JP2022115147A - トレーラハウス - Google Patents

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Abstract

【課題】十分な床面積を確保しつつも居住の開始や居住地の変更を迅速に行う。【解決手段】トレーラハウス100は、中央床部材111a、中央前壁部材111b、中央後壁部材111c及び中央屋根部材111dを互いに直角となる様に強固に接続したパネル構造の箱枠状構造体111を備え、中央床部材111aには、予め、バストイレユニットBTU1、キッチンユニットKU1等が設置されている。箱枠状構造体111の左右の開放面には、屋根部材113a,113b、側壁部材115a,115b、後壁部材116a,116b及び前壁部材117a,117bを箱枠状に接合一体化し、当該左側の開放面からスライドによって出し入れ可能な寸法の左側底なし構造体113A,113Bが納され、左右の床部材114a,114bを立ち上がらせることで、塞がった状態とする。【選択図】図12

Description

本発明は、車両による牽引が可能なトレーラハウスに関する。
従来、車両による牽引が可能で、ハウス本体の内側に出し入れ可能な小部屋を収納しておき、住宅として使用する際にハウス本体から小部屋を引き出す様にしたトレーラハウスが提案されている(特許文献1~3)。
これら従来技術によれば、牽引中は道路交通法に対応したサイズとしつつも住居として使用する際には広い床面積を確保できる。
特開平9-317013号公報(図1,図2) 特開平11-107553号公報(図1,図4,図5) 特許第5002781号公報(図1,図8,図9)
しかし、これら従来技術では小部屋を引き出した後にキッチンや浴室・トイレなどを施工しなければならず、移動に際してはキッチンや浴室・トイレなどを撤去しなければならないため、居住の開始や居住地の変更を迅速に行うことができないという問題がある。
そこで、本発明は、十分な床面積を確保しつつも居住の開始や居住地の変更を迅速に行うことのできるトレーラハウスの提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明のトレーラハウスは、牽引による公道走行時の台車積載物としての許容幅、許容長さ及び許容高さ以内に収まり、居住地に到着した後、展開して床面積を広げて住居として用いることができるものであって、以下の構成を備えていることを特徴とする。
(1A)前記許容幅及び許容長さ以内の寸法を有する床部材及び屋根部材、並びに、前記許容幅及び許容高さ以内の寸法を有する前壁部材及び後壁部材を、お互いに直角となる様に接続し、少なくとも左右一方の側面を開放面とした箱枠構造の箱枠状構造体を備えていること。
(1B)前記箱枠状構造体を構成する床部材には、少なくともバストイレユニット及びキッチンユニットが予め設置されていること。
(1C)展開部分を構成する床部材、屋根部材、側壁部材、前壁部材及び後壁部材は、展開前の状態において、前記箱枠状構造体の開放面を塞ぐ様に当該箱枠状構造体を覆う様に収納されていてスライドによって展開可能な状態で装備され、若しくは、前記箱枠状構造体の開放面を床部材にて塞ぎ、かつ、屋根部材、側壁部材、前壁部材及び後壁部材を前記バストイレユニット及びキッチンユニットに対して干渉しない様に当該箱枠状構造体内に収納されていてスライド又は回動によって展開可能な状態で装備されていること。
本発明のトレーラハウスによれば、展開部分を収納した状態としておくことで、牽引による公道走行により、任意の土地へと移動させることができる。そして、居住しようとする土地へ移動したら、展開部分を展開して床面積を広げる。本発明のトレーラハウスは、少なくともバストイレユニット及びキッチンユニットが箱枠状構造体の床部材に設置されているから、展開後は水回り以外の居室の内装工事や家具の設置等を行えばよい。なお、バストイレユニット及びキッチンユニットへの給排水設備や電源設備の接続は、箱枠状構造体の垂直壁の外側から実施することができる。この結果、迅速に居住を開始することが可能となる。その一方、居住地を移動する場合は、展開部分の家具や内装等の取り外しを行い、展開部分を構成する床部材等を元の収納状態に戻して公道走行可能な状態とする。このとき、バストイレユニットやキッチンユニットは取り外す必要がない。よって、居住地の変更も迅速にこれを実施することができる。また、本発明のトレーラハウスは、パネル構造の箱枠状構造体の開放面を展開部分で塞ぐ構成としたから、公道走行中及び居住中における構造強度を十分なものとすることができる。構造強度を十分に備えた箱枠状構造体の床部材に対してバストイレユニット及びキッチンユニットを設置するから、これら水回り機器を安定した状態に設置することが可能である。
より具体的には、本発明のトレーラハウスは、さらに、以下の構成をも備えたものとすることができる。
(2A)前記バストイレユニット及びキッチンユニットは、前記箱枠状構造体の前壁部材、後壁部材、屋根部材及び開放面との間に隙間を形成する様に設置されていること。
(2B)前記展開部分を構成する床部材は前記箱枠状構造体の床部材の開放面側端部を回動中心とする上向きに立ち上がった状態で前記開放面を塞ぐ様に収納され、残りの屋根部材、側壁部材、前壁部材及び後壁部材は、側面及び底面開放の箱枠状に接合され、前記開放面からスライドによって出し入れ可能な寸法の底なし構造体として一体化された状態で、前記隙間に収まる様に前記箱枠状構造体内に収納されていること。
(2C)前記底なし構造体の収納方向奥側の端部には外向きに突出する展開側係止部材が設けられ、前記箱枠状構造体の開放面の縁には、前記展開側係止部材に対して係止する様に内向きに突出する本体側係止部材が設けられていること。
(2D)前記展開部分を構成する床部材を下側から支える水平保持フレームが、前記箱枠状構造体の下側に収納されていること。
かかる構成をも備えたトレーラハウスによれば、バストイレユニット及びキッチンユニットは、箱枠状構造体の前壁部材、後壁部材、屋根部材及び開放面との間に隙間を形成する様に設置され、底なし構造体は、その屋根部材、側壁部材、前壁部材及び後壁部材が当該隙間に収まる様に収納されるから、バストイレユニット及びキッチンユニットに干渉することなく収納及び展開を実行することができる。そして、箱枠状構造体の下側に収納されている水平保持フレームを外に張り出させ、展開部分の床部材を外へ倒す様に回動させて水平に支持された床面を形成した後、底なし構造体を展開部側係止部材と本体側係止部材とが係止し合う位置まで外に向かってスライドさせる作業によって、展開部を設営することができる。収納する場合は、底なし構造体を箱枠状構造体へと押し込んだ後に床部材を立ち上げ方向に回動し、水平保持フレームを本体へと収納する。
