JP2967164B2 - ネジ頭部キャップ - Google Patents
ネジ頭部キャップInfo
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- JP2967164B2 JP2967164B2 JP7149778A JP14977895A JP2967164B2 JP 2967164 B2 JP2967164 B2 JP 2967164B2 JP 7149778 A JP7149778 A JP 7149778A JP 14977895 A JP14977895 A JP 14977895A JP 2967164 B2 JP2967164 B2 JP 2967164B2
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- washer
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B37/00—Nuts or like thread-engaging members
- F16B37/14—Cap nuts; Nut caps or bolt caps
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
- Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビス、ボルト等の頭部
あるいはナット等を包被するキャップ(以下単にネジ頭
部キャップと称する。)に関するもので、例えば電子機
器箱体のネジ頭部を包被するのに用いて好適なネジ頭部
キャップの改良に関する。
あるいはナット等を包被するキャップ(以下単にネジ頭
部キャップと称する。)に関するもので、例えば電子機
器箱体のネジ頭部を包被するのに用いて好適なネジ頭部
キャップの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のネジ頭部キャップには、
多くのものが提案され、実用化されている。特に、電子
機器等の外装箱体において、箱体外部に露出する金属ネ
ジは、電子機器内部にノイズを混入する媒体となるおそ
れがあるため、これを防止するため合成樹脂等の非導性
材料で成形したネジ頭部キャップが多用されている。上
記合成樹脂製のネジ頭部キャップとしては、中心部にネ
ジ軸部が挿通される貫通孔を有し、その外周部に上方に
折り曲げられた曲折部を有する座金部と、蓋本体部およ
びその本体部から垂下したスカート部からなるネジ頭部
を包被する蓋部とを有し、前記座金部と蓋部とをヒンジ
部で連結し、前記蓋部を前記座金部に圧入嵌合できる様
に構成したものが知られている。また、前記構成の合成
樹脂製のネジ頭部キャップは、射出成形によって一体に
製作されている。
多くのものが提案され、実用化されている。特に、電子
機器等の外装箱体において、箱体外部に露出する金属ネ
ジは、電子機器内部にノイズを混入する媒体となるおそ
れがあるため、これを防止するため合成樹脂等の非導性
材料で成形したネジ頭部キャップが多用されている。上
記合成樹脂製のネジ頭部キャップとしては、中心部にネ
ジ軸部が挿通される貫通孔を有し、その外周部に上方に
折り曲げられた曲折部を有する座金部と、蓋本体部およ
びその本体部から垂下したスカート部からなるネジ頭部
を包被する蓋部とを有し、前記座金部と蓋部とをヒンジ
部で連結し、前記蓋部を前記座金部に圧入嵌合できる様
に構成したものが知られている。また、前記構成の合成
樹脂製のネジ頭部キャップは、射出成形によって一体に
製作されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記合成樹脂材で、前
記座金部と蓋部と両者を連結するヒンジ部とを一体成形
したネジ頭部キャップは製作が容易で実用上の取り扱い
性に優れている。しかし、前記座金部への蓋部の圧入嵌
合に問題がある。それは、圧入嵌合する面の傾斜を大き
くすればそれだけ嵌合力を強くできるが、キャップの射
出成形で成形品を成形機から突き出すことができなくな
るという問題である。本発明は、上記の問題を解消する
ためになされたものでって、みだりに外れることのない
圧入嵌合力が得られ、しかも射出成形上に支障を与える
おそれがなく容易に製作することができるネジ頭部キャ
ップを提供することを主たる目的としている。
記座金部と蓋部と両者を連結するヒンジ部とを一体成形
したネジ頭部キャップは製作が容易で実用上の取り扱い
性に優れている。しかし、前記座金部への蓋部の圧入嵌
合に問題がある。それは、圧入嵌合する面の傾斜を大き
くすればそれだけ嵌合力を強くできるが、キャップの射
出成形で成形品を成形機から突き出すことができなくな
るという問題である。本発明は、上記の問題を解消する
ためになされたものでって、みだりに外れることのない
