JP4226152B2 - ボックスパレット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パレットの上面を囲むように、4つの側壁が形成された、所謂、ボックスパレットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ボックスパレットの1つの側壁の上半分に扉を設けて、該扉から、ボックスパレットに収容された物品の出し入れを行うようにしたボックスパレット(特公平6−33086号公報等)や、1つの側壁を、該側壁の下端部に形成されたヒンジを中心に回動させることにより、1つの側壁部分の全体を開口するようにしたボックスパレット(実用新案登録第2500274号公報等)が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ボックスパレットの1つの側壁の上半分に扉を設けたものは、該扉が配設された側壁の下半分が、収容された物品の出し入れの邪魔になり、物品の出し入れの作業性が悪いという問題がある。また、1つの側壁部分の全体を開口するようにしたボックスパレットにおいては、開口される側壁の重量に耐え得るほど、該側壁の下端部に配設されたヒンジが、強度的に十分でないために、ヒンジが損傷し、従って、ボックスパレットの耐久性が悪いという問題がある。
【0004】
また、従来のボックスパレットにおいては、扉が形成された側壁が、扉を設けたために強度的に弱く、また、扉や扉が形成された側壁に変形等があると、扉の開閉作業がうまく行えないという問題がある。
【0005】
更に、従来のボックスパレットにおいては、ボックスパレットの内部の隅部や側壁の角部等が角張っているので、ボックスパレットに収容されている、建築現場で使用されている防護カバーや漁業用網等を取り出す際に、防護カバーや漁業用網等が、ボックスパレットの内部の隅部や側壁の角部等に引っ掛かり、従って、防護カバーや漁業用網等のボックスパレットからの取り出し作業性が悪いという問題がある。
【0006】
更にまた、従来のボックスパレットにおいては、ボックスパレットに収容された物品による内圧により、扉を開閉するためのヒンジが損傷したり、或いは、ボックスパレットに収容された物品による内圧により、扉が、外側に膨出するという問題がある。
【0007】
本発明の目的は、上述した従来のボックスパレットが有する課題を解決し、物品の出し入れ作業性の向上した、且つ、耐久性の優れたボックスパレットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した目的を達成するために、第1には、底部と該底部の3辺から垂直に立設された側壁とからなるボックスパレット本体と、連結部材を介して上部扉部と下部扉部とに分割された扉とからなるボックスパレットであって、ボックスパレット本体の開口部の両側に縦長溝及び板状の補助壁を形成するとともに、上部扉部及び下部扉部の両側に、上記補助壁が挿入可能な縦長溝を形成し、更に、上記上部扉部及び下部扉部には、上記ボックスパレット本体に形成された縦長溝に挿入される板状の外側壁が形成されており、なお更に、上記ボックスパレット本体に形成された補助壁にスリットを形成するとともに、上記ボックスパレット本体に形成された縦長溝に水平枠を形成し、一方、上部扉部に形成された外側壁に、上記ボックスパレット本体に形成された水平枠が挿入可能なスリットを形成し、且つ、上部扉部の縦長溝に、上記ボックスパレット本体の補助壁に形成されたスリットに挿入可能な水平枠を形成したものであり、第には、ボックスパレット本体の開口部の両側に形成された縦長溝の巾が、下方が広く、上方に行くにしたが手、暫時、狭くなるように構成したものであり、第には、ボックスパレット本体の開口部を逆台形状にしたものである。
【0009】
【実施例】
先ず最初に、図1〜図3を用いて、本発明のボックスパレットBの全体構成について説明する。
【0010】
ボックスパレットBは、平面形状が方形状の底部1と該底部1の3辺から略垂直に立設された側壁2とからなるボックスパレット本体B1及び側壁2が設けられていない底部1に回動自在に配設された扉B2とから構成されており、扉B2は、上部扉部B2’と下部扉部B2”とに、後述する連結部材を介して分割されており、上部扉部B2’と下部扉部B2”とは、折り畳んで重なり合うことができるように構成されている。
