JPH056323Y2 - - Google Patents

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JPH056323Y2
JPH056323Y2 JP18320486U JP18320486U JPH056323Y2 JP H056323 Y2 JPH056323 Y2 JP H056323Y2 JP 18320486 U JP18320486 U JP 18320486U JP 18320486 U JP18320486 U JP 18320486U JP H056323 Y2 JPH056323 Y2 JP H056323Y2
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、トラツク等輸送手段の荷台に積載さ
れて目的地に搬送され、設置されるシエルタに関
する。詳しくは、本体部に対し展開拡張、折畳み
収納可能な拡大部を備えたシエルタにおける、折
畳み状態の拡大部ルーフパネルの本体部への係止
装置に関するものである。
「従来の技術」 第6図の斜視図、第7図の断面図等に示すごと
く、拡大部Aを備えたシエルタにあつては、本体
部Bの少なくとも何れか一方の側面には開口部C
が形成されている。そしてこの開口部Cに対し拡
大部Aを構成する各部材が、展開拡張、折畳み収
納可能に設けられ、かつ折畳み収納状態における
拡大部Aの各部材により、図示のごとく本体部B
の開口部Cを閉鎖せしめる構成となつている。な
おこの折畳み状態においては、拡大部Aの各部材
中拡大部ルーフパネル1が、最外側になるよう位
置している。
そしてこの拡大部Aの拡大部ルーフパネル1と
本体部B間に設けられる係止装置によつて、本体
部Bの開口部Cの閉鎖状態が保持されるようにな
つている。
ここにおいて従来の係止装置は、次のごとく構
成されていた。
すなわち、拡大部ルーフパネル1の両側部分
と、本体部Bの前後の両本体部サイドパネル2間
に、各々例えばラツチD等の係止具を設けるとと
もに、拡大部ルーフパネル1の自由端部の内側面
に、その中央部分を含み所定間隔を隔てて複数の
支持ロツドE等の支持具を突設し、かつ対応する
本体部Bの本体部フロアパネル3の開放端部に、
この支持ロツドEが挿通可能な開孔Fを設けてな
つていた。
そして折畳み状態においては、拡大部Aは本体
部Bに対し、ラツチD等により両側を係止される
とともに、支持ロツドE等を開孔Fに挿通するこ
とにより、シエルタの移動、吊上時において本体
部フロアパネル3の開放端部を支持し、もつてそ
の変形、破損等を防止していた。
「考案が解決しようとする問題点」 ところで、このような従来のシエルタにおける
拡大部ルーフパネル1の係止装置にあつては、次
の問題点が指摘されていた。
すなわち、拡大部Aを本体部Bに折畳んだ状態
とし、シエルタを移動する場合において、例えば
シエルタをクレーン等で吊上げた際、シエルタの
揺動、吊上作業の繰り返し、誤操作等によつて、
シエルタが傾斜することがあつた。そしてこれに
より、シエルタ中に収納、積載された重量物たる
荷物、機材等が片寄り、もつて本体部フロアパネ
ル3の開放端部の中央部分に集中荷重がかかる等
の事態が多々発生していた。
ここにおいて従来例に係る係止装置にあつて
は、ラツチD等の係止具は、前述のごとく本体部
Bの前後の両本体部サイドパネル2と拡大部ルー
フパネル1の両側部分との間に、各々設けられる
ものであり、上述のごとく集中荷重がかかること
がある本体部フロアパネル3の開放端部の中央部
分と拡大部ルーフパネル1間に設けることは、困
難とされていた。
そこで上述の集中荷重により、本体部フロアパ
ネル3の開放端部の中央部分が一時的に撓んだ場
合等には、該部分近傍の支持ロツドEの先端部に
大きな荷重が働くことになる。もつて支持ロツド
Eの先端部が折れ曲がり、変形するとともに、支
