JPH056129B2 - - Google Patents

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JPH056129B2
JPH056129B2 JP58087626A JP8762683A JPH056129B2 JP H056129 B2 JPH056129 B2 JP H056129B2 JP 58087626 A JP58087626 A JP 58087626A JP 8762683 A JP8762683 A JP 8762683A JP H056129 B2 JPH056129 B2 JP H056129B2
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JP
Japan
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screen
headlamp
cut line
passing beam
output
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JP58087626A
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JPS59214731A (ja
Inventor
Shoichi Sakamoto
Kimiharu Minagawa
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Anzen Motor Car Co Ltd
Original Assignee
Anzen Motor Car Co Ltd
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Publication date
Application filed by Anzen Motor Car Co Ltd filed Critical Anzen Motor Car Co Ltd
Priority to JP8762683A priority Critical patent/JPS59214731A/ja
Publication of JPS59214731A publication Critical patent/JPS59214731A/ja
Publication of JPH056129B2 publication Critical patent/JPH056129B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M11/00Testing of optical apparatus; Testing structures by optical methods not otherwise provided for
    • G01M11/02Testing optical properties
    • G01M11/06Testing the alignment of vehicle headlight devices

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、自動車のヘツドランプから投射され
るすれ違いビームの下向き角度を検査する装置に
関するものであり、より詳細には、素行ビームと
すれ違いビームとに切換可能なヘツドランプであ
つて少なくともすれ違いビームとした場合にカツ
トラインを有するタイプのヘツドランプに於い
て、ヘツドランプをすれ違いビームとした場合に
下向き角度の合否を判定する装置に関するもので
ある。 ヘツドランプの光源として最近耐久性及び光度
に関して優れた性能を有するハロゲン球が多量に
使用されている。又、ヘツドランプから投射され
る走行ビーム及びすれ違いビームに関する基準も
世界各国で様々な規定が存在し、産業の発達及び
貿易の発展等によりこの基準も様々に変化してき
ている。 本発明は、この様な事情に鑑みなされたもので
あり、ヘツドランプの多様化や走行ビーム及びす
れ違いビームの基準の多様化に対処可能でヘツド
ランプから投射されるビームが所定の基準を満た
しているか否かを正確に検査する装置を提供する
ことを目的とする。即ち、自動車のヘツドランプ
は、通常、比較的遠距離を照射可能な走行ビーム
と対向車がある場合等に使用する比較的近距離を
照射可能なすれ違いビームとに切換可能である。
この場合、特にハロゲンランプに限られるわけで
はないが、すれ違いビームとした場合に或る臨界
線を境にその片側にのみ光を照射する構成とした
ヘツドランプが多く使用される様になつてきた。
