JP2602911Y2 - 運搬容器 - Google Patents

運搬容器

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JP2602911Y2
JP2602911Y2 JP1992081078U JP8107892U JP2602911Y2 JP 2602911 Y2 JP2602911 Y2 JP 2602911Y2 JP 1992081078 U JP1992081078 U JP 1992081078U JP 8107892 U JP8107892 U JP 8107892U JP 2602911 Y2 JP2602911 Y2 JP 2602911Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各種の物品を収容し運
搬するための蓋を有する運搬容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、各種の物品を収容し運搬するため
の蓋を有する運搬容器としては、容器本体の開口部の内
寸より幾分小さい蓋を容器本体の開口部に嵌合するとと
もに、蓋の一辺に沿って取着した軸を中心に蓋を回動さ
せることにより蓋の開閉を行うものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述した容器本体の開
口部の内寸より幾分小さい蓋を容器本体の開口部に嵌合
するとともに、蓋の一辺に沿って取着した直線状の軸を
中心に蓋を回動させることにより蓋の開閉を行うように
した運搬容器は、容器本体の内部に蓋があるため容器の
有効容積が減少するとともに、容器本体の内部の上記軸
付近の蓋の端部が、蓋の開閉の際に、容器本体の内部に
おいて回動するための空間を必要とするために、更に容
器の有効容積が減少し、また、容器本体の内部において
軸付近の蓋の端部が回動するために、蓋の端部が容器に
収容した物品に接触し物品を損傷するという問題があっ
た。
【0004】また、従来の蓋は、図6に示されているよ
うに、蓋cの裏面に補強用リブr1,r2が格子状に突
設されているため、容器本体bの有効高さhが低くな
り、従って、容器本体bの有効容積が減少するととも
に、このような蓋cを有する容器本体bを仕切り板pで
仕切り、仕切り毎に活魚を一匹ずつ収容するようにした
活魚の運搬に使用すると、活魚の向きと直行する方向の
補強用リブr2に背びれが接触し活魚が傷つき活魚の品
質を低下させたり或いは活魚が死亡する等の問題があっ
た。
【0005】本考案の目的は、上述した従来の蓋を有す
る運搬容器の課題を解決し、容器の容積を最大限に有効
に利用することが可能な運搬容器を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案は、長軸部と、該長軸部の両端に延設され
た長軸部と略直交する短軸部と、該短軸部の両端から長
軸部と同じ方向に延びる嵌合軸部からなる回転軸の長
軸部を蓋の裏面に突設された係止リブに係合するとと
もに、回転軸の嵌合軸部を容器本体穿設された軸孔に
嵌合し、且つ、蓋の裏面に突設された補強リブを蓋の一
方の辺に沿ってのみ該辺に平行に設け、更に、仕切り板
を、前記蓋の裏面に突設された補強リブと同一方向に容
器本体内に配置したものである。
【0007】上記の目的を達成するための本考案の手段
について、以下に図1乃至図5に基づいて詳述する。本
考案の一実施例として略長方形状の蓋Cの平面図を示す
図1及び蓋Cの一部断面を含む側面図を示す図2におい
て、1は水平方向に延びる蓋Cの水平縁部であり、2は
蓋Cの上部周縁のやや内側に略垂直に立設された垂直縁
部であり、また、3は蓋Cの下部周縁のやや内側に略垂
直に立設された後述する容器本体の開口部に嵌合する嵌
合部であり、更に、Rは略長方形状の蓋Cの長辺C1に
平行に蓋Cの裏面に略垂直方向に所定の間隔で複数立設
された補強リブであり、補強リブRは蓋Cの短辺C2に
沿っては設けられておらず、蓋Cの長辺C1に沿っての
み長辺C1に平行に設けられている。なお、4は蓋Cに
多数穿設された透孔である。
【0008】Lは蓋Cの長辺C1に沿って蓋Cの裏面に
枢着された回転軸であり、回転軸Lは、図1に示されて
いるように、蓋Cの略長辺C1の長さ(後述する容器B
の開口部の長辺B1側の内側の長さより若干短い長さ)
