JPH05284288A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH05284288A
JPH05284288A JP4109148A JP10914892A JPH05284288A JP H05284288 A JPH05284288 A JP H05284288A JP 4109148 A JP4109148 A JP 4109148A JP 10914892 A JP10914892 A JP 10914892A JP H05284288 A JPH05284288 A JP H05284288A
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JP4109148A
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Inventor
Kazuhisa Ando
和久 安藤
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラテンガラスと原稿の密着の程度に拘らず
ぼけや歪みのない画像を得る。 【構成】 原稿5で反射されたスポット光を受光したス
ポット光用受光素子10の出力に基いてスポット光位置
算出部14において原稿5と固体撮象素子3との距離が
算出され、その算出結果に基いて画像読取部1が駆動機
構17により適切な位置に移動され、その後、原稿5の
読取りが行われる。歪み画素処理回路16においては、
スポット光位置算出部14の算出結果に基いて原稿5の
湾曲した部分の画像の伸長及び濃度の補正を行うことに
よって、ぼけや歪みのない鮮明な画面が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、結像光学手段を用いて
原稿画像の光学像を固体撮像素子に結像し、それを電気
信号に変換する画像読取装置に係り、特に、原稿に対す
る固体撮像素子に対する原稿面の相対位置の変化に起因
して生ずる画像のぼけ及び原稿面の湾曲によって生ずる
画像の歪みの改善を図った画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ、デジタル複写機、パソコ
ン用スキャナ等に使用されている画像読取装置として
は、例えば、図6に示すように、上面にプラテンガラス
(図示せず)を備えた筐体101の上面側に原稿103
を配置し、原稿画像を読み取るようにしたものがある。
上述の筐体101内には、縮小光学系を構成する照明光
源105、ミラ−107、レンズ109及び固体撮像素
子(例えばCCD)111が設置されている。
【0003】また、別のタイプの画像読取装置として
は、図5に示すように、上面にプラテンガラス(図示せ
ず)を備えた筐体101内に、等倍結像光学系を構成す
る照明光源105、ロッドレンズアレイ113、密着型
センサ115とが設置されたものがある。そして、照明
光源105から放射された光は原稿103で反射し、そ
の反射光が前述の縮小光学系若しくは等倍結像光学系を
介して固体撮像素子111若しくは密着型センサ115
上に結像され、原稿面の濃淡に応じた反射光を電気信号
に変換するものである。
【0004】上述した画像読取装置においては、原稿全
体がプラテンガラスに密着していることを前提として読
み取られた信号の処理を行っているために、例えば比較
的厚みのある書籍のようなものをプラテンガラス上に置
いて読み取りを行った場合には、書籍の背に近い原稿面
が湾曲するので、読み取られた画像信号に何等補正を施
さなければその部分の文字等が縮小された状態の画像と
なってしまうという問題があった。
【0005】そこで、かかる問題を解決するために、例
えば、図8に示されるような画像読取り技術が提案され
ている。すなわち、原稿としての書籍5の見開き方向
(図チにおいて紙面左右方向)に沿ってライン状のビ−
ム光を発生するラインビ−ム光源25と、該光源25か
らの光を所望のビ−ム状にするためのシリンドリカルレ
ンズ26とを設け、書籍5で反射されたラインビ−ム光
を、レンズ27を介して光電変換素子28で読み取る。
そして光電変換素子28の出力信号に基いて原稿の形状
を算出して図8のように書籍5の背の部分へ湾曲した部
分の読取り信号に対して書籍5の見開き方向へ伸長する
ような補正を行い、書籍5の湾曲部分の再現画像の歪み
を低減できるようにしたものである。このような補正技
