JPH0156963B2 - - Google Patents

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JPH0156963B2
JPH0156963B2 JP19804281A JP19804281A JPH0156963B2 JP H0156963 B2 JPH0156963 B2 JP H0156963B2 JP 19804281 A JP19804281 A JP 19804281A JP 19804281 A JP19804281 A JP 19804281A JP H0156963 B2 JPH0156963 B2 JP H0156963B2
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ring
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path
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Shunji Murakami
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は結束機、帯封機などに使用されるテー
プの巻き締め輪形成装置に関する。
(従来技術及びその問題点) 紙テープなど柔軟なテープを誘導して、輪を形
成する場合、その輪形成途中においてテープが垂
れ下り、輪が崩れ易いため、この形成作業を機械
的且つ自動的に行うことは困難であるという問題
があつた。又特開昭52―56698号公報には、被結
束物にテープを直接巻き付ける構成の従来例が開
示されているが、この従来例はテープに二重に重
なる部分が形成され、切断後次の作業工程におけ
る先端部分に相当する部分が余剰状態となり、次
の作業工程でこれが弛み、作業を円滑に進めるこ
とが極めて困難になるという問題点がある。又前
記切断後被結束物は前記余剰部分によつて抱持さ
れた状態になつているので、被結束物の抜取り作
業も困難になるという問題点もある。
本発明は上記問題を解決し、柔難なテープを所
望の輪形状に確実に誘導形成することができると
共に、自動的にこれを巻き締められるように構成
した構造簡単でコンパクトな装置を提供すること
を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するために、正逆回転
可能なリールと、リールに巻き付けた柔軟性のあ
るテープの先端を止める止着子と輪形成路を走行
路の一部に有すると共に走行路が止着子とリール
との間に張られたテープに立体交差するエンドレ
ス線状コンベヤと、エンドレス線状コンベヤに取
付けられ且つテープに当接してテープを前記輪形
成路に沿つて誘導する誘導子と、前記輪形成路の
内側に配設され且つ輪形成路に沿つて形成される
テープの輪を仮止めする複数の仮止め具と、前記
輪形成路内における被結束物の存在の有無を検知
する検知手段と、この検知手段からの信号に基き
被結束物が存在しないとき前記エンドレス線状コ
ンベヤを走行させて前記輪形成路に沿つてテープ
の輪を形成せしめると共に、前記検知手段からの
信号に基き被結束物が存在するとき前記リールを
巻き戻し動作させてテープを巻き戻し、テープを
前記仮止め具より外してテープの輪を縮径せしめ
る制御手段とを有することを特徴とする。
(作用) かくして、リールから繰出されたテープは、止
着子によつてその先端を止められた状態で、エン
ドレス線状コンベヤに取付けられた誘導子の運動
に伴い、輪形成路に沿つて輪が形成される。これ
は、エンドレス線状コンベヤが輪形成路を走行路
の一部に有すると共に、走行路が止着子とリール
との間に張られたテープに立体交差し、且つ前記
誘導子がテープに当接してテープを輪形成路に沿
つて誘導するからである。尚、前記輪の形成は輪
形成路内における被結束物の存在の有無を検知す
る検知手段からの信号に基き、被結束物が存在し
ないとき前記エンドレス線状コンベヤを走行させ
る制御手段により行われる。
ところで前記テープは柔軟性のあるテープであ
つて、前記輪を所定形状に保つことが困難なもの
である。そこで、輪形成途中において、テープが
垂れ下がり、輪が崩れ易いという問題を解決する
ため、前記輪形成路の内側に複数の仮止め具を配
し、テープの輪を所定形状に保つことができるよ