この様な構成のトレーラハウスにあっては、さらに、以下の構成をも備えたものとすることができる。
(3)前記箱枠状構造体は左右両方の側面を開放面とし、当該左右それぞれの開放面から外に向かって展開可能であって、収納状態においては一方が他方の内側に収まる様に構成された2組の底なし構造体が収納されると共に、前記水平保持フレーム及び床部材も、前記箱枠状構造体の左右それぞれに向かって展開可能な状態で装備されていること。
かかる構成をも備えたトレーラハウスによれば、左右両側へと上述の様な展開作業により展開部を設営することができる。このとき、左右の底なし構造体は、収納状態においては一方が他方の内側に収まる様に構成されているから、展開・収納の作業をスムーズに実行することができる。なお、バストイレユニット及びキッチンユニットは、2組の底なし構造体の出し入れが可能な隙間をあけて箱枠状構造体の床部材に予め設置されている。
本発明のトレーラハウスの具体的な態様としては、(1A)~(1C)の構成に加えて、さらに、以下の構成をも備えたものとすることができる。
(4A)前記展開部分の床部材は前記箱枠状構造体の床部材の開放面側端部を回動中心とする上向きに、前記展開部分の屋根部材は前記箱枠状構造体の屋根部材の開放面側の端部を回動中心とする下向きに、前記展開部分の側壁部材は前記箱枠状構造体の前壁部材及び後壁部材の開放面側の端部間を連絡する様に立ち上がった状態に、前記展開部分の前壁部材及び後壁部材は屏風の様な開閉動作が可能に構成され、前記展開用の側壁部材の前端縁又は後端縁に対して外側の部材の前縁又は後縁が連接された状態で前記側壁部材側に折り畳まれていること。
(4B)前記箱枠状構造体を構成する屋根部材の開放面側の端部には下面開放のボックス状溝を有する棟木部材が備えられ、前記展開部分の屋根部材の元側には前記ボックス状溝に嵌まり込む外向きの突条部材が備えられていること。
かかる構成をも備えたトレーラハウスによれば、展開部分は、箱枠状構造体の開放面付近に畳み込む様にして収容することができる。展開に当たっては、展開部分の床部材及び屋根部材を回動し、側壁部材を引き出せば、前壁部材及び後壁部材は屏風を開く様に移動し、展開部分を箱枠状構造体に側の面以外に床、壁、屋根を備える居室空間とすることができる。これら展開部分の収容に当たっては、側壁部材を箱枠状構造体に向かって移動させることによって前壁部材及び後壁部材を屏風を閉じる様に折り畳み、屋根部材と床部材を直立状態へと回動すればよい。また、屋根の継ぎ目に垂直方向や水平方向に貫通する隙間を形成することがなく、風雨の吹込を適確に防止することができる。
また、本発明のトレーラハウスの具体的な態様としては、(1A)~(1C)の構成に加えて、さらに、以下の構成をも備えたものとすることができる。
(5A)前記展開部分を構成する床部材、屋根部材、側壁部材、前壁部材及び後壁部材は、お互いに直角となる様に接続され、前記箱枠状構造体の開放面側を開放面としたパネル構造の第2の箱枠状構造体として構成されていること。
(5B)前記第2の箱枠状構造体の開放面は、前記箱枠状構造体を内側に収容可能に構成され、当該第2の箱枠状構造体の床部材と前記箱枠状構造体の床部材は、前記第2の箱枠状構造体の床部材を下に滑り込ませ得る関係に構成され、当該第2の箱枠状構造体の床部材の底面には、昇降可能な横向き車輪が備えられていること。
(5C)前記箱枠状構造体の開放面側の端部には、少なくとも前面、上面及び後面から外に向かって突出する外向き突条枠が備えられ、前記第2の箱枠状構造体の開放面側の端部には、少なくとも前面、上面及び後面から内に向かって突出する内向き突条枠が備えられ、展開時には、前記外向き突条枠と内向き突条枠とが互いに当接し合う関係とされていること。
かかる構成を備えたトレーラハウスによれば、箱枠状構造体の外側を覆う様に第2の箱枠状構造体を備えたものとなり、第2の箱枠状構造体を箱枠状構造体と重なり合わせた状態として公道走行による移動ができ、居住地においては、第2の箱枠状構造体を引き出すことによって広い床面積を有する住居へと移行させることができる。この際、移動中は内側となる箱枠状構造体の床部材に対してバストイレユニットやキッチンユニットといった設置に手間を有する水回りの機器は最初から設置してあるから、居住地において展開作業を実施した後の居住開始までの作業を軽減することができる。また、昇降可能な横向き車輪は、第2の箱枠状構造体の展開作業や収納作業を容易に行い得る手段として有効であるだけでなく、当該車輪とトレーラ台車の車輪を接地させておくことによる免震機能にも期待できる。また、屋根や壁の継ぎ目に垂直方向や水平方向に貫通する隙間を形成することがなく、風雨の吹込を適確に防止することができる。
なお、本発明のトレーラハウスは、箱枠状構造体の左右両側を開放面とし、一方側は(2A)~(2D)の構成からなる展開部分とし、他方側は(4A),(4B)からなる構成の展開部分、あるいは(5A)~(5C)からなる展開部分としてもよい。あるいは、一方側を(4A),(4B)、他方側を(5A)~(5C)からなる展開部分としてもよい。
これらの構成を採用した場合も、設置や撤去に手間のかかるバストイレユニット及びキッチンユニットが箱枠状構造体を構成する床部材に予め設置され、展開部分はこれらバストイレユニット及びキッチンユニットに干渉することなく収納する構成としたから、展開作業や収納作業をスムーズに実行することができるからである。そして、上述した各発明は、トレーラ本体の幅方向に展開部分を展開から、トレーラハウス自体を長くしなくても広い居住空間を備える住居を確保でき、しかも住居の設営や移動を迅速に実行することができるものであるから、「十分な床面積を確保しつつも居住の開始や居住地の変更を迅速に行うことのできるトレーラハウスの提供」という本発明の目的を適確に達成するものとして一連の発明を構成している。
本発明によれば、十分な床面積を確保しつつも居住の開始や居住地の変更を迅速に行うことのできるトレーラハウスを提供することができる。
