JPH0562405U - フィルムテンション装置 - Google Patents

フィルムテンション装置

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JPH0562405U
JPH0562405U JP343192U JP343192U JPH0562405U JP H0562405 U JPH0562405 U JP H0562405U JP 343192 U JP343192 U JP 343192U JP 343192 U JP343192 U JP 343192U JP H0562405 U JPH0562405 U JP H0562405U
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bag
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泰雄 鰺坂
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株式会社オリイ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロール状に巻いたフィルム3を一定長さ巻き
出して貯留した後、一定のテンションを与えた状態で巻
き出するフィルムテンション装置31において、テンシ
ョンがフィルム幅方向に偏ることを防止する。 【構成】 フィルムを自重によって引張る一本のバー3
3は、両端に設けられたピニオンギヤ(図示せず)がラ
ックギヤ43に噛み合いながら移動する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ロール状に巻かれたフィルムが供給される機構を有する自動機械等 において、前記フィルムが一定長さ巻き出されて貯留された後、一定のテンショ ンと共に供給されるようにするためのフィルムテンション装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば実開平2−25407号公報にはポリエチレン等の袋を、品物を入れる ための空箱の内側に装着する自動装置が記載されている。この自動装置には、前 記袋の材料となるフィルムが供給される際に一定のテンションを与える装置が設 けられている。
【0003】 即ち、図4に示すように、フィルムのロール1から図示しないモーターの回転 に巻きだされたフィルム3は、ローラ5にかけられた後一度戻ってテンションバ ー7に掛けられ次のローラ9を経て、1対が一組で働く第1のチャック11に先 端近傍の両端を把持され、第1のチャック11が設けられている第1のチェーン 13の動きに伴って移動する。フィルム3は2枚重ねで、開けば筒状をしている 。移動したフィルム3は、シール・カット装置15によって溶着によりシールさ れ同時にカットされて1枚の袋17となる。この袋17の先端は、第1のチャッ ク11に把持されたまま、両面から各々一対の吸着パッド19によって吸着され 、拡げられる。拡げられた状態で、2対が一組で働く第2のチャック21によっ て拡げられた口の縁の四隅が把持される。そして第2のチャック21が設けられ た第2のチェーン23の動きに伴って移動することで袋17は箱25に被せられ る。その後、袋17の上方から、エアブロア装置27によってエアが箱25の中 に向けて吹き込まれ、これにより袋17は裏返しとなり箱25の内面に装着され る。
【0004】 そして、前記テンションバー7は水平面内での形がコ字をしており、コ字の互 いに向き合う一対の辺のうち、一方にフィルム3が掛けられ他方を中心として揺 動することによりフィルム3に一定のテンションを与える。フィルム3を巻き出 すための前記図示しないモータは、間欠動作を行い一定長さのフィルム3を前記 テンションバー7の部分に貯留する。これによりテンションバー7が下方に動き 近接スイッチ29の働きで前記モータが動作を停止する。貯留されたフィルム3 が第1のチャック11によって移動されると、テンションバー7が上方に動き再 び前記モータが作動しフィルム3を巻き出す。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、以上の従来技術のテンションバー7は水平面内でコ字をしており、コ 字の一対の辺のうちフィルム3が掛けられる辺は片持状態となっており、ねじれ て姿勢が斜めになりやすい。斜めになると、フィルム3に与えられるテンション がフィルム3の幅方向に偏りを生じ、甚だしい場合には供給され移動していくフ ィルム3が蛇行することにもなる可能性を有する。
