JPH0564897U - 能動消音装置 - Google Patents

能動消音装置

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JPH0564897U
JPH0564897U JP398292U JP398292U JPH0564897U JP H0564897 U JPH0564897 U JP H0564897U JP 398292 U JP398292 U JP 398292U JP 398292 U JP398292 U JP 398292U JP H0564897 U JPH0564897 U JP H0564897U
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JP
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active
room
opening
ventilation port
sound
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Application number
JP398292U
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English (en)
Inventor
英二 三輪
雅喜 鈴木
勝紀 冨田
Original Assignee
株式会社イナックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 室内を効率良く能動消音する。 【構成】 騒音と逆位相の干渉音をつくり出す干渉音創
生回路と、該干渉音創生回路からの出力を受けて干渉音
を発生させるスピーカとを有している。この室20には
換気口40が設けられ、その開放を検知するためにセン
サ50が設けられている。また、換気口40を強制的に
閉鎖するために、シャッタ60の閉鎖装置70が設けら
れている。なお、換気口40はダクト(図示略)に連通
されている。前記能動消音装置30を作動させるための
スイッチ80が室20に設けられると共に、換気口閉鎖
指示信号を表示するための表示パネル90が該スイッチ
80の近傍に設けられている。 【効果】 換気口等の開口部が開のときにスイッチ80
がONされると、強制的にシャッタ60を閉とし、警報
をパネル90に表示する。消音対象室を閉空間として能
動消音するようになるため、きわめて効率良く室内の消
音を行なうことが可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は能動消音の原理に基いた消音装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
消音装置の一つとして、騒音に対し逆位相の音(干渉音)を付加し、干渉効果 によって消音する能動消音装置がある。
【0003】 この能動消音の一形態として、実際に発生している騒音を検出し、それと逆位 相の干渉音を発生させる適応能動消音がある。
【0004】 別の能動消音方式として、騒音源が間欠的に作動されるものである場合、予め 騒音源で発生する騒音を記憶装置に記憶させておき、騒音源の作動時にはこの記 憶音と逆位相の干渉音を発生させる消音装置も考えられている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
能動消音装置によって室内の消音を行なう場合、消音対象室内が閉空間である と、より大きな消音効果を得ることができる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の能動消音装置は、消音対象となっている室内の騒音と逆位相の干渉音 をつくり出す干渉音創生回路と、該干渉音創生回路からの出力を受けて干渉音を 発生させるスピーカとを有した能動消音装置において、該室の開口部の開放検知 手段と、該能動消音装置の作動開始時に該開口部の開放が検知されるときに作動 される、警報手段及び開口部閉鎖手段の少なくとも一方の手段と、を設けたこと を特徴とするものである。
【0007】 なお、開口部としては、換気口、ドア、窓、換気扇などが一例として挙げられ る。
【0008】
【作用】
本考案の能動消音装置にあっては、消音対象の室の開口部が開放していると、 能動消音装置の作動に伴って警報が出されるか、又は強制的に該開口部が閉鎖さ れる。
【0009】
【実施例】
以下、図面を参照して実施例について説明する。第1図は実施例に係る能動消 音装置のブロック図である。
【0010】 本実施例は能動消音装置30によって室20内の消音を行なうためのものであ る。
【0011】 この室20には換気口40が設けられ、その開放を検知するためにセンサ50 が設けられている。また、換気口40を強制的に閉鎖するために、シャッタ60 の閉鎖装置70が設けられている。なお、換気口40はダクト(図示略)に連通 されている。
【0012】 前記能動消音装置30を作動させるためのスイッチ80が室20に設けられる と共に、後述する換気口閉鎖指示信号を表示するための表示パネル90が該スイ ッチ80の近傍に設けられている。前記閉鎖装置70及び該表示パネル90は、 センサ50、スイッチ80からの信号を受けたコントローラ100によって制御 される。
【0013】 前記能動消音装置30の構成は次の通りである。
【0014】 能動消音装置30においては、集音用マイク1で検出された室20内の音を増 幅器3で増幅した後、ローパスフィルタ(LPF)4を通して可聴帯域にある低 周波音信号のみを選別する。この低周波音信号をA/D変換器5にてA/D変換 し、ディジタルフィルタ(DF)6にて位相反転信号とする。この反転信号をD /A変換器7にてD/A変換した後、増幅器8で増幅し、スピーカ9から音を出 す。このスピーカ9へ出力される音は、集音用マイク1で検出される音と逆位相 の干渉音であり、能動消音が行なわれる。