【0011】
扉B2は、図1に示されているように、ボックスパレット本体B1の側壁2が設けられていない側を閉鎖するように、後述するロック部材により、ボックスパレット本体B1に固定可能に構成されている。また、図2に示されているように、上部扉部B2’のロック部材によるロックを解除して、上部扉部B2’を、下部扉部B2”に重ねるように回動させることにより、扉B2の上半分を開口することができ、更には、図3に示されているように、扉B2全体を、略水平状に倒すことにより、ボックスパレットBの1つ側面を開口することができるように構成されている。
【0012】
次に、図3及び図4〜図6を用いて、ボックスパレット本体B1への扉B2のの取り付け手段について説明する。
【0013】
ボックスパレット本体B1の底部1の開口側の上部角部には、所定の間隔を置いて、底部1の垂直側面1a側と上面1b側が開放された凹部3が形成されており、該凹部3の相対する側部には、それぞれ、相対する面及び上面が開放された縦溝4が形成されている。
【0014】
一方、下部扉部B2”には、ボックスパレット本体B1の底部1に形成された凹部3に対応して、係止部材5が、下部扉部B2”の下面6(下部扉部B2”を図1或いは図2に示されているように、垂直に立てた場合に、底部1に当接する面を下面と称する。なお、以下において、該下面と相対する面を上面と称し、また、ボックスパレットBの内側に面する面を内壁面及びボックスパレットBの外側に面する外壁面と称する。)に配設されている。係止部材5は、下部扉部B2”の下面6に、所定の間隔を置いて垂設された一対の板状の係合枠5aを有しており、係合枠5aの相対する側部には、それぞれ、相対する面5b側及び下部扉部B2”の外壁面7側が開放された係止凹部5cが形成されており、更に、係合枠5aの相対する面5bと反対側の外面5dには、底部1の凹部3の相対する側部に形成された縦溝4に挿入されるピン5eが突設されている。
【0015】
8は、水平部8aと垂直部8bとからなる、略T字状に形成された係止ブロックであり、垂直部8bは、係止部材5の一対の係合枠5aの間隙に挿入可能に構成されており、また、水平部8aの両端部の角部には、切り欠き8cが形成されて係止突起8dが設けられている。
【0016】
下部扉部B2”を、ボックスパレット本体B1に取り付けるには、先ず最初に、底部1の凹部3の相対する側部に形成された縦溝4に、係止部材5の係合枠5aの外面5dに突設されたピン5eを挿入する。次いで、係止部材5の一対の係合枠5aの間隙に、係止ブロック8の垂直部8bを挿入するとともに、係止ブロック8の水平部8aの両端部を、係止部材5の係止凹部5cに挿入する。係止部材5の係止凹部5cを形成する垂直壁の上端部には、庇部5fが突設されており、係止ブロック8を、一対の係止部材5の間隙に挿入することにより、該庇部5fに下面に、係止ブロック8の水平部8aの両端部に形成された係止突起8dが入り込み、係止ブロック8が、一対の係止部材5の間隙から簡単に、抜け出ないように構成されている。また、係止ブロック8を、一対の係合枠5aの間隙に挿入することにより、係止ブロック8が、一種のストッパーとして機能し、係止部材5の係合枠5aが、互いに接近する方向に移動しないように構成されており、従って、下部扉部B2”の係止部材5に突設されたピン5eが、底部1の凹部3から、底部1の垂直側面1aに対して垂直方向に、抜け出ないように構成されている。上部扉部B2’と下部扉部B2”とからなる扉B2は、合成樹脂で成型されており、その重量も重いので、下部扉部B2”の係止部材5に突設されたピン5eが、底部1の凹部3の上方から抜け出るようなことはない。
【0017】
上述したように、底部1の開口側の上部角部に形成された凹部3と、該凹部3の相対する側部に形成された縦溝4と、下部扉部B2”の下面に垂設された一対の係合枠5aと該係合枠5aの相対する面5bと反対側の外面5dに突設された、縦溝4に挿入されるピン5eとを有する係止部材5と、該係止部材5の係合枠5aの間隙に挿入される係止ブロック8とにより、ボックスパレット本体B1に下部扉部B2”を取り付けるようにしたので、扉B2を回動して、ボックスパレットBの1側面を開ける際に、図3に示されているように、扉B2を略水平に倒すことができ、略水平に倒された扉B2と底部1との間に段差が形成されることがなく、従って、ボックスパレットBの1側面を完全に開けることができ、扉B2が、ボックスパレットBに収容された物品の出し入れの邪魔になるようなことが防止できる。