持ロツドEが開孔Fから抜脱することがあり、係
る抜脱により本体部フロアパネル3の開放端部の
中央部分、および拡大部ルーフパネル1の自由端
部の中央部分が、押し拡げられて変形、破損する
事故が多々発生していた。
従来例では、このような問題点が指摘されてい
た。
本考案は、このような実情に鑑み、上記従来例
の問題点を解決すべくなされたものであつて、所
定の挿通孔と係合ロツドと係合部とを有してなる
ことにより、係合ロツドにて本体部フロアパネル
の開放端部が確実に支持されるとともに、本体部
フロアパネルと拡大部ルーフパネルとが確実に係
止されることになる、シエルタにおける拡大部ル
ーフパネルの係止装置を提案することを目的とす
る。
「問題点を解決するための手段」 この目的を達成するための本考案の技術的手段
は、次のとおりである。
この係止装置は、本体部に対し展開拡張、折畳
み収納可能な拡大部を備えた箱状をなすシエルタ
における、折畳み状態の拡大部ルーフパネルを本
体部に係止するものである。
そしてまず、上記シエルタの本体部は、底壁た
る本体部フロアパネルと、前後壁たる両本体部サ
イドパネルと、頂壁たる本体部ルーフパネルと、
少なくとも左右いずれか一方の側面の開口部と、
を有してなる。又、上記シエルタの拡大部は、該
本体部ルーフパネルの開放端部に回動自在に取付
けられた拡大部ルーフパネルと、該本体部フロア
パネルの開放端部に回動自在に取付けられた拡大
部フロアパネルと、該両本体部サイドパネルの開
放端部にそれぞれ回動自在に取付けられると共に
中央縦部で折曲自在な両拡大部サイドパネルと、
該両拡大部サイドパネルの先端がそれぞれ回動自
在に取付けられた拡大部側面パネルと、を有して
なる。
かつ、上記シエルタの拡大部は、内側から順
に、折曲された該両拡大部サイドパネル、拡大部
側面パネル、拡大部フロアパネル、拡大部ルーフ
パネルの順に折畳まれて、上記シエルタの本体部
の開口部を閉鎖可能である。又、このような本体
部と拡大部とからなる上記シエルタは、拡大部を
折畳んだ状態で移動されるが、その際傾斜して積
載荷物や機材等の片寄りが発生し、該本体部フロ
アパネルの開放端部の中央部分に集中荷重がかか
りやすくなつている。
そして上記係止装置は、折畳んだ状態の該拡大
部ルーフパネルと、該本体部フロアパネル間を係
止するものであり、次の挿通孔と係合ロツドと係
合部とを有してなる。まず挿通孔は、該拡大部ル
ーフパネルの自由端部に、中央部分を含み所定間
隔を隔てて穿設された、複数のものよりなる。係
合ロツドは、該各挿通孔に回動可能に挿通される
とともに、それぞれ、該拡大部ルーフパネルの折
畳み状態において先端が該本体部フロアパネルの
開放端部に臨む長さを有し、かつ該先端に固着さ
れた係合板たるストツパが設けられ、露出基端に
は操作レバーが設けられた、複数のものよりな
る。又、係合部は、該本体部フロアパネルの開放
端部の端面に開口として設けられると共に、本体
部フロアパネルの開放端部の中央部分を含み、該
拡大部ルーフパネルの折畳み状態における該各挿
通孔に対応する位置および数にて設けられ、該各
係合ロツドのストツパを挿脱自在であると共に抜
き出し不能な係合も可能に係脱すべく、複数設け
られている。
そして、該各係合ロツドは、該拡大部の折畳み
状態において該各挿通孔にそれぞれ挿通され、該
各操作レバーの回動操作により該各ストツパが該
本体部フロアパネルの該各係合部に係合されて、
該本体部フロアパネルの開放端部をその中央部分
を含み支持すると共に、該本体部フロアパネルの
開放端部と該拡大部ルーフパネルの自由端部と
を、係止するようになつている。
「作用」 本考案は、このような手段よりなるので、次の
ごとく作用する。
折畳み状態において、本体部の開口部は拡大部
を構成する各部材により閉鎖され、この各部材中
拡大部ルーフパネルはその最外側に位置してい
る。
