JPH05132986A - 便器の消音方法 - Google Patents

便器の消音方法

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JPH05132986A
JPH05132986A JP30031691A JP30031691A JPH05132986A JP H05132986 A JPH05132986 A JP H05132986A JP 30031691 A JP30031691 A JP 30031691A JP 30031691 A JP30031691 A JP 30031691A JP H05132986 A JPH05132986 A JP H05132986A
Authority
JP
Japan
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sound
noise
generated
interference
toilet
Prior art date
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Pending
Application number
JP30031691A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Suzuki
雅喜 鈴木
Masaki Tomita
勝紀 冨田
Eiji Miwa
英二 三輪
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 便器の洗浄音を効率良く能動消音する。 【構成】 マイク1の検出音を増幅器2で増幅した後、
ローパスフィルタ(LPF)3を通して可聴帯域にある
低周波音信号のみを選別する。この低周波音信号をA/
D変換器4にてA/D変換し、制御部5のディジタルフ
ィルタ(DF)6にて位相反転信号とする。この反転信
号は制御部6のメモリ7に記憶可能とされている。この
制御部6からの反転信号をD/A変換器8にてD/A変
換した後、増幅器9で増幅し、スピーカ10から音を出
す。メモリ7には、常に前回の洗浄時の騒音データを記
憶させる。 【効果】 常に前回の便器洗浄作動時に発生した騒音と
逆位相の干渉音を発生させるため、最新の騒音データに
基いて能動消音することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は便器の消音方法に係り、
特に能動消音の原理に基いた便器の消音方法に関する。
【0002】
【従来の技術】能動消音は、周知の通り、騒音に対し逆
位相の音(干渉音)を付加し、干渉効果によって消音す
るものである。
【0003】この能動消音の一形態として、実際に発生
している騒音を検出し、それと逆位相の干渉音を発生さ
せる適応能動消音がある。
【0004】別の能動消音方式として、特開平3−18
1996号には、便器洗浄音を記憶装置で記憶してお
き、便器洗浄時にはこの記憶音と逆位相音を発生させる
消音装置が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】適応能動消音は、現実
の騒音を消音する効果は高いのであるが、騒音が発生し
始めたとき(以下、立上り時ということがある。)に
は、騒音に対し正確に逆位相の音を発生することが難し
く、立上り時の消音が不十分になり易いという問題があ
る。
【0006】特開平3−181996号の方法は、記憶
音に対して逆位相の音を発生させるものであるため、こ
の記憶音のデータが古いと、実際の便器洗浄騒音と相違
してしまい(例えば、気温や湿度が変動すると、発生す
る洗浄音が変化する。)、消音が不十分になるという問
題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の便器の消音方
法は、便器の洗浄作動時の騒音と逆位相の干渉音を発生
させて該騒音の能動消音を行なう便器の消音方法におい
て、まず便器を洗浄作動させてその時に発生した騒音又
はその逆位相音を記憶装置にて記憶しておき、それ以降
の騒音源の作動時には、該記憶装置に記憶されているデ
ータに基いて干渉音を発生させて消音すると共に、騒音
と干渉音との差である評価音を集音し、前記記憶装置に
記憶されたデータを該評価音で補正することを特徴とす
るものである。
【0008】請求項2の便器の消音方法は、便器の洗浄
作動時の騒音と逆位相の干渉音を発生させて該騒音の能
動消音を行なう便器の消音方法において、まず便器を洗
浄作動させてその時に発生した騒音又はその逆位相音を
記憶装置にて記憶しておき、それ以降の洗浄作動時に
は、まず該記憶装置に記憶されているデータに基いて干
渉音を発生させると共に、騒音と干渉音との差である評
価音を集音し、その後、実際に発生する騒音を検出しな
がらそれと逆位相の音を発生させて適応能動消音する方
法であって、前記記憶装置に記憶されたデータを該評価
音で補正することを特徴とするものである。
