JPH05642U - 金型搬送用パレツト - Google Patents

金型搬送用パレツト

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Publication number
JPH05642U
JPH05642U JP4722591U JP4722591U JPH05642U JP H05642 U JPH05642 U JP H05642U JP 4722591 U JP4722591 U JP 4722591U JP 4722591 U JP4722591 U JP 4722591U JP H05642 U JPH05642 U JP H05642U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
press
pallet
centering
automobile
Prior art date
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Pending
Application number
JP4722591U
Other languages
English (en)
Inventor
信行 井原
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の目的は自動車プレス工場において自
動車のフェンダーやドアー等をプレス成形するためのプ
レス成形用金型の搬送及び格納の際に、金型のセンタリ
ングを容易にした金型搬送用パレットを提供することに
ある。 【構成】 本考案は自動車のフェンダーやドア等のプレ
ス成形するプレス成形用の金型を載置するための金型搬
送用パレットにおいて、矩形状の基部枠体の上面に、支
持枠を等間隔に、かつ平行に立設すると共に、該各支持
枠の中央部に、上記金型の底面に予め形成した位置決め
用孔に係合する芯出しロッドを出没自在に設けたことを
特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車プレス工場において自動車のフェンダーやドアー等をプレス成 形するためのプレス成形用金型の搬送及び格納の際に、金型のセンタリングを容 易にした金型搬送用パレットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車プレス工場には自動車のフェンダーやドアー等をプレス成形する ためのプレス成形用の金型が多数備えられている。この金型は一車種当たり約4 00種類程度が必要とされ、それらはそれぞれ寸法及び形状が異なっており、自 動車プレス工場内に設けられた金型用格納庫に種類別に格納されている。そして 、これら金型は必要に応じてこの金型用格納庫から順次取り出されてプレスライ ンに搬送され、プレス機械にセッティングされて使用されている。
【0003】 この自動車プレス工場の一般的な構造は、横の長さが約100m、縦の長さが 約200mに及ぶ縦長の建家の内部床面にその長さ方法にプレスラインが平行に 複数設けられており、また、建屋の天井にはこのプレスラインに沿って平行移動 する天井クレーンが複数設けられている。
【0004】 ところで、上記金型用格納庫はプレスラインの設置場所の都合上、プレスライ ンの搬入端付近の側部に設けられている場合には、使用する金型を金型用格納庫 から取り出してプレスラインの搬入端に搬送する際、天井クレーンは柱によって 横移動が出来ないため、プレスラインの搬入端側にトラバーサと呼ばれる横移動 できる高速重量搬送装置を設け、スタッカクレーン等によって金型用格納庫から 取り出された金型をこのトラバーサに移載して横移動し、この金型をそれぞれの プレスラインの搬入端に搬送している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、上述したように、この金型は全て寸法及び形状が異なる上に、 多数のアタッチメントやプレス機械にセッティングする際の取付けピン等が設け られ、さらに2トン以上の重量を有している。従って、これら金型をスタッカク レーンによって金型用格納庫から取出したり格納する際や、トラバーサによって プレスラインに搬送したり、プレスラインから使用済みの金型をトラバーサに載 置する際に、これら金型のセンタリングが非常に困難となり、搬送及び格納状態 が不安定となり、搬送時に金型の落下したり金型用格納庫内でガタつきが発生す る虞があった。
