JPH0561370U - 開閉ドアのロック装置 - Google Patents
開閉ドアのロック装置Info
- Publication number
- JPH0561370U JPH0561370U JP270292U JP270292U JPH0561370U JP H0561370 U JPH0561370 U JP H0561370U JP 270292 U JP270292 U JP 270292U JP 270292 U JP270292 U JP 270292U JP H0561370 U JPH0561370 U JP H0561370U
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- JP
- Japan
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- latch
- opening
- closing door
- lock
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- Lock And Its Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 荷物等と干渉して変形するような突出物のな
い開閉ドアのロック装置を提供するものである。 【構成】 この考案によれば、トランクリッド(開閉ド
ア)側1にラッチ23及びロッキングプレート24を各
々ロックベース22の下端27よりも下方へ突出しない
状態で取付け、且つ車体38側に前記ロッキングプレー
ト24の下端部35を解除方向Bへ回動せしめる上下動
自在な作動レバー(作動体)30を設けるようにしたの
で、開閉ドア1側に突出したものがなくても、車体38
側の作動レバー30の上端部31が上昇して開閉ドア1
側へ進入し、ロック解除操作を確実に行うことができ
る。従って、荷物等がトランクリッド1に当たってもロ
ッキングプレート24やラッチ23に直接当たらないの
で、これらの変形を招くようなことはない。
い開閉ドアのロック装置を提供するものである。 【構成】 この考案によれば、トランクリッド(開閉ド
ア)側1にラッチ23及びロッキングプレート24を各
々ロックベース22の下端27よりも下方へ突出しない
状態で取付け、且つ車体38側に前記ロッキングプレー
ト24の下端部35を解除方向Bへ回動せしめる上下動
自在な作動レバー(作動体)30を設けるようにしたの
で、開閉ドア1側に突出したものがなくても、車体38
側の作動レバー30の上端部31が上昇して開閉ドア1
側へ進入し、ロック解除操作を確実に行うことができ
る。従って、荷物等がトランクリッド1に当たってもロ
ッキングプレート24やラッチ23に直接当たらないの
で、これらの変形を招くようなことはない。
Description
【0001】
この考案は開閉ドアのロック装置に関する。
【0002】
従来の開閉ドアのロック装置としては、特公平2−45747号公報にて知ら れているものや、図6及び図7に示すようなものがある。 1は自動車のトランクリッドで、トランクルーム2の開閉を行うものである。 そして、このトランクリッド1はロック装置3の操作により開閉できるようにな っている。
【0003】 次に、このロック装置3の説明をする。まず、トランクリッド1の先端部には ロックベース4が設けられており、これにラッチ5とロッキングプレート6とが 各々回動自在に取付けられている。そして、この両者はコイルスプリング7にて 連結されており、共にロック方向A及び解除方向Bへ連動するようになっている 。ロッキングプレート6の下端部8はロックベース4の下端よりも下方へ突出し た状態となっており、上端部9は図示せぬキーシリンダにて操作されるべく上方 へ延びている。また、ラッチ5には後述するストライカ10に係合する爪部11 と、ロッキングプレート6の凹部12と係合してロック状態を維持するための突 起13が形成してある。
【0004】 一方、車体14側にはストライカベース15が固定されており、このストライ カベース15には前記ラッチ5の爪部11と係合するストライカ10が一体的に 形成されていると共に、バネ16にてロック方向Aへ付勢せしめられた回転レバ ー17が取付けられている。そして、この回転レバー17の下端部18にはケー ブル19が接続され、上端部20は前記ロッキングプレート6の下端部8と対応 する位置にある。
【0005】 従って、ロック状態においては、ラッチ5の爪部11がコイルスプリング7の 付勢力によりストライカ10へ係合しているため、トランクリッド1の閉状態は 維持される。
【0006】 そして、ロック解除のために、車室内にある図示せぬオープナを操作してケー ブル19を引っ張ると、回転レバー17が解除方向Bへ回転するため、突起13 が凹部12から外れると共に、回転レバー17の上端部20がロッキングプレー ト6の下端部8を押し、ロッキングプレート6を解除方向Bへ回動させる。する と、ラッチ5もコイルスプリング7により引っ張られ、ロッキングプレート6と 連動して解除方向Bへ回動し、ラッチ5の爪部11がストライカ10から外れる ために、トランクリッド1を開けることができる。
【0007】
しかしながら、このような従来の技術にあっては、トランクリッド1の開時に おいて、ロッキングプレート6の下端部8が下方へ突出した状態となっているた め、トランクルーム2内へ荷物の出し入れを行う際に荷物等がこの下端部8に当 たって、この下端部8を変形させてしまうおそれがある。
【0008】 この考案はこのような従来の技術に着目してなされたものであり、荷物等と干 渉して変形するような突出物のない開閉ドアのロック装置を提供するものである 。
【0009】
