JPH0563477B2 - - Google Patents

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JPH0563477B2
JPH0563477B2 JP60117313A JP11731385A JPH0563477B2 JP H0563477 B2 JPH0563477 B2 JP H0563477B2 JP 60117313 A JP60117313 A JP 60117313A JP 11731385 A JP11731385 A JP 11731385A JP H0563477 B2 JPH0563477 B2 JP H0563477B2
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JP
Japan
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general formula
isocyanate
formula
group
compound
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JP60117313A
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JPS61275280A (ja
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Hiroshi Aoki
Juji Suzuki
Satoru Urano
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Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
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Priority to EP85304739A priority patent/EP0177122B1/en
Priority to DE8585304739T priority patent/DE3585763D1/de
Priority to KR1019850004779A priority patent/KR930006196B1/ko
Priority to CA000486249A priority patent/CA1310958C/en
Publication of JPS61275280A publication Critical patent/JPS61275280A/ja
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Priority to US07/486,864 priority patent/US5354495A/en
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は不飽和基を有する非収縮性モノマー、
更に詳しくは、一般式 [式中、(A)はCH2=C(R3)−CO−またはCH2
=C(R4)−COOR5一但し、R3およびR4はそれぞ
れ水素または低級アルキル基、R5はアルキレン
基を示し、(A)がCH2=C(R3)−CO−の場合、(B)
は一般式
【式】または で示される基(但し、R1およびR2は同一または
異なつていてアルキル基または低級アルキル基、
nは3、4または5を示す。)を表わし、(A)が
CH2=C(R4)−COOR5−の場合、(B)は
【式】または を表す。] で示される不飽和基を有する非収縮性モノマーに
関する。また、本発明は一般式[]で示される
不飽和基を有する非収縮性モノマーの製造法に関
する。 [従来技術] 重合硬化時の体積収縮率が小さい従来公知の重
合性モノマーとしては、例えば特開昭58−213780
号公報に記載の一般式 で示される化合物、また特開昭58−164592号公報
に記載の一般式 で示される化合物が挙げられる。 [式中、R′、R″およびRは同一または異な
つていて水素原子または低級アルキル基、mは
3、4または5を表わす。] これらの化合物は、対応する不飽和カルボン酸
ハライドとヒドロキシル基含有ビシクロ化合物ま
たはスピロ化合物を、トリエチルアミンなどの塩
基を触媒として脱ハロゲン化水素反応させること
により製造される。 しかしながら、この製造法では、ビシクロ化合
物やスピロ化合物の如き酸で開環重合しやすい化
合物を酸ハライドと反応させるために、反応中に
前者化合物の分解や重合が起こるという本質的な
問題点を有している。加えて、目的化合物を精製
するためには、いくつかの工程を経ることが必須
である。例えば、副生する塩の除去、過剰の塩基
の除去、反応液の蒸留や抽出が実施される(特開
昭58−213780号参照)。しかし、蒸留などこれ以
上の精製は、目的化合物の沸点や安定性を考慮す
ると、ほとんど不可能になる。当然これらの工程