【0018】
次に、主として、図2、図7及び図8を用いて、上部扉部B2’と下部扉部B2”との連結手段について説明する。
【0019】
下部扉部B2”の上面側の端部には、所定の間隔を置いて、下部扉部B2”のの厚さを貫通した凹部9が形成されており、該凹部9を形成することにより、凹部9の間には、凸状突起部10が形成されている。凸状突起部10の内壁面11側の上端部角部には切り欠き部12が形成されており、従って、凸状突起部10の上端部には薄肉部10aが形成されている。また、隣接する凸状突起部10間の凹部9には、水平杆13が架橋されている。
【0020】
上部扉部B2’の下面(下部扉部B2”の上面に相対する面)14と外壁面15とによって形成される角部には、下部扉部B2”に形成された凹部9に対応して、窪み部16が形成されており、従って、上部扉部B2’の下面14側には、所定の間隔をおいて、薄肉壁17が形成されることになる。上部扉部B2’の下面14側に、所定の間隔をおいて薄肉壁17を形成することにより、薄肉壁17の両側には厚肉壁18が形成され、相対する厚肉壁18の壁面18a間には、水平杆19が架橋されている。20は、薄肉壁17に穿設された窓部である。また、上部扉部B2’の厚肉壁18の外壁面15側の先端部角部には、下部扉部B2”の凸状突起部10の内壁面11側の上端部角部に形成された切り欠き部12と同様の切り欠き部を形成することにより、厚肉壁18の先端部には、薄肉壁17と同じ肉厚の薄肉部が形成されている。
【0021】
21は、下部扉部B2”側の水平杆13と上部扉部B2’側の水平杆19の直径の略半分が挿入可能な2条の溝部21aが形成された、半割り状態の一対の連結具である。
【0022】
上部扉部B2’と下部扉部B2”とを連結する際には、先ず最初に、下部扉部B2”の凹部9に架橋された水平杆13と、上部扉部B2’の厚肉壁18の壁面18a間に架橋された水平杆19とが相対するように、上部扉部B2’と下部扉部B2”とを並設し、次いで、一対の連結具21の2条の溝部21aに、下部扉部B2”の水平杆13と上部扉部B2’の水平杆19を挿入するとともに、一対の連結具21を、図示されていないボルト・ナット等の固着手段により連結したり、或いは、一対の連結具21の接合面に接着剤を塗布して、一対の連結具21を接着したり、或いは、一対の連結具21の接合面を溶融し、接合した後、冷却することにより、溶融接合する等して、一対の連結具21を介して、上部扉部B2’と下部扉部B2”とを連結する。
【0023】
上述したように、下部扉部B2”の上面に形成された複数の凸状突起部10と、該凸状突起部10間に架橋された水平杆13と、上部扉部B2’の下面14に形成された複数の薄肉壁17と、該薄肉壁17に隣接した厚肉壁18と、該厚肉壁18間に架橋された水平杆19とを設け、上記下部扉部B2”と上部扉部B2’とを、上記凸状突起部10間に架橋された水平杆13と厚肉壁18間に架橋された水平杆19とを連結する連結具21を介して連結するようにしたので、図2及図8(b)に示されているように、下部扉部B2”と上部扉部B2’とを重なるように折り畳むことができるので、上部扉部B2’のみを回動させて、扉Bを半開きにした際にも、ボックスパレットBへより接近することができ、従って、ボックスパレットBに収容された物品の出し入れ作業の作業性が向上する。
【0024】
図2或いは図8(b)に示されているように、上部扉部B2’を、下部扉部B2”に重ねるように回動させることにより、扉B2の上半分を開放した状態から、上部扉部B2’を上方に回動させると、図8(a)に示されているように、上部扉部B2’の薄肉壁17及び厚肉壁18の先端部に形成された薄肉部が、下部扉部B2”の凸状突起部10の内壁面11側の上端部角部に形成された切り欠き部12に嵌まり込むとともに、下部扉部B2”の内壁面11と上部扉部B2’の内壁面22とが、略面一になるように構成されている。また、上部扉部B2’の薄肉壁17及び厚肉壁18の先端部に形成された薄肉部が、下部扉部B2”の凸状突起部10の内壁面11側の上端部角部に形成された切り欠き部12に嵌まり込むように構成されているので、ボックスパレットBに収容された物品により、ボックスパレットBの内側から、下部扉部B2”の内壁面11と上部扉部B2’の内壁面22に負荷が加わっても、下部扉部B2”及び上部扉部B2’が、外方向に膨出するようなことが防止できるとともに、下部扉部B2”及び上部扉部B2’の外方向への膨出により、連結具21や水平杆13、19が破損するようなことが防止できる。
