JP3014743U - 仮設ハウス - Google Patents

仮設ハウス

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忠紀 石黒
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日本ネオシステム株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 設置、撤去が迅速かつ簡単で、電気、ガス及
び給排水設備などのライフラインとの接続が容易であ
り、各居住スペースが他の居住スペースと隔離した仮設
ハウスを提供する。 【構成】 電気、ガス及び上下水道の配管が集中する配
管スペース8と、流し台14、浴槽10などとを備えた略直
方体形状のハウスユニット2からなる。前記配管スペー
ス8において外部の電気、ガス及び上下水道の配管と接
続可能となっている。 【効果】 ハウスユニット2単位で設置・撤去すること
ができる。また配管スペース8において電気、ガス及び
上下水道の既存の外部配管と接続するだけで、各種電気
機器や流し台14、浴槽10などを使用することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、設置、撤去が簡単で電気、ガス及び給排水設備などのライフライン との接続が容易な仮設ハウスに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、建築現場などにおける寄宿舎や深夜労働・長距離運送業などにおける休 憩室兼仮眠室としてプレハブなどの組立ハウスがさかんに利用されている。特に ダムなどの長期間にわたる工事現場では、大型で堅牢な組立ハウスが用いられて いる。このような組立ハウスは、例えばコンクリートなどを打設した基礎上にパ ネル工法などにより床組を張り、さらに外壁部、天井、屋根及び必要な建具など を強度的に優れる軽量形鋼などを用いて組み立てたものであり、近年の建築技術 の進歩により二階建でかなり大きなものや、通常の建築物と判別できないほど美 麗な外観を有するものなどが主流となりつつある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の組立ハウスを用いた寄宿舎では、大部屋に全員がざ こ寝するか、区画により小部屋を幾つか設けて、そこで2〜3人が寝起きするよ うにしているのが現状であり、個人のプライバシーが守れないため最近の青年層 には敬遠されがちであるという問題点がある。さらに大部屋でなく個室的な環境 で個々人がより快適な睡眠を営むことができれば、職場環境の向上を図ることが できるばかりか、就労者の健康維持にもつながり、保健衛生上の点でも好ましい 。また前記従来の組立ハウスを用いた寄宿舎では、例えば20人用のもので80〜10 0 坪の土地が必要であり、工事現場などによってはそれだけのスペースを確保す るのが困難であるという問題点がある。上述したような個人のプライバシーを確 保しうる個室的空間の確保への要請と、さらなる省スペース化への要請とは互い に合い反する問題点でありながら、両方とも達成することが望まれているのが現 状である。
【0004】 ところで、災害などにより家屋を無くした被災者などの仮設住宅としてこの種 の組立ハウスが使用されることも多い。しかしながらこの種の組立ハウスではコ ンクリートなどを打設して基礎を形成した上に、ハウスを順次組み立てていくの で、完成までに多少時間がかかるため、迅速さを要求される仮設住宅などには必 ずしも向かないという問題点がある。また、上記組立ハウスは仮設住宅としての 任務を終えたら、解体して撤去しなければならず、設置のたびごとに組み立て、 解体を繰り返す必要があるという問題点がある。さらに該組立ハウスでは、電気 、ガス及び給排水設備などのいわゆるライフラインを付設するには、組立ハウス の組立時に電気、ガス及び給排水設備のそれぞれの設備ごとに配管あるいは配線 を行い、組立後にもそれぞれの配線に対して、外部からの既存の電気、ガス及び 給排水設備を接続する必要があり、この点でも人手がかかるとともに迅速さを欠 くという問題点がある。もし設置後すぐに電気、ガス及び給排水設備などが使用 できれば、被災者の生活の迅速な向上がはかれて便利である。その上、上記組立 ハウスは、大規模なものとした場合には、上述したとおり個人や家族のプライバ シーが守れないという問題がある一方、小規模なものとした場合には、各建屋間 にスペースを設けなければならないので、限られた敷地内での設置個数が少なく なるため、入居可能人員が減少するという問題点がある。
【0005】 そこでマンションなどのように大規模な集合住宅を建造することが考えられる が、仮設住宅は災害から復興した折りには撤去する必要があること、それぞれの 敷地に応じた建屋を短期間に建造するのは困難であることなどから、仮設住宅と しては適しないという問題点がある。
【0006】 本考案は、前記問題を解決して設置、撤去が迅速かつ簡単で、電気、ガス及び 給排水設備などのライフラインとの接続が容易であり、各居住スペースが他の居 住スペースと隔離した仮設ハウスを提供することを目的とする。また本考案は、 接地面積の省スペース化が図れる仮設ハウスを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項1の仮設ハウスは、電気、ガス及び給排水設備の配管が集中す る配管スペースと、流し台、浴槽及びトイレなどとを備えた略直方体形状のハウ スユニットからなり、前記配管スペースにおいて外部の電気、ガス及び給排水設 備の配管と接続可能となっているものである。
【0008】 また請求項2の仮設ハウスは、前記ハウスユニットの床部及び天井部を外壁部 を形成する鋼板よりも厚い軽量型鋼からなる部材により形成することにより、該 ハウスユニットを上下2段に積み重ねることが可能であるものである。
【0009】 請求項3の仮設ハウスは、前記ハウスユニットの上端及び下端の外周には側面 略コ字形状の接続部材が固設されており、該ハウスユニットを2段に積み重ねた 際に下側のハウスユニットの下端側の接続部材の下側突設部を基礎と接合すると ともに、下側のハウスユニットの上端側の接続部材の上側突設部と上側のハウス ユニットの下端側の接続部材の下側突設部とを当接させて接合することにより前 記ハウスユニットが上下2段に積み重ね可能となっているものである。
【0010】 請求項4の仮設ハウスは、前記ハウスユニットにベッドが備え付けられている ものである。
【0011】 さらに請求項5の仮設ハウスは、前記ハウスユニットに空調装置が備え付けら れているとともに、該ハウスユニットの外側に前記空調装置の室外機が付設され ているものである。
【0012】
【作用】
前記請求項1の構成では、あらかじめ流し台、浴槽、トイレなどを略直方体形 状のハウスユニット内に形成しておき、このハウスユニット単位でトラックの荷 台などに載置して運搬し、基礎などの上に設置することができる。また撤去する 際にはハウスユニット単位で撤去することができる。また電気、ガス及び給排水 設備の配管が集中する配管スペースを設けているので、この電気、ガス及び給排 水設備の終端部を配管スペースに配設しておき、この配管スペースにおいて、電 気、ガス及び給排水設備の既存の外部配管を接続するだけで、該設備の配管が可 能であり、各種電気機器や流し台、浴槽などを設置後速やかに利用することがで きる。さらにこの1個のハウスユニットが1つの生活スペースとなり、他のハウ スユニットと隔離されるので、個々人あるいは1家族のプライバシーが保護され 、しかも該ハウスユニットが略直方体形状であるので、複数個を隣接して並べる ことができるので、設置面積の省スペース化を図ることができる。
【0013】 請求項2の構成では、前記ハウスユニットの床部及び天井部を外壁部を形成す る鋼板よりも厚い軽量型鋼からなる部材により形成しているので、耐荷重性に極 めて優れているので、該ハウスユニットを上下2段に積み重ねることが可能であ り、一層の省スペース化を図ることができる。
【0014】 請求項3の構成では、前記ハウスユニットの上端及び下端の外周には側面略コ 字形状の接続部材が固設されているので、下側のハウスユニットの下端側の接続 部材の下側突設部を基礎と接合することにより簡単かつ強固にハウスユニットを 基礎に固定することができる。また下側のハウスユニットの上端側の接続部材の 上側突設部と上側のハウスユニットの下端側の接続部材の下側突設部とを当接さ せてハウスユニットを上下2段に積み重ねて接合することにより、該ハウスユニ ットを上下2段に簡単かつ強固に接続することができる。
【0015】 請求項4の構成では、前記ハウスユニットにベッドが備え付けられているので 、布団などの寝具を完全に揃えなくとも、寝起きすることができる。
【0016】 さらに請求項5の構成では、前記ハウスユニットに空調装置が備え付けられて いるとともに、該ハウスユニットの外側に前記空調装置の室外機が付設されてい るので、寒冷時などでも快適に過ごすことができる。
【0017】
【実施例】
以下、本考案の第1実施例を図1乃至図7を参照して説明する。仮設ハウス1 は、略直方体形状のハウスユニット2からなり、該ハウスユニット2の室内3の 一側には玄関扉4が取り付けられており、ここに玄関5が形成されている。また 他側には出窓6が形成されている。そしてこの室内3には居住スペース7と、電 気、ガス及び給排水設備たる上下水道の配管が集中する配管スペース8と、ユニ ット式の浴槽10及びトイレ11を有するバス・トイレ用スペース9とクロ−ゼット 12とが隔壁13により区画形成されており、前記居住スペース7内には流し台14と 、ベッド15とがそれぞれ備え付けられている。なお、浴槽10、トイレ11及び流し 台14にはそれぞれ給排水設備たる上下水道の配管(図示せず)が天井に形成され た上部配管ホール16を介して配設されており、この配管の終端が配管スペース8 に到達している。また、浴槽10及び流し台14にはそれぞれ都市ガス、プロパンガ スなどのガス配管(図示せず)が床下に形成された下部配管ホール17を介して配 設されており、この配管の終端が配管スペース8に到達している。さらに、室内 3の各所には図示しない商用電源が形成されており、該商用電源の配線(図示せ ず)も床下に形成された下部配管ホール17を介してその終端が配管スペース8に 到達している。そして配管スペース8にはそれぞれの配管の終端と接続して電気 、ガス及び上下水道のメータ(図示せず)がそれぞれ設置されている。なお、8 Aは配管スペース8の開閉用の扉体であり、18は空調装置であり、18Aは出窓6 の下側に付設された空調装置18の室外機である。
【0018】 このような仮設ハウス1のハウスユニット2は図2乃至図4に示すように壁面 21は、グラスウールなどの断熱材層22と、該断熱材層22内に前記ハウスユニット 2の周囲に沿って埋設された角型パイプ23と、木目調などの化粧シートを貼り合 わせた内壁面となる合板シート24と、裏面に複合アルミ板26を貼り合わせ硬質プ ラスチックフォームを裏付した外壁部を形成する鋼板たる溶融亜鉛メッキ鋼板25 とからなり、その上端及び下端にはハウスユニット2の周囲に断面コ字型の接続 部材27,28が固設されている。この下端側の接続部材27の下側突設部27Aあるい は上端側の接続部材28の上側突設部28Aには所定の間隔をおいて複数の固定用孔 部27B,28Bが形成されている。該固定用孔部27B,28Bは、後述する固定用ボ ルト44の径より大幅に径大で、該ボルト44の六角頭部よりも径小となっている。 床部29は、図2及び図3に示すように前記下端側の接続部材27に接合した外壁部 を形成する溶融亜鉛メッキ鋼板24よりも厚いコ字型の溝型鋼30と、前記コ字型の 溝型鋼30に直交して固設されたリップ型の溝型鋼30Aと、バス・トイレ用スペー スを形成するリップ型の溝型鋼30Bとからなる基礎床部31と、前記基礎床部31上 に積層状態で取り付けられたウレタンボード32及びフローリングたる化粧板33と からなり、前記ウレタンボード32の下部には下部配管ホール17が形成されている 。また天井部34は、図2及び図4に示すように前記上端側の接続部材28に接合し た外壁を形成する溶融亜鉛メッキ鋼板25よりも厚いコ字型の溝型鋼35が配設され 、該コ字型の溝型鋼35の上部には取付部材36を介して屋根材37が取り付けられて おり、前記コ字型の溝型鋼35と屋根材37との間には断熱パネル38が取り付けられ ている。そして前記コ字型の溝型鋼35の下部には、上部配管ホール16を介して天 井下地材39と、石膏ボード40とが取り付けられている。
【0019】 上述したような第1実施例の仮設ハウス1は、あらかじめ配管スペース8と、 ユニット式の浴槽10及びトイレ11を有するバス・トイレ用スペース9と、クロ− ゼット12とを区画形成するとともに、前記居住スペース7内に流し台14と、ベッ ド15とを設置し、前記浴槽10、トイレ11及び流し台14の上下水道の配管(図示せ ず)を天井に形成された上部配管ホール16から配管スペース8まで配設するとと もに、都市ガス、プロパンガスなどのガス配管(図示せず)を床下に形成された 下部配管ホール17から配管スペース8まで配設し、そして該商用電源の配線(図 示せず)も床下に形成された下部配管ホール17から配管スペース8まで配設して 、ハウスユニット2を作製しておき、トラックなどの荷台に該ハウスユニット2 を載置して所望とする場所まで運搬して設置する。
【0020】 この際、前記仮設ハウス1はそれ自身単体でも用いることができるが、複数個 連設して集合住宅として用いるのが好ましい。以下本考案の仮設ハウス1の取り 付け方法について説明する。まず図5に示すようにコンクリートなどにより所望 とするハウスユニット2の設置個数に応じた基礎41を形成する。該基礎41には、 前記接続部材27の固定用孔部27Bと一致するように孔41Aが穿孔されている。そ してこの基礎41上に前記仮設ハウス1の下端側接続部材27の下側突設部27Aに形 成された固定用孔部27Bと孔41Aとに位置を概ね合致させて、該固定用孔部27B から固定用のボルト42を打ち込み、ナット43を締結することにより、1階となる 下段を構成するハウスユニット2を基礎41上に固定することができる。このよう な操作を繰り返すことによりハウスユニット2を基礎41上に複数個横方向に連設 することができる。次に、このようにして基礎41上に固定したハウスユニット2 上にさらに2階となるハウスユニット2Aを積み重ねて設置する。この設置は、 前記下段側のハウスユニット2の上端側の接続部材28の上側突設部28Aと上段側 のハウスユニット2Aの下端側の接続部材27の下側突設部27Aとを、それぞれに 形成された固定用孔部27B,28Bが概ね一致するようにして載せ、前記固定用孔 部27B,28Bにボルト44を貫挿して座金44Aを介してナット45で締結することに より、ハウスユニット2上にハウスユニット2Aを積み重ねた状態で強固に固定 することができる。この際本実施例においては、固定用孔部27B,28Bは、固定 用ボルト42,44の径より大幅に径大となっているので、下段側のハウスユニット 2と上段側のハウスユニット2Aとの位置合わせが精確でなくとも、固定用ボル ト42,44が貫挿可能となっていればよい。また、該固定用孔部27B,28Bは、固 定用ボルト44の六角頭部よりも径小となっているので、該ボトル44が抜けたりす ることもなく、しかも前記接続部材27,28はコ字型でその上側突設部28Aと下側 突設部27Aとで面接触しているのでその接合が強固である。そして、図6に示す ように仮設ハウス1を複数個連設するとともに、その上に仮設ハウス1Aを積み 重ねるた集合体を玄関扉4が対向するようにして並設し、該集合体間に屋根51、 階段52及び廊下53を取り付けることにより、集合住宅とすることができる。
【0021】 前記構成につきその作用について説明する。まず、配管スペース8の開閉用の 扉体8Aを開け、図7に示すように外部の既存の電気の配線55、ガス配管56、水 道管57及び下水管58などを配管スペース8に集中しているそれぞれの配管あるい は配線の終端と接続することにより、各仮設ハウス1,1Aの電気、ガス、上下 水道などを使用することができる。各仮設ハウス1,1A同士は集合体をなして はいるが、それぞれ別個のハウスユニット2,2Aからなるので、前記ハウスユ ニット2を各人に1個ずつ割り当てることにより個人のプライバシーが守られ、 好適な生活環境を演出することができる。また個室的な環境で個々人がより快適 な睡眠を営むことができるので、居住者の健康維持にも好適である。さらに、ハ ウスユニット2,2Aを2階建構造としているので、省スペース化を図ることが できる。そして、前記ハウスユニット2,2Aは、その上端及び下端に固設され た接続部材27,28により、基礎41及び上段及び下段のハウスユニット2,2A間 が連結されているので、該連結が容易でかつ強固である。また、前記ハウスユニ ット2,2Aは、不必要になったら、まず屋根51、階段52及び廊下53を撤去し、 接続部材27,28において締結しているボルト42及び44を取り外して、各仮設ハウ ス1,1Aごとにトラックの荷台に載置するなどして撤去することができる。そ して、撤去後には、他所にその必要な個数に応じて必要な数の仮設ハウス1,1 Aを設置することにより、長期間にわたり再利用が可能である。
【0022】 上述したような本考案の仮設ハウス1,1Aは、電気、ガス及び給排水設備の 配管たる上下水道の配管が集中する配管スペース8と、流し台14、浴槽10などと を備えた略直方体形状のハウスユニット2からなり、前記配管スペース8におい て外部の電気、ガス及び上下水道の配管と接続可能となっているものであるので 、ハウスユニット2,2A単位でトラックの荷台などに載置して運搬し、基礎41 などの上に設置することができる。また撤去する際にはハウスユニット2,2A 単位で撤去することができる。また電気、ガス及び上下水道の配管が集中する配 管スペース8を設けているので、この配管スペース8において電気、ガス及び上 下水道の既存の外部配管と接続するだけで、該設備の配管が可能であり、各種電 気機器や流し台14、浴槽10などを利用することができる。さらにこのハウスユニ ット2が1個の生活スペースとなり、他のハウスユニット2と隔離されるので、 個人のプライバシーが保護され、しかも該ハウスユニット2が略直方体形状であ るので、複数個を隣接して並べることができるので、設置面積の省スペース化を 図ることができる。しかも前記実施例においては前記ハウスユニット2の床部29 及び天井部34を壁面21を形成する溶融亜鉛メッキ板25よりも肉厚な軽量型鋼から なるコ字型の溝型鋼30、35により形成しているので、該ハウスユニット2,2A を上下2段に積み重ねて集合体とすることが可能であり、一層の省スペース化を 図ることができる。しかも、前記ハウスユニット2,2Aの上端及び下端の外周 には側面略コ字形状の接続部材27,28が固設されているので、下側のハウスユニ ット2の下端側の接続部材27の下側突設部27Aを基礎41と接続することにより簡 単かつ強固にハウスユニットを基礎41に固定することができる。また下側のハウ スユニット2の上端側の接続部材28の上側突設部28Aと上側のハウスユニット2 Aの下端側の接続部材27の下側突設部27Aとを当接させてハウスユニット2,2 Aを上下2段に積み重ねて接続することにより、該ハウスユニット2,2Aを上 下2段に簡単かつ強固に接続することができる。しかも前記ハウスユニット2, 2Aにベッドが備え付けられているので、布団などの寝具を完全に揃えなくとも 、寝起きすることができる。その上、本実施例においては前記ハウスユニット2 ,2A内に空調装置18が備え付けられているとともに出窓6の下部に室外機18A が付設されているので、寒冷時などでも快適に過ごすことができる。
【0023】 以上本考案を添付図面を参照してきたが、本考案は前記実施例に限定されるも のではなく、本考案の思想を逸脱しない範囲で種々の応用が可能である。例えば 前記実施例においては単身者用の場合を例に説明してきたが、ベッド15の設置個 数を増やしたり、2段ベッドとしたりすることにより、家族の生活にてきしたも のとすることができる。また、場合によっては各ハウスユニット2の側壁に扉体 などを設けて、複数のハウスユニット2を連通させてもよい。また、上部配管ホ ール16及び下部配管ホール17への配管は適宜変更可能であり、場合によってはい ずれか一方の配管ホールのみで配管を行ってもよい。
【0024】
【考案の効果】
本考案の請求項1の仮設ハウスは、電気、ガス及び給排水設備の配管が集中す る配管スペースと、流し台、浴槽及びトイレなどとを備えた略直方体形状のハウ スユニットからなり、前記配管スペースにおいて外部の電気、ガス及び給排水設 備の配管と接続可能となっているものであるので、就寝スペースが個室化され個 人のプライバシーを守ることができる。このハウスユニット単位でトラックの荷 台などに載置して運搬し、基礎などの上に設置することができる。また撤去する 際にはハウスユニット単位で撤去することができる。また電気、ガス及び給排水 設備の配管が集中する配管スペースを設けているので、この電気、ガス及び給排 水設備の終端部を配管スペースに配設しておき、この配管スペースにおいて、電 気、ガス及び給排水設備の既存の外部配管を接続するだけで、該設備の配管が可 能であり、各種電気機器や流し台、浴槽などを設置後速やかに利用することがで きる。さらにこの1個のハウスユニットが1つの生活スペースとなり、他のハウ スユニットと隔離されるので、個々人あるいは1家族のプライバシーが保護され 、しかも該ハウスユニットが略直方体形状であるので、複数個を隣接して並べる ことができるので、設置面積の省スペース化を図ることができる。
【0025】 また請求項2の仮設ハウスは、前記ハウスユニットの床部及び天井部を外壁部 を形成する鋼板よりも厚い軽量型鋼からなる部材により形成しているので、耐荷 重性に極めて優れているので、該ハウスユニットを上下2段に積み重ねることが 可能であり、一層の省スペース化を図ることができる。
【0026】 請求項3の仮設ハウスは、前記ハウスユニットの上端及び下端の外周には側面 略コ字形状の接続部材が固設されているので、下側のハウスユニットの下端側の 接続部材の下側突設部を基礎と接合することにより簡単かつ強固にハウスユニッ トを基礎に固定することができる。また下側のハウスユニットの上端側の接続部 材の上側突設部と上側のハウスユニットの下端側の接続部材の下側突設部とを当 接させてハウスユニットを上下2段に積み重ねて接合することにより、該ハウス ユニットを上下2段に簡単かつ強固に接続することができる。
