JPH0563910A - 画像読取装置 - Google Patents
画像読取装置Info
- Publication number
- JPH0563910A JPH0563910A JP3217492A JP21749291A JPH0563910A JP H0563910 A JPH0563910 A JP H0563910A JP 3217492 A JP3217492 A JP 3217492A JP 21749291 A JP21749291 A JP 21749291A JP H0563910 A JPH0563910 A JP H0563910A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- focusing
- image reading
- optical lens
- light source
- lens
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 原稿の読取面の浮き上がりに伴う読取画像の
ぼけを簡便な手法で補正できるようにした画像読取装置
を提供すること。 【構成】 原稿1の読取面4に対して光を照射する光源
部材7と、光学レンズを8有し原稿読取面4からの反射
光を入力する画像読取部5と、光源部材7から原稿読取
面までの距離を検出する距離検出手段5とを備え、さら
に前記距離検出手段の検出結果に基づいて光学レンズの
フォーカシングを調整する手段とを備えた画像読取装置
である。
ぼけを簡便な手法で補正できるようにした画像読取装置
を提供すること。 【構成】 原稿1の読取面4に対して光を照射する光源
部材7と、光学レンズを8有し原稿読取面4からの反射
光を入力する画像読取部5と、光源部材7から原稿読取
面までの距離を検出する距離検出手段5とを備え、さら
に前記距離検出手段の検出結果に基づいて光学レンズの
フォーカシングを調整する手段とを備えた画像読取装置
である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は 画像読取装置、特にブ
ックタイプの画像読取装置において原稿読取面の浮き上
がりによる画像のぼけを簡便に補正する技術に関するも
のである。
ックタイプの画像読取装置において原稿読取面の浮き上
がりによる画像のぼけを簡便に補正する技術に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】画像読取装置は以前から複写機、ファク
シミリ等に広く使用されてきているが、近年になってフ
ァクシミリ等においてもガラス平板の上に原稿を載置し
て原稿の読み取りを行なういわゆるブック型の画像読取
装置が採用されるようになってきている。このような従
来の画像読取装置装置にあっては、原稿の読取面が浮き
上がることが時々起こり得る。よって、このような現象
による読取画像のぼけを予め防止するため、光源に用い
られる光学レンズの焦点深度を通常の画像読取装置より
も深くしたりして対処している。
シミリ等に広く使用されてきているが、近年になってフ
ァクシミリ等においてもガラス平板の上に原稿を載置し
て原稿の読み取りを行なういわゆるブック型の画像読取
装置が採用されるようになってきている。このような従
来の画像読取装置装置にあっては、原稿の読取面が浮き
上がることが時々起こり得る。よって、このような現象
による読取画像のぼけを予め防止するため、光源に用い
られる光学レンズの焦点深度を通常の画像読取装置より
も深くしたりして対処している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像読取装置装置にあっては、原稿の読取面
が浮き上がるのに対処するために光学レンズの焦点深度
を深くしてはいるが、この光学レンズの焦点深度も光源
の光量も一定値に固定されているため、大きな原稿読取
面の浮き上がりには対応できなかったり、いたずらに明
るい光量を原稿に照射することになって無駄か多くなる
という不具合があった。
うな従来の画像読取装置装置にあっては、原稿の読取面
が浮き上がるのに対処するために光学レンズの焦点深度
を深くしてはいるが、この光学レンズの焦点深度も光源
の光量も一定値に固定されているため、大きな原稿読取
面の浮き上がりには対応できなかったり、いたずらに明
るい光量を原稿に照射することになって無駄か多くなる
という不具合があった。
【0004】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、原稿の読取面の浮き上がりに伴う読取
画像のぼけを簡便な手法で補正できるようにした画像読