【0015】 本実施例では、適応能動消音を併用するようにしており、室20に適応能動消 音用マイク(評価用マイク)10が設けられると共に、適応能動消音用の増幅器 12、ローパスフィルタ13、A/D変換器14及び適応制御器15を設置して いる。評価用マイク10で検出された音は、増幅された後、ローパスフィルタ( LPF)13を通り、A/D変換された後、適応制御器15に入力される。この 適応制御器15は、消音作用が十分に発揮されているか判定し、ディジタルフィ ルタ(DF)6や増幅器8に制御信号を送り、反転信号の位相や反転音の音圧を 適正化し、十分な消音を行なう。
【0016】 ところで、前記スイッチ80をON操作することにより能動消音装置30が作 動開始されるのであるが、スイッチ80のON信号はコントローラ100にも入 力される。このコントローラ100では、このスイッチ80がON状態のときに 、センサ50の信号によって換気口40が開放していることが検知される場合に は、換気口40を閉鎖すべき旨の表示を表示パネル90に行なわせる。また、こ れと共に、閉鎖装置70を作動させて換気口40を強制的に閉鎖させる。表示パ ネル90の表示を見た室20の使用者は、ドア(図示略)など他の開口部が開放 しているときには該ドア等を閉める。
【0017】 これにより、室20を閉空間とし、効率の良い能動消音を行なうことが可能と なる。
【0018】 本考案では、表示パネル90に警報表示を行なわせているが、警報音を出力す る等の手段を採用しても良い。
【0019】 上記実施例では、警報出力と開口部(換気口40)の強制閉鎖の双方を行なっ ているが、いずれか一方のみを行なうようにしても良い。
【0020】 上記実施例では適応能動消音を行なっているが、本考案では、予め騒音データ をメモリに記憶させておき、この記憶データに基いて干渉音を出力しても良い。
【0021】 本考案においては、集音用マイクだけでなく評価用マイクの集音レベルによっ て能動消音装置を作動開始させるようにしても良い。この評価用マイクは集音用 マイクよりも消音対象域の人体に近接しているため、消音対象域に騒音が存在す る場合にきわめて確実に能動消音装置を作動開始させることができる。いったん 能動消音装置が作動した後は、集音用マイクのみにて騒音を検出し、評価用マイ クは評価のためにのみ使用する。
【0022】 本考案では、突発的な騒音で能動消音装置が作動しないようにするために、あ る時間内の騒音の平均値が閾値以上である場合に限り能動消音装置を作動させて も良い。このようにすれば、スピーカ等の作動頻度が減少し、その耐久性が向上 する。
【0023】 本考案は浴室、リビング、キッチン、トイレルーム、オフィスルームなど各種 の室に適用できる。
【0024】
【考案の効果】
以上の通り、本考案の能動消音装置によると、消音対象室を閉空間として能動 消音するようになるため、きわめて効率良く室内の消音を行なうことが可能とな る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る能動消音装置の全体ブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 マイク 2,11 セレクト回路 3 増幅器 4 ローパスフィルタ 5 A/D変換器 6 ディジタルフィルタ 7 D/A変換器 8 増幅器 9 スピーカ 10 評価用マイク 20 室 30 能動消音装置 40 換気口 50 センサ 60 シャッタ 70 閉鎖装置 80 スイッチ 90 表示パネル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消音対象となっている室内の騒音と逆位
    相の干渉音をつくり出す干渉音創生回路と、該干渉音創
    生回路からの出力を受けて干渉音を発生させるスピーカ
    とを有した能動消音装置において、 該室の開口部の開放検知手段と、 該能動消音装置の作動開始時に該開口部の開放が検知さ
    れるときに作動される、警報手段及び開口部閉鎖手段の
    少なくとも一方の手段と、 を設けたことを特徴とする能動消音装置。
JP398292U 1992-02-05 1992-02-05 能動消音装置 Pending JPH0564897U (ja)

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ID=11572246

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07129183A (ja) * 1993-10-29 1995-05-19 Toto Ltd 能動消音システムおよび能動消音用パネル材
JP2015043480A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 ミサワホーム株式会社 音環境調整システム
JP2020070954A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 富士フイルム株式会社 消音換気構造、及び消音性能評価方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03263573A (ja) * 1990-03-13 1991-11-25 Toshiba Corp 冷蔵装置

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