JP5002781B2 - トレーラーハウス - Google Patents

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Description

この発明は、別荘や仮設住宅あるいは仮設事務所等として利用でき、かつ、牽引車に牽引されて移動することにより設置場所を変更できるトレーラーハウスに関する。
別荘等として利用されるトレーラーハウスは、牽引車に牽引されて一般道路を移動するので、道路交通法上の制約を受ける。したがって、トレーラーハウスは、牽引時には比較的コンパクト化が可能であるとともに、利用時には別荘等として要求される十分な広さの内部スペースを確保できるように構成される必要がある。
このような構成のトレーラーハウスとしては、ハウス本体内に出し入れ可能に内部スペース拡張部あるいは小部屋部を収容したものが用いられている。このトレーラーハウスでは、牽引車に牽引されて移動するときは、内部スペース拡張部をハウス本体内に収めたままとし、利用時には内部スペース拡張部をトレーラーハウス本体から突出して引き出した状態として、トレーラーハウス全体の内部空間を拡大する。
内部スペース拡張部の出し入れ構造としては、図10に示すように、ハウス本体101の側壁部103に拡張用開口部105を形成しておき、この拡張用開口部105の下端部に、内部スペース拡張部107の開口側下端部をヒンジ結合(例えば蝶番を用いる)したものが考えられる。このような出し入れ構造では、内部スペース拡張部107がハウス本体101から外側に突出し、ハウス本体101の拡張用開口部105と内部スペース拡張部107の開口部とが一致するように、内部スペース拡張部107を立てた状態に回転させて、ハウス本体101の内部スペースを内部スペース拡張部107分だけ広げる(図10a参照)。ハウス本体101の床面109と内部スペース拡張部107の床面111とは共面状態となっていることが好ましい。例えば、ハウス本体101の拡張用開口部105の下端部に段差部113を形成し、内部スペース拡張部107の床部115の開口側部が、外側に僅かに突出する下段部117によって支持されるように構成して、ハウス本体101の床面109と内部スペース拡張部107の床面111とが共面状態となるようにしておく(図10bも参照)。
内部スペース拡張部107をハウス本体101内に収容又は格納する場合には、内部スペース拡張部107を、ハウス本体101内に倒れ込むように、ヒンジ結合部を中心として回転させる(図10b参照)。
しかしながら、このような回転式の出し入れ構造では、内部スペース拡張部107の出し入れ作業が行い難い場合もあり得る。
あるいは、特許文献1に記載されたような、スライド式の内部スペース拡張部の出し入れ構造も採用されている。この出し入れ構造は、内部スペース拡張部(子ユニット)の底面にローラを取り付けておき、ハウス本体(親ユニット)に構成したフレームやレール上でローラを回転移動させて内部スペース拡張部の出し入れを行うものであり、比較的簡単に出し入れ作業が行えるように構成されている。さらに、非特許文献1及び非特許文献2に記載されたように(特に非特許文献1の53頁の図22及び非特許文献2の79頁の図31参照)、伸縮ロッドの先端側を、内部スペース拡張部に固定し、伸縮ロッドを伸縮させることにより、内部スペース拡張部を出し入れする構造も採用されている。
特開平11−107553号公報 "スカイライン コーポレーション 8’ワイド リクリエーショナル パーク トレーラー オーナー アンド インストレーション マニュアル(SKYLINE CORPORATION 8’ WIDE RECREATIONAL PARK TRAILER OWNER AND INSTALLATION MANUAL)"、[online]、2005年4月19日、スカイライン コーポレーション(Skyline Corporation)、[平成19年5月9日検索]、インターネット、<URL:http://www.skylinecorp.com/Manuals/8wParkTrlManual.zip> "トラベル トレーラー フィフス ホイール オーナーズ マニュアル(TRAVEL TRAILER FIFTH WHEEL OWNERS MANUAL)"、[online]、2006年2月14日、スカイライン コーポレーション(Skyline Corporation)、[平成19年5月9日検索]、インターネット、<URL: http://www.skylinecorp.com/Manuals/1YearTTFWOwnerMan.zip>