この考案に係る開閉ドアのロック装置は、上記の目的を達成するために、開閉 ドア側に固定されたロックベースに、コイルスプリングにてロック・解除方向へ 連動するラッチ及びロッキングプレートを、各々ロックベース下端よりも下方へ 突出しない状態で回動自在に取付け、車体側に固定されたストライカベースに、 前記ラッチと係合するストライカ及びケーブル操作にて上端部が上下動する作動 体を各々設け、該作動体の上端部が上昇時に前記ロッキングプレートの下端部を 解除方向へ回動せしめるようにしたものである。
【0010】
この考案によれば、開閉ドア側にラッチ及びロッキングプレートを各々ロック ベース下端よりも下方へ突出しない状態で取付け、且つ車体側に前記ロッキング プレートの下端部を解除方向へ回動せしめる上下動自在な作動体を設けるように したので、開閉ドア側に突出したものがなくても、車体側にある作動体の上端部 が上昇することによりロック解除を確実に行うことができる。従って、荷物等が 開閉ドアに当たってもロッキングプレートやラッチには直接当たらないので、こ れらの変形を招くようなことはない。
【0011】
以下、この考案の好適な実施例を図面に基づいて説明する。尚、従来と共通す る部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0012】 図1及び図2はこの考案の第1実施例を示す図である。 トランクリッド(開閉ドア)1に設けられたロックベース22には、ラッチ2 3とロッキングプレート24とが各々支点25、26を中心にして回動自在に取 付けられている。特に、これらラッチ23及びロッキングプレート24はロック ベース22の下端27よりも下方へ突出しないように取付けられている。具体的 に詳述すると、ロックベース22は、従来のもの(一点鎖線で示す形状)と比べ 、ロッキングプレート24取付側に延設された拡張部22Aが形成されており、 この拡張部22A内にロッキングプレート24の曲折した下端部35が収まるよ うになっている。 そして、ラッチ23の支点25よりも上側の部分と、ロッキングプレート24 の支点26よりも下側の部分とをコイルスプリング28にて連結している。従っ て、この両者の回動方向自体は時計回りと反時計回りの逆になるが、それぞれロ ック方向A及び解除方向Bにおいては一致している。つまり、ロッキングプレー ト24をロック方向Aへ回動させれば、ラッチ23も連動してロック方向Aへ回 動する。
【0013】 また、ロックベース22の下端27には、後述するストライカ29及び作動レ バー(作動体)30の上端部31が入り込む切欠部32、33が形成されており 、ラッチ23の爪部34ならびにロッキングプレート24の下端部35は各々こ の切欠部32、33に対応せしめられている。尚、ロッキングプレート24の下 端部35は作動レバー30の上端部31の上下運動を回転運動に変換すべく曲折 形状となっている。また、ラッチ23とロッキングプレート24には、ラッチ2 3のロック状態を維持するための突起36、37が形成してある。
【0014】 次に、車体38側に形成されたロック開口39内には、ストライカベース40 が固定されており、このストライカベース40には前記ラッチ23の爪部34と 係合するストライカ29が一体的に形成されていると共に、図示せぬバネにてロ ック方向Aへ付勢せしめられた作動レバー30が支点41を中心に回動自在に取 付けられている。そして、この作動レバー30の下端部42にはケーブル19が 接続され、上端部31は前述の如く前記ロックベース22に形成された切欠部3 3内へ入り込むようになっている。尚、ケーブル19の端部はケーブルブラケッ ト44にてストライカベース40に固定されている。
【0015】 従って、ロック状態においては、ラッチ23の爪部34がコイルスプリング2 8の付勢力によりストライカ29へ係合しているため、トランクリッド1の閉状 態は維持される。
【0016】 そして、ロック解除のために、車室内にある図示せぬオープナを操作してケー ブル19を引っ張ると、作動レバー30が解除方向Bへ回転するため、突起36 、37の係合が解除されると共に、作動レバー30の上端部31が上昇して切欠 部33内へ入りこみ、ロッキングプレート24の下端部35を押し上げる。ロッ キングプレート24の下端部35が押し上げられると、ロッキングプレート24 が解除方向Bへ回動するため、ラッチ23もコイルスプリング28により引っ張 られ、ロッキングプレート24と連動して解除方向Bへ回動する。すると、ラッ チ23の爪部34がストライカ29から外れるために、トランクリッド1を開く ことができる。
【0017】 この実施例の場合は、トランクリッド1側にロックベース22よりも突出した ものがないため、荷物がトランクリッド1に当たっても、ロッキングプレート2 4やラッチ23には直接当たらないので、これらの変形を招くようなことはない 。
【0018】 図3及び図4はこの考案の第2実施例を示す図である。 この実施例では、回動レバー45とピストン46とで作動体47を形成したも のである。すなわち、ストライカベース48には回動レバー45が取付けてあり 、この回動レバー45の下端部49にはケーブル19が接続されている。また、 回動レバー45の上端部50にはピストン46が載せられている。ストライカベ ース48には支持プレート51が取付けてあり、この支持プレート51の開口か ら前記ピストン46の上端部60が上下動するようになっている。そして、支持 プレート51とピストン46の下端部52との間にはスプリング53が設けてあ り、該ピストン46を下方へ向け付勢している。尚、トランクリッド1側のロッ クベース22にはピストン46に合わせて真っ直ぐな切欠部54が形成されてい る。
【0019】 従って、ロック解除のために、ケーブル19を引っ張って回動レバー45を解 除方向Bへ回動させると、該回動レバー45の上端部50によりピストン46が 押し上げられて切欠部54内に入り込む。そして、このピストン46の上端部6 0によりロッキングプレート24の下端部35が押し上げられて解除方向Bへ回 動するため、ラッチ23の爪部34がストライカ29から外れ、トランクリッド 1が開かれる。その他の構成及び作用効果は先の第1実施例と同様に付き重複説 明を省略する。