【0009】
【作用】請求項1の消音方法においては、便器の前回の
洗浄作動時に発生した騒音を記憶しておき、これと逆位
相の干渉音を発生させるため、最新の騒音データに基い
て能動消音することができる。
【0010】請求項2の消音方法においては、騒音源の
立上り時に請求項1の如く前回の騒音データに基いて干
渉音を発生させ、その後は適応能動消音を行なうため、
立上り時にも十分な消音ができ、しかもその後は適応能
動消音により効果的な消音を行なえる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。第1図は一実施例方法に用いられる能動形消音装
置のブロック図である。この能動形消音器においては、
マイク1の検出音を増幅器2で増幅した後、ローパスフ
ィルタ(LPF)3を通して可聴帯域にある低周波音信
号のみを選別する。この低周波音信号をA/D変換器4
にてA/D変換し、制御部5のディジタルフィルタ(D
F)6にて位相反転信号とする。この反転信号は制御部
5のメモリ7に記憶可能とされている。この制御部5か
らの反転信号をD/A変換器8にてD/A変換した後、
増幅器9で増幅し、スピーカ10から音を出す。このス
ピーカ10へ出力される音は、マイク1で検出された音
又は現に検出されつつある音と逆位相のものであり、能
動消音が行なわれる。
【0012】16は記憶スイッチであり、この記憶スイ
ッチを押しているときには、ディジタルフィルタ6から
の反転信号が専らメモリ7に記憶される。そして、この
場合、スピーカ10からは干渉音は全く発生されない。
【0013】第2図は便器の洗浄音を能動消音するよう
構成した洋風便器11の断面図であり、便鉢12内に臨
むようにしてマイク1が取り付けられており、また便鉢
12内に逆位相音の音波を伝達させるようにスピーカ1
0が取り付けられている。13はロータンク14からの
洗浄水の導入路、15はリム通水路である。
【0014】この種の洋風便器においては、ロータンク
14から洗浄水を便鉢12に供給する度に大きな騒音が
発生する。
【0015】この騒音を消音する方法について次に説明
する。
【0016】まず、スイッチ16を押した状態で、洋風
便器11を1回洗浄作動させ、洗浄音を発生させ、この
ときの反転信号をメモリ7に記憶させる。
【0017】次に、洋風便器11が洗浄作動されたとき
には、このメモリ7の記憶データに基いて騒音と逆位相
の干渉音をスピーカ10で発生させる。また、この便器
の洗浄作動時には、マイク1で評価音を集音する。(こ
の評価音は、実際に発生している洗浄音と、スピーカ1
0からの干渉音との差である。)そして、この評価音で
メモリ7の記憶データを補正する。即ち、メモリ7の記
憶データを最新の騒音データに書き改める。
【0018】かかる第1実施例の消音方法においては、
前回洗浄時に発生した騒音と逆位相の干渉音を発生させ
るため、常に最新の騒音データに基いて効率良く能動消
音することができる。なお、スイッチ16を押してメモ
リ7に最初にデータを記憶させるのは、便器を設置した
トイレルームであっても良く、また、消音装置付き便器
の製造工場であっても良い。
【0019】第3図は本発明の別の実施例方法に用いら
れる消音装置を示すブロック図である。本実施例では、
適応能動消音を併用するようにしている。即ち、第1図
の装置において、さらに適応能動消音用マイク(評価用
マイク)19が設けられると共に、適応能動消音用の増
幅器20、ローパスフィルタ21、A/D変換器22及
び適応制御器23を設置している。評価用マイク19で
検出された音は、増幅された後、ローパスフィルタ(L
PF)21を通り、A/D変換された後、適応制御器2
3に入力される。適応制御器23は、消音作用が十分に
発揮されているか判定し、ディジタルフィルタ(DF)
6や増幅器9に制御信号を送り、反転信号の位相や反転
音の音圧を適正化し、十分な消音を行なう。その他の構
成は第1図と同様であり、同一符号は同一部分を示して
いる。
【0020】この第2の実施例で洋風便器11の消音作
動を行なう場合、まず、スイッチ16を押した状態で、
洋風便器11を1回洗浄作動させ、洗浄音を発生させ、
このときの反転信号をメモリ7に記憶させる。
【0021】次に、洋風便器11が洗浄作動された場
合、洗浄開始直後の短時間(洗浄開始から時間tの間)
にあっては、このメモリ7の記憶データに基いて干渉音
を発生させる。また、この便器の洗浄作動時には、マイ
ク1で評価音を集音する。(この評価音は、実際に発生
している洗浄音と、スピーカ10からの干渉音との差で
ある。)そして、この評価音でメモリ7の記憶データを
補正する。即ち、メモリ7の記憶データを最新の騒音デ
ータに書き改める。
【0022】時間tが経過した後は、評価音をマイク1
9で検出し、該評価音が小さくなるように適応能動消音
する。
【0023】かかる第2実施例の消音方法においては、
洋風便器11の洗浄開始時には、第1実施例と同様に最
新の騒音データに基いて干渉音を発生させ、その後は適