【0025】
次に、図3、図4、図9及び図10を用いて、ボックスパレット本体B1と、下部扉部B2”及び上部扉部B2’との嵌合手段について説明する。
【0026】
ボックスパレット本体B1の相対する側壁2の開口側には、支柱2aが、該側壁2と一体に形成されており、支柱2aの相対する側面2bには、支柱2aの高さ方向に沿って、ボックスパレット本体B1の外側に向かって開口された縦長溝2cが形成されている。相対する側壁2は同じ構造を有しているので、縦長溝2cの構造については、主として、一方の側壁2の支柱2aに形成された縦長溝2cを用いて説明する。
【0027】
縦長溝2cは、側面2bと、該側面2bに対して垂直な奥壁2dと、側面2bに平行な補助壁2eとにより構成されている。また、補助壁2eの上部領域には、所定の間隔を置いて、開口側の巾が広く、奥壁2d方向に行くにしたがって巾が徐々に狭まったスリット2e’が設けられており、該スリット2e’間に形成される、補助壁2eを構成する略台形状の壁部2e”の略中間部と側面2bとの間には、水平枠2fが形成されている。本実施例においては、補助壁2eの上部領域に、4つのスリット2e’が設けられ、3個の略台形状の壁部2e”が形成されている例が示されている。
【0028】
下部扉部B2”の両側には、ボックスパレットBの内側方向が開口された縦長溝23が形成されており、下部扉部B2”の両側には、該縦長溝23を構成する板状の外側壁23aが形成されている。同様に、上部扉部B2’の両側にも、ボックスパレットBの内側方向が開口された縦長溝24が形成されている。上部扉部B2’の縦長溝24を構成する板状の外側壁24aの上部領域には、所定の間隔を置いて、開口側の巾が広く、奥壁24b方向に行くにしたがって巾が徐々に狭まったスリット24a’が設けられており、該スリット24a’間に形成された、外側壁24aを構成する略台形状の壁部24a”の略中間部と、該外側壁24aと相対する上部扉部B2’の側面24cとの間には、水平枠24dが形成されている。本実施例においては、外側壁24aの上部領域に、3つのスリット24a’が設けられ、2個の略台形状の壁部24a”が形成されている例が示されている。
【0029】
図3に示されている扉B2が、略水平状に倒されて、ボックスパレットBの1つ側面が開口された状態から、ボックスパレット本体B1の開口部を閉鎖するために、扉B2をボックスパレット本体B1方向に回動させると、先ず最初に、下部扉部B2”の両側に形成された外側壁23aが、該外側壁23aの下方から順次、ボックスパレット本体B1の支柱2aに形成された縦長溝2cに挿入されるとともに、ボックスパレット本体B1の支柱2aに形成された補助壁2eが、該補助壁2eの下方から順次、下部扉部B2”に形成された縦長溝23に挿入されるように構成されている。
【0030】
次いで、同様に、上部扉部B2’の両側に形成された外側壁24aが、該外側壁24aの下方から順次、ボックスパレット本体B1の支柱2aに形成された縦長溝2cに挿入されるとともに、ボックスパレット本体B1の支柱2aに形成された補助壁2eが、該補助壁2eの下方から順次、上部扉部B2’に形成された縦長溝24に挿入されるように構成されている。また、上部扉部B2’に形成された水平枠24dが、ボックスパレット本体B1の補助壁2eに形成されたスリット2e’に挿入されるように構成されている。スリット2e’は、上述したように、開口側の巾が広く、奥壁2d方向に行くにしたがって巾が徐々に狭まったスリット2e’として形成されているので、スリット2e’への上部扉部B2’に形成された水平枠24dの挿入が容易となる。同様に、ボックスパレット本体B1に形成された水平枠2fが、上部扉部B2’の外側壁24aに形成されたスリット24a’に挿入されるように構成されている。スリット24a’も、開口側の巾が広く、奥壁24b方向に行くにしたがって巾が徐々に狭まったスリット24a’として形成されているので、スリット24a’へのボックスパレット本体B1に形成された水平枠2fの挿入が容易となる。