を経ることによる損失はまぬがれず、収率も30〜
50%と低い値となつて、工業的に不利な製造法で
あると言わざるを得ない。 [発明の目的] 本発明の目的は、重合性二重結合を有する非収
縮性モノマーの容易で且つ高収率な製造方法と、
それにより得られる分子中にウレタン結合を有す
る新規な不飽和基含有非収縮性モノマーを提供す
ることにある。 [発明の構成] 即ち、本発明によれば、上記一般式[]で示
される不飽和基を有する非収縮性モノマーが提供
される。また、一般式 (A)−NCO [] [式中、(A)は前記と同意義。] で示される化合物と一般式 (B) (B)−OH [] [式中、(B)は前記と同意義] で示される化合物を反応させることを特徴とする
一般式[]で示される不飽和基を有する非収縮
性モノマーの製造法が提供される。 本発明で使用する上記一般式[]で示される
原料化合物は、一部新規合成法により得られた化
合物である。この化合物は一般式 [式中、R3は低級アルキル基(例、メチル、
エチル、プロピル)を表わす。] で示されるα−アルキルアクリロイルイソシアネ
ート(例、メタクリロイルイソシアネート)であ
る。このα−アルキルアクリロイルイソシアネー
トは、対応するα−アルキルアクリルアミドとオ
キザリルハライド(例、オキザリルクロライド)
を10〜0.1:1、好ましくは1.5〜0.7:1のモル比
において不活性溶媒、好ましくはハロゲン化炭化
水素系溶媒の存在下、−10〜+150℃、好ましくは
0〜80℃の温度で反応させることにより得られる
(特開昭60−115557号参照)。 また、R3′が水素原子である場合、即ちアクリ
ロイソシアネートは、以下のようにして有利に合
成することができる。アクリルアミドとオキザリ
ルハライド(特にオキザリルクロライド)を10〜
0.1:1、好ましくは1.5〜0.7:1のモル比におい
て通常は溶媒の不存在下、好ましくは不活性溶媒
(特にハロゲン化炭化水素系溶媒)の存在下、−50
〜+150℃、好ましくは−30〜+100℃の温度で反
応させて、β−ハロプロピオニルイソシアネート
を主反応成積体とする反応混合物を得、ついで単
離したβ−ハロプロピオニルイソシアネートを不
活性溶媒の存在下または不存在下、−50〜+200
℃、好ましくは0〜150℃の温度で常法に従い脱
ハロゲン化水素反応させることにより得られる。 かかるα−アルキルアクリロイルイソシアネー
トおよびアクリロイルイソシアネート、即ち一般
[式中、R3は水素原子または低級アルキル基
を表わす。] で示される化合物にあつては、重合性炭素−炭素
不飽和基とイソシアネート基の間にカルボニル基
が存在するため、炭素−炭素不飽和基とイソシア
ネート基の両官能基の活性が高められている。従
つて、一般式[−a]で示される化合物を使用
し、これと一般式[]で示される化合物を反応
させると、室温で触媒を使収用することなく本発
明の目的化合物[]を得ることができるという
有利さがある。 上記一般式[]で示される他の原料化合物と
しては、一般式 [式中、R4は水素原子または低級アルキル基
(例、メチル、エチル、プロピル)、R5はアルキ
レン基(例、メチレン、エチレン、テトラメチレ
ン、ヘキサメチレン)を表わす。] で示される化合物が挙げられる。具体例として
は、イソシアネートエチルアクリレート、イソシ
アネートエチルメタクリレート、イソシアネート
ブチルアクリレート、イソシアネートブチルメタ
クリレート、イソシアネートヘキシルアクリレー
ト、イソシアネートヘキシルメタクリレートなど
が挙げられ、いずれも公知化合物である。上記一
般式[]で示される更に他の原料化合物として
は、自体公知のビニルイソシアネートが挙げられ
る。 本発明で使用する上記一般式[]で示される
原料化合物は、以下の一般式で示す3種に更に分
けることができる。 [式中、R1およびR2は同一または異なつてい
て水素原子または低級アルキル基(例、メチル、
エチル、プロピル)、nは3、4または5を表わ
す。] 具体例としては、1−メチル−4−ヒドロキシ
メチル−2,6,7−トリオキサビシクロ
[2.2.2]オクタン、1−エチル−4−ヒドロキシ
メチル−2,6,7−トリオキサビシクロ
[2.2.2]オクタン、4−エチル−1−ヒドロキシ
メチル−2,6,7−トリオキサビシクロ
[2.2.2]オクタン、2−ヒドロキシメチル−1,
4,6−トリオキサスピロ[4.4]ノナン、2−
ヒドロキシ−1,4,6−トリオキサスピロ
[4.5]デカン、2−ヒドロキシメチル−1,4,
6−トリオキサスピロ[4.6]ウンデカンなどが
挙げられ、いずれも公知化合物である。 本発明の目的化合物[]の製造において、化
合物[]と化合物[]の反応は、前者1.5〜
0.8:後者1.0、好ましくは1.0:1.0のモル比にお
いて不活性溶媒の存在下または不存下、また触媒
の存在下または不存在下、−20〜+120℃、好まし
くは0〜90℃の温度で実施すればよい。目的化合
物[]の取得には、必要に応じて常法に従い溶
