JP2004120599A - 画像読み取り装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】白基準板にマークを設け、最適領域でのシェーディング補正を実施することのできる画像読み取り装置を提供する。
【解決手段】白基準板10を用いてシェーディング補正を行う画像読み取り装置において、4箇所の黒マーク10a,10b,10c,10dを設けた白基準板10と、送り量を制御できるスキャナモータ3とを備え、さらに前記白基準板10の下での出力によってシェーディング補正を判定する機能を有する。
【選択図】 図3
【解決手段】白基準板10を用いてシェーディング補正を行う画像読み取り装置において、4箇所の黒マーク10a,10b,10c,10dを設けた白基準板10と、送り量を制御できるスキャナモータ3とを備え、さらに前記白基準板10の下での出力によってシェーディング補正を判定する機能を有する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像読み取り装置において白基準板にマークを設け、不安定領域でシェーディング補正しようとしたときに検出し、シェーディング補正位置を変更し、最適な位置でのシェーディング補正が可能となる画像読み取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図12は従来のシェーディング補正開始位置を示す概略図である。図のごとくADF装着の画像読み取り装置においては、白基準板Aを用いてシェーディング補正を行っており、現状のシェーディング補正開始位置は基準位置から6.4mmの位置である。
【0003】
図13はADF装着時のブック白基準板での白レベルの推移をグラフで示す概略図である。このADF装着時のブック(Book)白基準板での白レベルの推移は現状のシェーディング補正位置(6.43mm)での出力基準である。図中の不安定領域Bは白基準板Aの横に板金が延び、そのフレア光を拾って白レベルが不安定になっている。読み取りの光軸位置がばらつくがそれに対応する調整機構を有していない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来技術においては、CCD(電荷結合素子)の光軸や第1キャリッジ光軸、第2キャリッジ光軸、ダハ角などで読み取りの光軸位置は製品によって変化してしまい、読み取りの光軸位置がばらつくがそれに対応する調整機構を有していない。
【0005】
画像領域に関してはレジスト調整など光軸を調整する機構があるが、シェーディング補正位置に関してはホームポジションセンサから一定のパルス数移動した位置でシェーディング補正され調整機構はない。
【0006】
そのため、光軸位置が大きくずれた場合白基準板の端部の位置でシェーディング補正され、フレア光等により影響される領域でのシェーディング補正となりスジや異常画像等が発生してしまう。
【0007】
そこで、本発明の目的は、白基準板にマークを設け、最適領域でのシェーディング補正を実施することのできる画像読み取り装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明では、白基準板を用いてシェーディング補正を行う画像読み取り装置において、4箇所の黒マークを設けた白基準板と、送り量を制御できるスキャナモータとを備え、さらに前記白基準板の下での出力によってシェーディング補正を判定する機能を有する画像読み取り装置を最も主要な特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明では、白基準板を用いてシェーディング補正を行う画像読み取り装置において、2箇所の黒マークと逆側に2箇所のグレーマークを設けた白基準板と、送り量を制御できるスキャナモータとを備え、さらに前記白基準板の下での出力によってシェーディング補正を判定する手段を有する画像読み取り装置を最も主要な特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明では、白基準板を用いてシェーディング補正を行う画像読み取り装置において、2箇所の黒マークと逆側に2箇所のグレーマークを設けた白基準板と、送り量を制御できるスキャナモータとを備え、さらに前記白基準板の下での出力によってシェーディング補正位置を検出する機能および前記シェーディング補正位置を設定する機能を有する画像読み取り装置を最も主要な特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は一般的なミラースキャン型読み取り装置の光学系を示す概略図である。図2は図1の一般的なミラースキャン型読み取り装置の駆動系を示す概略図である。