実施例1のトレーラハウスを示し、(A)は移動中のイメージ図、(B)は住居として使用する状態のイメージ図である。 実施例1のトレーラハウスを示し、(A)は垂直断面図、(B)は水平断面図、(C)は箱枠状構造体の斜視図である。 実施例1のトレーラハウスの展開作業を示す垂直断面図である。 実施例1のトレーラハウスの展開作業を示す水平断面図である。 実施例1のトレーラハウスを住居として使用する様子を示し、(A)は平面図、(B)は正面から見た垂直断面図、(D)は屋内配置の平面図である。 実施例2のトレーラハウスを示し、(A)は移動中のイメージ図、(B)は住居として使用する状態のイメージ図である。 実施例2のトレーラハウスを示し、(A)は垂直断面図、(B)は水平断面図、(C)は第1,第2の箱枠状構造体の斜視図である。 実施例2のトレーラハウスの展開作業を示し、(A1)~(A3)は垂直断面図、(B1)~(B3)は水平断面図である。 実施例2のトレーラハウスを住居として使用する様子を示し、(A)は正面図、(B)は屋内配置の平面図である。 実施例3のトレーラハウスを示し、(A)は垂直断面図、(B)は水平断面図、(C)は住居としての使用例の屋内配置の平面図である。 実施例4のトレーラハウスを示し、(A)は斜視図、(B)は牽引状態の側面図、(C)は住居として使用する状態のイメージ図である。 実施例4のトレーラハウスを示し、(A)は垂直断面図、(B)は水平断面図である。 実施例4のトレーラハウスを示し、(A)は展開状態の垂直断面図、(B)は展開状態の水平断面図、(C),(D)は箱枠状構造体と底なし構造体のの斜視図である。 実施例4のトレーラハウスを示し、(A)は建設予定地へ向かう状態のイメージ図、(B)は建設予定地ののイメージ図である。 実施例4のトレーラハウスを示し、(A),(B)は建設予定地へ到着した状態のイメージ図、(B)は設営予定地の平面図である。 実施例4のトレーラハウスを示し、(A)は水平保持フレームの設営手順の説明図、(B)は床の設営手順の説明図である。 実施例4のトレーラハウスを示し、展開作業の説明図である。 実施例4のトレーラハウスを示し、(A)は展開が完了し壁パネルを設営した状態の平面図、(B)は壁パネルの構造等の説明図である。 実施例4のトレーラハウスを用いて建設した住居の躯体を示し、(A)は正面図(建設地における北面図)、(B)は垂直断面図、(C)は背面図(建設地における南面図)である。 実施例4のトレーラハウスを用いて建設した住居の躯体を示し、(A)は左側面図(建設地における東面図)、(B)は右側面図(建設地における西面図)である。 実施例4のトレーラハウスを用いて建設した住居を示し、(A)は災害対策施工状態の背面図、(B)は外構施工後の斜視図である。 実施例4のトレーラハウスの模型による検証例を示し、(A1)は展開前のトレーラハウスの側面図、(A2)は同正面図、(A3)は同斜視図、(B1)は水平保持フレーム設営状態の正面図、(B2)は同斜視図、(C1),(C2)は床設営状態の斜視図、(C3)は同内部の斜視図、(D1)~(D3)は展開完了時の斜視図である。
本発明を実施するための形態について実施例で説明する。
実施例1のトレーラハウス10は、車両VL1によって牽引可能であって(図1(A))、居住地に到着した後、展開して床面積を拡げて外構を施すことにより、住居HS1として用いることができるものである(図1(B))。
このトレーラハウス10は、図2に示す様に、車両VL1に牽引される台車DS1の荷台部と同一幅・同一長さの中央床部材11aと、この中央床部材11aと同一幅の中央前壁部材11b及び中央後壁部材11cと、これら中央前壁部材11bと中央後壁部材11cの上端同士を連結する中央屋根部材11dとを備え、図1(C)に示す様に、左右両方の側面が開放された箱枠状構造体11を備えている。中央床部材11a、中央前壁部材11b、中央後壁部材11c及び中央屋根部材11dは、接続部において互いに直角となる様に強固に接続したパネル構造の箱枠状構造体11として一体化されている。本実施例においては、この箱枠状構造体11がトレーラハウス10の構造強度を維持する役割を果たしている。
トレーラハウス10は、牽引走行時にあっては、公道走行時の台車積載物としての許容幅、許容長さ及び許容高さ以内に収まる寸法とされている。より具体的には、中央床部材11a及び中央屋根部材11dは許容幅及び許容長さ以内の寸法を有し、中央前壁部材11b及び中央後壁部材11cは許容幅及び許容高さ以内の寸法を有する。
中央床部材11aには、予め、バストイレユニットBTU1、キッチンユニットKU1及びテーブルユニットTU1が設置されている。バストイレユニットBTU1とキッチンユニットKU1は、中央床部材11aの長手方向両端に離してそれぞれ設置されている。これらバストイレユニットBT1及びキッチンユニットKU1は、各種配管や電源線を接続可能となる様に床面下にユニット側の配管や電線管が備えられ、それぞれ、中央後壁部材11c又は中央前壁部材11bの下端部付近の外部配管接続口(図示略)へと伸ばされている。これにより、バストイレユニットBTU1及びキッチンユニットKU1への給排水用や電源供給のための配管・電線管に対する外部給排水設備・外部電源設備の接続作業をトレーラハウス10の外側から迅速かつ容易に実施することが可能となっている。テーブルユニットTU1は、バストイレユニットBTU1のドア開閉に支障なく、かつ、キッチンユニットKU1との間に調理や配膳の際の住人の作業スペースを確保できる様に、中央床部材11aの長手方向中央付近に固定されている。
中央屋根部材11dは、水平な中央屋根面11d1と、その左右縁に形成された棟木部材12a,12bとを備えている。棟木部材12a,12bは、下面開放のボックス状溝12a1,12b1を備えている。棟木部材12a,12bを含む中央の屋根部材全体としての幅は、中央床部材11aの幅と同一となっている。
中央屋根部材11dの屋根面11d1の左右端には、それぞれ左屋根部材13aと右屋根部材13bとが回動可能に接続されている。牽引時には、これら左屋根部材13a及び右屋根部材13bは、先端を下向きに倒した状態で中央床部材11aの上面に固定され、箱枠状構造体11の左右の開放部を塞いでいる。この左右の屋根部材13a,13bは、先端に向かって細くなるテーパ断面を有し、それぞれ、元側端に外向きの突条部材13a1,13b1を備えている。この突条部材13a1,13b1を、棟木部材12a,12bのボックス状溝12a1,12b1に嵌まり込ませることにより、垂直方向や水平方向に貫通する隙間を発生させることなく屋根の接続部分を構成する。この接続部分においては、左右の屋根部材13a,13bの突状部材13a1,13b1が立ち上げ面となり風雨の吹き込みを防止する。
左右の屋根部材13a,13bの外側には、中央床部材11aと突条部材13a1,13b1との間に挟み込まれる様に左床部材14aと右床部材14bとが収納されている。これら左右の床部材14a,14bは下端を回動中心として外側に倒すことができる様に中央床部材11aの左右両端に連結されている。
左右の屋根部材13a,13bの内側には、左側壁部材15a,右側壁部材15bと、二つ折りに連結された左前壁部材16a1,16a2、右前壁部材16b1,16b2と、同じく二つ折りに連結された左後壁部材17a1,17a2、右後壁部材17b1,17b2とが収納されている。
