JPH0561364A - 画像形成装置における転写材の剥離装置 - Google Patents
画像形成装置における転写材の剥離装置Info
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- JPH0561364A JPH0561364A JP3220408A JP22040891A JPH0561364A JP H0561364 A JPH0561364 A JP H0561364A JP 3220408 A JP3220408 A JP 3220408A JP 22040891 A JP22040891 A JP 22040891A JP H0561364 A JPH0561364 A JP H0561364A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】剥離用の補助手段を不要とし、腰の弱い転写材
であっても画像乱れを生じさせることなく確実に剥離す
る。 【構成】転写材Pを転写ドラム15上の転写担持体34
に支持し感光体に形成されたトナー像を転写材に転写し
た後、転写材を剥離装置により剥離する画像形成装置に
おいて、前記剥離装置は、転写材Pの一部を剥離させる
剥離爪20と、剥離された転写材を順次両サイド方向に
剥離させてゆく剥離ガイド部材38と、剥離爪20およ
び剥離ガイド部材38をそれぞれ個別に回動させる回動
機構とを備え、剥離爪20が転写材Pを剥離する位置
(図C)にあるとき、剥離ガイド部材38を転写ドラム
15に近接する位置に保持させる。
であっても画像乱れを生じさせることなく確実に剥離す
る。 【構成】転写材Pを転写ドラム15上の転写担持体34
に支持し感光体に形成されたトナー像を転写材に転写し
た後、転写材を剥離装置により剥離する画像形成装置に
おいて、前記剥離装置は、転写材Pの一部を剥離させる
剥離爪20と、剥離された転写材を順次両サイド方向に
剥離させてゆく剥離ガイド部材38と、剥離爪20およ
び剥離ガイド部材38をそれぞれ個別に回動させる回動
機構とを備え、剥離爪20が転写材Pを剥離する位置
(図C)にあるとき、剥離ガイド部材38を転写ドラム
15に近接する位置に保持させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ等の
画像形成装置において、転写材を転写ドラム上の転写材
担持体に支持し、感光体上に形成されたトナー像を転写
材上に転写した後、剥離爪により転写材を転写材担持体
から剥離させる方式の転写材の剥離装置に関する。
画像形成装置において、転写材を転写ドラム上の転写材
担持体に支持し、感光体上に形成されたトナー像を転写
材上に転写した後、剥離爪により転写材を転写材担持体
から剥離させる方式の転写材の剥離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、カラー電子写真複写機に
おいては、感光体上に順次、イェロー、シアン、マゼン
ダ、ブラックの潜像を形成し、それぞれの潜像をイェロ
ー、シアン、マゼンダ、ブラックの現像器で現像し、現
像されたトナー像を感光体に接して回転する転写ドラム
上の転写材に転写し、転写ドラムを4回回転させて4色
のトナー像を転写材に重ね合わせて転写し、4色フルカ
ラーコピーを得るようにしている。
おいては、感光体上に順次、イェロー、シアン、マゼン
ダ、ブラックの潜像を形成し、それぞれの潜像をイェロ
ー、シアン、マゼンダ、ブラックの現像器で現像し、現
像されたトナー像を感光体に接して回転する転写ドラム
上の転写材に転写し、転写ドラムを4回回転させて4色
のトナー像を転写材に重ね合わせて転写し、4色フルカ
ラーコピーを得るようにしている。
【0003】上記転写装置においては、一枚の転写材に
高精度で画像を重ね合わせるために、転写ドラム上に転
写担持体を固定し、この転写材担持体に転写材を静電的
に吸着させ、転写材を感光体周面に密着させるようにし
ている。図7ないし図9は、従来の剥離装置の1例を示
し、図7は斜視図、図8は剥離作用を説明するための
図、図9A、図9Bはそれぞれ図8BのX−X線、Y−
Y線に沿って矢印方向から見た断面図である。
高精度で画像を重ね合わせるために、転写ドラム上に転
写担持体を固定し、この転写材担持体に転写材を静電的
に吸着させ、転写材を感光体周面に密着させるようにし
ている。図7ないし図9は、従来の剥離装置の1例を示
し、図7は斜視図、図8は剥離作用を説明するための
図、図9A、図9Bはそれぞれ図8BのX−X線、Y−
Y線に沿って矢印方向から見た断面図である。
【0004】図7において、転写装置は、転写ドラム1
5とこの転写ドラム15に近接して配置される剥離装置
50とを有し、転写ドラム15は、両側の筒部材51
と、これら筒部材51の間に連結固定される連結部材5
2と、誘電体のフィルムからなる転写材担持体53とを
備え、転写材担持体53の側端縁部を両面接着テープ等
により筒部材51の外周面に沿って固定させ、転写材担
持体53の前端縁部および後端縁部を連結部材52にネ
ジ55により固定させ、内部に中空円筒状の空間を形成
している。
5とこの転写ドラム15に近接して配置される剥離装置
50とを有し、転写ドラム15は、両側の筒部材51
と、これら筒部材51の間に連結固定される連結部材5
2と、誘電体のフィルムからなる転写材担持体53とを
備え、転写材担持体53の側端縁部を両面接着テープ等
により筒部材51の外周面に沿って固定させ、転写材担
持体53の前端縁部および後端縁部を連結部材52にネ
ジ55により固定させ、内部に中空円筒状の空間を形成
している。
【0005】また、剥離装置50は、転写ドラム15の
外周面に近接して配置される支持体59と、この支持体
59の略中央部に固定される剥離爪60と、剥離爪60