【0031】
上述したように、下部扉部B2”及び上部扉部B2’に形成された外側壁23a、24aが、ボックスパレット本体B1の支柱2aに形成された縦長溝2cに挿入されるとともに、ボックスパレット本体B1の支柱2aに形成された補助壁2eが、下部扉部B2”及び上部扉部B2’に形成された縦長溝23、24に挿入されるように構成されているので、ボックスパレット本体B1の扉B2による閉鎖を、確実に、且つ、迅速に、行うことができるとともに、下部扉部B2”及び上部扉部B2’の横方向の揺れを防止することができるので、安定した状態で、ボックスパレット本体B1を扉B2で閉鎖することができる。
【0032】
また、上部扉部B2’に形成された水平枠24dが、ボックスパレット本体B1の補助壁2eに形成されたスリット2e’に挿入されるとともに、ボックスパレット本体B1に形成された水平枠2fが、上部扉部B2’の外側壁24aに形成されたスリット24a’に挿入されるように構成されているので、下部扉部B2”及び上部扉部B2’の縦方向の揺れを防止することができるので、安定した状態で、ボックスパレット本体B1を扉B2で閉鎖することができる。
【0033】
図11に示された実施例は、ボックスパレット本体B1の支柱2aに形成された縦長溝2cの巾wを、下方が広く、上方に行くにしたがって、暫時、狭くなるように形成したものである。このように構成することにより、図3に示されているように、略水平状に倒された状態の扉B2を、ボックスパレット本体B1方向に回動させて、下部扉部B2”の両側に形成された外側壁23aを、該外側壁23aの下方から順次、ボックスパレット本体B1の支柱2aに形成された縦長溝2cに挿入する際に、下部扉部B2”の外側壁23aの下部を、確実に、且つ、迅速に、ボックスパレット本体B1の支柱2aに形成された縦長溝2cに挿入することができるとともに、順次、下部扉部B2”及び上部扉部B2’の左右方向の位置を矯正しながら、確実に、且つ、迅速に、ボックスパレット本体B1を扉B2で閉鎖することができる。
【0034】
次に、主として、図1、図3、図10、図12及び図13を用いて、下部扉部B2”及び上部扉部B2’のボックスパレット本体B1へのロック手段について説明する。なお、ロック手段の構成は同じであるので、1つのロック手段についてのみ説明する。
【0035】
図1に示されているように、上部扉部B2’の中央領域25を除いて、下部扉部B2”及び上部扉部B2’の外壁面には、縦横に走るリブ26が形成されている。上部扉部B2’或いは下部扉部B2”のボックスパレット本体B1の支柱2a側の端に形成された巾広の縦リブ26a、該巾広の縦リブ26aに隣接した巾狭の縦リブ26b、及び、巾広の縦リブ26aと巾狭の縦リブ26bを連結する上下方向に形成された横リブ26c、26dにより、箱型の空間部が形成されている。巾広の縦リブ26aには、巾広の縦リブ26aを貫通する方形状の横孔26a’が形成されている。該横孔26a’に対応するボックスパレット本体B1の支柱2aには、巾広の縦リブ26a側に開口を有する、上記方形状の横孔26a’と同様の横孔27が形成されている。
【0036】
28は、巾広の縦リブ26aに形成された横孔26a’に挿入された挿入部28aと指を入れることができる凹部28b’を有する把手部28bとからなるスライド部材であり、28cは、把手部28bの挿入部28a側の側面に、挿入部28aと略平行に突設されたフック部材である。図12に示されているように、スライド部材28が、左方向に位置している時には、挿入部28aの先端が、ボックスパレット本体B1の支柱2aに形成された横孔27から抜け出ており、下部扉部B2”或いは上部扉部B2’が、ボックスパレット本体B1に対してロックされていない状態にある。また、スライド部材28を、図12に示されている状態から、右方向にスライドさせて、図13に示されている状態にした際には、スライド部材28の挿入部28aの先端部が、ボックスパレット本体B1の支柱2aに形成された横孔27に挿入されて、下部扉部B2”或いは上部扉部B2’が、ボックスパレット本体B1に対してロックされるとともに、フック部材28cの先端に形成された鉤部28c’が、巾広の縦リブ26aに形成された切り欠き部26a”に係止されて、スライド部材28が、簡単に、左方向に移動することが防止されるように構成されている。
