 コーナー部に従来より大きな曲率半径を確保することができる。従って、プレス 成形によって小型の蓋を製造する場合であっても、蓋に割れが生じることはない 。また、大型の蓋をプレス成形することが不要となるため、ケース側を大型にす る必要も同様になくなり、結果として装置全体の小型化が達成される。
【0010】 また、前記押圧部にはスカート状のテーパが設けることが望ましい。その理由 は、パッキングがテーパ面によって段部の屈曲部方向へ押圧され、パッキングの ズレ防止が図られるからである。
【0011】 更に、前記パッキングは無端状であると共に、前記各コーナー部に対応する部 位には外方へ突出した突部が形成されることが望ましい。その理由は、前記構成 によると、蓋を被せた場合にパッキングに位置ズレが生じ難くなるためである。
【0012】
【実施例】
以下、本考案を具体化した一実施例について図面に基づき詳細に説明する。 図1に示すように、ケース1は略直方体形状の有底箱形をなしており、その内 部には収容空間4が設けられている。収容空間4内には図示しない開閉部が収納 されている。尚、開閉部自体の詳しい構成及びそれによる作用・効果については 、本考案の趣旨とは直接的な関係はないため、ここでは説明を省略する。
【0013】 ケース1の開放側である上端開口2は内方へ屈曲され、かつその上端開口2の 周縁には段部5が設けられている。ケース1の上端開口2を覆う上蓋6の周縁と 前記段部5との間にはパッキング3が介装されている。ケース1の上部の所定位 置には取付固定部材8が固定されている。そして、ボルト9によって取付片7と 取付固定部材8とを締め付け固定することにより、前記パッキング3を介して上 蓋6がケース1の上端開口2に密接配置される。
【0014】 次に、ケース1に上蓋6を密接に取り付けるための上蓋6及びパッキング3の 構造について詳細に説明する。 図2(a)及び図2(b)に示すように、上蓋6は前記上端開口2の形状に類 似した略長方形状を呈している。上蓋6の周縁全体には、パッキング3を段部5 の屈曲部5a方向へ押圧するための押圧部6aが形成されている。押圧部6aは 水平面S1 とスカート状のテーパが設けられた傾斜面S2 とによって構成されて いる。押圧部6aの四隅には上蓋6の外方に突出したコーナー部Cが形成されて おり、本実施例における上蓋6では、前記コーナー部Cの内面及び外面の曲率半 径は、それぞれR15に設定されている。この曲率半径の設定値は従来の数Rに 比して大きいものである。そして、上記形状の上蓋6は、鉄等の金属板を用いて プレス成形することにより得ることができる。
【0015】 図3(a)〜(c)に示すように、パッキング3は断面円形状の基部3bと4 つの突部3aとからなる無端状の部材であり、その形状は上端開口2に類似した 略長方形状を呈している。各突部3aは前記基部3bにおける押圧部6aの各コ ーナー部Cに対応する位置より外方へ突出形成されている。また、パッキング3 の材料には可撓性を有するゴム等が用いられているため、各突部3aは押圧部6 aによる押圧によって、若干下方に撓むことができる。
【0016】 さて、上端開口2にパッキング3を介装しかつ上蓋6を被せた場合、基部3b の上部周縁と水平面S1 とが当接すると共に、突部3aの先端上部と傾斜面S2 とが当接する(図3(c) 参照)。このとき、パッキング3の基部3bの下部周縁 及び内側周縁は、それぞれ前記段部5に当接した状態にある。即ち、この状態で は、パッキング3を周回する接触線L1 ,L2 ,L3 上にて各部材1,3,6が 接触し合うことにより、上蓋6とケース1との密着性が確保されている。
【0017】 ここで、ボルト9を締め付けると、上蓋6が下動してケース1と上蓋6とが更 に密接する。その際、水平面S1 と傾斜面S2 とがパッキング3に与える押圧力 によって、パッキング3自体は全体として段部5の屈曲部5aの方向に押圧され ることになる。この場合、突部3a部分は、図3(c)にて二点鎖線にて示す下 方位置へ撓む反面、前記接触線L1 ,L2 ,L3 における接触状態は依然維持さ れる。
【0018】 従って、従来装置とは異なり容易にパッキング3がズレてしまうことはない。 また、ケース1の上端開口2周縁にパッキング3のズレ防止用の枠体を設ける必 要もなく、コスト及び組付け作業の点において優れたものとなる。