の両側に固定される複数の剥離ガイド部材61a、61
bと、支持体59の両端下部に設けられる案内ローラ6
2とからなる。また、転写ドラム15の連結部材52の
略中央部には逃げ溝63が形成され、両側の筒部材51
には前記案内ローラ62が入り込む案内溝64が形成さ
れている。さらに、転写材担持体53には、逃げ溝63
に対向する部分に切欠部65が形成されている。
外周面に近接して配置される支持体59と、この支持体
59の略中央部に固定される剥離爪60と、剥離爪60
の両側に固定される複数の剥離ガイド部材61a、61
bと、支持体59の両端下部に設けられる案内ローラ6
2とからなる。また、転写ドラム15の連結部材52の
略中央部には逃げ溝63が形成され、両側の筒部材51
には前記案内ローラ62が入り込む案内溝64が形成さ
れている。さらに、転写材担持体53には、逃げ溝63
に対向する部分に切欠部65が形成されている。
【0006】上記構成からなる転写装置の剥離作用を図
7ないし図9により説明すると、転写材Pの剥離時に
は、図示しない駆動機構により剥離装置50が回転軸6
5を中心として回動して転写ドラム15に接近し、案内
ローラ62が筒部材51に当接する。さらに転写ドラム
15が回転すると、案内ローラ62が筒部材51に形成
された案内溝64に入り込むため、図8Aに示すよう
に、剥離爪60の先端が逃げ溝63に入り、転写材Pと
転写材担持体53との間に入り込み、転写材Pの先端を
すくうと、隔離装置50が回動し図8Bに示すようにも
との状態に戻る。このとき、図9Aに示すように、転写
材Pの両サイドは自重等でたわんでいる。さらに転写ド
ラム15が回転すると、転写材Pの先端は、剥離ガイド
部材61aに到達する。このとき、図9Bに示すよう
に、剥離ガイド部材61aは転写材9のたわんだ部分に
入り込み、転写材Pは剥離爪60と同じ高さまで持ち上
げられ、さらに転写ドラム15が回転すると転写材Pの
先端は剥離ガイド部材61bに到達する。このようにし
て、剥離爪60および剥離ガイド部材61a、61b
は、転写材Pをその中央部から両サイドに向けて順次剥
離してゆく。
7ないし図9により説明すると、転写材Pの剥離時に
は、図示しない駆動機構により剥離装置50が回転軸6
5を中心として回動して転写ドラム15に接近し、案内
ローラ62が筒部材51に当接する。さらに転写ドラム
15が回転すると、案内ローラ62が筒部材51に形成
された案内溝64に入り込むため、図8Aに示すよう
に、剥離爪60の先端が逃げ溝63に入り、転写材Pと
転写材担持体53との間に入り込み、転写材Pの先端を
すくうと、隔離装置50が回動し図8Bに示すようにも
との状態に戻る。このとき、図9Aに示すように、転写
材Pの両サイドは自重等でたわんでいる。さらに転写ド
ラム15が回転すると、転写材Pの先端は、剥離ガイド
部材61aに到達する。このとき、図9Bに示すよう
に、剥離ガイド部材61aは転写材9のたわんだ部分に
入り込み、転写材Pは剥離爪60と同じ高さまで持ち上
げられ、さらに転写ドラム15が回転すると転写材Pの
先端は剥離ガイド部材61bに到達する。このようにし
て、剥離爪60および剥離ガイド部材61a、61b
は、転写材Pをその中央部から両サイドに向けて順次剥
離してゆく。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記剥離装置におい
て、図9に示す転写材Pと転写ドラム15とのすき間L
は、転写材Pの腰(たわみ易さ)および転写材Pと転写
ドラム15との静電的吸着力に大きく起因し、腰の弱い
(たわみ易い)紙であったり、静電的吸着力が大きかっ
たりすると、すき間Lは小さくなり、剥離ガイド部材6
1a、61b先端の位置は転写ドラム15側へ寄せなけ
ればならない。しかしながら、剥離ガイド部材61a、
61bは、剥離爪60とともに回動するため、剥離爪6
0が転写材をすくう際に剥離ガイド部材61a、61b
は必要以上に転写ドラム15へ接近してしまう。従っ
て、剥離ガイド部材61a、61b先端の位置は、剥離
爪60が転写材をすくう際には、転写ドラム15との干
渉を避ける位置に規制される。つまり、剥離爪60が転
写材をすくう時に、剥離ガイド部材61a、61bが転
写ドラム15に干渉しない位置にセットすると、剥離爪
60が転写材をすくった後、もとの位置にもどり、転写
材が剥離ガイド部材61a、61bにてすくい上げられ
る時には、剥離ガイド部材61a、61b先端が、転写
材Pの上側を通過し、転写材をすくい上げられなくな
り、ジャムが発生する。
て、図9に示す転写材Pと転写ドラム15とのすき間L
は、転写材Pの腰(たわみ易さ)および転写材Pと転写
ドラム15との静電的吸着力に大きく起因し、腰の弱い
(たわみ易い)紙であったり、静電的吸着力が大きかっ
たりすると、すき間Lは小さくなり、剥離ガイド部材6
1a、61b先端の位置は転写ドラム15側へ寄せなけ
ればならない。しかしながら、剥離ガイド部材61a、
61bは、剥離爪60とともに回動するため、剥離爪6
0が転写材をすくう際に剥離ガイド部材61a、61b
は必要以上に転写ドラム15へ接近してしまう。従っ
て、剥離ガイド部材61a、61b先端の位置は、剥離
爪60が転写材をすくう際には、転写ドラム15との干
渉を避ける位置に規制される。つまり、剥離爪60が転
写材をすくう時に、剥離ガイド部材61a、61bが転
写ドラム15に干渉しない位置にセットすると、剥離爪
60が転写材をすくった後、もとの位置にもどり、転写
材が剥離ガイド部材61a、61bにてすくい上げられ
る時には、剥離ガイド部材61a、61b先端が、転写
材Pの上側を通過し、転写材をすくい上げられなくな
り、ジャムが発生する。
【0008】従来の技術では上記不都合を補うために、
静電吸着力を下げる手段をとり転写材を剥離するポイン