【0037】
下部扉部B2”或いは上部扉部B2’が、ボックスパレット本体B1に対してロックされた状態から、このロックを解除する際には、フック部材28cを下方に押し、鉤部28c’を、巾広の縦リブ26aに形成された切り欠き部26a”から外した後に、スライド部材28を、左方向に移動させて、スライド部材28の挿入部28aの先端を、ボックスパレット本体B1の支柱2aに形成された横孔27から抜き出すことにより行う。
【0038】
下部扉部B2”及び上部扉部B2’のボックスパレット本体B1へのロック手段は、下部扉部B2”及び上部扉部B2’に適当数、配設することができる。本実施例においては、下部扉部B2”の両側に、それぞれ、2個、上部扉部B2’の両側に、それぞれ、1個、配設された例が示されている。なお、28dは、スライド方向に沿って挿入部28aに突設された複数の凸条であり、該凸条28dが挿入可能な凹溝(図示されていない。)が、巾広の縦リブ26aの横孔26a’側の内面及び支柱2aの横孔27側の内面に形成されている。このような、凸条28d及び凹溝を形成することにより、スライド部材28の上下方向に振れを減少させることができるとともに、スライド部材28のスムースなスライドが可能となる。
【0039】
底部1の開口側の側壁2に沿った垂直断面図である図14に示されているように、底部1の開口側には、底部1の水平面1aより高い段部1bが形成されており、段部1bと水平面1aとの間には、傾斜面或いは所定の曲率半径を有する大きなアール面1cが形成されている。このように、底部1の開口側に、傾斜面或いは所定の曲率半径を有する大きなアール面1cを形成することにより、図3に示されているように、扉B2全体を略水平状に倒して、ボックスパレットBの開口から、ボックスパレットBに収容された物品を取り出す際に、取り出される物品が、従来のボックスパレットBのように、段部1bと底部1の水平面1aとに形成された角部に引っ掛かるようなことがなく、ボックスパレットBに形成された開口から、物品をスムースに取り出すことができる。
【0040】
図1〜図3、図9及び図10において、29は、相対する側壁2の上端部に、所定の間隔を置いて形成された凹部であり、該凹部29には、水平杆30が架橋されている。ボックスパレットBを運搬する場合には、この水平杆30にスリングやフック等を掛けて、クレーン等により持ち上げて、車等に載置して運搬する。
【0041】
図15には、上述したボックスパレットBの別の実施例が示されており、この実施例においては、扉B2により閉鎖されるボックスパレット本体B1の開口を、逆台形状に形成したものであり、該逆台形状の開口に合わせて、図15に示されているように、下部扉部B2”及び上部扉部B2’も、逆台形状に形成されている。このように、ボックスパレット本体B1の開口を逆台形状に形成することにより、相対する側壁2の支柱2aの扉B2側の巾w’を、広くすることができるので、ボックスパレット本体B1の強度を増すことができる。なお、上記の変更以外は、上述した実施例に同じであるので、その説明は省略する。
【0042】
【発明の効果】
本発明は、以上説明した構成を有しているので、以下に記載する効果を奏するものである。
【0043】
下部扉及び上部扉部に形成された外側壁が、ボックスパレット本体に形成された縦長溝に挿入されるとともに、ボックスパレット本体に形成された補助壁が、下部扉部及び上部扉部に形成された縦長溝に挿入されるように構成されているので、ボックスパレット本体の扉による閉鎖を、確実に、且つ、迅速に行うことができるとともに、下部扉部及び上部扉部の横方向の揺れを防止することができるので、安定した状態で、ボックスパレット本体を扉で閉鎖することができる。
【0044】
上部扉部に形成された水平枠が、ボックスパレット本体に形成されたスリットに挿入されるとともに、ボックスパレット本体に形成された水平枠が、上部扉部の外側壁に形成されたスリットに挿入されるように構成されているので、下部扉部及び上部扉部の縦方向の揺れを防止することができるので、安定した状態で、ボックスパレット本体を扉で閉鎖することができる。