圧入嵌合力が得られ、しかも射出成形上に支障を与える
おそれがなく容易に製作することができるネジ頭部キャ
ップを提供することを主たる目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、中心部にネジ軸が挿通される貫通孔を有し、
その外周部に上方に折り曲げられた曲折部を有する座金
部と、蓋本体部およびその本体部から垂下したスカート
部からなるネジ頭部を包被する蓋部と、前記座金部およ
び蓋部とを連結するヒンジ部を一体に成形し、前記蓋部
のスカート部を座金部の曲折部に圧入嵌合させて構成す
るネジ頭部キャップにおいて、前記スカート部の内周部
が前記曲折部の外周部に嵌合できるよう前記蓋部の水平
面に対して80゜〜85゜の範囲で内拡がりに垂下し、
前記曲折部の外周部が基部から座金部の水平面に対して
80゜〜85゜の範囲で前記スカート部の内周部の内拡
がりの垂下角度と同じ角度で外拡がりに立ち上がり、前
記蓋本体部の厚さがほぼ均一であり、その厚さが前記ス
カート部の最大厚さに対してほぼ0.7〜0.95の比
率の厚さとした構成を要旨としている。
するため、中心部にネジ軸が挿通される貫通孔を有し、
その外周部に上方に折り曲げられた曲折部を有する座金
部と、蓋本体部およびその本体部から垂下したスカート
部からなるネジ頭部を包被する蓋部と、前記座金部およ
び蓋部とを連結するヒンジ部を一体に成形し、前記蓋部
のスカート部を座金部の曲折部に圧入嵌合させて構成す
るネジ頭部キャップにおいて、前記スカート部の内周部
が前記曲折部の外周部に嵌合できるよう前記蓋部の水平
面に対して80゜〜85゜の範囲で内拡がりに垂下し、
前記曲折部の外周部が基部から座金部の水平面に対して
80゜〜85゜の範囲で前記スカート部の内周部の内拡
がりの垂下角度と同じ角度で外拡がりに立ち上がり、前
記蓋本体部の厚さがほぼ均一であり、その厚さが前記ス
カート部の最大厚さに対してほぼ0.7〜0.95の比
率の厚さとした構成を要旨としている。
【0005】上記構成のネジ頭部キャップにおいて、前
記ヒンジ部を前記座金部の曲折部下部に接続すると共に
ヒンジ部を設けた曲折部の外周部の外側部分の表面をヒ
ンジ部より幅広に一部切り欠き、ヒンジ部の他側を前記
スカート部の少なくとも中間部分かそれより蓋本体部寄
りに取り付けると共にヒンジ部を設けた部分のスカート
部の外側をヒンジ部より幅広に切り欠くことが好まし
い。又、前記座金部の底面に前記ネジ軸貫通孔の周囲に
シール用突条を周設してもよい。
記ヒンジ部を前記座金部の曲折部下部に接続すると共に
ヒンジ部を設けた曲折部の外周部の外側部分の表面をヒ
ンジ部より幅広に一部切り欠き、ヒンジ部の他側を前記
スカート部の少なくとも中間部分かそれより蓋本体部寄
りに取り付けると共にヒンジ部を設けた部分のスカート
部の外側をヒンジ部より幅広に切り欠くことが好まし
い。又、前記座金部の底面に前記ネジ軸貫通孔の周囲に
シール用突条を周設してもよい。
【0006】
【作用】上記構成のネジ頭部キャップにおいては、蓋本
体部から垂下したスカート部の拡がり角度と座金部の曲
折部の立ち上がり角度を特定の角度としたので、確実な
嵌合力をもって蓋部の嵌め合わせができ、かつ取り外し
も小さな力で容易に行える。また、スカート部の拡がり
角度と座金部の曲折部の立ち上がり角度を同じにしたこ
とにより、それらの内周部が密着し、防水効果が高めら
れる。また、ヒンジ部の取り付け位置と、それに合わせ
てスカート部と曲折部に設けた切り欠きとにより、ネジ
頭部キャップを装着したときの全高を低くすることがで
きる。
体部から垂下したスカート部の拡がり角度と座金部の曲
折部の立ち上がり角度を特定の角度としたので、確実な
嵌合力をもって蓋部の嵌め合わせができ、かつ取り外し
も小さな力で容易に行える。また、スカート部の拡がり
角度と座金部の曲折部の立ち上がり角度を同じにしたこ
とにより、それらの内周部が密着し、防水効果が高めら
れる。また、ヒンジ部の取り付け位置と、それに合わせ
てスカート部と曲折部に設けた切り欠きとにより、ネジ
頭部キャップを装着したときの全高を低くすることがで
きる。
【0007】
【実施例】本発明を実施例を示した図面を参照して説明
する。図1は展開したネジ頭部キャップを示し、図2は
図1のA−A線断面図である。図3は蓋部を閉じた状態
の蓋部と座金部の係合部分の拡大縦断面図である。図に
おいて1は蓋部、2は座金部、3は蓋本体部から垂下す
るスカート部、4は座金部から立ち上がる曲折部、7は
蓋部1と座金部2を連結するヒンジ部である。
する。図1は展開したネジ頭部キャップを示し、図2は
図1のA−A線断面図である。図3は蓋部を閉じた状態
の蓋部と座金部の係合部分の拡大縦断面図である。図に
おいて1は蓋部、2は座金部、3は蓋本体部から垂下す
るスカート部、4は座金部から立ち上がる曲折部、7は