左右の屋根部材13a,13b、左右の床部材14a,14b、及び、左右の壁部材15a,15bは、いずれも中央前壁部材11aと中央後壁部材11bとの間隔に対応する長さを有している。また、左右の壁部材15a,15b及び二つ折りに連結された左右の前壁部材16a1,16a2,16b1,16b2及び二つ折りに連結された左右の後壁部材17a1,17a2,17b1,17b2は、まっすぐに伸ばしたときの幅が同一であって、左右の床部材14a,14bの内側に収まる様に構成されている。
なお、二つ折りの左前壁部材16a1,16a2及び左後壁部材17a1,17a2は左側壁部材15aの両端にヒンジ結合されていて、左側壁部材15aの左右方向への移動に伴って、屏風が開いたり閉じたりする様に、自然に開いたり閉じたりすることができる様に構成されている。同じく、二つ折りの右前壁部材16b1,16b2及び右後壁部材17b1,17b2は右側壁部材15bの両端にヒンジ結合されていて、右側壁部材15bの左右方向への移動に伴って、屏風が開いたり閉じたりする様に、自然に開いたり閉じたりすることができる様に構成されている。
本実施例のトレーラハウス10は、居住地に到着した後、図3~図5に示す様に展開作業を実行する。
まず最初に、左右の床部材14a,14bを開く(図3(A)→(B))。このとき、開いた床部材14a,14bの先端付近の底面を束部材18で支持し、中央床部材11a、左右の床部材14a,14bの上面が面一の水平面となる様に調整する。このため、束部材18にはジャッキを内蔵しておき、高さ調整可能なものとしておくことが望ましい。
こうして床を展開できたら、次に、左右の屋根部材13a,13bを先端を持ち上げる様に回動させる(図3(C))。このとき、左右の屋根部材13a,13bの突条部材13a1,13b1を、中央の屋根部材11dの棟木部材12a,12bの下面開放のボックス溝12a1,12b1に嵌まり込ませる。
次に、左右の側壁部材15a,15bを外側へ移動させる(図4(A)→(B))。このとき、二つ折り構造とされた左右の前壁部材16a1,16a2、16b1,16b2及び後壁部材17a1,17a2、17b1,17b2が、左右の側壁部材15a,15bの外側への移動に追随し、屏風を開く様に広がる。このときの側壁部材15a,15bの移動をスムーズに実行するため、左右の床部材14a,14bには、レール19,19が備えられている。本実施例においては、開き終えた状態において、左右のの前壁部材16a1,16a2、16b1,16b2及び後壁部材17a1,17a2、17b1,17b2によって構成される壁面の中央寄りの端部が、中央前壁部材11b,中央後壁部材11cの内側に位置し、前壁及び後壁のつなぎ目において重なった状態となる様に構成している。これにより、前壁及び後壁のつなぎ目に前後方向に貫通する隙間を生じさせず、前方や後方からの風雨の吹込を防止できる様になっている。
図5は、この展開作業が完了し、床、壁、屋根を結合固定した後の様子を示している。展開作業完了時には、図5(B)に示す様に、台車DS1の近くにも束部材18,18を設置する。束部材18のジャッキアップ機能により台車DS1の車輪を浮かせた状態とすることができる。逆に、車輪を接地させた状態とすることで、車輪による免震機能を発揮させる様にしてもよい。
図示の例では、図5(C)に示す様に、右側の展開部分にドア付き寝室壁21,22を設置して仕切ることにより、二つのベッドルームを備えさせている。そして、左側の展開部分にソファSF1、ティーテーブルTT1、ダイニングセットDTS1、サイドボードSB1等の家具類を配置してリビングルームとしている。また、図示の例においては、右の側壁部材15bとして玄関ドアDR1を備えるものを採用し、左の側壁部材15a及び左の前壁部材16a1,16a2に掃き出し窓LW1a~LW1cを備えるものを採用することで、図5(C)において右側の展開部分を出入り口及び寝室スペースとし、左側の展開部分を掃き出し窓付きのリビングスペースとしている。
こうして内装等を施し、電気配線や給排水の配管を施し、さらに外構工事を実施することにより、図1(B)に例示した様な住居HS1を完成させることができる。
本実施例では、中央床部材11a、中央前壁部材11b、中央後壁部材11c及び中央屋根部材11dを強固に接続してなるパネル構造の箱枠状構造体11により構造強度を確保すると共に、この箱枠状構造体11を構成する中央床部材11aに、バストイレユニットBTU1、キッチンユニットKU1及びテーブルユニットTU1を予め設置することで手間のかかる水回りの工事を省略可能ととし、回動作業や引き出し作業によって展開作業を実施したら、居室部分の内装作業等へと速やかに移行することができる。
また、居住地を変更したいときは、居室部分の内装や家具を取り外し、外部の吸排水設備や電源設備との接続を解除し、展開時と逆に、左右の前壁部材16a1,16a2,16b1,16b2及び後壁部材17a1,17a2,17b1,17b2を折りたたむ様に左右の側壁部材15a,15bを箱枠状構造体11内に収納し、左右の屋根部材13a,13bを下向きに回動させた後に左右の床部材14a,14bを上向きに回動させて台車DS1の範囲内に全ての部材を収納した状態とすることで、車両VL1により牽引可能な状態へと迅速に戻すことができる。
実施例2のトレーラハウス50は、車両VL2によって牽引可能であって(図6(A))、居住地に到着した後、展開して外構を施すことにより住居HS2として用いることができるものである(図6(B))。
このトレーラハウス50は、図7に示す様に、台車DS2の荷台部と同一幅・同一長さの左床部材51aと、この左床部材51aと同一幅の左前壁部材51b及び左後壁部材51cと、これら左前壁部材51bと左後壁部材51cの上端同士を連結する左屋根部材51dと、左側壁部材51eとを備え、右側面が開放された第1の箱枠状構造体51を備えている。左床部材51a、左前壁部材51b、左後壁部材51c、左屋根部材51d及び左側壁部材51eは、接続部において互いに直角となる様に強固に接続したパネル構造の第1の箱枠状構造体51として一体化されている。本実施例においては、この第1の箱枠状構造体51がトレーラハウス50の構造強度を維持する役割を果たしている。
また、このトレーラハウス50は、右床部材52aと、この右床部材52aと同一幅の右前壁部材52b及び右後壁部材52cと、これら右前壁部材52bと右後壁部材52cの上端同士を連結する右屋根部材52dと、右側壁部材52eとを備え、左側面が開放された第2の箱枠状構造体52も備えている。右床部材52a、右前壁部材52b、右後壁部材52c、右屋根部材52d及び右側壁部材52eは、接続部において互いに直角となる様に強固に接続したパネル構造の第2の箱枠状構造体52として一体化されている。この第2の箱枠状構造体52の開放部分は、第1の箱枠状構造体51を収容可能な寸法とされている。本実施例においては、この第2の箱枠状構造体52もトレーラハウス50の構造強度を維持する役割を果たしている。