この様な臨界線を通常カツトラインと呼び、この
カツトラインがすれ違いビームとした場合に所定
の位置又は下向角度を有するものであることを確
保することが重要であり、本発明は正にこの様な
点に着目して成されたものである。 以下、本発明の実施態様を添付の図面を参照し
て詳細に説明する。本発明装置の1実施例の構成
を第1図に基づき説明する。本実施例のすれ違い
ビーム検査装置1は、大略、車高検出部2、制御
部3、モータ4、スクリーン5、支柱6、カウン
ターウエイト7、表示灯8から構成されている。
車高検出部2は、自動車9の前部車体の無変位部
を検知しこれを基準としてポテンシヨメータ等に
よりヘツドランプ10の取付高さを測定する構成
となつている。車高検出部2からの測定信号は制
御部3に出力されている。測定すべき自動車9の
ヘツドランプ10の前方1メートルの位置にス
クリーン5が配設されている。この場合、ヘツド
ランプ10とスクリーン5間の距離は3mが好適
である。このスクリーン5とカウンターウエイト
7は連結されて両部材は支柱6に懸吊されてい
る。そしてモータ4の駆動力によりスクリーン5
を上下方向に移動させてスクリーン5の高さを変
更可能としている。スクリーン5の高さは、車高
検出部2により測定されたヘツドランプ10の取
付高さの信号が制御部3に入力され制御部3から
制御信号がモータ4に入力され制御信号に応じて
モータ4が駆動回転してスクリーン5が上下方向
に移動する構成により、ヘツドランプ10の取付
高さとスクリーン5の後述する基準水平軸12が
一致する様に決定される。 第2図に示す如く、スクリーン5内には鉛直方
向に基準垂直軸11が設けられ、この基準垂直軸
11と直交して基準水平軸12が設けられてお
り、これら両軸を基準として基準すれ違いビーム
の上端の線即ち基準カツトライン13が設けられ
ている。第2図に示す基準カツトライン13は左
側通行用である。この基準カツトライン13の水
平部は基準水平軸12より所定角度下に設定され
ている。又、カツトラインの斜部の傾斜角も所定
の値に定められるものであるが、本実施例ではす
れ違いビームの水平部のみを検査する。基準カツ
トライン13の上側に光電センサAを、また下側
に光電センサBを夫々対向して配設してある。
尚、光電センサはカツトライン13に沿つて複数
対を同様に配設しても良い。基準水平軸12をヘ
ツドランプ10の取付高さと一致させた後、すれ
違いビームを照射すると、カツトラインに応じた
配光状態で光電センサA及び/又はBにビームが
入射され、入射光量に応じて光電センサA,Bか
ら光電流が出力される構成となつている。尚、走
行ビームを投射して走行ビームの水平光軸(主光
軸)とスクリーン5の基準水平軸12とを一致さ
せてから、すれ違いビームをスクリーン5に照射
させて検査を行なつても良い。 制御部3内には、光電センサA,Bからの光電
流を増幅する為増幅器14a,14bが設けられ
ており、予め設定した閾値を基にして増幅された
光電流の高低により例えばON、OFF等の2値信
号を出力するコンパレータ15a,15bが増幅
器14a,14bと夫々接続して設けられてい
る。コンパレータ15a,15bから出力される
夫々の2値信号の特定の組合せの場合にのみ所定
信号を出力するデコーダ16がコンパレータ15
a,15bと接続して設けられている。コンパレ
ータ15a,15bの閾値の設定は光電センサ
A,B間の距離、検査環境照度及び光電センサの
形状等に鑑み決定すると良い。デコーダ16は、
例えば表1に示す如き組合せに応じて所定の信号
を表示灯8に出力し、表示灯8はこの信号に応じ
て所定の表示をする構成としてある。
【表】 例えば、光電センサA系統からの2値信号が
ON、光電センサB系統からの2値信号がONの
場合、表示灯にはビームが「上過ぎ」であること
を表示する信号が出力される。又、照射されたす
れ違いビームが光電センサBに入射され光電セン
サAには入射されない場合には、コンパレータ1
5aに供給される光電流は設定した閾値以下なの
で、コンパレータ15aからは例えば「OFF」
という信号が出力され、コンパレータ15bに供
給される光電流は設定した閾値以上のレベルにあ
るのでコンパレータ15bからは例えば「ON」
という信号が出力され、デコーダ16にこれらの
信号が入力されるとデコーダ16から例えば表示
灯で「合格」という表示をさせる様な信号が出力
される構成となつている。 上記の如く構成を有する装置の動作について説
明する。すれ違いビームのカツトラインの水平面
に対する下向き角度を検査する場合は、自動車9
をスクリーン5の前方所定位置に停車させた後、
車高検出部2によりヘツドランプ10の取付高さ