を有する長軸部L1、長軸部L1の両端に延設された長
軸部L1と略直交する短軸部L2及び後述する容器本体
の開口部の短辺の所定箇所に穿設された軸孔に嵌合する
短軸部L2の両端から長軸部L1と同じ方向に延びる嵌
合軸部L3により構成されており、回転軸Lは金属製の
棒状体を折り曲げることにより一体に形成されることが
好ましい。
【0009】5及び5’は、図2に示されているよう
に、所定の一対の補強リブR’及びR”間に設けられた
回転軸Lの長軸部L1を蓋Cの裏面に枢着するための係
止リブであり、係止リブ5、5’は、図2に示されてい
るように、蓋Cの短辺C2の略1/3の付近に蓋Cの長
辺C1に沿って平行に所定数突設されている。
【0010】また、L’は蓋Cの長辺C1に沿って蓋C
の裏面に枢着された補強棒であり、補強棒L’は、図1
に示されているように、蓋Cの略長辺C1の長さを有す
るとともに、蓋Cの裏面に突設された上記の係止リブ
5、5’と同様な係止リブにより蓋Cの裏面に固着され
ており、蓋Cの短辺C2の中心線を挟んで上記の回転軸
Lの長軸部L1とは反対側の蓋Cの裏面に取着されるこ
とが好ましいが、何ら、このような位置に限定されるも
のではない。
【0011】図3は、蓋Cに枢着された回転軸Lの嵌合
軸部L3が、水平方向に突設された縁部7、7’を有す
る容器本体Bの上部枠部B’の両短辺B2の端部近傍に
穿設された軸孔6に嵌合されている蓋Cが開けられた状
態を示す運搬容器の斜視図であり、また、図1乃至図4
において8は蓋Cの回転軸Lが枢着された側と反対側の
長辺C1の略中央部に突設された係止片であり、係止片
8の先端部には鉤部8’が設けられており、鉤部8’は
容器本体Bの縁部7に係合可能に構成されている。な
お、図3において9は容器本体Bの側壁に多数穿設され
た透孔であり、容器本体Bの底面に設けることもでき
る。勿論、収容される物品によってはこのような透孔を
設ける必要はない。
【0012】次に図4を用いて、蓋Cの開閉操作につい
て説明する。一点鎖線で示されている蓋Cが開いた状態
から、蓋Cを、容器本体Bの上部枠部B’に穿設された
軸孔6に嵌合された回転軸Lの嵌合軸部L3を中心に時
計方向に回動させることにより、実線で示されているよ
うに蓋Cを容器本体Bの開口部に被せるとともに、容器
本体Bの縁部7に蓋Cの係止片8の鉤部8’を係合させ
ることにより蓋Cをしっかりと容器本体Bに嵌着するも
のである。
【0013】一方、実線で示されている蓋Cが容器本体
Bに嵌着された状態から蓋Cを開ける場合には、蓋Cの
係止片8の鉤部8’と容器本体Bの縁部7の係合を解除
し、次いで、蓋Cを上方に持ち上げることにより蓋Cの
嵌合部3を容器本体Bの開口部から外し、その後、蓋C
を、容器本体Bの上部枠部B’に穿設された軸孔6に嵌
合された回転軸Lの嵌合軸部L3を中心に反時計方向に
回動させることにより、一点鎖線で示されているような
蓋Cが開いた状態にするものである。
【0014】上述したように、蓋Cを開ける際には、先
ず、蓋Cの係止片8の鉤部8’と容器本体Bの縁部7の
係合を解除するとともに、蓋Cを上方に持ち上げ蓋Cの
嵌合部3を容器本体Bの開口部から外す必要があるの
で、衝撃等の外力が加わっても簡単に蓋Cが開くことが
なく、また、回転軸Lの長軸部L1と直交する短軸部L
2の長さを、図4に示されているように、容器本体Bの
上部枠部B’に穿設された軸孔6から略容器本体Bの縁
部7の外周迄の長さに構成することにより、容器本体B
の開口部が蓋Cに覆われることなく完全に開放されるの
で、収容される物品の出し入れを容易に行うことができ
る。なお、蓋Cの嵌合部3を長くし、蓋Cを上方に持ち
上げ距離を大きくすることにより、より蓋Cを開け難く
することができるとともに、また逆に、蓋Cの嵌合軸部
3を、必要に応じて、非常に短くしたり或いは全くなく
すことにより蓋Cの開閉を簡単に行うように構成するこ
ともできる。
【0015】また、図3においてPは容器本体Bの長辺
B1に沿って容器本体B内に取り外し可能に配置された
仕切り板であり、仕切り板Pにより仕切られた空間に物
品を収納する場合には、上述したように補強リブRが蓋
Cの短辺C2に沿っては設けられておらず蓋Cの長辺C
1に沿ってのみ長辺C1に平行に設けられているので、
図5に示すように、容器本体Bの有効高さHを従来の容
器本体bに比べ高くすることができるとともに、例え
ば、仕切り板Pで仕切られた仕切り毎に一匹の活魚を入