媒を蒸発除去し、また減圧蒸留や再結晶などの手
段が採用されてよい。 上記不活性溶媒としては、活性水素を有しない
ものであればよく、例えば、ペンタン、ヘキサ
ン、ヘプタンなどの脂肪族炭化水素、ベンゼン、
トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素、シク
ロヘキサン、メチルシクロヘキサン、デカリンな
どの脂環式炭化水素、石油エーテル、石油ベンジ
ンなどの炭化水素系溶媒、四塩化炭素、クロロホ
ルム、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化
炭化水素系溶媒、エチルエーテル、イソプロピル
エーテル、アニソール、ジオキサン、テトラヒド
ロフランなどのエーテル系溶媒、アセトン、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シク
ロヘキサノン、アセトフエノン、イソホロンなど
のケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピレ
ングリコールモノメチルエーテルアセテート、セ
ロソルブアセテートなどのエステル類、アセトニ
トリル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシドなどから適宜に選択、使用することができ
る。 上記触媒としては、第3級アミン(例、トリエ
チルアミン、トリブチルアミン、N−メチルジシ
クロヘキシルアミン、N,N−ジメチルシクロヘ
キシルアミン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]
オクタン)、有機金属化合物(例、2−エチルカ
プロン酸亜鉛、2−エチルカプロン酸スズ()、
ジブチルスズ()ジラウレート、ジブチルスズ
ジアセテート)が使用されてよい。その使用量は
イソシアネートに対して0.2〜0.4%であればよ
い。 [発明の作用、効果] 本発明化合物[]は、従来公知の一般式
[A]、[B]、[C]で示される化合物と同様に、
重合性炭素−炭素不飽和基とビシクロ構造または
スピロ構造を有するので、重合硬化時の体積収縮
率が小さな重合性モノマーとして有用である。加
えて、分子中にウレタン結合(−NH−C(O)O
−)を有するので凝集力が強くて、強度や耐久性
について優れた性質を有する重合硬化物を提供す
ることができる。従つて、かかる特性を有する本
発明化合物は、塗料、注型剤、接着剤、成型剤な
どの製造用原料として有利に使用することができ
る。 また、本発明製造法によれば、イソシアネート
基とヒドロキシル基の反応により目的化合物が得
られ、該反応は定量的に進行し、副生成物を生じ
させないので、目的化合物を高収率で合成でき且
つその単離も容易であるという利点をもたらす。
特に原料化合物[]として一般式[−a]で
示される化合物を使用すると、上述の如く触媒を
使用することなく室温で目的化合物を合成できる
という有利な面がある。 [実施例] 次に参考例および実施例を挙げて本発明をを具
体的に説明する。 参考例 1 (メタクリロイルイソシアネートの合成) クロロホルム100ml中のメタクリルアミド17.9
gとハイドロキノン0.18gの懸濁溶液に、0℃氷
冷下、窒素気流中、クロロホルム15ml中のオキザ
リルクロライド20mlの溶液を滴下した。滴下後、
室温に戻し、約100分間撹拌した。ハイドロキノ
ン0.18gを加え、さらに60℃で4時間加熱撹拌し
た。放冷後、反応溶液を減圧下に濃縮し、さらに
濃縮物を減圧蒸留することにより、メタクリロイ
ルイソシアネートを52〜53℃/39mmHgで沸騰す
る無色液体(22.2g;収率94%)として得た。 ここに得られたメタクリロイルイソシアネート
の赤外線吸収スペクトルによれば、2250cm-1
(NCO)と1705cm-1(CO)において特異な吸収が
認められた。また、核磁気共鳴スペクトルによれ
ば、δ(ppm)=6.15(1H,S),5.75(1H,S),
1.87(3H,S)が認められた。 参考例 2 (アクリロイルイソシアネートの合成) オキザリルクロライド95.25g(0.75mol)の
1,2−ジクロロエタン150ml溶液に−30〜0℃
でアクリルアミド35.5g(0.5mol)とハイドロキ
ノン0.54gの1,2−ジクロロエタン200mlの溶
液を約30分間で滴下した。滴下後、約1時間加熱
還流を行ない、放冷後、減圧蒸留を行なつて、β
−クロロプロピオニルイソシアネート44.7gを沸
点74〜75℃/25mmHgの無色液体として得た。 上記β−クロロプロピオニルイソシアネート
13.35g(100m mol)のトルエン20ml溶液にモレ
キユラーシーブ4A20gを加え、窒素気流中、
13.5時間にわたつて加熱還流した。放冷後、モレ
キユラーシーブをろ別し、ろ液を減圧蒸留してア
クリロイルイソシアネートを得た。沸点82〜83
℃。 ここに得られたアクリロイルイソシアネートの