そして、第1の箱枠状構造体51を構成する前壁部材51b、左屋根部材51d及び後壁部材51cの右端部には外向きの突条による外向き突条枠53が備えられると共に、第2の箱枠状構造体52を構成する右前壁部材52b、右屋根部材52d及び右後壁部材52cの左端部には内向きの突条による内向き突条枠54が備えられている。これら外向き突条枠53と内向き突条枠54は、第2の箱枠状構造体52を引き出した状態において互いに当接し合う関係となっている。この結果、前壁、屋根及び後壁の繋ぎ目に真っ直ぐ貫通する隙間を形成することがなく、繋ぎ目からの風雨の吹込を防止することができる。
ここで、トレーラハウス50は、牽引走行時にあっては、公道走行時の台車積載物としての許容幅、許容長さ及び許容高さ以内に収まる寸法とされている。より具体的には、第1の箱枠状構造体51を構成する左床部材51a及び左屋根部材51dは許容幅及び許容長さ以内の寸法を有し、左前壁部材51b及び左後壁部材51cは許容幅及び許容高さ以内の寸法を有する。同様に、第2の箱枠状構造体52を構成する右床部材52a及び右屋根部材52dは許容幅及び許容長さ以内の寸法を有し、右前壁部材52b及び右後壁部材52cは許容幅及び許容高さ以内の寸法を有する。そして、第1の箱枠状構造体51と第2の箱枠状構造体52を重なり合わせた状態においても許容幅、許容長さ及び許容高さ以内に収まる寸法とされている。
左床部材51aには、図7(B)に示す様に、予め、バストイレユニットBTU2、キッチンユニットKU2、テーブルユニットTU2及びランドリーマシンLM2が設置されている。これらバストイレユニットBTU2、キッチンユニットKU2及びランドリーマシンLM2は、左床部材51aの左前角部にまとめて設置されている。これにより、バストイレユニットBTU等への給排水のための配管等を左側壁部材51eの底部から接続することが可能となっている。テーブルユニットTU2は、キッチンユニットKU2との間に調理や配膳の際の住人の作業スペースを確保できる様に設置されている。
本実施例のトレーラハウス50は、居住地に到着した後、図8に示す様に展開作業を実行する。
まず最初に、第2の箱枠状構造体52を右方向に引っ張り出す。この作業は、第2の箱枠状構造体の底面に備えた横向き車輪55を下降させて接地させ、右側壁部材52eの上端付近に滑車を装着してウインチなどの機械を用いる。本実施例においては、この引き出し作業がスムーズに実行できる様に、右床部材52aの下面に戸車状のローラ56,56,…を備えている。ローラ56,56,…は、第2の箱枠状構造体52を引き出さない状態においては、左床部材51aに内蔵させた戸車レール(図示略)に乗った状態となっている。
こうして第2の箱枠状構造体52の引き出しが完了したら、図9に示す様に、右床部材52aの適宜箇所にベッドBD2、ソファSF2、丸テーブルCT2、サイドボードSB2等を配置して寝室兼リビングルームを整える。また、電気配線や給排水の配管を施し、さらに外構工事を実施することにより、図6(B)に例示した様な住居HS2を完成させることができる。
本実施例では、左床部材51a、左前壁部材51b、左後壁部材51c、左屋根部材51d及び左側壁部材51eを強固に接続してなる第1の箱枠状構造体51により構造強度を確保すると共に、この第1の箱枠状構造体51を構成する左床部材51aに、バストイレユニットBTU2、キッチンユニットKU2、テーブルユニットTU2及びランドリーマシンLM2を予め設置することで手間のかかる水回りの工事を省略可能とし、引き出し作業によって展開作業を実施したら、居室部分の内装施工作業へと速やかに移行することができる。
また、居住地を変更したいときは、居室部分の内装や家具を取り外し、外部の吸排水設備や電源設備との接続を解除し、展開時と逆に、第2の箱枠状構造体52を押し戻し、横向き車輪55を上昇させ、車両VL2により牽引可能な状態に戻すことができる。
本実施例においては、台車DS2の車輪と横向き車輪55を接地させることで、これらの車輪による免震機能が発揮される。なお、これら車輪を接地させない様に、ジャッキアップ機能付きの束部材を用いて住居HS5を支持する様にしてもよい。
実施例3のトレーラハウス80は、図10に示す様に、左側展開部分は実施例1の構成とし、右側展開部分は実施例2の構成としたものである。左右逆にしても構わない。
このトレーラハウス80は、台車DS3に載置される第1の箱枠状構造体81は実施例2と同様であるが左側も開放面としている。そして、この左側の開放面に対して、実施例1と同様に、外側から、左床部材83aを下端を回動中心とする上向きに、左屋根部材83dを上端を回動中心とする下向きに、左側壁部材83eを立ち上がった状態に、左前壁部材83b1,83b2及び左後壁部材83c1,83c2を側壁部材83eの前端縁又は後端縁に対して連接した状態で側壁部材側に折り畳む様に収容している。また、実施例1と同様に、中央床部材81aには、予め、バストイレユニットBTU3、キッチンユニットKU3及びテーブルユニットTU3が設置され、前壁部材81b又は後壁部材81cを介して外部給排水設備や外部電源との接続が可能にしてある。そして、第1の箱枠状構造体81の右側開放面を、実施例2と同様に、第2の箱枠状構造体82が第1の箱枠状構造体を覆い隠した状態に押し込んだ状態となる様に塞いでいる。
展開作業は、左側展開部分については実施例1と同様の作業で、右側展開部分については実施例2と同様の作業でこれを実施する。展開状態から移動用に戻す作業も左側展開部分については実施例1と同様の作業で、右側展開部分については実施例2と同様の作業でこれを実施する。
ここで、トレーラハウス80は、牽引走行時にあっては、公道走行時の台車積載物としての許容幅、許容長さ及び許容高さ以内に収まる寸法とされている。より具体的には、第1の箱枠状構造体81と第2の箱枠状構造体82を重なり合わせた状態においても許容幅、許容長さ及び許容高さ以内に収まる寸法となる様に、各箱枠状構造体81,82を構成する床部材及び屋根部材は許容幅及び許容長さ以内の寸法を有し、前壁部材及び後壁部材は許容幅及び許容高さ以内の寸法を有するものとされている。
図11に示す様に、実施例4のトレーラハウス100は、車両VL4によって牽引可能であって(図11(B))、居住地に到着した後、展開して外構を施すことにより住居HS4として用いることができるものである(図11(C))。