しかしながら、特許文献1に記載されたように、内部スペース拡張部にローラのような走行手段を設けると、内部スペース拡張部をハウス本体内に格納する構造が複雑となってしまう。また、非特許文献1及び非特許文献2に記載された構造では、伸縮ロッドを伸長させ、内部スペース拡張部を出し入れするのに駆動装置が必要となってしまう。
そこで本発明は、内部スペース拡張部の出し入れ作業をスムーズに行うことができ、かつ、内部スペース拡張構造を簡単なものとすることができるトレーラーハウスの提供を目的とする。
この目的を達成するための本発明のトレーラーハウスは、走行手段を有し、牽引車に牽引されて移動することができるハウス本体と、このハウス本体内に出し入れ可能に収容された内部スペース拡張部と、を備え、前記内部スペース拡張部は、前記ハウス本体の床部に沿って前記ハウス本体から引き出され、かつ、前記ハウス本体の床部に沿って前記ハウス本体内に押し込まれるように構成されているトレーラーハウスであって、前記ハウス本体には拡張部支持装置が設けられ、前記拡張部支持装置は、前記ハウス本体に設けられた、例えば固定されたスライド用ガイドと、このスライド用ガイドに案内されてあるいは挿入されて前記内部スペース拡張部の出し入れ方向にスライド移動する支持ロッドと、この支持ロッドの先端側に取り付けられた、上下位置を調整することができる支持ローラと、を有していて、前記支持ロッドを前記スライド用ガイドから引き出し、前記ハウス本体から引き出された前記内部スペース拡張部の底面部先端側を前記支持ローラで支持するように構成されているものである。ここでは例えば、内部スペース拡張部を、ハウス本体の床面上に載置された状態でハウス本体内に収容又は格納しておくことができる。そして、内部スペース拡張部をハウス本体内から引き出すときは、支持ローラ(支持用ローラを設ける場合には、例えば支持ローラ及び支持用ローラ)を、例えば上昇させて内部スペース拡張部の底面部を支える状態とし、内部スペース拡張部を支持ローラ(支持用ローラを設ける場合には、例えば支持ローラ及び支持用ローラ)で支えられた状態で引き出し方向に移動させるように構成できる。すなわち、内部スペース拡張部を、例えば上昇した支持ローラ(支持用ローラを設ける場合には、例えば支持ローラ及び支持用ローラ)で底面部が支えられた状態で、ハウス本体から引き出すように構成することが可能である。内部スペース拡張部を引き出す前の状態では、支持ローラ(支持用ローラを設ける場合には、例えば支持ローラ及び支持用ローラ)を低い位置に下降させておくことができる。そして、内部スペース拡張部を引き出すときは、引き出す前よりも支持ローラ(支持用ローラを設ける場合には、例えば支持ローラ及び支持用ローラ)を上昇させることができる。内部スペース拡張部の引き出し過程では、必要に応じ、支持ロッドをスライド用ガイドから引き出す。内部スペース拡張部は、例えば支持ローラ(支持用ローラを設ける場合には、例えば支持ローラ及び支持用ローラ)の回転によりスムーズに引き出される。そして、所定位置まで引き出された内部スペース拡張部の底面部先端側が支持ローラで支えられるようにしておく。また、内部スペース拡張部をハウス本体内に押し込むときは、内部スペース拡張部を、底面部が、例えば上昇した支持ローラ(支持用ローラを設ける場合には、例えば支持ローラ及び支持用ローラ)で支えられた状態で押し込み方向に移動させるように構成できる。内部スペース拡張部の押し込み過程では、必要に応じた態様で、支持ロッドをスライド用ガイド内に押し込む。内部スペース拡張部は、例えば支持ローラ(支持用ローラを設ける場合には、例えば支持ローラ及び支持用ローラ)の回転によりスムーズに押し込まれる。ここでは、支持ローラ(支持用ローラを設ける場合には、例えば支持ローラ及び支持用ローラ)を下降させ、支持ロッドをスライド用ガイド内に押し込めば(支持用ローラを設ける場合には、例えば支持ガイドをガイド本体内に押し込み、支持ロッドを支持ガイド内に押し込めば)、支持ローラ(支持用ローラを設ける場合には、例えば支持ローラ及び支持用ローラ)をハウス本体の床部下側に入り込むように移動させることができるといった構成が好ましい。