【0006】 そこで、本考案はこれらの問題点を有効に解決するために案出されたものであ り、その目的は金型を格納及び搬送する際にセンタリングが容易となる金型搬送 用パレットを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は自動車のフェンダーやドア等のプレス成形 するプレス成形用の載置するための金型搬送用パレットにおいて、矩形状の基部 枠体の上面に、支持枠を等間隔に、かつ平行に立設すると共に、該各支持枠の中 央部に、上記金型の底面に予め形成した位置決め用孔に係合する芯出しロッドを 出没自在に設けたものである。
【0008】
【作用】
本考案は上述したように構成したことにより、等間隔に設けられた支持枠間に 金型を載置するフォークが位置するため、金型搬送用パレットへの金型の受け渡 し及び金型搬送用パレット上の金型の受け取りが可能となる。また、各支持枠の 中央部に出没自在に設けられた芯出しロッドの先端部に、金型の底面に予め形成 した位置決め用孔を係合するように金型を載置することで金型のセンタリングが 容易に達成される。従って、搬送が容易となると共に、その格納状態が良好とな る。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
【0010】 図1は本考案の金型搬送用パレットを使用する自動車プレス工場の見取図であ る。この自動車プレス工場は横の長さが約100m、縦の長さが約200mの縦 長の建家内の床面に、図示するように、その長さ方向に延びる複数のプレスライ ン1がそれぞれ搬入端を揃えて平行に設けられており、自動車部品の組み立てや プレス作業等を行っている。また、この建家の天井部には床面に設けられた複数 のプレスライン1に沿ってそれぞれ平行移動する天井クレーン2が設けられてお り、プレスライン1に沿って自動車部品や金型等の搬送に寄与している。また、 このプレスライン1の搬入端の側部には、一車種当たり400種類以上に及ぶ金 型を格納する金型用格納庫3が設置されており、スタッカクレーン4によって必 要に応じて金型を取出すことが出来るようになっている。さらに、このプレスラ イン1の搬入端には各プレスライン1を横切るように搬送路5が形成されており 、また、この搬送路5には高速重量搬送装置であるトラバーサ6が走行自在に設 けられている。そして、このトラバーサ6は上記スタッカクレーン4によって金 型用格納庫3からの取出された金型を横方向に搬送させてそれぞれのプレスライ ン1の搬入端に受け渡したり、プレスライン1で使用済みの金型を横方向に搬送 してスタッカクレーン4に受け渡すことができるようになっている。
【0011】 また、上記搬送路5の端部であってトラバーサ6とスタッカクレーン4の受け 渡し付近には、両者の間で金型の受け渡しを行うための段取り台7が設けられて おり、さらに、この段取り台7には本考案の金型搬送用パレット8が載置されて いる。
【0012】 この金型搬送用パレット8はトラバーサ6によって不安定な状態で搬送されて きた金型をスタッカクレーン4によって金型用格納庫3に格納する際に、金型を センタリングして正しい位置に修正し、スタッカクレーン4による金型の搬送の 安定性及び金型用格納庫3に正確に格納するためのものである。
【0013】 金型搬送用パレット8は鋼材等の高強度材料で形成され、図1〜図3に示すよ うに、矩形状に形成された基部枠体9の上面に、5つの支持枠10が等間隔に、 かつ平行に立設されて形成されており、この各支持枠10の上面で金型を支持す るようになっている。そして、特に基部枠体9の両側に位置する4つの支持枠1 0にはこれらを補強する複数の補強板11が設けられており、金型の重量に充分 耐え得るようになっている。すなわち、この金型搬送用パレット8は下駄を反転 させたような状態で段取り台7に載置されて使用されることになる。そして、図 2に示すように、この各支持枠10の間隙に金型を支持するスタッカクレーン4 及びトラバーサ6のフォーク12が位置するようになっている。
【0014】 また、図5及び図6に示すように、この各支持枠10の中央部には金型の底面 に予め形成された位置決め用孔13に係合する芯出しロッド14が出没自在に設 けられている。図示するように、この芯出しロッド14は各支持枠10の中央部 を垂直に貫通するように形成された貫通孔15内に上下動自在に設けられており 、また、この芯出しロッド14はこれを囲繞するように貫通孔15内に設けられ たスプリング16によって、常時、その先端部が貫通孔15内に収納するように 付勢されている。そして、図5に示すように、段取り台7に設けられた押し出し ロッド17によって、必要に応じてその先端部が各支持枠10に載置される金型 側に出没自在に制御されている。
【0015】 次に、本考案の作用を説明する。