このトレーラハウス100は、図12,図13に示す様に、牽引による公道走行時の台車積載物としての許容幅及び許容長さ以内の寸法を有する床部材111a及び屋根部材111d、並びに、許容幅及び許容高さ以内の寸法を有する前壁部材111b及び後壁部材111cを、お互いに直角となる様に接続し、左右の側面を開放面とした箱枠構造の箱枠状構造体111を備えている。
また、図13に示す様に、箱枠状構造体111の左側の開放面には、屋根部材113a、側壁部材115a、後壁部材116a及び前壁部材117aを箱枠状に接合一体化し、当該左側の開放面からスライドによって出し入れ可能な寸法の左側底なし構造体113Aが納される。同じく、箱枠状構造体111の右側の開放面には、屋根部材113b、側壁部材115b、後壁部材116b及び前壁部材117bを箱枠状に接合一体化し、当該右側の開放面からスライドによって出し入れ可能な寸法の右側底なし構造体113Bが収納される。
箱枠状構造体111の床部材111aには、図12(A),(B)に示す様に、バストイレユニットBUT4及びキッチンユニットKU4に加えて、ユニット化されたクローゼットCLS4a,CLS4b、テーブルユニットTU4、サイドボードSB4、冷蔵庫RF4、ランドリーマシンLM4、収納スペースSS4a,SS4bが予め設置されている。これら予め設置のバストイレユニットBUT4等は、箱枠状構造体111の前壁部材111b、後壁部材111c、屋根部材111d及び開放面との間に隙間を形成する様に設置されている。底なし構造体113A,113Bは、収納状態において、いずれの底なし構造体も箱枠状構造体111に予め設置されたバストイレユニットBUT4等に干渉することがなく、かつ、一方が他方の内側に収まる様に構成され、バストイレユニットBUT4等と箱枠状構造体111の前壁部材111b、後壁部材111c、屋根部材111dとの間の隙間は、これら2組の底なし構造体113A,113Bの出し入れが可能な寸法とされている。
箱枠状構造体111の左右の開放面は、図12(A),(B)に示す様に、これら左右の底なし構造体113A,113Bを収納した状態にて、左右の床部材114a,114bを立ち上がらせることで、塞がった状態とすることができる。バストイレユニットBUT4等と開放面との間の隙間は、これら床部材114a,114bも公道走行寸法内に収まった状態で収納できるものとされている。
そして、図13(A),(B)に示す様に、左右の床部材114a,114bをそれぞれ外側に回動して箱枠状構造体111の左右の開放面を開放状態とし、左右の底なし構造体113A,113Bを外側にスライドさせて張り出させることにより、広い床面積を有する居住空間を出現させる。このとき、左右の底なし構造体113A,113Bの収納方向奥側の端部には外向きに突出する展開側係止部材113a1,116a1,117a1,113b1,116b1,117b1が設けられており、箱枠状構造体111の開放面の縁には、展開側係止部材113a1等に対して係止する様に内向きに突出する本体側係止部材111e1,111e2,111e3,111f1,111f2,111f3が設けられており、これら展開側係止部材113a1,113b1等と本体側係止部材111e1,111f1等とを係止させた状態で固定することにより、居住分の展開を実施する。
次に、本実施例のトレーラハウス100による移動・施工・居住のイメージについて物語仕立てで説明する。なお、以下の物語における登場人物、住所等は全て架空のものである。
<1.プロローグ>
この物語の登場人物は、都内のベンチャー系IT企業勤務の夫(27歳)と、都内の外資系企業勤務の妻(26歳)である。二人は、3年前に結婚し都内の賃貸マンション(1LDK、家賃172,000円、共益費3,000円)で暮らしている。今は共働きなので何とかやっていけるがマイホームの夢はほど遠く、子どもが出来たら厳しいと感じている。良い環境で子育てしたいし、夫婦共にアウトドアが好きだし、郊外で一戸建てを購入したいと考えている。そんな中、夫は、最近の台風や水害の様な災害時に逃げることができるトレーラハウスも選択肢となり得ると考え、妻は、リモートワークの浸透によって必ずしも出社しなくてよい勤務体制を考えると、いっそのこと空気のきれいな田舎町で仕事するのも良いな、と考えている。
<2.建設予定地へ向かう。>
そんな二人は、東京郊外の鎌倉の土地と、本実施例のトレーラハウス100を取得し、車両VL4にてトレーラハウス100を牽引し、公道を走行して一路マイホーム建設へと向かうこととなった(図14(A))。取得した土地は、公道6.4mに面した敷地面積21.99坪の三角形の狭小地である(図14(B))。現地に到着した二人は、トレーラハウス100を所定位置に入れて車両VL4から切り離し、車両VL4は敷地北側部分に確保したパーキングスペースに駐車した。パーキングスペースの奥の狭小三角形の土地には、リモートワーク用の7.4帖のオフィスを別途建設する予定である。なお、トレーラハウス100は、南側にウッドデッキを設備することや東西に植栽を施すこと等を考慮しつつ、展開部分を拡げることができる配置となる様に敷地内に位置決めする。ということで、現地に到着し、トレーラハウス100のセッティングが完了した(図15(A)。早速、展開作業に着手する(図15(B))。
<3.床の基礎となる水平保持フレームを設営する。>
まず最初に、片側の水平保持フレーム121aを台車DS4に固定している蝶ボルトBBT(合計4本)を外して水平保持フレーム121aを引き出した状態とし、先ほど外した蝶ボルトBBTで水平保持フレーム121aを台車DS4に対して固定する(図16(A))。続いて、水平保持フレーム121aの下面に収納していた横向き車輪122aを出し、高さ調整を行って、水平保持フレーム121aがおおよそ水平になる様にセッティングする。
<4.床を設営する。>
次に、水平保持フレーム121aの上面に、床を載せるゴムパッキンRP1を止める。続いて、床部材114aを止めている蝶ボルトBBTを外す。その後、床部材114aを静かに倒して水平保持フレーム121aに載せ、床部材114aをゴムパッキンRP1に止める(図16(B))。その後、レーザー水準器で床の正確な水平を計測し、車輪122aや束123aを調整してトレーラハウスの床レベルを水平にする。
<5.屋根と壁を引き出して固定する。>