術によれば、略原稿と同一の形状の画像が再現できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
伸長処理を施してもプラテンガラスから浮き上がってい
る書籍5の背部の近傍の画像にぼけが残るという問題が
ある。これは、上述のラインビ−ム光を用いて原稿の形
状を読取り、その形状情報に基づいて伸長補正をして
も、原稿に対する読取りセンサの焦点距離の調整は行わ
れていないので、プラテンガラスから浮き上がった原稿
に対しては適切な焦点距離で読取りが行われないためで
ある。また、上述した構成の補正装置は、その構造上、
いわゆる縮小光学系を有してなる画像読取装置に組み込
むには適するが、いわゆる等倍光学系を用いることで小
型化を図った画像読取装置には、装置の大型化を招くた
めに適さないという問題もあった。
【0007】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、プラテンガラスと原稿の密着の程度に拘らずぼけや
歪みのない鮮明な画像を得ることができ、しかも装置の
小型化い適した画像読取装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明に係る画像読取装置は、被読取面からの反射光
を所定の位置に結像する結像光学手段と、前記所定位置
に結像された光学像を検知して電気信号に変換する撮像
手段とを具備する画像読取装置において、前記被読取面
の所望する位置にスポット光を照射するスポット光照射
手段と、前記被読取面に照射された前記スポット光の反
射光を受光してその受光量に応じた電気信号に変換する
反射光受光手段と、前記反射光受光手段の出力信号に基
いて前記撮象手段の受光面と前記被読取面との距離を算
出する位置演算手段と、前記位置演算手段の演算結果に
基いて前記結像光学手段と前記撮像手段との距離を一定
に保持しつつこれら両手段の被読取面に対する位置を調
節する焦点調節手段と、前記位置演算手段の演算結果に
基いて、原稿の湾曲部分の画像信号を伸長すると共にそ
の伸長部分の画像濃度を伸長前の当該湾曲部の画像濃度
の差に基いて設定する補正手段と、を具備してなるもの
である。
【0009】
【作用】被読取面に照射されたスポット光の反射光は、
被読取面の湾曲の具合により、反射光受光手段における
受光位置が異なり、その受光位置は当該反射光受光手段
の出力信号によって判断される。そして、この受光位置
に関するデ−タに基いて位置演算手段において被読取面
と撮像手段の受光面との距離が演算により算出されるの
で、その演算結果に基いて焦点調節手段によって被読取
面に対する撮像手段の位置が調節されるので、常に適切
な焦点距離で画像の撮像が行われることとなる。
【0010】
【実施例】以下、図1乃び図2を参照しつつ、本発明に
係る画像読取装置について説明する。ここで、図1は本
発明に係る画像読取装置の構成を示す構成図、図2は本
発明に係る画像読取装置の概略外観の一実施例を示す全
体斜視図である。この画像読取装置は、画像読取部1と
原稿位置検出部2とに大別されるものである。画像読取
部1は、固体撮像素子3の動作を制御する第1の駆動処
理回路4と、例えば、CCD等の撮像手段としての固体
撮像素子3と、この固体撮像素子3に原稿5からの反射
光を集光するレンズ等を含んでなる第1の光学結像系6
と、を具備してなるものである。
【0011】原稿位置検出部2は、スポット光を発生す
るスポット光光源7と、このスポット光光源7からのス
ポット光を反射する回転ミラ−8と、この回転ミラ−8
の回転を制御するスポット光照射方向制御部9と、回転
ミラ−8を介して原稿5照射されたスポット光の原稿5
からの反射光をスッポト光用受光素子10に適切に集光
させる第2の光学結像系11と、この第2の光学結像系
11により結像された光学像を読みとって電気信号に変
換する反射光受光手段としてのスポット光用受光素子1
0と、このスポット光用受光素子10から入力した信号
をスポット光位置算出部12に適切なタイミング及び信
号レベルで入力する第2の駆動処理回路13と、第2の
駆動処理回路13を介して入力されたスポット光用受光
素子10の出力信号からスポット光の位置を算出する位
置演算手段としてのスポット光位置算出部14と、を具
備してなるものである。そして、本実施例においては、
上述のスポット光光源7と、回転ミラ−8と、スポット
光照射方向制御部9とからスポット光照射手段が構成さ
れるようになっている。
【0012】この画像読取装置は、さらに、上述したス
ポット光位置算出部14での算出結果を記憶する原稿面