赤外線吸収スペクトルによれば、2250cm-1
(NCO)と1705cm-1(CO)において特異な吸収が
認められた。また、核磁気共鳴スペクトルによれ
ば、δ(ppm)=6.40〜6.60(1H,dd),6.24〜6.34
(1H,d),6.08(1H,m)が認められた。 実施例 1 撹拌機、温度計、窒素吹込管、冷却管を備えた
100c.c.の三口フラスコに、4−エチル−1−(α−
ヒドロキシエチル)−2,6,7−トリオキサビ
シクロ[2.2.2]オクタン5.64g(30m mol)と
1,2−ジクロロエタン60mlを入れ、室温で撹拌
した。これにメタクリロイルイソシアネート3.33
g(30m mol)を5分で滴下し、2時間室温で
撹拌した。反応後、溶剤をエバポレーターで除去
し、少量のTEFで再結晶した。無色針状結晶が
8.0g(収率89.2%)得られた。 (m.p.):146〜148℃ (IR)cm-1:3300〜3400(νNH), 1790(ν=C=O), 1700(νNHCO−), 1630(νC=C), 1100,1030(νC−O−C), 700(νC=C) (NMR)δppm:CDCl3中、TMS標準 Ha1=5.70,1H,S Ha2=5.50,1H,d Hb=1.96,3H,S Hc=7.86,1H,brS Hd=1.28,3H,d He=4.84〜5.04,1H,q Hf=3.90,3H,S Hg=1.14〜1.30,2H,t Hh=0.66〜0.90,3H,d (MS):ID法,m/e=299M+ 実施例 2 撹拌機、温度計、窒素吹込管、冷却管を備えた
100c.c.の三口フラスコに、1−エチル−4−ヒド
ロキシメチル−2,6,7−トリオキサビシクロ
[2.2.2]オクタン5.28g(30m mol)と1,2−
ジクロロエタン60mlを入れ、室温で撹拌した。こ
れにメタクリロイルイソシアネート3.33g(30m
mol)を5分で滴下し、2時間室温で撹拌した。
反応後溶剤をエバポレーターで除去することによ
り、目的物を定量的に得ることができた。精製は
シリカゲルカラム(100〜200メツシユ)を用い、
THF/ヘキサンの混合溶剤系で展開し目的物を
分離した。この化合物は放置すると結晶化した。
収量は5.6g(収率65%)であつた。 (m.p):106〜109℃ (IR)cm-1:3300(νNH), 1750(νC=O), 1700ν(NHCO−), 1640(νC=C), 1000〜1150(C−O−C) (NMR)δppm:CDCl3中、TMS標準 Ha=5.92,1H,S Hb=5.66,1H,S Hc=2.00,3H,S Hd=8.85,1H,S He=4.02,2H,S Hf=4.04,6H,S Hg=1.58〜1.75,2H,q Hh=0.86〜1.00,3H,t (MS):CI法、m/e=286(M+1)+ 実施例 3 撹拌機、温度計、窒素吹込管、冷却管を備えた
100c.c.の三口フラスコに、2−ヒドロキシメチル
−1,4,6−トリオキサスピロ[4.4]ノナン
4.8g(30m mol)と1,2−ジクロロエタン60
mlを入れ、室温で撹拌した。これにメタクリロイ
ルイソシアネート3.33g(30m mol)を5分で滴
下し、2時間室温で撹拌した。反応後溶剤をエバ
ポレーターで除去することにより、目的物を定量
的にに得ることができた。精製は活性アルミナカ
ラム(200メツシユ)を用い、ヘキサン/CHCl3
混合溶剤系で展開し、目的物を分離した。無色透
明の粘稠な液体が得られた。 (IR)cm-1:3300(νCONH), 1770(νCONH), 1700(νCONH), 1640(νC=C) 1250,1040,955(νC−O−C) (NMR)δppm:CDCl3中、TMS標準 Ha=5.90,1H,S Hb=5.68,1H,S Hc=2.02,3H,S Hd=8.44,1H,br He〜Hh=3.68〜4.68,7H,m Hi,Hj=2.00〜230,4H,brS (MS):CI法、m/e=272(M+1)+ 実施例 4 撹拌機、温度計、窒素吹込管、冷却管を備えた
1000c.c.の三口フラスコに、イソシアネートエメチ
ルメタクリレート(ダウケミカル社製)49.6g
(0.32mol)、4−エチル−1−(α−ヒドロキシ
エチル)−2,6,7−トリオキサビシクロ
[2.2.2]オクタン60.6g(0.32mol)、ジブチルス
ズジラウレート0.22gおよよび酢酸ブチル300g
を仕込み、70℃で4時間撹拌した。反応後溶剤を
エバポレーターで除去し、目的物を定量的に得
た。 (IR)cm-1:3500(νNH−), 1030,1040,1100(νCO−C) (NMR)δppm:CDCl3中、TMS標準 Ha=6.62,1H,S Hb=6.04,1H,S Hc=2.80,1H,S Hd=3.60〜3.90,2H,t He=4.48〜4.64,2H,t Hf=5.44〜5.84,1H,brS Hg=1.24〜1.30,2H,d Hh=5.16〜5.42,1H,q Hi=4.24,6H,S Hj=1.24〜1.36,2H,q Hk=0.88〜0.96,3H,d (MS):ID法,m/e=343M+ 実施例 5 撹拌機、温度計、窒素吹込管、冷却管を備えた