トより若干上流側へ、一対のコロナ帯電器66a、66
b(図8A)を設置し、除電することにより転写材Pと
転写ドラム15間の静電的吸着力を弱めている。しかし
ながら、この対策は十分ではなく、腰の弱い用紙におい
ては、剥離ガイド部材61a、61b先端が、転写材P
の上側を通過し、剥離不良を発生する。
静電吸着力を下げる手段をとり転写材を剥離するポイン
トより若干上流側へ、一対のコロナ帯電器66a、66
b(図8A)を設置し、除電することにより転写材Pと
転写ドラム15間の静電的吸着力を弱めている。しかし
ながら、この対策は十分ではなく、腰の弱い用紙におい
ては、剥離ガイド部材61a、61b先端が、転写材P
の上側を通過し、剥離不良を発生する。
【0009】また、転写ドラム15へ静電的に吸着され
た転写材は、剥離の際、高電界の為、空気の絶縁破壊に
より放電が生じ、この影響により転写材上のトナー像が
転写材の表面から飛散し、その結果画像が乱される現象
が起こる。これを防止する手段として、転写材Pを転写
ドラム15から剥離する近傍でコロナ帯電器66a、6
6bにより除電することによって気中放電を低減する手
段が取られているが、除電により吸着力を低減しすぎる
と、トナーと転写材の吸着力も低減してしまう為、完全
に除電することは好ましくなく、気中放電は避けられな
いという問題を有し、しかも、この気中放電は、低湿時
等においてトナー電荷制御用のトナー除電器67(図8
A)に影響を与え画像乱れを発生するという問題を有し
ている。本発明は、上記問題を解決するものであって、
剥離用の補助手段を不要とし、腰の弱い転写材であって
も画像乱れを生じさせることなく確実に剥離することが
できる画像形成装置における転写材の剥離装置を提供す
ることを目的とする。
た転写材は、剥離の際、高電界の為、空気の絶縁破壊に
より放電が生じ、この影響により転写材上のトナー像が
転写材の表面から飛散し、その結果画像が乱される現象
が起こる。これを防止する手段として、転写材Pを転写
ドラム15から剥離する近傍でコロナ帯電器66a、6
6bにより除電することによって気中放電を低減する手
段が取られているが、除電により吸着力を低減しすぎる
と、トナーと転写材の吸着力も低減してしまう為、完全
に除電することは好ましくなく、気中放電は避けられな
いという問題を有し、しかも、この気中放電は、低湿時
等においてトナー電荷制御用のトナー除電器67(図8
A)に影響を与え画像乱れを発生するという問題を有し
ている。本発明は、上記問題を解決するものであって、
剥離用の補助手段を不要とし、腰の弱い転写材であって
も画像乱れを生じさせることなく確実に剥離することが
できる画像形成装置における転写材の剥離装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、転写材を転写ドラム上の転写担持体に支
持し感光体に形成されたトナー像を転写材に転写した
後、転写材を剥離装置により剥離する画像形成装置にお
いて、前記剥離装置は、転写材の一部を剥離させる剥離
爪と、剥離された転写材を順次両サイド方向に剥離させ
てゆく剥離ガイド部材と、前記剥離爪および剥離ガイド
をそれぞれ個別に回動させる回動機構とを備え、前記剥
離爪が転写材を剥離する位置にあるとき、前記剥離ガイ
ド部材を転写ドラムに近接する位置に保持させることを
特徴とする。
に、本発明は、転写材を転写ドラム上の転写担持体に支
持し感光体に形成されたトナー像を転写材に転写した
後、転写材を剥離装置により剥離する画像形成装置にお
いて、前記剥離装置は、転写材の一部を剥離させる剥離
爪と、剥離された転写材を順次両サイド方向に剥離させ
てゆく剥離ガイド部材と、前記剥離爪および剥離ガイド
をそれぞれ個別に回動させる回動機構とを備え、前記剥
離爪が転写材を剥離する位置にあるとき、前記剥離ガイ
ド部材を転写ドラムに近接する位置に保持させることを
特徴とする。
【0011】なお、前記剥離ガイド部材は、前面に傾斜
面が一体に形成されるようにしてもよく、また、この剥
離ガイド部材の形状は、転写材送行方向に対し、任意の
断面を見たとき、転写材送行面と端部との角度が20°
以上をなし、かつ、転写材送行面に直角で転写材送行方
向に平行な任意の断面を見たとき、転写材送行面との角
度が60°以下の傾きを持つように形成してもよく、さ
らに、剥離ガイド部材は、導電性樹脂、金属、或いは金
属メッキ等、表面抵抗が103 Ωcm以下の部材で構成
するようにしてもよい。
面が一体に形成されるようにしてもよく、また、この剥
離ガイド部材の形状は、転写材送行方向に対し、任意の
断面を見たとき、転写材送行面と端部との角度が20°
以上をなし、かつ、転写材送行面に直角で転写材送行方
向に平行な任意の断面を見たとき、転写材送行面との角
度が60°以下の傾きを持つように形成してもよく、さ
らに、剥離ガイド部材は、導電性樹脂、金属、或いは金
属メッキ等、表面抵抗が103 Ωcm以下の部材で構成
するようにしてもよい。
【0012】
【作用】本発明においては、転写時には、剥離装置の剥
離爪および剥離ガイド部材は、転写ドラムから離れた位
置にあり、転写が終了し、転写材の剥離時には、剥離爪
および剥離ガイド部材を転写ドラムに接近する方向の待
機位置に回動させる。さらに転写ドラムが回転すると、
剥離ガイド部材が停止した状態で剥離爪のみが回動し、
剥離爪の先端が転写材の先端をすくい上げ、転写材が転
写材担持体から分離され、剥離爪により転写材が分離さ
れると、直ちに剥離爪は待機位置に戻り、このとき、剥
離ガイド部材は回動しないため、先端部を極力転写ドラ
ムへ近づけることができ、良好な剥離性能を得ることが
できる。
離爪および剥離ガイド部材は、転写ドラムから離れた位
置にあり、転写が終了し、転写材の剥離時には、剥離爪
および剥離ガイド部材を転写ドラムに接近する方向の待