取装置を提供することである。
で、その目的は、原稿の読取面の浮き上がりに伴う読取
画像のぼけを簡便な手法で補正できるようにした画像読
取装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、画像読取装置に、原稿の読取面に対して
光を照射する光源部材と、光学レンズを有し原稿読取面
からの反射光を入力する画像読取部と、光源部材から原
稿読取面までの距離を検出する距離検出手段とを備えた
ことを要旨とする。
成するために、画像読取装置に、原稿の読取面に対して
光を照射する光源部材と、光学レンズを有し原稿読取面
からの反射光を入力する画像読取部と、光源部材から原
稿読取面までの距離を検出する距離検出手段とを備えた
ことを要旨とする。
【0006】また本発明は、画像読取装置に、距離検出
手段の検出結果に基づいて光学レンズのフォーカシング
を調整する手段を設けたことを要旨とする。
手段の検出結果に基づいて光学レンズのフォーカシング
を調整する手段を設けたことを要旨とする。
【0007】
【作用】画像読み取りにおいて、読取ユニットの動作に
際して距離検出手段が作動し原稿の浮き上がりを検出す
る。この原稿の浮き上がりを検出すると、フォーカシン
グ調整手段が作動して光学レンズのフォーカシングを調
整する。フォーカシング調整の方法としてはレンズ駆動
部材によって光学レンズの焦点合わせを行なう場合と、
レンズ絞り部材によって光学レンズの絞り込みの度合を
調節し被写体深度を深くする場合とがある。レンズ絞り
部材によってフォーカシング調整をする場合は、光学レ
ンズの絞り込みによる光量不足を補うために光源部材を
レンズ絞り部材と連動させ、光学レンズを絞り込んだと
きは光源部材の出力が大きくなるようにする。また、光
源部材を構成する蛍光灯は周波数制御部によって周波数
が変換され、光源部材の出力を簡単に変えて明るくな
る。
際して距離検出手段が作動し原稿の浮き上がりを検出す
る。この原稿の浮き上がりを検出すると、フォーカシン
グ調整手段が作動して光学レンズのフォーカシングを調
整する。フォーカシング調整の方法としてはレンズ駆動
部材によって光学レンズの焦点合わせを行なう場合と、
レンズ絞り部材によって光学レンズの絞り込みの度合を
調節し被写体深度を深くする場合とがある。レンズ絞り
部材によってフォーカシング調整をする場合は、光学レ
ンズの絞り込みによる光量不足を補うために光源部材を
レンズ絞り部材と連動させ、光学レンズを絞り込んだと
きは光源部材の出力が大きくなるようにする。また、光
源部材を構成する蛍光灯は周波数制御部によって周波数
が変換され、光源部材の出力を簡単に変えて明るくな
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明による画像読取装置の実施例を
説明する。図1は本発明の一実施例を示す図である。こ
の図において、符号1は原稿、2は走査によって原稿1
の読み取りを行なう平面走査ユニット、3は上に原稿1
が載置される透明ガラス、4は原稿1の読取面、5は図
中矢印Sの方向に移動しながら原稿1を読み取る読取
部、6は読取部5に取り付けられこの読取部5と原稿読
取面4との距離を検出する距離検出センサーである。
説明する。図1は本発明の一実施例を示す図である。こ
の図において、符号1は原稿、2は走査によって原稿1
の読み取りを行なう平面走査ユニット、3は上に原稿1
が載置される透明ガラス、4は原稿1の読取面、5は図
中矢印Sの方向に移動しながら原稿1を読み取る読取
部、6は読取部5に取り付けられこの読取部5と原稿読
取面4との距離を検出する距離検出センサーである。
【0009】読取部5は、図2に示すように、原稿1に
光を照射する光源部材としての蛍光灯7と、原稿読取面
4から反射された光を受ける光学レンズ8と、光学レン
ズ8の焦点合わせを調整することによって光学レンズ8
のフォーカシング調整を行なうレンズ駆動部9と、光学
レンズ8と通った光を検知するCCDイメージセンサ1
0と、蛍光灯7に印加される周波数を変えて蛍光灯7の
明るさを調整する蛍光灯駆動部11とから構成されてい
る。蛍光灯7には、例えばインバーター方式による、周
波数変化により明るさが無段階に調節できるものが使わ
れ、また蛍光灯駆動部11には、図3に示すように、点
灯信号aとフル点灯信号bとが入力される。また、レン
ズ駆動部9は距離検出センサー6に接続され、この距離
検出センサー6の検出出力が入力されるようになってい
る。
光を照射する光源部材としての蛍光灯7と、原稿読取面
4から反射された光を受ける光学レンズ8と、光学レン