を測定し、この測定信号は制御部3に入力され、
制御部3内に設けられた所定の回路により測定信
号に応じてモータ4を駆動回転させスクリーン5
をスクリーン5内に設けられた基準水平軸12と
ヘツドランプ取付高さが一致するまで移動させ
る。また主光軸とすれ違いビームの関係位置を検
査する場合は第3図に示す如き走行ビーム17の
水平光軸29とスクリーン5内の基準水平軸12
とを一致させる。又、左右の照射方向の位置合せ
をする場合は走行ビームに於ける主光軸によつて
調整することが望ましい。 スクリーン5内の基準水平軸12を所定の高さ
に設定した後、第4図に示す如きカツトラインを
有するすれ違いビーム18をスクリーン5に照射
する。尚、第3図及び第4図に示すビーム17,
18は等照度曲線で表わされている。すれ違いビ
ームを照射したとき、第4図に示す如く、すれ違
いビーム18のカツトライン19が規定の下向き
角度即ち基準カツトライン13より上に位置して
いるときは光電センサA及びBにすれ違いビーム
が入射し、基準カツトライン13とすれ違いビー
ム18のカツトライン19が一致しているときは
光電センサAにはビーム18が入射せず光電セン
サBのみにすれ違いビームが入射し、すれ違いビ
ームのカツトライン19が基準カツトライン13
より下に位置しているときは光電センサA及びB
の何れにもすれ違いビームが入射しない。光電セ
ンサA又はBにすれ違いビームが入射したとき
は、すれ違いビームの非入射時と比較して多量の
光電流が増幅器14a又は14bに出力される。
第5図はすれ違いビームのV−V′間に於ける光
量分布の一例である。第5図中斜線で示される区
域20は光電流量を示すものであり、縦軸Hは基
準水平線に対応し、横軸21は基準垂直軸に対応
し、線23は基準カツトラインを表わしている。
即ち、第5図は光電センサから出力される光電流
量と光電センサA又はBの配設位置との関係を示
すものであり、第5図は照射したすれ違いビーム
18のカツトライン19が基準カツトライン23
と略一致している場合の光電流値の位置変化を示
すものである。光電センサA又はBから供給され
る微弱な光電流は増幅器14a又は14bに入力
されて増幅される。増幅された光電流はコンパレ
ータ15a又は15bに入力され、設定された閾
値より高レベルにあるときは2値信号の例えば
「ON」信号としてデコーダ16に出力され、設
定された閾値より低レベルにあるときは2値信号
の例えば「OFF」信号としてデコーダ16に出
力される。即ち、光電センサA又はBにすれ違い
ビームが入射した場合はコンパレータ15a又は
15bから「ON」信号が出力され、光電センサ
にすれ違いビームが入射しない場合はコンパレー
タから「OFF」信号が出力される。 コンパレータ15a及び15bから出力された
夫々の2値信号はデコーダ16に入力され、表1
に示される如き組合せにより、表示灯8に夫々の
表示をする様に信号が表示灯8に出力される。こ
の為、表示灯8に於いては、第4図に示す如く、
すれ違いビーム18のカツトライン19の下向き
角度θに応じて所定の判定結果が表示される。 又、光電センサA,Bより得られた2値信号の
組合せにより表示灯8に於いて「合格」の表示を
する(即ち光電センサA系統は「OFF」信号を
出力し、光電センサB系統は「ON」信号を出力
する)までスクリーン5をモータ4により上下方
向に移動させスクリーン5の移動量を測定するこ
とにより、基準カツトライン13からの照射ビー
ムカツトライン19の偏位を測定することも可能
である。 又、第2図に於いて、光電センサA,Bをスク
リーン5内基準水平軸12を挟み上下方向に等距
離離隔し対向設置した場合、光電センサA系統か
ら「OFF」信号が出力され光電センサB系統か
ら「ON」信号が出力される状態になるまでスク
リーン5を上下方向にモータ4により移動させ
て、その照射時のスクリーン5の移動量と基準水
平軸12から基準カツトライン13までの基準移
動量とを比較すると、すれ違いビームカツトライ
ンの角度の合否判定と共に基準値からの偏位置の
測定を行なうことも可能である。 次に、本発明の別の実施例について説明する。
本実施例の装置は、第6図に示す如く、大略、ス
クリーン22、カウンターウエイト7、支柱6、
光軸追尾モータ23a及び23b、制御部24、
表示灯8から構成されている。スクリーン22は
先の実施例と同様にヘツドランプ10の前方の好
適な距離の位置に配設されている。先の実施例と
同様にスクリーン22とカウンターウエイト7は
連結されており両部材は支柱6に懸吊されてい
る。そして、スクリーン22は光軸追尾モータ2
3a及び23b等により上下及び左右方向に移動
自在としている。 第7図に示す如く、スクリーン22には先の実