【0012】
図1および図2において、コンタクトガラス1上に左スケール基準2で原稿がセットされる。コピースタートにてスキャナモータ3が回転し、第1キャリッジ4と第2キャリッジ5がギヤ6、タイミングベルト7および平ベルト8を経て駆動する。第1キャリッジ4が一度ホームポジションセンサ9に行き、そこから一定のパルス量スキャナモータ3が回転し、白基準板10の下でシェーディング補正が行われる。
【0013】
ランプ11にて原稿および、白基準板10を照射し、第1ミラー12、第2ミラー13、第3ミラー14およびレンズ15を介してCCD16に光が入って画像を読み取る。
【0014】
しかし、CCD16の光軸や第1キャリッジ4の光軸、第2キャリッジ5の光軸、ダハ角などで読み取りの光軸位置はユニットによって変化してしまう。画像読み取り側の光軸はレジスト調整などで光軸調整ができるが、シェーディング補正位置に関しては調整機構がなくホームポジションセンサ9から一定のパルス数動かした位置であるため、ユニットによりバラツキ最適な光軸位置でのシェーディング補正ができなくなる場合がある。
【0015】
図3は、本発明による画像形成装置の第1の実施の形態である、4箇所に黒マークを設けた白基準板を示す概略図である。図3に示すように白基準板10のシェーディング位置不安定領域(白基準板の端部の位置)に4箇所の黒マーク10a,10b,10c,10dを設けている。そこで画像読み取り前のシェーディング補正作業をするさいにシェーディング補正作業を実施する。
【0016】
図4はシェーディング補正の判定領域を説明する図である。図にはシェーディング補正最適領域波形オーケー(OK)、シェーディング補正不安定領域波形不良(NG)が示してある。
【0017】
図5は第1の実施の形態におけるシェーディング補正作業を説明するフローチャートである。コピースタート(S1)に続いてランプ11をオンし(S2)、ホームポジションセンサ9に移動し(S3)、続いて白基準板10の位置に移動する(S4)。白出力を確認し(S5)、不良(NG)ならば設定パルスを移動し(S6)、再度白出力を確認する(S5)。
【0018】
白出力を確認(S5)でオーケー(OK)ならば、白基準データを取得し(S7)、シェーディング補正を行い、画像を読み取り(S8)、作業を終了する(S9)。判定スレッシュは黒マークのある領域にて近隣との出力差により判定する。
【0019】
シェーディング補正作業の実施によりシェーディング補正最適位置でのシェーディング補正が実施できフレア光等がある端部の不安定領域でのシェーディング補正をなくすことができる。
【0020】
図6は、本発明による画像形成装置の第2の実施の形態である、シェーディング補正不安定領域(白基準板の端の位置)に2箇所の黒マークと逆側に2箇所のグレーマークを有する白基準板を示す概略図である。図6に示すように、白基準板20のシェーディング補正不安定領域(白基準板の端の位置)に2箇所の黒マーク20a,20bと逆側に2箇所のグレーマーク20c,20dを設けている。
【0021】
前述の第1の実施の形態では、白出力確認時NGの場合、移動する方向がわからないため白出力確認作業が増えるが黒とグレーを設けることにより、出力差により移動方向がわかる。そのため、白出力確認作業を第1の実施の形態におけるより減らすことができる。
【0022】
図7はシェーディング補正の判定領域を説明する図である。図にはシェーディング補正最適領域波形オーケー(OK)、黒出力検出不良(NG)−黒マーク側シェーディング補正不安定領域波形、グレー出力検出不良(NG)−グレーマーク側シェーディング補正不安定領域波形が示してある。
【0023】
図8は第2の実施の形態におけるシェーディング補正作業を説明するフローチャートである。図8に示すように、コピースタート(S11)に続いてランプ11をオンし(S12)、ホームポジションセンサ9に移動し(S13)、続いて白基準板10の位置に移動する(S14)。白出力を確認し(S15)、黒出力検出が不良(NG)ならば前側に設定パルスを移動し(S16)、再度白出力を確認する(S15)。
【0024】
また、白出力を確認し(S15)、グレー出力検出が不良(NG)ならば奥側に設定パルスを移動し(S20)、再度白出力を確認する(S15)。
【0025】
白出力を確認(S15)でOKならば、白基準データを取得し(S17)、シェーディング補正を行い、画像を読み取り(S18)、作業を終了する(S19)。この第2の実施の形態では、シェーディング補正作業ごとに最適位置の検出が必要である。
【0026】