うにしている。
前記テープの輪は、テープ巻き戻し時に前記係
止が外れ、複数の仮止め具の内側に向け通過し縮
径することによつて、このテープの輪の中に配置
した被結束物を巻き締めることができる。このと
き従来例におけるテープの弛みの問題や被結束物
の抜取りが困難になるという問題が生じない。
尚、前記テープの巻き戻しは前記検出手段からの
信号に基き、被結束物が存在するとき前記リール
を巻き戻し動作させる制御手段により行われる。
以下本発明を図面に示す実施例に基き具体的に
説明する。
(実施例) 図面に示す実施例は、紙弊、カード、シート、
印刷紙葉などを紙テープなど柔軟なテープを用い
て結束する結束機に係るものである。
1は機台で内部にカム機構、モータなどを内蔵
し、上面に被結束物aを載置する平坦な後部載置
面2aを有している。この後部載置面2aの一部
には前後方向に伸び且つ前方を開放した案内孔3
を設け、この案内孔3にこれに案内されて前後動
する剛性且つ帯状の載置板4を配設している。機
台1の前面11には、後部載置面2aより上方に
向け状の後部チエンガイド支持部5を立設して
いる。
機台1の前方には所定間隔を隔てて、前取付部
材6を配し、これを結合ピン7,7……を用いて
機台1に取付けている。この前取付部材6は前記
後部載置面2aと同一高さになる平坦な前部載置
面2bを有すると共に、上部に前記後部チエンガ
イド支持部5と同形で且つこれに対向する前部チ
エンガイド支持部9を有し、又下部にL状の下部
チエンガイド支持部10を有している。
前記状の前後1対のチエンガイド支持部5,
9の夫々には、これらの内面4隅に片持ち支持さ
れる4組の上部ガイドローラ12,12……を配
している。又機台前面11及び前記下部チエンガ
イド支持部10内面には、前記上部ガイドローラ
の内下方に位置する左右のガイドローラの中間位
置で且つ若干下方に位置する1対の中間ガイドロ
ーラ8,8、並びに中間ガイドローラ8,8の左
下方に位置する4組の下部ガイドローラ13,1
3……を、片持ち支持状態に配し、更に機台1お
よび下部チエンガイド支持部10に支持される軸
14に駆動スプロケツト15,15を取付けてい
る。前記ガイドローラ12,12……、13,1
3……、8,8および駆動スプロケツト15,1
5には1対のエンドレスチエン16,16を懸回
させ、機台1内に配したモータ(図示せず)によ
り駆動される駆動スプロケツト15,15により
前記エンドレス16,16を図のP方向に回動さ
せうるように構成している。両エンドレスチエン
16,16の間隔は後記テープbの横幅より大き
くとつている。
1対のエンドレスチエン16,16には、4本
の誘導ピン17a,17b,17c,17dを両
エンドレスチエン16,16を横架するようにし
て取付け(第4図参照)、これら誘導ピンがエン
ドレスチエン16,16と一体になつて走行する
ように構成している。これら誘導ピンのチエン走
行方向の取付間隔は、第2図に示す如く、上方に
配した4組の上部ガイドローラ12,12……の
間隔と略同一になるように定めている。
前記前後一対のチエンガイド支持部5,9の内
面の4隅には、エンドレスチエン16,16の内
側に位置するように、4組のブラシ製仮止め具1
8,18……を取付けている。これら仮止め具1
8,18……は、後述の如くテープbの両端部内
面に軽く接触して、テープbに内方向を向く大き
な力を加えないかぎり、これを後記輪形成路Aに
沿つた位置に保持する作用を営むものであり、か
かる作用を維持できる範囲において寸法、材質な
どが選定されている。
エンドレスチエン16,16は、第2図に示す
如く配設され、中間ガイドローラ8,8及び4組
の上部ガイドローラ12,12……間に形成され
る輪形成路Aと、4組の下部ガイドローラ13,
13……及び駆動スプロケツト15,15間に形
成される下部走行路Bとを有する走行路Dに沿つ
てP方向に走行しうるように構成されている(第
9図参照)。この走行路Dは第4図及び第10図
に示す如く、初期設定状態において輪形成路Aと
下部走行路Bを結ぶ2本の線E、Fにおいて、後
記止着子19とリール20との間に張られたテー
プbと立体交差する。従つてエンドレスチエン1
6,16の走行時には前記誘導ピン17aがテー
プbに当接し、テープbをエンドレスチエン1
6,16の走行方向に誘導することができる。
前記機台1と前記取付部6との間には、前記1