【0006】 本考案は前記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、その目的はフィルムに 接触するバーの姿勢が斜めになることなく張力に幅方向の偏りがないフィルムテ ンション装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本考案に係るフィルムテンション装置において、 ロール状に巻かれたフィルムが一定長さ巻き出されて貯留された後に供給される 際に一定のテンションを与えられるフィルムテンション装置において、巻き出さ れたフィルムを案内する固定された2つのローラの間でフィルムを自重によって 引張る一本のバーと、バーの両端に設けられピニオンギヤと、ピニオンギヤと噛 み合って略上下方向に設けられたフィルムに対し平行な一対のラックギヤと、前 記噛み合いを保持させるガイドと、を備えたことを特徴とするフィルム3テンシ ョン装置を備えたものである。
【0008】
【作用】
フィルムを引張るバーは、両端のピニオンギヤがラックギヤに噛み合いながら 上下方向に移動する。このラックギヤはフィルムに対し平行に設けられているの で、前記バーの姿勢はフィルムに対し斜めになることがない。
【0009】
【実施例】
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 本実施例のフィルムテンション装置が備えられる自動装置は、従来例(図4) と同様に、ポリエチレン等の薄い袋を空箱の内側に装着するためのものであり、 全体の基本構成は従来例と同一である。
【0010】 即ち図1に示すように、フィルム3のロール1から、図示しないモータの回転 により間欠的に一定の長さずつ巻き出される。巻き出されたフィルム3は始めの ローラ5に掛けられた後、本実施例に係るフィルムテンション装置31のバー3 3へ一度戻って掛けられ、次のローラ9を通って、先端近傍が第1のチャック1 1に把持される。この第1のチャック11は第1のチェーン13に設けられ、等 間隔に4箇所に設けられている。この間隔はフィルム3によって作られる袋の大 きさに合わせて設定される。第1のチェーン13はスプロケット35により所定 の軌道を動く。
【0011】 フィルム3の先端近傍が、4組の第1のチャック11のうち図中左側のチャッ ク11により装置の中央まで移動されると、シール・カット装置15が働き溶着 によりフィルム3を幅方向にシールすると同時に、その後方をカットする。フィ ルム3はポリエチレンの薄い膜が2重になり筒状になっているので、前記シール により袋が作られることとなる。このとき、他の第1のチャック11がシール・ カット装置15の近くにきており、予め定められた第1のチャック11同志の間 隔を長さとする袋が作られる。この袋の先端近傍の両面は、一対の吸着パッド1 9により吸着され、吸着パッド19が互いに開くことで、袋の口が拡げられる。 拡げられた状態で、2対備えられた第2のチャック21が働き、袋の口をさらに 拡げ箱25に被せられる広さとする。そして、これら2対の第2のチャック21 が拡げられれた袋の口の4隅をクランプし、第2のチェーン23の動きに伴って 移動するので、袋の拡げられた口の先端は箱25に被ぶさる。第2のチェーン2 3はスプロケット37により所定の軌道を動く。このとき、エアブロア装置27 によりエアが袋の上から下方へ、即ち箱25の内側に向かって吹き込まれる。こ れにより袋が裏返しとなり、箱25の内側に押し込まれ、内面に沿って装着され る。
【0012】 このようにして袋の装着が終わった箱25はコンベア39によって搬出され、 次の箱25が搬入される。 なお、1本の第1のチェーン13と2本の第2のチェーン23はモータ55に よって動かされる。即ち、モータ55の駆動力はベルト57等を介して、第2の チェーン23のスプロケット37の一つに同軸に設けられたプーリ59に伝えら れ、このスプロケット37に設けられたもう1つの歯車61から、他の第2のチ ェーン23を動かすスプロケット37の1つの歯車65に伝えられる。駆動力は さらに、このスプロケット37に同軸に設けられたもう1つの歯車65から、遊 転歯車67を介して、第1のチェーン13を動かしているスプロケット35の1 つに同軸に設けられた歯車69に伝えられる。
【0013】 さて、前記テンション装置31は、図2および図3に示すように、バー33が ピニオンギヤ41とラックギヤ43との噛み合いにより上下方向に移動可能に支 持されたものである。即ち、このバー33は、固定された2つのローラ5,9間 で案内されたフィルム3を引張って一定の張力を与えるための自重を有している 。バー33の両端にはピニオンギヤ41が固定されており、このピニオンギヤ4 1と噛み合うラックギヤ43が、装置のフレーム45に対し上下方向に設けられ ている。このラックギヤ43は2対設けられ前記フィルム3および互いに平行に 設けられている。また図3に示すように、ピニオンギヤ41をラックギヤ43に 噛み合わせた状態を保持するためのスライドガイド47が上下方向に設けられ、 このスライドガイド47に接する円筒状のスライダ49がバー33の両端の外周 に設けられ、このスライダ49に対しボールベアリング51がバー33に設けら れている。また、ラックギヤ43が設けられたギヤフレームの下方には、バー3 3の所定の高さよりも低くなったときに反応する近接スイッチ29が設けられて いる。この近接スイッチ29は、ロール1を回転させフィルム3の巻き出しを行 う図示しないモータを所定時間、間欠的に働かせるためのものである。