図9は、本発明による画像形成装置の第3の実施の形態である、シェーディング補正不安定領域(白基準板の端部の位置)に2箇所の黒マークと逆側に2箇所のグレーマークを有する白基準板を示す概略図である。図9に示すように、白基準板20のシェーディング補正不安定領域(白基準板の端部の位置)に2箇所の黒マーク20a,20bと逆側に2箇所のグレーマーク20c,20dを設けている。
【0027】
図10はシェーディング補正の判定領域を説明する図である。図にはグレー出力検出オーケー(OK)−グレーマーク側シェーディング補正不安定領域波形、シェーディング補正最適領域波形不良(NG)、黒出力検出オーケー(OK)−黒マーク側シェーディング補正不安定領域波形、白出力確認オーケー(OK)−センタ位置シェーディング補正波形が示してある。
【0028】
図11は第3の実施の形態におけるシェーディング補正作業を説明するフローチャートである。この図においてはシェーディング補正位置設定フローとして説明する。図11に示すように、コピースタート(S21)に続いてランプ11をオンし(S22)、ホームポジションセンサ9に移動し(S23)、続いて白基準板10の前側の位置に移動する(S24)。
【0029】
グレー出力を確認し(S25)、グレー出力検出が不良(NG)ならば設定パルスを移動し(S26)、再度グレー出力を確認する(S25)。グレー出力検出がOKならば奥側に設定パルスを移動し(S27)、このときグレー位置を記憶し(S31)、黒出力を確認する(S28)。
【0030】
黒出力確認(S28)でOKならば、黒位置を記憶する(S32)。次いで、グレー位置と黒位置から換算し、最適位置に移動する(S29)。その後、白出力を確認し(S30)、オーケーならば画像を読み取り(S33)、作業を終了する(S34)。
【0031】
このとき、白出力確認(S30)でNGならば、ホームポジションセンサ9に移動し(S23)、以後の作業を繰り返する。このシェーディング補正位置設定フローを設けることにより製造工程において製品ごとのシェーディング補正位置を設定することができる。グレー位置と黒位置を検出することにより最適位置の検出ができ、そこにシェーディング補正位置を設定する(最適位置は事前に評価で位置を設定する)。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1によれば、白基準板の4箇所に黒マークを設けるので、シェーディング補正不安定領域を検出し除去することによりスキャナユニットの光軸ズレによるシェーディング不良をなくすことができる。
【0033】
請求項2によれば、白基準板に2箇所の黒マークと逆側に2箇所のグレーマークを設け、不安定領域の場合の移動方向を確定できるので、繰り返し作業を減らすことができる。
【0034】
請求項3によれば、白基準板に2箇所の黒マークと逆側に2箇所のグレーマークを設け、黒マークおよびグレーマークの位置を検出し、そこからシェーディング補正最適領域を検出し設定することができ、シェーディング補正作業を製造工程における1回の設定のみで実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的なミラースキャン型読み取り装置の光学系を示す概略図である。
【図2】図1の一般的なミラースキャン型読み取り装置の駆動系を示す概略図である。
【図3】本発明による画像形成装置の第1の実施の形態である、4箇所に黒マークを設けた白基準板を示す概略図である。
【図4】シェーディング補正の判定領域を説明する図である。
【図5】第1の実施の形態におけるシェーディング補正作業を説明するフローチャートである。
【図6】本発明による画像形成装置の第2の実施の形態である、シェーディング補正不安定領域(白基準板の端の位置)に2箇所の黒マークと逆側に2箇所のグレーマークを有する白基準板を示す概略図である。
【図7】シェーディング補正の判定領域を説明する図である。
【図8】第2の実施の形態におけるシェーディング補正作業を説明するフローチャートである。
【図9】本発明による画像形成装置の第3の実施の形態である、シェーディング補正不安定領域(白基準板の端部の位置)に2箇所の黒マークと逆側に2箇所のグレーマークを有する白基準板を示す概略図である。
【図10】シェーディング補正の判定領域を説明する図である。
【図11】第3の実施の形態におけるシェーディング補正作業を説明するフローチャートである。
【図12】従来のシェーディング補正開始位置を示す概略図である。
【図13】ADF装着時のブック白基準板での白レベルの推移をグラフで示す概略図である。
【符号の説明】
3 スキャナモータ
10 白基準板
10a 黒マーク
10b 黒マーク
10c 黒マーク
10d 黒マーク
20 白基準板
20a 黒マーク
20b 黒マーク
20c グレーマーク
20d グレーマーク