形状記憶メモリ15と、この原稿面形状記憶メモリ15
に記憶されたスポット光の位置に関するデ−タに基づい
て読取画像の歪みを補正する補正手段としての歪み画像
処理部16と、画像読取部1の位置を移動する焦点調節
手段としての駆動機構17と、この駆動機構17の動作
を制御する画像読取位置制御部18とを有している。ま
た、この画像読取装置は、上述した画像読取部1、原稿
位置検出部2、歪み画像処理部16及び画像読取位置制
御部18等の動作を制御するためのマイクロプロセッサ
19を有している。
【0013】次に、本実施例における画像読取装置の概
略的な外観について図2を参照しつつその構造について
説明する。本実施例の画像処理装置は、筐体20内に、
固体撮像素子3と、第1の光学結像系6の一部をなす集
束性ロッドレンズアレイ21とを有してなる画像読取部
1が、原稿の読取方向(図2において矢印方向)に移動
自在に設けられると共に、原稿の縁近傍にに位置し且原
稿の読取方向(図2において矢印方向)に移動自在に原
稿位置検出部2が設けられた構造となっている。
【0014】図3には、上述したマイクロプロセッサ1
9によって行われる一連の画像読取処理の内容がフロ−
チャ−トとして示されており、以下、同図を参照しつつ
その内容について説明する。マイクロプロセッサ19
は、図示しない読取開始スイッチの押下を検出して(ス
テップ200)一連の処理を開始する。そして、スポッ
ト光光源7を駆動させて回転ミラ−8(例えば、六角柱
状の形状をしてなるポリゴンミラ−)を介してスポット
光を原稿に照射すると共に、原稿からの反射光を捕らえ
ることにより、スポット光読取動作を行う(ステップ2
02)。尚、このスポット光読取処理は、原稿位置検出
部2が図2に示したように矢印方向に移動しつつ行われ
るものである。
【0015】スポット光読取の後は、取得された信号に
基づいて原稿面形状の演算処理が行われ(スッテップ2
04)、その後原稿全体の読取が行われる。すなわち、
画像読取部1が駆動機構17により原稿の読取位置に移
動され(ステップ206a)、各読取位置で第1の光学
結像系6の焦点調整が行われる。この焦点調整は、先に
行われた原稿面形状算出(スッテプ204)結果に基づ
いて行われるもので、具体的には第1の光学結像系6を
構成する集束性ロッドレンズアレイ21と固体撮像素子
3との距離は一定に保たれる一方、集束性ロッドレンズ
アレイ21と原稿との間隔が、先の原稿面形状算出(ス
テップ204)の結果に基づいて調節されることとなる
(206c)。すなわち、画像読取部1が原稿に対して
上下されて適切な位置に設定される。
【0016】そして、焦点調整の後は、一行の読み取り
が行われ(ステップ206e)、その後、先のステップ
206aに戻り、残りの各行に対する読み取りが同様な
処理が繰り返される。原稿全体の読取が終了すると読み
取られた信号に対して歪み補正(詳細は後述)が行われ
(ステップ208)、その後、最終的な読取画像が出力
されることとなる。
【0017】次に、上述したステップ204における原
稿形状算出処理について図4を参照しつつ具体的に説明
する。図4において、太めの実線で同図上部に山形状に
示された部分は、プラテンガラス面上からの原稿の離れ
具合(以下、「原稿面形状」と言う。)を示している。
この原稿面形状は、図2で言えば、原稿の読取方向に対
して直交する方向から原稿の縁を見た場合のものであ
る。第2の光学結像系11を構成するレンズ22とスポ
ット光用受光素子10とは、レンズ22の光軸がスポッ
ト光用受光素子10の中心に位置するように配置されて
いる。
【0018】そして、図4においては、スポット光用受
光素子10の中央をX軸及びY軸で表される二次元座標
の原点Oとし、レンズ22とスポット用受光素子10と
の距離はY軸方向においてfとして表されている。ここ
で、Y軸は、レンズ22の光軸と一致している。また、
回転ミラ−8の回転軸8aは、図4において紙面表裏方
向に設けられており、X軸方向における原点からの距離
はxmで示されると共に、その反射面のY軸方向におけ
る原点からの距離はymをもって示されている。さら
に、スポット光光源7からのスポット光が反射される回
転ミラ−8の反射面の点の座標は、M(xm,ym)を
もって表すものとする。
【0019】そして、回転ミラ−8の反射点Mに入射し
たスポット光は、反射角αで反射され原稿面に入射する
として、この原稿面の入射点Pの座標はP(x,y)で
表されるものとする。また、この入射点Pは同時に反射