ハウス本体の床部の端部に、内部スペース拡張部の配置位置で段部を形成しておき、内部スペース拡張部が引き出されると、この内部スペース拡張部の後端部が段部内に収まり、ハウス本体の床面と内部スペース拡張部の床面とが共面状態となるように構成すれば、トレーラーハウスの使い勝手が向上する。
本発明のトレーラーハウスでは、スライド用ガイドを、ハウス本体に固定されたガイド本体と、このガイド本体に案内されてあるいは挿入されて前記内部スペース拡張部の出し入れ方向にスライド移動する支持ガイドと、を有するように構成し、かつ、支持ロッドを、支持ガイドに案内されてあるいは挿入されて内部スペース拡張部の出し入れ方向にスライド移動するように構成するとともに、支持ガイドの先端側に、上下位置を調整することができる支持用ローラを取り付けておくことができる。
以上説明したように、本発明のトレーラーハウスでは、内部スペース拡張部の出し入れ作業を容易に行うことができ、しかも、内部スペース拡張構造が複雑となることもない。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るトレーラーハウスであって小部屋部を引き出した状態のものの斜視図、図2は本発明に係るトレーラーハウスであって小部屋部を引き出した状態のものの正面図、図3は本発明に係るトレーラーハウスであって小部屋部を引き出した状態のものの側面図、図4はハウス本体の一方の拡張用開口部個所の構造を示す斜視図、図5は一方の小部屋部の斜視図、図6は支持ローラ装置の斜視図、図7は上下動ローラ装置部分の側面図である。
トレーラーハウス1は、ハウス本体3と、このハウス本体3に設けられた2つの小部屋部5、7(内部スペース拡張部)と、を備えている。ハウス本体3は、木製又は合板製であり、概略的には、走行方向に長い直方体状の箱体として形成されていて、このハウス本体3の床部9の裏面には、長さ方向(前後方向)に延びる金属製の2本の取り付け材11、13が、幅方向に間隔を有して平行に取り付けられている。それぞれの取り付け材11、13の長さ方向中間部には、2つの走行用車輪15、15(走行手段)が取り付けられていて、トレーラーハウス1はこの走行用車輪15によって公道を走行して移動できるように構成されている。また、取り付け材11、13には、小部屋部5、7の配置位置でそれぞれ、小部屋部支持装置17(拡張部支持装置)が取り付けられている。小部屋部5、7はそれぞれ、木製又は合板製であり、概略的には、内側で開口する直方体状の箱体の天井部を、外側に向かうにしたがって下降するように傾斜させて構成したものであり、ハウス本体3内に配置されているが、ハウス本体3の一方の側壁部(拡張側の側壁部)19に設けられた拡張用開口部21、23から外側に突出する状態となっている。なお、図中符号25は、ハウス本体3の裏面の取り付け材11、13に固定された連結部であり、トレーラーハウス1の移動時には、牽引車(図示せず)の牽引部がこの連結部25に接続され、牽引車とトレーラーハウス1とが接続される。
一方の拡張用開口部(前側拡張用開口部)21は、一方の小部屋部(前側小部屋部)5の内端部の輪郭に対応するように長方形状に形成され、ハウス本体3の拡張側の側壁部19の上端側部から下端に至るまで設けられている。ハウス本体3の床部9の前側拡張用開口部21に位置する側端部27には段部が設けられ、ハウス本体3の床面29よりも一段下がった支持面31が形成されていて、支持面31と床面29との間の高さ距離は、前側小部屋部5の床部33の厚さに等しいように又はほぼ等しいように設定されている。
前側小部屋部5は、ハウス本体3の床面29上に載置され、かつ、床面29に沿って移動できるように配置されていて、前側拡張用開口部21から突出する拡張状態(図1に示す状態)と、ハウス本体3内に収まった格納状態とに移動して変化できるように構成されている。前側小部屋部5の内側開口端部には、上側及び幅方向両側で、拡張側の側壁部19と平行に張り出す張り出し部35が設けられていて、幅方向両側の張り出し部35の下端は、前側小部屋部5の床面37と同一の高さに位置している。なお、図中符号39は、前側小部屋部5の床部33の先端面に固定された保持プレートである。