つまり、本体部フロアパネル、両本体部サイド
パネル、本体部ルーフパネル等の各開放端部間に
形成された本体部の開口部には、内部から順に、
拡大部の折曲された両拡大部サイドパネル、拡大
部側面パネル、拡大部フロアパネル、拡大部ルー
フパネル等が、折畳まれて収納される。そして係
止装置により、次のごとく開口部の閉鎖状態が保
持される。
すなわち、拡大部ルーフパネルの挿通孔に挿通
された係合ロツドは、本体部フロアパネルの係合
部に先端を位置決めされる。そして係合ロツドの
操作レバーの回動操作により、係合ロツドのスト
ツパが回動して、本体部フロアパネルの係合部に
係合される。このようにして開口部の閉鎖状態が
保持される。
さてここにおいて、係合ロツドにより、本体部
フロアパネルの開放端部はその中央部分を含み確
実に支持されるとともに、本体部フロアパネルと
拡大部ルーフパネルとは確実に係止される。
もつて従来のごとくラツチ等の係止専用具を支
持具と併用することは不要となり、構成が簡単容
易化される。
しかもシエルタの移動時において、シエルタの
揺動、吊上作業の繰り返し、誤操作等によつてシ
エルタが傾斜し、積載荷物、機材等が片寄り、も
つて本体部フロアパネルの開放端部の特に中央部
分に集中荷重がかかつた場合は、次のごとくな
る。すなわち、係る中央部分等も係合ロツドにて
確実に支持され、かつこの係合ロツドはストツパ
により確実に係合されている。そこでこのような
場合においても、係合ロツドが折れ曲がり、変形
して抜脱することはなく、もつて本体部フロアパ
ネルの開放端部の中央部分および拡大部ルーフパ
ネルの自由端部の中央部分が、押し拡げられて変
形、破損することもなくなる。
「実施例」 以下本考案を、図面に示すその実施例に基づい
て、詳細に説明する。
まずシエルタについて概説する。
シエルタは、箱状をなし、各種の荷物、機材等
が積載、装備され、第8図に示すごとく、トラツ
クT等の輸送手段の荷台に積載されて搬送、移動
される。そしてこのシエルタは、本体部Bと、こ
の本体部Bに対し展開拡張、折畳み収納可能な拡
大部Aとからなつているので、搬送、移動時には
拡大部Aは図示のごとく折畳み状態となつてい
る。
次に第4図は、拡大部Aの展開拡張の過程を示
したシエルタの斜視説明図であり、第5図は、展
開拡張の過程の状態を想像線にて示したシエルタ
の平面説明図である。
シエルタの本体部Bは、底壁たる本体部フロア
パネル3と、前後壁たる本体部サイドパネル2
と、頂壁たる本体部ルーフパネル4と、側壁たる
本体部側面パネル5と、側面パネル5と対向した
側面たる開口部Cとからなつている。なお6は、
本体部サイドパネル2に設けられたドアである。
又シエルタの拡大部Aは、本体部ルーフパネル
4の開放端部に回動自在に取付けられ、拡大部A
を構成する各部材中面積が最大の拡大部ルーフパ
ネル1と、本体部フロアパネル3の開放端部に回
動自在に取付けられた拡大部フロアパネル7と、
本体部サイドパネル2の開放端部にそれぞれ回動
自在に取付けられ、かつ中央縦部にて折曲自在な
拡大部サイドパネル8と、この拡大部サイドパネ
ル8の各先端がそれぞれ回動自在に取付けられた
拡大部側面パネル9とからなつている。
そして、このようなシエルタの拡大部Aは、内
側から順に、折曲された両拡大部サイドパネル
8、拡大部側面パネル9、拡大部フロアパネル
7、拡大部ルーフパネル1等が、順に折畳まれて
収納される。
なお図示のシエルタにあつては、拡大部Aは本
体部Bの一側にのみ設けられ、本体部Bの一側面
にのみ開口部Cが形成されたものが示されている
が、本考案に係る係止装置が適用されるシエルタ
はこれに限定されるものではなく、例えば本体部
Bの他側にも拡大部Bが設けられ、もつて両側に
拡大部Bをそれぞれ備えたシエルタであつてもよ
く、この場合には図示の本体部側面パネル5に代
えて開口部が形成されることになる。