ズ8の焦点合わせを調整することによって光学レンズ8
のフォーカシング調整を行なうレンズ駆動部9と、光学
レンズ8と通った光を検知するCCDイメージセンサ1
0と、蛍光灯7に印加される周波数を変えて蛍光灯7の
明るさを調整する蛍光灯駆動部11とから構成されてい
る。蛍光灯7には、例えばインバーター方式による、周
波数変化により明るさが無段階に調節できるものが使わ
れ、また蛍光灯駆動部11には、図3に示すように、点
灯信号aとフル点灯信号bとが入力される。また、レン
ズ駆動部9は距離検出センサー6に接続され、この距離
検出センサー6の検出出力が入力されるようになってい
る。
【0010】図4には距離検出センサー6の一構成例が
示されている。この距離検出センサー6は原稿読取面4
に向けて光を発射する発光素子12と、発光素子12か
ら発射された光の反射光を受ける受光素子13a,13
b,13cとを有して成る。受光素子13a〜13c
は、発光素子12から発射された光が原稿読取面4で反
射されて来る径路に沿って、発光素子12に近い方から
13a,13b,13cの順に一列に並べて配置されて
いる。
示されている。この距離検出センサー6は原稿読取面4
に向けて光を発射する発光素子12と、発光素子12か
ら発射された光の反射光を受ける受光素子13a,13
b,13cとを有して成る。受光素子13a〜13c
は、発光素子12から発射された光が原稿読取面4で反
射されて来る径路に沿って、発光素子12に近い方から
13a,13b,13cの順に一列に並べて配置されて
いる。
【0011】かかる構成を有する画像読取装置の動作に
ついて以下説明する。先ずこの画像読取装置の初期起動
について、電源スイッチがオン動作せしめられると、各
機能部分に電力が供給され装置自体はウォーミングアッ
プ動作を行なう。このとき、蛍光灯駆動部11には点灯
信号aが入力され、比較的少ない周波数が蛍光灯7に印
加される。そして、蛍光灯7は、フル点灯させたときよ
りも少ない明るさで点灯し蛍光灯7自体やヒーター等を
暖める。これにより、省エネルギーに役立つ上、蛍光灯
7の寿命を延ばすことができる。
ついて以下説明する。先ずこの画像読取装置の初期起動
について、電源スイッチがオン動作せしめられると、各
機能部分に電力が供給され装置自体はウォーミングアッ
プ動作を行なう。このとき、蛍光灯駆動部11には点灯
信号aが入力され、比較的少ない周波数が蛍光灯7に印
加される。そして、蛍光灯7は、フル点灯させたときよ
りも少ない明るさで点灯し蛍光灯7自体やヒーター等を
暖める。これにより、省エネルギーに役立つ上、蛍光灯
7の寿命を延ばすことができる。
【0012】次に、原稿読み取りに当たって、図1に示
されているように透明ガラス3の上に書籍等の原稿1を
載置し、画像の読み取りを行なう場合、原稿1の綴じ目
が浮き上がり、原稿読取面4に密着部分4aと、非密着
部分4bとができる。この状態でオペレータがファクシ
ミリ送信ボタンを押すと、読取部5は読み取り動作によ
って矢印S方向に移動し、また蛍光灯7が点灯し、さら
に距離検出センサー6が読取部5、とりわけ光学レンズ
8と原稿読取面4との間の距離を検出する。
されているように透明ガラス3の上に書籍等の原稿1を
載置し、画像の読み取りを行なう場合、原稿1の綴じ目
が浮き上がり、原稿読取面4に密着部分4aと、非密着
部分4bとができる。この状態でオペレータがファクシ
ミリ送信ボタンを押すと、読取部5は読み取り動作によ
って矢印S方向に移動し、また蛍光灯7が点灯し、さら
に距離検出センサー6が読取部5、とりわけ光学レンズ
8と原稿読取面4との間の距離を検出する。
【0013】蛍光灯7は、蛍光灯駆動部11によって点
灯動作が制御されるが、この点灯動作が図5に示してあ
る。すなわち、ファクシミリ送信ボタンが押されると、
蛍光灯駆動部11には先ず点灯信号aが入力され、これ
に基づいて蛍光灯駆動部11からはフル点灯に対して何
パーセントか(例えば50パーセント)の高周波数信号
が蛍光灯7に出力される。これにより蛍光灯7は薄明か
り状態に点灯し蛍光灯7自体を暖めたり、ヒータを昇温
させたりする。その後、実際に原稿読み取りを行なう段
になると蛍光灯駆動部11にはフル点灯信号bが入力さ
れる。これに基づいて蛍光灯駆動部11からはフル点灯
に対応する100パーセント高周波数信号が蛍光灯7に
出力され、蛍光灯7は光量アップしてフル点灯する。
灯動作が制御されるが、この点灯動作が図5に示してあ
る。すなわち、ファクシミリ送信ボタンが押されると、
蛍光灯駆動部11には先ず点灯信号aが入力され、これ
に基づいて蛍光灯駆動部11からはフル点灯に対して何
パーセントか(例えば50パーセント)の高周波数信号