機位置に回動させる。さらに転写ドラムが回転すると、
剥離ガイド部材が停止した状態で剥離爪のみが回動し、
剥離爪の先端が転写材の先端をすくい上げ、転写材が転
写材担持体から分離され、剥離爪により転写材が分離さ
れると、直ちに剥離爪は待機位置に戻り、このとき、剥
離ガイド部材は回動しないため、先端部を極力転写ドラ
ムへ近づけることができ、良好な剥離性能を得ることが
できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は、本発明に係わる画像形成装置をカラー
電子写真複写機に適用した例を示す構成図である。なお
本発明は、このようなカラー電子写真複写機に限定され
るものではなく、転写担持体に支持された転写材上に画
像を転写する方式の画像形成装置に適用できるものであ
る。
明する。図1は、本発明に係わる画像形成装置をカラー
電子写真複写機に適用した例を示す構成図である。なお
本発明は、このようなカラー電子写真複写機に限定され
るものではなく、転写担持体に支持された転写材上に画
像を転写する方式の画像形成装置に適用できるものであ
る。
【0014】カラー電子写真複写機は、自動原稿供給装
置1、画像入力部2、画像出力部3及び転写材供給部4
からなる。カラー原稿は、自動原稿供給装置1によりプ
ラテンガラス5上に載置される。画像入力部2は、イメ
ージングユニット6、該ユニットを駆動するためのワイ
ヤ7、駆動プーリ9等からなり、イメージングユニット
6内のCCDラインセンサ、カラーフィルタを用いて、
4色フルカラーの場合には、カラー原稿を光の原色であ
るB(青)、G(緑)、R(赤)毎に読みとり、デジタ
ル画像信号に変換した後、この信号をトナーの原色であ
るY(イェロー)、C(シアン)、M(マゼンダ)、K
(ブラック)に変換し、さらに、色、階調、精細度等の
再現性を高めるために、種々のデータ処理を施してカラ
ーの階調トナー信号をオン/オフの2値化信号に変換し
て画像出力部3に出力する。
置1、画像入力部2、画像出力部3及び転写材供給部4
からなる。カラー原稿は、自動原稿供給装置1によりプ
ラテンガラス5上に載置される。画像入力部2は、イメ
ージングユニット6、該ユニットを駆動するためのワイ
ヤ7、駆動プーリ9等からなり、イメージングユニット
6内のCCDラインセンサ、カラーフィルタを用いて、
4色フルカラーの場合には、カラー原稿を光の原色であ
るB(青)、G(緑)、R(赤)毎に読みとり、デジタ
ル画像信号に変換した後、この信号をトナーの原色であ
るY(イェロー)、C(シアン)、M(マゼンダ)、K
(ブラック)に変換し、さらに、色、階調、精細度等の
再現性を高めるために、種々のデータ処理を施してカラ
ーの階調トナー信号をオン/オフの2値化信号に変換し
て画像出力部3に出力する。
【0015】画像出力部3は、スキャナ10、感光体ド
ラム11を有し、感光体ドラム11の周囲には、感光体
ドラム11に一様に帯電させるための帯電器12、静電
潜像をトナー像に現像させるための現像器ユニット1
3、トナー像を転写材に転写させるための転写装置1
4、転写されなかった残留トナーを回収するためのクリ
ーナ16が配置され、感光体ドラム11は電動モータに
より図示矢印の如く回転駆動される。
ラム11を有し、感光体ドラム11の周囲には、感光体
ドラム11に一様に帯電させるための帯電器12、静電
潜像をトナー像に現像させるための現像器ユニット1
3、トナー像を転写材に転写させるための転写装置1
4、転写されなかった残留トナーを回収するためのクリ
ーナ16が配置され、感光体ドラム11は電動モータに
より図示矢印の如く回転駆動される。
【0016】スキャナ10のレーザ出力部10aにおい
て、前記画像入力部2からの例えばイェローの画像信号
を光信号に変換し、ポリゴンミラー10b、f/θレン
ズ10c及び反射レンズ10dを介して感光体ドラム1
1上に原稿画像に対応した潜像を形成させる。このイェ
ローの潜像が現像を経て転写材に転写されれば、感光体
ドラム11はクリーナ16により残留トナーが除去され
た後、帯電器12により帯電され、レーザ出力部10a
は、シアンの画像信号を出力する。以下、マゼンダ、ブ
ラックの各画像信号の潜像を順番に形成させる。
て、前記画像入力部2からの例えばイェローの画像信号
を光信号に変換し、ポリゴンミラー10b、f/θレン
ズ10c及び反射レンズ10dを介して感光体ドラム1
1上に原稿画像に対応した潜像を形成させる。このイェ
ローの潜像が現像を経て転写材に転写されれば、感光体
ドラム11はクリーナ16により残留トナーが除去され
た後、帯電器12により帯電され、レーザ出力部10a
は、シアンの画像信号を出力する。以下、マゼンダ、ブ
ラックの各画像信号の潜像を順番に形成させる。
【0017】なお、上記レーザスキャナにより感光体ド
ラムに潜像を形成する方式以外に、原稿を走査光学系及
び色分解光学系により直接感光体ドラムに露光する方式
を採用してもよい。
ラムに潜像を形成する方式以外に、原稿を走査光学系及
び色分解光学系により直接感光体ドラムに露光する方式
を採用してもよい。
【0018】現像器ユニット13は、イェロー用現像器
13Y、シアン用現像器13C、マゼンダ用現像器13
M、ブラック用現像器13Kを有し、各現像器は回転軸
の周囲に配設されている。そして、例えばイェローのト
ナー像を形成するときは、図の位置でイェロー用現像器
13Yにより現像を行い、シアンのトナー像を形成する
ときは、現像器ユニット13を回転させて、感光体ドラ
ム11に接する位置にシアン用現像器13Cを配置させ
る。マゼンダ、ブラックの現像も同様にして動作させ
る。
13Y、シアン用現像器13C、マゼンダ用現像器13
M、ブラック用現像器13Kを有し、各現像器は回転軸
の周囲に配設されている。そして、例えばイェローのト
ナー像を形成するときは、図の位置でイェロー用現像器