シエルタは、概略このようになつている。
以下係止装置について述べる。
第1図は、その実施例の要部を拡大した正断面
図であり、第2図は、その係合部等を示す側面説
明図であり、第3図は、そのシエルタの斜視図で
ある。
この係止装置は、折畳み状態の拡大部ルーフパ
ネル1を、本体部Bに係止するものである。
まず挿通孔10について述べる。挿通孔10
は、拡大部ルーフパネル1の自由端部に、中央部
分を含み所定間隔を隔てて直列に複数穿設された
貫通孔よりなつている。図示例の挿通孔10は、
自由端部の両側部分と中央部分に各1個ずつ計3
個設けられている。
次に係合ロツド11について述べる。係合ロツ
ド11は、上記挿通孔10に遊貫されるととも
に、拡大部ルーフパネル1の折畳み状態におい
て、先端が本体部フロアパネル3の開放端部内に
臨む長さを有する複数のロツドよりなつている。
そしてこの係合ロツド11の先端にはそれぞれス
トツパ12が設けられ、図示例ではこのストツパ
12は、係合ロツド11の先端に固着された係合
板よりなつている。又係合ロツド11の露出基端
にはそれぞれ操作レバー13が設けられ、図示例
ではこの操作レバー13は、係合ロツド11の露
出基端に固着された握り部よりなつている。そこ
でストツパ12は、操作レバー13の回動操作に
より係合ロツド11を介し、第2図にて実線図示
の横向きの挿入・挿脱姿勢と、想像線図示の縦向
きの係合姿勢間を、回動自在となつている。
次に係合部14について述べる。係合部14
は、本体部フロアパネル3の開放端部に、その中
央部分を含み、拡大部ルーフパネル1の折畳み状
態における前記挿通孔10および係合ロツド11
に対応する位置および数にて設けられ、係合ロツ
ド11のストツパ12がそれぞれ係脱可能となつ
ている。図示例ではこの係合部14は、本体部フ
ロアパネル3の開放端部の端面に設けられた開口
よりなつている。すなわち第2図に示すごとく、
その形状は例えば横長の長方形よりなり、係合ロ
ツド11のストツパ12が前記横向きの挿入・挿
脱姿勢を取る場合には、開口たる係合部14に対
し挿入・挿脱自在となり、拡大部ルーフパネル1
等は展開拡張自在となる。又挿入後ストツパ12
が前記縦向きの係合姿勢を取る場合には、開口た
る係合部14に抜き出し不能に係合され、拡大部
ルーフパネル1等は折畳み状態にて保持されるこ
とになる。
係止装置は、このようになつている。
なお図示例にあつては、拡大部ルーフパネル1
の自由端部の内側面には、全長にわたつてパネル
状の雨避け部材15が取付けられている。この雨
避け部材15は、雨水等のシエルタ内への浸入を
防ぐほか、係合ロツド11が係る雨避け部材15
に対応して穿設された貫通孔16中を遊貫される
ことになるので、これにより係合ロツド11が強
固に支持されるという機能をも発揮する。
以上が構成の説明である。
次に作動等について説明する。
拡大部Aの折畳み状態において、本体部Bの開
口部Cは、拡大部Aを構成する各部材により閉鎖
される。すなわち開口部Cには、内側から順に拡
大部Aの折曲された両拡大部サイドパネル8、拡
大部側面パネル9、拡大部フロアパネル7、拡大
部ルーフパネル1の順に折畳まれて収納される
(第5図等参照)。
そして係止装置により、次のごとく開口部Cの
閉鎖状態が保持される。
すなわち、拡大部ルーフパネル1の挿通孔10
に挿通された係合ロツド11は、本体部フロアパ
ネル3の係合部14に先端を位置決めされる。す
なわち、ストツパ12が操作レバー13の回動操
作により挿入姿勢を取り、係合部14中に挿入さ
れる。
次に操作レバー13の回動操作により、ストツ
パ12が係合姿勢に回動することにより、ストツ
パ12は係合部14に抜き出し不能に係合され
る。このようにして開口部Cの閉鎖状態が保持さ
れる。
さてここにおいて、係合ロツド11により、本
体部フロアパネル3の開放端部は、その中央部分