【0016】 図4に示すように、金型用格納庫3に格納されている金型を、必要とするプレ スライン1に搬送するには、先ず、この金型をスタッカクレーン4によって金型 用格納庫3から取出して搬送路4側に搬送し、段取り台7上に設けられた金型搬 送用パレット8上に載置する。この時、スタッカクレーン4のフォークは図2に 示すように、金型搬送用パレット8の各支持枠10の間隙に位置するため、金型 を各支持枠10上に載置した後は、そのまま手前に抜き出されることになる。そ して、搬送路4を走行するトラバーサ6のフォーク12がスタッカクレーン4の フォーク12とは反対方向から金型搬送用パレット8の各支持枠10の間隙に挿 入して金型搬送用パレット8に載置してある金型を持ち上げた後、搬送路4を走 行し、この金型を必要とするプレスライン1の搬入端まで搬送する。その後、こ の金型をプレスライン1に設けられた天井クレーン2によってプレスライン1の 任意の場所まで搬送し、プレス機械(図示せず)にセッティングして使用するこ とになる。
【0017】 次に、プレスライン1で使用された金型をセンタリングして金型用格納庫3に 格納するには、先ず、プレスライン1の金型を天井クレーン2によってトラバー サ6に受け渡した後、このトラバーサ6が金型を金型搬送用パレット8側に搬送 し、金型搬送用パレット8上に載置する。この時、金型搬送用パレット8の各支 持枠10に設けられた芯出しロッド14が段取り台7に設けられた押し出しロッ ド17によってを押し上げられ、その先端部が載置される金型側に突出した状態 にしておく。そして、この金型の底部に予め設けられている位置決め用孔13に 、この芯出しロッド14の先端部が一致するように、トラバーサ6のフォーク1 2を下降させると、芯出しロッド14の先端部と金型の位置決め用孔13が係合 し、金型がセンタリングされた状態で金型搬送用パレット8上に載置されること になる。そして、センタリングされた金型をスタッカクレーン4のフォーク12 が反対方向から受け取り、金型用格納庫3に搬送して格納することになる。
【0018】 すなわち、プレスライン1で使用された金型はその中心位置がずれた状態でト ラバーサ6から搬送されてくるため、この状態でスタッカクレーン4が受け取る と、不安定な状態で搬送されると共に、金型用格納庫3において不安定な状態で 格納されることになる。
【0019】 従って、本考案の金型搬送用パレット8は使用済みの金型をトラバーサ6から スタッカクレーン4に受け渡す際に、金型のセンタリングを行って、正しい位置 に修正し、スタッカクレーン4による金型の搬送および金型用格納庫3での格納 状態を安定化させることが可能となる。
【0020】
【考案の効果】
以上要するに本考案によれば、金型のセンタリングが容易にできるため、金型 の搬送及び格納状態が良好となるといった優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す平面図である。
【図2】本考案の一実施例を示す側面図である。
【図3】本考案の一実施例を示す正面図である。
【図4】自動車プレス工場の見取り図である。
【図5】芯出しロッド付近を示す部分断面図である。
【図6】芯出しロッド付近を示す部分平面図である。
【符号の説明】
8 金型搬送用パレット 6 基部枠体 10 支持枠 13 位置決め用孔 14 芯出しロッド

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 自動車のフェンダーやドア等のプレス成
    形するプレス成形用の金型を載置するための金型搬送用
    パレットにおいて、矩形状の基部枠体の上面に、支持枠
    を等間隔に、かつ平行に立設すると共に、該各支持枠の
    中央部に、上記金型の底面に予め形成した位置決め用孔
    に係合する芯出しロッドを出没自在に設けたことを特徴
    とする金型搬送用パレット。
JP4722591U 1991-06-21 1991-06-21 金型搬送用パレツト Pending JPH05642U (ja)

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JP4722591U JPH05642U (ja) 1991-06-21 1991-06-21 金型搬送用パレツト

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JPH05642U true JPH05642U (ja) 1993-01-08

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ID=12769256

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