13Yにより現像を行い、シアンのトナー像を形成する
ときは、現像器ユニット13を回転させて、感光体ドラ
ム11に接する位置にシアン用現像器13Cを配置させ
る。マゼンダ、ブラックの現像も同様にして動作させ
る。
【0019】転写装置14を構成する転写ドラム15の
外周には、誘電体のフィルム又はメッシュスクリーンか
らなる転写材担持体が張られており、転写ドラム15
は、専用の電動モータ或いは感光体ドラム11と歯車に
よって連結され、図示矢印の如く回転駆動される。転写
ドラム15の周囲には、転写用帯電器17、トナー電荷
制御用除電器19、剥離爪20、除電器21、クリーナ
22、押し付けロール23、吸着用帯電器25が配置さ
れている。そして、転写材供給部4から給紙ローラ4
a、給紙ガイド4bを経て搬送される転写材は、吸着用
帯電器25のコロナ放電により誘電体のフィルム又はメ
ッシュスクリーンに吸着される。転写ドラム15は、感
光体ドラム11と同期して回転しており、例えばイェロ
ーで現像されたトナー像は転写用帯電器17により転写
材に転写され、さらに、転写ドラム15の回転により順
次他の色が転写される。
外周には、誘電体のフィルム又はメッシュスクリーンか
らなる転写材担持体が張られており、転写ドラム15
は、専用の電動モータ或いは感光体ドラム11と歯車に
よって連結され、図示矢印の如く回転駆動される。転写
ドラム15の周囲には、転写用帯電器17、トナー電荷
制御用除電器19、剥離爪20、除電器21、クリーナ
22、押し付けロール23、吸着用帯電器25が配置さ
れている。そして、転写材供給部4から給紙ローラ4
a、給紙ガイド4bを経て搬送される転写材は、吸着用
帯電器25のコロナ放電により誘電体のフィルム又はメ
ッシュスクリーンに吸着される。転写ドラム15は、感
光体ドラム11と同期して回転しており、例えばイェロ
ーで現像されたトナー像は転写用帯電器17により転写
材に転写され、さらに、転写ドラム15の回転により順
次他の色が転写される。
【0020】転写ドラムが4回転し4色の転写が終了す
ると、転写ドラム15の内側及び外側に設けられた分離
用放電器18によりAC除電され、転写材は剥離爪20
により分離され、搬送ベルト27により定着器29に送
られ熱圧ローラ30によりトナー像が溶融定着され、コ
ピーサイクルが終了する。
ると、転写ドラム15の内側及び外側に設けられた分離
用放電器18によりAC除電され、転写材は剥離爪20
により分離され、搬送ベルト27により定着器29に送
られ熱圧ローラ30によりトナー像が溶融定着され、コ
ピーサイクルが終了する。
【0021】図2は本発明に係わる剥離装置の1実施例
を示し、図Aは平面図、図Bは転写ドラムを含む正面図
である。
を示し、図Aは平面図、図Bは転写ドラムを含む正面図
である。
【0022】転写装置は、フレーム35に軸支される転
写ドラム15とこの転写ドラム15に近接して配置され
る剥離装置31とを有し、転写ドラム15は、両側の筒
部材32と、これら筒部材32の間に連結固定される連
結部材33と、誘電体のフィルムからなる転写材担持体
34とを備え、転写材担持体34の側端縁部を両面接着
テープ等により筒部材32の外周面に沿って固定させ、
転写材担持体34の前端縁部および後端縁部を連結部材
33に固定させ、内部に中空円筒状の空間を形成してい
る。
写ドラム15とこの転写ドラム15に近接して配置され
る剥離装置31とを有し、転写ドラム15は、両側の筒
部材32と、これら筒部材32の間に連結固定される連
結部材33と、誘電体のフィルムからなる転写材担持体
34とを備え、転写材担持体34の側端縁部を両面接着
テープ等により筒部材32の外周面に沿って固定させ、
転写材担持体34の前端縁部および後端縁部を連結部材
33に固定させ、内部に中空円筒状の空間を形成してい
る。
【0023】また、剥離装置31は、フレーム35に回
転自在に軸支される回動軸36と、回動軸36に回動自
在に取り付けられる支持体37と、支持体37の中央部
から若干離れる位置で回動軸36に固定される剥離爪2
0と、剥離爪20の両側に位置し支持体37に固定され
る剥離ガイド部材38と、回動軸36の一端に取り付け
られる案内ローラ39と、この案内ローラ39と反対側
で支持体37に取り付けられる案内ローラ40とからな
る。
転自在に軸支される回動軸36と、回動軸36に回動自
在に取り付けられる支持体37と、支持体37の中央部
から若干離れる位置で回動軸36に固定される剥離爪2
0と、剥離爪20の両側に位置し支持体37に固定され
る剥離ガイド部材38と、回動軸36の一端に取り付け
られる案内ローラ39と、この案内ローラ39と反対側
で支持体37に取り付けられる案内ローラ40とからな
る。
【0024】回動軸36の一端には、作動アーム41が
取り付けられ、作動アーム41とフレーム35間には、
スプリング42が張設され、これにより剥離爪20およ
び支持体37、剥離ガイド部材38を図Aにおいて手前
側に回動するように付勢している。また、作動アーム4
1とフレーム35間には、ソレノイド43が配設され、
これにより剥離爪20および剥離ガイド部材38を図B
において手前側に回動するようにしている。また、支持
体37および剥離ガイド部材38は図示しないスプリン
グにより図Bにおいて手前側に回動するように付勢され
ている。なお、支持体37および剥離ガイド部材38を
別のソレノイドにより駆動するようにしてもよい。上記
構成により支持体37すなわち剥離ガイド部材38は、
剥離爪20とは、別個に回動可能になっている。
取り付けられ、作動アーム41とフレーム35間には、
スプリング42が張設され、これにより剥離爪20およ
び支持体37、剥離ガイド部材38を図Aにおいて手前
側に回動するように付勢している。また、作動アーム4