【0014】 以下、このテンション装置31の作用について説明する。バー33は自重によ り常に下方に位置しようとし、第1のチャック11により把持され上方に移動し ようとするフィルム3に対し、一定のテンションを与える。第1のチャック11 が第1のチェーン13の動きに同期してフィルム3を上方に移動させると、前記 一定のテンションによりバー33が上方に引張られ、ピニオンギヤ41とラック ギヤ43が噛み合いながら、移動する。これらギア41,45の噛み合いにより 、フィルム3が第1のチャック11によって移動する際の慣性力を消し、第1の チャック11即ち第1のチェーン13の動きに同期してフィルム3を供給するこ とができる。バー11は十分に上方に移動し、それまで貯留されていたフィルム 3が上方に供給され始めると、近接スイッチ29が働き図示しないモータがロー ル1を回転してフィルム3を巻き出し始める。フィルム3が十分に巻き出され第 1のチャック11および第1のチェーン13の動きが止まると、ロール1から巻 き出され続けているフィルム3が張力を弱めるので、バー33が自重によって下 方に移動する。十分に下方の位置になると近接スイッチ29が働き図示しないモ ータを停止し、ロール1の回転を止める。
【0015】 以上の実施例によれば、バー33は従来のテンションバー7(図4)のように 水平面内でコ字型をしたものではなく、フィルム3が掛けられた部分がねじれて 姿勢が斜めになることがない。即ち、常にバー33はラックギヤ43に対し直角 な状態を保ち、即ち従ってフィルム3に対し斜めになることがないので、テンシ ョンの幅方向の分布に偏りを生じることを防止できる。また、従来のテンション バー7に比べ水平方向のスペース(図4,図1参照)を必要としないので、全体 としてコンパクトな装置となる。さらに、バー33はピニオンギヤ41と噛み合 いながら移動するので、慣性力を消し、貯留されていたフィルム3が第1のチャ ック11の動きにより加速度的に動いてしまうことを防止できる。即ち、第1の チャック11即ち第1のチェーン13の動きと同期してフィルム3を供給させる ことができる。また、バー33の両端におけるピニオンギヤ41の動きは同じで あるから、両端のいずれかが早くまたは遅く移動してしまうことを防止でき、従 ってバー33の姿勢が傾くのを防止できる。
【0016】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案に係るフィルムテンション装置におい ては、フィルムを引張るバーは両端に設けられたピニオンギヤがラックギヤに噛 み合いながら移動するので、姿勢が斜めになってしまうことがなく、従ってフィ ルムに与えられる張力がフィルムの幅方向に偏ることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るフィルム3テンション
装置を備えた自動機械全体の概略側面図
【図2】図1のフィルムテンション装置の正面図
【図3】図2の要部の水平断面図
【図4】従来のフィルム3テンション装置を備えた自動
機械全体の概略側面図
【符号の説明】
1 ロール 3 フィルム 7,33 テンションバー 11 第1のチャック 13 第1のチェーン 15 シール・カット装置 19 吸着パッド 21 第2のチャック 25 箱 27 エアブロア装置 31 フィルム3テンション装置 35,37 スプロケット 41 ピニオンギヤ 43 ラックギヤ 47 スライドガイド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状に巻かれたフィルムが一定長さ
    巻き出されて貯留された後に供給される際に一定のテン
    ションを与えられるフィルムテンション装置において、
    巻き出されたフィルムを案内する固定された2つのロー
    ラの間でフィルムを自重によって引張る一本のバーと、
    バーの両端に設けられたピニオンギヤと、ピニオンギヤ
    と噛み合って略上下方向に設けられフィルムに対し平行
    な一対のラックギヤと、前記噛み合いを保持させるガイ
    ドと、を備えたことを特徴とするフィルムテンション装
    置。
JP1992003431U 1992-02-03 1992-02-03 フィルムテンション装置 Expired - Lifetime JP2588521Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006290445A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Ishida Co Ltd ローラ装置、包装装置、およびローラの固定および解除方法

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JP4707441B2 (ja) * 2005-04-14 2011-06-22 株式会社イシダ ローラ装置および包装装置

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