応能動消音を行なうため、洗浄開始時にも十分な消音が
でき、しかもその後は適応能動消音により効果的な消音
を行なえる。
【0024】なお、本発明では、このように騒音と逆位
相音をメモリ7に記憶させる代りに、位相反転させる前
の音(A/D変換器4からの信号)をメモリ7に記憶さ
せても良い。
【0025】上記第1、第2実施例は洋風便器の消音方
法に関するものであるが、本発明は小便器の能動消音に
も適用できる。
【0026】
【発明の効果】請求項1の消音方法によると、前回の便
器の洗浄作動時に発生した騒音と逆位相の干渉音を発生
させて能動消音するため、最新のデータに基いて消音が
行なわれる。従って、便器の洗浄作動直後から効率良く
能動消音を行なえる。
【0027】請求項2の消音方法によると、騒音源の作
動直後は請求項1と同様にして能動消音が行なわれ、そ
の後は適応能動消音により的確な消音が行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る能動消音を行なう装置のブロック
図である。
【図2】能動消音形洋風便器の断面図である。
【図3】別の実施例に係る能動消音を行なう装置のブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 マイク 2 増幅器 3 ローパスフィルタ 4 A/D変換器 5 制御部 6 ディジタルフィルタ 7 メモリ 8 D/A変換器 9 増幅器 10 スピーカ 11 洋風便器 12 便鉢 14 ロータンク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器の洗浄作動時の騒音と逆位相の干渉
    音を発生させて該騒音の能動消音を行なう便器の消音方
    法において、 まず便器を洗浄作動させてその時に発生した騒音又はそ
    の逆位相音を記憶装置にて記憶しておき、それ以降の騒
    音源の作動時には、該記憶装置に記憶されているデータ
    に基いて干渉音を発生させて消音すると共に、騒音と干
    渉音との差である評価音を集音し、前記記憶装置に記憶
    されたデータを該評価音で補正することを特徴とする消
    音方法。
  2. 【請求項2】 便器の洗浄作動時の騒音と逆位相の干渉
    音を発生させて該騒音の能動消音を行なう便器の消音方
    法において、 まず便器を洗浄作動させてその時に発生した騒音又はそ
    の逆位相音を記憶装置にて記憶しておき、それ以降の洗
    浄作動時には、まず該記憶装置に記憶されているデータ
    に基いて干渉音を発生させると共に、騒音と干渉音との
    差である評価音を集音し、その後、実際に発生する騒音
    を検出しながらそれと逆位相の音を発生させて適応能動
    消音する方法であって、前記記憶装置に記憶されたデー
    タを該評価音で補正することを特徴とする消音方法。
JP30031691A 1991-11-15 1991-11-15 便器の消音方法 Pending JPH05132986A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2446435A (en) * 2007-02-12 2008-08-13 Jonathan Kassam Active noise reduction system for a lavatory
US20110032390A1 (en) * 2009-08-05 2011-02-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Digital photographing apparatus and moving picture capturing method performed by the same
JP2016102340A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 便器装置
US10072406B2 (en) * 2016-06-08 2018-09-11 David R. Hall Quiet toilet apparatus

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US20110032390A1 (en) * 2009-08-05 2011-02-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Digital photographing apparatus and moving picture capturing method performed by the same
JP2016102340A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 便器装置
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