前側小部屋部5の配置位置に設けられた小部屋部支持装置17は、前後一対の支持ローラ装置41、41を備えている。それぞれの支持ローラ装置41は、ハウス本体3の床部9の下側で、取り付け材11、13を貫通して又は取り付け材11、13に固定されて幅方向に延びる断面正方形状の太いガイドパイプ43(ガイド本体)と、このガイドパイプ43の前側拡張用開口部21側の開口(先端開口)からガイドパイプ43内に挿入され、ガイドパイプ43に沿ってスライド移動し、ガイドパイプ43の先端開口からの突出長さを変化させることができる断面正方形状の中間の支持ガイドパイプ45(支持ガイド)と、この支持ガイドパイプ45の前側拡張用開口部21側の開口(先端開口)から支持ガイドパイプ45内に挿入され、支持ガイドパイプ45に沿ってスライド移動し、支持ガイドパイプ45の先端開口からの突出長さを変化させることができる断面正方形状の細い支持ロッド47と、を有し、支持ガイドパイプ45の先端部には、上下動ローラ装置49が取り付けられている。また、支持ロッド47の先端部にも上下動ローラ装置49が取り付けられている。上下動ローラ装置49は、一対の側部51、51及びこの一対の側部51、51を連結する連結部53から一体的に構成されたU字状の支持体55と、一対の側部51、51の、連結部53と反対側に回転可能に取り付けられたローラ体57(支持ローラ及び支持用ローラ)と、を有し、支持体55の連結部53には取り付け孔59が設けられている。このような上下動ローラ装置49は、一対の側部51、51がそれぞれ、支持ガイドパイプ45及び支持ロッド47の一対の側面に形成されたスライド溝61、61内にスライド可能に嵌り込み、支持ガイドパイプ45及び支持ロッド47下面から下側に延びる雄ネジシャフト63が、連結部53の取り付け孔59を貫通し、かつ、ローラ体57が支持ガイドパイプ45及び支持ロッド47の上方に位置するように、支持ガイドパイプ45及び支持ロッド47にそれぞれ取り付けられていて、雄ネジシャフト63には、連結部53を支える上下動用ナット部材65がネジ付けられている。連結部53の取り付け孔59は、雄ネジシャフト63の外径よりも大きな径を有している。したがって、上下動用ナット部材65を回転させ、雄ネジシャフト63に沿って上昇させると、連結部53が上昇し、ローラ体57も上昇する。反対に、上下動用ナット部材65を回転させ、雄ネジシャフト63に沿って下降させると、連結部53が下降し、ローラ体57も下降する。なお、支持ロッド47に取り付けられた上下動ローラ装置49の支持体55は、支持ガイドパイプ45に取り付けられた上下動ローラ装置49の支持体55よりも幅が狭く形成されている。
図8は格納状態から拡張状態に前側小部屋部5を移動させて変化させる場合を説明する図であり、支持ガイドパイプ45を引き出し、ローラ体57を上昇させるまでの過程を示す概念図、図9は格納状態から拡張状態に前側小部屋部5を移動させて変化させる場合を説明する図であり、前側小部屋部5をハウス本体3から引き出し拡張状態とする場合を示す概念図である。
格納状態では、前側小部屋部5は、前壁部67(図1も参照)が前側拡張用開口部21内に位置するようにハウス本体3内に収まっている。この格納状態では、支持ガイドパイプ45(支持ガイドパイプ45の大部分)はガイドパイプ43内に収まり、また、支持ロッド47(支持ロッド47の大部分)も支持ガイドパイプ45内に収まっていて、支持ガイドパイプ45のローラ体57も、支持ロッド47のローラ体57も、最下端位置又は最下端位置付近まで下降し、ハウス本体3の床部9の側端部27付近裏面と接触状態又は接近状態となっている(図8a)。前側小部屋部5の保持プレート39は、下端がローラ体57の下端と高さ位置が一致するように又はほぼ一致するように形成されているので、支持ガイドパイプ45及び支持ロッド47が自然に伸長するのを防止する機能を有している。
前側小部屋部5をハウス本体3から引き出して拡張状態とするには、まず、前側小部屋部5を若干あるいは多少引き出してから(説明の便宜上、大きく引き出されたように図示されている)、支持ガイドパイプ45を、支持ガイドパイプ45に設けられた係合部(図示せず)がガイドパイプ43のストッパ(図示せず)と当接又は係合するまで、ガイドパイプ43から引き出し、支持ガイドパイプ45のローラ体57及び支持ロッド47のローラ体57を、ハウス本体3の床部9の側端部27よりも若干外側に位置させる。そして、それぞれのローラ体57を、上下動用ナット部材65を操作して、ローラ体57の上端がハウス本体3の床面29と同一の高さとなり、あるいは床面29よりも多少高くなり、前側小部屋部5の床部33裏面と接触するようにあるいは床部33裏面を支持するように上昇させる(図8b)。