1とフレーム35間には、ソレノイド43が配設され、
これにより剥離爪20および剥離ガイド部材38を図B
において手前側に回動するようにしている。また、支持
体37および剥離ガイド部材38は図示しないスプリン
グにより図Bにおいて手前側に回動するように付勢され
ている。なお、支持体37および剥離ガイド部材38を
別のソレノイドにより駆動するようにしてもよい。上記
構成により支持体37すなわち剥離ガイド部材38は、
剥離爪20とは、別個に回動可能になっている。
【0025】一方、転写ドラム15の連結部材33には
剥離爪20に対向して逃げ溝44が形成され、一方の筒
部材32には前記案内ローラ39が入り込む案内溝45
が形成されている。
剥離爪20に対向して逃げ溝44が形成され、一方の筒
部材32には前記案内ローラ39が入り込む案内溝45
が形成されている。
【0026】剥離ガイド部材38は、図Aに示すよう
に、前面に傾斜面46が一体に形成され、後方にリブ4
7を有し、傾斜面46は、剥離爪20から遠ざかるに従
い後方に退却するように形成され、また、図Bに示すよ
うに、剥離爪20から遠ざかるに従い高さが低くなるよ
うに形成されている。
に、前面に傾斜面46が一体に形成され、後方にリブ4
7を有し、傾斜面46は、剥離爪20から遠ざかるに従
い後方に退却するように形成され、また、図Bに示すよ
うに、剥離爪20から遠ざかるに従い高さが低くなるよ
うに形成されている。
【0027】剥離ガイド部材38の詳細な構造を図3お
よび図4により説明する。図3Aは平面図、図3Bは図
AのぞれぞれX−X線、Y−Y線、Z−Z線に沿って矢
印方向から見た断面図、図4Aは側面図、図4Bは図A
のぞれぞれX−X線、Y−Y線、Z−Z線に沿って矢印
方向から見た断面図である。すなわち、図3に示すよう
に、転写材Pの送行面に直角で転写材の送向方向に平行
な任意の断面X、Y、Zを見たとき転写材Pの送向面と
の角度βが絶えず60°以下の傾きをもつ傾斜面46と
し、さらに、図4に示すように、転写材Pの送行方向に
対し、任意の直角断面X、Y、Zを見た時、転写材の送
行面と端部との角度αが、絶えず20°以上の傾きをも
つ傾斜面46とする。
よび図4により説明する。図3Aは平面図、図3Bは図
AのぞれぞれX−X線、Y−Y線、Z−Z線に沿って矢
印方向から見た断面図、図4Aは側面図、図4Bは図A
のぞれぞれX−X線、Y−Y線、Z−Z線に沿って矢印
方向から見た断面図である。すなわち、図3に示すよう
に、転写材Pの送行面に直角で転写材の送向方向に平行
な任意の断面X、Y、Zを見たとき転写材Pの送向面と
の角度βが絶えず60°以下の傾きをもつ傾斜面46と
し、さらに、図4に示すように、転写材Pの送行方向に
対し、任意の直角断面X、Y、Zを見た時、転写材の送
行面と端部との角度αが、絶えず20°以上の傾きをも
つ傾斜面46とする。
【0028】微小な範囲を見た場合、転写材のたわみは
角は転写材の腰及び静電吸着力によらず、せいぜい15
°程度であるので、剥離ガイド部材38の先端は、確実
に転写材の先端にもぐり込み、微小時間後には角度βに
より転写材が持ち上げられ、順次両サイドへ向け確実に
剥離ガイド部材38先端が転写材の下端にもぐり込むた
め、確実に剥離ができる。
角は転写材の腰及び静電吸着力によらず、せいぜい15
°程度であるので、剥離ガイド部材38の先端は、確実
に転写材の先端にもぐり込み、微小時間後には角度βに
より転写材が持ち上げられ、順次両サイドへ向け確実に
剥離ガイド部材38先端が転写材の下端にもぐり込むた
め、確実に剥離ができる。
【0029】剥離ガイド部材38の材質として、例えば
プラスチックなどの帯電する材質を用いた場合、転写材
と剥離ガイド部材との摩擦やコロナ帯電器により帯電
し、転写材との間で新たな静電吸着力が発生し、転写材
の送行を妨げたり画像乱れの原因となる。そこで、剥離
ガイド部材38として、例えば、導電性樹脂、金属、或
いは金属メッキ等で表面抵抗が103 Ωcm以下の均一
な部材を用いる。また、剥離ガイド部材38の全面を一
体の傾斜面46にすることにより、気中放電及び除電の
ためのコロナ放電が集中するエッジ部を極力少なくで
き、集中放電が緩和されることにより低湿時における画
像乱れを防止することも出来る。更に、気中放電を小さ
くする必要もなくなるため、気中放電を小さくするとと
もに静電吸着力を小さくするためのの一対のトナー除電
器を廃止することができる。
プラスチックなどの帯電する材質を用いた場合、転写材
と剥離ガイド部材との摩擦やコロナ帯電器により帯電
し、転写材との間で新たな静電吸着力が発生し、転写材
の送行を妨げたり画像乱れの原因となる。そこで、剥離
ガイド部材38として、例えば、導電性樹脂、金属、或
いは金属メッキ等で表面抵抗が103 Ωcm以下の均一
な部材を用いる。また、剥離ガイド部材38の全面を一
体の傾斜面46にすることにより、気中放電及び除電の
ためのコロナ放電が集中するエッジ部を極力少なくで
き、集中放電が緩和されることにより低湿時における画
像乱れを防止することも出来る。更に、気中放電を小さ
くする必要もなくなるため、気中放電を小さくするとと
もに静電吸着力を小さくするためのの一対のトナー除電
器を廃止することができる。
【0030】上記構成からなる本発明の作用を説明する
と、転写時には、スプリング42の弾性力により回動軸
36が回動し、剥離装置31の剥離爪20および支持体
37、剥離ガイド部材38は、図5Aに示すように転写
ドラム15から離れた位置にある。転写が終了し、転写
材Pの剥離時には、ソレノイド43を駆動し、回転軸3
6が剥離爪20および支持体37、剥離ガイド部材38
を転写ドラム15に接近する方向に回動させると、一方
の案内ローラ40が筒部材32に当接し、図5Bに示す
位置で待機させる。さらに転写ドラム15が回転する