点でもあり、ここで反射されたスポット光はY軸に対し
てβの角度でレンズ22を通りスッポト光用受光素子1
0の面に入射するが、その入射点はS(−xs,0)と
表されるとする。以上の条件のもとで原稿5の入射点P
の座標yの値、すなわちスポット光用受光素子10と原
稿5との距離yを求めるとする。
【0020】先ず、回転ミラ−8の回転軸8aのX方向
の位置xmは、図4において三角形Pabの辺Pa(こ
こで、点bはレンズ22の中心点)と三角形PcMの辺
Mcの各々の長さの和として求められるので、次式のよ
うに求められる。 すなわち、xm=(y−f)tanβ+(y−ym)t
anα…式1である。 また、tanβ=xs/f…式2、と表すことができ
る。 そして、先の式1をyについての式に展開すると共に、
式2の関係を代入することによって下記する式3を得る
ことができる。 y=(xm+ym・tanα+xs)/(tanα+xs/f)…式3
【0021】この演算値は原稿面形状記憶用メモリ15
に記憶されるが、画像読取部1による原稿画像全体の読
取処理における焦点調整(図3のステップ206c参
照)の際に、マイクロプロセッサ19を介して読み出さ
れ、前述したようにこの読み出されたデ−タに基づいて
画像読取部1の原稿5に対する距離が調整され、最適の
焦点距離で読取が行われることとなる。
【0022】次に、図3のステップ208における歪み
補正について図5を参照しつつ説明する。この歪み補正
は、原稿が図5に示されるようにプラテンガラスから浮
き上がった部分があると、この部分の読取画像は先の焦
点調整によりぼけることなく鮮明であるが、読取方向に
縮小されて歪みのある状態となるので、この歪みを補正
するものである。先ず、図5(a)は、図4示されたと
同様な位置(原稿の読取方向に対して直交する方向)か
ら原稿を見た場合の実際の原稿面の形状を示したもので
ある。これに対して、同図(b)は、原稿位置検出部2
のによって算出された原稿面形状の値をプロットして得
られた原稿面の近似形状である。
【0023】この図5(b)において、画像読取部1の
移動方向であるX軸のxi及びxi+1の二点(この二点は
それぞれ画素の位置に対応しているものとする)の原稿
面形状値に注目すると、xiにおける原稿の座標はP
iと、xi +1における座標はPi+ 1と、それぞれ表される
ものとする。この座標PiとPi+1との間は図示の如く原
稿が湾曲しているので、湾曲せずにX軸方向に真直ぐで
あれば、この部分に存在する画素はxi及びxi+1の二点
だけではない。そこで、座標Pi及びPi+1がX軸方向に
位置した場合、すなわち、原稿が真直ぐであった場合に
この二つの座標間に位置するであろう画素数を求める
と、原稿面に沿ったPiとPi+1との距離を|Pi,Pi
1|と、画素間隔を|xi,xi+1|、と、それぞれ表す
ものとし、PiとPi+1間に存在するであろう画素数は|
i,Pi+1|/|xi,xi+1|として求められる。
【0024】次に、原稿が真直ぐであったなら、上記演
算で求められた各画素に得られるであろう読取値(濃度
値)を補間法により求める。先ず、処理を簡単にするた
めに画像濃度は、濃度値が滑らかに変化する中間部と、
文字、線画等のように濃度値が急俊に変化するエッジ部
との2つであるとする。次に、Piの濃度値をIiと、P
i+1の濃度値をIi+1と、それぞれ仮定し、両者の濃度差
を|Ii−Ii+1|とする。そして、この濃度差が所定値
Θ以上か否かを判定し、所定値Θ以上である場合にはP
iとPi+1との間は、エッジ部であるとして、PiとPi+1
との中間点からPi寄りに位置する画素の濃度値は一律
にIiと、また、Pi+1 寄りに位置する画素の濃度値は
一律にIi+1と、それぞれ二つ値を各画素に割り振る。
【0025】一方、濃度差|Ii−Ii+1|が所定値Θよ
り小さい場合は、先に述べた中間部であるとし、先に求
められた画素数(|Pi,Pi+1|/|xi,xi+1|)が
仮にn個であったとれば、その内のk番目(k=1〜
n)の画素の濃度値Ikは次式によって設定する。すな
わち、Ik=Ii+{(Ii+1−Ii)/(n+1)}×
kとして求められる。以下、同様にして各座標P間毎に
補正を行う。本実施例の補正は、原稿の湾曲によって縮
小して読み取られた画像を伸長すると共に、伸長前の画
素の濃度差に基いて、その伸長した部分の濃度を設定し
て適切な画像が得られるようにしたものである。
【0026】本実施例におていは、プラテンガラスから
の原稿の浮き具合を検出するために原稿位置検出部2を