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像読み取り装置において白基準板にマークを設け、不安定領域でシェーディング補正しようとしたときに検出し、シェーディング補正位置を変更し、最適な位置でのシェーディング補正が可能となる画像読み取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図12は従来のシェーディング補正開始位置を示す概略図である。図のごとくADF装着の画像読み取り装置においては、白基準板Aを用いてシェーディング補正を行っており、現状のシェーディング補正開始位置は基準位置から6.4mmの位置である。
【0003】
図13はADF装着時のブック白基準板での白レベルの推移をグラフで示す概略図である。このADF装着時のブック(Book)白基準板での白レベルの推移は現状のシェーディング補正位置(6.43mm)での出力基準である。図中の不安定領域Bは白基準板Aの横に板金が延び、そのフレア光を拾って白レベルが不安定になっている。読み取りの光軸位置がばらつくがそれに対応する調整機構を有していない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来技術においては、CCD(電荷結合素子)の光軸や第1キャリッジ光軸、第2キャリッジ光軸、ダハ角などで読み取りの光軸位置は製品によって変化してしまい、読み取りの光軸位置がばらつくがそれに対応する調整機構を有していない。
【0005】
画像領域に関してはレジスト調整など光軸を調整する機構があるが、シェーディング補正位置に関してはホームポジションセンサから一定のパルス数移動した位置でシェーディング補正され調整機構はない。
【0006】
そのため、光軸位置が大きくずれた場合白基準板の端部の位置でシェーディング補正され、フレア光等により影響される領域でのシェーディング補正となりスジや異常画像等が発生してしまう。
【0007】
そこで、本発明の目的は、白基準板にマークを設け、最適領域でのシェーディング補正を実施することのできる画像読み取り装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明では、白基準板を用いてシェーディング補正を行う画像読み取り装置において、4箇所の黒マークを設けた白基準板と、送り量を制御できるスキャナモータとを備え、さらに前記白基準板の下での出力によってシェーディング補正を判定する機能を有する画像読み取り装置を最も主要な特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明では、白基準板を用いてシェーディング補正を行う画像読み取り装置において、2箇所の黒マークと逆側に2箇所のグレーマークを設けた白基準板と、送り量を制御できるスキャナモータとを備え、さらに前記白基準板の下での出力によってシェーディング補正を判定する手段を有する画像読み取り装置を最も主要な特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明では、白基準板を用いてシェーディング補正を行う画像読み取り装置において、2箇所の黒マークと逆側に2箇所のグレーマークを設けた白基準板と、送り量を制御できるスキャナモータとを備え、さらに前記白基準板の下での出力によってシェーディング補正位置を検出する機能および前記シェーディング補正位置を設定する機能を有する画像読み取り装置を最も主要な特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は一般的なミラースキャン型読み取り装置の光学系を示す概略図である。図2は図1の一般的なミラースキャン型読み取り装置の駆動系を示す概略図である。
【0012】
図1および図2において、コンタクトガラス1上に左スケール基準2で原稿がセットされる。コピースタートにてスキャナモータ3が回転し、第1キャリッジ4と第2キャリッジ5がギヤ6、タイミングベルト7および平ベルト8を経て駆動する。第1キャリッジ4が一度ホームポジションセンサ9に行き、そこから一定のパルス量スキャナモータ3が回転し、白基準板10の下でシェーディング補正が行われる。
【0013】
ランプ11にて原稿および、白基準板10を照射し、第1ミラー12、第2ミラー13、第3ミラー14およびレンズ15を介してCCD16に光が入って画像を読み取る。
【0014】
しかし、CCD16の光軸や第1キャリッジ4の光軸、第2キャリッジ5の光軸、ダハ角などで読み取りの光軸位置はユニットによって変化してしまう。画像読み取り側の光軸はレジスト調整などで光軸調整ができるが、シェーディング補正位置に関しては調整機構がなくホームポジションセンサ9から一定のパルス数動かした位置であるため、ユニットによりバラツキ最適な光軸位置でのシェーディング補正ができなくなる場合がある。