と、他方の案内ローラ39が筒部材32に形成された案
内溝45に入り込む。その結果、図5Cに示すように、
剥離ガイド部材38は停止した状態で剥離爪20のみが
回動し、剥離爪20の先端が転写材Pの先端をすくい上
げ、転写材Pが転写材担持体53から分離される。剥離
爪20により転写材Pが分離されると、直ちに剥離爪2
0は図5Bの待機位置に戻る。このとき、剥離ガイド部
材38は回動しないため、先端部を極力転写ドラム15
へ近づけることができ、良好な剥離性能を得ることがで
きる。転写材が通過後、剥離爪20は、ソレノイド43
により図5Aの位置へ戻され、これと同期して剥離ガイ
ド部材38も転写ドラム15より離れる。
と、転写時には、スプリング42の弾性力により回動軸
36が回動し、剥離装置31の剥離爪20および支持体
37、剥離ガイド部材38は、図5Aに示すように転写
ドラム15から離れた位置にある。転写が終了し、転写
材Pの剥離時には、ソレノイド43を駆動し、回転軸3
6が剥離爪20および支持体37、剥離ガイド部材38
を転写ドラム15に接近する方向に回動させると、一方
の案内ローラ40が筒部材32に当接し、図5Bに示す
位置で待機させる。さらに転写ドラム15が回転する
と、他方の案内ローラ39が筒部材32に形成された案
内溝45に入り込む。その結果、図5Cに示すように、
剥離ガイド部材38は停止した状態で剥離爪20のみが
回動し、剥離爪20の先端が転写材Pの先端をすくい上
げ、転写材Pが転写材担持体53から分離される。剥離
爪20により転写材Pが分離されると、直ちに剥離爪2
0は図5Bの待機位置に戻る。このとき、剥離ガイド部
材38は回動しないため、先端部を極力転写ドラム15
へ近づけることができ、良好な剥離性能を得ることがで
きる。転写材が通過後、剥離爪20は、ソレノイド43
により図5Aの位置へ戻され、これと同期して剥離ガイ
ド部材38も転写ドラム15より離れる。
【0031】図6は剥離装置の駆動機構の他の例を示し
ている。すなわち、図2で説明した案内ローラ39のア
ーム48に磁性体49を回動自在に取り付け、磁性体4
9をスプリング50で引っ張ると共に、磁性体49の周
囲にコイル51を巻きコイル51を電源52に接続し、
また、磁性体49に対向して磁石53を配置するように
している。図Aに示すように、コイル51への通電をオ
フすると、案内ローラ39は、転写ドラムの筒部材32
の案内溝45に案内可能となり、前記したように転写材
が剥離される。転写時には、コイル41へ通電すると、
磁性体49が励磁され磁石53に吸引されて案内ローラ
39が筒部材32から退避される。本実施例において
は、転写材の剥離時に通電をオフするため、白黒コピー
等転写材を連続して剥離する場合に消費電力を低減でき
る。
ている。すなわち、図2で説明した案内ローラ39のア
ーム48に磁性体49を回動自在に取り付け、磁性体4
9をスプリング50で引っ張ると共に、磁性体49の周
囲にコイル51を巻きコイル51を電源52に接続し、
また、磁性体49に対向して磁石53を配置するように
している。図Aに示すように、コイル51への通電をオ
フすると、案内ローラ39は、転写ドラムの筒部材32
の案内溝45に案内可能となり、前記したように転写材
が剥離される。転写時には、コイル41へ通電すると、
磁性体49が励磁され磁石53に吸引されて案内ローラ
39が筒部材32から退避される。本実施例において
は、転写材の剥離時に通電をオフするため、白黒コピー
等転写材を連続して剥離する場合に消費電力を低減でき
る。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、転写材を転写ドラム上の転写担持体に支持し感
光体に形成されたトナー像を転写材に転写した後、転写
材を剥離装置により剥離する画像形成装置において、前
記剥離装置は、転写材の一部を剥離させる剥離爪と、剥
離された転写材を順次両サイド方向に剥離させてゆく剥
離ガイド部材と、前記剥離爪および剥離ガイドをそれぞ
れ個別に回動させる回動機構とを備え、前記剥離爪が転
写材を剥離する位置にあるとき、前記剥離ガイド部材を
転写ドラムに近接する位置に保持させるようにしたた
め、剥離用の補助手段を不要とし、腰の弱い転写材であ
っても画像乱れを生じさせることなく確実に剥離するこ
とができる。
よれば、転写材を転写ドラム上の転写担持体に支持し感
光体に形成されたトナー像を転写材に転写した後、転写
材を剥離装置により剥離する画像形成装置において、前
記剥離装置は、転写材の一部を剥離させる剥離爪と、剥
離された転写材を順次両サイド方向に剥離させてゆく剥
離ガイド部材と、前記剥離爪および剥離ガイドをそれぞ
れ個別に回動させる回動機構とを備え、前記剥離爪が転
写材を剥離する位置にあるとき、前記剥離ガイド部材を
転写ドラムに近接する位置に保持させるようにしたた
め、剥離用の補助手段を不要とし、腰の弱い転写材であ
っても画像乱れを生じさせることなく確実に剥離するこ
とができる。
【図1】本発明に係わる画像形成装置をカラー電子写真
複写機に適用した例を示す構成図
複写機に適用した例を示す構成図
【図2】本発明に係わる剥離装置の1実施例を示し、図
Aは平面図、図Bは転写ドラムを含む正面図
Aは平面図、図Bは転写ドラムを含む正面図
【図3】本発明に係わる剥離装置の1実施例を示し、図
Aは平面図、図Bは図AのぞれぞれX−X線、Y−Y
線、Z−Z線に沿って矢印方向から見た断面図
Aは平面図、図Bは図AのぞれぞれX−X線、Y−Y
線、Z−Z線に沿って矢印方向から見た断面図
【図4】本発明に係わる剥離装置の1実施例を示し、図
Aは平面図、図Bは図AのぞれぞれX−X線、Y−Y
線、Z−Z線に沿って矢印方向から見た断面図
Aは平面図、図Bは図AのぞれぞれX−X線、Y−Y
線、Z−Z線に沿って矢印方向から見た断面図
【図5】本発明に係わる剥離装置の作用を説明するため