を含み確実に支持されるとともに、本体部フロア
パネル3と拡大部ルーフパネル1とは確実に係止
されることになる。
もつて従来のごとくラツチD等の係止専用具と
支持ロツドE等の支持専用具とを併用し、別々に
設けることは不要となり、係止装置全体の構成が
著しく簡単容易化される。
そしてシエルタの移動時において、シエルタの
揺動、吊上作業の繰り返し、誤操作等によつてシ
エルタが傾斜し、積載荷物、機材等が片寄り、も
つて本体部フロアパネル3の開放端部の中央部分
に集中荷重がかかつた場合は、次のごとくなる。
すなわち、このような中央部分も係合ロツド1
1にて確実に支持され、かつこの係合ロツド11
はストツパ12により、本体部フロアパネル3の
係合部14と確実に係合されているので、抜脱す
るようなことは確実に防止される。
そこで本体部フロアパネル3の開放端部の中央
部分、および拡大部ルーフパネル1の自由端部の
中央部分が、押し拡げられて変形、破損すること
もなくなる。
以上が作動等の説明である。
「考案の効果」 本考案に係るシエルタにおける拡大部ルーフパ
ネルの係止装置は、以上説明したごとく、所定の
挿通孔と係合ロツドと係合部とを有してなること
により、係合ロツドにて本体部フロアパネルの開
放端部が、その中央部分を含み確実に支持される
とともに、係合ロツドにて本体部フロアパネルと
拡大部ルーフパネルとが確実に係止されることに
なる。すなわち、拡大部が折畳まれた状態におい
て、本体部フロアパネルの中央部分を含む開放端
部は、拡大部ルーフパネル側から各挿通孔を介し
各係合ロツドにて、確実に支持されるとともに、
この各係合ロツドは、ストツパにて本体部フロア
パネルの各係合部に係合されている。つまりこの
係合ロツドは、まず、この種従来例の係止用のラ
ツチとは異なり、本体部フロアパネルの開放端部
の中央部分と拡大部ルーフパネルの自由端部の中
央部分間に設けられるので、両者は中央部分でも
確実に係止され、又、この種従来例の支持用の支
持ロツドのように、単に挿通されているだけでは
なく、ストツパにて係合されているので抜脱が防
止され、本体部フロアパネルの開放端部はその中
央部分を含み確実に支持される。従つて、集中荷
重が本体部フロアパネルの開放端部の中央部分等
にかかつても、係合ロツドの曲がり、変形、抜脱
等が防止され、本体部フロアパネルおよび拡大部
ルーフパネルが押し拡げられて変形、破損する事
故も一掃され、シエルタの製品品質が著しく向上
し、しかもこれらは簡単かつ容易な構成により実
現され、従来のこの種係止装置に存した問題点が
一掃される等、その発揮する効果は、顕著にして
大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るシエルタにおける拡大
部ルーフパネルの係止装置の実施例を示し、その
要部を拡大した正断面図である。第2図は、その
係合部等を示す側面説明図である。第3図は、そ
のシエルタの斜視図である。第4図は、拡大部の
展開拡張の過程を示したシエルタの斜視説明図で
あり、第5図は、展開拡張の過程の状態を想像線
にて示したシエルタの平面説明図である。第6図
および第7図は、従来例に係る係止装置を備えた
シエルタを示し、第6図はその斜視図であり、第
7図はその正断面図である。第8図は、シエルタ
をトラツクに積載した状態の説明図である。 1……拡大部ルーフパネル、2……本体部サイ
ドパネル、3……本体部フロアパネル、4……本
体部ルーフパネル、7……拡大部フロアパネル、
8……拡大部サイドパネル、9……拡大部側面パ
ネル、10……挿通孔、11……係合ロツド、1
2……ストツパ、13……操作レバー、14……
係合部、A……拡大部、B……本体部、C……開
口部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 本体部に対し展開拡張、折畳み収納可能な拡大