次に、底なし構造体113Aを押し出し、壁及び屋根を展開する(図17)。底なし構造体113Aにはステンレス製戸車WHLが備えられ、床部材114aに備えたステンレス製ガイドレールGRLに沿って真っ直ぐに側方へ移動できる様になっている。底なし構造体113Aは、展開側係止部材113a1,116a1,117a1と本体側係止部材111e1,111e2,111e3とを係止させた状態となったところで停止する。こうして壁及び屋根を展開したら、レーザー水準器で最終水平を確認する。また、車輪122aや束123aを再度調整し、最終水平を確認する。その後、箱枠状構造体111と床部材114aとの隙間を嵌め込み部材124aを用いて埋める。また、床部材114aと底なし構造体113Aとの隙間をゴム止水パッキンRP2,RP3で埋める。
<6.壁パネルを設営する。>
片側の展開が完了したら、反対側についても同様に、3.~5.の作業を実行する。こうして左右両側への展開作業が完了したら、用意したパネル類をセッティングし、金具で固定し、個室の設営を完了する。本例においては、左側展開部分に2つの個室を確保するため、A,B,Cの三種類のパネルを用意している。Aのパネルは主寝室の壁とドア、Bのパネルはプライベート室の壁とドア、Cのパネルは下足入れの壁とドアになり、それぞれ、折り畳んで収納されているので、床と天井に空いている穴にパネルの上下のスライド金具SLKが合う様にセッティングし、金具をそれぞれの穴に合わせ、金具のバーをスライドさせて固定する(図18)。
<7.設備の配管、電気の供給、ガスの配管などを接続する。>
トイレの配管は、予め工事されている浄化槽又は下水などの配管と接続する。雑排水などの配管も同様とする。ガスを使用する場合は、プロパンガス又は都市ガスの配管との接続を実行する。
<8.災害対策>
こうして、図19,図20に示す様に、箱枠構造体111を中央に、左右に底なし構造体113A,113Bが展開された住居HS4の躯体が完成する。完成した住居HS4は、図20(A)に示す様に、水平保持フレーム121a,121bと床部材114a,114bとの間のゴムパッキンによるラバーマウントA,A,…、台車DS4及び水平保持フレーム121a,121bのタイヤB,B,…、アンカーC,C、アンカー基礎基礎D,Dによって支えられる。ゴムパッキンA,A,…は地面の揺れが上部の居住部分にダイレクトに伝わらない様にして軽減する。タイヤB,B,…は空気圧を上げておくことで、ラバーマウント式免震構造として機能する。アンカー基礎D,Dを予め施工しておき、アンカーC,Cを加えて結合することにより、地震時の転がり防止、台風時の耐風圧性能を発揮させることができる。なお、アンカーC,Cは、普段は免震機能優先で緩く締め、強風時には強く締めて風圧強度を高めるといった使用が可能である。外構は、図21(B)に示す様に、いつでも移動出来る様に移動式の花壇KDNを設備する。
<9.エピローグ>
一般的なトレーラハウスは、展開機能を有していないことから、幅2500mm×長さ5700mm~幅3200mm×長さ11000mmといったコンテナサイズの床面積しか確保できない。本実施例のコンテナハウス100は、特に、牽引長さを過大にすることなく、建設地においては幅方向に十分な広さを確保でき、快適な居住空間を提供することができる。
<10.模型による検証>
次に、実施例4のトレーラハウス100の構造、動作等について模型による検証結果を説明する。図22(A1)~(A3)に展開部分を収納した状態のトレーラハウス100の側面図、背面図、斜視図を示す。この状態から、まず、水平保持フレーム121a,121bを引き出して水平を出した状態を図22(B1),(B2)に示す。上述の物語では片側ずつとしていたが、住居全体の水平をとる上で、左右の水平保持フレーム121a,121bを共に引き出しておくとよい。次に、左右展開部分の床部材114a,114bを設営した状態を図22(C1),(C2)に示す。この状態にて再度、水平を出す。このときの模型内部の様子を図22(C3)に示す。図示の様に、左右の底なし構造体113A,113Bは、キッチンユニットKU4等に干渉しない様に収まっている。そして、これら左右の底なし構造体113A,113Bを展開し、住居HS4の設営を完了した状態を図22(D1)~(D3)に示す。図示の様に、左右の底なし構造体113A,113Bの壁面は、サッシ類を装備した状態としている。これらサッシ類は、図22(A1)~(A3)に示す様に、公道走行時には箱枠状構造体111、床部材114a,114bによって隠れるから、最初から装備させておくことができる。以上、実施例4のトレーラハウス100について、その構造等が実用的なものであることを模型によって検証することができた。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内においてさらに種々の形態で実施することができる。
例えば、実施例3において第1の箱枠状構造体81の右側面を閉じた構成として左側にだけ展開する構成としても構わない。また、この変形例、実施例2,実施例3において左右反対の構成としてもよい。
移動式の住居として利用することができる。
[実施例1]
VL1・・・車両、DS1・・・台車、HS1・・・住居、10・・・トレーラハウス、11・・・箱枠状構造体、11a・・・中央床部材、11b・・・中央前壁部材、11c・・・中央後壁部材、11d・・・中央屋根部材、11d1・・・中央屋根面、12a,12b・・・棟木部材、12a1,12b1・・・ボックス状溝、13a・・・左屋根部材、13b・・・右屋根部材、13a1,13b1・・・突条部材、14a・・・左床部材、14b・・・右床部材、15a・・・左側壁部材、15b・・・右側壁部材、16a1,16a2・・・左前壁部材、16b1,16b2・・・右前壁部材、17a1,17a2・・・左後壁部材、17b1,17b2・・・右後壁部材、18・・・束部材、19・・・レール、21,22・・・ドア付き寝室壁、BTU1・・・バストイレユニット、KU1・・・キッチンユニット、TU1・・・テーブルユニット。
[実施例2]
VL2・・・車両、DS2・・・台車、HS2・・・住居、50・・・トレーラハウス、51・・・第1の箱枠状構造体、51a・・・左床部材、51b・・・左前壁部材、51c・・・左後壁部材、51d・・・左屋根部材、51e・・・左側壁部材、52・・・第2の箱枠状構造体、52a・・・右床部材、52b・・・右前壁部材、52c・・・右後壁部材、52d・・・右屋根部材、52e・・・右側壁部材、53・・・外向き突条枠、54・・・内向き突条枠、55・・・横向き車輪、56・・・ローラ、BTU2・・・バストイレユニット、KU2・・・キッチンユニット、TU2・・・テーブルユニット、LM2・・・ランドリーマシン。
[実施例3]
DS3・・・台車、80・・・トレーラハウス、81・・・第1の箱枠状構造体、81a・・・中央床部材、81b・・・中央前壁部材、81c・・・中央後壁部材、82・・・第2の箱枠状構造体、83a・・・左床部材、83b1,83b2・・・左前壁部材、83c1,83c2・・・左後壁部材、83d・・・左屋根部材、83e・・・左側壁部材、BTU3・・・バストイレユニット、KU3・・・キッチンユニット、TU3・・・テーブルユニット。