施例と同様に鉛直方向に基準垂直軸11が設定さ
れており、この基準垂直軸11と直交して基準水
平軸12が設けられており、これら両軸を基準と
して基準カツトライン13が設けられている。基
準垂直軸11上には、交点25を挾み上側に光電
センサEが下側に光電センサFが直交点25から
等距離離隔して配設され、基準水平軸12上には
交点25を挟み左側に光電センサCが右側に光電
センサDが交点25から等距離離隔して配設され
ている。スクリーン22上には更に光電センサA
及びBが先の実施例と同様に基準カツトライン1
3を挟み対向して配設されている。 光電センサA,B,C,D,E,Fからの光電
流は、第8図に示す如く、制御部24に出力され
る。即ち、光電センサC及びDからの光電流は増
幅器26aに入力され、光電センサE及びFから
の光電流は増幅器26bに入力され、光電センサ
Aからの光電流は増幅器14aに入力され、光電
センサBからの光電流は増幅器14bに入力され
る構成となつている。増幅器26a,26bは
夫々入力された2つの光電流の差を増幅して光軸
追尾モータ23a,23b又は光電流差計に信号
を出力する構成としている。 光軸追尾モータ23aは増幅器26aからの信
号を受けて光電センサC及びDからの光電流の差
が零になる様にスクリーン22を左右方向に移動
させる機構を有している。即ち、第3図に示す如
き走行ビーム17をスクリーン22に照射したと
き、光電センサC及びDに入射される光量が等し
くなる様に、垂直光軸28を追尾する如く光軸追
尾モータ23aは作動してスクリーン22を移動
させ、そして光電センサC及びDからの光電流が
等値即ち光電流差が零になつたとき光軸追尾モー
タ23aは作動を停止してスクリーン22の移動
を停止させる機構としている。このとき、スクリ
ーン22の基準垂直軸11と走行ビーム17の垂
直光軸28が一致しており、水平光軸29の左右
中心点と基準水平軸12の直交点25が一致して
走行ビーム17の左右方向とスクリーン22の基
準水平軸12の左右方向の位置合せが終了する。
光軸追尾モータ23bも上下方向に関して光軸追
尾モータ23aと同様に作動する。即ち、増幅器
26bからの信号を受けて、光量センサE及びF
からの光電流の差が零になる様にスクリーン22
を上下方向に移動させる機構を有し、スクリーン
22の基準水平軸12と走行ビーム17の水平光
軸29とを一致させ基準垂直軸11の上下中心と
走行ビーム17の垂直光軸28の上下中心を合致
させることを可能にしている。 又、光軸追尾モータ23a,23bの代替とし
て、光電流差計を夫々増幅器26a及び26bと
接続して、検査員が2つの光電センサからの光電
流の差が零になるまで光電流差計の針を目視しな
がらスクリーン22を手動で移動させスクリーン
22内の両軸11及び12と走行ビーム17の両
光軸28及び29の位置合せをしても良い。 上述の様に走行ビーム17によりスクリーン2
2の上下方向及び左右方向の位置合せが終了した
後にすれ違いビーム18に切換え、先の実施例と
同様に光電センサA,Bから出力される光電流を
増幅器14a,14bに入力させて増幅させてか
らコンパレータ15a,15bに出力させ、コン
パレータ15a,15bに於いては、設定された
閾値により増幅された光電流の高低を決定しその
高低に対して2値信号をデコーダ16に出力さ
せ、デコーダ16に於いては、前掲の表1に示す
如き2値信号の組合せにより所定の判定を表示さ
せる信号を表示灯8に出力する構成としている。 又、第7図に示す如く、光電センサA及びBを
小スクリーン30上に設け、スクリーン22に対
し相対的に上下方向に移動自在な構成とすると良
い。この場合には、小スクリーン30が基準カツ
トライン13に関してスクリーン22と整合した
状態から、先の実施例と同様に、表示灯8に於い
て「合格」の表示をするまで小スクリーン30を
小スクリーン移動モータ(不図示)により上下方
向に移動させ小スクリーン30の移動量を測定す
ることにより、スクリーン22の基準カツトライ
ン13からのすれ違いビームカツトライン19の
偏位を測定することが可能である。 又、先の実施例と同様に、スクリーン22に於
いて光電センサA及びBを基準水平軸12を挾み
上下方向に対向して設けても良い。この場合、す
れ違いビーム18を照射して光電センサA系統か
ら「OFF」信号光電センサB系統から「ON」信
号が出力されるまでスクリーン22を上下方向に
移動させ、その照射時のスクリーン移動量と基準
水平軸12から基準カツトライン13までの基準
移動量とをコンパレータにより比較することによ
りすれ違いビームカツトライン19の下向き角度
