JPH024942Y2 - - Google Patents

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JPH024942Y2
JPH024942Y2 JP15048983U JP15048983U JPH024942Y2 JP H024942 Y2 JPH024942 Y2 JP H024942Y2 JP 15048983 U JP15048983 U JP 15048983U JP 15048983 U JP15048983 U JP 15048983U JP H024942 Y2 JPH024942 Y2 JP H024942Y2
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、コンテナにおけるフレキシブルドア
の下縁フレームの改善に関する。
まず従来の技術について述べる。
コンテナにおいては、少なくともそのコンテナ
本体の一面に貨物を積み卸しするための開口部が
設けられている。そしてこの開口部を開閉するた
めのドアは、従来一般にはリジツトドアが用いら
れている。しかし近年石油事情等により、特に航
空機用コンテナにあつては輸送効率の向上を図る
ために、コンテナの軽量化が強く望まれていた。
その要望に答えリジツトドアに替え、重量の軽い
帆布若しくはプラスチツクシート等の可撓性材で
形成したフレキシブルドアを設け、重量軽減を図
つたコンテナが提供され、係るコンテナが各航空
会社で多く使用されるようになつてきた。
ところで係る構造のコンテナにあつては、例え
ば第4図a,bに示す如く、フレキシブルドア2
1の下縁部をコンテナ本体22における開口部2
3の上部に固着し、フレキシブルドア21を上下
方向に開閉するよう構成されている。そしてフレ
キシブルドア21により開口部23を閉鎖した状
態において、フレキシブルドア21の下縁部に設
けられ開口部23の開口幅と略同一長さを有する
下縁フレーム24を、コンテナ本体22の側枠2
5,25に係止装置たる係止手段26,26によ
り係止することにより閉状態を保持せしめると共
に、下縁フレーム24の下面に設けられた係止装
置たるシール部材27によつてベース28との間
の水密性を保つよう構成されている。
さてこのようなコンテナにあつては、従来次の
問題が指摘されていた。
すなわち、係るコンテナは開口部23の剛性に
やや難点を有するため、貨物を積み込みフオーク
リフト等で持ち上げ移動させる際等に、ベース2
8が貨物の重量により一時的に撓むことがあり、
このベース28の撓みによつて、下縁フレーム2
4にもその中央部を押し上げるように曲げ荷重が
かかることになる。そして特に、開口部23の開
口幅の広いコンテナにあつてはこの傾向が著し
く、時には下縁フレーム24がその弾性限度を越
えて永久変形を起こしたり、或いは折損したりす
ることがあつた。そこでコンテナの耐久性に難点
を有すると共に、フレキシブルドア21が係止不
能に陥りシール性が損なわれるため、雨水等が浸
入して貨物を汚染させる等の事故が発生すること
があつた。
本考案は上述の事情に鑑みなされたものであつ
て、その技術的手段は、次のとおりである。
まずこのコンテナは、ベースと、該ベース上に
組付けられ天井部を備えたコンテナ本体と、上記
コンテナ本体の少なくとも一面に設けられた、貨
物を積み卸しするための開口部と、該開口部を開
閉するフレキシブルドアとを有してなつている。
下縁フレームは、その上縁部を該開口部上の上記
天井部に固着された該フレキシブルドアに対し、
その下縁部に沿つて設けられ、係止装置を備えて
なる。そして該下縁フレームは、該開口部の開口
幅と略同一長さを有し、かつその長手方向を二分
割して形成された左右のフレーム構成部材からな
つている。
該両フレーム構成部材は、連結装置を介し枢着
され、互いの端面が当接して互いに一直線状をな
す状態を上限として、共に下方向にのみ回動可能
である。かつ該両フレーム構成部材の上部間に
は、スプリングが介装され、該スプリングは、両
フレーム構成部材が上記一直線状をなす方向に常
時引張つて付勢している。
本考案に係るコンテナにおけるフレキシブルド
アの下縁フレームは、このような手段よりなるの
で次のごとくなる。すなわち、ベースの一時的撓
みにしたがつて、各フレーム構成部材が連結部の
枢軸を中心に付勢手段の付勢力に抗して下方向に
回動し、又ベースが常態に復元するに伴い各フレ
ーム構成部材も常態に容易に復元する。従つてベ
ースの撓みが大きい場合にも、下縁フレームに弾
性限度を越える荷重がかかることは防止され、も
つてコンテナの耐久性の向上が図れ、貨物の雨水
等による汚染事故等も阻止することができる。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説
明する。
まずその構成等について説明する。