次に、前側小部屋部5を、床部33の裏面がローラ体57、57に支えられた状態で、ハウス本体3から引き出す。ハウス本体3の引き出しに伴ってローラ体57、57が回転するので、引き出しは円滑に行われる。床部33の先端部が支持ガイドパイプ45のローラ体57から適当な距離だけ離れるまで前側小部屋部5を引き出したら、例えば、前側小部屋部5の引き出しを中断し、支持ロッド47を支持ガイドパイプ45から引き出し、支持ロッド47のローラ体57を、床部33の先端部近傍に位置させる。床部33の裏面がローラ体57上に載っていても、ローラ体57の回転により、支持ロッド47の引き出しは円滑に行われる。例えば、前側小部屋部5の引き出しと、支持ロッド47の引き出しとが交互に繰り返され、前側小部屋部5は、張り出し部35が前側拡張用開口部21の周縁部内側と接触状態となるまで引き出される(図9a)。なお、ローラ体57、57を図8bの状態としたまま、前側小部屋部5を、図9aの状態となるまで引き出し、その後、支持ロッド47を引き出して、支持ロッド47のローラ体57を図9aの状態となるようにしてもよい。この状態では、支持ロッド47は、例えば支持ロッド47に設けられた係合部(図示せず)が、支持ガイドパイプ45のストッパ(図示せず)と当接あるいは係合するまで、支持ガイドパイプ45から引き出されている。また、支持ロッド47のローラ体57は、床部33の先端部近傍を支え、支持ガイドパイプ45のローラ体57は、床部33の後端側を支えていて、床部33の後端部は、ハウス本体3の床部9の床面29を越えて支持面31の上方に位置している。そして、支持ガイドパイプ45のローラ体57及び支持ロッド47のローラ体57を、上下動用ナット部材65を操作して床部9の側端部27の支持面31と同一の高さ位置まで下降させる。そうすると、前側小部屋部5は、床部33の開口端部が支持面31に支持され、床部33の開口端部近傍が支持ガイドパイプ45のローラ体57に支持され、かつ、床部33の先端部近傍が支持ロッド47のローラ体57に支持されて、水平に保持された拡張状態となる(図9b)。ハウス本体3の床面29と支持面31との間の高さ距離は、前側小部屋部5の床部33の厚さに等しいように又はほぼ等しいように設定されているので、ハウス本体3の床面29と前側小部屋部5の床面37との間に段差は生じていない。
拡張状態となった前側小部屋部5を格納状態とする場合には、支持ガイドパイプ45のローラ体57及び支持ロッド47のローラ体57を、上下動用ナット部材65を操作して、ローラ体57の上端がハウス本体3の床面29と同一の高さとなり、あるいは床面29よりも多少高くなり、ローラ体57に支えられて床部33の裏面がハウス本体3の床面29と同一の高さ位置又は床面29よりも多少高い位置となるまで、上昇させる(図9a参照)。次に、支持ロッド47を支持ガイドパイプ45内に若干押し込み、支持ロッド47のローラ体57を、床部33の先端部から適当な距離だけ離れて位置させる。床部33の裏面が支持ローラ57上に載っていても、支持ローラ57の回転により、支持ロッド47の押し込みは円滑に行われる。そして、前側小部屋部5を、床部33の裏面がローラ体57、57に支えられた状態で移動させ、ハウス本体3内に押し込む。前側小部屋部5の押し込みに伴ってローラ体57、57が回転するので、押し込みは円滑に行われる。床部33の先端部が支持ロッド47のローラ体57に接近したら、前側小部屋部5の押し込みを中断し、支持ロッド47を支持ガイドパイプ45内に押し込み、支持ロッド47のローラ体57を、床部33の先端部から離す。例えば、支持ロッド47の押し込みと、前側小部屋部5の押し込みとが交互に繰り返され、前側小部屋部5は、ハウス本体3内に大部分が格納された状態となる(図8b)。なお、図9aの状態で、支持ロッド47を図8bの状態まで押し込んでから、前側小部屋部5の押し込みを開始してもよい。その後、支持ガイドパイプ45のローラ体57及び支持ロッド47のローラ体57を最下端又は最下端近傍まで下降させ、支持ガイドパイプ45をガイドパイプ43内に押し込んで、ローラ体57、57を床部9の側端部27近傍の下側に収容する。そして、前側小部屋部5を、前壁部67が前側拡張用開口部21内に位置するまで、ハウス本体3内に押し込んで、前側小部屋部5を格納状態とする(図8a)。
