JPH056116Y2 - - Google Patents

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JPH056116Y2
JPH056116Y2 JP1987006281U JP628187U JPH056116Y2 JP H056116 Y2 JPH056116 Y2 JP H056116Y2 JP 1987006281 U JP1987006281 U JP 1987006281U JP 628187 U JP628187 U JP 628187U JP H056116 Y2 JPH056116 Y2 JP H056116Y2
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green sheet
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green sheets
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Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 グリーンシートセラミツク基板の積層型構造で
あつて、グリーンシートとほぼ同サイズの積層型
の外周部に積層時のグリーンシートの逃げ溝を有
する構成とし、均一な積層を可能とする。
〔産業上の利用分野〕
本考案はグリーンシートを積層してセラミツク
基板を製造するための積層型の構造に関するもの
で、さらに詳しく言えば、均一な積層体を作る積
層型に関するものである。
多層セラミツク基板を製造する方法として、各
層を構成するための複数枚のグリーンシートにつ
いて、穴明け、バアイアホールの充填、及び印刷
等の各工程を行つた後、複数枚のグリーンシート
を積み重ねて加圧・積層し、その積層体を焼成す
ることによりセラミツク基板としている。
そこで、この加圧・積層のための装置におい
て、グリーンシートを積み重ねた状態で位置決め
及び保持し且つ加圧力をグリーンシートに伝える
ために、上型及び下型からなる積層型が使用され
る。
〔従来の技術〕
積層型としては、従来は例えば第5図に示すよ
うな下型10及び上型20からなるものが使用さ
れている。
下型10は、箱型であつて、積層対象のグリー
ンシート1の外形寸法とほぼ同サイズの内径の内
部空間を有するとともに、その底面は全面に渡つ
て平坦な内部底面11をなす。
上型20は、下型10の内部空間に嵌合し且つ
グリーンシート1の外形とほぼ同サイズの外径を
有するとともに、その底面は全面に渡つて平坦な
底面21をなす。
13は、下型10に固定された基準ピン、23
は上型20に設けた基準ピン逃げ穴を、それぞれ
示す。
下型10及び上型20は、図示しないホツトプ
レスに取り付けて矢印Pで示す加圧動作が可能と
なつている。
この従来の積層型により積層を行うには、上型
20を下型10から一旦引き上げた状態で、セラ
ミツク基板を構成すべき複数枚のグリーンシート
1であつて、予め穴明け、バアイアホールの充填
及び印刷等の工程を経たものを、下型10内に積
み重ねる。
このとき、グリーンシート1は基準ピン13に
嵌合して位置決めされ、最下層のグリーンシート
1の下面はその全面において下型10の内部底面
11に接触しており、各グリーンシート1の側面
は下型10の内面に接することにより外形ガイド
される状態となつている。
下型10及び上型20は、積層時にグリーンシ
ート1の位置ずれが生じないように、下型10の
内部空間の内径及び上型20の外径がいずれもグ
リーンシート1の外径に合わせて同サイズになる
ように、厳格な寸法管理の下で作られている。
そこで、グリーンシート1は基準ピン13と外
形ガイドとによつて位置合わせをしている。
そこで、上型20をホツトプレスにより押し下
げて、グリーンシート1に一定圧、例えば400〜
600Kg/cm2程度の圧力にて加圧を行い、これによ
りグリーンシート1を積層する。積層型から取り
出したグリーンシート1は焼成を経てセラミツク
基板とする。
従つて、グリーンシート1は、積層時には、下
型10と上型20との間に構成される空間にぴつ
たりとはまつた状態で、下型10及び上型20か
ら押圧されることにより、グリーンシート1は外
側に向けて圧力が加わる状態となる。
その結果、上型20の降下による加圧の進行に
連れて、グリーンシート1は、その外周部が中央
部よりも先に密度が高くなる。
従つて、グリーンシート1の外周部が高密度に
なつたために上型20の上記所定の加圧力と均衡
する状態となつたとき、上型20の降下移動は停
止するが、グリーンシート1の中央部は外周部よ
りもはるかに低い密度に止どまる。
従つて、積層されたグリーンシート1の外周部
と中央部との間に密度差が生じる。
従つて、この積層されたグリーンシートを、そ
の後上記のように焼成すると、焼成後の収縮率の
ばらつきや、剥離が生じる恐れがあり、これが不
良品や実装後の障害の原因となる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この従来方式では積層時にグリーンシートの外
周部に向かう圧力が懸かるので、均一な積層が出
来ず、従つて、焼成後の収縮率のばらつきや剥離
が生じるという問題点がある。
本考案は、このような点に鑑みて創作されたも
ので、グリーンシートとほぼ同サイズの積層型の
外周部に積層時のグリーンシートの逃げ溝を設け
ることにより均一な積層を行い、これによりセラ
ミツク基板の品質を向上し得るグリーンシートセ
ラミツク基板の積層型構造を提供することを目的
としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案のグリーンシートセラミツク基板の積層