が蛍光灯7に出力される。これにより蛍光灯7は薄明か
り状態に点灯し蛍光灯7自体を暖めたり、ヒータを昇温
させたりする。その後、実際に原稿読み取りを行なう段
になると蛍光灯駆動部11にはフル点灯信号bが入力さ
れる。これに基づいて蛍光灯駆動部11からはフル点灯
に対応する100パーセント高周波数信号が蛍光灯7に
出力され、蛍光灯7は光量アップしてフル点灯する。
【0014】一方、距離検出センサー6においては、発
光素子12から原稿読取面4に光を入射させその反射光
を受光素子13a,13b,13cで受ける。この距離
検出動作が図6に示してある。すなわち、入射光が原稿
読取面4の密着部分4aに入射したときはその反射光は
受光素子13bに到達し、入射光が原稿読取面4の非密
着部分4bに入射したときはその反射光は受光素子13
cに到達する。したがって受光素子13a,13b,1
3cの出力を監視し、受光素子13bの出力が大きいと
きは原稿1の浮き上がりはなく正常であると判断して通
常の読み取りを行ない、受光素子13cの出力が大きい
ときは原稿1の浮き上がりがあると判断して補正を加え
る。
光素子12から原稿読取面4に光を入射させその反射光
を受光素子13a,13b,13cで受ける。この距離
検出動作が図6に示してある。すなわち、入射光が原稿
読取面4の密着部分4aに入射したときはその反射光は
受光素子13bに到達し、入射光が原稿読取面4の非密
着部分4bに入射したときはその反射光は受光素子13
cに到達する。したがって受光素子13a,13b,1
3cの出力を監視し、受光素子13bの出力が大きいと
きは原稿1の浮き上がりはなく正常であると判断して通
常の読み取りを行ない、受光素子13cの出力が大きい
ときは原稿1の浮き上がりがあると判断して補正を加え
る。
【0015】原稿読取面4に浮き上がりがあるときは、
距離検出センサー6の出力はレンズ駆動部9に送られ、
レンズ駆動部9は光学レンズ8の焦点合わせ調整を行な
う。これによって原稿読取面4の浮き上がり部分はフォ
ーカシング調整が行われ、シャープな読み取り画像が得
られる。原稿読取面4の浮き上がりに対する補正は、先
の図6に示すように、反射光を受光素子13bで受けた
場合は正常、受光素子13cで受けた場合は補正が必要
ということで予め決められた補正量だけ画一的に補正す
るようにしてもよいし、或いは多数の受光素子を密に並
べ反射光を受ける受光素子の位置によって原稿読取面4
の浮き上がり量を割り出し、それに応じた精密な焦点合
わせ調整を行なってもよい。
距離検出センサー6の出力はレンズ駆動部9に送られ、
レンズ駆動部9は光学レンズ8の焦点合わせ調整を行な
う。これによって原稿読取面4の浮き上がり部分はフォ
ーカシング調整が行われ、シャープな読み取り画像が得
られる。原稿読取面4の浮き上がりに対する補正は、先
の図6に示すように、反射光を受光素子13bで受けた
場合は正常、受光素子13cで受けた場合は補正が必要
ということで予め決められた補正量だけ画一的に補正す
るようにしてもよいし、或いは多数の受光素子を密に並
べ反射光を受ける受光素子の位置によって原稿読取面4
の浮き上がり量を割り出し、それに応じた精密な焦点合
わせ調整を行なってもよい。
【0016】図7は本発明による画像読取装置の第2の
実施例を示す図である。この実施例は前記第1の実施例
と基本的には同様な構成を有する。しかし、前記第1の
実施例とは異なり、光学レンズ8のフォーカシングを調
整する手段としてレンズ絞り部材14が用いられてい
る。すなわち、光学レンズ8のフォーカシング調整を、
絞り部材を絞り込むことによる被写体深度の増大により
実現している。そして、距離検出センサー6の出力がレ
ンズ絞り部材14と蛍光灯駆動部11の両方に入力する
ように接続されている。
実施例を示す図である。この実施例は前記第1の実施例
と基本的には同様な構成を有する。しかし、前記第1の
実施例とは異なり、光学レンズ8のフォーカシングを調
整する手段としてレンズ絞り部材14が用いられてい
る。すなわち、光学レンズ8のフォーカシング調整を、
絞り部材を絞り込むことによる被写体深度の増大により
実現している。そして、距離検出センサー6の出力がレ
ンズ絞り部材14と蛍光灯駆動部11の両方に入力する
ように接続されている。
【0017】したがって、この実施例によれば、原稿読
取面4に浮き上がりがあるときは、距離検出センサー6
の出力はレンズ絞り部材14に送られ、レンズ絞り部材
14は絞り込まれて光学レンズ8の被写体深度を深くす
る。これによって原稿読取面4の浮き上がり部分はフォ
ーカシング調整が行われ、シャープな読み取り画像が得