れて運搬する場合にも、補強リブRが蓋Cの短辺C2に
沿っては設けられていないので、従来の運搬容器のよう
に、蓋cの短辺に沿って蓋cの裏面に突設された活魚の
向きと直行する方向の補強用リブr2に、活魚の背びれ
が接触し活魚が傷つき活魚の品質を低下させたり或いは
活魚が死亡するようなことを防止することができる。
【0016】なお、蓋Cに枢着された回転軸Lの嵌合軸
部L3が、容器本体Bの上部枠部B’の短辺B2の端部
近傍に穿設された軸孔6に嵌合された場合を実施例とし
て本考案を説明したが、蓋Cに枢着された回転軸Lの嵌
合軸部L3を、容器本体Bの上部枠部B’の長辺B1の
端部近傍に穿設された軸孔に嵌合することができること
は勿論であり、また、仕切り板Pを容器本体Bの長辺B
1に沿って容器本体B内に配置する代わりに、容器本体
Bの短辺B2に沿って容器本体B内に配置することもで
き、この場合には、当然のことながら蓋Cの裏面に立設
された補強リブRは蓋Cの短辺C2に沿ってのみ設けら
れることになる。更に、容器本体B及び蓋Cの形状は上
記の実施例のように略長方形に限定されるものではな
く、正方形を含め多角形状或いは円形状に形成すること
もできる。
【0017】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。蓋
を開ける場合には、蓋の係止片の鉤部と容器の縁部の係
合を解除するとともに、蓋を上方に持ち上げ蓋の嵌合部
を容器の開口部から外す必要があるので、衝撃等の外力
が加わっても簡単に蓋が開くことがなく、また、回転軸
の長軸部と略直交する短軸部の長さを、容器の上部枠部
に穿設された軸孔から略容器の縁部の外周迄の長さに構
成することにより、容器の開口部が蓋に覆われることな
く完全に開放されるので、収容される物品の出し入れを
容易に行うことができる。
【0018】補強リブは蓋の短辺に沿っては設けられて
おらず蓋の長辺に沿ってのみ長辺に平行に設けられてい
るので、容器の有効高さを従来の容器に比べ高くするこ
とができるとともに、例えば、活魚等を入れて運搬する
場合にも、蓋の短辺に沿って蓋の裏面に突設された補強
用リブに背びれが接触し活魚が傷つき活魚の品質を低下
させたり或いは活魚が死亡するようなことを防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の蓋の平面図である。
【図2】図2は本考案の蓋の側面図である。
【図3】図3は容器本体に蓋を取り付けた状態を示す本
考案の斜視図である。
【図4】図4は本考案の蓋の開閉状態を示す一部断面を
含む側面図である。
【図5】図5は本考案の蓋が閉まった状態を示す容器の
断面図である。
【図6】図6は蓋が閉まった状態を示す従来の容器の断
面図である。
【符号の説明】
B 容器本体 C 蓋 L 回転軸 R 補強リブ P 仕切り板 3 嵌合部 5 係止リブ 6 軸孔 8 係止片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 43/00 - 43/24

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長軸部と、該長軸部の両端に延設された長
    軸部と略直交する短軸部と、該短軸部の両端から長軸部
    と同じ方向に延びる嵌合軸部からなる回転軸の長軸部
    蓋の裏面に突設された係止リブに係合するととも
    に、回転軸の嵌合軸部を容器本体穿設された軸孔に嵌
    し、且つ、蓋の裏面に突設された補強リブを蓋の一方
    の辺に沿ってのみ該辺に平行に設け、更に、仕切り板
    を、前記蓋の裏面に突設された補強リブと同一方向に容
    器本体内に配置したことを特徴とする運搬容器。
JP1992081078U 1992-11-25 1992-11-25 運搬容器 Expired - Fee Related JP2602911Y2 (ja)

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DK178731B1 (en) * 2015-03-04 2016-12-12 Plastpack Defence Aps Lightweight ammunition box

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