なお、後側小部屋部7箇所の構造は、前側小部屋部5箇所の構造と同一である。
本発明のトレーラーハウスは、内部スペース拡張部の出し入れ構造に特徴を有する。
本発明に係るトレーラーハウスであって小部屋部を引き出した状態のものの斜視図である。 本発明に係るトレーラーハウスであって小部屋部を引き出した状態のものの正面図である。 本発明に係るトレーラーハウスであって小部屋部を引き出した状態のものの側面図である。 ハウス本体の一方の拡張用開口部個所の構造を示す斜視図である。 一方の小部屋部の斜視図である。 支持ローラ装置の斜視図である。 上下動ローラ装置部分の側面図である。 格納状態から拡張状態に前側小部屋部を移動させて変化させる場合を説明する図であり、支持ガイドパイプを引き出し、ローラ体を上昇させるまでの過程を示す概念図である。 格納状態から拡張状態に前側小部屋部を移動させて変化させる場合を説明する図であり、前側小部屋部をハウス本体から引き出し拡張状態とする場合を示す概念図である。 内部スペース拡張部の回転式の出し入れ構造を示す概念図である。
符号の説明
1 トレーラーハウス
3 ハウス本体
5、7 小部屋部(内部スペース拡張部)
9 床部
15 走行用車輪(走行手段)
17 小部屋部支持装置(拡張部支持装置)
41 支持ローラ装置
43 ガイドパイプ(ガイド本体)
45 支持ガイドパイプ(支持ガイド)
47 支持ロッド
57 ローラ体(支持ローラ及び支持用ローラ)

Claims (6)

  1. 走行手段を有し、牽引車に牽引されて移動することができるハウス本体と、このハウス本体内に出し入れ可能に収容された内部スペース拡張部と、を備え、前記内部スペース拡張部は、前記ハウス本体の床部に沿って前記ハウス本体から引き出され、かつ、前記ハウス本体の床部に沿って前記ハウス本体内に押し込まれるように構成されているトレーラーハウスであって、
    前記ハウス本体には拡張部支持装置が設けられ、
    前記拡張部支持装置は、前記ハウス本体に設けられたスライド用ガイドと、このスライド用ガイドに案内されて前記内部スペース拡張部の出し入れ方向にスライド移動する支持ロッドと、この支持ロッドの先端側に取り付けられた、上下位置を調整することができる支持ローラと、を有していて、
    前記支持ロッドを前記スライド用ガイドから引き出し、前記ハウス本体から引き出された前記内部スペース拡張部の底面部先端側を前記支持ローラで支持するように構成されている、ことを特徴とするトレーラーハウス。
  2. 前記内部スペース拡張部は、上昇した前記支持ローラで前記底面部が支えられた状態で、前記ハウス本体から引き出されるように構成されている、ことを特徴とする請求項1記載のトレーラーハウス。
  3. 前記内部スペース拡張部は、前記ハウス本体の床面上に載置された状態で前記ハウス本体内に収容されている、ことを特徴とする請求項1又は2記載のトレーラーハウス。
  4. 前記支持ロッドは、下降した前記支持ローラが前記ハウス本体の前記床部下側に入り込むまで、前記スライド用ガイドに押し込むことができるように構成されている、ことを特徴とする請求項1、2又は3記載のトレーラーハウス。
  5. 前記ハウス本体の前記床部の端部には、前記内部スペース拡張部の配置位置で段部が形成されていて、前記内部スペース拡張部が引き出されると、この内部スペース拡張部の後端部が前記段部内に収まり、前記ハウス本体の床面と前記内部スペース拡張部の床面とが共面状態となるように構成されている、ことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のトレーラーハウス。
  6. 前記スライド用ガイドは、前記ハウス本体に固定されたガイド本体と、このガイド本体に案内されて前記内部スペース拡張部の出し入れ方向にスライド移動する支持ガイドと、を有し、前記支持ロッドは、前記支持ガイドに案内されて前記内部スペース拡張部の出し入れ方向にスライド移動するように構成されていて、
    前記支持ガイドの先端側には、上下位置を調整することができる支持用ローラが取り付けられている、ことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載のトレーラーハウス。
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