られる。一方、この実施例においては、前記のようにレ
ンズ絞り部材14を絞り込むと光学レンズ8に入射する
光量が減少し充分な画像読み取りができなくなる虞が生
じる。これを解消するため、距離検出センサー6からは
蛍光灯駆動部11に駆動信号cが出力され、この駆動信
号cにより蛍光灯駆動部11からはフル点灯よりもさら
にパワーアップした120パーセント程度の高周波数信
号が蛍光灯7に出力され、蛍光灯7はより一層光量アッ
プして過重点灯する。これにより、レンズ絞り部材14
の絞り込みによる光量減少はカバーされ明るい映像が得
られる。 図8および図9は本発明における原稿読取面
4の浮き上がり補正のさらに他の実施例を示す図であ
る。この実施例においては、原稿読取面4の浮き上がり
補正を、画像処理により実現している。すなわち、この
実施例にかかる画像読取装置は、図8に示されているよ
うに、フォーカシング調整手段として、先の実施例にお
けるレンズ駆動部9またはレンズ絞り部材14のような
フォーカシング調調節部材15と、このフォーカシング
調節部材のフォーカシング動作の前後において注目する
画素の明るさの変化を検出する画素検出部材16と、画
素検出手段の検出結果に基づいて前記注目画素の画像デ
ータを補正するデータ補正部材17と、前記画素検出部
材16およびデータ補正部材17の動作をコントロール
する制御部18とを有する。その他の構成は前記第1、
第2の実施例と同様である。
取面4に浮き上がりがあるときは、距離検出センサー6
の出力はレンズ絞り部材14に送られ、レンズ絞り部材
14は絞り込まれて光学レンズ8の被写体深度を深くす
る。これによって原稿読取面4の浮き上がり部分はフォ
ーカシング調整が行われ、シャープな読み取り画像が得
られる。一方、この実施例においては、前記のようにレ
ンズ絞り部材14を絞り込むと光学レンズ8に入射する
光量が減少し充分な画像読み取りができなくなる虞が生
じる。これを解消するため、距離検出センサー6からは
蛍光灯駆動部11に駆動信号cが出力され、この駆動信
号cにより蛍光灯駆動部11からはフル点灯よりもさら
にパワーアップした120パーセント程度の高周波数信
号が蛍光灯7に出力され、蛍光灯7はより一層光量アッ
プして過重点灯する。これにより、レンズ絞り部材14
の絞り込みによる光量減少はカバーされ明るい映像が得
られる。 図8および図9は本発明における原稿読取面
4の浮き上がり補正のさらに他の実施例を示す図であ
る。この実施例においては、原稿読取面4の浮き上がり
補正を、画像処理により実現している。すなわち、この
実施例にかかる画像読取装置は、図8に示されているよ
うに、フォーカシング調整手段として、先の実施例にお
けるレンズ駆動部9またはレンズ絞り部材14のような
フォーカシング調調節部材15と、このフォーカシング
調節部材のフォーカシング動作の前後において注目する
画素の明るさの変化を検出する画素検出部材16と、画
素検出手段の検出結果に基づいて前記注目画素の画像デ
ータを補正するデータ補正部材17と、前記画素検出部
材16およびデータ補正部材17の動作をコントロール
する制御部18とを有する。その他の構成は前記第1、
第2の実施例と同様である。
【0018】このような実施例の動作において、原稿読
取面4に浮き上がりがあるときは、距離検出センサー6
の出力はフォーカシング調節部材15および制御部18
へ送られる。フォーカシング調節部材15がレンズ絞り
部材によって構成されているときは距離検出センサー6
の出力は蛍光灯駆動部11へも送られる。制御部18は
距離検出センサー6の検出結果を受けると、フォーカシ
ング調節部材15によるフォーカシング調整動作が行な
われる前にCCDイメージセンサ10に第1段階目の画
像読み取りを行なわせ、図9中(a)に示すようなノー
マルCCDアナログ出力を得る。図9は各ドット19
a,19b,19c,19d………19nにおける画像
データを示し、同図中、ます目は各ドットを表し、また
(a)〜(c)の間で縦方向に同じ位置にあるドットは
同一のドットを表す。次に、制御部18は、距離検出セ
ンサー6の検出結果に基づいてフォーカシング調節部材
15にフォーカシング調整動作を行なわせ、そのフォー
カシング調整後の状態でCCDイメージセンサ10に第
2段階目の画像読み取りを行なわせ、図9中(b)に示
すボケ補正CCDアナログ出力を得る。そして、制御部
18は、画素検出部材16に、前記ノーマルCCDアナ
ログ出力およびボケ補正CCDアナログ出力から、各ド
ットに注目しフォーカシング調節部材15のフォーカシ
ング動作の前後において注目する画素の明るさの変化を
検出させる。すなわち画素検出部材16は、図9に示す