【0020】 図5はこの考案の第3実施例を示す図である。この実施例は、先の第2実施例 の回動レバー45を左右兼用の湾曲状回動レバー55に変え、この湾曲状回動レ バー55とピストン46とで作動体56を構成するようにしたものである。つま り、湾曲状回動レバー55の中央部に付近に支点57を設定し、この支点57を 中心にして左右両端部58、59を上下に揺動自在としたものである。従って、 ケーブル19を左右どちら側から配索してもこの湾曲状回動レバー55を操作で き、便利である。その他の構成及び作用効果は先の第2実施例と同様に付き重複 説明を省略する。
【0021】 尚、以上の説明において、「開閉ドア」としてトランクリッド1を例としたが 、これに限定されず、エンジンフードやバックドア等であっても良い。
【0022】
この考案に係る開閉ドアのロック装置は、以上説明してきた如き内容のもので あって、開閉ドア側にラッチ及びロッキングプレートを各々ロックベース下端よ りも下方へ突出しない状態で取付け、且つ車体側に前記ロッキングプレートの下 端部を解除方向へ回動せしめる上下動自在な作動体を設けるようにしたので、開 閉ドア側に突出したものがなくても、車体側にある作動体の上端部が上昇するこ とによりロック解除を確実に行うことができる。従って、荷物等が開閉ドアに当 たってもロッキングプレートやラッチには直接当たらないので、これらの変形を 招くようなことはない。
【図1】この考案の第1実施例に係る開閉ドアのロック
装置を示す側面図である。
装置を示す側面図である。
【図2】図1中矢示DA方向から見た側面図である。
【図3】この考案の第2実施例に係る開閉ドアのロック
装置を示す側面図である。
装置を示す側面図である。
【図4】図3中矢示DB方向から見た側面図である。
【図5】この考案の第3実施例を示す作動体の説明図で
ある。
ある。
【図6】従来例を示す自動車後部の斜視図である。
【図7】従来のロック装置を示す斜視図である。
1 トランクリッド(開閉ドア) 19 ケーブル 22 ロックベース 23 ラッチ 24 ロッキングプレート 27 ロックベースの下端 28 コイルスプリング 29 ストライカ 30 作動レバー(作動体) 35 ロッキングプレートの下端部 40 ストライカベース 47 作動体 56 作動体 A ロック方向 B 解除方向
Claims (1)
- 【請求項1】 開閉ドア側に固定されたロックベース
に、コイルスプリングにてロック・解除方向へ連動する
ラッチ及びロッキングプレートを、各々ロックベース下
端よりも下方へ突出しない状態で回動自在に取付け、 車体側に固定されたストライカベースに、前記ラッチと
係合するストライカ及びケーブル操作にて上端部が上下
動する作動体を各々設け、該作動体の上端部が上昇時に
前記ロッキングプレートの下端部を解除方向へ回動せし
めることを特徴とする開閉ドアのロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP270292U JP2567903Y2 (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 開閉ドアのロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP270292U JP2567903Y2 (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 開閉ドアのロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0561370U true JPH0561370U (ja) | 1993-08-13 |
JP2567903Y2 JP2567903Y2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=11536623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP270292U Expired - Fee Related JP2567903Y2 (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 開閉ドアのロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2567903Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013112094A (ja) * | 2011-11-28 | 2013-06-10 | Suzuki Motor Corp | トランクリッド取付用車両構造 |
-
1992
- 1992-01-29 JP JP270292U patent/JP2567903Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013112094A (ja) * | 2011-11-28 | 2013-06-10 | Suzuki Motor Corp | トランクリッド取付用車両構造 |
DE102012221601B4 (de) | 2011-11-28 | 2022-09-29 | Suzuki Motor Corporation | Fahrzeugstruktur für Kofferraumdeckelanbringung |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2567903Y2 (ja) | 1998-04-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |