JPH0562640U - 床構造弾性支持装置 - Google Patents

床構造弾性支持装置

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JPH0562640U
JPH0562640U JP1098192U JP1098192U JPH0562640U JP H0562640 U JPH0562640 U JP H0562640U JP 1098192 U JP1098192 U JP 1098192U JP 1098192 U JP1098192 U JP 1098192U JP H0562640 U JPH0562640 U JP H0562640U
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JP
Japan
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spring
elastic support
support device
casing
floor structure
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Pending
Application number
JP1098192U
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English (en)
Inventor
弘 庄司
富康 金子
生 西村
貴 真崎
善一 野島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0562640U publication Critical patent/JPH0562640U/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 経済的であって、しかも良好な緩衝、減衰特
性及び高い耐久性を有する床構造弾性支持装置を提供す
る。 【構成】 複数の異なるばね定数を有する皿ばね19a
〜19fを直列に積層してなるばねユニット19を用い
ることにより、弾性支持装置の変位の増大に伴い、復元
力が比較的急激に増大する非線形な特性が得られ、与え
られた床の許容変位ストロークに対して高い緩衝特性を
達成することができる。しかも、皿ばね特有のヒステリ
シスにより、経年的機能低下の虞れなく高い減衰特性を
得ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、多目的ホール、体育施設などの床を弾性的に支持するための床構造 弾性支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、室内競技用体育施設などに於いて、床に適度な弾性を与えるための 弾性支持装置に、ゴム、コイルばね等が使用されているが、ゴムの場合、経年的 な物性変化によるへたり、劣化などにより機能性が損なわれるという問題があり 、コイルばねの場合には、減衰効果が期待できないため、過度の過渡振動が引起 されるという問題がある。
【0003】 好ましい床構造弾性支持装置としては、適度な緩衝能力、良好な減衰特性及び 経年変化に対する高い耐久性が望まれるが、広い床面の全体に渡って所定のピッ チをもって配列されるものであることから、大きな施設に於いては、極めて多数 用いられることとなり、このような要請を、満足できる経済性及び保守容易性を もって実現することが困難であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来技術の問題点に鑑み、本考案の主な目的は、良好な緩衝、減衰 特性及び高い耐久性を有する床構造弾性支持装置を提供することにある。
【0005】 本考案の第2の目的は所要の機能性を有する床構造弾性支持装置を経済的に実 現することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、本考案によれば、床構造弾性支持装置用であって、 ばね 室を内部に画定する筒状のケーシングと、前記ケーシングの両端を覆い、かつ少 くともそのいずれか一方が前記ケーシングに対して軸線方向に進退自在であるよ うに前記ケーシング内に受容された1対の蓋板と、前記両蓋板間の前記ばね室内 に受容されたばねユニットを有し、前記ばねユニットが、複数の異なるばね定数 を有する皿ばねを直列に積層してなることを特徴とする装置を提供することによ り達成される。
【0007】
【作用】
複数の異なるばね定数を有する皿ばねを直列に積層することにより、弾性支持 装置の変位の増大に伴い、復元力が比較的急激に増大する非線形な特性が得られ 、与えられた床の許容変位ストロークに対して高い緩衝特性を達成することがで きる。しかも、皿ばね特有のヒステリシスにより、経年的機能低下の虞れなく高 い減衰特性を得ることができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の好適実施例を添付の図面について詳しく説明する。
【0009】 図1は本考案が適用された弾性支持装置の使用される状況を示すもので、多目 的ホール、体育施設などに用いられるフローリング2は、捨て張り合板3を介し て、波板状の根太材制振鋼板デッキプレート4により支持されている。デッキプ レート4は、更に、デッキプレートの波板の軸線と直交するように配設された多 数の大引材C型チャンネル5によって支持されている。大引材C型チャンネル5 は、更に、支持脚1により支持されている。本実施例の場合、大引材C型チャン ネル5の配列ピッチP1と、各大引材C型チャンネル5に沿う支持脚1の配列ピ ッチP2とが互いに等しくされている。しかしながら、これら両ピッチは必ずし も等しいものに限定されず、構造材の特性に応じて適宜定めればよい。
【0010】 図2に示されるように、各支持脚1は、コンクリート床等にフランジ6を介し て立設された支持パイプ7と、その上端に固着されたナット9a及びロックナッ ト9bを介して支持パイプ7に連結されたねじ棒8と、該ねじ棒の上端に、結合 ナット10a及びロックナット10bを介して連結された弾性支持装置11とを 有する。弾性支持装置11の上端からは、ねじ棒13が突出しており、該ねじ棒 が大引材C型チャンネル5の下端部にナット14を介して連結されている。
【0011】 図3は、この弾性支持装置11の詳細を示しており、該弾性支持装置は、円筒 型のケーシング15と、ケーシング15の下端の内向きフランジ15aにより、 ケーシング15の底部に抜け止め保持された蓋板16と、ケーシング15の上端 に設けられた外向フランジ15bにボルト18をもって螺着された上側蓋板17 とを有する。この円筒ケーシングの15の内部に於いて両蓋板16、17間に画 定されたばね室20内には、ばねユニット19が内蔵されている。
【0012】 本実施例の場合、ばねユニット19は、3対の皿ばね19a〜19fを直列に 組合せたもので、最も大きなばね定数を有する皿ばね19a、19bがその外周 縁が互いに衝当するようにばね室20の底部に載置され、その上には、同様に組 み合わされた、順次小さなばね定数を有する2対の皿ばね19c〜19fが積層 されている。また、これらの皿ばねは、或る程度の初期圧縮荷重をもって、ばね 室20内に受容されている。
【0013】 このばねユニット19によれば、対応する支持脚1の上の床面に対して或る程 度以上の荷重が加わると、下側の蓋板16がケーシング15内に突入する向きの 変位が引起され、皿ばねユニット19は圧縮されることとなる。この場合、圧縮 荷重が小さいうちは最も小さいばね定数を有する皿ばね19e、19fが殆んど の変位を吸収し、図4に於ける区間Aにより示されるように比較的小さなばね定 数k1(〜18kgf/mm)を示すこととなる。圧縮荷重が更に増大すると、 皿ばね19e、19fが完全に圧縮され、次に小さなばね定数を有する皿ばね1 9c、19eが、変位の多くを吸収することとなり、図4の区間Bにより示され るように、やや大きなばね定数k2(〜57kgf/mm)を示すようになる。 更に大きな荷重が加わると、これらの皿ばね19c、19dも完全に圧縮され、 最も大きなばね定数を有する皿ばね19a、19bがばねユニットの変位を吸収 することとなり、図4に於ける区間Cにより示されるように比較的大きなばね定 数k3(〜800kgf/mm)を示すようになる。
【0014】 更に、荷重が増大すると、全ての皿ばね19a〜19fが完全に圧縮され、そ れ以上の変位を阻止することとなる。また、図4に示されるように、皿ばねが荷 重の増減に対する変位の増減にヒステリシスを伴うという特性を有することから 、その振動的な変位に際して減衰作用が働き、弾性支持装置の過渡振動を抑制す る作用が得られる。尚、図4に於ける破線部分は区間Bの中間部でのヒステリシ ス特性を示している。
【0015】 図5は、本考案に基づく床構造弾性支持装置の第2の実施例を示すもので、円 筒型ケーシング15の上下端にはフランジが設けられておらず、その上端が上側 の蓋板17に対して溶接により結合され、下側の蓋板16は、ケーシング15の 内周に嵌入されたC型止め輪21により抜け止めされている。
【0016】 図6に示された第3の実施例の場合には、上側蓋板17も、ケーシング15の 内周に嵌入された、前記と同様のC型止め輪21により抜け止めされ、本実施例 の場合、両蓋板16、17が、いずれもケーシング15に対して自由に運動し得 るようになっている。
【0017】
【考案の効果】
このように、異なるばね定数を有する複数の皿はばねを直列に組み合わせるこ とにより、好適な緩衝特性、減衰特性及び耐久性を、高い経済性をもってしかも 殆ど保守を必要とすることなく実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に基づく床構造弾性支持装置が適用され
た状態を示す分解斜視図。
【図2】本考案が適用された支持脚の1つを示す正面
図。
【図3】本考案に基づく弾性支持装置の一実施例を示す
縦断面図。
【図4】図3に示された弾性支持装置のばね特性を示す
グラフ。
【図5】本考案に基づく弾性支持装置の第2の実施例を
示す縦断面図。
【図6】本考案に基づく弾性支持装置の第3の実施例を
示す縦断面図。
【符号の説明】
1 支持脚 2 フローリング 3 捨て張り合板 4 根太材制振鋼板デッキプレート 5 大引材C型チャンネル 6 フランジ 7 パイプ 8 ねじ棒 9a、9b、10a、10b ナット 11 弾性支持装置 13 ねじ棒 14 ナット 15 ケーシング 15a、15b フランジ 16、17 蓋板 18 ボルト 19 皿ばねユニット 19a〜19f 皿ばね 20 ばね室 21 C型止め輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 西村 生 神奈川県横浜市金沢区福浦3丁目10番地 日本発条株式会社内 (72)考案者 真崎 貴 神奈川県横浜市金沢区福浦3丁目10番地 日本発条株式会社内 (72)考案者 野島 善一 神奈川県横浜市金沢区福浦3丁目10番地 日本発条株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床構造弾性支持装置であって、 ばね室を内部に画定する筒状のケーシングと、 前記ケーシングの両端を覆い、かつ少くともそのいずれ
    か一方が前記ケーシングに対して軸線方向に進退自在で
    あるように前記ケーシング内に受容された1対の蓋板
    と、 前記両蓋板間の前記ばね室内に受容されたばねユニット
    を有し、 前記ばねユニットが、複数の異なるばね定数を有する皿
    ばねを直列に積層してなることを特徴とする装置。
JP1098192U 1992-02-04 1992-02-04 床構造弾性支持装置 Pending JPH0562640U (ja)

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JP1098192U JPH0562640U (ja) 1992-02-04 1992-02-04 床構造弾性支持装置

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JP1098192U JPH0562640U (ja) 1992-02-04 1992-02-04 床構造弾性支持装置

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JPH0562640U true JPH0562640U (ja) 1993-08-20

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ID=11765335

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11107503A (ja) * 1997-09-30 1999-04-20 Osaka Gas Co Ltd 免振床装置
JP2008223264A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Toto Ltd 防水機能を備えた床
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JP2017222999A (ja) * 2016-06-13 2017-12-21 三洋工業株式会社 デッキの下地構造及びそれを用いたデッキ構造

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