の合否判定及び基準値からの偏位量の測定が可能
である。 次に上述の如き構成を有する装置の動作につい
て説明する。第6図に示す如く、ハロゲンランプ
等により構成されるヘツドランプ10を点灯して
走行ビームをスクリーン22に投射する。第3図
に示す如き等照度曲線を示す走行ビーム17がス
クリーン22に照射される。このとき、第7図に
示す如く、スクリーン22に設けられた光電セン
サC,D,E,Fに夫々走行ビーム17が入射す
る。光電センサE,Fに入射した光量に応じて光
電センサE,Fから光電流が出力され、第8図に
示す如く、夫々の光電流は増幅器26bに入力さ
れて2つの光電流の差が増幅されて光軸追尾モー
タ23bに出力される。光電センサE及びFから
出力される光電流が等値でない時、光軸追尾モー
タ23bは光電流差が零になるまで作動してスク
リーン22を水平光軸29を追尾する如く上下方
向に移動させて、走行ビーム17の上下中心とス
クリーン22の基準垂直軸11の上下中心を一致
させる。上下方向の位置合せが完了すると、光電
センサC,Dから出力される光電流が増幅器26
aに入力され、光電流の差が増幅されて光軸追尾
モータ23aに出力される。光電センサC,Dか
ら出力される光電流が等値でないとき、光軸追尾
モータ23aは光電流差が零になるまで作動して
スクリーン22を垂直光軸28を追尾する如く左
右方向に移動させて走行ビーム17の左右中心と
スクリーン22の基準水平軸12の左右中心を一
致させる。これにより、走行ビーム17の水平光
軸29とスクリーン22の基準水平軸12が一致
し、走行ビーム17の垂直光軸28とスクリーン
22の基準垂直軸11が一致する。本実施例で
は、同一スクリーン上に主走行ビームの主光軸測
定光電センサとカツトライン検査用光電センサを
設けた為、走行ビームによる位置合せが終了した
後ビームの切換を行なえば、直ちにすれ違いビー
ムのカツトラインの下向き角度が検査可能であ
る。 走行ビームの主光軸自動追尾による位置合せが
終了した後、第4図に示す如きすれ違いビーム1
8をスクリーン22に照射する。この為、すれ違
いビーム18のカツトライン19の基準水平軸1
2に対する下向き角度θに応じて光電センサA及
びBを選択的にすれ違いビーム18が照射する。
そして、先の実施例と同様に光電センサA及びB
から出力される光電流に応じて表示灯8に合否の
判定が表示される。 次に本発明の更に別の実施例について説明す
る。第9図に示す如く、本実施例の装置は、大
略、暗箱31、集光レンズ32、スクリーン2
2、スクリーン位置調整ダイヤル33a及び33
b、伝動部34、制御部24、光電流差計27a
及び27b並びに表示灯8から構成されている。
暗箱31の内部は空洞であり集光レンズ32から
射出される光以外は外部光が入射されない構造で
ある。集光レンズ32を介して入射されるビーム
方向の暗箱31の長さは集光レンズ32の焦点距
離と略同等の長さにすると良い。暗箱31のヘツ
ドランプ10と対向する面には集光レンズ32が
取付けられている。集光レンズ32はヘツドラン
プ10から射出れた光を集光する機能を有し、集
光レンズ32の直径は少なくともヘツドランプ1
0の外形寸法よりも大きいことが望ましい。又、
集光レンズ32の上端と下端の高さ範囲内にヘツ
ドランプ10の上端と下端が位置する様に集光レ
ンズ32の構成及び暗箱31の配設が成されてい
る。集光レンズ32からその焦点距離と略同距離
離隔された位置に、スクリーン22をレンズ32
から入射したビームがその上に集束する様に暗箱
31内に配設してある。このスクリーン22は、
第7図に示す如く、先の実施例で使用したものと
同様の構成であり、暗箱31に対して上下及び左
右方向に移動自在である。スクリーン22内には
光電センサA,B,C,D,E,Fが設けられて
おり、これから出力される光電流は、第8図に示
す如く、先の実施例と同様に制御部24に入力さ
れる構成となつている。光電センサC,D,E,
Fから出力された夫々の光電流は制御部24内の
増幅器26a,26bに入力されて2つの光電流
の差が増幅され、2つの光電流の差を表示する光
電流差計27a,27bに出力される構成となつ
ている。スクリーン位置調整ダイヤル33a及び
33bが暗箱31の外側に取付けられており、ダ
イヤル33a,33bを回転させることにより、
例えば歯車、チエーン等で構成される伝動部34
を介して、スクリーン22を上下又は左右方向に
移動させる構成となつている。又、第8図に示す
如く、先の実施例と同様に光電センサA,Bから
出力される光電流は増幅器14a,14bに入力
されて、コンパレータ15a,15bを介してデ
コーダ16から所定の信号を表示灯8に出力し