【0015】
図3は、本発明による画像形成装置の第1の実施の形態である、4箇所に黒マークを設けた白基準板を示す概略図である。図3に示すように白基準板10のシェーディング位置不安定領域(白基準板の端部の位置)に4箇所の黒マーク10a,10b,10c,10dを設けている。そこで画像読み取り前のシェーディング補正作業をするさいにシェーディング補正作業を実施する。
【0016】
図4はシェーディング補正の判定領域を説明する図である。図にはシェーディング補正最適領域波形オーケー(OK)、シェーディング補正不安定領域波形不良(NG)が示してある。
【0017】
図5は第1の実施の形態におけるシェーディング補正作業を説明するフローチャートである。コピースタート(S1)に続いてランプ11をオンし(S2)、ホームポジションセンサ9に移動し(S3)、続いて白基準板10の位置に移動する(S4)。白出力を確認し(S5)、不良(NG)ならば設定パルスを移動し(S6)、再度白出力を確認する(S5)。
【0018】
白出力を確認(S5)でオーケー(OK)ならば、白基準データを取得し(S7)、シェーディング補正を行い、画像を読み取り(S8)、作業を終了する(S9)。判定スレッシュは黒マークのある領域にて近隣との出力差により判定する。
【0019】
シェーディング補正作業の実施によりシェーディング補正最適位置でのシェーディング補正が実施できフレア光等がある端部の不安定領域でのシェーディング補正をなくすことができる。
【0020】
図6は、本発明による画像形成装置の第2の実施の形態である、シェーディング補正不安定領域(白基準板の端の位置)に2箇所の黒マークと逆側に2箇所のグレーマークを有する白基準板を示す概略図である。図6に示すように、白基準板20のシェーディング補正不安定領域(白基準板の端の位置)に2箇所の黒マーク20a,20bと逆側に2箇所のグレーマーク20c,20dを設けている。
【0021】
前述の第1の実施の形態では、白出力確認時NGの場合、移動する方向がわからないため白出力確認作業が増えるが黒とグレーを設けることにより、出力差により移動方向がわかる。そのため、白出力確認作業を第1の実施の形態におけるより減らすことができる。
【0022】
図7はシェーディング補正の判定領域を説明する図である。図にはシェーディング補正最適領域波形オーケー(OK)、黒出力検出不良(NG)−黒マーク側シェーディング補正不安定領域波形、グレー出力検出不良(NG)−グレーマーク側シェーディング補正不安定領域波形が示してある。
【0023】
図8は第2の実施の形態におけるシェーディング補正作業を説明するフローチャートである。図8に示すように、コピースタート(S11)に続いてランプ11をオンし(S12)、ホームポジションセンサ9に移動し(S13)、続いて白基準板10の位置に移動する(S14)。白出力を確認し(S15)、黒出力検出が不良(NG)ならば前側に設定パルスを移動し(S16)、再度白出力を確認する(S15)。
【0024】
また、白出力を確認し(S15)、グレー出力検出が不良(NG)ならば奥側に設定パルスを移動し(S20)、再度白出力を確認する(S15)。
【0025】
白出力を確認(S15)でOKならば、白基準データを取得し(S17)、シェーディング補正を行い、画像を読み取り(S18)、作業を終了する(S19)。この第2の実施の形態では、シェーディング補正作業ごとに最適位置の検出が必要である。
【0026】
図9は、本発明による画像形成装置の第3の実施の形態である、シェーディング補正不安定領域(白基準板の端部の位置)に2箇所の黒マークと逆側に2箇所のグレーマークを有する白基準板を示す概略図である。図9に示すように、白基準板20のシェーディング補正不安定領域(白基準板の端部の位置)に2箇所の黒マーク20a,20bと逆側に2箇所のグレーマーク20c,20dを設けている。
【0027】
図10はシェーディング補正の判定領域を説明する図である。図にはグレー出力検出オーケー(OK)−グレーマーク側シェーディング補正不安定領域波形、シェーディング補正最適領域波形不良(NG)、黒出力検出オーケー(OK)−黒マーク側シェーディング補正不安定領域波形、白出力確認オーケー(OK)−センタ位置シェーディング補正波形が示してある。
【0028】
図11は第3の実施の形態におけるシェーディング補正作業を説明するフローチャートである。この図においてはシェーディング補正位置設定フローとして説明する。図11に示すように、コピースタート(S21)に続いてランプ11をオンし(S22)、ホームポジションセンサ9に移動し(S23)、続いて白基準板10の前側の位置に移動する(S24)。
【0029】