【0027】 請求項4の仮設ハウスは、前記ハウスユニットにベッドが備え付けられている ので、布団などの寝具を完全に揃えなくとも、寝起きすることができる。
【0028】 請求項5の仮設ハウスは、前記ハウスユニットに空調装置が備え付けられてい るとともに、該ハウスユニットの外側に前記空調装置の室外機が付設されている ので、寒冷時などでも快適に過ごすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例による仮設ハウスの内部構
造を示す平面図である。
【図2】前記第1実施例の仮設ハウスを示す要部断面図
である。
【図3】前記第1実施例の仮設ハウスの床部の構造を示
す平面図である。
【図4】前記第1実施例の仮設ハウスの天井部の構造を
示す平面図である。
【図5】前記第1実施例の仮設ハウスを設置する基礎を
示す平面図である。
【図6】前記第1実施例の仮設ハウスを連設した状態を
示す斜視図である。
【図7】前記第1実施例の仮設ハウスの外部配管の接続
状態を示す概略図である。
【符号の説明】
1,1A 仮設ハウス 2,2A ハウスユニット 8 配管スペース 10 浴槽 11 トイレ 14 流し台 15 ベッド 16 上部配管ホール 17 下部配管ホール 18 空調装置 18A 室外機 25 溶融亜鉛メッキ板(外壁部を形成する鋼板) 27 下端側の接続部材 27A 下端側の接続部材の下側突設部 28 上端側の接続部材 28A 上端側の接続部材の上側突設部 30,35 コ字型の溝型鋼 41 基礎 55 外部の電気の配線 56 外部のガス配管 57 外部の水道管(外部の給排水設備) 58 外部の下水管(外部の給排水設備)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04H 1/04 E

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気、ガス及び給排水設備の配管が集中
    する配管スペースと、流し台、浴槽及びトイレなどとを
    備えた略直方体形状のハウスユニットからなり、前記配
    管スペースにおいて外部の電気、ガス及び給排水設備の
    配管と接続可能となっていることを特徴とする仮設ハウ
    ス。
  2. 【請求項2】 前記ハウスユニットの床部及び天井部を
    外壁部を形成する鋼板よりも厚い軽量型鋼からなる部材
    により形成することにより、該ハウスユニットを上下2
    段に積み重ねることが可能であることを特徴とする請求
    項1記載の仮設ハウス。
  3. 【請求項3】 前記ハウスユニットの上端及び下端の外
    周には側面略コ字形状の接続部材が固設されており、該
    ハウスユニットを2段に積み重ねた際に下側のハウスユ
    ニットの下端側の接続部材の下側突設部を基礎と接合す
    るとともに、下側のハウスユニットの上端側の接続部材
    の上側突設部と上側のハウスユニットの下端側の接続部
    材の下側突設部とを当接させて接合することにより前記
    ハウスユニットが上下2段に積み重ね可能となっている
    ことを特徴とする請求項2記載の仮設ハウス。
  4. 【請求項4】 前記ハウスユニットにベッドが備え付け
    られていることを特徴とする請求項3記載の仮設ハウ
    ス。
  5. 【請求項5】 前記ハウスユニットに空調装置が備え付
    けられているとともに、該ハウスユニットの外側に前記
    空調装置の室外機が付設されていることを特徴とする請
    求項4記載の仮設ハウス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022115147A (ja) * 2021-01-28 2022-08-09 株式会社パルデザインスタジオ トレーラハウス

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JP2022115147A (ja) * 2021-01-28 2022-08-09 株式会社パルデザインスタジオ トレーラハウス
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