て、すれ違いビームカツトラインの下向き角度の
合否判定を表示する構成となつている。 次に、本実施例装置の動作について説明する。
第9図に示す如く、集光レンズ32の上端と下端
の高さ範囲内にヘツドランプ10の上端と下端が
位置する様に暗箱31の配設高さを調整し、ヘツ
ドランプ10と集光レンズ32を対向させる。 次に、ヘツドランプ10から、第3図に示す如
き走行ビーム17を投射させる。集光レンズ32
に入射した走行ビーム17は集光レンズ32によ
り集光されて暗箱31内を進みスクリーン22に
到達する。 スクリーン22に集光された走行ビーム17に
より、第7図に示す如く、先の実施例と同様に、
光電センサC,D又はE,Fからの夫々の光電流
が制御部24に出力され光電流差が増幅されて光
電流差計27a又は27bに光電流差の値が表示
される。 次に、検査員が光電流の差が零になるまで、光
電流差計27a又は27bの針を目視しながら手
動によりスクリーン位置調整ダイヤル33a又は
33bを回転させる。このダイヤル33a又は3
3bの回転により伝動部34を介して、スクリー
ン22は左右又は上下方向に移動されて、走行ビ
ーム17の水平光軸29又は垂直光軸28とスク
リーン22の基準水平軸12又は基準垂直軸11
との位置合せが行なわれる。 次に、位置合せ完了後、走行ビーム17からす
れ違いビーム18に切換えて先の実施例と同様に
すれ違いビームの下向き角度の合否判定を行な
う。 次に本発明の更に別の実施例について説明す
る。第10図に示す如く、本実施例の装置は、大
略、暗箱35、集光レンズ32、ミラー36、自
在継手37、スクリーン22、制御部24、光電
流差計27a及び27b、ミラー角度調整ダイヤ
ル38a及び38b、伝動部34、表示灯8から
構成されている。本実施例は、先に実施例と比較
して、集光レンズ32から入射し集光されたビー
ムを変位自在なミラー36を使用して集光レンズ
32側に反射させ固設されているスクリーン22
に照射させる構成としている点が異なる。集光レ
ンズ32から入射したビームを反射させるミラー
36が集光レンズ32の光軸上にミラーの回転中
心を位置させると共にビームに対して傾斜させて
設けられており、入射ビームを暗箱35の集光レ
ンズ32側に固設してあるスクリーン22を照射
する様に反射させる。このミラー36は例えばボ
ールジヨイント等の自在継手37により上下及び
左右方向に回転可能に支承されている。先の実施
例と同様のスクリーン22がミラー36により反
射されたビームを受光する様に暗箱35内側に固
設されており、スクリーン22内に設けられた光
電センサC,D,E,Fから光電流が出力され先
の実施例と同様に光電流差計27a,27bに光
電流の差が表示される。ミラー角度調整ダイヤル
38a及び38bが暗箱31の外側に取付けられ
ており、ダイヤル38a,38bを回転させるこ
とにより、伝動部34を介して、ダイヤル38
a,38bの回転角に応じてミラー36を所定の
角度だけ上下又は左右方向に回動させる。又、す
れ違いビームの合否判定は先の実施例と同様に実
施される構成となつている。 次に、本実施例装置の動作について説明する。
第10図に示す如く、先の実施例と同様に集光レ
ンズ32から入射した走行ビーム17はミラー3
6により反射されてスクリーン22に集光され
る。スクリーン22に集光された走行ビームによ
り先の実施例と同様に光電流差計27a又は27
bに光電流差の値が表示される。次に、検査員が
先の実施例と同様にして手動によりミラー角度調
整ダイヤル38a又は38bを回転させる。この
ダイヤル38a又は38bの回転により伝動部3
4を介してミラー36は上下又は左右方向に傾斜
される。このミラー36を傾斜させることによ
り、スクリーン22内の基準軸と走行ビーム17
の光軸との位置合せが行なわれる。位置合せが完
了後、先の実施例と同様にすれ違いビームの角度
の合否判定を行なう。 本発明のすれ違いビーム検査装置により奏せら
れる効果は次の通りである。 (1) すれ違いビームカツトラインの下向き角度が
所定の基準を満たしているか否かの合否判定が
極めて簡単容易にできる。 (2) 走行ビームによる位置合せとすれ違いビーム
の下向き角度の判定を同一スクリーン上で実施
することが可能である。 (3) スクリーンを予めヘツドランプに対して整合
状態となし、迅速且つ高精度に下向き角度の検
査を実施することが可能である。 尚、本明細書及び特許請求の範囲に於いて使用
する。”基準(水平)軸”は、必ずしもスクリー
ン上に物理的に設けることが必要ではなく、電気
回路等を使用して仮想線的に設定することも可能
なものであつて、本発明はこれら両者を包含する