対のエンドレス16,16及びこれらにより誘導
されるテープbが自由に移動できる空間Gを設け
ているが、この空間Gを横切る方向、すなわち前
後方向に移動できるように前記載置板4を配設し
ている。この載置板4は機台1内のカム機構によ
つて前後動せしめられる。すなわち、第5図及び
第6図に示す如く、カム軸21のカム22にロー
ラ23を介して接触する揺動杆24と、載置板4
に固着した係合突子25とを係合させ、カム22
の突出部26に前記ローラ23が当接したときの
み載置板4は前記後部載置面2aの端縁27aと
同一線上まで後退し、カム22の他の部分に前記
ローラ23が当接しているとき載置板4は前記前
部載置面2bの端縁27bと同一線上まで前進す
るように構成している。この載置板4の後退によ
り、エンドレスチエン16,16の走行時にこれ
に伴いテープbが前記空間Gを支障なく移動でき
る。又この載置板4が前進位置に停止することに
より、この下面を利用してテープbの両結束端
(後記先端部dと結束端相当部eとを指す。)を重
ね合わせた状態で接着することができる。前記載
置板4は薄い鋼板などで形成され、その上面は載
置面2(後部載置面2aと前部載置面2bの両者
を指す。)と同一高さ位置にある。尚、28は揺
動杆24をカム22に向け付勢するバネ、29,
29は載置板4を支持する支持板である。
機台前面11上の右部には駆動軸30に支持さ
れるリール20を配し、このリール20に内面f
に感熱接着剤を塗布した柔軟性のあるテープbを
巻き付けている。前記リール20は第2図Q方向
に駆動軸30が回転するときのみこれに伴つて同
方向に回転し、逆方向Q′の回転はフリーになる
ように構成している。前記駆動軸30を回転させ
るモータは機台1内にあるが、図示を省略する。
リール20の斜左上方部には、機台1に支持さ
れた回動軸31に基端を固着した逆L字状の揺動
アーム32を配している。この揺動アーム32の
頂部37には摺動可能にヒータ支持片33を取付
け、且つ頂部37の左端をテープ押動面34とし
ている。又、揺動アーム32の基端にコ字枠35
を取付けてテープbを挿通しうるようにすると共
に、揺動アーム32の基端面を曲面に形成し、テ
ープ摺動面36としている。
前記ヒータ支持片33は、第7図及び第8図に
示す如く、下端に係合屈曲部38を有するガイド
杆部39と、ガイド杆39の上端より前記頂部3
7に平行に左方に伸びる二叉状のヒータ支持部4
0とからなり、ヒータ支持部40にはヒータ41
を枢着している。ヒータ41はヒータ支持部40
に対し若干角度首振り可能であつて、テープbを
押圧しやすく構成している。
前記回動軸31は機台1内に設けたカム機構に
より所定角度回動せしめられ、これに伴い揺動ア
ーム32は上下方向に揺動する。すなわち第8図
に示す如く、回動軸31はリンク42、ロツド4
3を介して揺動杆44の先端に接続し、この揺動
杆44は基端において上下揺動可能に枢動45に
より枢支される一方、前記カム軸21に固着した
カム46と揺動杆44のローラ47が常に接触す
るように構成して、前記カム軸21の回転に従つ
て揺動ア―ム32が揺動するようにしている。
尚、48は付勢用引張バネである。
前記機台前面11に設けた窓孔49からは、前
記ヒータ支持片33の係合屈曲部38の下面に当
接して、ヒータ支持片33を持ち上げる押上片5
0を突出させている。この押上片50は、第8図
に示す如く、中央部を枢ピン51で支持されたシ
ーソー杆52の先端に取付けられ、シーソー杆5
2の基端に設けたローラ53が前記カム軸21に
固着したカム54により上下動せしめられる間に
上下動するように構成されている。尚、55は付
勢用引張バネである。この押上片50は揺動アー
ム32が上方の所定位置まで回動してきたとき、
ヒータ支持片33の係合屈曲部38に係合すべく
上動し、ヒータ支持片33を持ち上げてヒータ4
1をテープbの結束端相当部eに押し付ける作用
を営み、又この際の上動動作が2段モーシヨンに
なるように構成されているが、詳細は作用説明の
ところで述べる。
前記揺動アーム32の斜左上方部にはリール2
0に巻かれたテープbの先端gを挟持する止着子
19を配設している。この止着子19は第4図及
び第8図に示す如く、固定部材56とこれに水平
揺動可能に枢着した挟圧部材57とからなり、挟
圧部材57は機台1内に設けたカム機構(図示せ
ず)により作動せしめられ、挟圧部材57が固定