【0045】
ボックスパレット本体に形成された縦長溝の巾を、下方が広く、上方に行くにしたがって、暫時、狭くなるように形成したので、下部扉部の外側壁の下部を、確実に、且つ、迅速に、ボックスパレット本体に形成された縦長溝に挿入することができるとともに、順次、下部扉部及び上部扉部の左右方向の位置を矯正しながら、確実に、且つ、迅速に、ボックスパレット本体を扉で閉鎖することができる。
【0046】
ボックスパレット本体の開口を、逆台形状に形成したので、ボックスパレット本体の強度を増すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のボックスパレットの斜視図である。
【図2】図2は同じく本発明のボックスパレットの斜視図である。
【図3】図3は同じく本発明のボックスパレットの斜視図である。
【図4】図4は本発明のボックスパレットを構成する扉等の拡大斜視図である。
【図5】図5は本発明のボックスパレットの扉をボックスパレット本体に取り付ける手段を説明するための拡大分解斜視図である。
【図6】図6は同じく本発明のボックスパレットの扉をボックスパレット本体に取り付ける手段を説明するための拡大分解斜視図である。
【図7】図7は本発明のボックスパレットの扉を構成する上部扉部と下部扉部とを連結する連結手段を説明するための拡大分解斜視図である。
【図8】図8は本発明のボックスパレットの扉を構成する上部扉部と下部扉部とを連結する連結手段を説明するための連結部分の垂直断面図である。
【図9】図9は本発明のボックスパレットの扉とボックスパレット本体との嵌合手段を説明するためのボックスパレット本体の一部拡大斜視図である。
【図10】図10は本発明のボックスパレットの扉とボックスパレット本体との嵌合手段を説明するための上部扉部の垂直断面を含む側面図である。
【図11】図11は本発明の他の実施例のボックスパレットのボックスパレット本体の一部正面図である。
【図12】図12は本発明のボックスパレットの扉とボックスパレット本体とのロック手段を説明するための一部拡大斜視図である。
【図13】図13は同じく本発明のボックスパレットの扉とボックスパレット本体とのロック手段を説明するための一部拡大斜視図である。
【図14】図14は本発明のボックスパレットの底部の開口側の側壁に沿った垂直断面図である。
【図15】図15は本発明の他の実施例のボックスパレットの斜視図である。
【符号の説明】
B・・・・・・・・・ボックスパレット
B1・・・・・・・・ボックスパレット本体
B2・・・・・・・・扉
B2’・・・・・・・上部扉部
B2”・・・・・・・下部扉部
1・・・・・・・・・底部
2・・・・・・・・・側壁

Claims (3)

  1. 底部と該底部の3辺から垂直に立設された側壁とからなるボックスパレット本体と、連結部材を介して上部扉部と下部扉部とに分割された扉とからなるボックスパレットであって、ボックスパレット本体の開口部の両側に縦長溝及び板状の補助壁を形成するとともに、上部扉部及び下部扉部の両側に、上記補助壁が挿入可能な縦長溝を形成し、更に、上記上部扉部及び下部扉部には、上記ボックスパレット本体に形成された縦長溝に挿入される板状の外側壁が形成されており、なお更に、上記ボックスパレット本体に形成された補助壁にスリットを形成するとともに、上記ボックスパレット本体に形成された縦長溝に水平枠を形成し、一方、上部扉部に形成された外側壁に、上記ボックスパレット本体に形成された水平枠が挿入可能なスリットを形成し、且つ、上部扉部の縦長溝に、上記ボックスパレット本体の補助壁に形成されたスリットに挿入可能な水平枠を形成したことを特徴とするボックスパレット。
  2. ボックスパレット本体の開口部の両側に形成された縦長溝の巾が、下方が広く、上方に行くにしたが手、暫時、狭くなるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のボックスパレット。
  3. ボックスパレット本体の開口部を逆台形状にしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のボックスパレット。
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