ものである。 尚、本発明の実施例で左側通行用すれ違いビー
ムの合否判定を中心に説明したが右側通行用の場
合も本発明装置により可能であり、すれ違いビー
ムカツトラインの水平部の判定のみならずカツト
ラインの傾斜部の傾斜角の合否判定を行なう構成
とすることも可能である。この様に、本発明は上
記特定の実施例に限定されるべきものではなく、
本発明の技術的範囲内に於いて種々の変形が可能
であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例の車高検出部を有す
る検査装置を示す模式図であり、第2図は本発明
の1実施例のスクリーン及び制御部を示す模式図
であり、第3図は走行ビームの等照度曲線図であ
り、第4図はカツトラインを有するすれ違いビー
ムの等照度曲線図であり、第5図は光電流と光電
センサの配設位置関係を示すグラフ図であり、第
6図は本発明の他の実施例の光軸追尾モータを有
する検査装置を示す模式図であり、第7図は本発
明の他の実施例の光軸位置合せ用光電センサが設
けられたスクリーンを示す模式図であり、第8図
は第7図のスクリーンから出力される光電流を制
御する制御部を示すブロツク図であり、第9図は
本発明の更に他の実施例の集光レンズを取り付け
た暗箱を有する検査装置を示す模式図であり、第
10図は第9図に於いて、ビーム光路中に可動ミ
ラーを設けた検査装置を示す模式図である。 符号の説明、2……車高検査部、3,24……
制御部、4……モータ、5,22……スクリー
ン、8……表示灯、10……ヘツドランプ、14
a,14b,26a,26b……増幅器、15
a,15b……コンパレータ、16……デコー
ダ、17……走行ビーム、18……すれ違いビー
ム、23a,23b……光軸追尾モータ、27
a,27b……光電流差計、31,35……暗
箱、32……集光レンズ、33a,33b……ス
クリーン位置調整ダイヤル、36……ミラー、3
7……自在継手、38a,38b……ミラー角度
調整ダイヤル、A,B,C,D,E,F……光電
センサ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 すれ違いビームのカツトラインの下向角度を
    検査するすれ違いビーム検査装置において、すれ
    違いビームの配光パターンを投射する位置に少な
    くとも基準水平軸と基準カツトラインとが設定さ
    れており且つ前記基準カツトラインの上下に少な
    くとも一対の光電センサを配設したスクリーン、
    前記光電センサからの出力に応じ所定の閾値と比
    較して2値信号を出す少なくとも一対のコンパレ
    ータ、及び該一対のコンパレータから出力される
    信号を処理し合否判定信号を出すデコーダを有
    し、前記すれ違いビームの下向角度の合否を判定
    する合否判定手段と、車高検出部の高さ信号によ
    り前記スクリーンを上下方向にヘツドランプの取
    付高さに合せて上下させるモータと制御部、又は
    前記基準水平軸の上下に設けられた整合用光電セ
    ンサの信号を受けて前記スクリーンを上下させる
    光軸追尾モータと制御部を有し、前方の所定位置
    に位置させたヘツドランプの取付高さ又はその走
    行ビームの水平光軸と前記スクリーン上の基準水
    平軸とを整合させる整合手段とを備えており、ヘ
    ツドランプの下向角度を検査する前に前記整合手
    段がヘツドランプと相対的に前記スクリーンを上
    下方向に移動させてヘツドランプと整合させるこ
    とを特徴とするすれ違いビーム検査装置。 2 特許請求の範囲第1項において、前記スクリ
    ーンには基準垂直軸が設定されており前記基準水
    平軸及び基準垂直軸上に夫々軸交差点を挟んで対
    向して少なくとも一対の整合用光電センサが配設
    されていることを特徴とするすれ違いビーム検査
    装置。
JP8762683A 1983-05-20 1983-05-20 すれ違いビ−ム検査装置 Granted JPS59214731A (ja)

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JP2776520B2 (ja) * 1988-11-07 1998-07-16 日産アルテイア株式会社 ヘッドライトの光軸調整方法
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JPS5329282U (ja) * 1976-08-18 1978-03-13

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