蓋部1と座金部2を連結するヒンジ部である。
【0008】この実施例のネジ頭部キャップは、蓋部、
座金部およびヒンジ部をポリプロピレン樹脂により一体
成形したものを示している。蓋部1および座金部2は共
に円形である。ビス、ボルト等の頭部の形状に合わせて
六角状など他の形状であってもよいが、一般的には円形
で十分である。蓋本体部5は中高のドーム状であり、そ
の周縁からスカート部3が垂下している。
座金部およびヒンジ部をポリプロピレン樹脂により一体
成形したものを示している。蓋部1および座金部2は共
に円形である。ビス、ボルト等の頭部の形状に合わせて
六角状など他の形状であってもよいが、一般的には円形
で十分である。蓋本体部5は中高のドーム状であり、そ
の周縁からスカート部3が垂下している。
【0009】座金部2は中央部にビス、ボルト等のネジ
軸が挿通される貫通孔6が設けてあり、周縁から曲折部
4が立ち上がっている。図3に示すように、蓋部1のス
カート部3の内周部は蓋部の水平面に対して80゜〜8
5゜(言い換えれば、蓋部1の水平方向に対する垂線に
対して5゜〜10゜)内側に傾斜している。即ち、図3
においてスカート部3は下側になるほど肉厚となってい
る。また、先端内側のコーナー部は、嵌合を容易にする
ため面取りがしてある。
軸が挿通される貫通孔6が設けてあり、周縁から曲折部
4が立ち上がっている。図3に示すように、蓋部1のス
カート部3の内周部は蓋部の水平面に対して80゜〜8
5゜(言い換えれば、蓋部1の水平方向に対する垂線に
対して5゜〜10゜)内側に傾斜している。即ち、図3
においてスカート部3は下側になるほど肉厚となってい
る。また、先端内側のコーナー部は、嵌合を容易にする
ため面取りがしてある。
【0010】座金部2の曲折部4の外周部は蓋部のスカ
ート部3ど対称的に座金部2の水平方向に対して80゜
〜85゜(言い換えれば、座金部の水平方向に対する垂
線に対して5゜〜10゜)外側に傾斜している。即ち、
図3において曲折部4は上側になるほど肉厚となってい
る。また、先端外側のコーナー部は、嵌合を容易にする
ため面取りがしてある。
ート部3ど対称的に座金部2の水平方向に対して80゜
〜85゜(言い換えれば、座金部の水平方向に対する垂
線に対して5゜〜10゜)外側に傾斜している。即ち、
図3において曲折部4は上側になるほど肉厚となってい
る。また、先端外側のコーナー部は、嵌合を容易にする
ため面取りがしてある。
【0011】スカート部3に曲折部4を嵌合させた場合
にスカート部3の内周部と曲折部4の外周部とが全体的
に密接するように、これらスカート部3と曲折部4の傾
斜角度は上記の範囲内で両者ほぼ同じにしている。スカ
ート部3の内周部と曲折部4の外周部の傾斜を上記の範
囲とした理由は次のとおりである。
にスカート部3の内周部と曲折部4の外周部とが全体的
に密接するように、これらスカート部3と曲折部4の傾
斜角度は上記の範囲内で両者ほぼ同じにしている。スカ
ート部3の内周部と曲折部4の外周部の傾斜を上記の範
囲とした理由は次のとおりである。
【0012】スカート部3と曲折部4の傾斜は大きけれ
ば大きいほど嵌合力は強くなるので、その点では都合が
良いが、上述したように、この種のネジ頭部キャップは
射出成形で製造されるので、成形後に成形品を成形機か
ら突き出すことができなくなる不具合がある。また、仮
に突き出し可能な金型が作れたとしても、金型代が高価
となるので、製作コスト高を招く。
ば大きいほど嵌合力は強くなるので、その点では都合が
良いが、上述したように、この種のネジ頭部キャップは
射出成形で製造されるので、成形後に成形品を成形機か
ら突き出すことができなくなる不具合がある。また、仮
に突き出し可能な金型が作れたとしても、金型代が高価
となるので、製作コスト高を招く。
【0013】前記嵌合傾斜を上記の範囲より小さくする
ど成形上は都合が良いが、嵌合力が小さくなり、ネジ頭
部キャップとしての機能が損なわれる。本発明は種々の
研究、実験からキャップの成形上およびネジ頭部キャッ
プとしての機能上の要求の両者を共に満足させることが
できるように、前記座金部2の曲折部4と、これに嵌合
する蓋部1のスカート部3の嵌合傾斜を上記の範囲に設
定したものである。
ど成形上は都合が良いが、嵌合力が小さくなり、ネジ頭
部キャップとしての機能が損なわれる。本発明は種々の
研究、実験からキャップの成形上およびネジ頭部キャッ
プとしての機能上の要求の両者を共に満足させることが
できるように、前記座金部2の曲折部4と、これに嵌合
する蓋部1のスカート部3の嵌合傾斜を上記の範囲に設
定したものである。
【0014】蓋本体部5はほぼ均一の厚さで、その厚さ
tはスカート部3の最大厚さBに対して約0.7の比率
となるような厚さとしてある。この厚さtはネジ頭部キ
ャップのサイズ、材質等に応じて約0.7〜0.95