第1図乃至第3図において、1はコンテナ、2
は略箱状をなすコンテナ本体、3は開口部、4は
フレキシブルドアである。なおこれらの図面にお
いて、前述の第4図において既に説明したところ
と共通する点については、その説明を省略する。
まずフレキシブルドア4は以下の如く構成され
ている。すなわち、5は帆布若しくはプラスチツ
クシート等の可撓性材で形成されたドアシートで
あり、このドアシート5の上縁部は、コンテナ本
体の開口部23上の天井部に対し、その上框(図
示せず)上に押え板6を介して取付ねじ6a,6
a……により固着されている。
7はドアシート5の下縁部に沿つて設けられた
下縁フレームであり、この下縁フレーム7は、ア
ルミ材製中空角状体で形成されこ左右二個のフレ
ーム構成部材8,8からなつている。それぞれの
フレーム構成部材8,8の当接端面は、正面にお
いて上部にフレーム構成部材8,8の軸心と直角
な垂直当接面8a,8aを備え、これに続き後述
の連結ピン13の頭部を嵌入埋設するための半円
形状の連結ピン挿入切欠部8b,8bを有してい
る。そして更にこの連結ピン挿入切欠部8b,8
bに続いて、下端に向つて略末広がり状に傾斜す
る後述の内設された結合片10と結合部材11を
介して連結ピン13により枢着された両フレーム
構成部材8,8が、連結ピン13を支点に上下方
向に所定角度回動する、作動用切欠部8c,8c
が形成されている。
9は両フレーム構成部材8,8を連結するため
の連結装置であり、この連結装置9は以下の如く
構成されている。すなわち一方のフレーム構成部
材8の端部両内側面に、前端部が突出する態様に
二枚の板状の連結片10,10を固着し、これら
の連結片10,10に挟装される幅に形成された
断面略U字形状の連結部材11の基端底部を、先
端部が突出する態様に他方のフレーム構成部材8
の内側底部に固着してなつている。
そして両フレーム構成部材8,8のそれぞれの
垂直当接面8a,8aが当接し両フレーム構成部
材8,8が一直線状をなす状態において、垂直当
接面8a,8aの延長線上における連結ピン挿入
切欠部8b,8bの略中心に中心が位置するよ
う、互の先端部が重合して位置する連結片10,
10と連結部材11に亙つて穿設された連結ピン
挿入孔12に、連結ピン13を嵌挿し、両フレー
ム構成部材8,8は連結されている。
連結ピン13は、第3図の1図および2図等に
示すごとく、その頭部13aがフレーム構成部材
8の一方の連結ピン挿入切欠部8bに嵌入され、
その後端部13bが他方の連結ピン挿入切欠部8
bにかしめられ嵌入されている。連結ピン13の
中央部は、連結片10,10および連結部材1
1,11に亙つて穿設された各連結ピン挿入孔1
2を貫挿し、フレーム構成部材8内の中空部に露
出している。
14,14は、両フレーム構成部材8,8の連
結部近傍の上面に立設された断面略U字形状のブ
ラケツトである。そしてこのブラケツト14,1
4に支持されたピン15,15間には、常時両フ
レーム構成部材8,8の垂直当接面8a,8aを
当接せしめ両フレーム構成部材8,8が一直線状
をなすように付勢するスプリング16が、張架さ
れている。
なお、17はフレーム構成部材8,8の下面に
設けられた、下縁フレーム7とベース18とのシ
ール部材である。又ベース18上にコンテナ本体
2が組付けられている。又以上説明した第1,
2,3図に示す実施例について、その他の構成等
は、前述の第4図に関し述べたところと共通であ
る。
本考案に係るコンテナ1におけるフレキシブル
ドア4の下縁フレーム7は、このように構成され
ている。
さてここでフオークリフトによる移動について
述べておく。
空港等においてフオークリフトでコンテナ1を
移動する際、その持ち上げ等は、従来より一般的
に次のごとく行われている。
すなわち予めコンテナ1を、所定間隔を置き平
行に配された例えば角柱状の複数本の台を介し
て、地面上に載置する。つまりこの台間の間隔に
より、コンテナ1の底部下面と地面間にフオーク
リフトのフオークを挿入可能な空間が、少なくと
も2本平行に形成される。そしてコンテナ1内
に、フレキシブルドア4が開放された開口部3を
介し、貨物が積み込まれる。しかる後フオークリ
フトのフオークを、コンテナ1の底部下面下に上
述により形成された空間内に、挿入する。そして
コンテナ1は、フオークリフトにより持ち上げら
れ、所定のごとく移動される。
なおその後、このようにフオークリフトにより
持ち上げられていたコンテナ1を、例えば航空機
へのドーリー、コンベア等の積み込み手段上に降
ろす際は、次のごとくなる。
すなわちまずコンテナ1が、フオークリフトに
よりドーリー、コンベア等の上に載置される。ド
ーリー、コンベア等の上面には溝が2本等形成さ
れているので、フオークリフトのフオークはこの
溝内に位置せしめられる。そして事後、コンテナ
1をドーリー、コンベア等に載置したまま、フオ