【0019】 そして本構成では、押圧部6aにおけるコーナー部Cを外方に突出させている ため、コーナー部Cに従来より大きな曲率半径を確保することができる。従って 、プレス成形によって小型の上蓋6を製造する場合であっても、上蓋6に割れが 生じることはない。また、大型の上蓋6をプレス成形することが不要となるため 、ケース1側を大型にする必要も同様になくなり、結果として装置全体の小型化 が達成できる。
【0020】 尚、本考案は上記実施例のみに限定されることはなく、その構成を変更するこ とは勿論可能である。例えば、 (a)図4(a)に示す別例1のパッキング10のように、基部10bの断面に 略等しい形状を有する突部10aを設けても良い。 (b)また、図4(b)に示す別例2のパッキング11のように、基部11bに 対して突部11aを形成し、基部11bと突部11aとの境界部分に切れ込み1 1cを設けても良い。 (c)更に、上端開口2を備える前記実施例とは異なり、開口をケース下端に備 えるタイプであっても、本発明の蓋取付け構造を適用することは勿論可能である 。
【0021】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案のケース入り開閉器の蓋取付け構造によれば、ケ ースの開口周縁にパッキングのズレ防止用の枠体を設ける必要がないという優れ た効果を奏する。また、プレス成形が可能な蓋としたことにより、全体の小型化 を図ることができるという優れた効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ケース入り開閉器を示す全体図である。
【図2】(a)は上蓋を示す底面図、(b)は(a)の
A−A線における部分断面図である。
【図3】(a)はパッキングを示す平面図、(b)はそ
の側面図、(c)は(a)のB−B線における断面拡大
図である。
【図4】(a)及び(b)は別例1,2のパッキングの
構造を示す断面拡大図である。
【符号の説明】
1 ケース、2 (上端)開口、3,10,11 パッ
キング、3a,10a,11a 突部、5 段部、6
(上)蓋、5a 屈曲部、6a 押圧部、Cコーナー
部。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉器を収容するケース(1)の開口
    (2)周縁にパッキング(3)を配置するための段部
    (5)を設け、前記開口(2)を覆う蓋(6)の周縁に
    は前記パッキング(3)を前記段部(5)の屈曲部(5
    a)方向へ押圧するための押圧部(6a)を形成し、そ
    の押圧部(6a)におけるコーナー部(C)をプレス成
    形により外方に突出させたことを特徴とするケース入り
    開閉器の蓋取付け構造。
  2. 【請求項2】前記押圧部(6a)にはスカート状のテー
    パが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の
    ケース入り開閉器の蓋取付け構造。
  3. 【請求項3】前記パッキング(3,10,11)は無端
    状であると共に、前記各コーナー部(C)に対応する部
    位には外方へ突出した突部(3a,10a,11a)が
    形成されていることを特徴とする請求項1または2に記
    載のケース入り開閉器の蓋取付け構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09293433A (ja) * 1996-04-25 1997-11-11 Toko Denki Kk 開閉器
JPH10255600A (ja) * 1997-03-13 1998-09-25 Toko Electric Co Ltd 開閉器
JP2002075141A (ja) * 2000-08-30 2002-03-15 Energy Support Corp 開閉器ケース及びそれに用いるパッキン
WO2022190551A1 (ja) * 2021-03-11 2022-09-15 オムロン株式会社 光センサ

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