部材56に当接したとき、両者の間にテープbの
先端gを挟みうるように構成している。尚、58
は挟圧部材57とカム機構とを連結するリンクで
ある。
前記固定部材56には水平回動するカツター5
9を枢着してあり、機台1内に設けたカム機構
(図示せず)によりカツター59を回動せしめて、
前記止着子19に挟まれたテープbを、その結束
端相当部eにおいて切断しうるようにしている。
尚、60はカツター59とカム機構とを連結する
リンクである。
前記固定部材56の上方近傍で且つ前記カツタ
ー59の左方には上下方向に揺動するテープ端押
え具61を配設している。このテープ端押え具6
1は、第4図及び第8図に示す如く、中央を水平
枢軸62によつて枢支されると共に、先端63が
上方に回動し、載置板4との間にテープbの先端
部dの1点を挟持しうるように、R方向の回動付
勢力をねじりバネ64によつて付与されている。
又テープ端押え具61の基端65の下方には、機
台1内に設けたカム機構(図示せず)によつて上
下動せしめられる昇降片66を配し、昇降片66
の上動時にテープ端押え具61を、ねじりバネ6
4に抗して逆R方向に回動せしめ、前記先端63
が載置板4より離開するように構成している。
前記テープ端押え具61の下面には、これに沿
つて動く板バネ製テープ端押上板67を配設して
いる。このテープ端押上板67は、第8図に示す
如く、機台1内のカム機構により上下動せしめら
れる揺動アーム68により進退せしめられ、前進
時にテープ端押え具61の先端63より斜上前方
に向け突き出し、後述の如く、止着子19の開き
動作により垂れ下がるテープ先端部dを載置板4
の下面に沿うように押し上げる作用を営む。
尚、第1図及び第3図において、69は載置面
2上に被結束物aを載置したとき、光の遮蔽を検
知する光電スイツチである。この光電スイツチ6
9からの信号に基き、被結束物aが存在しないと
きのみ図示しない制御手段がリール20をQ方向
に回転せしめる。又第1図、第2図及び第4図に
おいて、70はリール20のテープ巻き戻し動作
により、テープbの張力が所定値以上になつたと
き作動して、リール20のQ方向の回転を停止せ
しめるマイクロスイツである。
次に本実施例の作用を説明する。
第10図は本実施例装置の初期設定位置を示す
が、この図に明らかなように、エンドレスチエン
16,16は4本の誘導ピン17a,17b,1
7c,17dが下部走行路Bにある位置に停止し
ており、又リール20より繰出されたテープbの
先端gは止着子19により挟み止められている。
テープbのリール20より繰出された部分は揺動
アーム32のテープ揺動面36に接触し、ここで
屈曲した状態で、止着子19とリール20との間
に張られている。揺動アーム32は右方向回動位
置にあり、エンドレスチエン16,16の走行路
Dから外れている。
次に駆動スプロケツト15,15の回転により
エンドレスチエン16,16がP方向に回動する
と、これに伴つて誘導ピン17a,17b……も
同方向に移動し、先ず第1誘導ピン17aがテー
プbに接触し、第11図に示す如く、これをチエ
ン走行路Dに沿つてP方向に誘導する。リール2
0はQ′方向に自由に回転するので、テープbは
リール20より繰出されていく。
次いで第2誘導ピン17bもテープbに当接
し、第12図に示す如く、これを誘導する。この
ようにして各誘導ピン17a,17b,17c,
17dが第13図に示す位置まできたとき、これ
らに導かれるテープbは、前記輪形成路Aに沿つ
て輪を形成する。
エンドレスチエン16,16はP方向に更に進
行し、第14図に示すような状態を経て、第15
a図に示す状態すなわち最初の状態に至つて停止
する。この間テープbは輪形成路Aにおいて4組
の仮止め具18,18……により、内側を支えら
れて内方向(縮径方向)に変形するのを阻止され
ている。
エンドレスチエン16,16が第15a図の状
態に至るのと略同時に載置板4が前進し、止着子
19の上方を塞ぐ(第1図参照)。次いでテープ
端押え具61がR方向に回動し、その先端と載置
板4との間にテープbの先端部dの1点を挟み、
該部でテープbを載置板4との間で固定する。ひ
き続き止着子19の挟圧部材57が第3図(第4
図)S方向に回動して、止着子19を開いた状態
とする。止着子19が開くことによつてテープ先
端部dは垂れ下がるが、テープ端押上板67の前