グレー出力を確認し(S25)、グレー出力検出が不良(NG)ならば設定パルスを移動し(S26)、再度グレー出力を確認する(S25)。グレー出力検出がOKならば奥側に設定パルスを移動し(S27)、このときグレー位置を記憶し(S31)、黒出力を確認する(S28)。
【0030】
黒出力確認(S28)でOKならば、黒位置を記憶する(S32)。次いで、グレー位置と黒位置から換算し、最適位置に移動する(S29)。その後、白出力を確認し(S30)、オーケーならば画像を読み取り(S33)、作業を終了する(S34)。
【0031】
このとき、白出力確認(S30)でNGならば、ホームポジションセンサ9に移動し(S23)、以後の作業を繰り返する。このシェーディング補正位置設定フローを設けることにより製造工程において製品ごとのシェーディング補正位置を設定することができる。グレー位置と黒位置を検出することにより最適位置の検出ができ、そこにシェーディング補正位置を設定する(最適位置は事前に評価で位置を設定する)。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1によれば、白基準板の4箇所に黒マークを設けるので、シェーディング補正不安定領域を検出し除去することによりスキャナユニットの光軸ズレによるシェーディング不良をなくすことができる。
【0033】
請求項2によれば、白基準板に2箇所の黒マークと逆側に2箇所のグレーマークを設け、不安定領域の場合の移動方向を確定できるので、繰り返し作業を減らすことができる。
【0034】
請求項3によれば、白基準板に2箇所の黒マークと逆側に2箇所のグレーマークを設け、黒マークおよびグレーマークの位置を検出し、そこからシェーディング補正最適領域を検出し設定することができ、シェーディング補正作業を製造工程における1回の設定のみで実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的なミラースキャン型読み取り装置の光学系を示す概略図である。
【図2】図1の一般的なミラースキャン型読み取り装置の駆動系を示す概略図である。
【図3】本発明による画像形成装置の第1の実施の形態である、4箇所に黒マークを設けた白基準板を示す概略図である。
【図4】シェーディング補正の判定領域を説明する図である。
【図5】第1の実施の形態におけるシェーディング補正作業を説明するフローチャートである。
【図6】本発明による画像形成装置の第2の実施の形態である、シェーディング補正不安定領域(白基準板の端の位置)に2箇所の黒マークと逆側に2箇所のグレーマークを有する白基準板を示す概略図である。
【図7】シェーディング補正の判定領域を説明する図である。
【図8】第2の実施の形態におけるシェーディング補正作業を説明するフローチャートである。
【図9】本発明による画像形成装置の第3の実施の形態である、シェーディング補正不安定領域(白基準板の端部の位置)に2箇所の黒マークと逆側に2箇所のグレーマークを有する白基準板を示す概略図である。
【図10】シェーディング補正の判定領域を説明する図である。
【図11】第3の実施の形態におけるシェーディング補正作業を説明するフローチャートである。
【図12】従来のシェーディング補正開始位置を示す概略図である。
【図13】ADF装着時のブック白基準板での白レベルの推移をグラフで示す概略図である。
【符号の説明】
3 スキャナモータ
10 白基準板
10a 黒マーク
10b 黒マーク
10c 黒マーク
10d 黒マーク
20 白基準板
20a 黒マーク
20b 黒マーク
20c グレーマーク
20d グレーマーク
Claims (3)
- 白基準板を用いてシェーディング補正を行う画像読み取り装置において、4箇所の黒マークを設けた白基準板と、送り量を制御できるスキャナモータとを備え、さらに前記白基準板の下での出力によってシェーディング補正を判定する機能を有することを特徴とする画像読み取り装置。
- 白基準板を用いてシェーディング補正を行う画像読み取り装置において、2箇所の黒マークと逆側に2箇所のグレーマークを設けた白基準板と、送り量を制御できるスキャナモータとを備え、さらに前記白基準板の下での出力によってシェーディング補正を判定する手段を有することを特徴とする画像読み取り装置。
- 白基準板を用いてシェーディング補正を行う画像読み取り装置において、2箇所の黒マークと逆側に2箇所のグレーマークを設けた白基準板と、送り量を制御できるスキャナモータとを備え、さらに前記白基準板の下での出力によってシェーディング補正位置を検出する機能および前記シェーディング補正位置を設定する機能を有することを特徴とする画像読み取り装置。
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