[即ち、t=(70/100〜95/100)×B]の
範囲で変化させることができる。蓋本体部5とスカート
部3の厚さを上記の如く相対的な構成としたことによ
り、特にスカート部3が変形し易くなり、ネジ頭部キャ
ップの蓋本体部5の嵌め外しが更に容易になる。蓋部1
と座金部2ちゐ連結するヒンジ部7はそれらと同一の素
材で一体的に形成してある。ヒンジ部7の一端は座金部
2の下端部から延在させ、ヒンジ部7の他端は蓋部のス
カート部3の中間部に取り付けた構成としてある。
tはスカート部3の最大厚さBに対して約0.7の比率
となるような厚さとしてある。この厚さtはネジ頭部キ
ャップのサイズ、材質等に応じて約0.7〜0.95
[即ち、t=(70/100〜95/100)×B]の
範囲で変化させることができる。蓋本体部5とスカート
部3の厚さを上記の如く相対的な構成としたことによ
り、特にスカート部3が変形し易くなり、ネジ頭部キャ
ップの蓋本体部5の嵌め外しが更に容易になる。蓋部1
と座金部2ちゐ連結するヒンジ部7はそれらと同一の素
材で一体的に形成してある。ヒンジ部7の一端は座金部
2の下端部から延在させ、ヒンジ部7の他端は蓋部のス
カート部3の中間部に取り付けた構成としてある。
【0015】座金部のヒンジ部7を取り付けた箇所の曲
折部4の上側部分8をヒンジ部7の幅よりも僅かに広く
切り欠いてあり、蓋部のヒンジ部7を取り付けた箇所の
スカート部3はその外側部分9全体をヒンジ部7の幅よ
りも僅かに広く切り欠いてある。このような切り欠きを
設けることによって、蓋部1を閉じたときにヒンジ部7
がそれらの切り欠きに吸収され、ネジ頭部きゃキャップ
の高さを低くするのに役立つ。
折部4の上側部分8をヒンジ部7の幅よりも僅かに広く
切り欠いてあり、蓋部のヒンジ部7を取り付けた箇所の
スカート部3はその外側部分9全体をヒンジ部7の幅よ
りも僅かに広く切り欠いてある。このような切り欠きを
設けることによって、蓋部1を閉じたときにヒンジ部7
がそれらの切り欠きに吸収され、ネジ頭部きゃキャップ
の高さを低くするのに役立つ。
【0016】座金部2の底部表面には、ネジ胴が挿通さ
れるための貫通孔6の回りを取り囲むように2本の断面
ほぼ半円形の突条10が設けてある。この突条10はネ
ジ頭部キャップを取り付けたときのシール機能を果たす
ものであるが、本発明のネジ頭部キャップにおいては不
可欠のものではない。
れるための貫通孔6の回りを取り囲むように2本の断面
ほぼ半円形の突条10が設けてある。この突条10はネ
ジ頭部キャップを取り付けたときのシール機能を果たす
ものであるが、本発明のネジ頭部キャップにおいては不
可欠のものではない。
【0017】図4は、前記実施例のネジ頭部キャップと
ビス11へのキャップとして取り付け例を示す断面図で
ある。本発明のネジ頭部キャップの装着方法は、従来の
ネジ頭部キャップと同様に、予めネジ頭部キャップの貫
通孔6にビスを差し込み、その状態でビスを所定箇所に
螺着して固定した後、ネジ頭部キャップの蓋部1を座金
部2に嵌合させる。
ビス11へのキャップとして取り付け例を示す断面図で
ある。本発明のネジ頭部キャップの装着方法は、従来の
ネジ頭部キャップと同様に、予めネジ頭部キャップの貫
通孔6にビスを差し込み、その状態でビスを所定箇所に
螺着して固定した後、ネジ頭部キャップの蓋部1を座金
部2に嵌合させる。
【0018】上記実施例においては、ビスの頭部用のキ
ャップを示したが、本発明のネジ頭部キャップはそれに
限らずボルトの頭部あるいはナット等を包被するための
キャップとして適用できることは勿論である。
ャップを示したが、本発明のネジ頭部キャップはそれに
限らずボルトの頭部あるいはナット等を包被するための
キャップとして適用できることは勿論である。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
座金部の曲折部と蓋部のスカート部との圧入嵌合の傾斜
角度を所定の範囲内に設定したので、射出成形用金型に
よるキャップの一体成形上およびネジ頭部キャップとし
ての機能上の要求の両者を共に満足させることができる
ネジ頭部キャップを提供することができる。
座金部の曲折部と蓋部のスカート部との圧入嵌合の傾斜
角度を所定の範囲内に設定したので、射出成形用金型に
よるキャップの一体成形上およびネジ頭部キャップとし
ての機能上の要求の両者を共に満足させることができる
ネジ頭部キャップを提供することができる。
【図1】本発明のネジ頭部キャップを展開した平面図面
である。
である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】ネジ頭部キャップの部分拡大縦断面図である。
【図4】本発明のネジ頭部キャップの取り付け例の縦断
面図である。
面図である。