ように、例えばドット19bについてはフォーカシング
調整前の明るさは50パーセントであったものがフォー
カシング調整後は20パーセントになり、ドット19n
についてはフォーカシング調整前の明るさは30パーセ
ントであったものがフォーカシング調整後は80パーセ
ントになったというような変化を検出し、その検出結果
をデータ補正部材17へ出力する。データ補正部材17
は画素検出部材16の検出結果を受けると、所定のアル
ゴリズムにしたがってデータ補正を行ないボケ補正CC
Dアナログ出力を生成する。すなわち、このデータ補正
部材17では前記ドット19bについては、最初明るさ
が50パーセントあったものがフォーカシング調整をし
たら明るさが20パーセントに減少したから、このドッ
ト19bには始めからデータはなかったものと判定し、
ボケ補正CCDアナログ出力では0パーセントとする。
一方、ドット19nについては、最初明るさが30パー
セントあったものがフォーカシング調整をしたら明るさ
が80パーセントに減少したから、このドット19nに
は始めから100パーセントのデータがあったものと判
定し、ボケ補正CCDアナログ出力では100パーセン
トとする。また、ドット19cおよび19dについて
は、フォーカシング調整の前後において明るさが50パ
ーセントと変わっていないのでこれらのドットについて
はそのまま50パーセントのボケ補正CCDアナログ出
力を生成する。このように、原稿読取面4の浮き上がり
を検出してフォーカシング調整を行なった上、さらに画
像処理を行なうことにより原稿読取面4の浮き上がりに
よる読み取り画像データのぼけを高精度で補正すること
ができる。
取面4に浮き上がりがあるときは、距離検出センサー6
の出力はフォーカシング調節部材15および制御部18
へ送られる。フォーカシング調節部材15がレンズ絞り
部材によって構成されているときは距離検出センサー6
の出力は蛍光灯駆動部11へも送られる。制御部18は
距離検出センサー6の検出結果を受けると、フォーカシ
ング調節部材15によるフォーカシング調整動作が行な
われる前にCCDイメージセンサ10に第1段階目の画
像読み取りを行なわせ、図9中(a)に示すようなノー
マルCCDアナログ出力を得る。図9は各ドット19
a,19b,19c,19d………19nにおける画像
データを示し、同図中、ます目は各ドットを表し、また
(a)〜(c)の間で縦方向に同じ位置にあるドットは
同一のドットを表す。次に、制御部18は、距離検出セ
ンサー6の検出結果に基づいてフォーカシング調節部材
15にフォーカシング調整動作を行なわせ、そのフォー
カシング調整後の状態でCCDイメージセンサ10に第
2段階目の画像読み取りを行なわせ、図9中(b)に示
すボケ補正CCDアナログ出力を得る。そして、制御部
18は、画素検出部材16に、前記ノーマルCCDアナ
ログ出力およびボケ補正CCDアナログ出力から、各ド
ットに注目しフォーカシング調節部材15のフォーカシ
ング動作の前後において注目する画素の明るさの変化を
検出させる。すなわち画素検出部材16は、図9に示す
ように、例えばドット19bについてはフォーカシング
調整前の明るさは50パーセントであったものがフォー
カシング調整後は20パーセントになり、ドット19n
についてはフォーカシング調整前の明るさは30パーセ
ントであったものがフォーカシング調整後は80パーセ
ントになったというような変化を検出し、その検出結果
をデータ補正部材17へ出力する。データ補正部材17
は画素検出部材16の検出結果を受けると、所定のアル
ゴリズムにしたがってデータ補正を行ないボケ補正CC
Dアナログ出力を生成する。すなわち、このデータ補正
部材17では前記ドット19bについては、最初明るさ
が50パーセントあったものがフォーカシング調整をし
たら明るさが20パーセントに減少したから、このドッ
ト19bには始めからデータはなかったものと判定し、
ボケ補正CCDアナログ出力では0パーセントとする。
一方、ドット19nについては、最初明るさが30パー
セントあったものがフォーカシング調整をしたら明るさ
が80パーセントに減少したから、このドット19nに
は始めから100パーセントのデータがあったものと判
定し、ボケ補正CCDアナログ出力では100パーセン
トとする。また、ドット19cおよび19dについて
は、フォーカシング調整の前後において明るさが50パ
ーセントと変わっていないのでこれらのドットについて
はそのまま50パーセントのボケ補正CCDアナログ出
力を生成する。このように、原稿読取面4の浮き上がり
を検出してフォーカシング調整を行なった上、さらに画