設け、原稿画像の読み取りを行う前に原稿の浮き具合を
予め算出し、原稿読取部1によって原稿を読み取る際
に、予め算出してある原稿の浮き具合のデ−タに基いて
画像読取部1と原稿との焦点位置を調節するようにした
ので、常に適切な焦点で原稿の読取りが行われるもので
ある。また、歪み画像補正回路16により、先の原稿の
浮き具合のデ−タに基いて縮小された捕らえられた画像
信号を伸長すると共に、その伸長した部分に画像濃度を
その近傍の実際の濃度差に基いて設定するようにしたの
で、原稿に湾曲した部分があっても本来の大きさの画像
がしかも適切な濃度で得られることとなる。
【0027】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明に係る画像
読取装置は、被読取面にスポット光を照射し、その反射
光から被読取面の形状を求め、この被読取面の形状に応
じて画像読取りを行う撮像手段と被読取面との焦点距離
を調整すると共に、被読取面の湾曲部分の画像を伸長し
且つその伸長部分の濃度を近傍の実際の濃度差に基いて
設定するような構成としたことにより、被読取面に対す
る焦点距離が適切に調整された状態で画像読取りが行わ
れるので画像のぼけがなく、しかも被読取面が湾曲して
いるような部分の画像は伸長され且つ適切な濃度が設定
されるので、被読取面が湾曲しているような場合でも歪
みがなくしかも鮮明な画像が得られるという顕著な効果
を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像読取装置の一実施例におけ
る構成を示す構成図である。
【図2】 本発明に係る画像読取装置の概略外観の一例
を示す全体斜視図である。
【図3】 本発明に係る画像読取装置における画像処理
の手順を説明するためのフロ−チャ−ト図である。
【図4】 本発明に係る画像読取装置における原稿位置
検出部による原稿形状を算出する処理を説明する説明図
である。
【図5】 本発明に係る画像読取装置における歪み補正
を説明するための説明図である。
【図6】 従来の画像読取装置の一例を示す概略構成図
である。
【図7】 従来の画像読取装置の他の例を示す概略構成
図である。
【図8】 原稿の湾曲による画像の歪みを補正するため
の技術の一例を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1…画像読取部、 2…原稿位置検出部、 3…固体撮
像素子、 7…スポット光光源、 8…回転ミラ−、
10…スポット光用受光素子、 14…スポット光位置
算出部、 16…歪み画像処理回路、 17…駆動機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被読取面からの反射光を所定の位置に結
    像する結像光学手段と、前記所定位置に結像された光学
    像を検知して電気信号に変換する撮像手段とを具備する
    画像読取装置において、前記被読取面の所望する位置に
    スポット光を照射するスポット光照射手段と、前記被読
    取面に照射された前記スポット光の反射光を受光してそ
    の受光量に応じた電気信号に変換する反射光受光手段
    と、前記反射光受光手段の出力信号に基いて前記撮象手
    段の受光面と前記被読取面との距離を算出する位置演算
    手段と、前記位置演算手段の演算結果に基いて前記結像
    光学手段と前記撮像手段との距離を一定に保持しつつこ
    れら両手段の被読取面に対する位置を調節する焦点調節
    手段と、前記位置演算手段の演算結果に基いて、原稿の
    湾曲部分の画像信号を伸長すると共にその伸長部分の画
    像濃度を伸長前の当該湾曲部の画像濃度の差に基いて設
    定する補正手段と、を具備することを特徴とする画像読
    取装置。
JP4109148A 1992-04-03 1992-04-03 画像読取装置 Pending JPH05284288A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008167352A (ja) * 2007-01-04 2008-07-17 Oki Data Corp 画像処理装置
JP2020088699A (ja) * 2018-11-28 2020-06-04 株式会社リコー 走査装置、及び、画像形成装置

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