進により載置板4の下面に沿つた位置に押し上げ
られる。(第15b図参照)。この間揺動アーム3
2はT方向に回動して、テープbのテープ動面3
4に接触する部分を前記載置板4に向け移動させ
る。
揺動アーム32が第16a図に示す位置までく
ると、前記テープ端押上板67は後退し、テープ
先端部dとテープbの揺動アーム32の上方に位
置する部分(結束端相当部)eとが相接近した位
置で対向することとなる(第16b図参照)。
以上のようにして前後1対のチエンガイド支持
部5,9の内側方の輪形成路Aに沿つてテープb
の輪が形成されるが、次いでこの輪の中に被結束
物aを入れ、前記載置面2及び載置板4上に載置
すると、前記光電スイツチ69からの信号に基き
制御手段(図示せず)が作動して、第17図に示
す如くリール駆動軸30、延いてはリール20を
Q方向に回転させ、テープbを巻き戻す。この際
の巻き戻し力により、前記輪形成路Aに位置する
テープbを内方向(縮径方向)に引く力が作用
し、テープbの輪は4組の仮止め具18,18…
…より外れ、縮径変形する。
第18図に示す如く、被結束物aの周囲にテー
プbが巻き付けられ結束状態になつたとき、張力
検出用の前記マイクロスイツチ70が作動して前
記リール20を停止せしめる。続いて止着子19
の挟圧部材57が逆S方向(S′)に回動して、テ
ープbを止着子19に挟み止める。
次いで第19図に示す如く、前記押上片50が
上動し、ヒータ支持片33を押上げ、これに支持
されたヒータ41を前記テープbの結束端相当部
eに押し付け且つこれを加熱する結果、この結束
端相当部eと前記先端部d(この先端部dの上面
は載置板4により拘束されている。)とは接着さ
れる。
次いで第20図に示す如く、カツター59が回
動し(第4図のV方向に回動する。)、テープbを
前記止着子19の上面に沿つて切断する。この際
第20図に示す如く、テープbのカツト端jが垂
れ下がる。又前記接着後、テープ端押え具61は
逆R方向(R′)に回動して、テープbの先端部
dの下面より離れた後、略水平の位置に達して停
止する一方、前記押上片50は下動し、これに伴
いヒータ41もテープbの結束端相当部eより離
れる。
次いで第21図に示す如く、揺動アーム32が
若干角度T方向に前進回動すると共に、再び前記
押上片50が上動し、ヒータ支持片33を介して
ヒータ41を押し上げる。この際前記押上片50
の上動高さは、第19図に示す場合より高くなる
ようにしている。このように揺動アーム32が図
の左方に振られ、且つヒータ41の押上量が増大
する結果、前記カツト端jはヒータ41に誘導さ
れて前記先端部dの下面に重ね合わされ、且つ押
圧力と熱とを受けることにより前記先端部dに接
着せしめられる。
以上のようにしてテープbの両結束端d、eは
重ね合わされ且つ接着されるが、その後第22図
に示す如く、載置板4は後退して、テープbが直
接被結束物aに結束された状態となる。又前記押
上片50は下動して、ヒータ41は元に戻り、そ
の後揺動アーム32は逆T方向(T′)に回動し
て元の位置に復帰して、第10図に示す状態とな
る。
尚、載置面2上の結束された被結束物aを取り
出すと、前記光電スイツチ69の検知に基き図示
しない制御手段が働いて、エンドレスチエン1
6,16を回動せしめ、次のテープの巻き締め輪
の形成工程が開始される。
本発明は上記実施例に示す如く、正逆回転可能
なリール20と、リール20に巻き付けた柔難性
のあるテープbの先端を止める止着子19と、輪
形成路Aを走行路Dの一部に有すると共に走行路
Dが止着子19とリール20との間に張られたテ
ープbに立体交差するエンドレス線状コンベヤ
(上記実施例ではエンドレスチエンがこれに該当
する。)16,16と、エンドレス線状コンベヤ
16,16に取付けられ且つテープbに当接して
テープbを前記輪形成路Aに沿つて誘導する誘導
子(上記実施例では誘導ピンがこれに該当する。)
17a,17b,17c,17dと、前記輪形成
路Aの内側に配設され且つ輪形成路Aに沿つて形
成されるテープbの輪を仮止めする複数の仮止め
具(上記実施例ではブラシ状の仮止め具がこれに
該当する。)18,18……と、前記輪形成路A
内における被結束物aの存在の有無を検知する検
知手段(上記実施例では光電スイツチがこれに該
当する。)69と、この検知手段69からの信号
に基き被結束物aが存在しないとき前記エンドレ
ス線状コンベヤ16,16を走行(P方向)させ