像処理を行なうことにより原稿読取面4の浮き上がりに
よる読み取り画像データのぼけを高精度で補正すること
ができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
原稿読取面の浮き上がりを検出し、その検出結果に基づ
いて画像読取装置のフォーカシング調整を行なうように
したため、原稿読取面が浮き上がってもピントぼけが生
じることはなく、高画質の読み取り画像が得られる。ま
た、光源部材に高周波点灯する蛍光灯を使用したため、
前記フォーカシング調整に際して過大に絞り込みが行な
われた場合でも、光源部材の明るさを簡単に増大させる
ことができる。さらに、前記高周波点灯の特徴を使って
画像読み取り動作時にも光源部材の光量を半点灯とフル
点灯との間で細かく調整することができるため、省エネ
ルギーを図ることができる等、種々の効果が得られる。
原稿読取面の浮き上がりを検出し、その検出結果に基づ
いて画像読取装置のフォーカシング調整を行なうように
したため、原稿読取面が浮き上がってもピントぼけが生
じることはなく、高画質の読み取り画像が得られる。ま
た、光源部材に高周波点灯する蛍光灯を使用したため、
前記フォーカシング調整に際して過大に絞り込みが行な
われた場合でも、光源部材の明るさを簡単に増大させる
ことができる。さらに、前記高周波点灯の特徴を使って
画像読み取り動作時にも光源部材の光量を半点灯とフル
点灯との間で細かく調整することができるため、省エネ
ルギーを図ることができる等、種々の効果が得られる。
【図1】本発明による画像読取装置の概略構成を示す図
【図2】前記画像読取装置における読取部の第1の実施
例を示すブロック図
例を示すブロック図
【図3】前記実施例で用いられる蛍光灯とその駆動機構
とを示すブロック図
とを示すブロック図
【図4】前記実施例に用いられる距離検出センサーの構
成例を示す図
成例を示す図
【図5】図3に示された蛍光灯およびその駆動機構の動
作を説明する信号波形図
作を説明する信号波形図
【図6】図4に示された距離検出センサーの動作を説明
する図
する図
【図7】本発明の画像読取装置における読取部の第2の
実施例を示すブロック図
実施例を示すブロック図
【図8】本発明の画像読取装置における読取部の第3の
実施例を示すブロック図
実施例を示すブロック図
【図9】前記第3の実施例における画像処理動作を説明
する図
する図
1 原稿 2 平面走査ユニット 3 透明ガラス 4 原稿読取面 5 読取部 6 距離検出センサー 7 蛍光灯(光源部材) 8 レンズ 9 レンズ駆動部 10 CCDイメージセンサ 11 蛍光灯駆動部 12 発光素子 13 受光素子 14 レンズ絞り部材 15 フォーカシング調節部材 16 画素検出部材 17 データ補正部材 18 制御部
Claims (7)
- 【請求項1】 原稿の読取面に対して光を照射する光源
部材と、光学レンズを有し原稿読取面からの反射光を入
力する画像読取部と、光源部材から原稿読取面までの距
離を検出する距離検出手段とを備えた画像読取装置。 - 【請求項2】 原稿の読取面に対して光を照射する光源
部材と、光学レンズを有し原稿読取面からの反射光を入
力する画像読取部と、光源部材から原稿読取面までの距
離を検出する距離検出手段と、この距離検出手段の検出
結果に基づいて光学レンズのフォーカシングを調整する
手段とを備えた画像読取装置。 - 【請求項3】 フォーカシング調整手段は光学レンズの
焦点合わせを調節するレンズ駆動部材によって構成され
ていることを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。 - 【請求項4】 フォーカシング調整手段は光学レンズの
絞り込みの度合を調節するレンズ絞り部材によって構成
されていることを特徴とする請求項2記載の画像読取装
置。 - 【請求項5】 フォーカシング調整手段は光学レンズの
絞り込みの度合を調節するレンズ絞り部材によって構成
され、且つレンズ絞り部材に連動して光源部材の出力を
周波数可変する光源部材駆動手段を有することを特徴と
する請求項2記載の画像読取装置。 - 【請求項6】 フォーカシング調整手段は光学レンズを
少なくとも2段階にわたってフォーカシング調節する部
材と、このフォーカシング調節部材のフォーカシング動
作の前後において注目する画素の明るさの変化を検出す
る画素検出手段と、画素検出手段の検出結果に基づいて
前記注目画素の画像データを補正する補正手段とを有す
ることを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。 - 【請求項7】 光源部材は、周波数変換により明るさを