100c.c.の三口フラスコに、イソシアネートエチル
メタクリレート(ダウケミカル社製)2.7g
(17m mol)、1−エチル−4−ヒドロキシメチ
ル−2,6,7−トリオキサビシクロ[2.2.2]
オクタン3.0g(17m mol)、ジブチルスズジラウ
レート0.01gおよよび酢酸エチル17.1gを仕込
み、60℃で1時間撹拌した。反応後酢酸エチルを
エバポレーターで除去した後、活性アルミナカラ
ムを用い、酢酸エチルで展開して目的物を得た。
ジエチルエーテルで再結晶を行ない、白色、針状
結晶3.4g(収率59%)を得た。 (m.p.):62〜63℃ (IR)cm-1:3380(ν−NH), 1700,1725(νC=O), 930,1040,1110(ν−COC), 1635(νC=C) (NMR)δppm:CDCl3中、TMS標準 Ha=6.13,1H,S Hb=5.62,1H,S Hc=1.97,3H,S Hd=3.43〜3.60,2H,t He=4.16〜4.3,2H,t Hf=5.00,1H,br Hg=3.90,2H,S Hh=3.99,6H,S Hi=1.60〜1.76,2H,q Hj=0.80〜1.03,3H,t (MS):DI法、m/e=329M+ 実施例 6 撹拌機、温度計、窒素吹込管、冷却管を備えた
100c.c.の三口フラスコに、イソシアネートエチル
メタクリレート(ダウケミカル社製)4.65g
(30m mol)、2−ヒドロキシメチル−1,4,
6−トリオキサスピロ[4.4]ノナン4.80g(30m
mol)、ジブチルスズジラウレート0.002gおよび
酢酸エチル87gを仕込み、60℃で3時間撹拌し
た。反応溶液からエバポレーターで酢酸エチルを
除いたところ、定量的に目的物が得られた。スペ
クトル測定のため活性アルミナカラムで、酢酸エ
チルを展開溶剤に用いて分離した。無色透明、粘
稠な液体が、単離収量0.6g(収率1%)で得ら
れた。 (IR)cm1:3370(ν−NH), 1720(νC=O), 1635(νC=C), 1240,1040,950(νスピロC−O) (NMR)δppm:CDCl3中、TMS標準 Ha=6.19,1H,S Hb=5.64,1H,S Hc=1.96,3H,S Hd=3.40〜3.64,2H,t He=4.16〜4.40,2H,t Hf=5.40,1H,br Hg〜Hj=380〜4.40,7H,m Hk〜Hl=2.00〜2.20,4H,m (MS):CI法,m/e=31(M+1)+ 実験例 1 実施例1,2,3,5および6で得られたモノ
マーのそれぞれとスチレンとを40/60の重量比で
共重合し、得られたコポリマーの1gを40mlエチ
レンクロライドに溶解させた。BF3・O(C2H52
を(B)の基に対し3mol%添加し、40℃で8時間加
温した後、架橋ポリマーを単離し、体積変化を測
定した。結果は以下の通りであつた。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 [式中、(A)はCH2=C(R3)−CO−またはCH2
    =C(R4)−COOR5−但し、R3およびR4はそれぞ
    れ水素または低級アルキル基、R5はアルキレン
    基を示し、(A)がCH2=C(R3)−CO−の場合、(B)
    は一般式 【式】または で示される基(但し、R1およびR2は同一または
    異なつていて水素原子または低級アルキル基、n
    は3、4または5を示す。)を表わし、(A)がCH2
    =C(R4)−COOR5−の場合、(B)は 【式】または を表す。] で示される不飽和基を有する非収縮性モノマー。 2 (A)が (但し、R4は水素原子または低級アルキル基を
    表わす。)で示される基である上記第1項のモノ
    マー。 3 一般式 (A)−NCO [式中、(A)はCH2=C(R3)−CO−またはCH2
    (R4)−COOR5−(但し、R3、R4およびR5は前記
    と同意義)を表わす。] で示される化合物と一般式 (B)−OH [式中、(B)は(A)がCH2=C(R3)−CO−の時、
    一般式 【式】または で示される基(但し、R1およびR2は同一または
    異なつていて水素原子または低級アルキル基、n
    は3、4または5を示す。)を表わし、(A)がCH2
    =C(R4)−COOR5−の時、(B)は 【式】または を表わす。] で示される化合物を反応させることを特徴とする
    一般式 [式中、(A)および(B)は前記と同意義。] で示される不飽和基を有する非収縮性モノマーの
    製造法。 4 活性水素を有しない溶媒の存在下に反応を行
    う上記第3項の方法。
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