て前記輪形成路Aに沿つてテープbの輪を形成せ
しめると共に、前記検知手段69からの信号に基
き被結束物aが存在するとき前記テープ供給装置
20を巻き戻し動作させてテープbを巻き戻し、
テープbを前記仮止め具18,18……より外し
てテープbの輪を縮径せしめる制御手段(上記実
施例では図示を省略している。)とを有すること
を特徴とするが、その実施態様は上記実施例に示
す外、種々のものとすることができる。例えば、
エンドレス線状コンベヤ16に1本の誘導子のみ
を取付け、これにより前記輪形成路Aに沿つてテ
ープbの輪を形成するように構成すると共に、前
記誘導子の通過後閉じる複数個の金属製開閉仮止
め具18,18……を所定位置に配し、テープb
の輪形成直後にはこれら仮止め具18,18……
によつて前記輪の形状が保たれるようにし、且つ
テープ供給装置20の逆回転開始と同時に各仮止
め具18,18……が一斉に開くようにして、上
記実施例と同様の作用を営む装置を構成すること
もできる。
(発明の効果) 本発明は上記構成を有するので次のような効果
を奏することができる。
本発明は紙テープなどの柔軟性のあるテープ
を誘導して、輪を形成する場合、その輪形成途
中において、テープが垂れ下がり、輪が崩れ易
いため、この形成作業を機械的且つ自動的に行
うことは困難であるという問題を、前記輪形成
路の内側に配設された複数の仮止め具によつて
解決することができる。
本発明は輪形成路内に被結束物が存在しない
ときに、輪形成路に沿つてテープの輪を形成
し、このテープの輪を仮止め具によつて一時的
に保形した後、テープの輪の中に被結束物を配
置したときに、前記テープの輪を縮径せしめ
て、被結束物にテープを巻き締めることができ
るので、従来例におけるテープの弛もの問題や
被結束物の抜取りが困難になるという問題を解
決することができる。
本発明装置は、構造が簡単でコンパクトであ
るという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す斜視図、第2図
は縦断正面図、第3図は一部切欠平面図、第4図
は要部の斜視図、第5図は他の要部の概略斜視
図、第6図は載置板及びその周辺部を示す横断面
図、第7図は縦断側面図、第8図は要部の主とし
てカム機構を示す斜視図、第9図は走行路Dの各
部の名称を示す正面図、第10図、第11図、第
12図、第13図、第14図、第15a図、第1
5b図、第16a図、第16b図、第17図、第
18図、第19図、第20図、第21図及び第2
2図は本実施例の作用を説明する正面図である。 16……エンドレス線状コンベヤ、17a,1
7b,17c,17d……誘導子、18……仮止
め具、19……止着子、20……リール、69…
…検知手段、a……被結束物、b……テープ、A
……輪形成路、D……走行路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 正逆回転可能なリールと、リールに巻き付け
    た柔軟性のあるテープの先端を止める止着子と、
    輪形成路を走行路の一部に有すると共に走行路が
    止着子とリールとの間に張られたテープに立体交
    差するエンドレス線状コンベヤと、エンドレス線
    状コンベヤに取付けられ且つテープに当接してテ
    ープを前記輪形成路に沿つて誘導する誘導子と、
    前記輪形成路の内側に配設され且つ輪形成路に沿
    つて形成されるテープの輪を仮止めする複数の仮
    止め具と、前記輪形成路内における被結束物の存
    在の有無を検知する検知手段と、この検知手段か
    らの信号に基き被結束物が存在しないとき前記エ
    ンドレス線状コンベヤを走行させて前記輪形成路
    に沿つてテープの輪を形成せしめると共に、前記
    検知手段からの信号に基き被結束物が存在すると
    き前記リールを巻き戻し動作させてテープを巻き
    戻し、テープを前記仮止め具より外してテープの
    輪を縮径せしめる制御手段とを有することを特徴
    とするテープの巻き締め輪形成装置。
JP19804281A 1981-12-08 1981-12-08 テ−プの巻き締め輪形成装置 Granted JPS5899316A (ja)

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