1 蓋部 2 座金部 3 スカート部 4 曲折部 5 蓋本体部 6 貫通孔 7 ヒンジ 8 曲折部の上側部分 9 スカート部の外側部分 10 突条 11 ビス B スカート部の基部の厚さ t 蓋本体部の厚さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16B 37/14
Claims (3)
- 【請求項1】 中心部にネジ軸が挿通される貫通孔を
有し、その外周部に上方に折り曲げられた曲折部を有す
る座金部と、蓋本体部およびその本体部から垂下したス
カート部からなるネジ頭部を包被する蓋部と、前記座金
部および蓋部を連結するヒンジ部を一体に成形し、前記
蓋部のスカート部を該座金部の曲折部に圧入嵌合させて
構成するネジ頭部キャップにおいて、前記スカート部の
内周部が前記曲折部の外周部に嵌合できるよう前記蓋部
の水平面に対して80゜〜85゜の範囲で内拡がりに垂
下し、前記曲折部の外周部が基部から座金部の水平面に
対して80゜〜85゜の範囲で前記スカート部の内周部
の内拡がりの垂下角度と同じ角度で外拡がりに立ち上が
り、前記蓋本体部の厚さがほぼ均一であり、その厚さが
前記スカート部の最大厚さに対してほぼ0.7〜0.9
5の比率の厚さとしたことを特徴とするネジ頭部キャッ
プ。 - 【請求項2】 前記ヒンジ部を座金部の曲折部下部に
接続すると共にヒンジ部を設けた曲折部の外周部の上側
部分の表面をヒンジ部より幅広に一部切り欠き、ヒンジ
部の他側をスカート部の少なくとも中間部分かそれより
蓋本体部寄りに接続すると共に該ヒンジ部を設けた部分
のスカート部の外側をヒンジ部より幅広に切り欠いた請
求項1に記載のネジ頭部キャップ。 - 【請求項3】 前記座金部の底面の貫通孔の周囲に突
条を周説した請求項1に記載のネジ頭部キャップ。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7149778A JP2967164B2 (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | ネジ頭部キャップ |
TW084112093A TW336979B (en) | 1995-05-25 | 1995-11-15 | Bolt head cover |
KR1019950047630A KR960041785A (ko) | 1995-05-25 | 1995-12-08 | 나사두부캡 |
US08/578,043 US5653564A (en) | 1995-05-25 | 1995-12-26 | Screw head cap |
GB9600532A GB2301160B (en) | 1995-05-25 | 1996-01-11 | Screw head cap |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7149778A JP2967164B2 (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | ネジ頭部キャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08320012A JPH08320012A (ja) | 1996-12-03 |
JP2967164B2 true JP2967164B2 (ja) | 1999-10-25 |
Family
ID=15482524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7149778A Expired - Lifetime JP2967164B2 (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | ネジ頭部キャップ |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5653564A (ja) |
JP (1) | JP2967164B2 (ja) |
KR (1) | KR960041785A (ja) |
GB (1) | GB2301160B (ja) |
TW (1) | TW336979B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USD742730S1 (en) * | 2014-07-21 | 2015-11-10 | National Nail Corp. | Set of fastener caps |
Families Citing this family (40)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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