[実施例4]
VL4・・・車両、DS4・・・台車、HS4・・・住居、100・・・トレーラハウス、111・・・箱枠状構造体、111a・・・床部材、111b・・・前壁部材、111c・・・後壁部材、111d・・・屋根部材、111e1,111e2,111e3,111f1,111f2,111f3・・・本体側係止部材、113A・・・左側底なし構造体、113B・・・右側底なし構造体、113a,113b・・・屋根部材、114a,114b・・・床部材、115a,115b・・・側壁部材、116a,116b・・・後壁部材、117a,117b・・・前壁部材、113a1,116a1,117a1,113b1,116b1,117b1・・・展開側係止部材、121a,121b・・・水平保持フレーム、122a,122b・・・車輪、123a,123b・・・束、124a・・・嵌め込み部材、BUT4・・・バストイレユニット、CLS4a,CLS4b・・・クローゼット、KU4・・・キッチンユニット、LM4・・・ランドリーマシン、RF4・・・冷蔵庫、SB4・・・サイドボード、SS4a,SS4b・・・収納スペース、TU4・・・テーブルユニット。

Claims (5)

  1. 牽引による公道走行時の台車積載物としての許容幅、許容長さ及び許容高さ以内に収まり、居住地に到着した後、展開して床面積を広げて住居として用いることができるものであって、以下の構成を備えていることを特徴とするトレーラハウス。
    (1A)前記許容幅及び許容長さ以内の寸法を有する床部材及び屋根部材、並びに、前記許容幅及び許容高さ以内の寸法を有する前壁部材及び後壁部材を、お互いに直角となる様に接続し、少なくとも左右一方の側面を開放面とした箱枠構造の箱枠状構造体を備えていること。
    (1B)前記箱枠状構造体を構成する床部材には、少なくともバストイレユニット及びキッチンユニットが予め設置されていること。
    (1C)展開部分を構成する床部材、屋根部材、側壁部材、前壁部材及び後壁部材は、展開前の状態において、前記箱枠状構造体の開放面を塞ぐ様に当該箱枠状構造体を覆う様に収納されていてスライドによって展開可能な状態で装備され、若しくは、前記箱枠状構造体の開放面を床部材にて塞ぎ、かつ、屋根部材、側壁部材、前壁部材及び後壁部材を前記バストイレユニット及びキッチンユニットに対して干渉しない様に当該箱枠状構造体内に収納されていてスライド又は回動によって展開可能な状態で装備されていること。
  2. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項1に記載のトレーラハウス。
    (2A)前記バストイレユニット及びキッチンユニットは、前記箱枠状構造体の前壁部材、後壁部材、屋根部材及び開放面との間に隙間を形成する様に設置されていること。
    (2B)前記展開部分を構成する床部材は前記箱枠状構造体の床部材の開放面側端部を回動中心とする上向きに立ち上がった状態で前記開放面を塞ぐ様に収納され、残りの屋根部材、側壁部材、前壁部材及び後壁部材は、側面及び底面開放の箱枠状に接合され、前記開放面からスライドによって出し入れ可能な寸法の底なし構造体として一体化された状態で、前記隙間に収まる様に前記箱枠状構造体内に収納されていること。
    (2C)前記底なし構造体の収納方向奥側の端部には外向きに突出する展開側係止部材が設けられ、前記箱枠状構造体の開放面の縁には、前記展開側係止部材に対して係止する様に内向きに突出する本体側係止部材が設けられていること。
    (2D)前記展開部分を構成する床部材を下側から支える水平保持フレームが、前記箱枠状構造体の下側に収納されていること。
  3. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項2に記載のトレーラハウス。
    (3)前記箱枠状構造体は左右両方の側面を開放面とし、当該左右それぞれの開放面から外に向かって展開可能であって、収納状態においては一方が他方の内側に収まる様に構成された2組の底なし構造体が収納されると共に、前記水平保持フレーム及び床部材も、前記箱枠状構造体の左右それぞれに向かって展開可能な状態で装備されていること。
  4. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項1に記載のトレーラハウス。
    (4A)前記展開部分の床部材は前記箱枠状構造体の床部材の開放面側端部を回動中心とする上向きに、前記展開部分の屋根部材は前記箱枠状構造体の屋根部材の開放面側の端部を回動中心とする下向きに、前記展開部分の側壁部材は前記箱枠状構造体の前壁部材及び後壁部材の開放面側の端部間を連絡する様に立ち上がった状態に、前記展開部分の前壁部材及び後壁部材は屏風の様な開閉動作が可能に構成され、前記展開用の側壁部材の前端縁又は後端縁に対して外側の部材の前縁又は後縁が連接された状態で前記側壁部材側に折り畳まれていること。
    (4B)前記箱枠状構造体を構成する屋根部材の開放面側の端部には下面開放のボックス状溝を有する棟木部材が備えられ、前記展開部分の屋根部材の元側には前記ボックス状溝に嵌まり込む外向きの突条部材が備えられていること。
  5. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項1に記載のトレーラハウス。
    (5A)前記展開部分を構成する床部材、屋根部材、側壁部材、前壁部材及び後壁部材は、お互いに直角となる様に接続され、前記箱枠状構造体の開放面側を開放面としたパネル構造の第2の箱枠状構造体として構成されていること。
    (5B)前記第2の箱枠状構造体の開放面は、前記箱枠状構造体を内側に収容可能に構成され、当該第2の箱枠状構造体の床部材と前記箱枠状構造体の床部材は、前記第2の箱枠状構造体の床部材を下に滑り込ませ得る関係に構成され、当該第2の箱枠状構造体の床部材の底面には、昇降可能な横向き車輪が備えられていること。
    (5C)前記箱枠状構造体の開放面側の端部には、少なくとも前面、上面及び後面から外に向かって突出する外向き突条枠が備えられ、前記第2の箱枠状構造体の開放面側の端部には、少なくとも前面、上面及び後面から内に向かって突出する内向き突条枠が備えられ、展開時には、前記外向き突条枠と内向き突条枠とが互いに当接し合う関係とされていること。
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