の拡大側面図
の拡大側面図
【図6】本発明に係わる剥離装置における駆動機構の他
の例を示す模式図
の例を示す模式図
【図7】従来の転写装置の1例を示す斜視図
【図8】剥離作用を説明するための図
【図9】図A、図Bは図8BのX−X線、Y−Y線に沿
って矢印方向から見た断面図
って矢印方向から見た断面図
14…転写装置、15…転写ドラム、20…剥離爪、3
4…転写材担持体 36…回動軸、37…支持体、38…剥離ガイド部材、
P…転写材
4…転写材担持体 36…回動軸、37…支持体、38…剥離ガイド部材、
P…転写材
Claims (4)
- 【請求項1】転写材を転写ドラム上の転写材担持体に支
持し感光体に形成されたトナー像を転写材に転写した
後、転写材を剥離装置により剥離する画像形成装置にお
いて、前記剥離装置は、転写材の一部を剥離させる剥離
爪と、剥離された転写材を順次両サイド方向に剥離させ
てゆく剥離ガイド部材と、前記剥離爪および剥離ガイド
をそれぞれ個別に回動させる回動機構とを備え、前記剥
離爪が転写材を剥離する位置にあるとき、前記剥離ガイ
ド部材を転写ドラムに近接する位置に保持させることを
特徴とする画像形成装置における転写材の剥離装置。 - 【請求項2】前記剥離ガイド部材は、前面の傾斜面が一
体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の
画像形成装置における転写材の剥離装置。 - 【請求項3】前記剥離ガイド部材の形状は、転写材送行
方向に対し、任意の断面を見たとき、転写材送行面と端
部との角度が20°以上をなし、かつ、転写材送行面に
直角で転写材送行方向に平行な任意の断面を見たとき、
転写材送行面との角度が60°以下の傾きを持つことを
特徴とする請求項2に記載の画像形成装置における転写
材の剥離装置。 - 【請求項4】前記剥離ガイド部材は、導電性樹脂、金
属、或いは金属メッキ等、表面抵抗が103 Ωcm以下
の部材で構成されることを特徴とする請求項2に記載の
画像形成装置における転写材の剥離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3220408A JP3006197B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 画像形成装置における転写材の剥離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3220408A JP3006197B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 画像形成装置における転写材の剥離装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0561364A true JPH0561364A (ja) | 1993-03-12 |
JP3006197B2 JP3006197B2 (ja) | 2000-02-07 |
Family
ID=16750654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3220408A Expired - Fee Related JP3006197B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 画像形成装置における転写材の剥離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3006197B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5617197A (en) * | 1994-12-19 | 1997-04-01 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image forming apparatus having a device for stripping a transfer member carried on a transfer drum |
JP2019200291A (ja) * | 2018-05-16 | 2019-11-21 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像処理装置 |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP3220408A patent/JP3006197B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5617197A (en) * | 1994-12-19 | 1997-04-01 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image forming apparatus having a device for stripping a transfer member carried on a transfer drum |
JP2019200291A (ja) * | 2018-05-16 | 2019-11-21 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像処理装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3006197B2 (ja) | 2000-02-07 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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