ークリフトのフオークのみが、この溝内から抜き
出されることになる。
フオークリフトによる移動は、このように行わ
れる。
次に本考案の動作等について説明する。
貨物が積み込まれたコンテナ1をフオークリフ
ト等で持ち上げ移動せしめる際等、貨物の重量に
よりベース18は一時的に撓む。そしてこのベー
ス18の撓みによつて、ベース18上に沿つて位
置する下縁フレーム7には、この下縁フレーム7
を湾曲変形せしめるよう作用する荷重が働く。
さてここでこのような荷重を受けた下縁フレー
ム7においては、下縁フレーム7を構成するフレ
ーム構成部材8,8が、連結部の連結ピン13を
支点としてスプリング16の付勢力に抗して、下
方向に自由に回動する(第2図の想像線で示す状
態)。もつて下縁フレーム7は、ベース18が一
時的に撓むことによつて生じた曲げ荷重を、直接
受けることはない。したがつて下縁フレーム7に
は、弾性限度を越え永久変形を越すような曲げ荷
重がかかることはない。
またコンテナ1の移動を終了し、ベース18が
常態に復元するのに伴つて、フレーム構成部材
8,8も、スプリング16の付勢力と自重によつ
て常態に復元する。もつて下縁フレーム7は、ベ
ース18上に一直線状に沿つて位置する状態とな
り、下縁フレーム7とベース18間は、シール部
材17によつて完全にシールされた状態となる。
以上、本考案のコンテナにおけるフレキシブル
ドアの下縁フレームについて、その構成ならびに
作用について説明したが、本考案はこれに限定さ
れるものではなく、その要旨を変更しない範囲に
おいて任意に設計変更が可能である。
以上が動作等の説明である。
本考案は、以上述べたところにより明らかなよ
うに、請求の範囲に記載のとおりの構成であるの
で、コンテナの移動時等に、ベースの撓みにより
フレキシブルドアの下縁フレームが永久変形を起
したり、或いは損傷したりしていた事故は防止さ
れる。もつてコンテナの耐久性を著しく増すこと
が可能となり、また下縁フレームの永久変形等に
起因し貨物が雨水等により汚染される等の事故も
防止することが可能になる等、その有する効果は
顕著にして大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示すも
ので、第1図は本考案のフレキシブルドアの下縁
フレームを実施したコンテナの斜視全体概略図、
第2図は第1図のA部の一部破断正面図、第3図
の1図は第2図のB−B線に沿う断面図、第3図
の2図は同1図の要部の拡大図である。第4図
a,bは従来例を示すもので、第4図aはコンテ
ナの正面図、第4図bは第4図aのC−C線に沿
う断面図である。 図中1はコンテナ、2はコンテナ本体、3は開
口部、4はフレキシブルドア、5はドアシート、
6は押え板、6aは取付ねじ、7は下縁フレー
ム、8はフレーム構成部材、8aは垂直当接面、
8bは連結ピン挿入切欠部、8cは作動用切欠
部、9は連結装置、10は連結片、11は連結部
材、12は連結ピン挿入孔、13は連結ピン、1
3aはその頭部、13bはその後端部、14はブ
ラケツト、15はピン、16はスプリング、17
はシール部材、18はベースである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ベースと、該ベース上に組付けられ天井部を備
    えたコンテナ本体と、上記コンテナ本体の少なく
    とも一面に設けられた、貨物を積み卸しするため
    の開口部と、該開口部を開閉するフレキシブルド
    アと、を有してなるコンテナにおいて、 その上縁部を該開口部上の上記天井部に固着さ
    れた該フレキシブルドアに対し、その下縁部に沿
    つて設けられ係止装置を備えた下縁フレームであ
    つて、 該下縁フレームは、該開口部の開口幅と略同一
    長さを有し、かつその長手方向を二分割して形成
    された左右のフレーム構成部材からなり、 該両フレーム構成部材は、連結装置を介し枢着
    され、互いの端面が当接して互いに一直線状をな
    す状態を上限として、共に下方向にのみ回動可能
    であり、 かつ該両フレーム構成部材の上部間にはスプリ
    ングが介装され、該スプリングは、両フレーム構
    成部材が上記一直線状をなす方向に常時引張つて
    付勢していること、 を特徴とするコンテナにおけるフレキシブルドア
    の下縁フレーム。
JP15048983U 1983-09-30 1983-09-30 コンテナにおけるフレキシブルドアの下縁フレ−ム Granted JPS6062095U (ja)

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JPS6062095U JPS6062095U (ja) 1985-04-30
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