型構造は、下型の内部底面または上型の底面のい
ずれか一方もしくは両方が、その外周部にグリー
ンシートを逃げるための逃げ溝が設けてある。
〔作用〕
下型の内部底面の外周部または上型の底面の外
周部に逃げ溝が設けてあるから、下型と上型との
間でグリーンシートを加圧したとき、グリーンシ
ートが外周部に向けて押圧されることにより外周
部に向けて移動しても、逃げ溝がグリーンシート
の溜り場となる。
従つて、グリーンシートの外周部と中央部との
間に密度差が生じない。
従つて、外周部も中央部も均一な積層体が得ら
れる。
従つて、これを焼成した後、収縮率のばらつき
がなく、また剥離もなく、セラミツク基板の品質
が向上する。
さらに、下型に設けられる基準ピンは、グリー
ンシートを貫通し、加圧工程におけるグリーンシ
ート間のパターンずれを防止する。
〔実施例〕
第1図及び第2図は本考案の実施例であつて、
第1図は下型内にグリーンシートを積み重ねて加
圧を行う前の状態を示す第2図の−線断面
図、第2図は第1図の−線に沿う下型10の
断面図である。
この実施例では、下型10の内部底面11の外
周部には、4辺を環状に連続する形状でグリーン
シートを逃げるための逃げ溝12が設けてあり、
上型20の底面21にも同様にその外周部に環状
に連続する形状でグリーンシートを逃げるための
逃げ溝22が設けてある。
下型10と上型20とは、ホツトプレスにてグ
リーンシートを加圧・積層のための相対的に接近
する移動が可能である。
従つて、積層時に下型10内に入れたグリーン
シート1を、下型10と上型20との間で加圧す
るとき、外周部に向けて押し出されたグリーンシ
ート1の部分は、逃げ溝12または逃げ溝22内
に逃げるから、グリーンシートの型当りがなくな
り、従つて、グリーンシートの中央部から外周部
までの全面に渡つて均一な密度の積層が可能であ
る。
第3図は、第2の実施例であり、上型20に逃
げ溝22を設け、下型10の逃げ溝を省略したも
のである。
この実施例では、上型20の底面21にだけ逃
げ溝22を加工するから、積層型の製造が容易化
される。
第3図は第1図及び第2図の下型10側の逃げ
溝を省略した変形例ととらえることができるが、
第1図及び第2図に他の変形を行つた第3の実施
例として、下型10にだけ逃げ溝12を設け、上
型20の逃げ溝を省略した構造としてもよい。
第4図は第4の実施例であり、下型10には第
1図及び第2図と同様の逃げ溝12を設け、上型
20は、その外周部から積層時におけるグリーン
シート1の逃げに必要な幅だけ取り除くことによ
り上型20の外径を減じた構造となしたものであ
り、第1図及び第2図の上型20の逃げ溝22の
高さを下型10の上部よりも高い位置まで延長し
たものとしてとらえることができる。従つて、積
層時には下型10の内部と上型20の側面との隙
間はグリーンシート1の逃げを許容する逃げ溝と
なり、従つて、この実施例でも上記各実施例と同
様に均一な積層が可能である。
〔考案の効果〕
以上述べてきたように、本考案によれば、簡易
な構成で、下型または上型のいずれか一方もしく
は両方に設けた逃げ溝を積層時のグリーンシート
の溜り場とすることにより均一な積層体を作るこ
とができ、その後焼成を経て製造したセラミツク
基板の品質を向上し得るものであつて、実用的に
は極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す第2図の−
線断面図、第2図は第1図の−線断面図、第
3図は他の実施例を示す断面図、第4図は更に他
の実施例を示す断面図、第5図は従来構造の断面
図である。 第1図から第4図までにおいて、1はグリーン
シート、10は下型、11は下型の内部底面、1
2は下型に設けたグリーンシートの逃げ溝、20
は上型、21は上型の底面、22は上型に設けた
グリーンシートの逃げ溝、である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 グリーンシートを収納するための凹部を備えた
    下型と、該下型に対して相対的に接近移動し得る
    上型とからなり、複数枚のグリーンシートを該下
    型内に積み重ね、該複数枚のグリーンシートを該
    下型の内部底面と該上型の底面との間で加圧して
    積層体を製造するグリーンシートセラミツク基板
    の積層型構造において、 該下型の該内部底面には、各グリーンシートを
    貫通し、かつ、上型の基準ピン逃げ穴に挿通して
    上型をガイドする基準ピンを突設するとともに、
    下型の内部底面又は上型の底面の少なくともいず
    れか一方には、その外周部に該グリーンシートを
    逃げるための逃げ溝が設けてあることを特徴とす
    るグリーンシートセラミツク基板の積層型構。
JP1987006281U 1987-01-20 1987-01-20 Expired - Lifetime JPH056116Y2 (ja)

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JPS63113638U JPS63113638U (ja) 1988-07-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2695352B2 (ja) * 1992-07-27 1997-12-24 株式会社日立製作所 多層セラミック基板の製造装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5928323A (ja) * 1982-08-09 1984-02-15 株式会社村田製作所 積層コンデンサの製造方法

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