    部を備えた箱状をなすシエルタにおける、折畳み
    状態の拡大部ルーフパネルの本体部への係止装置
    であつて、 上記シエルタの本体部は、底壁たる本体部フロ
    アパネルと、前後壁たる両本体部サイドパネル
    と、頂壁たる本体部ルーフパネルと、少なくとも
    左右いずれか一方の側面の開口部と、を有してな
    り、 上記シエルタの拡大部は、該本体部ルーフパネ
    ルの開放端部に回動自在に取付けられた拡大部ル
    ーフパネルと、該本体部フロアパネルの開放端部
    に回動自在に取付けられた拡大部フロアパネル
    と、該両本体部サイドパネルの開放端部にそれぞ
    れ回動自在に取付けられると共に中央縦部で折曲
    自在な両拡大部サイドパネルと、該両拡大部サイ
    ドパネルの先端がそれぞれ回動自在に取付けられ
    た拡大部側面パネルと、を有してなり、 かつ上記シエルタの拡大部は、内側から順に、
    折曲された該両拡大部サイドパネル、拡大部側面
    パネル、拡大部フロアパネル、拡大部ルーフパネ
    ルの順に折畳まれて、上記シエルタの本体部の開
    口部を閉鎖可能であり、 又、このような本体部と拡大部とからなる上記
    シエルタは、拡大部を折畳んだ状態で移動される
    が、その際傾斜して積載荷物や機材等の片寄りが
    発生し、該本体部フロアパネルの開放端部の中央
    部分に集中荷重がかかりやすくなつており、 上記係止装置は、折畳んだ状態の該拡大部ルー
    フパネルと、該本体部フロアパネル間を係止する
    ものであり、 該拡大部ルーフパネルの自由端部に、中央部分
    を含み所定間隔を隔てて穿設された複数の挿通孔
    と、 該各挿通孔に回動可能に挿通されるとともに、
    それぞれ、該拡大部ルーフパネルの折畳み状態に
    おいて先端が該本体部フロアパネルの開放端部に
    臨む長さを有し、かつ該先端に固着された係合板
    たるストツパが設けられ、露出基端には操作レバ
    ーが設けられてなる複数の係合ロツドと、 該本体部フロアパネルの開放端部の端面に開口
    として設けられると共に、本体部フロアパネルの
    開放端部の中央部分を含み、該拡大部ルーフパネ
    ルの折畳み状態における該各挿通孔に対応する位
    置および数にて設けられ、該各係合ロツドのスト
    ツパを挿脱自在であると共に抜き出し不能な係合
    も可能に係脱する複数の係合部とを、を有してな
    り、 該各係合ロツドは、該拡大部の折畳み状態にお
    いて該各挿通孔にそれぞれ挿通され、該各操作レ
    バーの回動操作により該各ストツパが該本体部フ
    ロアパネルの該各係合部に係合されて、該本体部
    フロアパネルの開放端部をその中央部分を含み支
    持すると共に、該本体部フロアパネルの開放端部
    と該拡大部ルーフパネルの自由端部とを、係止す
    るようになつていること、 を特徴とするシエルタにおける拡大部ルーフパネ
    ルの係止装置。
JP18320486U 1986-11-28 1986-11-28 Expired - Lifetime JPH056323Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022115147A (ja) * 2021-01-28 2022-08-09 株式会社パルデザインスタジオ トレーラハウス

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022115147A (ja) * 2021-01-28 2022-08-09 株式会社パルデザインスタジオ トレーラハウス

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