可変し得る蛍光灯と、この蛍光灯に印加される周波数を
制御する周波数制御部とにより構成されていることを特
徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像読取装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3217492A JP2589897B2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3217492A JP2589897B2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 画像読取装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0563910A true JPH0563910A (ja) | 1993-03-12 |
JP2589897B2 JP2589897B2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=16705090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3217492A Expired - Fee Related JP2589897B2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 画像読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2589897B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2379822A (en) * | 2001-07-31 | 2003-03-19 | Hewlett Packard Co | Scanner with image detector variably displaced from platen |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58130361A (ja) * | 1982-01-29 | 1983-08-03 | Canon Inc | 画像読取装置 |
JPS62214766A (ja) * | 1986-03-15 | 1987-09-21 | Toshiba Corp | 原稿読取装置 |
JPH04331562A (ja) * | 1990-07-31 | 1992-11-19 | Xerox Corp | 文書複写機 |
-
1991
- 1991-08-28 JP JP3217492A patent/JP2589897B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58130361A (ja) * | 1982-01-29 | 1983-08-03 | Canon Inc | 画像読取装置 |
JPS62214766A (ja) * | 1986-03-15 | 1987-09-21 | Toshiba Corp | 原稿読取装置 |
JPH04331562A (ja) * | 1990-07-31 | 1992-11-19 | Xerox Corp | 文書複写機 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2379822A (en) * | 2001-07-31 | 2003-03-19 | Hewlett Packard Co | Scanner with image detector variably displaced from platen |
US6940063B2 (en) | 2001-07-31 | 2005-09-06 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Optical image scanner with variable focus |
GB2379822B (en) * | 2001-07-31 | 2005-09-07 | Hewlett Packard Co | Optical image scanner with adjustable focus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2589897B2 (ja) | 1997-03-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |